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総合評価

872件)
4.3
378
278
128
13
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    神は救ってはくれない。ただ、共に苦しんでいる。作者自身の長年の疑問と苦悩がこれに終始するのではないか。

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    投稿日: 2007.03.25
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    神が本当にいるのならば、なぜこれほど辛い目にあっているわたしを救ってはくださらないのか。 この切実な問題に対し1つの示唆を与える本。とはいえその示唆をどのように受け止めるかはまた別問題といわなくてはならないが。

    0
    投稿日: 2007.03.21
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    「神は何故、お救いにならないのか・・・」という宣教師の問い、そして答えを見出すまでの苛烈な経験を描いたものです。私はこの答えに納得できないのですが、でも、こう考えざるを得ないという現実があるのかもしれません。極限に追い詰められて、敢えて神を信じるのか、敢えて神を放棄するのか。主人公がどちらを選んだかは、読んで判断してみてください。

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    投稿日: 2007.03.18
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    大学受験前日にうっかり読み始めて、受験当日参考書をにらむ受験生を尻目に読み続けました。落ちました。 それでも神様は。

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    投稿日: 2007.03.01
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    遠藤周作の名著。小説としての出来も素晴らしいが、物語から問いかけられる神の沈黙とは?という問題を興味深く書き出している。時代は江戸初期島原の乱後。ポルトガルの司祭達が日本にキリスト教を広めようとやってるのだが、日本は鎖国と禁教の最中。その中で迫害を受ける宣教師とその信徒達。神を信じる者達に神は沈黙を続ける。その意味を考え続ける彼等。無神論者ですが、興味深く読めた。

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    投稿日: 2007.02.17
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    日本における隠れキリシタンと宣教師への迫害を描いたもの。日本のキリスト教信者である、遠藤周作だからこそこの視点で書かれている。布教する側の宣教師が持つキリスト教と、当時の日本人が信じているキリスト教とが微妙に異なっているのも興味深かった。「人間はこんなにも悲しいのに、主よ海はこんなにも蒼いのです」という言葉に涙が出た。

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    投稿日: 2007.02.14
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    テーマは重い、なのに読みやすい。キリスト教徒である遠藤さんが書いた、というところがまたすごく考えさせられる。

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    投稿日: 2007.01.25
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    遠藤周作さんの本はエッセイも含めほとんど読みました。 小説を通じて、日本でのキリスト教と長崎を中心とする地域での切支丹の歴史について知ったことは、少なからず私の中でキリスト教についての認識が変わりました。折りしも、ゴスペルが流行し始めたたころです。

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    投稿日: 2007.01.10
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    ハ、ハードな本でした・・・2006年4月から11月までかかりました・・・でも本当に面白くて、私の中での『イエス様』をもう一度考え直す機会を貰いました。

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    投稿日: 2006.12.20
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    「そしてあの人は沈黙していたのではなかった」 ひょんなことから、私はこの本を2冊所持している。キチジローの卑劣さに吐き気がしつつ、だが彼が持っているものは万人に通底する弱さなのだ。神の沈黙と迫害がそれを浮き彫りにする。それを痛感した上でなお「強い者も弱い者もないのだ。強い者より弱い者が苦しまなかったと誰が断言できよう」ロドリゴの台詞に胸が締め付けられる。名作。

    0
    投稿日: 2006.12.16
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    救いのなく明るい話ではないのになぜか引き込まれ続きが気になってしまう話でした。 神の沈黙。 今救いがなければいつ救われるというのか。 キリストは最後の晩餐でなぜユダを責めなかったのか…。 キリストの救いの意味とは、赦しの意味とは…。 すごく考えさせられる話でした。

    0
    投稿日: 2006.12.12
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    この話を最初に読んだのは高校の原告の授業。でも、教科書にちょこっと載っているくらいではこの話の面白さはわかりません! 豊臣氏が行ったキリスト教弾圧の様子を、オランダの司教(宣教師)セバスチァン・ロドリゴを主人公に現されている。 キリスト教を信仰している者は皆拷問を受け、仏教に「転ば(改宗さ)せる」。そして、転ばないものは。。。 次々に死んでいく教徒たちの姿や役人の執拗な尋問、先に転んだ仲間の司教との再開等等。主人公の心の動きがリアルに伝わってきて、とてもよかった。 解説で、「遠藤周作はとてもドラマチックな作品を書く人」と評されているが、ずばりその通りに感じた。この話もとてもドラマチックで、読み終えたあともさらに余韻を楽しめます。。

    0
    投稿日: 2006.12.04
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    ここで紹介するには、あまりにも深すぎる本。 今まで「オススメの本は?」と聞かれてもあまり思いつく本はなかったのだけど、今なら間違いなくこの沈黙を挙げます。

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    投稿日: 2006.12.03
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    正とは普遍的なもの。当然日本においても同じだと、ロドリゴ。いったい何が信仰なのか。なにが正しいのか?ここまで人を強く動かす宗教とは?急速なグローバル化が進む中で、宗教問題は避けては通れないであろう。 聖書でも読んでみようか

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    投稿日: 2006.12.03
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    日本におけるキリスト教の布教をリアルに感じられる。神はいつも沈黙している。信仰ってこういうことなのかなって、初めて興味を持った作品。

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    投稿日: 2006.11.15
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    神と呼び、崇めるものはいくら問いかけても言葉を与えてはくれぬ。それは己がまだ未熟であるからなのか、それとも――

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    投稿日: 2006.11.05
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     鎖国が完成した江戸時代。基督教徒・司教らが厳しく取り締まられ、棄教を迫られている日本に、真相を確かめるため若い司祭達がやって来る。  司教の一人、セバスチァン・ロドリゴを待っていたものは貧しい信者・変わり果てた師・激しい拷問、そして「神の沈黙」だった。  泣きました。

    0
    投稿日: 2006.11.05
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    宗教というものが人間の根底を垣間見させるものだけに、宗教を扱った小説は、重く、辛い。 だからこそ得るものがある。

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    投稿日: 2006.11.02
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    すごく重い内容でしたが、新宿への往復路で一気に読んでしまった。別に信仰があるわけでもないし、ちゃかしているわけでもなく、非常に宗教に"興味"がある。宗教、宗派を問わず。生きていく上での「苦しみ」を最終的に誰が引き受けるのか。自分が引き受けるのか、神が引き受けるのか。後者が「宗教」なんだと思うのだけれど(正しい「宗教観」であるかどうかは別として、私はそう思う)、そういう意味では、ロドリゴは確かに「棄教」したわけで。でも一体誰が彼を責められるのだろうか。辛い。「深い河」よりも、重く、辛い。遠藤氏の表現的にも現代を舞台としている「深い河」よりも、歴史的な「沈黙」の方が違和感なく良いような気がする。「深い河」での現代的な人物の描写にはちょっと無理が感じられたような気がするから。 (1999 Dec)

    0
    投稿日: 2006.10.18
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    キリシタン迫害の圧政の中、信仰の灯火を守るべく、密入国をするポルトガル神父。 圧倒的不利の困難な中での布教、密告、捕縛、棄教の場面を淡淡と描きつつも、緊張感漂う筆致に参りました。 信仰とは、マイノリティの苦悩とは、考えさせられました。

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    投稿日: 2006.10.09
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    言わずと知れた、遠藤文学の最高傑作。 常に私たちに働きかけている神。しかし表題を「沈黙」とした作者の意図を、読み取っていきたい。

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    投稿日: 2006.09.30
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    神の沈黙。 神は何も答えてくれない。 神の存在とは? 切支丹弾圧の中で、一人の司祭がたどり着いた答えとは・・・

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    投稿日: 2006.09.13
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    私には難しすぎたのか(汗) キリスト教のことを少しでも勉強してから読んだらまた違う感想がもてるのかな?

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    投稿日: 2006.09.03
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    神様がいるなら、どうして、こんなにも辛い目にあわせるのだろうか。 試練なんか必要ないんだ。 ただただ神様に問う。 「沈黙」は答えじゃない。

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    投稿日: 2006.08.23
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    命を懸けて求めたものが自分の中にあったと気付いたときの気持ちってどんなだろう。やっぱり死んでもいいて思うかな。

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    投稿日: 2006.08.20
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    生々しい描写は、真に迫るものがあります。匂いも間近に感じ取れるようなくらい、沁みてきました。 神は何故沈黙を続けるのか。 結末には少し飲み込めない感がありましたが、まだ一読しかしてないので何とも言えません。 一度読めば世界に引き込まれていくような、素晴らしい一冊。

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    投稿日: 2006.08.07
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    神の沈黙は、神の愛と苦しみと悲しみ。信じるということは鵜呑みにすればいいということではない。時として、人は信じる心を幾千の絶望を超えて手に入れなければならない。愛は常に、ひとの隣にあるのだ。

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    投稿日: 2006.08.01
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    これは学校の授業で初めて会ったの。面白かったー。何がってこのなんていうか、こういうジャンルが好きなんだよ。

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    投稿日: 2006.07.27
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    キリスト教信者の弾圧の話。こういうことも知っておかなきゃいけないね!でもなんで神様は助けてくれないんだろう。

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    投稿日: 2006.07.22
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    本当に助けて欲しいとき、どうして神様は手を差し出してくれなかったのか…いまだに宣教師ロドリゴの言葉についてふと考えをめぐらすことがあります。

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    投稿日: 2006.07.17
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    信者の苦しみの前に、神はなぜ沈黙し続けるのか・・・。宗教弾圧の時代に、日本に降り立った司教ロドリゴが、遂に背教の淵に立つまでを描ききった本。 キリスト教の教えには惹かれながらも、どこか違和感を感じていた自分には、この本の心理描写は、ガツンと染み入るものがあった。やはり宗教感というものは、宗派とか教条とか形式ではなく、心の中の信仰心に深く根差すものなのだとあらためて思った。

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    投稿日: 2006.07.16
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    大学1年生の時、夏休みの宿題で、川端康成の本を読んでレポートを書くと言われたにもかかわらず、“川端康成の”というところを聞き逃した私が選んだこの本。 難しいという噂やイメージがあったけれど、読んでみると意外や意外、おもしろかった。

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    投稿日: 2006.07.13
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    狐狸庵先生以外ではこれが初。 やるせなかった。百姓達にとって、神父にとって、沈黙を貫く神とは一体何なのか。キリスト教徒でなくとも神性について考えさせられる。今でも一番好きな小説のひとつ。

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    投稿日: 2006.07.13
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    講義の参考図書として挙げられてたのがきっかけ。キリスト教を知る手がかりになると思う。テーマからして重いし、読後感も暗いけど、考えさせられることの多い一冊。名作は食わず嫌いで敬遠しちゃだめね。おすすめです。

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    投稿日: 2006.07.05
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    キリスト教のことを知ろうと思って手を出してみました。 一人の神様を信じるという感覚がなかなかよく分からなかったのですが、本書を読んでそれが少しつかめた気がします。 物語は重いんですが、目を離すことができませんでした。

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    投稿日: 2006.06.28
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    C・S・ルイスと遠藤周作ではだいぶ違うようです。キチジローと余生を過ごしたロドリゴにとっての救いとは何だったのでしょうか。時々読み返したくなる1冊。スコセッシが映画化したがっているという噂なので期待してみましょう。

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    投稿日: 2006.06.19
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    すごく考えさせられました。 深い。暗い。重い。 神とは何なのか。 私達は何故何のために信じるのか。

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    投稿日: 2006.05.21
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    困ったときの神頼み程度の信仰心しか持ち合わせていない私だから、この小説を読んで「あるある」とは思わなかったけれど、宗教だとか信仰だとかいったものを考えてみるにはいいきっかけになったと思う。

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    投稿日: 2006.05.07
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    重く、熱く、苦しい。読んだ後、胸がもやもやして神や宗教、信仰について考えた。でも一度は読む価値のある話。

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    投稿日: 2006.04.25
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    遠ざけてきたけど、思ってたより読みやすかった、けっこう好き。 自分なりの神の存在の解釈ができた。あらためて日本の無宗教の奇妙さと西欧においての宗教について考えた。

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    投稿日: 2006.04.20
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    信仰とはなにか。神の救いとはなにか。子供の頃、キリスト教が身近だったからだろうか、引き込まれるように読んだ。最後嗚咽した。高2の夏に、先生に薦められて読んだ。この1冊から遠藤周作先生の本をひたすら読んできた。

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    投稿日: 2006.03.17
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    神の沈黙。時は江戸時代。切支丹弾圧の最中、殉教を遂げていく信徒を目にし「神はなぜそれでもまだ黙っているのか」という疑問を抱く司祭の心の葛藤とそして棄教にいたるまでを描く。読者は徐々に物語の中へ引き込まれていく。これはほぼ史実に基づいた話である。

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    投稿日: 2006.02.11
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    この話にでてくるキリストのイメージって、どこか菩薩に似ているように思います。信徒の苦難に「救い」は現れず、神は頑なに「沈黙」を守りますが、それでも「踏むがいい。私はお前達に踏まれるため、この世に生まれ、お前達の痛さを分かつために十字架を背負ったのだ。」踏み絵を強制された司祭に語りかけるキリストの声が、忘れがたいです。

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    投稿日: 2006.02.10
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    読んだきっかけは、大学の仏教学の課題でした。 最初はふ〜んと思っただけで、だから?と思っていたのです。課題はボロボロ… 苦い思い出と共に、そのままほったらかしになっていました。 けど、氷点を読んだときに「ゆるし?」と思って読み返してみたものです。 宗教ってなんだろう…って考えた時に、いつも思い浮かべます。 まだまだ良く理解できていないので、もっと読みこんでいきたい作品です。

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    投稿日: 2006.01.16
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    キリシタン禁制の日本にのりこんでいくポルトガル宣教師の話。単純な王道ストーリーなのにその伏線の張られ方と、ドラマチックな展開に遠藤先生の力量を感じずにはいられない。普通におもしろい。あと、日本と西洋の絶対的な思想相違を考えさせられる。だって、日本人の俺には危険な日本にわざわざ来るポルトガル人って馬鹿に思えるもん。でも、それが彼らにとっての使命であったんだね、でも神様はいないとしたらめちゃばかばかしいよね。ドンマイ。

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    投稿日: 2006.01.07
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    家系は浄土真宗の寺、12年通った学校はカトリック。無宗教なくせに宗教色深い環境で育った(笑)あたしにとって、この作品との出会いは必然でした。人間の強さとは何か、本当の幸せとは何か、深く考えさせられる名作ですね。一時期住んでいたこの作品の舞台・長崎で見た『碧い海』。読むたび恋しくなります。

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    投稿日: 2006.01.03
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    あまりにも読む前に期待をしてしまったので、 予想どおりの展開にすこし拍子抜けしてしまった。 ほかの遠藤 周作の小説と違い、感情移入があまりで きなかった理由は、主人公がポルトガル人で司祭と、 自分とは全く違う人物だったからか? でも、きっと何度も読む小説の一つとなるとおもう

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    投稿日: 2006.01.02
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    キリスト教に多少偏見のあるうちにとってはすーっとする作品。うちの学校のキリ教の授業受けるよりか全然勉強になること間違いなしですね!!

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    投稿日: 2005.12.30
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    短大の時、宗教学の授業をとっていた関係で読みました。キリスト教、神様云々のお話なのですが、「日本と言う名の泥沼」にキリスト教が負けたのだ・・・と言うくだりがとても興味深かったのを覚えています。

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    投稿日: 2005.12.23
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    舞台は江戸時代の長崎。キリスト教が迫害される中、必死に日本で布教をしようとする宣教師の苦悩のお話です。 最初はつまらないなーとか思ってたのですが、宣教師の苦悩っぷりに同調して話に引き込まれていきました。節々で歌われるオラショが切ない・・・。

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    投稿日: 2005.12.18
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    司祭という視点から日本という国と日本のクリスチャンを見た話ですね…遠藤周作氏の作品でいちばん始めに読んだのでそれなりに衝撃的でした 特に「日本人は神を信仰するのではなく、つくる民族」みたいなところが しかしもう司祭は司祭と書いてパードレとしか読めない…

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    投稿日: 2005.11.11
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    葛藤。ただただ葛藤。キリシタンが踏み絵や拷問によって信仰否定を迫られるという内容だがそれだけではなくて、今の世界に通じる「無視」「黙認」そうした誰の中にでもある問題を問うていると思う。遠藤の根幹をなす作品。「神よ、なぜ沈黙するのか」といいながら宗教はこの際この物語には関係ない。

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    投稿日: 2005.11.08
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    踏み絵やキリシタンの弾圧。布教のために来日したキリスト教宣教師の生きるためにとるべき道と信仰のためにとるべき道、その間でもがき苦しむ姿。背信への罪悪感と諦め。信じると言うことはカクも辛いものなのでしょうか?

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    投稿日: 2005.11.07
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    最近、長崎で殉教した二十六聖人の話に感動。長崎と言えばキリシタン。で、キリシタンといえばこの『沈黙』。キリストを否むことと村のキリシタンたちの命が天秤にかけられるわけだが、これはキリスト教信仰の核心をえぐっている。自分ならどうするだろうか・・・

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    投稿日: 2005.10.30
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    人を支えるはずの宗教を人が支えなくてはいけないという状況、しかしながら信仰は心の中にある、という結末がよかった。

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    投稿日: 2005.10.30
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    この作品は高校時代に受けた模試の国語の問題としてでていたときに出会いました。問題には当然少ししか載っていなかったため、書店に走っていって即座に購入。センター試験の空き時間を利用して2日間で読破。

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    投稿日: 2005.10.20
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    踏絵とかキリシタンとかそんな話。 キリスト教にとっての神って言うのはこんな感じなのかなと思った。 もっといろんな意見が盛り込んであるものの方が好きかも。 でも面白かった。

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    投稿日: 2005.10.05
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    切支丹迫害の日本に決死の覚悟で乗り込むポルトガル人宣教師。極刑に立ち向かう純心な農民たちを眼前に、「神はなぜ沈黙を続けるのか」と自らの神に問い続ける。壮絶な終幕に向かう中、神が何も語らないのではなく「神は沈黙の中で自分たちと共に苦しみ続けていた」とキリスト教国の恵まれた環境を離れて初めて気付く時、異国の「神」の姿が日本の土に根を下ろす可能性を示唆する。ドラマティックに過ぎる遠藤文学。日本語にはない「愛」という言葉に含まれるAgapeとErosの相違が、このストーリーの理解を手助けする鍵となるように思う。

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    投稿日: 2005.06.18
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    兄に勧められ珍しく読んだ小説。深遠な海底を歩かされた感じです。神はどう思われるてるんでしょうか。     …沈黙…!

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    投稿日: 2005.06.08
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    中学の時、国語の問題にこの小説が出てきました。 問題を解いているはずなのに、文章に惹きこまれてしまいました。 いつか読みます。

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    投稿日: 2005.05.26
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    こりゃすごい・・・ あらゆるところに、伏線が。個人的には、いびきだと思っっていた音が、死人のうめき声だったところか。

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    投稿日: 2005.05.18
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    題名の「沈黙」という言葉の重さ。そして「宗教」という、実在しないものへの人間の信仰心。忠誠心。また争いの絶えない現在に読むと、なおさら心に響き、何かを感じることが出来ると思います。

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    投稿日: 2005.03.24
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    遠藤周作にハマるきっかけになった一冊です。 厳しい切支丹弾圧が行われていた頃の日本に、信仰の火を絶やさぬため危険を承知で海を渡ってやってきた外国人司祭の物語。何度も繰り返し読んでしまう一冊です。

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    投稿日: 2005.01.06
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    遠藤周作にハマるきっかけとなった本。数年前に読んだきりなので細かいことは覚えてないが、切支丹迫害のお話。信仰心とか色々考えさせられます。

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    投稿日: 2004.12.10
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    初めてこれを読んだのは小学校六年生の時。でも内容が難しすぎて、何度も読み返しました。読むたびに違うことを学べる本です。

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    投稿日: 2004.11.21
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    遠藤周作氏と初めて出会った記念すべき本。タイトルに惑わされて最初は今とは違う解釈をしていました。 キリスト教の思想は七味にはよく分かりませんが、彼の描き出す「神」の姿はとても興味深く、いまだ興味は尽きません。

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    投稿日: 2004.11.19
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    遠藤周作の本は結構読んだけど、これが一番好きかな。 裏切られまくり。 神は見てたり見てなかったり。 だね。

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    投稿日: 2004.11.09
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    これを読んで、みなさま絶望と脱帽を してほしいものです。 イタイの。このお話し。くーーーって感じるですよ。

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    投稿日: 2004.10.29
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    キチジローまたかよ!と突っ込みたくなる……主人公のパードレ(司祭)と踏絵との対話の場面はなんとも言えないものがあります。

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    投稿日: 2004.10.20
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    朝日新聞で、この作品中の神と信者が対話する一節を読んで、心をうたれた覚えがあります。この本を読んでから、宗教を題材にした本も面白いなって感じるようになりました。それまでは敬遠してたのですけど。

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    投稿日: 2004.10.17
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    キリスト教の布教を禁じた徳川の時代。厳しい弾圧の中で、死を恐れず殉教していく、日本人信者達の姿、拷問に耐え切れず踏絵を踏んでしまう宣教師。思想の違いから、自らが信じる「神」を伝えきれないもどかしさ、葛藤。信仰とは、神とは、思想とは。生きていくということとは。様々なことを考えさせられる作品。

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    投稿日: 2004.10.07
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    同じ著者の「海と毒薬」と並んで 中学生の夏休み読書感想文推薦図書の上位の常連本。 そんなんだから「堅そうで読みたくねえなあ」と思う無かれ。 これを読んで、日本文学にも素晴らしい作品があるということに気付かされました。 信仰とは何か? 神は助けを呼ぶ声に応えてくれるのか?

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    投稿日: 1997.07.29