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三浦綾子 電子全集 塩狩峠
三浦綾子 電子全集 塩狩峠
三浦綾子/小学館
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総合評価

779件)
4.1
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148
24
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    宗教的提案はあまり受け入れられなかったですが、主人公の父親のかっこよさが印象的でした。 いわく、人間、自分に同情しはじめたらキリがない、と。 いい言葉だなぁ。

    1
    投稿日: 2012.07.21
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    ″真っ白な雪の上に、鮮血が飛び散り、信夫の体は血にまみれていた″ そんな最期を迎える彼の生涯を描いた物語。 あの選択が彼の敬虔な信仰心に基づいた行動だったとしても、頭で考えるのと実際に行動するのでは比べものにならない程に難しい。 ましてや、その時信夫はすぐ目の前に幸せがあったのに。 全てを投げ捨て自分を犠牲に人々を救うその愛に、私は自分の身を振り返らずにはいられませんでした。

    4
    投稿日: 2012.07.07
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    宗教色が強いのは否めないが、何度読んでも違った形で心に響くものはある。ただ、先ほども述べたように、突然宗教色が濃くなるので、なかにはその「転」についていけない人もいるかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.07.06
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    信夫の最期は私にとってとても衝撃的だった。人は誰もがこのように生きれるものではない。何を信じ、何のために生き、死ねるか、その真髄を見た気がした。

    1
    投稿日: 2012.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心洗われる小説。オチはなんとなく知っていたので、泣くよなーと思いってたら、案の定。朝の通勤電車で最期を迎え、鼻がグスグス、目にうっすら涙←ほぼ40のオッサン。 実話をベースに、というあたりも納得。三浦綾子さん自身の体験も織り交ぜているのでしょうね。美化しすぎの感は否めませんが、リアリティはあると思います。 キリスト教徒ではないですし、なる気もないですけど、そういうことを抜きにしても、読む価値あると思うのですよ。人間は感じて考えてこそ人間。無償の愛や自己犠牲を問わないことがあるのも人間、だと感じます。 でも、その一方で先日読んだ上田早夕里さんの「小鳥の墓」のように心に闇を囲うのも人間、なんて考えてしまった。まー、人それぞれ十人十色か。 主人公の永野信夫のように純粋に聖人のようにはいかない。でも、少しでも頭に留めて、少しでも周囲の人に優しくなれたらハッピーになれそう。 日本にこのような人が居たということが本当に信じられない。自己犠牲が必ずしもいいこととは思っていないですが、今の日本にいかほどいらっしゃるのか。それとも極限状態であれば?震災の時にはたくさんの出来事があったのかも。 ああでも、ふじ子さんにはもう少し幸せになってもらいたかったかなあ。せめて少しは結婚生活の幸せを感じてほしかったかも。 私個人が思っていること。みんないろんな試練や困難にぶち当たることがあると思いますが、どんなに強大で、乗り越えるなんて無理、と感じることでも、絶対その人には乗り越えらえる量しか与えられていないと思っています。じぶんはあまり困難らしい困難にぶち当たったことがないです。まあ、割に要領よくスルーしてきた。これって、「お前にはこの壁は越えられないから、まだ早いわ」と言われている気がしています。周囲の人を見ていて、『自分だったら無理だもんな、あの人だからクリアできるんだなあ』と感じることが多い。なので、多少の困難でもみんななんとかなりますよ(というのは無責任すぎるのか) この本を手にしたきっかけは読書メーターでお気に入りにして頂いた方から。書評を目にして(ネタバレしないようにチラ見ですが)、気になり購入しました。この本に出会えた機会を作ってくれた読書メーターと書評を書かれたcoafさんに感謝。 また、長崎の打坂地蔵尊というバスによる同様のお話があるのですね・・・(涙)

    1
    投稿日: 2012.06.21
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    キリスト教の母親を持つ主人公が、反発しつつも最終的に敬虔なキリスト教信者としての人生を歩むようになる。その流れの中には人との出会いや出来事があり、物語としての整合性はあるのだけれど、視点を変えると幼少期に奪われた母親との因果に捕らわれていただけなんじゃないかなあ、という印象を持ってしまう。 宗教の話は人前でするなというけれども、小説としては感動するはずの展開なのに、人前で宗教の話をされているような居心地の悪さも感じた。

    0
    投稿日: 2012.06.21
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    キリスト教を嫌っていた少年が成長し、信仰に目覚めてそれからの生涯を描いた小説。 自分は宗教に関してはあまりにも無知なので、どうしても主人公をはじめ登場人物たちのキリスト教への入れ込み具合には共感しきれないところもあったのですが、それでもこれだけ信頼できるものを持っているということは、とてもうらやましいな、と感じました。 信夫と友人である吉川との友情もまたいい。性のことや死のことなどを話すなんて勇気がいると思うのですが、この二人は照れることも、冗談に逃げることもなく本気で話し合ってくれるので、読んでいるこちら側もいろいろと考えることが多いです。 この話にはモデルとなった実際の事件があったこともまた驚きでした。自分がもし同じ状況に陥ったら……とついつい考えてしまいます。 宗教関連の本は何か胡散臭いな、と思っていましたが、一人の青年の成長を描いた青春小説としての完成度も高いと思うのでそういう点でお勧めしたいです。

    1
    投稿日: 2012.06.19
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    信仰に生きるとはどのようなことかを考えさせられた一冊。主人公は生まれながらのクリスチャンではなく、むしろ信仰に生きる母や妹をやや突き放したような目で見ていたのが、自分と重なった。そして、人生を深く考える20歳前後になって信仰に目覚めていく様子もまた共感を覚えた。信夫があるべきクリスチャン像なのだとすれば、自分はまだまだだと深く反省した。 「この自分もまた何らかの使命をおびている存在ではないかと、あらためて考えさせられたよ」 「いっさいを無意味だといえばそれまでだが、ぼくはすべての言葉を深くかんじとって生きていきたいと思うよ」

    0
    投稿日: 2012.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【内容紹介】  結納のため札幌に向かった鉄道職員永野信夫の乗った列車が、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然列車が離れ、暴走し始めた。 声もなく恐怖に怯える乗客。  信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。  明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説。

    0
    投稿日: 2012.06.17
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    【日常の生活において、菊に言ったこと、信夫、待子に言ったこと、そして父が為したこと、すべてこれ遺言と思ってもらいたい】 本筋もさることながら、主人公の父の遺言状も響いた。 この考えを持っていると一日の重みがまったく変わってくる。なるほど。 本筋も平坦な道が続いて最後にガツンとくる感じ。主人公の成り立ちのポイントが的確なので飽きずに心地よく読めた。

    0
    投稿日: 2012.06.16
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    考えさせられる一冊。自己犠牲とは何か、蒙を啓かれ謙虚な気持ちにさせられます。 それでもなお、やはり遺された者の哀しみはいかばかりか… ラストのふじ子の慟哭が、ひどく胸に突き刺さります。

    0
    投稿日: 2012.06.10
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    どこか、どうしてもうさん臭さが漂ってしまうけど、主人公の心の動きはよく描かれていると思う。似た作品では遠藤周作の『おバカさん』があると思うが、個人的には『おバカさん』のほうが上。実際にいる人物をモデルにしすぎたため、『塩狩峠』は羨望というか、憧れいっぱいの作品になってしまったように思う。おバカさんは、人間臭い。

    0
    投稿日: 2012.05.22
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    教育実習の指導教諭にすすめられて読んだ1冊! 1ヶ月以上かかってしまった~ いやぁ。。 クリスチャンでも何でもないんですが... 信夫の心の在り方に感銘を受けます! 初めはキリスト教への信仰に疑問を抱いていた信夫。 しかし、信仰が母や愛するふじこの心の美しい心を支えているのではないかと考えるようになり、次第に興味を寄せるようになる。 そして、ある伝道師との出会いにより本格的なクリスチャンとなった信夫だが、ふじこのいる札幌へ向かう途中の塩狩峠で列車が転覆し、「犠牲の死」を遂げることとなった…。 私は信夫ほど、心広くなれません・・・笑 人間関係はGive&Take、更にはGive&Giveが理想的! と聞きますが、なかなか出来ないのが人間ですよね・・・。 クリスチャンではありませんが、信夫の隣人愛といいますか、そういうものを少し見習いたいものです それにしても・・・ キリスト教の「犠牲」が結局よくわからん・・・!!! 勉強不足

    0
    投稿日: 2012.05.19
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    キリスト教に絡んだ文学は、常に自己反省的で、いいんだが疲れる。しかし絶対的な「神」の存在がないと、このような人格は形成されないんだろうか。自己保存に反する行為を実行する大義。1つ間違えばオウム事件や第二次大戦の流れへ。妄信的行為にはどうしても抵抗がある。 ストーリー的には関係ないが、高校の時に読んだ遠藤周作の「沈黙」を思い出した。

    0
    投稿日: 2012.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何十年かぶりに、再びこの本に目を通しました。 年齢と共に、その本に対する印象は変わるものです。 改めて、主人公の信仰姿勢にいろいろなことを学びました。

    0
    投稿日: 2012.04.28
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    信仰の有無にかかわらず、純粋に主人公の生き様に感動する。 人間、やはりこうありたい。正にバイブル。裏表紙のネタばれなしに読みたかった…。

    0
    投稿日: 2012.04.25
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    大学の頃に読了。 読み終わっても、なおわんわん泣いた記憶がよみがえります。 主人公が信仰をもつまでの課程が長いけど、その日本人らしさが また良い。私のベストセラー小説。

    0
    投稿日: 2012.04.24
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    信夫の幼少期からの成長とキリスト教の話。 考えさせられる話。一番頑張っているのはふじ子だと思う。

    0
    投稿日: 2012.04.22
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    学校の課題図書だった。宗教が絡むと聞いて読むのに気が進まなかったけど、読んだら素直に感動。ラストは息を呑む。国語嫌いの友人も感動してた。

    0
    投稿日: 2012.04.22
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    本当に感動しました。 実在のモデルとなった方がいたと知って更に泣いてしまいました。 宗教というものを今まで避けてきた節があるので、とても勉強になりました。 自分の生き方について見直さなければなあ、とも思いました。 若いうちに読むことができて良かった。 勧められなければ恐らく読むことはなかった。友達に感謝。

    0
    投稿日: 2012.04.17
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    上司の娘さんがこの作品の読書感想文で賞を獲ったという話をしていて、そんなに有名な作品とは知らず…。作者の名は知っていたが、一度も読んだ事がなかったのでチャレンジ。 まだ日本ではキリスト教信者が差別されていた時代の話。 こんなに心のキレイな人が本当にいたらすごい!!と思い、感動の余韻のままあとがきを読んでいたら、実在した人がモデルだった!!びっくりして、さらに感動した。 宗教に全く興味がないため、信仰心というものに触れられたのは良かった。自分で進んで読む作品ではなかったと思うので、この出会いに感謝。

    0
    投稿日: 2012.04.16
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    すごく面白かった。がっつりしていて、読みやすい。 私はキリスト教徒ではないけれど、人が生きる道として見たときに、ひとつの模範だと思う。

    0
    投稿日: 2012.04.14
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    私はクリスチャンではないが、キリスト教者の深い信仰心に感銘を受けた。自分の命を犠牲にしてまで人の命を救うことができるのか。愛とは何かを改めて考えさせられた話。

    0
    投稿日: 2012.04.07
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    クリスチャンは、今日でこそ日本にも定着しつつあるものの、それはある程度キリスト教圏の文化に触れたことのある一部の人々

    0
    投稿日: 2012.03.30
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    あまりにも清い現実ばなれした信夫の物語、 あとがきを読んでほぼ実在の人物のお話だと知り 思わず唸ってしまった。 これを読んでもクリスチャンにはならないが 良いとこどりというか、こういう心がまえでいれば 少しは穏やかに人生が送れるのではないかな。

    0
    投稿日: 2012.03.26
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    キリスト教への価値観の大きな転換のきっかけとなった書物 その意味では僕の人生に深く関わった本であると言える

    0
    投稿日: 2012.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んだ後になって、この小説が実際に起きた事故を基にしていることを知って驚いた。 主人公の行動には感動したが、物語としては正直納得できなかった。登場人物に感情移入できないし、特に母親の行動と最後の章の手紙が分からない。キリスト教徒なら分かるんだろうか。 自己を犠牲にして多くの人の命を救ったことは、伝えられるべきことだと思う。けど、それを必要以上に信仰と結び付けすぎている感じがした。納得いかない。

    0
    投稿日: 2012.02.28
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    三浦綾子『塩狩峠』も読了。作者のキリスト教への深い信念が貫かれている美しい作品。できることなら、裏表紙にあるあらすじにラストを書かないでほしかったなぁ。作品の内容とは関係ないけれども、家族間でも敬語で話す、そんな良いおうちの雰囲気が好き。

    0
    投稿日: 2012.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まだキリスト教徒であることに偏見を持たれることが多かった明治時代、キリストに従って生き、自らの命をもって列車事故から乗客を守った鉄道員の話。 これは実話を基にして書かれた小説だそうです。 「一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。」(ヨハネの福音書12章24節)というみことばの意味を、思い知らされたような気がしました。 友のために命をすてるほどの愛は誰も持っていない。けど、人にはできないことが神にはできる。そんなことがぐるぐる思いめぐらされ、自分にはそんな覚悟はあるだろうか、と思いました。 また、もしも自分の大切な人がそのようにして命を落としたとき、それを主のわざとして、みこころとして、受け入れることができるだろうか、とも。 だけどキリストは友のために命を捨てた。罪人であるこの世のひとりひとりのために命を捨てた。キリストに従って生きるってそういうこと。 いろいろ、深く問われたような気がしました。 あとがきの前で涙が出ました。 塩狩峠にも行ってみたくなりました。

    1
    投稿日: 2012.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「死を前提として、いかに生きるか」「生の目的は何か」という根源的なテーマについて書かれています。キリスト教的な「犠牲」「博愛」を主軸としながらも、非クリスチャンである自分の魂にも訴えかけてくるものがありました。 周囲の出来事・人間関係から多くの事を学び、自己を客観視し、葛藤しながら「善く生きる」ことを追求する主人公の真贄な姿勢。深く感銘を受けました。

    0
    投稿日: 2012.02.12
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    2012年一冊目の小説。 キリスト教徒がまだ「日本人」として世間に認められていなかった時代の話。 日本人として生きるか、キリスト教徒として生きるか。 主人公の葛藤がその一生を通して如何に変化していくかが丁寧に描かれていて、思わずこちらも思い悩んでしまう。 自分の生き方を見つめられた点では新年に読む小説としてはふさわしい一冊だったのかもしれない。 また、文学作品としての文章の質もかなり高いと思う。 遠藤周作の時も感じたけど、宗教に生きるって本当に自分とは遠く離れた生活だなと思った。

    0
    投稿日: 2012.02.12
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    主人公の永野信夫氏の一生を キリスト教を題材にして描いた物語。 自分が予想していたよりも遥かに面白い内容であった。 ラストシーンには思わず目頭が熱くなった。 キリストの教えとは何かを考えさせられた。

    0
    投稿日: 2012.02.04
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    英語の先生が授業で話していたので、気になって読んでみました。 キリスト教の無償の愛、自己犠牲を在り方を体現した主人公。わたしには、とても真似できそうにない。 でも、この作品を読んで、自己犠牲的な生き方をしてみたいと思うようになった。 自分の殻を作って、自分のためだけに生きるのではなく、隣にいる他者を大切にしてゆきたいです。

    0
    投稿日: 2012.01.30
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    かなりお気に入りの作品。 実話をもとにした話っていうのもすごい。こんな人が過去にはいたんですね。 三浦さんの小説はこれが初めてだけど、キリスト教のいいところを見れた気がします。そして、宗教を押しつけていない感じもまたいい。 キリスト教を信じる人みんなが、信夫のように隣人愛を貫けたら戦争なんて起こらないのにね。でもアメリカもヨーロッパも国教はキリスト教って皮肉。

    0
    投稿日: 2012.01.19
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    結納のために鉄道員が乗った列車が塩狩峠で恐怖の暴走し始めた。 身を投げて列車を止めた鉄道員の生涯をつづった物語。 鉄道員の純粋で一途な愛と、清らかな信仰心。 眩しいです。 物語も読みやすくてさくさく読めました。 ただ物語がキレイすぎて自分の心がドス黒く感じます。 ふっ、どんなけ自分の心は病んでるんですか=3 そんな人間を見つめ直したい方にオススメの作品です。

    0
    投稿日: 2012.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生きる「LIVE」から私「I」をゼロにしてみると「LOVE」になる。 本当の愛って、私をゼロにすること。 この本を読むと、自分の生き方について考えさせられます。それって名作の証です。

    0
    投稿日: 2012.01.01
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    初三浦綾子 裏表紙のあらすじ読んで どんな感動系の話かと思ったら 宗教色濃くてびっくり 作者がクリスチャンだからかもしれないけど キリスト教って素晴らしいでしょ、みたいな 奢りというか説教臭さをちょっと感じる 信夫がクリスチャンになる過程とか もうちょっとさぁ… まぁ周囲の人間みんな クリスチャンだったら影響受けても しょうがないとは思うけど 反発してた割に結局 流されてるようなかんじに 見えてしまったのは残念かも とは言え話自体は面白かったです 読み応えもあったし 信夫の幼少期からずっと追って 書かれているからか こんな出来た人いないよ…と 変に冷める事もなかったし ふじ子がすごく良かったです いじらしくて可哀相で、でも強くて

    0
    投稿日: 2011.12.31
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    初三浦綾子。 父の本棚から借りて。 最後までながーいのに、 事故がおきてから、呆気なかった。 信夫みたいにできた人間、 いるんだろうか? 新潮文庫の100冊に入っていたので読みました。

    0
    投稿日: 2011.12.28
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    父と母の本棚から借りて読みました。 読んだ当時、まだかなり子供だったこともあって、ちょっと苦労したのと、理解しきれなかったのが残念かな、と思います。 でも、いい話、という記憶はあるので、いつかまた読んでみたいですし、今読み返したら当時とはもっと違った感想を持つのかなあ、とも思いますね。 いろいろ、ためになった1冊だと思います。

    0
    投稿日: 2011.12.16
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    キリスト教に嫌悪感を抱いていた幼少期からやがて信仰の道に入るまでの描写に抜かりがないのが凄い。徹底的な感情移入を可能にしている。 こんな死に方ができればどんな人生でも文句無いでしょう。 純文学でここまで万人に愛される小説ってのも珍しいよね

    1
    投稿日: 2011.12.11
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    お堅い本なのかと思いきや、全然!読んだら逆にとまりませんでした。 宗教とはなんともいえない魅力があり、人間の弱った心にどんどん吸収されていくものなんだと痛感した。 生死や愛や性について悩み、苦しむ主人公。 最後は少し泣けました。 そして、私のベスト3に入りました。

    0
    投稿日: 2011.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旅行の移動中に読みました。難しくないので一気に読めます。 主人公が旭川へ行き急に達観したようすになってからは、展開が速すぎて興ざめしてしまいました。それまでは結構おもしろかったのですが。

    0
    投稿日: 2011.11.24
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    姉に借りて読んだ。 大学はキリスト教系なのに、今まで深く知ろうとしなかった。 聖書のことばも自分で噛み砕くには意味わからず… と思っていたけど、信夫の聖書のことばの読み取り方、実際にそのとおり行動することでなんとなくわかったような気がする。 実話をもとにしている、と知ってさらにびっくりした。 というか実際の長野さんにはまだまだ逸話があるらしい。 自分が病気をしたばかりなので、ふじ子さんの明るさを見習いたいと思った。

    0
    投稿日: 2011.11.10
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    自分は仏教だけど 中~大学までのクリスチャンの教育の中で キリスト教にも良い所がたくさんあることを感じる。 主人公「永野信夫」の人としての生きざまは、尊敬に値する。 実話に基づく話しということでさらに鳥肌。

    0
    投稿日: 2011.11.06
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    キリスト教の教えを主張しているのが若干くどく感じた。もうちょっと自然な感じに盛り込めばよかったんじゃないかなと思った。 主人公が立派過ぎて、「こんな人間はいないでしょ」と逆にうんざりしかけたが、実話をもとにしたものだと知って、そこで初めて衝撃を受けた。 登場人物のふじ子さんには好感が持てた。今の日本にはこういう女性はあまりいないんじゃないかなと思うとちょっと寂しい。

    0
    投稿日: 2011.11.05
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    氷点からこの小説に入ったので、三浦綾子ってこういう結末好きだなとか思ってしまったのですが、前半はかなり良かったです。

    0
    投稿日: 2011.11.02
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    魂が強く揺さぶられます。 人全存在の意味を問う小説。 美しく清らかな会話や、主人公の芯の強い精神がにじみ出ています。

    0
    投稿日: 2011.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    影響を与えられた本というのをネットで検索して よいと言ってる人が多いので興味がわいて読んでみた。 全く結末を知らなかったので なんか起こりそうだと思いつつも最後の結末は衝撃的。 そして、モデルとなった方がいるなんて・・・驚きです。 読後は、余韻がかなり残った。 紆余曲折や迷い、間違い、孤独感、嫉妬など 人間誰にでもある。 周りの人や宗教から学んで 失敗して学んで・・・ 成長して大きくなっていく過程は興味深かった。 (最後はあまりに高貴な人になってしまった感があるけど。)

    0
    投稿日: 2011.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校生で初めて読んだ時はとても衝撃を受けた。胸が痛くなるほど悲しく、考えさせられる一冊。軽い気持ちでは読み終えれません・・・。自分の命を犠牲にしてまで他の人の命を救った彼が、自分の婚約者だったら、息子であったら、あるいは自分が汽車の乗客の一人だったら etc.. とにかく考えずにはいられません。

    0
    投稿日: 2011.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キリスト教に目覚めることで主人公の周りや環境が変わっていく。 宗教で本当に人が救われること、心が清らかなになる過程を描いた1冊。 なけます!!!!!

    0
    投稿日: 2011.10.29
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    実話を元にした小説。 信夫が最後のあの行動に出るのは、キリスト教信者だったからなのか、 信夫自身の行動なのか。 もしキリスト教の影響なのだとしたら、宗教とはそんなに強い力を持つものなのか。

    0
    投稿日: 2011.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気に読みました。 幼い頃から主人公が母や妹に抱いた嫌悪感・疎外感等の心情が上手く表現されています。 私は生まれた時からとある宗教に入っており、幼い頃から親や近所の方々との付き合いには宗教というものが必ず絡んできました。 小学校に入り、友達が出来、自と他の比較が出来るようになると、自分の親や近所の方々が異質な存在に感じる事もありました。 小学校に入って、周りを見渡してみた時の「ふとした瞬間に、自分だけが少しだけ違っていて、どうしたらいいかわからない」という心情は、食卓で家族が祈りをささげていた時の主人公に近かったと思います。

    0
    投稿日: 2011.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

     著者の闘病生活とキリスト教信仰に強く裏打ちされた内容。  幼少期は頑固なところもありつつ、素直で吸収力のある少年だった主人公が、信仰を受け入れることで非凡な人間となり、他者のために命さえささげるようになる。  終盤ではもはや主人公は聖者のようになり、普通の人間の物語ではなくなる。著者自身がかくありたい、という願望の具現なのではないかと思った。  聖書の概要が分かっていると、より深く物語の世界を理解できるので、新約聖書を読んでから読むのがお勧め。

    0
    投稿日: 2011.10.04
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    人間とはどうあるべきか、いろいろ考えさせられた。 特に、信夫の父が信夫に対して言った数々の一言が印象に残っている。 ただ一点気になったことがある。 なぜ、信夫はキリスト教信者になってしまったのだろうか? なっていなくても論理展開は変わらないようにも思う。 それは、著者がキリスト教信者であったからであろうか、、、 ただ↑交えることで、内容が濃くなっているのはたしかであるが。 PS:決してキリスト教が悪いといっているわけではないですmm(_ _)mm

    0
    投稿日: 2011.09.23
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    中学生くらいのときに国語の問題として塩狩峠の一部が使われていました。 それがとても面白くて(国語の問題って「小説」の範囲が一番好きだし得意) 前々から読んでみたいな~って思っていたのでした。 で、実家から旭川に引っ越す時に列車の中で読む用に購入。 人1人の一生を書いた作品はあまり好きではないけどすごいな、と思います。 話の中にキリスト教が重要なキーとして出て来るのが新鮮でした。 普段の生活で宗教なんて全く考えていないしなぁ。

    0
    投稿日: 2011.09.18
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    初三浦綾子。 これまで女流作家をなんとなく敬遠してきたから、三浦さんも読んだことがなかった。 読んでみると、この作品は女流作家っぽい感じがあんまりしない。なにをもって女流作家っぽいというのかは自分でもいまひとつわからないが。 自分の知らない信仰に対する恐れというものはどのような宗教にも当てはまるのだろうと思う。 昔の日本におけるキリスト教への弾圧もそうであるし、 日本の神風特攻隊に対する欧米の恐怖 現代におけるイスラーム原理主義に対する恐怖 新興宗教に対する恐怖も いずれもその本質は同じだと思う。 そして、その恐怖の裏に羨望という視線があることも。 信仰はこわい。なんでもできてしまうから。 でも、信仰は憧れでもある。そのように一本気に生きられたらと誰もが思う。それはだれもが邪だから。 このようにまっすぐ生きられたら、それはどんな宗教にとっても理想形である。 キリスト教系の学校に通っていたから、キリスト教の教えの部分も抵抗なく読める。 こういうのがあると、キリスト教系の学校に通っていたこともプラスだったなと感じる。 高校生くらいのころに読んだらいい本。

    0
    投稿日: 2011.09.15
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    実話。 こんな人間が居ることにびっくりする。 キリスト教に興味がない分聖書の部分は難しいけれど、教科書に載って居そうなお話です。

    0
    投稿日: 2011.09.12
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    中学校に上がるとともに読むべきものとして母親に渡され「最後まで読め、最後まで読むまで晩飯は食べさせない」と言われて仕方なしに読んで号泣。本当、日本中の人に中学か高校で読んでおいてほしい作品。

    0
    投稿日: 2011.08.18
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    ある人にすごくいいと薦められて読んだ本です。 あらすじや事件の顛末は他で詳しく書かれているので省き、感想だけ書きます。  身を挺して乗客の命を救った話は感動的ですが、これはある意味で殉教の物語になってしまっています。キリスト教的な倫理観に立った賛美がところどころで恣意的に感じられます。モデルとなった実際の人物は果たしてどうだったのだろうか、と考えてしまいました。虚像が独り歩きして、人間としてのその人が置き去りにされてしまっていないのかと。  若者が命を落とすことは理由はどうあれ悲しいことです。どこか特攻を美化するだけで悲劇ととらえない戦争小説と同じような気がしました。

    0
    投稿日: 2011.08.14
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    途中で色々あって、随分と時間をかけてしまった本。キリスト教信者になって最後は結納の日に塩狩峠の事故で自らを犠牲にして、他の乗客を救うというとても悲しいストーリー。 ここまで信仰にのめり込むのは凄いし、自己犠牲の精神はある意味素晴らしいと思う。客観的にね。実在した人物がモデルというのも凄いと思う。 でもストーリー的にはまあまあの話かな。

    0
    投稿日: 2011.08.08
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    うちのめされた。本当に感銘をうけた素晴らしい作品。 心の機微や動植物の描写の美しさ。 主人公のひたむきさや吉川との友情、ふじ子の可憐さ。 命を投げ打って他人を救う勇気に強い衝撃を受けた。 いつか、塩狩峠を訪ねてみたい。 また、聖書にもあたってみたいと思う。

    0
    投稿日: 2011.08.08
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    わたしの人生において、心の分岐点をつくった本。 教科書に出ているくらい有名な小説だけど、 ここにはどんな人にとっても目指していきたいであろう 人間像が描かれています。 人は詰まるところ自分自身にしか関心がない、というけれど、 たしかにわたし自身を客観視するとそうなのかも・・・と思う部分もあるけれど、 それでも人と人との関わり合いこそが人生だと思う。思いたい。 キリスト教はじめ、宗教への興味も喚起してくれた本。

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    投稿日: 2011.08.06
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    主人公・信夫の心理描写が細かく書かれており、 嫉妬心だとか頑固な一面は個人的にとても共感できました。 そのため信夫へ感情移入しやすく、読みやすかったです。 聖書の内容など書かれていますが、 宗教に興味がない人でも問題なく読めます。 『生者必滅会者定離』 信夫が選んだ結末は、ふじ子のためなのか隣人・三堀のためなのか…。 自分も信夫のような人間を目指したいと思いました。 ぜひ、若いうちに読んでおくべき本だと思います。 人生のバイブルになるかもしれません。 特に独身の人(笑)

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    投稿日: 2011.07.31
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    自己犠牲精神が偽善に感じられてしまう自分が悲しい。 弱い部分を持っている三堀に感情移入してしまった。 ビジネスの世界では「顧客満足」という考えが推奨される。 計算高い感じがして、偽善的である。 ビジネスと宗教はならび立たないものなのだろうか?

    0
    投稿日: 2011.07.31
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    宗教色が強く、主人公やその周囲の人々がいい人たちばかりなのが 気になる・・・といえば気になりますが、 このように生きられたら素晴らしいと思います。 自分にも誰かの役に立てることがあるのかな。

    0
    投稿日: 2011.07.22
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    友達に貸してもらいました。 前々から読みたいなって思ってたんですけど、なかなか手が出なくて(笑) 彼が電車の前に身を投じた時は、きっと信仰もなにもなかったんじゃなかろうかって思ってます。 なんて言ったらいいかなぁ。人柄っていうか。 たぶん、もともとこういう人なんだなって思いました。 遺されたふじこさんのことを思うと、涙が出ます。

    0
    投稿日: 2011.07.21
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     自己犠牲精神。文章そのものはとても淡々としているけど、読みやすい。キリスト教に対する偏見から、キリストの教えに惹き込まれるまでを丁寧に描いている。  教えを自分自身の人生で全うするのは難しいことだと思うが、ひとつの信念を持ち続けた人間は貴くて強いと思いました。

    0
    投稿日: 2011.07.21
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    自己犠牲の精神を書いてあるというので永野の葛藤を事細かに書いてあるのかと思ったら 信仰に突き動かされた面が割と大々的なテーマだったので少し拍子抜けだった。

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    投稿日: 2011.07.18
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    まちの図書館のオネーサンお勧めの逸品。 誇り高き死というのは、存在しないと思う。それを語るに値する生人が存在しないから。

    0
    投稿日: 2011.07.07
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    北海道の塩狩り峠での列車事故を救ったカトリックの青年の事件を元に書かれた小説。一人の男の人生の葛藤と、カトリックとの出会い、回心、そして死。信仰の美しさと、何によって生きるのかを深刻に教えてくれる書です。21修でも簡単に触れます。必ず読んでください。 01 DODORIASAN

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    投稿日: 2011.06.22
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    遠藤周作展(@神奈川近代文学館)を見にいったのをきっかけにキリスト教文学に改めて興味がわき、書棚にあったこの本(未読)を手に取った。ぐいぐい引き込まれて一気に読了。実際にあった出来事をベースに書かれており、それゆえ衝撃も大きい。キリスト教的なものの考え方、あるいは生き方について考えを巡らせる機会を与えてくれる一冊。同じ著者の「氷点」(ただ今再読中)より好きかも。

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    投稿日: 2011.06.09
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    キリストの教えに従って生きるという事はどういう事か、教えを貫いた“善”なる人の姿の人生が描かれている。善く生きるとは何か、何故生きるのか、深く考えさせられる。

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    投稿日: 2011.05.24
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    心に響く傑作。聖書を読んだことはないが、聖書が伝えるべきメッセージを伝えたかったのではないかと感じる作品。キリスト教的な、生きることへの追及。

    0
    投稿日: 2011.05.06
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    随分前に、読みました。 読み終わった後、衝撃的で涙が止まらなかったのを覚えてます。 余韻が残る作品でした。

    0
    投稿日: 2011.05.05
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    小学生の時に叔父に勧められて衝撃を受けた本。 これが三浦綾子さんの本に嵌ったきっかけになった。 キリスト教に何の知識らしい知識もない頃に読んだので、この主人公と婚約者(名前がうろ覚え・・・)の高潔さに素直に感動した。 今読んでもすばらしいと思うけど私が大人になった分、宗教がかってるな~という見かたができるようになった。

    0
    投稿日: 2011.04.26
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    キリスト教の学校に行っていながら、全くキリストの教えを分かっていなかった私。 この本を読んで、もう一度聖書を開いてみようと思いました。

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    投稿日: 2011.04.17
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    ずっと読みたかった本。難しい内容かなと思っていたけど、とても読みやすかった。 宗教色が強く、こんなにもキリスト教が批判されていたのかと思った。 あんなにも人のことをかんがえられる信夫は本当にすごいなと思った!!

    1
    投稿日: 2011.04.07
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    自分に返して考える。自分はできるだろうか、それを許せるだろうか。自分が信夫だったら、ふじ子だったら、と考える。自分は到底届きそうもない場所である。

    0
    投稿日: 2011.03.30
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    はじめて読んだ三浦綾子作品。衝撃的だった。涙がぼろぼろと出てきた。作品の力を感じる。 宗教色(三浦自身がクリスチャンなので)はかなり強く、そういった文章が苦手な人もいるかもしれない。私自身、宗教に入れ込むタイプではないので、信者の気持ちがわからない部分もあった。が、宗教が軸にあるからこそブレない人間や逆にブレてしまう人間を描けるのかもしれない。 あっという間に読み切り、読了後には呆然とした。これは確かに文学だ!そう思った。この人の書く文章には、力がある。理解を吹っ飛ばす。うまく言葉に出来ないのだけれど。 一度読んでもらいたいと思える。そんな一冊。

    0
    投稿日: 2011.03.25
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    ☆中学生以上で読める文体(その為再読すると自分の変化に気付かされる) ☆キリスト教の色は確かに強いが「人間として生きる」事を考えさせられる 氷点2001 というドラマが放映されているときに一気に三浦綾子を読みました。高校生だった頃です。あの頃は生意気な女子高校生だったのでオトナを信じられず、また女子校の中の閉塞な世界に鬱勃としていたのですが、心が洗い流されるような気持ちになりました。 今の年齢になっても、涙なしには読めない書です。 けれど当時よりも、色んな経験をしたり、他の宗教への知識が増えたり(日本人である以上、日常生活と神道は切っても切り離せず)(私は親戚にお寺が多いので)する為、当時抱いた感情とは異なる点もあり、また当時を思い出して懐かしい気持ちになったりします。キリスト教抜きに「人間として生きる」ことに考えさせられる書です。

    1
    投稿日: 2011.03.25
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    当時のキリスト教への批判ってこんなにすごかったのか…はじめて知った。 信夫のあの信仰心がすごいなあと思った。

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    投稿日: 2011.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生時代に読んだ本を再読しました。 主人公の犠牲がとても衝撃的で、それが実際にあった出来事で あることを知って、キリスト教への関心が高まるきっかけと なった作品です。 原発のメルトダウンを防ごうと頑張っている人達を想像したら、 ふとこの作品を思い出しました。 自分に厳しく、自分以外の人には愛を持って接する。大事なことを 思い出させてくれる作品です。

    0
    投稿日: 2011.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キリスト教徒は悪者だと教えられ育てられた永野信夫が成長するにつれ、さまざまなキリスト教徒と触れ合うことになり... 長野政雄氏の生涯を元に描かれた作品。 本編中いたるところで聖書からの引用がなされていて、少し聖書に興味を持った。 ふじ子が不憫すぎる。・゚・(ノД`)・゚・。

    0
    投稿日: 2011.03.19
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    あ~こんな古い作品だったんですね。 クリスチャン作家の、クリスチャンを扱った本はこれが初めてでした。 可もなく不可もなく読めましたが、永野さん(主人公)の英雄伝で終わってしまった気がします。 彼の生涯を忠実に文字にしてあるからだと思いますが、表現を変えればもうすこし心に迫るものが出てきたかなと思いました。 (ノンフィクションなので脚色は難しいですが) ジーザス系(仮)として心が動かなかったのがショックです。 それとも単に私が人物録我苦手なだけかもしれませんが。

    0
    投稿日: 2011.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    涙なくして最後まで読めなかった。宗教色の濃い部分はあるが、人を思いやる心、誠実である生き方、真っ当な愛について鮮やかに書かれているこの本が色褪せることはないだろう。信仰により誠実に生きる事が正しいのかは少し疑問には残る。自分が正しいと思っていることでも、他人に対して良い影響を与えるかは難しいし一つの答えはないだろう。真実の愛に生き、愛する女性との輝かしい未来が待っているのに、身を犠牲にすることができるのか。いろいろと考えさせられた。

    0
    投稿日: 2011.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     中一の時に初めてこの本と出会う。当時の読書感想文を読み返してみれば、自己犠牲の美しさに感動し、自分もそうありたい云々としたためてあった。  だが、いま読み返せば疑念がわき起こる。なぜ信夫が死を選んだのか。宗教とは人にとってなんなのか。幸せとは? ほんとうにこれが正しいといえるのか? あげればきりがない。  信夫は婚約者に病気を克服させる希望を与え、共に家庭を築こうと約束したのに、この最期はあまりにもやるせない。  情景描写、設定は美しい。それこそ作り物のように現実味がない。いまとなっては読み返したくない本のひとつ。  けれど、自分の人生に影響を与えた本でもあるとおもうので星二つ。

    0
    投稿日: 2011.03.08
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    信じられない結末。 電車の中で衝撃が走った。 1対1で本と向き合う魅力を再認識させてくれた本。 主人公永野に対する思いが序盤と結末を読み終わった今ではこんなにも変化するものなのか。 人格者とはいかなるものか。生き方に一つ光を照らしてくれるよう。

    0
    投稿日: 2011.03.05
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    「義人なし、一人だになし」 この本に多様されている言葉です。本当の善人は、一人もいない。聖書にのっている言葉だそうです。 人は誰しも自分が一番かわいいものです。他人のためを思って物事を行おうとしても、自分が犠牲になることは嫌なのです。ですが、この本の主人公は数多くの人の命を救うために自らの命を犠牲にします。実話を元にされたお話で、主にキリスト教がメインの信仰色が強いお話です。 宗教が苦手な人にはオススメしずらいですが、書いてあることや本の内容は大変興味深いですし、考えさせられることもたくさんあります。 自分が何も知らないということを気付かされた一冊でした。

    0
    投稿日: 2011.03.03
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    深い信仰をもって生きた一人の男の物語。 信仰に対する不信感、自身の欲望と葛藤し、やがてそれを克己し、 一人の女性を愛した信夫。なぜ彼は自身を犠牲にして多くの命を救ったのか? 彼や彼の両親の様に凛と生きられたら素晴らしいと思う。 私は弱いから、常に利他的であるのは難しいけれど、 聖書を読んで、許すということを学びました。 信夫がキリスト教に対して抵抗を感じたり、自分も罪深い生き物なのか?と葛藤しながら、深い信仰に目覚めていく様は、自分に正直で清廉潔白で読んでいてとても気持ちがよかった。 心情の描写も機微がよく描かれていた。 少しひっかかったのは、彼の人生が少しトントン拍子すぎやしないかということ。 命を投げ出すか投げ出さないか以上に、難しい選択が世の中にはあるような気がする。 本当の信仰という意味ではトーマの心臓の方がよく描かれているのかなと。(ここで引き合いにだして比べるべきではないのでしょうが) 多くの人の命とふじ子の命を天秤にかけなければならない状況になったら彼はどうしたのでしょうか。 宗教を生きる指針とするのはいいのかもしれませんが、 それに縛られすぎて融通が効かなくなることはやはり危険だと思う。 やっぱり信仰ってむずかしい..... 塩狩峠に出てくる人の様に生きるのは難しいけれど、少しでも優しい人間になれるよう努力したいと思いました。

    0
    投稿日: 2011.02.15
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    生きていくうえで何が一番大切か。 それが信仰である人の話。 人生とは何かを読み手に訴えかけてくる。 必ずしも信仰は大切なわけではないが、宗教に限らず生きる指針があるということは大事なことであるように思える。 信念を貫く強さを持つことの重要さに気づいた。

    1
    投稿日: 2011.02.11
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    宗教を通して、生と死の問題、生きることの意義はなにかということについて問いかけている。青年の苦悩が重たいリアリティをもって描かれ、共感する場面も多々あった。また読みたい。

    0
    投稿日: 2011.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    悲しい結末。としかいえません。 信夫の真の強さはどこから生まれるのだろう。 幼い頃から、なんとなく母に甘えきれない寂しさ、 厳格な祖母、尊敬できる父、キリスト教の母、 偉大なる友人吉川・・・ 彼の周りにいる全ての人が、良い出会いであったのだと思う。 足が不自由な上に肺病持ちのふじ子を思い続け、 ついには婚約する決心をした信夫。 周囲の反対には耳を貸さず、 ただ自分を信じる強さ。 宗教からくるものばかりではないと思う。 こうした忍耐強さは、現代人にもあるのかしら。 宗教というのは、人をこうも強くさせることが出来るのか、 恵まれた環境にいる私には、 きっと分からないのだろう。 最後の信夫の姿は悲しすぎるが、 その後のふじ子が悲しみを抱きつつも幸せに 生きていることが、 良かったと思います。

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    投稿日: 2011.01.17
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    キリスト教に少し興味が持てる小説。 ただ、自己犠牲が美しいとは思えない。他人を救い身内を悲しませるのは、本当に正しいのか?みんなを幸せにするのが本当は美しい。 どうも腑に落ちない点が多々ある。

    0
    投稿日: 2011.01.09
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    烏兎の庭 第三部 箱庭 5.10.08 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto03/bunsho/sapporo.html

    0
    投稿日: 2011.01.08
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    高1の時に初めて読んでから、2回ほど読み返しました。「私、こんな生き方してて良いのかなぁ」と悩む時に思わず手がのびますw 私はクリスチャンではありませんが、それでも胸を強くうたれるものがあるのです。

    0
    投稿日: 2010.12.12
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    ヤソ(キリスト教)を嫌う祖母に厳しく育てられた信夫が、 多くの信者と触れ合い、葛藤しながらも、敬虔なクリスチャンになっていく過程を描いている。無宗教の僕だけど、こういうプロセスを経て信者になっていくのかなぁと。 最後は悲しい結末になるが、信念を持った人の生き様は美しいものだなと思った。 しかし時代が違うにしても、信夫が純粋すぎてちょっと入り込めなかった。

    0
    投稿日: 2010.12.06
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    私はこの本を20代後半になってから初めて読んだ。読了後、ひどく後悔した。本との出会いのタイミングは大事だなと痛感した。 年取ってからこれ読むのキツイ。

    0
    投稿日: 2010.12.05
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    泣きすぎて頭が痛くなった笑 宗教云々ってより、信夫さんが綺麗すぎてただただ胸が苦しくなりました。読んでよかったです。

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    投稿日: 2010.12.02
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    初、三浦綾子作品。 愛する人の元へ向かう途中に他人の命を救う為に犠牲になるとは・・・ 愛といっても、これほど深い愛は想像できません。 また、信夫の犠牲の死を知って、それを受け入れられるふじ子の愛も深い。 でも、、信仰の力ってそれほど強いものなのでしょうか? 正直私には理解できない部分もあり、 信夫やふじ子の愛をすごいと感じながらも疑問は残ります。 それとは別に、信夫の考え方、人に対しての優しさには目をみはるものがあり、 見習う点が沢山あったような気がします。 信夫のように何かを強く信じる強さがあれば、人は真っ直ぐに生きていけるんでしょうね。 【結納のため札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車が、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れ、暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた…。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説】

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    投稿日: 2010.11.21
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    キリスト教への改心と、壮絶なラストが印象的。 結婚式当日という人生最大のイベントを前に、身を挺して列車を停止させる主人公。列車から飛び降り、自分だけ助かることも充分可能な状況で果たして同状況で同じ決断を下すことができるか。蛮行と一言で片付けられない英断に、人生とは命とは何か考えさせられる作品。

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    投稿日: 2010.11.20