
総合評価
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powered by ブクログ「犯罪加害者の追跡調査」の依頼を引き受ける探偵事務所で働く佐伯修一。佐伯自身も15年前に姉を殺害された犯罪被害者遺族であり、姉の無念を晴らすため加害者を捜索するとともに、復讐の手段を考えていた。 罪を償うとはどういうことなのか、罰を受けるとはどういうことなのか、被害者遺族の無念はどうやって晴らせばよいのか。主人公の佐伯は追跡調査をしながら、そうした無念や怒りに対して答えを見つけていく。 重いテーマではありますが、読みやすい。主人公の成長や葛藤が読み取れて、読んでいて引き込まれます。
4投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ犯罪被害者の家族の気持ち わからないけどね でも、加害者も100%の悪党はいなくて しかし、やっぱり悪党で どんなに更正していても、赦せないけど 全く更正してなくても、憎みきれない 人間ってそんなもんなんだろな? わからないけどね でもエピローグにちょっと救われた感じ 人を恨んでたら幸せになれないから
0投稿日: 2014.01.07
powered by ブクログ探偵稼業に身をやつす元警官の主人公、佐伯。 彼には十五年前に姉を暴行殺人で少年たちに殺されたという過去があって… 【感想】 探偵(推理ではなくハードボイルドのほうの)もののオムニバス。 ではあるが、全体を通して主人公の葛藤が描かれている。 話としてはこれといって派手なことはないし、予想も裏切ることもなく、まぁそうなるだろうなというところで落ち着く。 登場人物たちもさほどくどくなくて読みやすい。 小暮はズルい。 ハードボイルドとしてはまったりめだが、ついつい先を読みたくなった。 書き方がうまいのかもしれない、とにかく読みやすい。 以後、この作者さんの作品は買っていこうと思う。
0投稿日: 2013.10.11
powered by ブクログココで知った「悪党」。 小説に対して、正しい表現では無いのですが、「目が離せない」 そのくらい、面白かった。 事件の被害者家族である主人公の、完全に一人称の視点で描かれてます。 被害者と残された家族、そして加害者とその家族。 「さまよう刃」と「手紙」の両方の要素が入っていますが、東野作品とは全く違う感じです。 ココのレビューで、なんとなく面白そうと思い、手に取りましたが驚いた。 薬丸岳さんの著書、初めてでした。 物語の閉じ方も、色々考えさせられます。 単純に面白い!とはちょっと違う気がしますが、良い本に出会えました。
5投稿日: 2013.09.27
powered by ブクログ「天使のナイフ」同様、被害者家族の視点からの社会派ミステリー。って今回はあまりミステリーっぽくない。 一話完結形式の連作となっていて、一話ごとに悪党が出てきます。そして、最後には...といったストーリ展開。 主人公は探偵事務所に勤めていて、各話で、犯罪被害者から加害者の社会復帰後の現状を調べて欲しいという依頼を調査していくストーリ。その調査を進めていく中で、本当の意味での贖罪、赦しとは何かをこれでもかというぐらい考えさせられるストーリ展開です。 主人公自身も犯罪被害者であり、その復讐を実現すべく思っているストーリと交錯し、犯罪被害に対する思いをより強くしています。 犯罪加害者は本当の意味での赦しを得ることが出来るのか? 被害者は、加害者を赦すことが出来るのか? 主人公のつらく、悲しく思うところに共感できるも、あまりに悪党が多く、その周りにあまりに悲しい被害者も多く出てくるので、ちょっと違和感はあります。あまりに、暗く、悲しい。 そんな、暗く、つらい物語のなかで、違和感ある人物が探偵事務所の所長。この一癖も二癖もある人物像が面白い。最初、ちょっとかちんと来てたのですが、読み続けるうちに、いい役どころをおさえた人物なのがわかり、ちょっと救われます。 そして、最後の最後には、若干明るい話題で救われる物語にはなっています。 でも、全体としては、後味の悪い物語でした。 そして、前回同様、 「自分ならどうするのか」「何をもって赦すことができるのか...」 重いテーマだと思います。
4投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログ犯罪被害者は、刑期を終えた加害者がその後どうなったのか通常は知ることが出来ません。仮に知ったとしても、どのような生き方をしていたら赦せるのか…。犯罪被害者と犯罪加害者の葛藤がリアルに表現されていました。 謎解きの要素は薄いのでミステリーを期待すると肩透かしを喰らいますが、読み応えのある作品だと思います。
0投稿日: 2013.08.28
powered by ブクログ盛岡駅からバスで20分のショッピングセンターでの再会の場面、ちょっとジーンときました。 実家がその近くにあるので、様子が勝手に頭の中でパァ~って浮かんできました。佐伯さんと冬美さんの笑顔が思い浮かんできて。
0投稿日: 2013.05.29
powered by ブクログ犯罪被害者と加害者のその後の人生を扱った作品というのは、やはりいろいろ考えさせられる。この作品の場合は主人公の探偵自らが姉を殺された経験を持ち、「加害者のその後の人生を知りたい」という犯罪被害者からの依頼に応じていくというもの。オムニバス形式で読み易かった。
0投稿日: 2013.03.14
powered by ブクログ薬丸さんの本にしてはなんかハッピーエンド過ぎた感があります。笑 が、この方の書く本はすべて面白い。 考えたことのないことを考えさせてくれる。
0投稿日: 2013.03.11
powered by ブクログ恋愛を交えると苦手分野になるのか?いまいち、進まず、また完全に話には引き込まれなかった。 冬美のような、一途で純粋な女性はいないと一言いいたい。 男性の希望的創造物にしても、ふた昔くらい前の印象を受ける。 酷評に聞こえるが、最後の榎本を看取るシーンは圧巻で、息を飲み、レコーダーを再生してほしい、いやでもしないほうがいいのでは、とどきどきした。 最後に救いのある設定なので、少し安心した。
0投稿日: 2013.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2013.2.22~26 読了 少年犯罪者が次から次へと出てくる。「少年譜」の後に読んだので気分が悪くなる最悪の印象、はるか(冬美)の存在が救いにはなっているが・・・。被害者遺族の心情には共感を覚える。少年犯罪への量刑が軽すぎる問題、殺人の場合は最初は終身刑で社会奉仕活動ポイントが積み上がれば減刑してゆく、というのが理に適っていると思う。しかし昔はヤンチャなワルは山ほどいたが、少子化で草食系が増えている今は絶対数がかなり減ってるんじゃないかなぁ~。超高齢化社会じゃ作品テーマにもなり得なくなる・・・
0投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログ探偵事務所に勤める佐伯。「犯罪加害者の追跡調査」という稀な調査を謳い文句にした為に様々な被害者と加害者に関わることに。 佐伯自身も姉を殺されたという被害者の一人。被害者達の持って行きようのない憎しみや悲しみに共感しつつも佐伯自身も加害者への憎しみをどう昇華すればいいのか苦しむ。加害者には犯した罪は一生かかって償え!と言えばそれまでだけど 「社会復帰してどんな風になっていれば被害者たちは赦してくれるのか?」という坂上の言葉が印象的。とても交わることのない被害者と加害者の想いを巧く描いていたと思う。
0投稿日: 2013.01.23
powered by ブクログ先日、タッキー主演で2時間ドラマ化された作品。 ドラマもなかなかよい出来だったと思ってたけど、、、原作のデキには遠く及ばないと思いました。 暗く深い闇を彷徨う中にも微かな光が・・・ そんな作品です。
2投稿日: 2012.12.17
powered by ブクログデビュー作以降、社会的テーマの強い作品を真正面から挑んでいた薬丸氏だが、本作では新境地を窺わせる内容である。 連作方式になって、より登場人物が増えたことと、物語の中心に愛をテーマにしたことだ。 薬丸氏の主人公に笑顔は見られない。しかし、本作のラストではぎこちないかもしれないが、主人公・佐伯修一の心からの笑顔が見えた気がする。
2投稿日: 2012.12.14
powered by ブクログタッキーの単発ドラマを見ました。家族を未成年に殺された被害者たちの復讐心との葛藤。ラストのタッキー渾身の演技、よかった。怒り悲しみ混乱、でもどこか救いのある叫び。
0投稿日: 2012.12.05
powered by ブクログシリアスな題材に正面から切り込む、 さすがの薬丸作品。 加害者は逮捕、収監されることによって、保護され、 被害者家族はドンドン追い込まれていく… わかるなんて簡単に言ってはいけないのだ。
0投稿日: 2012.10.25
powered by ブクログ帯にタッキーが写っているけど、TVドラマになるわけね。 最近、こういう感じが多いけど、小ネタを潰しながら、お話全体としてはひとつの謎を追うというのは、確かにTVドラマ向きな話ではあるわな。 少年の頃に姉を暴行で殺された主人公が、警官経由探偵になり、依頼人(主に犯罪被害者)からの調査をこなしながら、独自に姉を殺した犯人のその後を追うというお話。 心の底に憎悪の焔を隠し、いつ爆ぜるともしれない感情を抱えて、刑期を終えて出てきた犯人の生活を探り、彼らが赦すに値するか否かを問い続ける。 前半、40頁程度の話が連なって進む話は、登場人物のそれぞれが罪を犯したか、あるいは犯罪によって肉親を喪ったり家庭を壊された人々で、いずれの側にせよどこまで行っても救いようのない暗さが付きまとい、多少読むのがキツイ。 後半、姉を殺した犯人の出所後に迫る話になって、「犯罪被害者遺族は、何をもって 罪を赦すことができるのか?」というテーマが更に重く圧し掛かってくるのだけど、主人公の躊躇を尻目に周りのほうから展開し、主人公の葛藤が突き詰められないまま、ある意味、普通の小説の展開になって、最後はきれいにまとまってしまう。 前半の遣る瀬なさに比べ、結末の後口は悪くなく、まあいいんだけど、投げたテーマに対する落し方としてはこれで良かったのかい?という感じも。
0投稿日: 2012.10.13
powered by ブクログ姉を殺された過去を持つ探偵、佐伯がさまざまな犯罪加害者の追跡調査を行ううちに、自らの過去の事件と向かい合う様子も描いた連作長編。 今まで読んできた薬丸さんの作品と比べると、犯人探しや、どんでん返しなどミステリ要素は少し控えめな印象でしたが、犯罪をめぐってのドラマチックな展開はやはり薬丸さんらしい心の深いところに問いかけてくる重厚な作品ばかりでした。 印象的なのは『復讐』 育児放棄により弟を殺され、自らも餓死寸前まで追い込まれた兄の依頼の話。 この兄が母の行方を知ってからどんな行動をとるのか、ドキドキしながら読んでいったのですが、ラストは思わずうならされました。 『形見』は余命わずかの母の願いで殺人を犯した弟を探してほしいという姉の依頼の話。 母の決意と姉の最後の言葉に胸が打たれる思いでした。罪とは加害者だけでなくその周りの人までを取り込んでしまう、ということに改めて気づかされる一言でもありました。 連作後半部分からは徐々に佐伯自身の事件に迫っていきます。 大事な場面で何度もやり取りをすることとなる坂上や、登場はわずかながら印象的な佐伯の父親など、佐伯の決意にかかわってくる人たちとのやり取りも秀逸なものが多く、最後の佐伯の葛藤と決断まで予断を許さない展開でした!
0投稿日: 2012.10.07
powered by ブクログ常に社会派ミステリーを描き続けてきた著者の転機となる作品か。 テーマは犯罪被害者と加害者、特に被害者の葛藤がコアとなる。 連作短編の体をなしているが、最愛の姉を奪われた佐伯の葛藤も 中盤から後半にかけて、揺れ動く様がよく描けていると感じた。 エピローグがまた良かった。あと、探偵社の所長もいい味だしてましたね。
3投稿日: 2012.10.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自身も被害者遺族である探偵事務所に勤める主人公が、犯罪の加害者、被害者遺族をめぐる依頼を受け、事件に正対する中で、いつしか心境が変化していく。 「刑事のまなざし」同様、ハートウォーミングな路線に変わってきたようです。解説も◎。
0投稿日: 2012.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2012/9/29 Amazonより届く。 2018/8/16〜8/20 薬丸作品の通奏低音である犯罪被害者側からの視線が、本作では新しい形で提示されている。犯罪加害者のその後を追う探偵ときたか。薬丸作品を読むといつも問われるのは、自分がこの立場になったらどうするか、ということ。現在の加害者の権利を過剰に守り、被害者の個人情報を垂れ流しにするマスコミ報道。色々考えさせられる作品であった。
0投稿日: 2012.09.29
powered by ブクログ読後、涙が止まらない。愛する肉親を奪われた哀しみ、復讐心…片や、人間の生命を奪った者の心の闇、葛藤。様々な被害者と加害者の苦しみ、葛藤を描きつつ、主人公、佐伯修一の心の変化を見事に描いた傑作だ。 探偵、佐伯修一は、姉を殺害された過去を持つ。その佐伯が加害者のその後を探るうちに頑なに閉ざしていた心の扉を開いて行く。一見、金の亡者のような探偵事務所所長の木暮も実は…というところも泣かせてくれる。 それにしても、エピローグが非常に良い。盛岡だよ! 薬丸岳さんの数ある傑作の中でも、この作品が最高だ。
7投稿日: 2012.09.27
