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第三の時効
第三の時効
横山秀夫/集英社
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総合評価

489件)
4.3
225
174
63
2
1
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    各編の登場人物の人間性が深く浮き彫りにされ、それぞれの人生を抱えながらの瀬戸際での男の決断と覚悟。 張り詰めた緊張感の中、ポリシーとしての生き様がそこにはあった。 男達のスリリングで厳しい闘いの中にも人間としての寂しさ、優しさが垣間見れる瞬間。スキがなく無駄もない、各々のストーリーの完成度が奇跡!しばらく本が読めなかったほど…

    0
    投稿日: 2012.08.23
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    またまた警察もの。警察内部の確執を描いているものも面白いけど、素人目にはこういう事件モノのほうがよほど興味深くてよい。真相が意外なものも含めて、こんなにストーリー展開がうまく行っていいのか?というツッコミはありつつ複雑な人間関係も含めて描写されている秀作です。

    0
    投稿日: 2012.08.16
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    おもしろかった! 全体的によかったけど、表題作がいっちゃん好きやった! 今年読んだ短編集の中でもトップレベルやったね。警察小説としてもミステリーとしても抜群。 出てくる警察がみなかっこいい。やりたくはならへんけどね。

    0
    投稿日: 2012.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どの短編も重厚なつくりで、最後にハッとさせる見事な展開。やはり、この筆者は文章と話の作り方が見事です。 特に気に入ったのは「囚人のジレンマ」。砂漠に見つかった水と緑は、格別でした。

    0
    投稿日: 2012.08.01
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    二転三転大どんでん返しのミステリーもさることながら、熾烈な競争組織の中で男と男のプライドが激しくぶつかり揺れ動く心の描出に魅せられた。読後、陶然とした放心状態に陥った。

    0
    投稿日: 2012.07.19
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    横山秀夫三冊目、警視庁捜査一課の3人の班長が活躍する短編集。どの班長も個性的で超優秀、お互いをライバル視(敵視)し三人の連携はまるでなし…課長の苦悩に共感してしまう(笑)また続きを読みたいと思う作品!

    0
    投稿日: 2012.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文章で読むと横山秀夫面白い。 刑事の三者三様の性格も良かった。 朽木の静謐さと、この人かろうじて人間味残っていそうだなという所が1番気に入った。渋い。 刑事のシャープな視点で見ると、私の思想や行動はただの調子者にしか見えないんだろうなとも思った。

    0
    投稿日: 2012.07.14
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    F県警強行班シリーズとの事で、この作品は面白かったんで、機会があればシリーズのほかの作品も読んでみたいナリ。 各話の主人公が違う短編集なんですが、どのキャラクタも一癖ある人間ばっかりで、活躍はしますが、友達にはなりたくないなと。 あと、警察嫌いの人は、この本を読むと、「この本は面白いけど、やっぱり警察は好きになれないなぁ」と思いますよ。

    1
    投稿日: 2012.07.08
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    すごく面白かった!連作短編なので読みやすいし、個性豊かな登場人物が話によってメイン、サブで活躍するのが楽しい。やっぱり横山秀夫の警察小説はいいなぁ。F県警強行犯シリーズ、是非とも続編が読みたい。

    0
    投稿日: 2012.06.27
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    面白かったです。 どなたかも書かれていましたが、1話完結の連続刑事ドラマを見ているようでした。 警察内部や隠語にちょっとだけ明るくなって、他の世界を知った気にもさせてくれます。 登場する全ての警官の過去と未来を知りたくなりますね。 特に一班 朽木班長のトラウマになってる事故の詳細とか。 でも、人間的に魅かれるのは三班の村瀬班長かな。 現場の叩き上げで、事件に対する直感力が秀逸って、人間臭くていいじゃないですか。 最近、判断に迷うことが多いので、憧れるのかも。 『半落ち』や『クライマーズ・ハイ』に比べるとライトな感じがしますが、コレはコレで好きです。 同じ著者の他の本を読むかは、検討中。

    1
    投稿日: 2012.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地方県警、本部の刑事一課強行犯の 一班の朽木、二班の楠見、三班の清瀬刑事課長の様々な視点から起こる事件を描写する短編小説。 班長は皆キレキレで全てにおけてカッコいい。 特に第三の時効という短編では、二班の楠見が担当するのだが 登場する女性が美人らしく、その描写がなんとも言えなかった。

    0
    投稿日: 2012.06.15
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    とてもおもしろい。短編集なので一話づつ時間をかけて読むつもりが、一気読み。警察内部の話はおおむねすさんだ内容ですが、ストーリーの流れのいいアクセントになっている。

    0
    投稿日: 2012.06.06
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    同僚が面白いよと言ってたので読んでみた。 確かに面白い!!はまりました!!! F県警強行犯係が犯人を逮捕へ向けて各捜査員が追い詰めて行く様がドキドキです。 出てくる人物の中でも特に三つの班のそれぞれの班長、朽木、楠見、村瀬はそれぞれ別の魅力を持っていてとても渋くてかっこいい。その中では班長としては朽木がいいなと感じたけど、話としてどうなるんだろと一番ドキドキしながら読めたのはタイトルにもなっている「第三の時効」 楠見が提示した切り札が予想もつかなくてしかも、切り札をこれ以上ないだろというところで出すタイミング、味方にも教えないで自分の最もよいと思うように出す様子がとても印象に残ってます。 事件は現実にありそうなのでドキドキしながら読めて正直な所どれも面白かった。続きの話もあるみたいなので探して読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2012.05.05
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    同僚のおすすめで読みました。感想は「秀逸」とか「精密」。心理描写もぞくっとするくらい緻密だし、展開も推理ものがお好きな人にも満足度高いかと思います。私は「ペルソナの微笑」が一番すきです。軽さとか爽快感とかはありませんが、しっかりしたものを読んだなという読後感です。横山秀夫氏の本はこれが初めて読み終えた1冊ですが、他の本も読む事にします。

    0
    投稿日: 2012.05.03
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    警察ものといえば横山秀夫さんの作品は欠かせない。 一筋縄ではいかない三人の班長。 それぞれに強烈な個性を持つ。 そんな彼らを取り巻く事件の短編集。 2012.4.30

    1
    投稿日: 2012.04.30
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    6つのお話。 毎回、お話の終わる刑事ドラマみたいな感じ。 県警捜査一課の3班からなる捜査チームが互いに競い合いながら、事件を解決していく。 1班の朽木がかっこ良い! 面白かった。 ドラマも観る。ちょっと古いけど・・・。

    0
    投稿日: 2012.03.30
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    『ルパンの消息』以来。 強行班のメンツが個性強すぎて面白かった。実際の警察ってこういうもんなのかな。 これだけ、自身の「正義」を貫かれると、現実とのギャップに嘆息しか出ない。 いや、刑事全員カッコイイっす。

    1
    投稿日: 2012.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    勝手に長編を予想していたので、短編だったのでびっくり。 でもどれも読み応えのある短編だったので、読むのに時間が かかった。 個人的にはペルソナの微笑が一番、第三の時候が二番目に好き。 一班、二班、三班でもめている感じはどうしても好きになれない。 警察内部がどうであろうと、そこに興味はない。 警察用語にもなじめなかった。感覚的に合わない表現が連続すると、気分が悪くなるが、とりあえず話がしっかりしていておもしろかった。 「囚人のジレンマ」だけは挫折。

    0
    投稿日: 2012.03.22
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    警察ものの短編集。ただ舞台は統一されているけど。 登場人物それぞれに特徴があって、 警察物とか読んだことなかったけど、面白かったなぁ。 特にあの3人にはそれぞれ魅力的です。 万人受けはしないかもだけど、自分はとっても好きでした。 続編が出ないかなぁー。(噂によると出るっぽいんだけど。)

    0
    投稿日: 2012.03.06
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    「半落ち」や「顔」はドラマで見たことがあったけれど、横山秀夫の小説を読むのは初めて。 勝手に長編だと思っていたが、実際はある県警捜査一課の刑事たちを主人公とした短編集。 各話ごとに主人公が変わり、それぞれの信条や背負った物が見えてくる。 犯人あてではなく、どうやって犯人を「落とす」かに主眼が置かれたミステリー。 刑事たちが推理の天才ではなく、劣等感やトラウマを抱えた人間として丁寧に描かれているので、話に引き込まれる。 若干「こんなにうまくいくのか」とか、「なぜこういう考えに行き着いたんだろう」と思う部分もあるが、それを差し引いてもよく出来た小説だった。 ぜひシリーズ化してもらいたい話である。

    0
    投稿日: 2012.02.21
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    短編5編。 男臭い刑事サスペンス。 ただ、内容自体はいずれもおもしろい! でも刑事にはなりたくないね。

    0
    投稿日: 2012.02.14
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    前に読んだ「廃墟に乞う」が同じ警察物であり、少し期待はずれだった事もあってかこの作品の凄さが衝撃的だった。 短編連作が6作あるが、特に前半の4作は凄い。 ストーリーの展開やトリックの妙、キャラクターの設定など上手いの一言。 ただ強行捜査係の面々が本当のシロアリかハイエナの様で、少し現実離れしている感がある。 それでも凄い!!

    0
    投稿日: 2012.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の中にある「短編小説はおもんない理論」をぶち壊した作品。全ての物語が洗練されていて、読み応えがあり、次の物語が来るとわくわくする。一班の朽木、二班の楠見、三班の村瀬がそれぞれ渋すぎて、嫌味もなく、人間らしい。おっさん等が繰り出す男の仕事に引込まれる。ただ☆5つじゃない理由は「モノクロームの反転」の最後の落とし文句。あれじゃ落ちんやろ普通。 作中名言「女ってのはそうゆう生き物だ。自分の得になりそうなものは最後の最後まで引きつけておくんだ。体でもなんでも使ってな。」

    0
    投稿日: 2012.01.24
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    短編6編。どれも読みごたえあり!情念・執念・嫉妬の塊のような各班の刑事たちがせめぎ合う。表題作「第三の時効」と「密室の抜け穴」は特に秀逸だと思う。笑うことを止めた刑事の過去を描く「沈黙のアリバイ」もはらはらする。さすが横山さんです!今度は何を読もうかな。

    0
    投稿日: 2011.12.28
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    刑事モノ、短編(中篇?)です。 短いのは本来であればあまり好きではないのですが 本作はちょうど良いボリュームだったと思います。 トントントン、と進むテンポが内容の面白さを倍増していると思う。 事件そのものの推理と言うよりは、人物の描写に重きを置いた作品。 だから、登場人物がみんな魅力的なんだよなぁ。 横山作品をたぶん、初めて読んだのですがすごく面白いです。 読まずに損していたなぁ、と思いましたw

    0
    投稿日: 2011.11.21
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    非常に硬質な警察ミステリ。ここに描かれているのは非常に特殊な人間たちのような気がするが、いやいや、自分含めて人間そのものがそもそも特殊でかつ自己の強い存在なのであって、この作品の登場人物たちはそれを体現しているに過ぎない、と思い至った。短編集だが連作もので、一作ごとに違う人物の視点を中心に書かれており、それが功を奏して面白さや人物描写の豊かさを加速させている! 明るい話は全然ないが・・・。

    0
    投稿日: 2011.11.15
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    良かった。久々に良かった。 この作者の他の作品も読んだ事があると思うのだが、それほど感銘を受けた記憶がない。しかしこれは良かった。日本人離れしてると思う。 情緒的なのにウエットでない。 きっと他にも良いのを書いてるに違いない。読もう。

    0
    投稿日: 2011.11.06
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    ここに描かれている刑事が格好良い。 そして、プロの刑事同士のプライドを掛けた戦い。 短い物語それぞれで完結して、面白い。 チョッと暇な時に、ポテチを摘まむ感覚でどうぞ!サクッと読めます。

    0
    投稿日: 2011.10.03
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    F県警捜査第一課の面々が活躍する 警察オムニバスミステリー。 第一課班長、「理詰め」"笑わない男"朽木 第二課班長、「策略家」"一匹狼"楠見 第三課班長、「天才肌」"第六感"村瀬 どの課にも規格外の猛者が頭を務め お互いを意識しながら、我が一番で捜査する。 どの話にも、この三人の凄さや軋轢 それを束ねる者の苦悩がありとても面白く読めた。

    1
    投稿日: 2011.09.28
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    最初の4作はすべて傑作ではないか(特に表題作)。さすがプロットの魔術師。キャラ立ちもしてる。続編を期待。

    0
    投稿日: 2011.09.25
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    横山秀夫の短編集。まさに粒ぞろいといった作品。警察の内部事情がよく書かれており、キャラ付けもきちんとしている。 トリックも質の高いものが多く、十分満足できる内容となっている。短編集なので、電車などで隙間の時間に読めるのも良い点。

    0
    投稿日: 2011.09.23
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     最近凝ってる横山作品。本作も 最高の出来 だ。  「沈黙のアリバイ」「第三の時効」「囚人のジレンマ」「密室の抜け穴」「ペルソナの微笑」「モノクロームの反転」という短編集だが、いずれも力作ぞろい。電車乗り過ごしそうなほど、時を忘れて読んでしまう。気に入ったなぁ、どんでん返しの嵐!  そもそも古本屋で買ったバラエティ文庫本が作者発見のきっかけ。そのときに印象に残った作品が「密室の抜け穴」だった。これがあるから古本あさりがやめられない。

    0
    投稿日: 2011.09.13
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    事件やトリックの内容だけでなく、 登場人物の特色が色濃く出ている。 主人公だけでなく脇役にも十分な背景があり、 それらが絡み合ってかつスピーディな展開。

    1
    投稿日: 2011.08.23
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    これは、スゴイ!!最近読んだ警察小説の中ではピカ一です!! 登場人物が多いのにそれぞれキャラクターがはっきりしていてちっとも混乱しません。 著者の筆力に脱帽!読んで損はありません。。。

    0
    投稿日: 2011.07.14
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    内容の出来がかなりハイレベル。相当面白い話になっている。ただ登場人物が多く一人一人のキャラクターが薄いので感情移入が出来なかった。

    1
    投稿日: 2011.07.06
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    重い話ですが、短編のためテンポよく読めます。 自分とはかけ離れすぎて不思議な感じがする。 なんでどこの企業にでもあるライバル関係や敵対心が 警察内での出来事になるだけでこんなにも緊迫するんだろう。

    0
    投稿日: 2011.06.23
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    最初,男の人の小説だなーと感じながら読み進めて,「囚人のジレンマ」でびびった。久方ぶりに読み返した本。

    0
    投稿日: 2011.06.20
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    日本の警察小説は警察組織のどろどろが見ものですが、本書はそれだけでなく、事件そのものも丁寧に作りこまれていると思います。 かなりハイレベルな出来で、傑作です。

    0
    投稿日: 2011.05.30
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    単純に事件のみを描いてる訳ではなく、警察内部のギスギスした人間関係、権力争い等も織り交ぜながらの展開は非常に面白かった。

    0
    投稿日: 2011.05.30
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    『このミステリーがすごい!2004』国内第4位。全六篇の連作短篇集。F県警強行犯捜査一係を舞台に刑事達の生々しい葛藤と、逮捕への執念を描く。個性的な登場人物が非常に魅力的な作品。オススメは「囚人のジレンマ」

    0
    投稿日: 2011.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2004年「このミステリーがすごい!」第4位作品およびF県警強行犯シリーズ第一弾、だそうな。 この作家にはハマらないだろうなあと思ってたら意外や意外。 連作短編集で捜査一課の面々が素敵。キャラが入ってきた。 気持ちよく終わるばかりじゃなくて途中でイライラしてキィーッ!!となるのは警察小説だからなんだろうか。 とにかく面白かった。今のところトップはマークスだけど。

    0
    投稿日: 2011.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察内部の絡みから、事件の解決法といい非常にうまく書かれている。一つ一つの物語はこのぐらいの長さがちょうど良い。

    0
    投稿日: 2011.05.04
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    面白かったぁ! 後書きに書いてあって、なるほどとおもったんですが、横山秀夫の警察小説数あれど、捜査一課を舞台にしたのは初めてなんですね。 満を持してといった感じで、どの話にもぐいぐい引き込まれました。 お薦め!!

    0
    投稿日: 2011.03.21
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    警察物。 事件のプロットもさることながら警察内部のせめぎあい、縄張り意識、できすぎる部下のマネージメント等、組織内部の話が面白い。

    0
    投稿日: 2011.03.20
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    短編。テンポ良くてどれもおもしろい。 最後の「モノクロームの〜」の話のタイムカプセルのくだりが理解できなかった…

    0
    投稿日: 2011.03.07
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    殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!?刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短篇集。本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声も高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で、あぶり出されるのは、男たちの矜持だ―。大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾。

    0
    投稿日: 2011.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    F県警強行犯シリーズ。 昔、「モノクロームの反転」と「囚人のジレンマ」をテレビで観たことあります。 その原作でした。調べたらこのシリーズはすべてドラマ化されてたんですね。びっくり。 3つの班が競い合う捜査一課強行犯係。 しかもときにはその班内でも競い合いがあって、男の世界って感じです。 そんな中でも競い合いだけじゃない関係が垣間見える「囚人のジレンマ」が一番好きだな。

    0
    投稿日: 2011.02.27
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    表題作がよい。意表をつく真相。女のしたたかさとそれを上回る楠見の冷徹な策謀。それらを眺めたうえでたどり着いた、主人公の心境が胸をうつ。

    0
    投稿日: 2011.02.12
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    横山秀夫の「第三の時効」を読み終わった。3人の班長をはじめとして個性的な刑事たちが登場する。刑事としてはすごいかもしれないけど彼女や奥さんのの立場だったら嫌だろうなって人ばかりだけど(笑)。そう思わせるほど人間描写が巧みなんだろうな。唯一、森刑事の話は最後嬉しくなった。

    0
    投稿日: 2011.02.03
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    敏腕刑事のお話。 短編集ではあるが、それぞれのストーリーが繋がっている。 登場人物の背景や心理がうまく表現されていて、繰り返し読んでも飽きさせない。 2回も繰り返して読んだ本はこれが初めて。 1回目には気付けなかった発見が2回目にはあった。 ぜひ、繰り返し読んで欲しい1冊。

    0
    投稿日: 2011.02.03
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    再読読了、92点ぐらい? ** F県警捜査一課は大きく3班に分かれており、おのおのの班長はどれも個性派揃い。 1班を指揮する仏頂面の裏に犯罪に対する憤怒を垣間見せる「青鬼」朽木、 2班を指揮する公安出身で部下に対しても容赦ない「冷血」楠見、 3班を指揮する動物的とも言える直感で事件を見抜く村瀬、 さらに彼らの上司で捜査一課を指揮する田畑らにも焦点を当てた連作短編集。 ** 時間があったら読み返したいなと思いつつ、古本屋にあったので購入。 横山秀夫さんの小説の中だと一番好きな作品です。じっくり考えてみれば短編単位では他にも好きなのはあるかなとも思いますが、1冊の小説としての出来は一番良いかな。 ついでに言えば、そんなに読む方じゃないですが、この手の、刑事が地道に事件を追いながら組織と個を対照的に描くタイプの警察小説の中でも今のところマイベスト。 ミステリー系のマイベスト10選べと言われれば警察小説代表として是非とも入れてみたい一冊です。 収録短編は6編、その中で特に印象深いのは表題作「第三の時効」と「囚人のジレンマ」です。 「第三の時効」は事件発生後15年という節目の緊迫したシーンから始まるのがグッと引き寄せられる上に、最後の結末もそ、そう来たかと思わず唸らせてくれる作品、こちらは短編としても読んでも非常に面白い。 「囚人のジレンマ」は、同時期に発生した3件の殺人事件を操作する各班を指揮する捜査一課長の田端の視点から追いかけたもの。優秀な部下に対して様々な感情を非常に良く描いた心理描写が良い作品で、この小説で各班の班長の個性がはっきり描かれているのが凄く生きている印象。 さて、この小説、裏表紙の作品紹介を見ると、"F県警シリーズ第一弾"となっているわけですが、第二弾まだーーーー。

    0
    投稿日: 2011.01.29
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    本当におススメですね!読んだことがない人は、絶対に読んでほしい。心からそう思える一冊。連作短編で、一話ごとに話は完結するのだけれど、一冊丸ごと一気読み間違い無しです。どのお話も息をつかせぬ展開で、全て面白い。登場する人物も、それぞれに個性があり、とても素敵です。

    0
    投稿日: 2010.11.20
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    短編ながら、一つ一つの話が非常に凝っており、密度が濃い。 それぞれの話の主人公が違い、一つの組織を多角的に見れているところも面白い。

    0
    投稿日: 2010.10.24
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    ちょっとはずれなしのサスペンスが読みたくて手にした1冊。 さすが横山作品にはずれなしです。 F県警強行班係シリーズはまさに男の闘いです。 仲間と言えども強烈なライバル意識と敵対関係 それでいて、結束する部分は結束し 難解な事件を解決していく過程はとっても気持ちイイです。 一気に6作読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2010.10.24
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    三人の一癖も二癖もある強行犯係の班長を中心に事件を追う刑事たち。 めっちゃ面白かった(笑) すごいシリアスだし人間関係怖いしちゃんとミステリーなんだけれど、キャラが濃くて(笑) なんとかして自分達の班が一つでも多く事件を挙げてやろうって戦いがすごい。それに頭を悩ます上司とかもう可哀想で(笑) あたしはやっぱり冷静沈着理詰め型の朽木さんと、なんとなく団結できてる感じの一班が好きだなぁ。

    0
    投稿日: 2010.10.11
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    短編集。非常に高い検挙率を上げる3人の独特なキャラクターを持つ刑事たち。互いにどの班よりも先にホシをあげようと火花を散らす。

    0
    投稿日: 2010.10.07
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    横山作品で一番好きです。 特に表題作の第三の時効は何度読んでもドキドキしてしまいます。 連作短篇で気軽に読めるので、警察小説が好きでない人にも是非読んでみて欲しい作品です。

    0
    投稿日: 2010.09.27
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    とにかく登場人物が魅力的。皆、男くさく、野心家でどこか優しい。 横山さんの描く男性キャラは、とてもリアルだけど、なぜか映像化されるとイマイチなので、私は本だけで楽しむことにしている。

    0
    投稿日: 2010.09.27
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    うわっ。タイトルからして重そうな一冊。 初めましての横山秀夫。 一言。すげぇおもろかった。 刑事もんの、連続短編が6話。 どれも、長編にできそうなもんです。 横山さんは、元警官なんじゃないかと思わせるくらい 警察内部の描写が細かい。 オレゃ警官じゃないけど、リアルだと感じた。 男たちの手柄争いアンド犯人への執念がスゴスギル。 こういう世界もちょっと憧れる。 必読。

    0
    投稿日: 2010.09.11
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    殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!?刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短篇集。本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声も高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で、あぶり出されるのは、男たちの矜持だ―。大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾。

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    投稿日: 2010.08.31
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    F県警強行班の話。 1班の朽木班長は、笑わない男。2班の楠見班長はかなり不気味。3班の村瀬班長は私の脳内でビジュアルは麻生太郎?それぞれの班長のキャラクターが濃ゆい。何よりそこが面白くて楽しく読める。 「囚人のジレンマ」で退官直前の伴内のために、すんごい競い合ってる1班と3班の班長が、示し合わすことも無く伴内に花を持たせようとしたり、朽木と村瀬は話の分かる人。楠見はそれこそ人間っぽさがないので、絶対こういうことないでしょうけど。 最後に事件の全貌が見えたときとか、登場人物と一緒に私までもがにんまりしてしまう。スカッとする。

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    投稿日: 2010.08.17
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    p38 テーブルを見つめる真っ黒な表情。 やー。せりふがカッコいい★★★ ほれた! 6つの短編←同じ県警の。 登場人物が魅力的過ぎて人間臭くて・・・素敵★ また読みます。内容も、落ちが目から鱗でGOOD!

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    投稿日: 2010.08.13
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    横山さんのオムニバス作品。 正直、オムニバスの6話中の1つ「ペルソナの微笑」しか 印象に残ってないです。 しかし、刑事と少年のやり取りで話が進んでいく「ペルソナの微笑」は 秀作だと思います。読んで損はしない作品。

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    投稿日: 2010.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    良く言えば個性豊かな、悪く言えばアクの強い3人の班長、上司、部下が織り成す事件解決譚。 一つ一つの短編が内容の深さにかかわらず面白かった。 単純なうっとうしい熱血刑事ではなく、但し熱く滾る心を持った、もしくは目標を掲げる刑事たち。刑事ものの概念が覆された。

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    投稿日: 2010.06.18
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    熱い!アツイよ。刑事たちの熱い生きざまだよ。女子供の入る余地のない男の物語だよ。 最初の2編はその熱さが重たく感じてやや取っつきにくかったが、3編目あたりから一気に引き込まれた。

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    投稿日: 2010.06.16
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    仕事のへのモチベーションを上げたいときに読む本。ここに出てくる男たちの仕事への執念がかっこいい。まさにプロの仕事。

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    投稿日: 2010.06.14
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    全部読み終えてのイメージは、煙草の煙が充満する狭い室内で無言のプレッシャーをかけてくる色黒の男たち。 とにかく刑事や犯人を含む登場人物の描写がすごい!ひとりひとりの個性がちゃんと描かれているので文章だけで色々な場面が想像しやすいです。事件の結末も意外な展開で面白いし、読み切りなので読みやすい。 しかし、本当に警察内って班が違えばこんなギスギスしているのでしょうか。こわいです。

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    投稿日: 2010.06.07
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    F県警強行班係。登場人物の描写がうまくどんどん引き込まれていく。男くさい刑事ものは、あまり好みではなかったが、この作品をきっかけに、はまりそう。特に1班班長の朽木がかっこいい。笑わない刑事。さりげないところがいい。短編だがどれも内容が濃く深い…どんでん返しもあり読みごたえがあった。ぜひ続編も読みたい。

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    投稿日: 2010.06.03
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    刑事物の、別件だけど登場人物は似通ってる話たち。短編集。 短編ながら、いちいち仕掛けが巧妙で面白い。

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    投稿日: 2010.05.30
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    F県警捜査第一課強行犯係には、個性の強く天才的手腕を誇る3人の強行犯係長がいる。 それぞれがぶつかり合い、蹴落とし合い、奪いあいながらも、全身全霊をかけて事件の真実を暴くために昼夜を問わず奔走する――― 最近話題の冤罪を利用した卑劣な犯人との内なる戦い、間もなく時効を迎える犯人の、執念の逮捕劇など6つの短編が収録されている。 傷だらけの刑事達の殺伐とした争いは、読んでいて疲れるものの、でも、心の片隅に在る自分の中の熱いものを刺激してくる。 うーん、渋い。 リアリティがあるかといったら、そういうわけでもないんだけれども。 警察小説ってあんまり好きじゃなかった。 現実の警察内部のことなんて正直俺には全然わからないから、どんなに生生しく書こうが、「警察ってほんとにこんなところなんだろうか」ってな疑問が常に残っちゃって、集中できないことが多々あるんだよね。 「警察内部を抉り出す」だとか、「警察組織の問題点をうんたらかんたら」とか、本当かよって。 まぁ小説なんだから、所詮フィクションなんだから、って言ってしまえばそれまでなんだけれども。 でもまぁ、そんなことは考えずに素直に読むととても面白いです。 何かに真剣にぶつかっていく人間って、どんな立場の人だろうがかっこいい。

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    投稿日: 2010.05.29
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    殺人事件を専門に扱う県警の短編集。1話ごとに読み応え抜群。 過去の横山作品の中でも「半落ち」と並んでトップだと思う。また別の横山作品が読みたくなった。

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    投稿日: 2010.05.25
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    F県警強行班を描いた短編6作 2話目の『第三の時効』が表題になってます。 殺人事件発生から丸15年で迎える時効 だが、その"15年"に海外での滞在期間は含まれない それが第二の時効 では第三の時効とは? 恐ろしいくらいに仕組まれた罠によって犯人は逮捕されるのか… シリーズ続編早く読みた~い

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    投稿日: 2010.05.18
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    かなり好き。横山秀夫さんの作品の中で、一番好き。 中でも『沈黙のアリバイ』の朽木がめちゃめちゃいい。 横山さんの作品は、とにかくカッコいい男が出てきて、それだけでどきどきさせられる。姿かたちの描写はないのだけど、脳内妄想で相当なイイ男ができあがっていて、何度も楽しめてしまう。 朽木だけじゃなく、どの作品の主人公もひとクセもふたクセもあって魅力的。何度読んでもおもしろい。

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    投稿日: 2010.04.27
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    2009年4月16日。ドラマを見て原作が読みたくなった。展開が分かっていても面白さが失われることはない。横山秀夫作品を次々に読み進むきっかけとなり、さらにはその後、警察小説&ミステリーの長い長いマイブームへとつづくことになった最初の作品。表題作「第三の時効」のほか、「沈黙のアリバイ」「囚人のジレンマ」「密室の抜け穴」「ペルソナの微笑」「モノクロームの反転」の6篇からなる連作集で、そのすべてがドラマ化されているのがすごい。しかもそれらのドラマはいずれも見ごたえがあり、原作の魅力を損なっていない。

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    投稿日: 2010.04.20
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    大好きな横山さんの作品。 オチが物足りないと思う方もいるかも知れませんが、私は好きです。 火種はささいな理由で充分です。

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    投稿日: 2010.04.14
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    これ、短編集だったんだ…。 私としては、短編集としては「動機」のほうが好みかな。でも、毎度の横山節炸裂で、短い中に凝縮された人間模様に引き込まれました。 警察って、ただ事件を追えばいいだけじゃなくていろいろ組織の中の軋轢とか人間関係とか難しいんだな~といつも思う。

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    投稿日: 2010.04.14
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    第三の時効があるのだと初めて知った。 派手に追いかけてはいないのだが追い詰めていくところがすごい。

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    投稿日: 2010.04.12
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    もしかしたら1、2作読んでいないかも知れないけど… たぶんこれ以上読み進められないんじゃないかと… だって「臨場」と同じで、暗い気持ちになるからさ! やっぱり1作目からやりきれないし…。 直接事件とは関係ないですが、妹への殺意も怖いなあ、とか…。 でもそこへのアフターケアとかはない訳で…。 あと人間関係がギスギスしているので、読んでいて疲れてしまいました。

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    投稿日: 2010.04.10
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    短編はあまり好きじゃないのに、すごく面白かった! 短編のひとつひとつが長編のように濃く読み応えあり! (2009年11月)

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    投稿日: 2010.03.31
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    重厚な警察小説。リアリティがありながら、フィクションとしての面白さ、物語の構成が見事。非常に楽しめる小説。

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    投稿日: 2010.03.26
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    これは正直面白かったなぁ。F県警強行犯という舞台を、まったく異なる短篇で紡いだ一冊。それぞれの短篇で主役になる登場人物も魅力的だし、トリックっつーかカラクリも個人的にはすごく新鮮。警察モノって初めて読んだけどオモロイですよー!とオススメしたくなる短編集。

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    投稿日: 2010.03.02
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    横山秀夫さんが2000年くらいに出した作品。 F県警の強行班係の中の数名に焦点を当てた連作短編集。ある短編では主人公として描かれていた人が、他の短編ではサブキャラとして描かれている、という形。周りからは非常に堅物で、論理的で、一片の隙もない人物、として見られているが、実際のところは……。といったような、本人の心のうちと、周囲の評価とのギャップが面白かったりする。一話一話、盛り上がる箇所があり、すごく楽しめました。 好きな短編は、『沈黙のアリバイ』、『密室の抜け穴』と『ペルソナの微小』、そして本著の題名にもなっている『第三の時効』。 (2007年2月読了)

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    投稿日: 2010.02.28
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    初めて読んだ横山作品です。こんな話を書く人がいたんだ、と読み終わった後に感動しました。警察内部の暗い部分をここまで書ける人は中々いない気がします。

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    投稿日: 2010.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2010/2/11 Amazonより届く。 2017/4/13〜4/18 F県警シリーズ。 田畑捜査一課長のもと、朽木、楠見、村瀬の各班長がライバル意識剥き出しで捜査を競う。人物の個性も際立ち、素晴らしい短編集。やはり、横山さんは上手いなぁ。

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    投稿日: 2010.02.11
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    著者が新聞記者だったからこそ書けた内容。警察内部の事情に実に詳しいのは著者の強み。ラストのどんでん返しは意表を突く。面白いしうまい!

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    投稿日: 2010.02.02
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    すっごい人がいたんだなあ――! 1話ずつ、読み進めるごとに興奮し、引き込まれ、納得して溜め息をつく。最後まで一気に読み切って、冒頭の感想が素直に浮かんだ。 話の筋、展開の素晴らしさが抜きん出ているのは当然のこと、私が何より魅力を感じたのは、その人物描写の緻密さだ。 刑事一人一人の信念、トラウマ、葛藤、苦悩。数十年の歴史を背負った彼らの表情が、まるで生きている人物のそれのように見てとれる。 何人もの人の人生を、注意深く掘り下げ、発掘し、忠実に記録した。そんな感じ。 きっと主語がなくても、その一文が誰の言動なのか判るだろう。それくらい、各々が生きている。 どこをとっても素晴らしい。首を傾げるような点が見つからない。すごい作家だ。 ああ、早く続編が読みたい。 (ちなみに朽木班長が一番好き!)(次点で矢代)(矢代の話は2時間ドラマになってるよな…)

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    投稿日: 2010.01.21
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    横山秀夫の警察小説は有名だけど、 このF県警強行班シリーズは特に面白いと思う。 殺人事件の謎だけじゃなくて、刑事たちの人間模様も面白い。

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    投稿日: 2010.01.20
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    夫「相変わらずの臨場感とリアリティに、一気に読んでしまった」 妻「短編集としても、長編としても面白い。一・二・三班の書き分けが巧いのか、警察・事件ものの話が続くんだけど混乱しな〜い」 夫「この人の本を読んでると、警察内部とか警察と記者のやりとりとか本当か分からないけど、よく描かれていて楽しめるよね」 妻「うん。あとはね、綺麗ごとじゃない部分のさじ加減が絶妙だと思う。正論だけでもなく、悪に染まってるわけでもなく」 夫「俺は三班が好きだったな。君は?」 妻「冷徹でクセ者のリーダー率いる二班かな」 夫「最後が話が一つにつながっていく。その展開に脱帽!」

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    投稿日: 2010.01.06
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     F県強行犯シリーズ。  横山秀夫氏の警察らしい警察小説。  だが警察小説というより人間ドラマだと思う。  面白い。

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    投稿日: 2009.12.21
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    短編の名手、究極の横山ワールドを堪能できる本です。 ミーハーな筆者は殆ど横山秀夫の作品を読んでいますが、読んでいる中で一冊選べと言われると間違えなくこの1冊を選びます。 F県警刑事部第一捜査課のメンツの人間ドラマ、それぞれがひねりが効いたストーリー展開等、甲乙つけ難い彼の作品の中でも完成度が高いと思います。 特に本のタイトルにもなっている「第三の時効」はその中でも特に絶品です。 是非一読をお薦めします!!

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    投稿日: 2009.12.06
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    「半落ち」で有名な 横山秀夫 先生の作品です 短編集ですが 登場人物が一緒なので1つのストーリーとしても 読める作品です こちらもそれぞれの登場人物が個性的でかっこいい!! 読む人によって好きになる登場人物が違ってくるんじゃないかなぁ いろいろある短編のなかでも 表題にもなった 「第三の時効」はラストシーンが凄かったです

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    投稿日: 2009.10.26
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    これはもう言葉ではなく、 「現(うつつ)」そのもののようだ。 警察小説っていうものへの偏見が吹っ飛んだ。 どこまでも濃く・深い人間描写。 話なんかどうでもよくすら思えてくる。 ただただ、この人たちをもっと見たい。 それくらい「人」に惹きこまれる本。

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    投稿日: 2009.10.13
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    F県警強行犯シリーズ第一弾! シリーズ物とは知らずに借りてしまいました。 でも、面白かった!ハードボイルド! 機会があれば、続編も読んでみたいです。

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    投稿日: 2009.10.08
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    F県警強行班シリーズ第一弾。短編集。 「沈黙のアリバイ」「第三の時効」「囚人のジレンマ」「密室の抜け穴」「ペルソナの微笑」「モノクロームの反転」どれも研ぎ澄まされた内容。 第一班トップの朽木は、刑事の中の刑事。強くなりすぎたほどだが、上も現場から放せない。 第二班の楠見は公安上がりで、冷血と嫌われているが事件はミス無し。 第三班の村瀬は動物的な勘の良さがあり、現場での第一声を皆が固唾をのんで待つ。 事件解決の先を争ってせめぎあう刑事達がなんともカッコイイ〜! 管理職の苦労や刑事の生い立ちなど意外な展開も含め、すごくいいです。 2003年2月単行本。2006年3月、文庫化。

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    投稿日: 2009.10.06
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    いろいろな刑事がその時々のエピソードで主人公となる連作短編集形式で、ストーリー、トリックとどの話もかなり面白い。警察小説の鉄板「敵は身内にあり」ってのも描きつつも、あくまで主眼はF県警捜査一課強行班の刑事たちと犯人たちのガチ対決に置かれているのがこの作品のいいところ。やっぱ正義と悪党の対決は燃える。刑事たちのキャラの書き分けがよく、特に3班の各班長の三者三様なキャラがかっこいい。

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    投稿日: 2009.09.16
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    警察小説に馴染みが無かったゆえ、最初が肝心とその中でも最高峰の誉れ高い短編集に手を出してみた次第である。 まさしく評判どおり。恐ろしく面白い作品であった。 何といっても、登場人物が秀逸。 F県警強行犯捜査課には一から三までの班が存在する。それぞれを取り仕切る班長がこれまた切れ者揃いであり、作品全体に硬派な男の魅力を漂わせるのである。 青鬼の異名を取る理論派の一班長『朽木』 公安上がりで策謀すら厭わない冷血な二班長『楠見』 天才と称される驚異的なカンの持ち主三班長『村瀬』 各班にスポットライトの当たる作品もあれば。 彼らが互いに競い合いながら事件を解決していく大きな事件もまた存在している。 全ての作品が彼らの物語であるわけで。 私は『囚人のジレンマ』と『第三の時効』がベストであると思う。 第三の時効は、発想というよりその提示の仕方が素晴らしい。物語を牽引する刑事のドラマと、楠見という人物の底知れぬ恐ろしさによって彩られた秀作である。 囚人のジレンマは、そんな協調性皆無の三つの班を束ねる人間の物語。担当する事件を通して、各班の個性が浮き彫りになる。そして、刑事としての姿勢が焼き付けられる。どこか暖かい一編である。 この夏に自信を持ってお勧めしたい。 そんなお気に入りの一冊となったわけである。

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    投稿日: 2009.08.29
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    F県警強行犯係を舞台にした表題作を含む6編の連作短編集。 一班から三班の班長を筆頭に個性溢れる人物描写は巧みである。 個性を与える設定とその挿話の描き方がうまい。 続編も連載されていることから設定の人気の高さもうかがえる。 個人的には「第三の時効」,「囚人のジレンマ」が良かった。

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    投稿日: 2009.07.22
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    横山さんの作品に面白くないものはない。 過去読んだ全ての小説の中でクオリティとしてはNo1の作品だと思う。 登場人物も魅力的。

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    投稿日: 2009.07.10
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    刑事の中の刑事達。 一癖二癖、三癖はある男達の警察小説。 お気に入りは 沈黙のアリバイ 囚人のジレンマ 働く渋い刑事達が、実にリアルで生々しく書かれています。 各々の信念やプライド、薄暗い感情が渦巻いていて、 いい意味でも悪い意味でも人間くさい作品。 それが魅力にもなっているF県警物語、お勧めです。

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    投稿日: 2009.06.05
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    横山秀夫にハマるきっかけの1冊。 各短編ともに面白かったです。 本を読みたい気持ちを再燃させてくれた作品なので かなり特別なものになりました。

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    投稿日: 2009.05.15