
総合評価
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powered by ブクログ「泣ける」というジャンルで、 本、漫画、ゲーム、映画などを、 ここ2年ぐらい探しつづけている。 と、「異邦の騎士」のところで書いたが、 この作品もそうして出会った作品のひとつ。 三浦綾子さんの本を読むのは、はじめてだった。 彼女は、 生前、長い間、病床で過ごし、 敬虔なクリスチャンだったという。 この作品にも、 やはりキリスト教的な倫理観や、 当時のキリスト教に対する偏見、差別などが、 ふんだんに盛り込まれている。 しかし、宗教書というより、 一人の人間の一生を湛然に描いた 良作と言えるだろう。 おそらくいちばん大きなテーマは、 自己犠牲の精神だと思う。 ラスト、不覚にも、 泣いてしてしまった。。。 こんな人がいるんだろうか、と。 おそらく、 現代の日本においては、 リアリティを失してしまった物語だが。 そこに紡がれている 主人公の美しい心は、 一読に値すると思う。
0投稿日: 2009.01.16
powered by ブクログこの小説のテーマは「愛の限界」ではないかと思う。 主人公は強固な自制心を持った人間であるからこそ、自らの思い通りにならない死や、性欲などに関し恐怖や違和感を持っていた。その恐怖を越えさせてくれたのがみずからを超えた存在への信仰であり、愛だったのかもしれない。 愛とは人間が他人を思いやる行為であると同時に、自分の権利を犠牲にする行為だ。キリストは全ての人の罪を背負い磔刑になり「汝の敵を愛せ」という言葉を残した。この極限とも言える愛の形をつねに念頭に置くことでキリスト教は自己犠牲としての愛をあがめているのだと思う。キリスト教のシンボルは十字架で、十字架は犠牲であると同時に愛なのかも。 作中には「神は愛なり」という言葉がよく出てくる。つまり、現実世界に存在する愛という行為を通して、人間は神を知ることになる、そういうことではないだろうか。だからイエスは死なずによみがえり、人々の心に生きるっていうことになってるのかも。ラブよりサクリファイズだね。大事なのは。 神学って難しいけど愛と信仰って紙一重なのかね。あ、でもちなみに僕はクリスチャンじゃないから 作者の三浦綾子はクリスチャンであり、肺結核と脊椎カリエスで13年の闘病生活をしている。漱石にせよ志賀直哉にせよ太宰にせよ、作家の病や人生におけるターニングポイントが必ず作品に現出してくることを思うと、この塩狩峠は三浦綾子の渾身の作であるように思えてならない。 名作には名作と呼ばれる所以があるとおもった
0投稿日: 2009.01.07
powered by ブクログすごく感動します。 実際にあった事を元にした作品だということを 知った上でぜひ読んでみてください。
0投稿日: 2009.01.03
powered by ブクログ中学の頃、Z会の国語文章題に出てきたなぁ・・・。その後I進の文章題でも取り上げられ。 中学生にとっては長くて敬遠しがちな分厚さだけれども平易な文体で読みやすいと思います。主人公はまっすぐでわかりやすいですし。 読んだ当時は最初とラストだけが見所だ!なんて思っていたのですが、そんなこと。手紙のやり取りのところとか、些細な拙さがまたいいんじゃないか。
0投稿日: 2008.12.31
powered by ブクログ主人公が、いかにしてキリスト教を信仰するに至ったか、 その生い立ちや人生の各局面での悩み等のエピソードが 散りばめられ、興味深かった。 衝撃のクライマックスの行動を取った主人公の 心情は、とても理解できない。 しかし、感動した。
0投稿日: 2008.12.29
powered by ブクログ大学に入るまで、本を読むという行為をしていなかった。 というか苦手意識があった。 そんな俺が、本をもっと読みたいと思うきっかけになった作品の1つです。
0投稿日: 2008.12.28
powered by ブクログ悲しすぎるラストは涙が止まりません。 人間として、男としてのあり方を深い部分で考えさせられる大作。
0投稿日: 2008.12.27
powered by ブクログ新潮さん、裏表紙にあらすじ書くとき、重要部分ネタバレすんのやめてくださいホント… そのせいで最終的にどうなるか、知ってしまっていたので、残念ながら衝撃はなかったのです。知らずに読んでたら、きっとすごい衝撃だっただろうと思います。 我々日本人にはキリスト教精神のベースがないから、自己犠牲を描くならば、それなりの納得する理由やその思想を得るまでの過程が描かれていないと、その行為にたいして不可解な気持ちから「美しいがありえない御伽噺」ということになってしまうんです(ex.Oヘンリー「最後の一葉」)。 その点で、「塩狩峠」はその過程が丁寧(むしろほとんどそれに費やされている)だから、キリスト教を知らない我々でも、信夫の行動が不可解で納得がいかないということにならない。 自己犠牲の話は私にとってはお涙頂戴なだけで、納得がいかないものが多いけれど、「幸福な王子」に並ぶ、いや超えるかも、という納得できる作品でした。 本読んで泣いたの久しぶりだなぁ。
0投稿日: 2008.12.24
powered by ブクログ信仰心というものが自分にはわからないが、 戦後の人々のすさんだ心に、外国の宗教という反発心を感じつつ、浸透していったのは間違いないだろう。 複雑な幼少期から、その後の彼からは考えられない種の悩みを抱えていた青春時代、 そして大人になっていく主人公の心が克明に描かれており、ラストでは胸が詰まり、彼の人格の尊大さに涙が出そうだった。
0投稿日: 2008.12.09
powered by ブクログ此の本を読んで全ての考え方が変わった。 此の本をきっかけに色んな本を読む様に成りました。 定期的に読み返す度に、又考えさせられ、私もこうゆう風に生きたいと 常々思います。全てのものに感謝させられます。 大切な人に此の本を進め、プレゼントして居ます。 私のバイブルで有り、聖書です。 愛とは此の事です。
0投稿日: 2008.12.05
powered by ブクログ主人公の青年の最後の決断にただただ感動させられた。そのほかに、主人公の婚約者や父親、友人などの考え方を通していろいろ考えさせられた。
0投稿日: 2008.11.10
powered by ブクログ中学生の時に読んだ。ルパンだのホームズだの、そういった本を読んでいた私には衝撃的だった一冊。キリスト教という宗教を信じる主人公の生き方とそして死に方を書いた物語。私には決してできない生き方だということだけは、いまもかわらない。
0投稿日: 2008.11.08
powered by ブクログ私が15歳のとき椎名林檎さんのブックレビューを本屋さんで見て、衝動買いでした。 椎名さんはたしか15歳のときによんで「衝撃的だった」みたいなことを書いてたんですが、同じ15歳の私は何も感じず、退屈な印象を受けました。たぶん、当時ミステリーやサスペンスに夢中だったからもあると思いました。 でも、大学生になって読み返してみると、人間の強さやよりどころ、また愛について深く衝撃をうけました。私はキリスト教徒ではないし、宗教には一切興味は無かったのですが、そんな私の中に一石を投じた作品です。
0投稿日: 2008.11.04
powered by ブクログノースキャロライナからの帰りの飛行機で、顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら読みました。その頃は、キリスト教に、すごく興味を持ったなあ。バイブルスタディーに行ったり、教会に行ったりしました。
0投稿日: 2008.11.03
powered by ブクログキリスト教に反発しつつも魅かれる男の一生。 神の愛、自己犠牲、命の尊さ。 いろいろなことを考えさせられます。
0投稿日: 2008.11.01
powered by ブクログ彼の生き方の元となった幼少期が丁寧に描かれている。劇的な内面描写はなく淡々としているところに各人の感じ方が出るだろう。電車に乗ってからが短く、残念に感じられた。
0投稿日: 2008.10.11
powered by ブクログ初めてしっかり小説ってのを読んだ。 徹夜して読みました。 10年前小5のとき。 なんて美しいんだと。 何でこんなに涙が止まらんのかと。 心が一気にほどけて そしたらすーっときれいな傷がついて 初めて何かに感動して涙が出た。 もう10年経ってしまったけどまた読もう。
0投稿日: 2008.10.04
powered by ブクログキリスト教の精神が根付いた本ではありながら、 読んでいる時にそれを特に感じさせない。 自分の死をもって人を助けるのか。 とっさにそれができるのか。 考えさせられる本です。
0投稿日: 2008.09.13
powered by ブクログこの本は是非とも読んで貰いたい一冊。 この短い(私にしては短い)頁でここまで心揺さぶられる感情はすごい! 素朴ながら人間の良心を考えさせられる、私にもなんか人間変えさせられた作品。
0投稿日: 2008.09.01
powered by ブクログ“涙を流したいならこれ!”とあらゆるサイトでオススメされていた作品。 期待しすぎか、思ったよりは感動できず。。 “人のために自分を犠牲にする”姿勢について 愛について、書かれた一冊。
0投稿日: 2008.08.31
powered by ブクログこの本はこれからの私の生き方に大きく影響してくれる気がする。 明るい未来が待っていたのに、 自分を犠牲に多くの人々を救った彼から学ぶことは果てしない。 本物の愛とはあそこまで儚く綺麗なものなのだと心から感動した。 私は今の年齢でこの本に出逢えて本当に良かったと思う。 あんな生き方はできないにしろ、出来る限り心がけたい。 他人をも愛せる人間になりたいと初めて感じた。 大人になったら再び読んでみたい。
0投稿日: 2008.08.27
powered by ブクログ聖書が読みたくなります! 心が洗われ豊かになった気がします! しかし、主人公は信仰が熱過ぎてキリスト教に縛られすぎているように思えてならない! ひとは喜怒哀楽という素晴しい感情があり表現できる力が備わってます! それは僕がキリスト教ではないため、思う事なのかもしれません。
0投稿日: 2008.07.26
powered by ブクログ2008/7/20〜22 実在したキリスト教信者を基にしたお話。後半はポロリと泣けた。ふじ子が不憫すぎる。 キリスト信者のお話ですが、きっと仏教徒でも真髄を極めれば同じ道を歩むのではないかなと思います。 どちらにせよ他のために己を犠牲にする精神はすばらしいなと思いました。子には己を犠牲にできても他人には絶対無理な凡人な私です。 『だれにも知られない、奥深い心の中でこそ、ほんとうに罪というものが育つのではないだろうか』190P
0投稿日: 2008.07.22
powered by ブクログ3年前から懸案だった塩狩峠、ようやく読みました。 評価が微妙。 主人公の生き方にはひどく感動させられ、涙も誘われるんだが、根底に流れるキリスト教の思想がどうしても受け入れられない。 でも、これがほぼ実話なんだからねえ。 来月、塩狩峠を通る時、どんな思いが押し寄せるだろうか。。
0投稿日: 2008.07.21
powered by ブクログ結局、私にはキリスト教を、宗教を信じるっていうことがあまり理解できないのかもしれないなぁ、と感じた。 拒絶をするわけではないけれど、どこか受け入れられない、そういう気持ちになるのも事実。 宗教に関係する本を読んでいつも思うのは、信じるものがある人はある意味強いということ。 だから宗教を、神の存在を信じている人は、どこか強さを持っていると思う。 でも自分が信じるものに宗教を選ぶかどうかは、また別の問題。難しいよね。 (08/07/12)
0投稿日: 2008.07.14
powered by ブクログ誰かのために 本当にいのちを張れること 人生で一回でも訪れることあるのかな。 ぐいぐい本の世界に引き込まれて あっという間に読んでしまったけど 得たものはとても大きい。 そんな感じ。
0投稿日: 2008.07.12
powered by ブクログ中学生の時に読んだ作品を、もう一度読み返した。 そういやクラス全員に配られたっけ。 そのくらい、担任のお気に入りの本だったのだろう。 当時読書嫌いだった私。 でも、すらすら読み、号泣。 宗教って嫌いだし、別にキリスト教に興味も無いけど、 人のために死ねるって、すごいことだと思う。 私にはまだできないなぁ。 そのくらい大切な信念、もってなきゃね。
0投稿日: 2008.07.09
powered by ブクログ敬虔なキリシタンの 悲しくて美しいお話。 感銘を受けて人生にも影響を与えられました。 だいすき!!
0投稿日: 2008.06.21
powered by ブクログ明治時代に生きた人々の物語だから、 多少の時代錯誤を感じてしまうかもしれない。 キリスト教称讃の色が濃いところがあり、 無宗教の私にとっては、 登場人物が次々に信者になる様子に疑問点を感じた。 しかし、その点を除かなくても、作品としてはかなりの感動作だ。 キーワードは「犠牲」。 愛とは自己犠牲において成り立つものなのか? 自分にとって本当の愛とは何かを考えさせられる。 人にはそれぞれに違う愛のカタチがあるのだから。
0投稿日: 2008.06.12
powered by ブクログ子供の頃に読んで、初めて衝撃を受けた作品。衝撃というか衝動というか・・・人間のあり方を考えさせられた作品。 個としての幸福ではなく、全体の幸福のために人は自分を捧げられるのか?そしてそれを成し遂げられたとしてもそれを個としての自分は幸福であると本当に思えるのだろうか?そんな事を初めて突きつけられた。自分にはとても無理だ。そうは思いつつもそうなりたいと切に思った事を忘れられず。 線路に落ちた人を助けるために代わりに犠牲になった方がいたが、そういう場面にもしも自分が遭遇したとして、自分はとっさに行動出来るのだろうか? 反射的に体が動けるそんな心の持ち様を持った大人になれてるだろうか? 心からまったくの後悔なしと思って飛び込む事は出来ないでしょうが、「やべー。。やっちった」と思いつつもとっさに体が動いてしまった、そんな人間になりたいものです。
0投稿日: 2008.06.06
powered by ブクログキリスト教信者が「ヤソ」と呼ばれて差別されていた明治時代〜昭和初期を生きた一人のキリスト教信者をモデルに、永野信夫という一人の男がキリスト教に目覚め、その信仰のもとに生きた生涯をえがく。 友達の勧めで読んだ本。別に俺はキリスト教の信者でもないけど、小説として楽しめる本だった。 ちょこちょこ聖書の引用があるけど、こういう考えなんだなって受け入れることはできるし。 あぁ、こういう本が40年近く前にあったんだと。いい本は時を経てもいい本であるんだと感じた。
0投稿日: 2008.06.03
powered by ブクログhttp://coco6calcio.blog96.fc2.com/blog-entry-54.html
0投稿日: 2008.05.26
powered by ブクログ人は何のために生きているのか? 人の命には何故限りがあるのか? 死生観について考えさせられる小説。 読み直そう。
0投稿日: 2008.05.23
powered by ブクログ高校生の時に読みました。 かなり衝撃的な世界でした。 精神世界・・・・といいましょうか、宗教観の世界・・・。 自身の幸せと他者との幸せ 自己犠牲愛・・・ いろんなことを いっきに考えさせられた一冊。 彼女の作品の中では一番強烈に印象に残ったこの一冊。
0投稿日: 2008.05.15
powered by ブクログ平成の御世に生きるクソ人間の俺にはこの主人公は高潔すぎです。こんなやつが身近にいたら俺はきっと三堀になってしまいます。 それにしても主人公といい、主人公の父親、母親、親友、上司も皆気持ちのいい人間です。 遠藤周作読んでも思うけど、キリスト教ってなんなん?
0投稿日: 2008.05.15
powered by ブクログ「自己犠牲」がテーマ。実話を元にして書かれた1冊。人間関係が希薄になりつつある現代、こういう青年はもう現れないんではないかと思う。読み始めたら最後まで止められない、稀有な本。三浦綾子がクリスチャンだったせいか、キリスト教の話や聖書の話が多く登場するというかそれがベースになっている。けれどもキリスト教をよく知らない人でも抵抗なく読めるし宗教を信じる人は、なんて揺るがなく凛としているのだろう、と思わされる。高校生の時に読書感想文の1冊として読んだけれど大人になってから(社会に関わるようになってから)読み返すとまた違った感想を得られる1冊。だいたいの本はそうなんだけれど、これは特に。社会ではいろいろなモノが自分の意思に反して犠牲になりすぎているからだということを知ったからだ。
0投稿日: 2008.05.14
powered by ブクログ結納のため札幌に向かった鉄道員永野信夫の乗った列車が、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然列車が離れ、暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドルブレーキに手をかけた…。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説。
0投稿日: 2008.05.06
powered by ブクログとにかく宗教色が濃い。キリスト教の教えを全面的に出してるから取っつき難いなぁ。並行して遠藤先生の『沈黙』も読んだけど、こっちのほうが題材的に入り込めたし、共感できた。あんなに嫌がってた宗教を信じるようになったり、ストイックなまでに教えを守ろうとするのにはやや疑問。ただ、主人公のひた向きな愛情、最後の勇士は称賛できる。 裏表紙で結末がばらされてる…これはひどい!
0投稿日: 2008.04.27
powered by ブクログ人は、どうあるべきなのか。 人のために、どこまで自分を犠牲にできるのか。 宗教抜きでは考えられない作品なので難しいけれど、でも読む価値は多大にある作品。 歳を重ねる度に、繰り返し読みたい。
0投稿日: 2008.04.27
powered by ブクログ一番最初にこの作品を知ったのは、小学生時代。近所の空き地で、夏休みに映画の上映会がありました(でも昭和40年代以降です)。なんとなく理解できたような、できなかったような。その後、原作をよみ、昨年、念願かなって、旭川の三浦綾子記念館を訪れることができました。なぜ、他人のため、従容として犠牲になれるのか。私には、永遠の疑問です。
1投稿日: 2008.04.21
powered by ブクログこの作品を読んでまず思ったこと、それは、死と向き合う、ということは、生と向き合う、ということなんだということ。 逆も同じだということ。自分は信教とかないけど、少しキリスト教という考え方に興味を持った。 受け入れられない部分もあるけど、キリスト教以外にももちろん教えとして素敵な考えの部分もある宗教がたくさんあるんだと思う。 自分はその素敵だと思う部分の考えは取り込むのもいいと思うし、一つの考えに縛られなくてもいいと思う。 だからといって一つの宗教を信じている人が悪いと言う訳でもない。 だから、考え方は人せれぞれなんだから宗教に限らず偏見はよくないと思う。 ”一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん”心にズシッときた一文。 犠牲にしないと守れないものもあると改めて教えてくれた。 聖書というのもなかなか奥が深そうだ。 悲しい作品。
0投稿日: 2008.03.27
powered by ブクログ「誠、努力、勇気」 主人公が自分の思った事をどう言葉にして相手に伝えたらいいか悩んだときに、主人公の父親が言った言葉。この言葉は、主人公と同じように、私にも本を読ようとする心を奮い立たせてくれた。
0投稿日: 2008.03.17
powered by ブクログとあるキリスト教徒が、自分の身を捨てて人々を救ったお話です☆ 話の中身は素敵だし、純粋に感動します☆ ただ、作者が本の筋とは関係なく、これをキリスト教に感銘を受けた者として言っておきたいんだ!みたいなところが漏れてしまってる気がしてなりません☆ せっかくの感動も、結局キリストが素晴らしいと言いたいんか?という気持ちにさせてしまっていると思います☆ 最後の本のオチと、作者の言いたいオチの2段階が含められているような感じで、素直に感動しきれませんでした☆
0投稿日: 2008.03.07
powered by ブクログ自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った青年永野信夫。 否定していたキリストを受け入れ、愛と信仰に生き抜いた人間を問う長編小説。 クリスチャンでない一般の人々にも感動をよぶ実際にあった話を三浦綾子がフィクション小説にした。
0投稿日: 2008.03.05
powered by ブクログ■あらすじ■結納のため札幌に向かった鉄道員の信夫の乗った列車が塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れ暴走し始めた。怯える乗客。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で自らの命を犠牲にして大勢の乗客を救った青年の愛と信仰に貫かれた生涯を描く。 ★感動☆★
0投稿日: 2008.02.11
powered by ブクログすごく衝撃を与えた本。何度も読み返したくなる。難しいこともたくさんあったけれど、だけど一生忘れられない本になった。神様がいるというのなら、なぜ信夫にあんなタイミングで死を…本当に悲しすぎる。信夫にとっては人を許し、人の為に命を投げ出したのかもしれないけれど、私にすれば救いがないように思える。宗教って本当に難しくて深いものだ。とても考えさせられます。
0投稿日: 2008.01.31
powered by ブクログ名作だとは思いますが、ちょっとキリスト教賛美しすぎかなぁとも思う。 ふじ子はこの先どうなるの。 なら他にどうすりゃよかったんだと言われると思いつきませんけど…。うーん。難しい。
0投稿日: 2008.01.21
powered by ブクログ前々から読みたいとずっておもっていたが、内容に関しては全く知らずに読んだ。 それ故に受ける感動、衝撃も一塩だったのだと思う。 言葉遣いは現代と少々異なるが、私には大変読みやすく一気に読んでしまった。 あとがきの、「現代にはいろいろと欠けたものが多い。(中略)犠牲にいたっては、現代人の辞書にはもうこの言葉は失われているかのように、私には思われる。」 というという言葉を読み、私はその精神を持ち合わせていないことに気づいた。 人間、人生の深い問題を書いているだけに、年齢や環境によって読む感想は変わると思う。 またいつか読み返したいと思える一冊だった。
0投稿日: 2008.01.21
powered by ブクログ北海道旅行で思い出し再読。高校生くらいで読んだかな。実はカトリックの学校に通っていたのですが、当時よりも今のほうが胸に伝わるものがありました。実話がベースになっているとは今回知りました。
0投稿日: 2007.12.24
powered by ブクログあたしの人生のなかでおおきな位置を占める1冊。 中学のときから何度も何度も読み返したから文庫本はカバーもぼろぼろ。 だからこそ自分の出会った人みたいに永野信夫のことは身近に思える。彼の真面目さ、を忘れちゃいけない。 生まれて初めて本を読んで号泣した。
0投稿日: 2007.12.18
powered by ブクログ人のために自分の命を犠牲にすることはなかなかできることじゃない。こんな平凡な言葉しか出てこなくて申し訳ないが、主人公は人としてすばらしいし、尊敬する。
0投稿日: 2007.12.09
powered by ブクログなんか言葉では表せないです。 宗教がどうゆうものか私にはわからないけど、 これがキリスト教なら、私にはむりです。 神様がいるのならこんな立派な人を、 しかもあんなタイミングで、 死なせちゃいけないんじゃないでしょうか。むじゅん。 結末知ってたのに大泣きです。
0投稿日: 2007.12.06
powered by ブクログ実際に塩狩峠であった鉄道事故で殉職した人をモデルに書かれた主人公・信夫。衝撃的なラスト。いずれ死ぬことは分かっていたけれど、こんな形で死んでしまうのか…とつらい。けれど、残された者たちもきちんと生を全うしようとする姿が美しい。あまりにも頑なであまりにも真面目な青年の、鮮やかな生が描かれている。あたしは信仰などクソ食らえと思っているけれど、人間の歴史上、信仰によって人も殺されたし戦争も起きた。それだけ人間という動物は迷いやすい動物だということ。
0投稿日: 2007.11.28
powered by ブクログ2007ネン11/23*昔からお母さんに薦められてた本をやっと読んだ。これって実はほんとのエピソードがもとになって作られてるんだね。自分の命を捨ててまで、列車の下敷きになって、乗客を助けた信夫。その行動に駆り立てたのはまぎれもなくキリスト教。人って本当に宗教によって人生観や価値観が左右される。宗教のもつ力は恐ろしい。今だって宗教がらみで戦争してる国は多い。人は昔から何かにすがらないといきていけないような苦しい世界に住んでるのかな。ダヴィンチコードでキリスト教はいいとこだけを集めて現代に伝えてるっていうのをなんとなく信じてるから、キリスト教を純粋に信じて崇拝してる信夫の姿には複雑な心境もあった。
0投稿日: 2007.11.24
powered by ブクログ主人公・信夫の生き様だけが本筋。 しかしただ感動。 そのストイックな人生の先は幸福だったのか。。 07/11/-
0投稿日: 2007.11.17
powered by ブクログ実話を基にして作成された、信仰(キリスト教)に生きた青年の一生を綴った作品。 キリスト教のある団体の広報で連載されていたものを文庫化したらしい。この本を読むと少なくともキリスト教に興味が沸いてくる。それにしても、この作品の主人公が実在の人物をモデルにしていたとは。一途な愛が結実するような終わりが読みたかったな。 特に、この作品の主人公を見て思ったことだが、信仰を持つということは、理想の自分を描くということなのだろう。理想つまりゴールイメージを明確に描くことが出来る人間は、過程で脇道に逸れても在るべきゴールの姿は見えているのだから、簡単に修正をすることが出来る。しかも、自分のゴールイメージを聖書で定義されている神にしたものならば、ゴールは生きている限り一生来ない。だから、我々は神の子羊となる。よく出来ているよ、宗教って。自分の心をどこぞの信者に負けないぐらい強い心にする為には、理想の自分を明確に定義しなければならない。それを他人に任せる=宗教なんだろう。と、本作品とは全く関係ない駄文でした。
0投稿日: 2007.10.27
powered by ブクログ大学生時代に高校で上京していた獣医を目指す友人が読んでいたのを借りて読んだ。 人ってこんなこと出来ちゃうんだと驚いたのを覚えている。
0投稿日: 2007.09.22
powered by ブクログ久しぶりに読んだ。読んでいいんだけど、本当に明らかな善の価値観が見えて嫌だ。 吉野源三郎の青年啓蒙と、遠藤周作の宗教作品の落とし方の間って感じ。
0投稿日: 2007.09.16
powered by ブクログ信心深い人も、そうでない人も、まずは読んでみた方がいいです。 実話だと思うと、感情移入しやすいので、スイスイ読んでしまいます。
0投稿日: 2007.09.07
powered by ブクログ19年8月 購入 鉄道職員の永野信夫が北海道の塩狩峠の列車事故の犠牲となって死んだ。 幼少期から、キリスト教に入信、そして死に至るまでの生涯を書いた長編小説。
0投稿日: 2007.08.25
powered by ブクログ初・三浦綾子さん。文章の読みやすさにびっくりしました。三浦さんのキリスト教の描き方はとても好きだ。にしても、ふ、ふじ子さんが・・・(泣)
0投稿日: 2007.08.21
powered by ブクログ今まで生きてきた中で出会った、一番泣ける本だと思う。声を上げて泣いた。絶対に私にはまねを出来ない生き方だなと思うね。買って読む価値ある。
0投稿日: 2007.08.11
powered by ブクログ高校生の時に読んで、号泣した小説です。この小説に影響されて、日記帳や手帳などを捨ててしまった記憶があります。 それくらい、心を打たれました。 聖書の中の言葉を一つだけでいいから、実行してみろといわれて、「汝の隣人を愛せよ」という聖書の言葉を大切に守った人のお話です。
0投稿日: 2007.08.10
powered by ブクログ素晴らしい作品である。 だが、感想は非常に難しい。 宗教が人にとってどういったものなのか、何も信じていない私にはよくわからない部分があるのかもしれない。 ただ、そんな私でも、主人公に魅力を感じ、大きな感動を覚えた。 結末の解釈はいろいろあるかもしれないが、主人公の生まれ持つ人間としての魅力こそが、多くの人の心を打つように私は思う。
0投稿日: 2007.08.04
powered by ブクログずーっと家の書斎にあって、気にはなっていた本。 おおよその話は知っていて読んだけど、とても考えさせられる。 もう少しこの作家を知りたくて、その後続けて氷点を読んだ覚えが。
0投稿日: 2007.07.31
powered by ブクログ☆2007.7.18☆泣いた。久しぶりに泣いた。「友のために自分の命を捨てること。これ以上に大きな愛はない」ってことです。幼稚園の時からずっとキリスト教に洗脳されてきた私にとって、この本は考えさせられました。キリスト教を良く知らない人も、この本からは大切なものを見つけられると思う。
0投稿日: 2007.07.29
powered by ブクログある意味切ない愛。読み終えたとき、何故か芥川龍之介作品を思い出しました。(笑) …ぜんぜん違うんですけどね。
0投稿日: 2007.07.12
powered by ブクログレビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/46389428.html
0投稿日: 2007.07.01
powered by ブクログいつも最後の最後でタイトルの意味がわかる三浦作品のひとつだ。果たしてこんな人が本当にいるのだろうか。
0投稿日: 2007.06.24
powered by ブクログあいこはここまで良い人にはなれないだろうと思った… なんてゆうか、終始過酷な人生だなぁと思いつつ、自分は宗教とかあまり考えたことはないけど、これからの人生どうしたらいいのか考えさせられる話だった…
0投稿日: 2007.06.15
powered by ブクログ長い長い道徳の教科書を読んだ気分。 悪い意味ではなくて、人間というものを考えさせられるすごくいい本だと思う。心を揺さぶられた。 やっぱり名作だと言われるだけはあるなと感じた。 主人公の幼い頃からの心の動きや自己との葛藤が丁寧に描かれていて、だからラストも泣けるのだと思った。 2007年5月25日
0投稿日: 2007.05.25
powered by ブクログ最後ではホント感動して学校で泣きました。信夫にモデルさんがいて、塩狩峠で実際にアレをやったのかと思うと…もう…。
0投稿日: 2007.05.23
powered by ブクログ初めて読んだ時、衝撃的すぎてしばらくボーゼンとしてしまった。 三浦綾子さんの小説はキリスト教色が強く、この本もその宗教の"無償の愛""自己犠牲"の物語。 宗教のことはよくわからないけれど、これだけまっすぐにキレイな心で生きるということがすごいことだ。
0投稿日: 2007.05.20
powered by ブクログきれいな世界きれいな心で人生を歩いている。 自己犠牲を全て肯定できるほど人間が出来ているわけではないから最後まで信夫の気持ちはわからないかも知れないけど もし本当にこんな事が自分にからんで起こったらどうだろう。考えるなぁ。
0投稿日: 2007.05.09
powered by ブクログ時の描写が素晴らしかった。 リアル。 心のきれいなひとが、こんな結末を迎えるなんて。 でも、心のきれいなひとは、最後まで心がきれいなんだと思った。
0投稿日: 2007.05.06
powered by ブクログ信者じゃないけど「神のなさることは、その人に最もよいことなのですよ」って言葉に救われた気がしました。主人公のひたむきさを見習いたい。
0投稿日: 2007.04.29
powered by ブクログ高校の課題図書で読みました。 最初は純粋に読んでたのに、途中から感想文を書くための読書になったので、また、機会があればちゃんと読みたい。
0投稿日: 2007.04.12
powered by ブクログ2007.3.27 読了 宗教についての知識はあまりないが、中学生の私でも読めるものだった。私には到底できそうにないことをやってのける信夫の精神に感動した。
0投稿日: 2007.03.28
powered by ブクログ何か宗教が絡んだ本を読みたくて選んだもの。人間について考えさせられた。私の高校時代の一番の本だと思っている。もっと早く読んでおきたかった。
0投稿日: 2007.03.17
powered by ブクログストーリーは書いちゃうと面白くないので書きません。 ただ、信夫は凄い。泣かずにはおれん。 キリスト色の強い本。泥流地帯もそうやけど、こっちのが濃い。 あたしには、とても真似できません。 でもこれが実話やったんやから凄い。 こんな人間おるん??って思ったらいたからね。 宗教の力であれなんであれ、こんな事できる人間はまだ日本にいるのでしょうか。 色々考えさせられます。 泥流地帯が長いと思う人は、こっちから読んで下さい。
0投稿日: 2007.03.15
powered by ブクログ名作ですね。 キリスト教の知識が少しあったほうがいいのかも。 宗教云々と言うよりも一人の男の葛藤、生き様に 泣かされます。主人公のモデルがいたとは知らなかった。 北海道行ったらこの本とともに塩狩峠を越えてみたい。 心に生きる一冊。
0投稿日: 2007.03.10
powered by ブクログ中学生が読む事も出来る難しすぎない題材で、人物の関係論は分かりやすかったし主人公の成長する様子も分かりやすかったです。 思いがけない最後で、凄く感動したし驚いた部分が多かったです。主人公の意思の強さを見習いたいと思いました。
0投稿日: 2007.03.07
powered by ブクログ何の為に、人は生きるのだろう。 確か実在した人がモデルになっている話ですが、こんなに清い心の人が、ちゃんと世の中にいるんだと思うと、希望がでます。
0投稿日: 2007.03.02
powered by ブクログキリスト賛歌には、揺さぶられなかった。物事には多面性があるという根本が忘れ去られている。汎神論者なので、もうなにがなんやら。最後まで読みきった自分を褒めてやりたい。則天去私がすばらしいなんて誰が決められよう。信じるものをもつのは大事なことだとは、思うんだけど。
0投稿日: 2007.02.11
powered by ブクログキリスト教嫌いの祖母の影響の下、幼少期を過ごし大人になってから好きな人の影響でキリスト教に入信するので、裏表紙に書いてある「愛と信仰に貫かれた生涯」というのは違っている。 この裏表紙は結末を書いている事でも評判が悪い。 約束された幸福を前にした不幸、というのが感情を掻き立てる所があるのかな。 泣ける小説として有名で、泣く事を目的読んだが泣けなかった。 「ぼくは性欲に関する限り、決して一生自由人となることができないような気がする。幾度か、性的なあやまちを犯しそうな不安すら感ずる。君、どうか、ぼくを笑わないでくれ。そして、ぼくにこのことから自由になる道を教えてくれないだろうか」 「目に見えた不具者を笑うことはやさしいが、自分たち人間の心がどんなに不自由な身動きのとれない不具者かということには、なかなか気付かないものだよ」
0投稿日: 2007.02.02
powered by ブクログ中1のときの読んで、涙が止まらなかった本。お母さんがクリスチャンだから薦めてもらったんだけど、結構宗教の話もあるから、読みづらいって感じる人もいるかも。
0投稿日: 2007.02.01
powered by ブクログ人生のバイブル。にしていたら、もっと立派な大人になれたかもしれない。主人公のあまりに真摯な姿に宗教って胡散臭いなぞと捻くれていた頃もあったが、衝撃的な一冊。
0投稿日: 2007.01.27
powered by ブクログ主人公の信夫もそうであるが、私は心のどこかで宗教を胡散臭いものと感じていた。 でも、「よく生きる」とはなにかを考えたときに、神の教えを基準にすると割とシンプルにいくんだな、と感じた作品。 ふじ子のことを思うと可哀想でなりません…。
0投稿日: 2007.01.22
powered by ブクログキリスト教信者の主人公が、自分を犠牲にして、他人の命を救うお話。実際にあった塩狩峠の鉄道事故を著者が、着色した物語。
0投稿日: 2007.01.21
powered by ブクログ深い内容の小説。 読み返せば読み返す程、何でこんなに良い人が、こんな死に方をしないと駄目なんだろうと思います。 命を救ったのも奪ったのもキリスト教なのかなぁ。
0投稿日: 2007.01.18
powered by ブクログ大学図書館にて借りて読みました。 卒業旅行で北海道に行ったとき、塩狩峠を通りました。 正直、急勾配で、山の中をかき分けて進むような感じで 電車でこんな所を行くんだと思うような場所でした。 その時はうっすらとしかこの本の存在は知らず、 帰ってから、即座に探して読んだ覚えがあります。 明治の昔にまだ電車ではなく機関車だったころ、 主人公(とそのモデルになった方)がどのような想いを抱えてあの場所を通ったのか。 想像すると今でもなんともいえない気持ちになります。
0投稿日: 2007.01.01
powered by ブクログ結納のため札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車が、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れ、暴走し始めた。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた…。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、
0投稿日: 2006.12.31
powered by ブクログ実際の塩狩峠は何もないところでした。 電車が通っているのが不思議なくらい。 泣けます。もう1回読もう。
0投稿日: 2006.12.29
powered by ブクログ一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う感動小説。キリスト教がキーワードなのだけど、外国にはこういった宗教がポイントとなる物語が多くあるのだろうか(むしろそういったものばかりかもしれない…)、また、日本という無宗教・関心の薄い国だからこそインパクトがあるのかなどいろいろ考えてしまった。
0投稿日: 2006.12.29
powered by ブクログナウシカみたいな話。キリスト教信者になったあとの主人公のどろどろした人間らしい感情やエゴや迷いなどももっと描いてくれれば良かったのになぁ。感動はするけど共感はできず。。
0投稿日: 2006.12.19
powered by ブクログとても宗教的なストーリーなのですが、そういうことに囚われずに読んでもらいたい作品です。キリスト教の信者であろうが、無かろうが、そういうことは関係なく、人としてあるべき姿を教えてくれるような気がします。ラストはちょっと衝撃的。
0投稿日: 2006.12.12
powered by ブクログ読んだ当初は正直なところ主人公に共感できずかなり批判的でしたが今読み返したら多少は変わるかもしれない。ちなみに今手元にはないです。
0投稿日: 2006.12.10
powered by ブクログ氷点にハマッたのを機にいっきにばぁ〜っと三浦作品読み漁った中で一番好きだったのがこの塩狩峠。次点が細川ガラシャ。どちらもキリスト教の信仰心についての話ではあるんだけど、ちっとも説教臭くないし、むしろ人間の本質を捉えた内容だと思う。
0投稿日: 2006.11.22
powered by ブクログ他人のために自分は犠牲になれるか・・・読んだ後めっちゃ考えた本でした。人のために自分の命を投げ出せるか。自分やったらどうしたやろーって。 宗教とかそういうのん関係なしで深い本でした。。
0投稿日: 2006.11.05
powered by ブクログ一日で読み切った本。三浦綾子の本は昔1冊「母」というのを読んだな。なんとも温かい空気の流れている文章なので読みやすいです。明治時代(多分日清日露戦争あたりの時代背景)のある男の子の小さい時からその生涯をたどっている感じなんだけれど、まぁとにかく善人で。それもそのはずキリシタンになっていくんだよね、もともと嫌悪していた。結構聖書っぽい話も含まれていて、それもまたダヴィンチとかとは違うから、特に無宗教な私は「え?」と思ったりここまでいい人いるんかなぁ〜と思ってしまうけれど・・・でもあとがき読んだら実話に基づいてるらしくビックリでした。結構三浦綾子はキリスト系の話らしいので(遠藤周作とかと同じかな)もっとオトナな広い心を持てるようになったらまた読もうと思います。
0投稿日: 2006.11.05
