Reader Store

総合評価

122件)
4.0
29
54
34
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重い!重すぎる! 読んでいて辛くなってきました。 一応最後に主人公が踏み止まってくれたのが、救いなのかな? 二章のラスト、母親に遺棄された子供の話ですが、長男が母親に囁いたセリフ、ぞくっとしました。 ああいうのを呪いって言うんだろうなぁ…

    0
    投稿日: 2025.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読むのがつらかった。オーディブルなので、耳から、感情を揺さぶる感じ。ひどい、聞きたくない、少し飛ばそうかなと思ったりもしたけれど、聞きました。被害者の家族もいろいろ出てきて、時々、人物の人間関係が?に、なったけれど。 薬丸岳さんのファンで、続けて読んでいる。いつもテーマが重いので、疲れるけれど、奥の方には、人間の温かい想いがあるから、次々と読んでしまいます。 復讐に燃えている探偵の目線から、描かれている。彼の周りの人々の様々な思いも、優しいモノだった。 大切な人がいない、誰にも大切に思われないと、心はすさんでいくかもそれないね。人との関わりは、小さなこと、一つ一つが、大切だなと思った。

    9
    投稿日: 2025.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    オーディブルにて ひたすらにしんどかった。 メンタルえぐられる。 薬丸岳さんの作品はいつもしんどい。

    1
    投稿日: 2025.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    設定としてはありふれたものな気がしたが、心の動きの描写がそういった野暮な思いをフィルタリングしてくれた。決して口数が多くない佐伯の心象風景を周りの登場人物が鏡のように代弁する。いい具合に気持ちの変化が読みやすく、だからこそ佐伯に引き込まれた。 結局自分で自分を救ってやることしかできないんだなと再確認。「被害者」という立場は心や事実を捻じ曲げるのに好都合だから劇薬だと思う。そのレッテルを自ら貼って、自分の人生の軸にしてしまうのは勿体ない。と、当事者ではない私は思うのだけども。そんな簡単なものじゃないんだよなあ。

    1
    投稿日: 2025.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2025.10.13 自分は著者のファンです。いつも罪と罰、誰が「許す」のか「許されるのか」をいつも考えながら読んでいます。それでも本作は被害者家族が多すぎて、逆に嘘っぼさがマシマシになっていないでしょうか。犯罪被害者が吸い寄せられる設定を頑張って構築されているのは理解しますが、それでもちょっとなあという違和感が拭えなかったです、

    3
    投稿日: 2025.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初から最後まで読みやすく、1話完結ドラマを見てるようでした。 許すとは何か、、きっと当事者になっても分からないし被害者、加害者家族はいつまでも過去に縛られるんやろなと思います。

    2
    投稿日: 2025.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ここから次の本でより深みが出てくるのだな。 習作だけど十分面白かったな。 許せるかなー、日々の中で笑えるかなー。

    0
    投稿日: 2025.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    随分前の作品だけどまだ読んでなかったので購入。 実際に起こっているであろう犯罪 とても読みやすい話の展開 文字から場面が想像できる 薬丸岳作品の気に入ってるところ。 そしていつも思うのが「罪の軽さ」 もどかしさを感じる

    1
    投稿日: 2025.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現実でレイプ事件に関しての理不尽な判決を耳にしてたのでなんだかとてもやりきれない気分になる。被害者遺族は何をもって赦すことができるのか、答えがでない永遠の問い。修一の最後の葛藤が辛すぎる。

    1
    投稿日: 2025.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薬丸岳さん著「悪党」 今回の作品は軸が一本しっかりと通った連作短編集になるのだが、その軸の核がかなり著者作品特有の独自性を伴っている上、著者の筆圧の力も相まって読後の感想としては一本の長編小説に近い印象を受ける。 今回の作品、被害者遺族の視点から描かれていく物語。姉がレイプ事件の被害にあい殺されてしまった被害者遺族の未来が描かれている。 贖罪の気持ちを持たない加害者達に対しての怒り、加害者達の出所後の人生の放漫さや噛み砕き方に対しての赦し難い気持ち。 それらを各短編ごと、上手い具合に他の犯罪等をもを引用とし、比較対象させながらの物語展開は圧巻だった。 凄いなと感じさせられた台詞があった。 姉を殺された犯罪被害者である主人公が里帰りし父親に言われる台詞 『いつでも笑っていいんだぞ。いや、笑えるようにならないといけないんだぞ。 おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ』 鳥肌が立った。 これは色んな意味が含まれている名言。 父親が息子の復讐への抑止のために言った台詞なのかもしれないし、自分の為に言った台詞なのかもしれない。事件以来立ち止まってしまった時の流れに対しての言葉かもしれない。 父親はもしかしたら息子の復讐の果てを見抜いていたのかもしれない。もし復讐として罪を犯したとしてもなおの言葉だったのかもしれない。 『おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ』 亡くなってしまった娘の為にも… 残された今ある自分達の人生の為にも… 倫理観や道徳観を越えた深い言葉だった。同じ家族、同じ被害者遺族でしか共感できないであろう名言であり、その間柄だからこその言葉、言葉にできる数少ないであろう言葉なのだろう。 素晴らしすぎた。

    108
    投稿日: 2025.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    悪党 著者:薬丸 岳 --- **あらすじ** 乱歩賞作家・薬丸岳が贈る、現代の「罪と罰」。 復讐はなされなければならないのか!? 犯罪者と犯罪被害者、そして残された家族は、事件の後、どう生きてきたのか? 江戸川乱歩賞デビューの注目の新鋭、渾身の社会派ミステリ! --- **感想** 中山七里さんのエッセイで薬丸岳さんの名前を何度か目にし、以前から気になっていた作家でした。中山七里さんの作品は数多く読んできましたが、薬丸岳さんの作品を手に取ったのは本作が初めてです。同じ社会派ミステリーのジャンルに分類される両者ですが、薬丸さんの方がより現実に根ざした重厚なテーマを扱っている印象を受けました。 本作は、犯罪そのものではなく、事件が終わった“その後”に焦点を当てています。加害者と被害者、その家族が抱える苦しみや葛藤が、静かに、しかし強烈に胸に迫ってきます。とりわけ、罪を償い終えた加害者と、それでも癒えることのない被害者側の心の傷。この二つの「正しさ」が交錯する場面では、読み手としても感情を揺さぶられ、簡単には割り切れない現実を突きつけられます。 恨みや怒りに縛られて生きることの苦しさと、それでもなお前を向いて生きていこうとする人々の姿。その両方が描かれているからこそ、物語には深みがあり、読後には重くも清冽な余韻が残りました。小説としての完成度も高く、読み応えのある作品ですが、テーマが重い分、読むタイミングには少し覚悟が必要かもしれません。 薬丸岳さんの作品にはまだ触れたばかりですが、今回の読書体験で非常に引き込まれたので、他の作品にも手を伸ばしてみたいと思います。

    24
    投稿日: 2025.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わたしーわたしーわ~た~し~はここにいる~♫ 殴り書きみたいな音出せない状態で叫んだよー♫ 主人公の一人称が わたし で、なんかその度に↑のフレーズ歌ってしまって 本が 聞いて! 聴けよ! て叫んでました。 (結束バンド ギターと孤独のなんたらて曲) て冗談はそこまでにして、 内容は、復讐したらあかんのや(´;ω;`) がテーマなのやけど、姉ちゃんレイプして殺されてその後DVDとか観たらわたし、わたしーわたしならー 、、、 アイキルユーですね。。

    1
    投稿日: 2025.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    今回も、被害者遺族がメインで動いているお話。被害者遺族の抱える、加害者への報復を考えてしまう気持ちや、拭えない黒い部分を描きつつ、それでも前を向くために動く人たち、加害者などとの交わりで主人公が葛藤しながら自分の気持ちと向き合っていく。 加害者はどうしたら許されるのか、許されたいと思ってはいけないのか。被害者遺族の心情だけでなく、加害者側の心情も想像させられる。好きになった人が前科者だったらどうなるのか、知る前のように傍にいることができるかについても少し考えさせられる。 個人的には、許す許さないではなく、一生背負っていくものではないだろうかと思う。それは加害者と被害者遺族の関係で起きることであり、社会は加害者が罪の意識を背負いつつも自己実現できるよう手助けをすることが理想であり、非難するものではいけないだろう。 主人公が追っていた男が末期ガンだったのは、やはり死んでもらわないと諦めがつかないからか。そう思うと、やはり一生抱え続けるのが贖罪なのだろうか…。

    1
    投稿日: 2025.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    大切な人の命を突然誰かに奪われたとしたら、自分は加害者を赦す日はくるのだろうか。否。 もし家族の命を故意に、悪意を持って、もしくは飲酒運転の車に轢かれてなどして奪われることがあれば、私は犯人に包丁を突きつけると本気で思う。 刑務所の塀の中で守られる犯人を恨めしく思い、犯人が刑期を終えて自由の空気を吸ったその瞬間にアクセル全開の2トントラックで突っ込むかもしれない。自分が代わりに刑務所に入ることになったとしてもだ。そこは私にとって重要ではない。本望と言ってもいいくらいだ。おそらくは後悔もしないだろう。 そんなことをしても命は返ってこないんだからとか、犯人と同等になってしまうからとか、そんなことを言われようとも関係なく、私は怒りを犯人に向け続けてしまうと思う。なぜあの人が亡くなってあなたが生きるのかと。命をもって償えと。本当の意味で償うことなんてできないけれど。 昔TVで、家族を亡くした遺族が加害者に対する気持ちをインタビュアーに語っていたのを思い出した。 「犯人にはしっかり反省し、更生してほしいと思っています」 確かそんなことを話していた。 そのインタビューに対する私の感想は今でも一ミリも変わっていない。 「この人、本気で言っているのか」 私の中ではあり得なかった。 更生してしっかり生きていってほしいだなんて。人の命を身勝手に奪っていった加害者を赦すという考えがあるだなんて。赦そうとするのはどうしてなのかって。 聖母マリアなのかと。 おじさんだったけれど。 被害者と加害者。 生涯どちらにもならずに穏やかに生きていけるとしたらとても幸せだ。 被害者と加害者。 赦すのか、赦されるのか、何をもって赦すと思えるのか。赦されたいと思うのか。 この物語に出てくる被害者遺族としての登場人物達の復讐を、私は当たり前のように何の違和感も疑問も抱かず素直な気持ちで見ていた。 赤ちゃんだった弟を放置して死なせた母親が、別の土地でパートナーを得て幸せに暮らしている。来月には出産も控えている。周りからも祝福され、笑顔あふれる幸せな家庭。そんな姿を見せられた当時3歳だった19歳の兄が母親に放った一言は、母親を一生呪うだろう。 兄はその瞬間人を傷つけた。一生消えることのない心の傷を負わせるために母親の前に姿を現した。 それでも私は彼が悪党だとは露ほども思わない。 この本の中の加害者達は、自分が傷つくこと無く身勝手に人を傷つけているが、復讐をした被害者遺族たちは皆、自分の心も血まみれになるまで傷つけながら加害者を傷つける。 ここで描かれる悪党とは、誰のことなのか。 復讐という目的のために悪党にならねばならなくなってしまった登場人物達の心は、たとえどんな結末であろうとも、完全に救われることはない。 赦すとは何か。何をもって赦されるのか。また、赦されたいと思うものなのか、赦してもいいと思えるものなのか。 今の私に答えられる日が来るのかは全くわからない。

    3
    投稿日: 2025.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯罪被害者の家族の依頼を受けて出所後の犯人の現状を調査する探偵事務所の唯一の探偵。 彼もまた犯罪被害者の遺族であり、姉を殺した犯人への復讐を動機にこの仕事をしており、犯人グループの今の姿を順番突き止めていく。 最後はハッピーエンド的になっているものの、犯罪者達があまりに卑劣で読んでいて苦しくなった。 金の亡者の如く語られていた所長が実は格好良すぎるくせに警察官を辞めた理由が分からないのと、謎の事務員であるお染さんが最後まで謎の存在のままだったところが不完全燃焼かな。

    5
    投稿日: 2025.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯罪被害者家族からの依頼を受け、加害者の現況調査にあたる探偵の男 元警官であり、自身も姉をレイプ事件で殺害された過去を持つ 被害者家族は、加害者を許すことができるのか が、メインテーマ 依頼人それぞれの事件の悪党が連作短編のように繋がり 主人公は被害者家族と探偵の視線で 事件を見つめる 犯罪者を許せる時はあるのか 更生しない犯罪者を許す必要があるのか 罪を憎んで人を憎まず そんな理想はあるけれど 憎むべき犯罪を犯した人を憎むことは許されてもいいのでは 被害者家族の癒えることのない心の傷 罪を償った犯罪者は許すべきなのか 正しい答えはないのだと思うのですが この小説の結末は 少し優しすぎるのではと 思えたりー 薬丸さん読み始めたばかりなので これからの作品が楽しみです

    100
    投稿日: 2025.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    長編ではなく短編集のようになっていて読みやすいです。 加害者と被害者の家族がテーマ。残された家族は加害者を許せるのか。 読みやすいです。

    3
    投稿日: 2025.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薬丸岳さんの作品は重くて難しいテーマが多い。その中でも『悪党』は特に辛かった。 15年前に姉を陵辱し殺害された元刑事・探偵の佐伯修一が、忘れることの出来ない犯罪と向き合い葛藤する物語。 “被害者家族は加害者を赦すことができるのか” 佐伯は被害者遺族からの『加害者追跡調査』の依頼を受け調査を重ねていくうちに、自身の問題に立ち向かい、姉を殺害した犯人達への復讐に向かって動き出す。佐伯の苦悩がリアルに描かれていて、途中読むのが辛くなったが、エピローグではほのかに明るい未来が見えて心が救われた。 被害者家族は、どの様に前を向いて歩いて行けばいいのか。また加害者は生きる権利はあるのか。赦しや更正について重たい難問を投げ掛けられる作品だった。 遺族の抱える困難を克明に描いた問題提起する傑作です。

    17
    投稿日: 2024.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の身近な大好きな人がこんな形で殺されたら、そりゃそうなるよねと思う。最後の最後踏みとどまっているのが主人公の良さがすごく出ててやばい

    2
    投稿日: 2024.06.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは期待以上に面白かった。被害者家族と加害者・加害者家族の心情が過不足なく描かれ、元警官の探偵が事件の被害者・加害者と交錯する連作ストーリもとても上手くハマっており、薬丸岳の良さが十二分に発揮されている。これは読んで損のない傑作。

    2
    投稿日: 2024.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     被害者遺族と加害者の問題。赦しとは、更生とは何か。犯罪者は何をすれば赦してもらえるのか。その答えは簡単に出ないが、ここから『Aではない君と』で更生への1つの道標が示されたと思うとグッとくるものがある。仕事として犯罪者の弁護を引き受け量刑を軽くするために闘ってきた弁護士が、自らの娘が被害者となったことで過去に担当した犯罪者に贖罪の気持ちを芽生えさせようとするくだりに様々な思いが浮かぶ。加害者が自らに課した罰と、その罰を否定することで贖罪へ向かわせようとする弁護士の行動はどちらが良いとも言い切れない。

    3
    投稿日: 2024.04.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    探偵事務所で働いている佐伯には姉を殺された過去がある。 ある時、事務所を訪れた老夫婦から、息子を殺した男が少年院を出たので調査して欲しいという依頼を受ける。 そして、その後は所長の木暮が犯罪加害者の追跡調査を売りにし始める。 佐伯は自然と姉を殺した犯人を探し始める。 家族を殺された遺族は、その犯人を赦すことは出来るのだろうか。 そして、加害者たちの反省はどういうことで示されるのか…難しいテーマだと思う。 2024.3.25

    8
    投稿日: 2024.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薬丸岳さん!って感じの内容。社会派ミステリーなので考えさせられることが多い。 犯罪被害者遺族はどうしたら犯人を許せるのか。許せる時なんて来るのだろうか。って自分に置き換えて考えてしまった

    1
    投稿日: 2023.12.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすく面白い 探偵 佐伯修一の元に入る依頼を1章の区切りとして展開していくため短編が集まったような構成 ただ短編と言いつつも話が大きく変わるわけではなく佐伯が向き合い続けている姉の事件への誘導になっており、結末の説得力があった 服役を終えた人間のどんな姿を見て『赦す』とするのか 善良な人間として直向きに働いていたら きっとそんな姿を見ても、『赦す』とはならないと思う

    8
    投稿日: 2023.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重いテーマ。 罪を犯す方にも 犯された方にも 傷は残ります。 人を傷つける人にはなりなくないなぁ。

    2
    投稿日: 2023.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ※ 15年前に姉を殺された主人公(佐伯)が、 探偵として働きながら加害者たちを探し出し、 犯人に姉が感じた以上の絶望と苦しみを 味合わせて復讐を遂げようとする。 大切な人を失った瞬間から、心が死んだように 変わってしまった遺族たちはどんなふうに 犯人が変われば赦すことができるのか。 そもそも大事な人の命や尊厳を奪い、その後、 生き続ける相手を赦すことはできるのか。 憎しみと悲しさを抱え続ける主人公や被害者 家族たちが、救われるまでの心の葛藤の物語。

    10
    投稿日: 2023.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     犯罪被害者遺族のための犯罪加害者の追跡調査とその後の展開を描く衝撃作。息子を殺された父親、弟を育児放棄という形で失った兄、身内が犯罪加害者になってしまったために苦しみぬいた母娘などなど。どこまで行ってもぬぐい切れない思いがある。  そんな人たちが犯罪加害者の居場所を知ったとしたらどうなるのか。それが本作のテーマ。初めは連作小説のような展開だが、徐々に主人公である元警察官、今は探偵事務所で探偵をしている佐伯修一が自分自身が巻き込まれた犯罪加害者との対峙という展開に集約されていく。  本作を読んでいると、加害者を守ることは、被害者遺族が犯罪を犯さないためのある意味での抑止力にもなっているのではないかという気もしてくる。  この著者の作品は重たいテーマに直球で挑んでくる印象を受ける。

    1
    投稿日: 2023.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    赦すとはなんだろう。 赦されるとはどういう事なんだろう。 結局は自分自身に納得させるしかないのだろうか。

    2
    投稿日: 2022.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯罪被害者家族と加害者とを多角的に捉える社会派ミステリー。 元巡査の主人公佐伯修一が働く探偵事務所は、一般の調査の他に、犯罪前歴者の追跡調査を請け負っている。 彼の元へ、様々な被害者家族や加害者の家族が訪れ、調査を依頼する。 息子を殺された老夫婦が、出所した加害者が確かに更生したかの調査を依頼してくる(第1章)。 兄弟で遺棄され弟は死んだが、生き残った兄が、彼らの母親を探してくれと訪ねてくる(第2章)。 殺人事件で服役後出所した弟を危篤の母に会わせたいと、行方を捜し母の元へ連れてきてほしいと依頼する姉(第3章)。 彼らの依頼を受けるうち、彼の決意が固まってゆく。彼自身が姉を地元で素行の悪い高校生たちに強姦殺害された被害者であった。 彼らが更生しているか、そうでなければ罰を与えるべきか。佐伯はやがて、姉の仇たちを探しあて追い詰める。予断を許さない展開は重苦しいが、エピローグでホッと救われる。

    7
    投稿日: 2022.08.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初読みの作家さん、薬丸岳。 読んでいてどれだけ心が苦しくなろうが、本当の痛みや悔しさや憎しみは当事者にならない限り計り知れないのだろう。 弁護士のエピソードが印象的でした。悪党を弁護することにも「誰かがやらなければ、」と信念を持っていたが、家族が殺され、被害者側になった時その信念が崩れ落ちる。 現実や小説で加害者側の弁護をしている弁護士に時々感じていた「どういう気持ちで弁護しているのだろう?」と言う疑問にスポットが当てられていて興味深かった。 そして被害者側はもちろん、加害者側の苦しみもひしひしと感じさせるのだが、もしも自分が当事者になってしまったら、赦せるのか?自分はどうやって生きていくのだろうとじっくり考えさせられる作品でした。 「いつでも笑っていいんだぞ。いや、笑えるようにならなきゃいけないんだぞ。おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ」 「悪党は自分が奪った分だけ大切な何かを失ってしまうこともちゃんとわかっている。それでも悪いことをしてしまうのが悪党なんだよ」 「それがお前の生きかたか?」 「ああ…死に際にでも、自分が奪ってきたものと失ってきたものを天秤にかけてみるさ」

    26
    投稿日: 2022.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    好きな感じでした! かなり胸糞悪かったけど悪党は性根から悪党なのか? と考えさせられました ゆかりは無惨な死に方をしてしまい自分的には復讐をとげてほしかった! 榎木の最後の涙はなんなのか、、

    3
    投稿日: 2022.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中身は重たい感じがするが、読みやすくテンポよく読み進めることができた。 探偵事務所に来る依頼者はそれぞれ復讐を果たしていく中、主人公はどのような復讐をするのか。取り返しのつかないことをするのか、それともスマートな復讐をするのか。 最終ターゲットの末路は、読者によって感じ方は変わると思う。

    2
    投稿日: 2022.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うろ覚えだが 何年も前に読んだ加害者側視点の本に 「罪を償っても、その罪は 一生背負って生きなければいけない それほど、ひどいことをしたんだ」 みたいなことを、 加害者家族に話すシーンがあったこと。 それに、「罪をつぐなってもか、、」 と、ひどく驚いたことを思い出した。 人は、良くも悪くも、自分を守ろうとするから 自分たちの生活圏に「異物」があれば 排除しようとする、、 だが、被害者側に視点を変え 自分の大切な人が殺められたとしたら 更生したからと言って、許せるだろうか。 いや、更生して幸せに暮らしている加害者を見たら よけい怒りがたぎる気がしてくる。 死んでいい人なんていない。 被害者遺族は どうやって罪と向き合うのか。 遺族まで、明日を失ってはいけない。 この表紙、 手に取るのを躊躇するほど、嫌な予感がしたんだ。 予感的中で、重さを引きずってしまった、、

    5
    投稿日: 2022.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みたいと思っている本はたくさんあるのに、今まで読んだことがなかった薬丸岳。フォローさせて頂いている方のレビューが胸を打ったので、読んでみることにしました。 佐伯修一、29歳。ホープ探偵事務所に勤めている。 元々は警察官だったが、あることが原因で懲戒免職になってしまう。無職になった彼に声をかけた探偵事務所の所長の小暮は元埼玉県警にいた。 佐伯は中学の時、姉を3人の男にレイプされて殺されたという過去がある。その事件によって、彼は心に深い深い傷を負った。年月が経っても決してそれは癒えることはない。時には燻り続け、また時には激しく暗く燃え盛る焔のように、その痛みと苦しみと怒りは常に彼と共にある。 探偵として依頼された調査を進めながら、彼は自分の心とも向き合う。その依頼がすべて犯罪被害者やその関係者からのものだからだ。 こういう話を読むと、出口も答えも救いも導きもなくて、本当に苦しい。 苦しみながら読み続けるあたしを見て、周りの人は「そんなに嫌なら読まなきゃいいじゃん。もっと楽しい話を読めば?そもそも本当のことじゃないし」って言う。それも一理あるし、確かに本当にあったことじゃない。だけどきっと、絶対にこういうことはどこかで起こっているし、こういう気持ちを抱えて生きている人はいる。そして今そうじゃないあたしだって、そうなったかもしれないし、これからそうならない保証はない。そもそも自分のことじゃないから関係ないのか? 犯罪を犯した悪党は、その後どうやって生きれば周りの人は納得するのだろうか。 人の命を奪う。理由は色々ある。でも今回のように女性をレイプして殺すというのは、理由などないし、言い訳もできないから完全に悪いことだと思う。そんな悪い人が服役=罪を償ったとなって、勝手に心を入れ替えたとかいって、そして真っ当な人生を歩んだら、そして幸せだと思う瞬間があったら、それを被害者家族は受け入れなければいけないのだろうか。 分からない。 いや本当は分かっている。正解は、それぞれの人の心に中にすでにあるのだ。あたしの中にも。 結局、この小説でも佐伯の焔を消したものはそれだった。 感じることによって悲しみを覚え、考えることによって怒りが生まれる。幸せに思い、笑うことだってある。 そのすべてを自分自身のことのように。 そうやってあたしは本を読むんだ。

    7
    投稿日: 2022.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    被害者遺族の依頼により犯罪加害者のその後を調査する探偵・佐伯修一。自身も15歳の時に姉が当時未成年だった3名の犯人に凌辱の末、殺されたという被害者遺族でもあった。主人公をはじめ被害者とその遺族は加害者を赦すことなどできるのか。連作短編集の社会派ミステリ。 薬丸岳6作品目。 被害と加害にフォーカスを当て、それぞれの立場の苦悩、死生観との向き合い方を読者へ投げかけてくる著者の作品にはいつも惹きつけられる。誰しもが当事者、ないし家族だったらどうあるべきかの問いかけに対して読むたびに、己の純と不純を見せつけられる。 今作は「被害者遺族」が大きなテーマだ。 被害者遺族は【その日】から時間が止まった生活を送る一方、加害者は刑期を終え社会に復帰し新たな生活を送り始める。被害者は被害を受けた側なのに過去と未来に何度も何度も傷つけられる。 本作では、各短編で登場する被害者遺族それぞれにドラマがあり、依頼を受け調査を重ねていくうちに、主人公の修一自身も遺族として姉を奪った加害者達への復讐心がふつふつと高まっていく。 冒頭に戻って、もしも大切な人を他人に殺められたなら、加害者の何かをもって赦すことが出来るか。懺悔し悔い改める姿勢をもって更生を信じ、罪を贖い生きていくなら赦すことが出来るのだろうか。 きっと読者は明確な答えを持っている。その答えが正解か不正解かは別として。『理性』という簡単な言葉で補えないだろう。『本性』という飾りのない言葉が相応しいと思う。 1話目で登場する加害者の坂上が修一に問う場面がある。「社会復帰してどんな風になっていれば被害者たちは赦してくれるのか?」 皆さんは如何だろうか。もしも私が遺族で加害当事者に問われたなら、きっと即答する。『何があっても一生絶対に赦さん。生涯誰からも赦されずしていずれ死すその寸前まで悔いて悔いて苦しんで生きろ。』 7話目で10年ぶりに再開した父が修一に解く場面がある。「いつでも笑っていいんだぞ。いや、笑えるようにならなきゃいけないんだぞ。おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ」 とても難しいことは重々承知しつつ、被害者遺族まで罪に殺されてはいけないことを教わった。 読了後「悪党」と言う表題名にも納得。毎度の如く読後の余韻に引きずられる作品であった。

    164
    投稿日: 2022.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    毎回、薬丸さんの作品は重い。でも、読者に投げかけるテーマがはっきりしており、わたしらは犯罪者でも被害者でもそれらを取り巻く人でもないのに、考えさせられ、脳裏に焼き付く。

    4
    投稿日: 2022.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    被害者に残された恨みや悲しみ、これは永遠のテーマ。なかなか考えさせられる。 もし、自分の身に起きたらどうなるんだろうな、などと考えながら、サクッと読了。 加害者にしろ被害者にしろ、人生が変わってしまうので、平和な世の中が1番いいな、と切に願う。 短編と長編を合わせたようなストーリーもよく、最後は主人公の葛藤にこちらもモヤモヤさせられた。 読んでる途中、高野和明さんの13階段を思い出した。内容はあまり覚えてなかったが、なせかふっと思った。 解説読んだら、作者の薬丸岳さんは13階段に刺激を受けていたとのこと。なので、テーマというか、考えさせられる感じとかが似てたのかな? 全然記憶ないや。13階段も読み返してみよう

    3
    投稿日: 2022.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私にとっては、初の薬丸岳作品。 とても読みやすく一気読みできる作品でしたが、内容は結構重かった。 もし自分が犯罪被害者家族になってしまったら、何を感じ何をしようとするだろうか、をじっくりと考えさせられる内容でした。 内容が内容なだけに致し方ないのかもしれませんが、登場する人物のほとんどが、何かしらの犯罪被害者、被害者家族、犯罪者ばかりであったのは、非現実的過ぎるとゆうか、なんとゆうか。これほどまでに日常は犯罪に溢れているのだろうか?と、若干だが気分が悪くなってしまった。

    6
    投稿日: 2021.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    未成年の犯罪は殺害事件でも刑罰が軽い、だが殺された家族、残された家族は生活が乱れ、犯人の年齢に関係なく一生憎悪が募る。犯人が悔いを新ため出所後にどのように暮らそうと「許すことができない」のだ。そんな人間はどのようになれば許されるのか、残された家族の思いそのものの小説の主旨が心を突き刺した。

    7
    投稿日: 2021.12.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    加害者、被害者、家族  それぞれにとっての罪と償いの意味 当事者となった時自分はどうするんだろうと考えさせられました

    2
    投稿日: 2021.09.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    探偵事務所で働いている佐伯修一は、老夫婦から「息子を殺し、少年院を出て社会復帰した男を追跡調査してほしい」という依頼を受ける。 依頼に後ろ向きだった佐伯だが、所長の木暮の命令で調査を開始する。実は佐伯も姉を殺された犯罪被害者遺族だった。その後、「犯罪加害者の追跡調査」を幾つも手がけることに。 加害者と被害者遺族に対面する中で、佐伯は姉を殺した犯人を追うことを決意する。 薬丸先生は、犯罪被害者や、犯罪加害者の心理を描写させたら右に出るものは居ないんじゃないか??ってくらい、リアリティを感じる。 被害者も加害者も、どちらの苦しみもひしひしと伝わってくる。 短編で繋がる物語。物語の先に大きな幸せなどあり得ないはずなのに、それでもちゃんと細やかな幸せに辿り着くところが、薬丸先生の優しさなのかなぁ。。。 読みやすく、没頭してしまう作品だった。

    34
    投稿日: 2021.09.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の大切な人が、こんな風に命を奪われたら、、、と思わずにはいられない。わたし自身、どうなってしまうか分からない。 東野圭吾氏のさまよう刃を思い出してしまい、さらにしんどかった。

    2
    投稿日: 2021.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    悪党っていうから、もっと強烈な内容なんかと思ってたけど… でも、これ面白い!イッキ読み! この作者の他の作品も読んでみよ! 酷い人殺しでも、少年法とかに守られて、軽い刑で出所してきた加害者を被害者家族が現状の調査を依頼。しかも、自身も姉を殺された探偵に。 自身も加害者を探しながら… 被害者からしたら、加害者が更生してたって… ( *`ω´) でも、加害者に復讐したって、殺された人が帰ってくる訳でもないし… 自身は、幸いにも経験ないから、正直どうするか分からんけど、多分…法に触れても… 人それぞれの答えはあるんやろうな。 色々考えさせられるものがあるなぁ〜 最近は、少年法も重罪には、あんまり減刑されん傾向みたいなんで、そんな事件が減る事を願いたい!

    31
    投稿日: 2021.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重いストーリーではあったけど、考えさせられる作品だった。 自分が家族、愛する人を殺された時、加害者を許すことができるのか。私だったらいくら謝られたところで許すことはできない。悪党として復讐するだろう

    3
    投稿日: 2021.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    赦すとは? 贖罪とは? 復讐とは? 犯罪に絡む当事者たちの心情に 本質の救いなんてあるのだろうか? などについて、毎度の事ながら考える。 少年犯罪についてなどは尚更だ。 どんな思いに囚われようと それでも生きて 続いて行くのだから。 また好きな著者を見つけた。 他作品を見繕うのも楽しみだ。 所長の木暮さんがなんともニクイw

    4
    投稿日: 2021.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の身内が事件に巻き込まれ亡くなり、その犯人は捕まったが少年犯罪法で守られ、罪を見つめる間もなく社会に復帰していたとしたら貴方はどうしますか。 その人物を追う手立てを持っており、同じ境遇の人物達の行動を意志とは関係なく自身が左右し、様々なエンディングを見届けた上で、果たして自分ならどうするのだろう。 許すとして何を持って「許す」事が出来るのか。更生していたら?どんなに今が素晴らしい人間でも最愛を殺した人物に変わりはないのに? 人を殺すのが「悪党」の定義としたら、復讐は自らを「悪党」に陥れる行為となるのだろうか。 .... さて、自身に置き換えても答えが見えない複雑な道を彷徨いしかし確実に進んで行く佐伯の行く末を 本来なら実行できるはずのない「他の人だったらどうするのだろう」を盗み見するような後ろめたさとずるい心で読み進め、完全に物語に感情を取り込まれた私の目の下には可愛い可愛い熊さんが二匹。 何とも答えの無い難問だ。「入れ物」を壊すにしても「心」を壊すにしてもそれには物凄いエネルギーと執念が必要であり、その材料が完全に整っている状態でも苦悩する。つまり「理性」が働くのだろう。愛を奪われ それを恨み そして復讐に繋がる心に理性が働く定義がそもそもおかしいとも感じるし、 だからといって自分がその舞台に立ったらおそらく悩み 苦しみ 佐伯と同じ心境になるのかとも思う。 この作品はたくさんのゴールがあるのだろう。彼がどの道を進んでも結局私には答えは見つからないだろうし、これは私の物語ではなく佐伯修一の物語だ。他人事みたいでなんだか嫌だけど、彼が選んで進んだ道は「幸せ」もしくは「安心」であると良いなぁ。

    83
    投稿日: 2021.02.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    姉を殺した犯人たちを、探偵の仕事をしながら探していく。犯人が更生してたら許せるのか、どうやったら復讐できるのか、、、 いろいろ考えさせられ、おもしろかった。

    6
    投稿日: 2021.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    強姦殺人によって最愛の姉・ゆかりを失った佐伯修一。時が経ち探偵事務所に勤める傍ら、姉を凌辱した獣・3人の動向を調査し、密かに復讐を企てる。佐伯は同じ様な境遇の依頼者と接する内に複雑な感情が芽生え始めるのだが、服役後の獣達の現状を知った佐伯はやはり自分が持つ応報感情を抑える事は不可能だと悟り、ある事を決意するのだが。。。犯罪被害者とその遺族の苦悩、犯罪加害者とその家族の苦悩、正義と悪、罪と罰、薬丸岳さんの他の作品同様、兎に角、色々と考えさせられる作品です。

    3
    投稿日: 2020.11.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    東野圭吾さんのさまよう刃に似たようなお話しでした。 凄く面白かったです。 特に主人公が最後盛岡駅に行くシーンに感動しました。

    5
    投稿日: 2020.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    佐伯が15歳の時、17歳の姉が同級生3人にレイプされ殺された。彼はその復讐のため警察官になった。レイプ犯を目の当たりにし、姉のトラウマによりレイプ犯の口の中に拳銃を突き付ける。警官を辞し、探偵になった佐伯は3人のレイプ犯のその後を追いかける。被害者家族としては、罪を償った加害者が更生・出所後、当然真っ当な生活を送っていることを期待する。被害者家族は加害者を赦せるのか?。あるいは、加害者がどうなっていたら赦せるのか?これがこの本の一番問うていることだ。加害者が臨終の際の1粒の涙。この涙で復讐を終えたのか?

    23
    投稿日: 2020.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマにしたら面白そうだなと思っていましたが、既にドラマ化されているようですね。登場人物もそれぞれがキャラが立っていて、それぞれの加害者へのケジメの付け方や考え方が面白いと思いました。 薬丸岳さんの本だと幻夏も読んだことがありますが、その本も面白かった記憶があるので、自分には合っている作家さんなんでしょう。

    3
    投稿日: 2020.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    章立てですが、連作ものです 章ごとに依頼を解決しつつ主人公の気持ちなども 語られる 主人公は犯罪被害者遺族で元刑事の現探偵 殺人者は刑期を終えたら社会に出てくる でも被害者、被害者遺族は・・・ 一生加害者のことは許せないだろうとは思います

    5
    投稿日: 2020.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心が締めつけられる作品。まだ子どももいないのに、ゆかりのような事件に巻き込まれたら…と考えては泣きそうになった。残された遺族の悲しみは耐えがたい。性犯罪の重罰化を望みます。

    3
    投稿日: 2020.07.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    姉を性犯罪で失った元警察官の若い探偵。 犯罪歴のある者との交わりを通して、自分の姉を殺した人間とどう向き合うのか…

    0
    投稿日: 2020.03.08
  • いつもながら著者の腕に拍手したい

    薬丸氏の作品作りには感心する。 そしてその根底には人間の温かさがある。 著者の人間性と言っていいと思う。 だから彼の作品を読むのが大好きだ。

    0
    投稿日: 2020.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯罪被害家族の主人公、佐伯修一。 探偵事務所で働く傍ら、姉を殺した元受刑者たちを追う 。犯罪は加害者と被害者だけではなく、多くの関係被害者を生む。彼らは一生を、どうやって過去と向き合っていくのか。 悪党の最期、彼はどうやって罪と向き合ったのか⁈

    3
    投稿日: 2020.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    wowowのドラマで4話まで鑑賞。犯した罪はいつまで償えばいい。答えはずっとです。刑期を終えたり、罰金を払っただけでは終わりにはなりません。罪を背負って一生を生きていくことが必要です。

    0
    投稿日: 2020.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    かつて姉を殺された主人公・修一は、探偵として働いている。その探偵事務所に、「かつて身内を殺した犯人が出所後にどうしているか調べてほしい」という依頼が来る。調べてどうしようというのか…憎しみの気持ちが理解できるだけに、自分の仕事の意味に悩むが、憎むべき相手を見つけてどうするかは依頼人次第だ。探偵としては、頼まれたことをするだけだ。 短編風に、何人かの犯罪被害者が登場する。彼らの依頼を受けながら、修一本人も、自分の姉を殺した犯人に対してどうするべきか、自分はどうしたいのか、悩み続ける。 これまでの薬丸岳の作品同様、本当に重たいテーマだ。本作はもう推理とかサスペンスチックなしかけは全くなくて、とにかくストレートに、犯罪被害者の遺族は加害者を赦せるのか、加害者が刑期を終えた後どうなっていれば赦せるというのか、ということを問題にしている。 夢も希望もなく、家族も友達も失ってホームレスみたいな生活をしていれば赦せるのか。立派に社会人になって仕事をして世の中に貢献していれば赦せるのか。反省の言葉を口にすれば赦せるのか。加害者も大切な人を殺されたりして同じ苦しみを味わえば赦せるのか。 加害者が本物の「悪党」だった場合、反省を促すとか、同じ苦しみを味わうとか、そういう何もかもが無駄なのかもしれないと思わせるくだりがあって、とっても重かった。犯罪被害者に対して社会が優しくないといけないと思った。報道などで何度も傷つけられるようなことがあってはならないし、被害者が子供だったりした場合、社会が絶対に守らなきゃいけないと思った。

    7
    投稿日: 2019.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    性犯罪は、もっと罪を重くしてほしい。読後、改めて思う。主人公佐伯は過去に、姉を強姦殺人で失う。復讐に燃えながら私立探偵を続けるところ、出所後の3人の犯人の手掛かりを見つけるー。復讐を決行するのか?そんなことをしても心が癒えないのか?どちらの選択をした人の気持ちも分かり、自分では何が正解かは今は判断できない。しかし今朝の新聞のインタビュー「負の連鎖は断ち切ろう。人は憎みたいのではなく、愛したいのだ」の記事がタイムリーで胸に響く。本書はご都合主義の所もあるが、考えさせられる。性犯罪の描写はとりわけ痛ましい。

    7
    投稿日: 2019.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は5. 内容(BOOKデーターベース) 探偵事務所で働いている佐伯修一は、老夫婦から「息子を殺し、少年院を出て社会復帰した男を追跡調査してほしい」という依頼を受ける。依頼に後ろ向きだった佐伯だが、所長の木暮の命令で調査を開始する。実は佐伯も姉を殺された犯罪被害者遺族だった。その後、「犯罪加害者の追跡調査」を幾つも手がけることに。加害者と被害者遺族に対面する中で、佐伯は姉を殺した犯人を追うことを決意し…。衝撃と感動の社会派ミステリ。 とても切ない。被害者の果てることの無い心の傷が切なかった。 冷たい人間だと思った木暮所長が懐の深い人で話全体がとてもまとまっていた。

    5
    投稿日: 2019.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    加害者調査を通して被害者としての怒りを乗り越えていく。周りにいい人がたくさんいたおかげて救われたね。なかなかヘビーな話題立ったけどいい物語だった。

    6
    投稿日: 2019.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯罪被害者家族と犯罪加害者、とその家族を描く。著者の得意分野のテーマで重く苦しい内容。それぞれの苦悩をこれでもか、という筆致で打ち出してくる...。言葉では言い表せられない後悔、贖罪、覚悟...。エピローグに救われる。

    6
    投稿日: 2019.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    途中気分が悪くなったくらいの描写力。 ラストは、どっちだろうと思いつつ読んでいたが、そう締めたかって感じで、不思議と読後感は悪くなかった。

    3
    投稿日: 2019.08.01
  • さらっと一気読みできた。

    犯罪者と犯罪被害者の家族がテーマという、深く重い題材の割には読み手を飽きさせず、ほとんど一気に読めました。考えさせられる部分も程よくあり、私は満足しました。この作者さんの本は多分初めて読んだのですが、この方の他の作品も読んでみようと思います。最後も良い。

    0
    投稿日: 2019.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『天使のナイフ』、『闇の底』、『虚夢』に続く第4段。 慟哭の社会派ミステリーです。 元警察官の佐伯修一は、小さな探偵事務所で働いていた。 ある日、老夫婦から、息子を殺し、今は社会復帰している男の所在を調査して欲しい、との依頼を受ける。 更に、その男の今の暮らしを見て、赦せる状況か否か判断して欲しい、との追跡調査を依頼される。そして、それに対する佐伯の調査結果が、大きな波紋を呼ぶ。 更に、所長の指示で、犯罪被害者から、加害者の所在調査を複数引き受けることに... いくつもの事件を調査するうちに、彼の中に芽生えてきたのは、ある想いであった。 なんと、彼の姉は、小さい頃理不尽にも命を奪われ、彼自身も犯罪被害者であった(警察官を辞めたのもその一因)。 そして、彼は、姉を死に追いやった3人を探すことに... 全体を通して重いテーマですが、あっという間に読み進めました。最後に、重い病で自ら死を迎える加害者のそばで、彼は何を想い、何をするのか。 最後のエピローグで、彼の今後に希望が生まれ、良いエンディングではないかと思いました。

    6
    投稿日: 2019.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あっと言う間に読破。初期3部作後の4作目ということですが、ページターナーとしての才能を発揮していると思う。作者得意分野の重いテーマですが小気味よく読めた。

    2
    投稿日: 2019.06.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小さな探偵事務所で働く佐伯のもとにいろいろな依頼が来てそれを調査するお話。 引き込まれる話だった。悪党に対しては嫌悪感を抱いた。

    3
    投稿日: 2019.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんだろう。 読んでいる時、ずっとドロドロの苦い何かを飲んでいるような気分で、喉のあたりを掻き毟りたくなる感じがしていた。でも、各章の最後に少し切なくなる感情もあって。 犯罪者側と被害者側の立場、それは身内だけではなく色々な人も巻き込み巻き込まれ、人生がめちゃくちゃになってしまうこと。それは死ぬまで続く。 主人公の佐伯を通して、それらの葛藤や鬱屈した気持ち、佐伯の勤める探偵事務所にやってくる人間たちもまた、佐伯と同じような気持ちを抱えていたり、その逆だったり。。。そういったものを上手く表現された小説だと思った。

    12
    投稿日: 2019.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なにをもって罪をつぐなうのか - ?薬丸岳「悪党」 ★★★☆☆ 被害者側の視点だけでなく、加害者側の視点も余すことなく記載した点が秀逸。ただあまりに暗いのでよんでいてどんよりしてきます。 刑期を終われば罪は消えるのか?何をもって罪は償われるのか? 考えても考えてもその答えは出ない。罪は本人だけでなくその加害者・被害者の関係者全員に深い爪痕をのこす。 永遠に答えの出ない問題。それに人間は刑期という線引きを行った。それは悪いことではないが、完ぺきではない。ただ、世界に完璧なんてない。 #引用 ・法律を犯すことだけが罪じゃない。たとえ罰せられなかったとしても、犯した罪は人の心に一生消せない傷を残す

    0
    投稿日: 2019.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前にドラマを見て面白かった記憶があるが、内容をほとんど忘れていた。内容からもっと後味悪い気分になるか?と思ったが、エピローグのせいか読後感が悪くなかったのでよかった。 復讐によって自分まで悪党になる事は二重に苦しむような気がする。

    2
    投稿日: 2019.02.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重い題材だけど、嫌な後味では無かったかな。 何を持って赦す・・・って 何を持っても赦さないでしょ? 被害者家族は、加害者を・・・犯人を 赦さなきゃ行けないの? いつまでも いつまでも 恨み続ける事は行けないの? 加害者が罪を償い終わる事なんて あっていいの? 加害者には未来があるから? 被害者は死んで終わり? 沢山の、やるせない感情でイッパイですよ。 復讐ほど馬鹿な事はないかも知れないけど 私的には・・・人の命を奪っておいて 短い罪を償って新しい生活を始めるなんて 赦せないかなぁ。 日本の法は甘いな・・・って日々、思います。 あくまでも私的な感情ですが。。。 加害者、被害者、少年法・・・の題材は やり切れない思いになります。 この本の「悪党」は、いや、当然でしょ?って感じだし、、何処か最後まで悪党にはなりきれない悔しさって言うのかな~。 ・・・そんな感じ。

    0
    投稿日: 2019.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薬丸岳さんの本は3冊目。 世の中にある、知らないでいてしまった闇を 心えぐるように紡いでいる本。 悪党というタイトルに暫く向かい合いました。 他人に勧めないけれど 薬丸岳さんの本は全て読もうと思いました。

    2
    投稿日: 2019.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で。何度と出てくる【悪党】の2文字。文字だけで見ると、許し難く思う。でも悪党にも悪党として苦しんで大切な何かを(愛する人を)守ろうと生きている人もいるのだろう。坂上も、主人公の佐伯も。姉のゆかりの敵を取ることだけを糧に生きてきたような佐伯にも冬美という女性が現れてくれて良かった。

    3
    投稿日: 2018.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても面白かった。 この作品は薬丸作品の中でも特によかったですね。修一の心の葛藤がとても伝わってきました。少し回収しきれていない伏線があるような気もしましたが、それを補う人物描写があったと思います。「悪党」とはこんなもんだ。印象的でした。 オススメの作品です。

    1
    投稿日: 2018.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    連作短編かと思いきや、徐々に主人公・佐伯修一自身の話に寄っていく展開はとても好み。 しかし、榎木との対峙についてはあの結末で修一は満足なのかな?という点でスッキリしない部分が残りました。エピローグを見る限りでは前向きな生き方を選択したかのように思われるのですが、胸のすくような決着ではなかったので、少しだけ気になりました。 ただ、坂上とのエピソードなどを振り返ってみると、犯罪者・犯罪被害者の関係は赦す/赦せないのゼロイチで割り切れないものがあるのかな、と。そう思うと本作の結末は妥当で現実的な内容なのだろうと考え直した次第。

    0
    投稿日: 2017.10.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯罪には、加害者と被害者だけでなく、それぞれの家族、友人、恋人、そして弁護士などが関わってきます。当たり前の事ですが、加害者はそこまで考えて罪を犯してはいないでしょう。 この物語では、それらの人達の心が痛い程に描かれています。正直読んでいて暗い気持ちになったし辛いシーンもありました。しかしそれが現実ですし、とてもリアリティがありました。 読後、思い出したのは某有名大学生や医大生のレイプ事件です。殺人に至ってはなくとも、被害女性の心は殺されたも同然だと思います。 息子、そして若い人達に是非読んでほしい1冊です。

    5
    投稿日: 2017.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    理不尽に人の命を奪った者を、いったいどうしたら赦せるのだろう。 復讐することで、行き場のない哀しみが癒やされるとも思えない。 どんなに謝罪してもらっても、犯人が立派に更正したとしても、心から赦せるとも思えない。 だが、遺族が過去に縛られ、ずっと過去から抜け出せないことこそが一番の悲劇のような気もする。 遺族が生きていくことは、犯人が刑に服するよりも、もしかしたら辛いことなのかもしれない。 犯罪がひとつ起きれば、かかわった多くの人が否応なく巻き込まれる。 犯人自身はもちろん、犯人の家族。 被害者はもちろん、被害者の家族や友人、親しかった人たち。 ふと、ある殺人事件の裁判で裁判官が言ったことを思い出した。 「(犯人に)更正の余地がないとは言えない」 更正しないかもしれない。けれど、更正するかもしれない。だから、極刑ではなくて、更正の機会を残してあげるべきだ。 そんなふうに受けとれた。 被害者遺族や残された人たちは、どうやって心の傷を抱えたまま生きていけばいいのだろう。 たくさんのことを考えさせられた。

    3
    投稿日: 2017.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    姉を殺された事への復讐の思いを抱き続ける探偵の連作短編集。 「赦す」 そのためには向き合わなければいけない そのためには知らなければいけない 憎しみだけでは生きていけない

    3
    投稿日: 2017.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    探偵事務所に勤める主人公は姉を殺害された被害者家族。いろいろな被害者や加害者に仕事を通して出会い、自分の中で消化しきれない憎しみと戦っている。加害者の、どういう姿を見れば納得できるのか難しい問題に取り組んでいる内容だった。

    0
    投稿日: 2016.10.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薬丸岳5作品目。 姉を殺された主人公が探偵業を行いながら、 姉を殺した犯人に復讐を企てる。 曲者の探偵事務所所長のおかげで、探偵業の依頼では、 同じく親近者を殺された人がその犯人が出所したその後を依頼してくる。 被害者の遺族は犯人を赦せるのか、否か。 相変わらず社会の矛盾を突いた設定が面白い。 個人的には犯人を弁護した弁護士の話がよかった。

    2
    投稿日: 2016.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白くて一気読み 考えさせられる社会派ミステリ。 大事な人を殺された人たちの心境 うーん、当事者にはなりたくないなぁ リアリティある話でした。

    3
    投稿日: 2016.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公は姉をレイプ殺害された過去を持つ探偵。類は友を呼ぶらしく、彼への依頼人は家族が犯罪に巻き込まれている者ばかり。登場人物がそろいもそろって犯罪関係者の家族という都合の良いストーリーなのには閉口するが、家族を殺された遺族は加害者を赦すことができるのか、という答えの出そうもないテーマに挑んだ連作短編ミステリー小説。 結局、赦せるか、赦せないかには結論が出ず。主人公も姉を殺された犯人に対して、それなりの復讐はできたが、満足感はない。 それよりも犯罪者本人は塀の中で守られ、その家族が犠牲になってしまう世の中は変えなければいけないと思う。

    3
    投稿日: 2016.05.10
  • 私だったら。。。最後スイッチを入れると思う。。。

    犯罪の(特に殺人の)加害者、被害者、 その当事者だけでなく家族、友人がどうのような影響を受け、 どのような生活をしているか、にスポットを当てた作品。 犯罪前歴者の追跡調査を行いながら、自らも犯罪被害者家族としての立場にいる佐伯。 何が善で何が悪か、 どうしたら罪を償ったことになるのか、 どうしたら被害者(家族)はできるだけ平穏な日々を送っていけるのか、等々。 考えさせられることが多かった作品でした。 作品中いくつものストーリーが重なり合って、すごく面白かったのに、 エピローグは王道的な感じで、ちょっと物足りなかったです。

    7
    投稿日: 2016.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薬丸岳『悪党』(角川文庫)読了。 結末が知りたくて読み終わったのが午前3時。 研究書ならすぐに挫折するのに。(苦笑) 連作で、章ごとに独立した話ながら最後にはそれらが結び付くという、よくある手法だが、探偵による「犯罪加害者の追跡調査」という視点が面白い。一気に読んでしまわないと登場人物のつながりが分からなくなる。今野敏ほどおどろおどろしくないが、結構えぐい内容だった。 ただちに『死命』に着手。

    0
    投稿日: 2016.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子供の頃 姉を殺された男の話! 犯罪を憎むあまり 行き過ぎた行為で警察をクビになり 逮捕! 探偵として社会復帰して 色々な犯罪者と関わって行く中で 最後に大切な人と出会う これでよかった! っと割り切れないが そこしか落とし所が無い。

    0
    投稿日: 2016.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人の命を奪った者はどうしたら赦されるのか…… とても重いテーマで読むのが辛い部分もあった。物語は大切な姉を殺された元刑事の探偵の目線から進むが、ここに出てくる反省などこれっぽっちもしていない人間に怒りを抱く反面、罪を犯した者がもう一度やり直す機会をこの社会は与えていないのではと思った。大事な人を奪われた者、奪った者、加害者の家族、色々な立場から考えさせられるとても良い作品。

    0
    投稿日: 2015.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    赦すとか、赦さないとか・・・難しい。 赦せればいいんだろうけど、たぶん、赦せない、だろうな。 忘れる、こともできないけど、薄れる、の、かな。

    1
    投稿日: 2015.08.04
  • 哀しすぎる。

    あまりにも哀しい。 エピローグで、少しだけ救われる。 でも、やはり哀しい。

    0
    投稿日: 2015.07.10
  • 人が人を裁くことって…難し過ぎる。

    レビュー・・・深過ぎるテーマで難しい。 いつも思うのですが、司法って何??少年法の改正って・・・。 人間の不条理を鋭く刳。 胸が締め付けられるほど刹那いです。

    2
    投稿日: 2015.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相変わらず心に重く響く話。犯罪の加害者と被害者の関わりを描いてるのはどの作品も同じで、似ているようでいてやっぱり違う。

    0
    投稿日: 2015.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    滝沢くんのドラマを観て原作を読みたいと思い購入。犯罪被害者、被害者家族はどうすれば、いつになったら、どうなったら加害者を赦せるのか。加害者は赦されるのか。重い重いテーマですが、最後にホッとできました。主人公には幸せに、笑ってほしい。主人公を導く小暮さんがよかった。 私の中では幼児を放置して子供を殺した母親と息子の話が一番印象に残っています。ドラマでも息子の最後の表情が忘れられなくて、小説でもぐっと引き込まれるような気がしました

    0
    投稿日: 2015.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺人という罪、命の重さ、残された家族の思いを切実に描いている。読んでいて胸が痛くなる。人は弱い、そして愚かだと改めて思う作品

    0
    投稿日: 2015.02.12
  • またまたやってくれましたね…

    薬丸氏、またまたやっちゃって くれましたね。 この人の作品読むと、ホント… 「正義」という言葉の定義が わからなくなりますね。 本作品では、数パターンの 殺人事件被害者の遺族のことや、 加害者自身のことが出てきます。 実際、「こうなんだろうな」と 思ってしまうし、イライラしたり ドキドキしたりと大変です。 主人公自身が被害者遺族なのですが、 今回の薬丸作品は主人公だけを見れば 救われたのかな、と。 似た題材を使っても毎回、表情の違う 作品に仕上げてくる薬丸氏に 「あっぱれ」と言いたい作品でした。

    14
    投稿日: 2015.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薬丸さんの作品はデビュー作からずっと読んでますが、今回も考えさせられる一冊。 答えを出すのが難しい問題ですが、バッドエンドじゃなく良かった。 自分がもし犯罪被害者になったとしたら、、加害者のその後がどんな状況でも、、赦すことはできないだろうな。。

    0
    投稿日: 2015.01.02
  • 犯罪被害者と赦しというもの

    初めて読んだ薬丸作品でした。 面白いという表現は適切ではないかもしれないが、読みながら感情移入しつつも 自分ならどうなのか?と考えさせられた。

    3
    投稿日: 2014.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    重いテーマにも関わらずさくさく読めた。犯罪被害者の遺族の無念さも加害者の家族の苦しみも、私には計り知れない。罪を犯した人間はどうしたら被害者から赦してもらえるのか、その答えを見つけることは本当に出来るのか。修一の憎しみの焔は一応は収まったが、あの結末で本当に良かったのかは分からない。ラストは修一と冬美の2人に、光ある未来を約束しているようでほっとした。

    1
    投稿日: 2014.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薬丸さんは、これが初めて読んだ作品。とてもヘビーなテーマにも関わらず、読んでて辛いほどの重さは感じず、なおかつ浅くないストーリー展開で、最後までさくさく読めた。ただ、主人公が心に傷をおった探偵という本来ミステリーでは、女にモテモテキャラなはずなのに、どうも男性としての魅力を感じず、キャバ嬢との恋愛模様もなんか微妙…。また、登場人物があまりに犯罪に巻き込まれた過去がありすぎて、重いテーマを逆に安っぽくしてるように感じるところもあった。リアリティーが薄まるというか…。それでも!次第に増幅していく主人公の犯罪者への憎悪や執着といった負の感情を丁寧に描いているので、最後どう決着を付けるんだろう?という点で最後まで読ませられた。締め方もスカッとはしないけど、納得できた。他の作品も読んでみたい。今度は、主人公に愛着が持てたらいいな。

    0
    投稿日: 2014.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薬丸さんの作品なので読んでみた作品 加害者と被害者 日本では圧倒的に被害者が救われない法律になってるんだろうな、と考えさせられます ミステリー要素はあまり無いので「はっ!」と驚かせる所がなくちょっと物足りなく感じた

    0
    投稿日: 2014.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    無難に纏まっている(いい意味で)、 ただただ悲惨さだけが残るものではないのがよかった。 犯罪加害者と被害者か。。 被害者にもう少し寄り添う法律が考えられれば不要な痛みを減らせるのに。

    0
    投稿日: 2014.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    15年前、高校生の姉を少年に殺された佐伯。いまは警察官を辞めたのち探偵事務所に勤めている。その佐伯が、犯罪被害者からの調査依頼に挑みつつ姉の事件の犯人たちのいまを探る。 不幸を背負った人が次々と出てきて重いテーマが語られるので、読むほうも重い気分になる。でも、読みやすいのでスラスラ進める。 被害者はどうしたら加害者を赦せるのか、加害者のいまを知って何をしたいのか、、想像の範囲だけど、答えなんて出しようがないんだなと強く思った。 最後、ずっと憎しみだけに支配されて生きてきた佐伯に救いが見られて、良かった、、とホッとした。それくらい入り込めた作品だった。

    0
    投稿日: 2014.03.16