
総合評価
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powered by ブクログあとがきには、この本は「犠牲とは何か」を知る本やって書いてあった。もちろん、そういう側面もあると思う。 けど、オレはこの本を通じて「人は誰のために生きるのか」を考え直したいと思った。 主人公の心の移り変わりを追っていくと、初めは祖母に教育され、自分が武士の子どもとして誇りを守っていくことを重視していた。 それが、様々な人との出会いや自分の中での発見を通じて、徐々に考え方が変わっていく。 その変化を読むのは、めっちゃ面白かった。 けど、オレの意見としては、結末がマイナス要素。 今はうまく言葉で表現できひんけど、これを読んだ自分の正直な感想としては「多くの人を助けるためには、自分を犠牲にしなければならないのか・・・・」ということだった。 キリスト教の教えの詳しいことはわからんけど、「自己犠牲=他社救済」っていう考えには反対。それは、単なる自己満やと思ってしまう。 でも、本人は「自己犠牲」なんて思ってないから、客観的評価と主観的評価の間に溝が生まれるんやろね。 とりあえず、いろいろ考えさせられる一冊でした。 まだ自分の意見を正確に伝えられる域まで達していません。
1投稿日: 2010.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
心が洗われるような小説でした。著者がキリスト教信者ということで、最後に行くほど、宗教臭は好きになれませんでしたが、それでも本当に読んでよかったと思いました。2・3回泣いてしまいました。本当に実在した人なのか、逆に疑わしいぐらい素敵な話です。
0投稿日: 2010.10.03
powered by ブクログ主人公がほんとうにすばらしい方で、 自分の行動見つめなおしたくなります。 最後は悲しいような、心温かくなるような・・・・・・ とりあえず読んでみてください!!! (九工大 学部生)
0投稿日: 2010.09.28
powered by ブクログキリスト教に属するんやけど、宗教の考え方を抜きにしても純粋に色々すぎるほど考えさせられる本。 自分は同じ状況であればどうするか?は永遠のテーマです。
0投稿日: 2010.09.20
powered by ブクログ図書館で何気なく借りた一冊。自分にとってこんなに重い本になるとは思いませんでした。 私はキリスト教とか宗教に興味はないけれど、清くまっすぐに生きた主人公には尊敬の念をいだきました。最後の自己犠牲的な行動は・・・正直人間として良いことなのか考えてしまいますが、とにかく感動して涙が止まりませんでした。 自分の行く方向に迷ったり悩んだりした時、またこの本を読みたいなと思っています。
0投稿日: 2010.09.16
powered by ブクログやっぱりラストの主人公の行動に涙、涙。 実話だというからより悲しくもなり、すごい人もいるんだと思った。
0投稿日: 2010.09.07
powered by ブクログ宗教色が強いのは気になったが、やはり三浦綾子ワールドは深い。 私はキリスト教信者ではないが、文中に出てくる教えには感じるところがあった。 実在の人物をモチーフにしているという永野は理想的な人物。なかなか自分の命と引き換えに他人を救う事はできない。 少なくとも自分の家族とか社員に対してはそのくらいの覚悟を持ちたい。
0投稿日: 2010.09.02
powered by ブクログ信仰に生き、自らの成長とともに多くの人々へ愛をもたらした1人の鉄道員の一生を描いた小説。実際に起こった塩狩峠での事故をモチーフにしている。 信仰の尊さ、殉ずる心とはこういうものなのか。 しかし、決して宗教色の強い小説ではなく、人を愛することの究極が自己犠牲だと著者は言いたかったわけでもない。人間を愛することの充実感を教えてくれる。
0投稿日: 2010.08.28
powered by ブクログ少年時代の両親、妹と自分の間に疎外感を感じる部分の心理描写に共感。が、信仰にどんどん傾倒していく辺りからそのパワーが私には理解しづらかった。『無花果』がラストの伏線、厚さを感じさせない読ませる力を感じた。
0投稿日: 2010.08.20
powered by ブクログ主人公の生き方に素直に共感できた。もう少し若い頃に読んでいれば、キリスト教信者になってしまったかも・・・なんてそんなわけないか。古い作品にしては色褪せてないように思う。他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2010.08.01
powered by ブクログ前半は感じるものが少なかったけど、実話に基づくという部分に驚嘆しました。 ラストはそれなりにひきこまれて…尊い行動だとは思ったけど、遺される人がいる状況で、自ら選ぶ自己犠牲は賛美したくないです。 名作と聞いていたので、去年か一昨年、やっと図書館で借りた本。 10代の素直だった頃に読んでいたら、もっと違った衝撃に近い感想が持てていたと思う。
0投稿日: 2010.07.26
powered by ブクログ人間失格や金閣寺がネガティブな小説代表だとすると 塩狩峠はポジティブ代表。 ってぐらい心に真っ直ぐな小説。 全然ひねくれてない。 ひねくれているコウモリみたいな俺にとっては太陽みたいな小説。 でも本当にこういう小説が大事だと思う、今日このごろ。 大人になると馬鹿になって、物事をひねくれて考えすぎる傾向にある俺。 まぁ責任逃れと言い訳がましい人間になってるってことやけど・・・ でも、真っ直ぐな道徳精神溢れるこの作品を読み進んでゆくことで、 そのひねくれ曲がった体に一本の筋を与えてくれた。 姿勢良くなって呼吸も楽になった感じ。 ひねくれず、真っ直ぐに生きる大切さ。 その尊さを教えてくれました。 こんな人間いたんだよなぁ。
0投稿日: 2010.07.12
powered by ブクログ他人のために自分の命を犠牲にできるのは素晴らしいことだとは思うが、 俺は赤の他人のためにそこまではできないな。 でも大切な人を救うためなら死んでもいいと思える。
0投稿日: 2010.07.11
powered by ブクログ『塩狩峠』の物語が始まる前に書かれているのがこの言葉 一粒の麦、 地に落ちて死なずば、 唯一つにて在らん、 もし死なば、 多くの果を結ぶべし。 この聖書の箇所はイエスが最後にエルサレムへ上られたときの話。一粒の麦が地に落ちて無数の実を結ぶように、一人の犠牲によって多くの人が救われるという教え。「一粒の麦」とはイエス自身の生命を表していて、死を目前にしたキリストの覚悟を端的に表わしている。一読した末に、この箇所が引用されていた理由に納得できた。 自己犠牲は素晴らしいことかもしれないが、一番愛し、大切に思う人を悲しませることになってしまうのがとても切ない。人はなんのために生きているのか、何のために死ぬのか、人間の存在意義というものを自分の中で考えさせられる内容だった。
1投稿日: 2010.07.09
powered by ブクログ凄絶な話 三浦綾子初体験でした 読み返すことの必要な話だなあと思います (すぐにではなく、必要になったときに)
0投稿日: 2010.06.27
powered by ブクログキリスト教を美化しすぎていて違和感を感じる部分もあったけれど、読んだ後すごく考えさせられました。 古い本だけど、文体も読みやすく一気に読んでしまいました。10代の多感な時期に読んだら、その後の人生観が変わるかも。名作です。
0投稿日: 2010.06.18
powered by ブクログモノは試金石。対峙した自分次第で、そのモノはプラスにもマイナスにもなりうる。 後半、主人公が完璧な人間かのように描写されているのが、ちょっといやだったなー。
0投稿日: 2010.06.14
powered by ブクログ「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん、もし死なば、多くの果を結ぶべし」 東京は本郷、士族の家に生まれた永野信夫は十才まで厳しい祖母に育てられた。母は信夫が生まれてすぐ死んだと聞かされていたが、祖母の死後、当の母・菊が信夫の妹である待子と共に永野家に戻って来た事で真相を知る。 菊が「ヤソ」であるために、彼女は祖母に疎まれ家を出たという。 「ヤソ」とは、キリスト教の信仰とは、息子である自分を捨ててまで貫きたいものなのだろうか? 母たちとの宗教観の違いに戸惑いを覚えながら成長した信夫は、やがて親友・吉川の誘いで北海道に渡り、鉄道会社に勤務。同時に片足が生まれつき不自由なうえ、結核に冒され闘病を続ける吉川の妹ふじ子に思いを寄せるようになる。 病と闘いながらも明るい笑顔を見せるふじ子。町で出会った伝道師。親しい作家……。彼らの生き方に惹かれ、それを支えるキリストへの信仰を、やがて信夫も受け入れ、誰よりも熱心な信者となった。 ある冬の日、長い闘病生活から脱したふじ子との結納のために札幌へと向かう汽車に乗った信夫。 しかし、塩狩峠の頂上に差し掛かった時、彼の乗った最後尾の客車の連結が突然はずれ、峠の急勾配を逆走し始める。 信夫は客車のハンドブレーキに飛びつくが完全には利かず、急カーブは目前に迫る……。 明治42年、北海道の塩狩峠で実際に起きた鉄道事故で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の姿をモデルに描かれた愛と信仰の物語。
0投稿日: 2010.06.12
powered by ブクログクリスチャンすげーって思った。入信する気はないけど、自分にも隣人愛みたいな気持ちは必要だなって思った。人生が変わる一冊だったかも。
0投稿日: 2010.05.26
powered by ブクログあの世の共の本ということで繰返し読みたい本を選んだ。夏休みの読書感想文で読んで号泣した。死んだときに主人公の彼のように自分が何か役に立ったのかどうか死ぬときに省みるのに必要なんじゃないかと思い戒めとして選んだ
0投稿日: 2010.05.25
powered by ブクログ10代のうちに読むべきだったかもしれない。 それだけ。 実話だけに終わりがサラリとしていた気がする。 何だろう。複雑な気持ち。 色色素直には読めなかった。 そういう実話があった、というだけで良かったかも知れない。 再読はしない。
1投稿日: 2010.05.21
powered by ブクログ札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車が、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れ、暴走。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけたが…。 明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自分の命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った青年の話。実家近辺が舞台だったりキリスト教に関わる話だったりで知ってはいたけれど最近までなんとなく敬遠して読んでいませんでした。 実話がもとにはなっていますが、どこまで実話かは分からないです。ともわれ、「自己犠牲」について、「命」とか「存在」とかについて色々と考えさせられる本です。 宗教とか信仰心とかで片づけられる話じゃないような気がします。一瞬の判断で、自分が死んでもいいから人を助けようなんて、まして親子ではなく他人のために…。とても、「自分だったら」なんて考えられない。 意外と読みやすいのですが、内容が重くて読みながらズゥゥゥンときました…。2階にありますので、興味がありましたらどうぞ。折角北海道の作家さんの作品なので読んでおいて損無しだと思います。
0投稿日: 2010.05.20
powered by ブクログ絶対泣くから、とみんなの意見や評判を聞いていて臨んだら・・・。ああ、そういう話でしたか・・・。いい話にゃ違いないけど、私の壺にはかすらなかった。宗教臭さがあわん。
0投稿日: 2010.05.12
powered by ブクログ生きることや、信仰を持つことについて考えさせられる。 一見、悲惨な最期のようで、実は、それが主人公にとって、至極当然であるかのよう。 少年期から青年期へと移行する主人公の内面の変化が、特に信仰を持ち始めることと深く関係してあるように思われる。
0投稿日: 2010.05.06
powered by ブクログ浦野所有。 2005年の北海道旅行時に、途中まで読み進めていた『塩狩峠』を読了しました。初めて読んだ学生時代には気づかなかった描写もたくさんありましたし、その深みのある内容に改めて感動できました。本当に名作だと思います。 ただ、話ができすぎだと感じる部分が何か所かで見られ、現実性が薄いといえなくもないです。しかも小説としてのつくりこみというより、キリスト教の信念を正当化するための創意が匂ってくるので、人によっては嫌悪を感じてしまうかもしれません。 一つの行為をとっても、それがある人には奇異に見え、ある人には感銘を与えるものとなる…。世の中の不条理さというようなものを感じる作品です。 今度、夏に北海道へ行く機会があれば、塩狩峠で下車してみようと思いました。
0投稿日: 2010.05.06
powered by ブクログ友達にこれだけは読めって紹介された本 宗教くさくてだめかもわかんねって人がでてきそうな 人の模範・最高系 もはや完全体レベルの主人公 生まれたころから出来上がった人間性でないところがまた粋ですね 何度も読める 勧められた俺って最高の幸福人
0投稿日: 2010.04.30
powered by ブクログラストに号泣。そして、決して、私には真似できない。本当に一瞬キリスト教徒になろうかと思ってしまったものです。
0投稿日: 2010.04.27
powered by ブクログ人のために生き、人のために死んだ。 …フィクションだと思っていたけど、まさか実話を元にしているとは。 興味深い事件だったので、父にも読むよう勧めました。
0投稿日: 2010.04.26
powered by ブクログ1人の男の幼少期から死ぬまでを描いた作品。 キリスト教の自己犠牲の愛はすごいなぁ、と。 展開も無理矢理じゃなかったから 本当にあった話を読んでる気分になりました。。 どれが正解なのか分からんけど すごいの一言です。
0投稿日: 2010.04.24
powered by ブクログラストは分かっているのに涙が出ました。 厳密には実話ではないです。 キリスト教徒の鉄道員が殉職したという事故を元に、著者が書いたフィクションのようですね。
0投稿日: 2010.04.13
powered by ブクログ著者の本初めてでした。 椎名林檎さんや宇多田ヒカルさんが絶賛している本という事で読んでみました。 ソース http://stat001.ameba.jp/user_images/95/11/10000231617_s.jpg http://d.hatena.ne.jp/helpline/20071105/p1 宗教観は置いといて、大好きな明治時代のお話と、素晴らしい友人吉田との出会い方や、鉄道会社での信雄の人間関係の築き方などなど、学ぶことがとっても多かった。 愛と生死が大きなテーマ。 物語は最後涙を誘い、また公共の場で涙を拭きながら鼻をすすってしまった。。。 こんなラストって。。。 人は苦しくとも、背筋を伸ばして生きていられるよう、学ばなければいけない事が沢山あると気づかされた。。。 より良く生きる為にも、先人の知恵をもっと取り込もうと思います。 話は変わるが、最近私の大好きな人や尊敬できる知人に、この宗教を信仰してる共通点があることを気づかされる。まるで初期の信雄のように私は今悩んでいる。。。 とにかく、もう何冊か三浦 綾子さんの本を読んでみようと思った。
0投稿日: 2010.03.31
powered by ブクログ本を読んで、初めて泣いたものです。高1の時だったかな。 前半は、耶蘇教(キリスト教)関連の事だったりと、 ちょっと読むのしんどいかも・・・なんて思ってたんだけど、 最後まで読んで、「読んでよかった。」って思いました。
0投稿日: 2010.03.17
powered by ブクログ中学か高校の頃友達に借りて読んだが、読んだ後胸が苦しくなった。これが実話だと知り更に胸がキューっとなった! 暴走する電車をとめる為に自分の身を捧げる主人公。しかし、それがさも当たり前のように、それを自分の運命として受け入れている。すご過ぎる!
0投稿日: 2010.03.08
powered by ブクログある、キリスト教徒のおはなし。 ただひたすらに与えて、与えて、与える 人を選ばず、誰も憎まず、まっすぐに。 正しさ、なんてものが明確に存在するかは分からないけど ひょっとしたら、永野さんのようなひとが 正しいひとなのかもしれないとおもった。 つよくて、やさしくて、美しい。 こんなひとが、どこかに居て欲しいとおもった。 久しぶりに、本を読んで涙がでました。 だけどわたしはキリスト教徒にはなれない、とおもった。 与えることこそ幸福だとおもえてしまったら わたしはきっと ほしくてほしくてしかたない、 あのこころを締め付けるようなせつなさに もう二度と出会えなくなってしまう。 自分のなかのずるさや、間違いや、 欲や、どうしようもなさに 憤りをおぼえながらも愛さずにはいられない自分を再確認。 わたしはいいんだ、弱くても。
0投稿日: 2010.03.01
powered by ブクログこの話は、実話をもとに描かれた話です。 キリスト精神に基づいて「 人を愛すること」について色んな角度から 考えさせられます。 愛する人を脳裏に思い浮かべながら、多くの人のために自分の身を投げ出す その行為に色んなことを想像しました。 一度読んでみてください 私のバイブル的な一冊です
0投稿日: 2010.02.24
powered by ブクログ先日アタック25を見ていて突然三浦綾子のことを思い出したので読む。 中学の時に国語の先生が猛プッシュしてたが、便覧に載っていなかった理由が少しわかる気がした。 あまりにも宗教色が強すぎて限界に達する@池の平。 この場合はキリスト教だけど、宗教を信じる理由に対して信じない理由があまりにもぼんやり。 大阪のお母さんの甥っ子の考え方は嫌いじゃないけれど、宗教誌の連載小説だから仕方ないかな。 どっちかっていうと彼くらい大らかで冷静なものの考え方が出来るように努めたい。 信夫の生真面目で優柔不断でイッライラする!! ってところがきっと悟った以降の宗教家としての彼の生き方をより際立たせるんでしょうけれど 彼にキリストがいるように、私にはご先祖様がいて都合のいい時の神様仏様がいて、大切な家族や友達や仲間がいるんです。 それは悪いことじゃないし誰にも責めさせやしない。 もしこれから先、私が他の神に出会ったとしても同じことだと思う。 実話だとしてもフィクションだとしても 彼の行為と結果は本当に褒め称えられるすばらしいものだと思う。 だけど、「彼のように生きたい」だとかは私は言いたくない。 生きられないし生きようとも思わない。 そんな私にだって信じるものはある。 でも遠藤周作は次に読みたいな。
1投稿日: 2010.02.18
powered by ブクログ中学生の頃友人から勧められて読んだ本です。 とても印象に残っています。 確か実話だったと聞いていますが。。。
0投稿日: 2010.02.17
powered by ブクログ高校の時、国語の先生が泣きながらストーリーを話してくれた。 めちゃくちゃ気になったので購入。通学の電車で読んで泣きそうになった。
0投稿日: 2010.02.16
powered by ブクログ押し花 それは、空に輝く星を愛しているような、非現実的な愛 「定めなきは人の心」 …女の妖しさを感じさせた。それは決して不快ではなかった。その不快ではなかった自分に、信夫はこだわっていた。 人の好意を受け取ることにかけては、ふじ子は天才的ですらあった。 心の底で、ふっと落し物をしたような感じがした。 優しいようだが、どこか犯しがたいきびしさがある。 それは信夫の命そのままの重さであった。
0投稿日: 2010.02.15
powered by ブクログ13歳 おばあちゃんが、貸してくれたときは、味読なんて言葉をあんまり理解できてなかったのですが、この小説に素晴らしい一生を覗いたことは、わかりました。
0投稿日: 2010.02.02
powered by ブクログやっと結婚が決まった矢先に自分の身を投げ出して列車を止めたキリスト信者の話に私も読んでるうちにそんなキリスト信者になりたいと思いました。
0投稿日: 2010.02.01
powered by ブクログ最も好きな本の一つです! 塩狩峠で実際に起きた事件をたたき台に、三浦綾子の美しい文体で綴られた感動のストーリーは、涙なしには読めませぬ
0投稿日: 2010.02.01
powered by ブクログ長く待ち望んだものを得るその寸前に、 (多くの他人のために)自分の命をこれほどまで潔く投げ出せるものなのかと驚いた。 だからこそ、この作品が実際に存在した人物の行為をモチーフとしていることにさらなる驚きを隠せなかった。 信仰のない私は、「自己犠牲の精神」にあまり共感できないけれど、主人公・信夫の行動に心を揺さぶられたのは、彼の生き方・人間性がひとつの真理だったからだと思う。 宗教色が強いけれど、すんなりと心に入ってきて、 自分の心の中の余分な部分をそぎ落としてくれるような一冊だった。 読めばきっと、人間の弱さや強さ、そして生き方について深く考えさせられること間違いない。 椎名林檎嬢が「私の原点である作品」と言っているそう。
0投稿日: 2010.01.26
powered by ブクログ身をもって列車を止めた話、という印象が強いが、一人の基督教信者の一生を描く側面の方が強い。描写が奇麗で、中身も美談。
0投稿日: 2010.01.08
powered by ブクログ中学生の頃読んで、それ以来大好きな本。 2,3度は読み返してます。 何年か前に、ホームから落ちた人を助けようとしたカメラマンと韓国人留学生の2人が自らの命を犠牲にするという事故がありましたよね? あの事故を思い出さずにはいられない話、私にとっては。 こんなふうに他人のために、自分を犠牲にできる生き方をしたいけど、今の自分にそれができるかって聞かれたら、イエスとは言えない自分がいる。 いろんなことを考えながら、同時に涙が止まらなくなるお話。 競争社会が激しいこの世界、ほんの少し足を止めてこの本を読んで欲しい。
0投稿日: 2009.12.17
powered by ブクログどんでん返しがあるわけでもないのに、ここまでラストが衝撃的なお話はあまりないのではないでしょうか。 いろいろと考えさせられる本でした。
0投稿日: 2009.12.11
powered by ブクログ高校生のとき、本の感想文を書くために図書館で借りた。 そのときに衝撃をうけたので、購入。 でも、もったいなくて未だ読んでません。
0投稿日: 2009.12.11
powered by ブクログ1年の入院生活で最初に読んだ本。 ガキの頃に日曜学校へ行ってて良かった。 塩狩峠ってどんなトコなんじゃろ。この目で見てみたい。
0投稿日: 2009.12.08
powered by ブクログ私はキリスト教の学校に中高大と通っているのですが、 主人公、永野信夫さんはまさに聖書の言葉を実行した人である、と思いました。 この本を読んで初めて”あぁ、この聖句はこういうことを言いたかったのか。”と思った言葉は少なくありません。 また、主人公の父、永野貞行さんが遺書の中で”自分が言ったこと、したこと、全てが遺言である。”というようなことをおっしゃっていました。 私もそのように思える人生を送りたいものです。
0投稿日: 2009.11.08
powered by ブクログ昔、父に薦められて読んだ本。 主人公の清く生きようとする努力と成長が描かれた作品。 読んだあとには自分も何か1つ 良いことをまっとうしようって思える作品です*
0投稿日: 2009.11.06
powered by ブクログ自己犠牲とは何か?愛とはなにか。 この話は祖父の勧めで中学生の頃に読んだ本で、学校の課題図書でもあった本。当時引き込まれたストーリーの面白さや、強烈に刻まれたラストシーン、読後に広がる重い爽快感(一見すると矛盾した表現のように感じるが)は、読んで10年以上立った今も色あせずに心に残っている。日々自分は人間として迷い、成長し、変化をしていっているはずだけれど、変わらずに同じ本に感動していた自分も10年前に確かにいたんだと改めて気づかせてくれる本。思春期に読んで、良かった。
0投稿日: 2009.11.03
powered by ブクログ10代に読んで、とても切な過ぎ、続けて読んでいた三浦綾子さんを読むのを止めてしまった程でした。 歳を重ねた今どのように感じることができるのか、読み直したくなりました。
0投稿日: 2009.11.02
powered by ブクログ読んだことある人からは、むっちゃ感動するよと言われていたので、逆に構えすぎたのか涙は出ませんでした。 いい作品だと思います。 ただ、あそこまで清く正しいひとになれるのかと疑いたくなる気持ちが後半でてきてしまったのは自分に残念です(苦笑)。 『それは、空に輝く星を愛しているような、非現実的な愛であった。ただ、ふじ子を思う事によって、信夫自身が満たされているような、そんなひとりよがりな愛でもあった。』 ちょうど、自分がそんな時だったのもありこのセリフは心にのこった。
0投稿日: 2009.11.02
powered by ブクログ前々からなんとなく気になっていて、社会人生活3年目にしてなぜか急に「今読まなきゃいけない気がする。それによって人生観とかなにかが大きく変わるわけではないだろうが、今読まないといけない気がする」そんな思いに突然とらわれて(激しい妄想ともいう)手に取った。 キリスト教の賛美ではあるけれど、それはこの本自体がそういう関係の雑誌に連載されていたというのを知って納得すると同時に、賛美だけにとどまらない、耶蘇がどう一般の目にとられているかも把握しているうえでの誠実な小説だと感じた。 やはりこういうのが作家なのだろう、と思う。 宗教家だったらこういった類の小説は自身が傾倒する賛美ばかりを全面におしだして気持ちの悪い、一般人が読めば不快感を催させるものになるにちがいない。 それがこの小説にはあまり感じられなかった。 作家と主人公のひたむきすぎる誠実さ、正直さ、純粋さにあてられるところはあったが、それもまたこの小説の魅力なのだろう。 美しすぎるだけでいい。 この小説はそれでいいと思う。 何度も読み直す本には入らないが、ぼんやりと何かの拍子に手に取った時に、また突き刺すほどの美しさを感じられると思う。 心の空気の入れ替えにいいかもしれない。
0投稿日: 2009.11.01
powered by ブクログ自己を犠牲にすることは容易い事ではない。普通ならこんな生き方なんてできない。でも、こんな生き方ができるように変えられる瞬間があるのだ。
2投稿日: 2009.10.28
powered by ブクログ高2の読書感想文用に読んだ 林檎ちゃんのオススメって紹介されてた 16のわたしにはこの自己犠牲の精神は衝撃的だった 塩狩峠はほんとうに坂道で怖かった この本を思い出した
0投稿日: 2009.10.27
powered by ブクログこころが叩きのめされた そんなかんじだ 深く激しく感動した なにより なんて自分は愚かなのかと、 恥じて仕方がない はたして友のために じぶんの命を捨てることなどできるのだろうか その反面 真っ白い雪のように 清らかなきもちでいっぱいだ
0投稿日: 2009.10.19
powered by ブクログまじめな青年の葛藤が少年期から就職して東京から北海道に渡るまでおもしろい。 周りの人が当たり前のことを疑問に思い、突き詰めて考え続けることに共感を覚える。 逆にキリスト教に入信してしばらくたつと全然何かに疑問を感じなくなる。 そんな風に描写した作者の気持ちはわからない。
0投稿日: 2009.10.18
powered by ブクログ不屈の名作です!初めに読んだのは小学生のころ?黄色く日に焼けた文庫本カバーのこの本は母のもの。キリスト教という信仰を主人公が折に触れて考え意識させられていく。北海道で婚約者の彼女に会いに行くために汽車に乗り、塩狩峠での驚きの顛末は…。何度よんでも泣いてしまう。でもずっと何度でも読みたい。
0投稿日: 2009.10.18
powered by ブクログ最初のほうは以外と単調な感じ。 中盤、キリスト教に目覚めてからも、主人公の根本的な人間性の、純粋さという感じがして、キリスト教の素晴らしさがどうのという感じはそこまではしないながらも、やはり賛美が少し臭いなぁと思いながら読む。 最後の20ページぐらいは、衝撃。 少し涙でそうになりました。中盤まではなんだかんだキリスト教の素晴らしさをうたった本なのかなぁと思ったけど、一番最後のシーンでやっぱりそんなに単純なもんではないと思った。 自分と引き換えにたくさんの命を救った信夫は、一番愛する人を一人の幸せは守ることが出来なかったんじゃないかと思う。彼の生き方、信念はたくさんのひとびとに多大な影響を与えたし、それはふじ子にとっても誇るべきことなんだろうし、彼女に与えたものもたくさんあったわけではあるけど。 やっぱり答えなんてないと改めて思い知らされるし、彼の選んだもの、キリスト教に属し信念を貫いた男の生き方に、深く考えさせれる。
0投稿日: 2009.10.15
powered by ブクログ勧められるがままに読んだ本。 主人公の成長していく様がすごくリアル。 最後、自分でもびっくりするくらい泣きました。 (電車で読むべきじゃなかった。。)
0投稿日: 2009.10.14
powered by ブクログ主人公信夫や他のキリスト教信者があまりにまっすぐな人たちで、なんというか、舞台は日本の明治だけどあまり現実味はありませんでした。 でもフィクションとしてとても楽しめました。 楽しむといってもハッピーな感じではありませんんが・・・こう、心が洗われるような小説です。 読む前に他の方の感想で「背表紙のあらすじに思いっきり結末のネタばれがあるから注意」とあったので本編を読み終えてから見てみると本当でした。 これはひどい(笑)これから読もうとする人は注意です。
0投稿日: 2009.10.03
powered by ブクログ小説を読み返すことがほとんどない自分が、幾度か読み返した数少ない作品のひとつ。 この国に文明が存在しえる限り、決して葬り去られることのない不朽の名作です。
0投稿日: 2009.09.24
powered by ブクログ2009/7/24(〜p148),25(〜p190),26(〜p298),(〜p459終) 小説 名作でぐぐった結果、出てきた本でありました。 題名もなんだか時代を思わせ、清閑とした雰囲気を思わせたため、気になりすぐさま図書館へ行き、借りて読みました。 これは大変いい作品であった! 事実を基にしたフィクション作品なのであるが、すごく感動し、同時に三浦綾子氏のキリストに対する信仰心も強く伺えた。 これだけ強くキリスト教を作品の中に盛り込むことが出来るのは、信仰心が強くなくては出来ないことであろうと思った。 確かに名作であった。 ググってよかった。
0投稿日: 2009.09.18
powered by ブクログキリスト教はむしろ嫌いだけどこの小説は本当に良い。 何回も読んだ。 心がきれいになるというか、主人公の人間性に惚れる。 ああいう風に生きられたら良い。
0投稿日: 2009.09.11
powered by ブクログまだ日本国内でキリスト教が認められていなかったころの話。 真剣にまじめに誠実に生きることが、感動するという見本のような話。
0投稿日: 2009.09.06
powered by ブクログ以前からキリスト教というものには、何となく興味を抱いていたが、この作品をもってその一部を垣間見ることができた。キリストの教えに「義人なし、一人だになし」という言葉があり、「完璧な人間などいない」と解釈されるものでこれには共感。さらにキリスト教を深めてみたいと思わせるきっかけとなった。 キリスト教を極め、私も信夫のような精練された心の持ち主になりたい・・・。
0投稿日: 2009.09.02
powered by ブクログ多分、読んだのはもう何年も前ですね。 だから、詳しくあらすじを伝えろと言われても、全然他の人より伝えられないでしょう。 でも、自分の中で一番好きな作品であり、小説ではこれを超えるものはまだない。 自分は信仰といったことに関心がないから、 心情として、主人公の気持ちの全てがわかるわけではない。 ただ、葛藤という点ではずっと共感できることが多いように思う、 そして、キリスト教と出会い、自らの中に確固たるものを見つける主人公を尊敬し憧れた。 人生をまっとうするならば、この人のようにありたいと思う。 でも、全くできていないのが現実なのですが、、、
0投稿日: 2009.09.02
powered by ブクログ愛とは、いとわず犠牲になること。 待ちに待ったかがやかしい未来を捨て、 見知りもしない多くの人命を守るのは、 もはや人間業ではない。 この小説はキリスト教が基盤となっているけれど、 決して宗教色の強い作品ではありません。 この主人公はもともとキリスト教を嫌っていましたし。 生きていくうえで、人として大切にしたいものは多くあります。 けれど、実行することは本当に難しい。 本当の愛や勇気、誠実、真摯さ。 人としての進歩を感じました。 実話に基づいているというのだから、もっとすごいと思います。
0投稿日: 2009.08.18
powered by ブクログ【結納のため札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車が、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れ、暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた…。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説】 高校生の時に、担任の先生から渡された一冊。最後の数ページ・・・号泣しました。本でこれほどまでに泣いたのは、高校のあの時がはじめてでした。
0投稿日: 2009.08.17
powered by ブクログ高校時代に読んで以来で久々に手にとってみました。 私の思い上がった気持ちを根底から覆した本です。 どこかのレビューで誰かが仰っていたことですが、mr.childrenの「HERO」の一節「例えば誰か一人の命と引き換えに世界を救えるとして」に被ります。 実際、主人公が救ったのは世界なんて大層なものではなくて電車の車両一個分の人命、多く見積もっても50名としたものだと思います。 有り体に言えば「車両事故を救った一人の男の物語」です。 それでも、私の心を10年も捉えて離しません。 そして今後の人生も、きっと。 生まれる所や、今まで生きてきた過去は変えられません。 でも、これからの生き方や死に方は選べます。 「私の言ったこと、為したこと全てが遺言だ、そのように日々を生きてきた」と主人公の父は遺していますが、そういう心の豊かさを持って生きることは、死ぬことは。 それは私が今後どう生きたいかを考える非常に大きなヒントだと思っています。 そして願わくば、私が死ぬ時もそう言えるように。 中古本で105円、新品で買っても600円でお釣りが来ます。図書館で借りたら何とタダ!しかして、その感動プライスレス。 未読の方は是非一度手にとってみてください。 最後の30ページは一人で読まれることをオススメします。
0投稿日: 2009.08.07
powered by ブクログ高校の時に親に薦められて読んだ本です 号泣しました 今までに何度も読み返しています リセットしたい時に読んだりします
0投稿日: 2009.07.30
powered by ブクログ三浦綾子さん大好きです。 遠藤周作の作品もそうですが、当時の敬虔なキリスト教徒は、本当に信仰に生きた人たちだったんだろうと感動してしまいます。 何々教が素晴らしいとか、そういうものではなく、心からひとつのものなり考え方を信じ、全身全霊でその教えを守る姿にいつも心が揺さぶられます。 その信仰が何であれ、他社に対する思いやりと愛と誠実さを持って信じたことを貫き通す姿は素晴らしいことだと思います。
0投稿日: 2009.07.30
powered by ブクログ氷点などの作品で有名な三浦綾子の「塩狩峠」 最初に断わっておきますが私はキリスト教信者ではありません。 それでも三浦綾子作品は、神とは何か? 生きるとは何か?死とは何か?をストレートに 考えさせられ心に伝わる作品です。 「塩狩峠」の作品では、自分の仕事を全うし 見ず知らず人の為に命を懸ける鉄道員 それに伴って仕事とは?生きるとは?神とは? なぜ身を犠牲にするのか? それをいわゆるキレイごとでは書かない所が この作品の素晴らしい所です。 それでもなぜか涙なしでは、読み終えない 一冊となっております。
0投稿日: 2009.07.28
powered by ブクログ「愛とは、自分の最も大事なものを人にやってしまうこと」 そうなのかな? わたしの考える、体現する、理想とする愛情はどんなものだろう? わたしのなりたい自分はどんな人間かなあ。と、そんなことを考えてしまう本です。
0投稿日: 2009.07.26
powered by ブクログ自らの命を犠牲にして暴走する列車を止めて乗客の命を救った男の 実話をもとに書かれた話。 一番好きな本かもしれない。 この本から受けた衝撃はでかい。 生とは?死とは?愛とは?存在意義とは。人間とは。 色々考えさせられちゃったかも。 重いテーマであるにもかかわらず、文は読みやすく ストーリー自体にも引き込まれ、最後まで一気に読めちゃった。 キリスト教色が強いという人もいるが、 そこに気をとられてしまうのはもったいない。
0投稿日: 2009.07.26
powered by ブクログ神の捧げものとしての犠牲の話 ……でいいのかな、これは。 キリスト教が軸、なんだと思います。すごく深い。 でも、こんなの怖い う、うまく言葉に出来ないけれど。 父親が亡くなったときに、信夫が自分のてのひらを閉じて、開いて、人間は必ず死ぬものだと納得したっていうところが印象的でした。 あと、一番最後も。私は、ただかなしかった。
0投稿日: 2009.07.25
powered by ブクログ結納のため札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車が、 塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れ、暴走し始めた。 声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた…。 明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、 自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、 愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説。
0投稿日: 2009.07.18
powered by ブクログ----------------- 愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う作品(amazon>内容「BOOK」データベースより) ----------------- 信夫さんの一生。 思いやりやら愛やら自己顕示欲やらいろんなことに悩んで答えを見出して行く信夫さん。 その生き方がすばらしいから、読んでるこっちまでいい人になった気分になる。 始めから最後まで、ずーっと何かしら感動していた。 通勤で毎日ちょっとずつ読んでいたけど、毎日楽しみで読後感は毎日気持ちよかった。 年行けば行く程失う理性をちょっととりもどせたような気がする。
0投稿日: 2009.07.16
powered by ブクログ友人に借りて読んだ本。 気が遠くなる。信仰ってこういうもの?と衝撃を受けた。 キリシタンが嫌いだった主人公がキリシタンになる。 その流れもすごく自然で、クリスチャンでない人にとっても受け入れられやすい。 現実離れした奇蹟の連続ではなく、だんだんと信仰を持っていく。 そういう普通さが、よのなかとクリスチャンの隔たりを埋めてくれているような、 そんな気がした。
0投稿日: 2009.07.03
powered by ブクログ聖書の授業でレポート書かされた。 しぶしぶ読み始めたものの、あれ……?目から汁が……!? 涙なくして読めない……っ!!
0投稿日: 2009.06.30
powered by ブクログ初めて読んだのは中学生のときかな。 そのときも最後まで一気に読んでしまったのを覚えています。本屋で偶然この本を手に取ったのも、そのときに面白かった本は今になっても面白いのだろうか、という好奇心から読んでみました。 内容を全く覚えていなかったということもあり、最後まで小説の世界に引き込まれて、いつの間にか私も主人公に魅せられていました。 自分の生き方を省みるきっかけにもなりますね。 また数年後読んだとき、どう感じるのかが楽しみです。
0投稿日: 2009.06.24
powered by ブクログ実在するモデルがいるせいか、裏表紙に書いてあるあらすじがすでにラストシーン(結末)だった!!実際の塩狩峠での出来事を無知ながら知らなかった為、裏表紙読まなきゃよかった。
0投稿日: 2009.06.18
powered by ブクログじぶんにはひとつの宗教にたいしてこんなに厚く信仰することは不可能だなあ 宗教によって心を奪われることはこわいことだ でもまあ、なんだかんだで人間というものはみな何かしらに心を奪われているのだから、取り立てて「宗教」というくくりに嫌悪を抱く必要もないのだけど。 個人的にはどうも好きにはなれません。だけど読む人を引き込む魅力には溢れているとおもいます。 でも主人公が最後まで自分は童貞っていうことをコンプレックスに感じていて、それをもキリストに対する信仰心でどうにかごまかしていたという点に 厚い信仰のなかに垣間見れる人間の恥部を見た気がしてなんだか安心しました。
0投稿日: 2009.06.14
powered by ブクログ職場の方からのおすすめ本。偶然にもその少し前、路上配布でもらった聖書に著者の紹介が折り込まれていたのを見たばかり。それが時々不自由にはなっても、信じるものがある人は強いんだな。主人公をはじめ、とりまく人々の心が大きくて感動します。
0投稿日: 2009.06.01
powered by ブクログティーンの時に大きな衝撃を受けた一作。 この作品によって、 概念としては心にあった「命を懸ける」という事(行動)を、 私のパーソナルな問題として、生々しく真摯に問われた経験を 初めてした。 この著者の作品、生き様に接していると、 信仰に生きる、という事が形骸化するもしないもあくまでも 個人の問題だと分かる。 でもこういう人は、特に現代にあっては希少だ。 古風を感じる清冽で丁寧な筆致、一文一文から伝わる祈りを 感じる深みが三浦作品の持ち味だと思う。
0投稿日: 2009.05.24
powered by ブクログ心温まるとてもいい本です。列車の暴走を止めるために自分を犠牲にするという主人公の勇気ある行動が印象的。
0投稿日: 2009.05.19
powered by ブクログ号泣。ホント。号泣。 こんなにも切ないことってあるのかしら。 こんなにも正しい人がいるんだろうか。 でもさ、ふじ子のことを考えたら…でも、キリスト者とは、そういう決断を選択し得るものなんだろうか。
0投稿日: 2009.05.03
powered by ブクログ話の結末が僕の苦手とするタイプだったので「★4つ」です笑 著者の三浦綾子さんがキリスト教徒なので宗教がらみの色も強いですが、 大変読みやすく、メッセージもわかりやすい物語だと思います。 この物語で軸となるキリスト教の思想に、 「嫌なことをされても、その相手を愛せよ」というものがあります。 私はキリスト教徒ではありませんが、宗教とか関係なく、 生きていくうえでとても大切な考えだと思います。
0投稿日: 2009.04.25
powered by ブクログ『愛』とは自分の大切なものを人に与えること… 難しいですね。。。 一度では理解しがたい部分もあったので、何度か読みたい作品です。
0投稿日: 2009.04.12
powered by ブクログだいぶ前に読んだ。 泣くことはなかった。キリシタンの献身主義は偽善だ。たとえ自分の命を捨てるものであれ。
0投稿日: 2009.03.24
powered by ブクログ生き方について考えさせられた本。 人に優しく、まっすぐに向き合い、愛を与えることの大切さと誠実さ。
0投稿日: 2009.03.03
powered by ブクログ人はどう生きるべきか。 このように生きた、という話にこれほど心動かされたことはない。 生き方そのものには共感はしないが、ただただ圧倒される。 人は心の持ち方一つで、このように生きることができるのか。
0投稿日: 2009.02.28
powered by ブクログ結納のため札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車が、 塩狩峠の頂上にさしかかった時、 突然客車が離れ、暴走し始めた。 声もなく恐怖に怯える乗客。 信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた…。 明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、 自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、 愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説。
0投稿日: 2009.02.26
powered by ブクログ主人公の我の強さ、他を思いやる気持ち、信仰に対する思い…すべてがすごい。 しかし私には現実離れした人間のように思えました。とてもこの世にはこんな人間はいない、と。悲しいけれど。 でも実際にいたんですね。衝撃でした。
0投稿日: 2009.02.10
powered by ブクログ人にすすめられたので購入。 これは泣ける!と聞いてたり、あらすじをガッツリ聞いていました…。 イメージが膨らみすぎててあまり泣けなかったorz いい話でしたよ。 ただキレイすぎるような、そんな気もしなくもない。 主人公はまっすぐな人間過ぎて、それはそれで新鮮でした。
0投稿日: 2009.02.08
powered by ブクログ主人公・信夫のの人生を描いた作品。 ラストは泣きました。 ただ私にはキリスト教の思想がよくわからず、彼の犠牲とキリスト教がうまく結び付けられなくて、なんとなく腑に落ちません。 でも誰かのために、命を犠牲にした信夫には感動しました。
0投稿日: 2009.01.27
powered by ブクログ久しぶりに感動した本でした。高校の時、長いあいだピックアップされていた本であり、読んで良かった。心の底から人々を救おうとすることはできないことである。また、自分と同じ年の時の彼は自分が未熟だと考えているが、俺から見たらすごくできていて、すごいと感じる。最後はただただ涙が止まらなかった。
0投稿日: 2009.01.26
powered by ブクログキリスト教に反発を覚えていた信夫が大人になってゆく話。 うーん 学校で配布される、道徳の教科書みたいな。
0投稿日: 2009.01.25
powered by ブクログ私が始めて涙した小説です。 あまりの感動に、母に貸したところ戻ってきません(T▽T) 母はそれ以降、三浦綾子さんの本ばかり読んでいます。 私も読みましたが、この塩狩峠がいちばん良かったかな・・・と思います。
0投稿日: 2009.01.25
