
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短いしさくさく読める。 前半はゲーム制作って大変なんだな…とか、今じゃ同じグッズを大量に持ってることも普通(?)なんだよ…とか、思ったりした。 主人公は行動力と思い切りの良さが半端ない。フッ軽。だからこそ展開が早いんだな。あと先考えてぇとも思うけど。 石丸さんいい人〜と思ってたけど後半にいくにつれウン?となった。いい人すぎて怖い。なんでそこまでしてくれるの?なんでそこまでするの?主人公に多大な恋愛感情や弟子愛みたいなのがあるなら、まあ分かるけども、それもなさそうだし。 いろいろと人怖な話でした。 一点。HNケイジロウとケイジロウというアニメキャラクターについて、あれは偶然同じ名前のものがあって被害者がそれを見つけたのか。それとも近江敬次郎に準えて意図的に生み出されたものなのか。続編があるようなので、そこで解明されるのかちょっと気になるところ。
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ最近テレビで見た『ミステリと言う勿れ』の登場人物と同じ名前の主人公(汐路)ということで、ふと思い出して久しぶりに手にとった。 改めて読むと、強引かと思う展開もあるが、総じておもしろい。ミステリーとしての仕掛けを楽しむというよりは、雰囲気を楽しむ作品。不気味さ、陰湿さ、澱み、そして歪み。 本書の単行本初版が2001年の刊行らしく、インターネットやPCなどについての記述が古いのは当然として、その古さに苦笑しつつ、SNSが浸透した「いま」、歪みは増しているんじゃないだろうか、と、スッと背筋が寒くなる。
5投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログタイトルの「長い腕」も、オビの「歪み」もどちらも多層構造で、その点はかなり楽しめた。ソフトウェア関連業界の人でないと序盤の話は難しいかも。全体の流れも前半は迷子になりそうな感じだけど、収斂していく先には...[more] なかなかおどろおどろしい結末が待ち受けてる。モラシが日本版サイコと言うのももっともだ。仮想世界の怖さは分からなくもないけれど、指嗾 (教唆ではなく) するのと実行するのとの間をもう少し埋めてほしかった。
1投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ長いのは腕だけじゃない、なんならやっと読み終わったって開放感のある作品で面白くはない。なぜタイトルが長い腕なのか正直わからないがまあ朧げになんとなくな作品
1投稿日: 2023.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半と後半でだいぶ印象が変わる話かな。わりとはじめから愛媛舞台でも良かったような。ケイジロウより石丸ケイイチのほうが怖かったのが個人的に面白かった。
1投稿日: 2023.06.14
powered by ブクログ発生した二つの事件を結ぶものとは一体? その謎を主人公が追う。 が、いかんせん本書は人物描写に乏しく展開も雲を掴むようなものだった。イマイチイメージがし辛い、というのが一番大きい。自分とは合わない作品だった。
1投稿日: 2023.04.17
powered by ブクログコンピュータ・ゲーム制作会社に勤務する主人公は今手がけるプロジェクトを最後に退職する予定だった。 退職が迫ったある日、会社で二人の女性が屋上から転落死。 とあることから、故郷である四国の田舎町で発生した女子中学生による猟銃射殺事件との関連性に気づいた彼女は真相に迫る。 ミステリーとしては甘いところも散見されますが、ストーリー自体は面白くスムーズに読めました。 結末はかなりこじつけっぽく、終盤の主人公の元上司の行動が理解出来ないのが残念。 このお話のテーマは”歪み”とのこと。 いろんな意味での歪みが事件を引き起こす・・・って事なのね。 前半はゲーム制作会社の内情がよくわかり興味深い。(ミステリーには関係ありませんが) 時代の先端のゲーム会社や携帯電話やパソコンと昔の風習が色濃く残る田舎とそこに暮らす人々のコントラストが面白かった。
1投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログお初の作家さんです。 川崎草志さんがゲーム会社に勤務されているようで、ゲーム制作やネットワークについて細く描かれています。 物語の前半はゲーム制作現場が舞台なので、現代的な内容ですが、中盤で主人公が田舎に戻った辺りから、古めかしい村の因習だったり、人間関係だったりで、グッと横溝テイストが深まっていきます。 面白かったのですが、主人公の汐路のキャラにハマれませんでした…。
1投稿日: 2022.07.04
powered by ブクログ川崎草志 長い腕 読み終わりました。 なかなか良かったです。 手に入れたいきさつはミステリーベスト◯◯で知って入手。 読んだのはかなり経ってから、しかも横溝正史を初めて読んでから4冊読んだ後でした。 これは横溝正史ミステリ大賞受賞作でした。 横溝正史の作風に近いと感じました。 私の職歴をカスル内容もあり大変興味深く読みました。 題名は他でもよかった気がしました。 長い腕の怪人が襲ってくる話ではなかったよ。 次回作気になります。
1投稿日: 2022.03.02
powered by ブクログ佳多山ミステリ新書から。表紙の感じとかタイトルからは、スーパーナチュラル系のホラーかと思っていた。どことなくそれをにおわせるような事件で幕を開けるけど、なかなか敵の正体が見えてこない。その引っ張り方がうまい。スリリングなサイコホラーとして最後まで楽しめました。
1投稿日: 2021.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なかなかスピード感があり読みやすくてスラスラよめた。 展開の速さは好みだった。 建築空間の歪みからくる精神異常も題材として面白い。 ただ、他のレビューにもありましたが、人物像がうまく浮かばない。 人物描写がちょっと足らないというか。 いつもはこんな感じとイメージを抱ける人物像が今回はなかなか頭の中で定着できなかった。
1投稿日: 2021.09.06
powered by ブクログ「歪み」が人に与える影響が恐ろしい。 物語の導入部では、ゲーム業界の制作現場の様子が詳細に描かれていて、とても興味深かった。 なぜ、石丸が汐路のためにあそこまでのことをしたのか。また、早瀬で起こる殺人事件の原因も全てが明らかになったわけではなく、続きが気になる。
1投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログ最後まで犯人がわかんない力作 なんだけど、人物がイメージできないのが少し残念。スイスイ進みすぎるからかなぁ。ヒロインと絡む名車カプチーノ、プログレッシブロックのキャメルとE,L&Pが印象的。
1投稿日: 2021.05.05
powered by ブクログ面白い所と面白くないというか、無理がある所があったかなという印象。歪んだ家に住むと大変な事になるんだね。
2投稿日: 2021.03.22
powered by ブクログなんだかゲーム会社の内情だとかネット社会の問題だとかマニアックな小ネタを延々と語られてるだけで肝心の事件に関する疑問がいまいち解けきらなかった気がする。汐路もそうだけど石丸はなんでそんなにこの事件に深入りしてくるんだろうとか。 あとキャラに個性を持たせたくてガサツな感じの男とか目下の人間にも丁寧語を使う上司だとか関西弁の大学教授だとかにしてるのかもしれないけどみんな三流役者の芝居みたいで全然魅力的なキャラになってなかった。 でも一番気になったのは何回も何回も汐路は汐路はって文章の頭につけるところだった。 そこには汐路しかいないんだからわかってるよって感じだった。 いろいろ文句を言っちゃったけどただ自分にはあってなかっただけなんだろうなぁ。
0投稿日: 2020.11.12
powered by ブクログ前半、ゲーム業界や企業の内情などがあまりにも冗長で文庫本なのになかなか進まず。 ちょっと辛い‥と思い始めた中盤から田舎の村へ帰省した辺りから面白くなる。 前半がもう少しコンパクトだったら、良かったかな。
2投稿日: 2020.08.27
powered by ブクログゲームクリエイター島汐路の会社で他プロジェクトチームの二人が心中した。汐路の故郷愛媛の早瀬町では教師をしている従妹が受け持っている女生徒が猟銃で殺され加害生徒が行方不明。松山空港ではあるミュージシャンのファンの女の子たちが手すりから転落死数十名が死亡という事故が起きる。 気になった汐路が調べてみると愛媛の早瀬では率にするとズバ抜けて殺人事件の発生率が高いのだ・・・。 というとっかかりのお話。 ゲーム制作会社の雰囲気や、のちに出てくる大工のお仕事など興味深いトピックはそこここに散りばめられているのだが、作中死亡するのが若い女の子ばかりである点などは言及されていない。そこに何か含みを持たせるつもりはなかったのかなぁ・・・なんて思ったりして。 何と言いますか、主人公の島汐路さんが同性から見ると魅力がない。勝気な美人というだけってのがなぁ。 例えば体術のエキスパートであるとか、天才鍵師であるとか、あるいは美貌を武器に相手を手玉に取れるとかそういう理由があるなら無謀な行動に出るのも勝算あってのことと思えるのですが、フツーのゲームクリエイターで少々PCの知識がある程度なんですよ。こんなことするかな。 テーマは好き。なるほどそういうことってあるだろうし、そこをつくとは・・・・という喜びとともに、え、あそこは?ここは?あれ?あれ?というほったらかしな部分も目についた作品でした。 そういうところを気にしないのならば楽しめると思います。
3投稿日: 2019.12.01
powered by ブクログこれまた会社の方に貸して頂いた一冊。 全然知らない作家さん。本屋さんでも見かけた記憶が無い。 でもジャンルがミステリということで期待大! 電車で起きた殺傷事件、空港で起きた落下事故、会社で起きた転落事故、そして自身の両親が起こした心中? 時間も場所もバラバラな事件を、あるキャラクター「ケイジロウ」というキーワードで結ばれているのでは?と気づいた主人公 汐路 は、真相解明に乗り出す。 伏線の貼り方も、ミスリードの持っていき方もなかなか好み。主人公はゲーム制作会社で働いていたという設定だったが、ちょうど最近息子とマリオカートで遊んでいた為、一文一文説得力があり、面白かった。 最後はハラハラドキドキ場面もあり、なかなかに盛り上がった。 ミステリはやっぱり面白い!
6投稿日: 2018.09.02
powered by ブクログ著者の経歴が、元IT企業に勤めていた、というのが変わっていたので読んでみました。お話自体はまあおもしろかったのですが、ところどころ無理があるような気がしました。
0投稿日: 2018.08.15
powered by ブクログ第21回(2001年) 横溝正史ミステリ大賞受賞 ゲーム業界のことが非常に詳しく描かれていて、話の筋に深くかかわらない部分がちょっと多い感じがしました。一方で、古い日本家屋についての部分はとても興味深かったです。思っていたより面白みに欠ける部分もありましたが、色んな意味でミステリー小説な感じでした。
0投稿日: 2017.12.03
powered by ブクログストーリーの世界観に入り込める作品。 「歪み」がもたらす事件に伏線が張られているのですが、その伏線が回収しきれない「消化不良」感があります。 風呂敷を広げて過ぎているが、その風呂敷から出てくるネタは食いつきたいコンテンツなのでそれが楽しみでもあります。 私は主人公の汐路に私は感情移入できませんでした。 冷静かと思えば感情的、執着がなくクールなのに執着を見せたりと、彼女の人格が決まっていない感がある。 彼女の上司である石丸圭一の絡み方を見ていると彼がキーマンになってくるのか…? 先が気になります。
0投稿日: 2017.09.02
powered by ブクログテーマは歪み。バラバラだった全ての事象が一つへ収束していくように情報を散りばめる技術は、東野圭吾の劣化版のような感じ。東野圭吾が別次元にいるのだが。家屋の微妙な歪みが住人にストレスを与え続けてキチガイをつくる。先祖代々まで祟るを顕現。ゲーム会社での一幕が専門的過ぎていらないかなー。あまり興味もないし、本筋に然程エフェクトしてる感じではなかった。西優司をもっと描かないと!八つ墓村の気持ち悪い感じが欲しくなっちゃう。
0投稿日: 2017.01.08
powered by ブクログずっと読みたかった。ようやく読めた。 テーマが「歪み」だそうで、家の歪みの話は勉強になった。ゲーム制作の部分も。錯覚の部分が家の歪みと繋がった。 とてもおどろおどろしい、暗い、負の感情や狂気がいっぱい詰まったミステリー。主人公は気が強すぎて、小説の登場人物としてあんまりみりょくてきではない。いい人ポジションの石丸もどこかおかしい。救いは中学生の祥一郎?と、お父さんが作ってくれた山桜の板の机。 読んでいて暗い気持ちになるのは間違いないけど、次がどんどん読みたくなる、スリリングで先の読めない展開や問題解決におけるテンポ?腑に落ちる感、文章の淡々とした感じはかなり好み。西英子はとても怖かった。 続編もぜひ読みたい。物語としてとても面白いけど、読んでいる間暗い気持ちになるのは爽やかな本を同時に読めばなんとかなるかな…
2投稿日: 2016.11.25ネタバレのなるので多くは語れません
執念深くてとても気味が悪い作品でした。 続きがあるみたいなので読み進めたいと思います。
1投稿日: 2016.08.17
powered by ブクログおもしろかった。 ネットの世界と、田舎の現実とがうまくマッチしていると思う。 主人公の女の人と、その友達とかさらに友達なんかのスペックが高すぎて笑う。
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
歪みがある部屋にいると視覚情報との差異で三半規管に狂いが生じるという話は聞いたことがあります。 歪みがある家で長年暮らしていたら精神的におかしくなることもあり得る話に思えます。 この結果を望んで敬次郎が早瀬という地域に仕掛けを施したのか、西家の人がどれだけ病んでいたのか分かりませんが、兎も角、執念深くて気味が悪い作品でした。 そういえば、汐路の同僚が自殺した件は早瀬の事件と関連あったのか結論が出てないような・・・ 続きがあるみたいなので、そこで言及があるのかな?
0投稿日: 2015.12.20
powered by ブクログゲーム業界の過酷な労働やゲーム開発の裏話などが楽しい。 ネットストーキングや盗聴など、実際に起きている事件も 組み込んで解決策まで教えてるから、いいお手本にもなるだろう。 主人公汐路が冷静にトラブルを処理し、的確に調査を進めていく。 都合のいい結果だけを安易に受け入れず、様々な事象を収集、分析、 解析して、そこから答えを導き出しているということ。 散りばめられた謎と伏線。高まる緊張感。 期待を裏切らずに回収される伏線。 いやぁ~もう大満足でしょう!捻じれって恐ろしい! 続編も出てるみたいだからチェックです。
1投稿日: 2015.07.29
powered by ブクログ心当たりがありすぎて、石丸さんのかっこよさも吹き飛ぶ怖さだった。 もうまず、個人的に、主人公の故郷が愛媛ってあたりが… なぜあえてそこにしたんですか、川崎先生…? その上、「歪み」なんていう、一時期全国でも問題になったくらい身近なものが事件の発端(は言い過ぎか?)。 現実と小説の区別はちゃんとつけているつもりなのに、どうにも不安が拭えない。 とりあえず、実家に帰ったら、ちょっとビー玉まいてみようと思う…
1投稿日: 2015.07.16
powered by ブクログ斬新なアイデアだと思う。ただ、前半部と後半部で全く別の場所を書いているのは効果的かもしれないが、この内容では前半で読むのをやめる人もいそう。文章が読みにくいのもキツイ。
0投稿日: 2015.06.06
powered by ブクログ田舎に残る古臭さと、インターネットの普及で広がった現代っぽさが融合した不気味なミステリ作品。 独特の雰囲気と展開があって面白かった。 それにしても、家って大事なんだなあ。
0投稿日: 2015.06.02サイコホラー小説です
過去と現在がつながっている。 過去は歴史と言っても良いほどの過去、自分の幼いころの過去。そして現在。 明らかに異質であり、異常な殺人の連鎖。 これ以上書くとネタバレになります。何しろ、ぞっとしました。 確かに、歪みによって人は狂気に走ると言うのを聞いた事があります。 予備知識が有った分、恐怖は増しました。 面白かったです。シリーズ全冊購入しました。 1冊ごとに面白さがあります。
0投稿日: 2015.04.03
powered by ブクログ結構グロテスクなところも多かったけど、 建築に携わる仕事をしている身としては 勉強になりました。 家が与える影響はとても大きいんだと、 つくづく実感させられました。
0投稿日: 2014.12.22
powered by ブクログ横溝正史賞受賞作品との触れ込みでしたが、よの雰囲気あるナリ。IT系のネタなども出てきますが、話の筋は"歪み"を中心にしたネチッこい部分。個人的に予想外のストーリー展開で、楽しめたナリ。
0投稿日: 2014.11.30
powered by ブクログ中盤のくだり・・・・要らん気がした・・・というか・・・ 興味のない人が読んだら、チンプンカンプンなのかなぁ なんのふせんにもなっていないような気がする・・・。 でも・・・楽しめたw
0投稿日: 2014.11.25
powered by ブクログ題名の腕が、誰の腕を指しているのかよくわからなかった…読み込めていないのだろうか。 題材として面白いと感じるので、祥一郎や石丸だけでなく、西などの各登場人物との関係について、もっと掘り下げられていればよかったと思った。人間関係が浅いので、汐路が行動力のある女性というより、周囲や危険に頓着しない強引な人になってしまっている(それで良いのかもしれないけど
0投稿日: 2014.11.24
powered by ブクログ同僚の死から始まる疑惑 キーワードは「ケイジロウ」 四国の故郷に帰って真相を探り始めた主人公は やがて恐ろしい事実につきあたる。 かなり強引な展開で「ここまでやる?」って感じがする。 田舎の古臭い恐ろしさはよく出てたけど・・・
1投稿日: 2014.11.21精神を蝕むのは何か
家屋のひずみ、ネット掲示板での心のひずみ、それが精神を蝕んでいく。 ゲーム会社の内幕もなかなか興味深かったです。てっきり最後までその方面の話かと思ったらちょっと違っていました。 貴志祐介を思わせるホラーテイストで面白かったです。
2投稿日: 2014.10.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
危ない単独行動に走ったり、松原孝と祥一郎に対しての汐路の強気な部分があまり好きになれなかったなぁ。裏を返せば両親を早くに亡くして頼らず生きてきた自信の表れなのだろうけど…。 家の歪みが人に害をもたらすという設定は興味深い。もっと深く知りたくなる題材。 完全解決で終わらないのも、敬次郎の一軒一代で終わらせない呪いの執念と強さを感じる。 謎めいた石丸さん、彼にも何だか暗い過去がありそうだ。
0投稿日: 2014.07.30
powered by ブクログドキドキして、一気に読んでしまうけど、ボリューム的にちょっと物足りなかった。おもしろかった。 14.7.24
0投稿日: 2014.07.24
powered by ブクログ主人公が検屍官のルーシーみたいな感じ。 前半は面白かったけど、後半は強引で、ラストはよくわからない。
0投稿日: 2014.06.23
powered by ブクログ完全に題名買いした作品。 こういう展開というか、内容?のお話は珍しい気が。 詳しく書くとネタバレになるので辞めときますが。 後半はドキドキさせるスリリングな展開もあり中々面白かったです。 思わず即行で2と3も買いました。。
1投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログゲーム会社に勤める女性を主人公に、田舎で起こった殺人事件とネット社会の歪みを描く。ネットから精神を歪め殺人へと誘う手法と、それを防ぐために歴史をさかのぼるストーリー展開が非常に巧妙。世界観もグロテスクな展開にせずに、ある種の体温を感じさせてくれていて素晴らしい。 建築家が残した歴史を超えた呪いと罠。少しずつ解き明かされていく展開に、一気読みしてしまう。
1投稿日: 2014.05.11
powered by ブクログ「呪い」という言葉は出てくるけど、あんまりオカルトオカルトはしておらず、現実よりのミステリー。 前半は本題までの導入がちょっと長く感じたものの、安定して面白く読み進められた小説でした。全体的には「気味悪さ」や「恐怖」よりも、「もの悲しさ」が印象に残った。
0投稿日: 2014.05.05
powered by ブクログ最後の展開は読めなかったー。 ムリムリな展開を感じてしまったが、まあ楽しめた。 ゲームってまったく知らないので業界の裏側的な面白さもあった。 続編もあるようなので読んでみよう。
0投稿日: 2014.04.22
powered by ブクログ最初のほうは冗長に感じてしまって読むのが辛かった。 中盤以降は物語が動き出してそれぞれの謎が絡んでいくので最後まで読むことができた。 でも、なんというか、うーん……。 あと一押しが足りなくて作中の人物にそれほど印象がない。 伏線回収のち収束の快感もそれほど感じなかった。 人の執念は怖いなと。
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログどうなんでしょ、これ。本格っぽい雰囲気は多分にあるし、アイディアとしては斬新な気がするので、横溝賞にはふさわしいのかもしれないけれど、ちょっと設定に無理がありすぎてリアリティがない。人物造型も今一つな感じがする。
0投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログドライで強くあらねば…という空気を濃厚にまとってる汐路が、石丸とどうなるのか気になった。石丸、色んな意味で怖い。祥一郎は素直でとても可愛い。ばっかねぇ…。
0投稿日: 2014.01.29
powered by ブクログ様々な事件がケイジロウというキャラクターという共通点だけで話が進んでいき、最後はどうまとめあげるのか、結構楽しみに読み進められましたが、後半の、真相に近づきつつも親族やらの親戚、敬次郎の子孫の話が、頭の中が整理されないまま、終盤を迎えた感じでした。 あと、石丸の動機がいまいちわからない。同僚の仇、汐路への思い、正義感…それらをさっ引いても、どうしてそこまで?というような感があります。それを源田が「日本型サイコ」と説明してはいますけど。 どうやら本作の続編が出ているようなので、壮大な伏線を期待してみようとは思いますが(笑)
0投稿日: 2014.01.27
powered by ブクログ本作のテーマは「歪み」。殺人事件と歪みとの関係が怖い。最後の犯人の描写はキモ恐ろしい。「家が歪んでいると、そこに住んでいる人間の性格や考え方も歪む」ってホンマかなぁ。
0投稿日: 2014.01.26
powered by ブクログ一言で言えば、なんか気味わりい! だけど全体的になんだろ、なんかこうとぎれとぎれと言うか ざっくり感というか、ずっと集中できなかった。 でも、後半からの追い上げ、気味悪い感は良く出来ていたと思う。田舎の気持ち悪さとか。
0投稿日: 2014.01.26ミステリーにはやっぱり村社会
いい雰囲気の作品です 始まりも地味に恐ろしいし展開しているゲーム会社も珍しい ラストになるほど不気味感が盛り上がりとても良かったです ただヒロインは好みが分かれるかな?
4投稿日: 2014.01.07
powered by ブクログなんか・・・読むのに時間がかかった。後半の、まるでホラーみたいな感じも好みじゃないし。読者をびっくりさせようとしてる感じが見え見えの箇所もあったし。
0投稿日: 2013.12.07
powered by ブクログ現代的なゲーム製作会社で起こった心中事件、 前近代的で閉鎖的な地元で起こった銃乱射事件。 二つの事件に関わりを見つけた主人公は、会社を辞めたあとに地元に帰って調査を始める。 二つの事件の関連はあるのか。犯人は誰なのか。 不気味な感じのミステリー。 最後の方はホラーに近い。 どこもかしこも、誰も彼も「歪んでる」。 まっすぐな人なんて、あんまりいないんだ。世の中には。
0投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログ続きが気になるし、面白いことは面白いけど、なんとなく薄気味悪い、といった感じ。 読んでて気持ちよくない。 けど、続きは気になるって感じかな。
0投稿日: 2013.11.15
powered by ブクログ時にしてミステリ小説を読んでいて思うのが、あまりにも大きな事件が主人公の周りに密集してしまう非現実さだ。 本書でもそれは感じずにはいれなかった。非現実だから面白く読めるのではあるのだけれどね。 同僚の自殺とも思える転落死を目撃した主人公・汐路自身、自分では解き明かせない心の闇を持って生き続けてきた。そして事件に遭遇。 出身の町での射殺事件がリンクしていき、とうとう自分の心の闇の事件にもリンクしてしまう。 そのリンクのさせ方が時々ぎこちなく感じるものの、読者をハラハラさせる進み方は凄いと思いました。 序文に書かれている古~い話がどこでリンクされるのか?にも興味津々だったし、読んでいて背筋がゾ~っとしたのも本当。 ネット社会になり、人は手をくださずに人を死へと追いつめることができるのか? 家の「歪み」と人の精神の「歪み」の関連性は本当なんだろうか?なんて考えるとソラ恐ろしくなりますよん。そういう面で本書が横溝正史大賞を受賞したのは肯けると思います。 ラストは貴志氏の「黒い家」を彷彿させるようなオゾマシさ。モダンホラーでもある作品でした。
0投稿日: 2013.11.05表紙から歴史物かなんかかと思ったら舞台はゲーム会社だった
ゲームに関する話や手法とかもが出てきて本筋の話よりそっちのが興味深かったかも。 ゲーム好きとかゲームに興味があるなら読んでて面白いと思う。巻末にセガとか三菱電機などへの謝辞があるので、書かれてる内容もリアルっぽい。 あと盗聴器やコンピュータに関する小ネタとかもあって色々取材してかいたんだなぁという印象。 そんなこんなで豆知識好きにオススメです。 本筋の話はミステリーもの。ホラー要素あり。 人間って怖い。 [追記] 舞台はゲーム会社とかかいたけど最初の事件が発生するのがゲーム会社でその後のお話は怪しい村です。
3投稿日: 2013.10.22独特の雰囲気を持つホラー。着眼点がおもしろい。
ゲーム制作会社で働く女性、という主人公の設定と、恐怖の原点となるものの発想がこれまでに無く、話にぐいぐい引き込まれる。人間の歪み、狂気がかくも恐ろしい、グロやびっくり箱的恐怖に頼らない正統的ホラー。 後半、「島汐路」という魅力的な主人公を活かしきれていないのがちょっと難点か。
3投稿日: 2013.10.11
powered by ブクログ最後まで真相がわからず、ドキドキしながら最後まで読みました。 どんどん暗ーい闇の中へはいっていくような、沼地へ足をとられるような、そんな気分になるような本でしたが、早く真相が知りたくて後半は一気読みでした。
0投稿日: 2013.10.09
powered by ブクログ第21回横溝正史賞受賞作にして、著者のデビュー作。 書店で目に入るたび気になっていた。 ディアスポリスのハッチョンベイを思い浮かべながら。 しかし何の事は無い、文庫版のカバー写真自体がネタバレだ。 時間を返せなんて酷いことをいうほどつまらなかったわけではないが、ミステリーに求められる読後のスッキリ感がなかった。もやもやが残る感じ。 主人公の造形は良かった。ITで働く友人から聞いた話そのもののゲーム会社の内情も興味深かった。あまり本編との関連はないけれど。 しかし、謎の回収の仕方は大雑把だし、周辺人物の扱いが雑過ぎてかわいそう。 とはいえ、土着のおどろおどろしい感じや、黒い家を彷彿とさせる人間の怖さは感じられた。ミステリーじゃなくて、ホラーとしてもう少しとんがってたら、もっと楽しめたのに。
0投稿日: 2013.10.08摩訶不思議
今までにない、ミステリーでした。ホラーの要素を持っています。 ホラーと言っても肉体的・描写的なモノではありません。 人の心の奥深い所に隠されている「感情的ホラー」という感じでしょうか。 Ⅱの読みました。石丸さんの正体が知りたい・・・
5投稿日: 2013.09.29星5つではなく、星4つな訳は・・・
作者に敬意を表して、星5つをつけるのを基本としているのですが、この作品は、4つです。 おもしろい作品であり、賞をとられたのも納得の作品ですが、自分には登場人物がどうも現実感をもって感じられなかったのでマイナス星1つでした。これはあくまでも個人的な感じで、ミステリーとしては発想、着眼もすばらしく、矛盾、無理もないすばらしいミステリーです。 でも、作品の中の「生き生きとした登場人物」に出会うのを読書の楽しみの1つとしている自分にはこの感想でした。
3投稿日: 2013.09.28
powered by ブクログ期待して読んだけど、私は好きではなかったです。 キャラ設定がブレブレな感じがあり、そこから始まる違和感が最初から最後まで一番気になるところでした。 ミステリーということで、真相を知りたいだけで読み終えた感じ。 トリックの方は面白かったけど、とにかく読んでて辛かった…。
0投稿日: 2013.09.20
powered by ブクログ消化不良の箇所は多々残るものの、舞台の雰囲気が良かった。 主人公が無茶過ぎる、というか年の割に大人ぶってる子供のような気もしたが…(中学生相手にドヤってる時など) 登場人物が概ね自分の事しか考えてないのが面白い。 タイトルや表紙からホラーかと思いきや、ミステリだった。 伏線がたくさんあるので、さっさと気づく方も多いかと。
0投稿日: 2013.09.18
powered by ブクログタイトルから「ろくろ首」的な妖怪とか「怪物くん」「ルフィ」的な腕伸び系かと思ってたけど違った。最後の方は息苦しかった。読みやすい事は読みやすいし問題無いけど、もう少し怖い方が好きやなぁ。せやけど、ホラーちゃうからしゃあないかな。とりあえず『羽田』と『京都』は使ってみたい言葉になった。
0投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログ面白かった。電車の中で起こった殺人、空港での女子高生の将棋倒しでの死傷事故、主人公が勤めるゲーム会社で起こった自殺、そして主人公の故郷で起こっている奇妙な殺人事件……… 一見、なんの共通点もないような事件に、なんの共通点があるだろうか…と、先へ先へと読みたくなってあっという間に読了。 主人公や周りの人々のキャラクタにも好感が持てた。 続きが出ているらしいので、それも読む予定。 追記: 表紙のデザインが奇妙だな、と思って読みはじめたのだけれど、最後まで読んで、この表紙にも意味があることがわかって納得。
1投稿日: 2013.09.04
powered by ブクログ前半はゲーム制作会社が舞台で、中盤ではインターネットに関する話が出て来ます。重要な部分もありますが、だらだらした感じで少々苦痛でした。もう少し簡略化して欲しかったです。 後半になると、やっとミステリーらしい展開になります。歪んだ家が歪んだ人間を生む真相は恐怖感と臨場感があり、読み応えがありました。 ただ、真犯人がどうやって事件を起こしていたのかは説明不足で腑に落ちませんでした。
1投稿日: 2013.07.28
powered by ブクログゲーム会社に勤めた筆者ならではの内容で、とても業界が詳しく書かれていて、面白かったです。 世間を騒がした様々な事件が、ネットを起因とした犯罪だったと言う内容も、とてもセンセーショナルで読んでいて、ぐいぐい引き込まれました。 主人公の同僚の死と、故郷での中学生同士の殺人事件、この2件の事件で被害者が同じキャラクターを持っていたことから、共通点を見出して行こうと奮闘する主人公に、同じく凄く気になって引き込まれました。 そこから、主人公の家族の過去や、主人公の育った田舎の特異な環境。 凄い描写もサイコ的で、横溝正史の世界のようでした。 主人公の几帳面で理知的な性格も、とても好感が持てて、呼んでいて感情移入できたし。 ただ、故郷での主人公の過去について、奇妙な都市伝説の噂、中学生の事件、については解決に至ったけれど、結局何故キャラクターが使われていたのか、キャラクターは誰が作ったのか、同僚の死の真相については、読者にお任せしますの要素が強くて、不完全燃焼だった気がします。 それに、主人公の上司の石丸さんも、協力的だった理由が曖昧ですし、(勧善懲悪の完ぺき主義?)恋愛職を持たせたかったのかそうでもなかったのか。。ちょっともやもやでした。 ですが、物語的にはとてもよく出来ていたし、現代にありえる犯罪のようで、とても面白かったです。
1投稿日: 2013.07.24
powered by ブクログタイトルと表紙のデザインから勝手にホラーだと勘違いしてたが、読み終えると確かにミステリー。謎解きが終盤急にスピードアップし若干置いてきぼりな感じ。ストーリー自体より登場人物のその後が気になるので二作目も読んでみようと思う。
0投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログ伏線を張るだけ張っておいてその回収が全然されてない。 作者はしたつもりなんだろうか。伝わってこない。 物語の構成力が甘すぎる。
0投稿日: 2013.06.17
powered by ブクログ帯の文句に期待して、物凄く怖くて思いがけないどんでん返しを期待してしまったため、読後の感想が、「え、こんだけ…」でした。歪んだ家は歪んだ人間が育つというのは何処かで聞いた事がありました。 ストーリーの始まり、掴みはとても良いのですが、中だるみしてしまい、私には物足りなく感じました。
0投稿日: 2013.05.14
powered by ブクログ久々に一気読みした。 歪みが テーマのミステリ。 散りばめられた違和感がきちん とまとまるのも気持ちよかった。 ゲーム業界の話も 興味深かった。 続編も早く読みたい。
0投稿日: 2013.05.08
powered by ブクログ前半は面白くてどんどん読み進めていくが、 後半はあまりに事態が簡単に暴かれすぎて ちょっと物足りない感じ。
0投稿日: 2013.05.04
powered by ブクログ初めて読みました。 読後感はいい方、だけど主人公汐路と石丸の関係をもう少し進めてほしかったかな。でもそうすると2時間ドラマみたいになってしまうかも。 いろんな事象に汐路が疑問に思い、それを追求していくことで話が進んでいく。気になっていくことをどんどん調べていくがなかなかつながらない、なんてとこは現実感があって実際はこんなだろう、と思ってしまう。 が、最後の犯人というか加害者の行動はよくわからない。そこに行き着いた筋も含めて。 設定はゲーム開発会社、いわゆる今の社会の先端と昔からの考えを持っている村との対比が面白かった。 余談だけど村の感じは小野不由美の「屍鬼」を少し思い出した。
0投稿日: 2013.04.28
powered by ブクログゲーム制作会社に勤める一風変わった女性、汐路。同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。また、故郷の女子中学生が同級生を射殺する事件で発生する。その両方に、メジャーでは無いキャラクターグッズを身につけていたことに気づいて、事件の調査を始める。 インターネットを利用したストーリーは納得性があり、彼女の助っ人として登場する人物にも魅力があり面白い
0投稿日: 2013.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久し振りに店頭POP買いしたミステリー小説。 川崎草志という作家はもちろん初。タイトルにインパクトがあったのだけど、 別に極端に腕の長い人とか関節が二段階の人とかは出て来ない。 地方の名家出身のキャリアウーマンが、幕末・嘉永の年代から続く殺人事件 を追う、という内容。オカルトチックでスピリチュアルなテイストが漂う 世界なのだが、全ての事象が科学的に成立している気がするし、主要キャラ の魅力も大したモノ。後半部分がかなりゴチャゴチャし、つっこみどころも 多々あるのだが、ミステリー作品としては読みどころの多いなかなかの佳作。 そして、前半のゲーム制作会社におけるエピソードが実に興味深い描写を見 せる。とにかくディテールが異様に細かく、こりゃあ素人じゃねぇ、と思い、 調べてみたら、作者はやっぱり元セガの人らしい。このあたり、好きな人な ら絶対に興味津々で読めるはず。ある種、この作品のいちばん大きなセール スポイントではないかと。 続編が出ているようなので、取り敢えず読んでみよう。 ・・・今度はKindle版で。
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログ本格派を中心に読んでいると、この小説は先の予測がつかなくて、新鮮でとても面白かった。展開が結構めまぐるしい。全く知らなかったゲーム業界のことも少しわかった。 ホラーを期待したがそれほどでもなかった。 最後が怒濤のように終わってしまい、少し物足りない。
0投稿日: 2013.03.27
powered by ブクログオカルトものかと思ったら違った。 ゲーム会社の話は興味深いですが、若干冗長に感じました。 主人公の冷めた感じがあまり好きになれませんでした。
0投稿日: 2013.03.18
powered by ブクログ主人公(華奢なべっぴんさん)と石丸(背の高いイケメン)に恋のフラグが立つのをもどかしく待っていたが結局立たなかった。よね? もしかして、石丸が一番こわい?
0投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログ表紙に不快感を感じて だから思わず手にとってしまった本だったんだけど ラストまで読んでその理由が分かった。 こういうところにもセンスを感じるなー。 主人公がゲーム会社勤務という設定だったので 会社の内情が随所で出てきて面白かった。 詳しく知らない、でも興味のある世界だから 本筋とは別の所でもばっちり引き込まれる。 歴史の謎・地元の風習・そしていくつかの事件。 バラバラだった点が線になる瞬間は いつもわくわくするしハラハラする。 久しぶりに読んだー!って思える本だった。 続編があるようなので探して読んでみようと思う。
0投稿日: 2013.02.23
powered by ブクログ前半はゲーム業界出身の著者による職場案内みたいな感じで退屈。主人公への感情移入もしづらいが、クライマックス付近は緊迫感があり読後感は悪くない。 横溝正史ミステリー賞受賞作ということで、「横溝テイスト」といったレビューが散見されるが、そういうイメージで読んだらいささか物足りないと思う。 余計はことかもしれないが、巻末の解説は読むに価しない。
0投稿日: 2013.01.16
powered by ブクログすごく読みやすい。 ただ、ミステリーとしてはちょっと惜しいかも。 登場人物の行動に「何故?」って思ってしまいました。
0投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログ横溝正史賞受賞作。 ゲームクリエイターの主人公が同僚の無理心中を追ううちに、他の殺人事件との類似性を発見していく。 10年前のネットの世界はこんな感じだったと思いながら読むのは楽しい。 真相はなるほどと唸らされるものだった。 (図書館)
0投稿日: 2012.11.24
powered by ブクログ異色の主人公(ゲームプログラマー)でミステリーときたのが本当に意外で、後半は江戸時代~昭和の雰囲気を濃厚にする展開もまた面白い。序章が終章に近づいた辺りでつながるのも、前半のゲーム会社の舞台裏(平成時代の象徴のような)が事件の真相、現代社会が抱える闇の深さと対比されているようで、なんだか構成の妙にすっかりはまってしまう。読み進めていく面白さをたっぷり味わわせてくれるエンタメミステリーだ。 続編の文庫も買おう♪
0投稿日: 2012.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少し暗い印象の作品。 テレビなどの特集でも観た事あったからか、ラストのあたりは何となく予想が出来た。 すこしドキッとしたところもあり、中盤当たりからサクサク読み進められた。
0投稿日: 2012.11.16
powered by ブクログ家の構造について無知に近かった為、まさかこんなにも怖ろしい影響を人体に与えるとは…と、普通のミステリーやホラーとは一線を画す内容に、まず大興奮。そして後半の怒涛の展開にまた大興奮。最初はついていけなくて「え?」と一瞬止まってしまった。おもしろかった!
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんか、伏線を回収しきていない感じで、個人的には消化不良。 石丸の歪んでいる部分の背景とか語られないまま終わったし。 まあ、その「自分の身内はなにが何でも守る」みたいな極端な傾向は、先天的なもので、背景もくそもないといわれればそれまで。 確かに、そのためなら、他の何もどうでもいいみたいな歪みならある意味頼もしくも有り、怖くもあるけどさ。 まあ、その怖さゆえなのか、そこらへんも詳しく説明がなかったけど、主人公が石丸とは金輪際関わらないと決めるのは、なんか腑に落ちない感じがした。 ていうか、最初から最後まで、主人公に私は一切感情移入できなかったんだな。 すごい嫌悪するという感じでもないけど、なんか好きじゃない感じがあったんだなと。 後、諸所の事件を関連付けるためだけに出てきたと思われるケイジロウ人形とか薄い感じがして。 結局、ケイジロウのせいとはなってるけど、職場のデスクに100体以上のケイジロウ人形があったという事実だけで、心中事件も本当にケイジロウが関わっているのかという疑問も残る。 従兄弟の家に乗り込んでいって、犯人が家に思いがけず戻ってきてしまってからの電話やファックスを鳴らして相手の気をそらすというくだり。 主人公と犯人との駆け引き、かくれんぼ的なハラハラドキドキはあるけど、犯人はかなり正気じゃないってのを鑑みても、何か不審を感じてその原因をつきとめようとしている時に、いちいち電話がなるだけで、その捜索を中断するだろうか?という疑問。 序盤で、ゲーム製作の段階で、一番最初の音に人は反応するという心理トリックの説明があって、それになぞってるのは分かるけど、なんか弱い気がした。
0投稿日: 2012.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後までワクワクと期待を持って読めた。ゲーム業界の話も興味深かったし、自分自身を過信しすぎる主人公の傍にいる人物描写もよかった。ホラーとしても、怖いし、歪みの恐ろしさが心理的にもぐっときて、思わず、自分の部屋を見渡してしまった。
0投稿日: 2012.11.07
powered by ブクログ物語の主軸ではないが、ゲームソフト制作会社で働く人たちの描写がとても興味深い。その恐ろしいほどの体力と精神力、行動力に、まずは驚かされる。
0投稿日: 2012.11.02
powered by ブクログ設定と運びはすごく面白いのに、若干の読みにくさが気になるのが残念。でも、すごく引き込まれた。デビュー作だそうなので、成長に期待。
0投稿日: 2012.10.29
powered by ブクログ第21回横溝正史ミステリ大賞受賞作ということで購入したのだが。 期待外れ。 新人だからこんなもんか。 ストーリーの運びがいま一つ。 ちょっとわかりにくい。 惜しい。 続編も買ったので、そちらに期待。
0投稿日: 2012.10.20
powered by ブクログ第21回横溝正史ミステリ大賞受賞作。 大仕掛けな復讐のトリックには驚きとともに、そこに秘められた怨念の深さが感じられて怖かった。ただ、その割に、最後がびっくりするほど駆け足で終わってしまって何だか残念。前半を占めるゲーム業界の裏話や、ネット社会の闇に絡んだ話も興味深く、結構スイスイと読めたんだけどな。一応お助けキャラになるのか、元上司とそのお友達がちょっと微妙だったのも気に掛かる。助け方が気に食わない。もっといいキャラに出来たのに、と思ってしまう。まぁ、これがデビュー作だと思えば、こんなものなのかな。続編が出たようなので、それも読んでみたいと思った。
0投稿日: 2012.10.15
powered by ブクログ続編刊行につき読み返し。今読んでもこの歪みの連鎖が呪いであるくだりにぞわぞわとした不気味さを感じる。超自然の呪いではなく、ひとの遺した呪いだという部分に。
0投稿日: 2012.10.11
powered by ブクログなんとも怪しい表紙に誘われて手に取る。舞台は「天領」であった事を今でも誇りに思っている閉鎖的な町。江戸時代から現代へとシフトしていく謎の伏線が巧妙で、登場してくる全ての人物が何かを隠しているように見える。「敬次郎」とは一体?謎は謎を呼び、途中でページを閉じるのが惜しいくらいのめり込んで読みました。
0投稿日: 2012.10.11
powered by ブクログ可もなく不可もなくと言った感じだろうか。デヴュー作ということなので。 前半の件が、若干長すぎるような。もう少し纏めて後半の 「オドロオドロしさ」に特化したほうが良かったのではないだろうか? 「横溝正史ミステリ大賞」に応募するからには。 現在、続編を読んでいる最中。どういう展開になるか? 正直あまり期待はしてないが、、、さてどうゆうレビューとなるか。
0投稿日: 2012.10.05
powered by ブクログ主人公ありえん。強いのか弱いのか。 少しずつ全てが歪んだ家も怖いが、思い込むと容赦がない人間もコワイ。
0投稿日: 2012.10.03
powered by ブクログゲームのこと詳しいなーと思ったら、ゲーム会社に居た人なのね。 はじめのゲームのことについてが、長いような気がしたけれど、 それはそれで、無知ながらも面白く読めました。 後半は、ぐぐぐっとのめり込んで読みあげました。 でも、物足りなさが残るなー。 あっさりしちゃってる感じ。 もう少しこってりした描写が欲しい感じというか、 人間ドラマ的な?ものが欲しいような、そんな感じ。 謎解きに関しては、なんだか全てがスッキリしない感があるなー って思ってたら、続編があるのね。続けて読むつもりです。
0投稿日: 2012.10.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ふらーっと選んで、購入した本。 中身をチラ見して、松山空港と書かれていたので即購入してしまったw 身近なものが書かれていると読まずにはいられない…。 ゲームについての知識が全くない故、良く分からない部分はあったけど、一応スラスラとは読めた。 しかし、イマイチ推理小説でもなく、ミステリのような裏切られた感覚もなく、ラストのちょっとした恐怖感があっただけで読み終わった感じ…。 続編が出たみたいなので、腑に落ちない感が払拭されることを祈って購入したいと思います。 イケメンとされる石丸さんの謎を是非続編で書いててほしい。
0投稿日: 2012.10.03
powered by ブクログ読み応えがあった。確かに伏線が多く、作品としては秀作。作者の力量を感じた。映像化したら面白いと思う。
0投稿日: 2012.10.02
powered by ブクログ帯に騙されちゃいけないなというのを再確認した本でした。 横溝正史ミステリ大賞受賞作とのこと。 気になってこの賞について調べてみたら、新人賞らしいですね。 それならまあ納得の出来かなと思いました。 何と言うか、どこを読ませたいのかがよくわからない作品でした。 抑揚がないというか何と言うか・・・。うまく言い表せない。 惹かれるものが何もなかったっていうのが一番適切かな。 帯や店内ポップには惑わされないようにしなければならないなと再確認いたしました。
0投稿日: 2012.09.27
powered by ブクログまあまあ楽しめたけど、主人公のいちいち蘊蓄披露みたいな感じが鼻についていやな感じが残った。 全体的にはよくあるミステリー。
0投稿日: 2012.09.27
