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カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
道尾秀介/講談社
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総合評価

1239件)
4.1
410
483
257
27
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本格ばかり選り好んで読んでいると、こういう作品に出会った時に心がやられるんだな。 これはあざとい…非常にあざとい。そして滅法面白い。 にしても便利だな○○○。脱力系ミステリでよく使われるネタだが、作者の恐るべき器用さのおかげか、ささやかな感動をプレゼントしてくれます。

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    凄惨な過去を持つ者たちの復讐譚…と思わせて、それこそが仕組まれた舞台装置で、誰も傷つけずに大団円を成功させたペテンの話だった。 「良い詐欺は騙されても憎めない」みたいな話を思い出した。

    0
    投稿日: 2025.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マジックと詐欺は何が違うのか。 騙されたことを理解してはじめて楽しめる。 本一冊を通してしっかり騙された。面白

    0
    投稿日: 2025.11.15
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    詐欺師がすごい手法で悪党に挑戦し、大きく儲ける話なのかと思い読んでいたが、登場人物皆が新たな気持ちで幸せに人生の次の一歩を踏み出せるためのトリックだったことに感動。 こういう小説は読了感が爽やかでいいですね!

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025.10.17 読了 この作品のジャンルは「マジック」だろうと思う。 詐欺師とマジシャンの違いについて書かれた部分はとても印象的だが、きっとこれは詐欺師の話であり、道尾秀介氏が読者に仕掛けるマジックなのだろうと思った。 まんまと騙された。しっかり読んだはずなのに、騙された。。 登場人物も全員印象的で、続編が出ていることも納得できた。 すでに本棚に積まれているので早く読みたいと思う。

    1
    投稿日: 2025.11.04
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    とても面白かった。途中で、これで終わり?と拍子抜けした所で裏切られ…まさか最初から騙されていたとは。 人によってはラストに賛否あるとは思うけれど、私は主人公達が前を向くのに必要な過程だったのだと納得できた。 読んでいる時はずっと重い気持ちで読んでいたのに、2週目ではその空気感がずっと明るいものに変わって読めるのが面白い。

    1
    投稿日: 2025.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    500ページくらいありましたが1日で読み終わりました。ハラハラドキドキワクワクが次から次へと生まれて、殆ど飽きず夢中で時間を忘れてページをめくっていました。その分疲労感もあります。ネガティブで考えやすい体質だからか私は少し陰鬱な人間不信のようなイヤミス感も感じる読後でした。詐欺師ってすごい。読んでよかった

    1
    投稿日: 2025.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    手のひらの上で転がされていた、と分かった時に前向きな気持ちになれた主人公はすごいと思った。 私は人に自分の気持ちを弄ばれるのは嫌だ。それが前向きな決断をするためでも、自分の人生は自分が決めたと思いたい。もしかしたらそうじゃないのかもしれないけど。だからこそ最後バレないで欲しかった。全部説明するんじゃなくて、匂わすくらいで終わって欲しかった。

    1
    投稿日: 2025.10.26
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    ちょっと上手くいきすぎというかご都合主義感が強いが、 いいじゃないか! 小説だもの! 現実には上手くいかないことが多いって分かってるけど、小説の中くらいさ! と言えるくらい登場人物たちの幸せを願いたくなる。

    4
    投稿日: 2025.10.22
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    いやあ、壮大な伏線回収!詐欺師も作家も頭良すぎるね。普通に騙されたましたよ。 前半は何度も睡魔に襲われてページの進みも遅かったけど、後半は一気読みできた!諦めないで最後まで読んで良かった〜!

    2
    投稿日: 2025.10.19
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    詐欺を生業にしてる人が集まり、過去を許し公正していく物語…だけど誰かに操られてた。 題名の意味も納得。サンドイッチマンみないな主人公と相棒。 1週目が衝撃的すぎて違う視点で2週読んだ。

    2
    投稿日: 2025.10.19
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    詐欺師たちが主人公の話なのに、何故か応援し、涙ぐんでしまった。 登場人物たちそれぞれに魅力があり(貫太郎には初めはイラついていたが)、どんどん小説にのめり込んたわ。最後はどんでん返しとまではいくまいも、ゆっくりと種明かしをされる様はいかにも「マジック」をかけられているかのようだった。 個人的にはこれから読書を始める人にまず最初に勧めたい作品だと思う。

    1
    投稿日: 2025.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    傷つけ傷つけられた者同士が重なり、重厚な結末が繰り広げられます。読後感は素晴らしいものでした。スカッとスッとしました。

    10
    投稿日: 2025.10.13
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    評価4.2 序盤は、借金や家族の死などにより重たさを感じる。中盤から姉妹や寛太郎と同居することにより、話のテンポや明るさがでてくる。 終盤にかけては感動、どんでん返しは驚きは受けた。 トサカが生きてて良かった。 気分よく驚ける小説であった。

    1
    投稿日: 2025.10.13
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    様々な場所でお勧めされていた作品であるため、勿論知ってはいたのだが、なかなか読む機会がなく、本日ようやく読むことができた。 詐欺師の物語であるのだが、どことなくヒューマンドラマ的な暖かな風味も感じる。 勿論、スリリングな展開もあれば、ミステリもあり、エンタメ作品として非常に面白かった。 また、作内で仕掛けられている様々な装置に悉く引っかかってしまったのだが、非常に美しいというか、お洒落な演出だった。 ただ、オチの部分はなんとなく既視感があり、どこかでこの作品を読んだのか、それとも同じような作品を読んだことがあるのか、少し釈然としない部分があり、全てを忘れた状態で読めたらより良い読書体験になっただろうな。

    2
    投稿日: 2025.10.09
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    道尾秀介天才だ…… 神様からの啓示を書き写した、くらい美しく無駄のない伏線とトリック 向日葵の咲かない夏を書いた狂人とは思えない(ごめんなさい) 何も調べず読み切って欲しい作品。 登場人物が全員愛おしい、、まひろかわいい 読中感想 えぐい 偶然の小さな躓きで大きな穴に落っこちていく様子が恐ろしくも生々しく描かれている 5人と1匹の生活はほのぼのしてて好き 一貫して少しずつ騙されて明かされてを繰り返してる 何だかうまく行き過ぎてるよなぁ テツさん怪しいな(古典的な詐欺の場面も警察手帳のところも) 本当に警察関係だったりして

    3
    投稿日: 2025.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    猫が死ぬ作品だって言ってよ〜泣と書くところでしたよ!テツさん! 最後の最後までうーーん言われているようなどんでん返しはどれだろう…と思いながら読み進めてましたが、最後の最後に作品のぜーーーーんぶウソ!なのが判明してスッキリ?ビックリ?どっちかというとじんわりしました。よかったね、タケさん! 主人公であるタケさんがどこかハードボイルド感じる優しい男性で好きです。キャラクターが凝りすぎてないのに愛着を持てる造形しているのがいいですね。 名作と呼ばれる作品を読んできましたが、そういう作品は実写化されたら素敵だろうなと浮かびます。リアルの世界を絡ませながら風景や存在たちの描写力が為せる技なのでしょうか。背中を押してくれるような作品が多いのも特徴ですね。でも出来れば作者がどんな気持ちで書いていたかあとがきで教えて欲しいのに、こういう作品たちは解説が多くて残念です。なんでだろう。作者の人となりも知りたいのにな〜。

    5
    投稿日: 2025.10.05
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    最後のオチでちょっと冷めてしまった感がある(構成というかオチありきのストーリーな感じがして、そこまでするか?と思ってしまった)が、それまでの緊張感は楽しめた。

    2
    投稿日: 2025.09.29
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    二重三重のトリックが仕込まれた秀逸なミステリー作品でした。伊坂幸太郎作品のような軽快なトークもあり、憎めない登場人物たちのキャラクター設定も良かった。

    10
    投稿日: 2025.09.28
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    ハラハラドキドキしてたのに、最後そういうことだったのねと心落ち着きました。面白い話でした。 一気に読んでしまいました!

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    軽妙なやりとりが面白く、サクサク読めた。 特に事務所に潜入するあたりからは、ドキドキハラハラの展開で一気に読み終えてしまった。 こんなにうまくいくか?という違和感は、最後の章で明かされる真実で解消される、、、はずなのだが、余計にこんなうまくいく?との思いが残ってしまった。 この仕掛けが物語の肝ではあるが、自分には蛇足に感じてしまった。少し合わなかったかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.09.27
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    後悔を抱えながら不遇の日々を過ごす主人公たちが、悪者相手に詐欺を計画し一発逆転、となるはずが…?というストーリー。ラスト付近の怒濤の種明かしは意外性たっぷりでさすがに予想できなかった。 一方、さすがに仕掛けがよく出来すぎていて、逆に興ざめというか、意外な展開を狙いすぎている感も。前半がやや退屈で、主人公たちの境遇も重めなのも微妙に感じた。

    1
    投稿日: 2025.09.26
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    面白かった。 詐欺の話で怖い人たちも絡んでくるので身を潜めるようなシーンは心臓がバクバクするほど緊張感があった。 私は心臓弱めなのでハラハラシーンはもう読むのやめたいくらいドキドキした。 ただ物語も面白いし登場人物も魅力的で好きだった。 あと真面目に働くことは大切だなと思った、当たり前だけど。

    1
    投稿日: 2025.09.24
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    壮大な詐欺のお話。なんとか仕返しをしてほしいと思って見ていたら予想外のどんでん返しにやられた。 登場人物たちには幸せになってほしいと願わずにはいられなかった。

    2
    投稿日: 2025.09.23
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    思ったより読むのに時間がかかった作品。中盤まで盛り上がりに欠けてあまり進まなかった。後半から話の展開が面白くなってきて一気に読めた。この手の作品は読了後重く強い衝撃を与えるものが多いのだが、この作品は読み終えた後、温かい気持ちになり、ふんわりしたなんだか不思議な感覚に。 もちろんしっかりとミスリードされ、騙されたのだが。

    6
    投稿日: 2025.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の違和感はテツさんがセイリヤの顔を忘れるわけがないと言ったところ。違和感を感じつつ進んで、前に戻って読み返すことが多かった。最初は暗い話で結構しんどく、娘が死んだところあたりではちょっと小休止を挟んだ。後半はテンポが良く最後まで一気に進めることができた。内容は詐欺だの自殺だのと暗めの話を含んでいるが、ラストは前向きな終わりでとても良かった。

    1
    投稿日: 2025.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カラスの親指 by rule of CROW's thumb 読書初心者にオススメしたい一冊 最後に全てをひっくり返された その騙し方はいっそ清々しいほどのものだったが、個人的にはあまり刺さらなかったか ヤクザな連中と詐欺師という構図すらもひっくり返されてしまうが故に、主人公が道化に思えてしまってそこだけマイナス評価 続編のカエルの小指も読んで、あるいは評価が変わる可能性もあるだろうか

    2
    投稿日: 2025.09.15
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    自分が思っていたのとは違った角度でのどんでん返しで誰にでも勧めたくなる作品だった、 分厚いのにあっという間に読み切った 重めの作品ではあるけど案外軽く読み始めてもいいかも

    2
    投稿日: 2025.09.15
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    面白かった…コレはミステリーというよりマジックですね…しかも壮大な! 『騙されない自信のある方』は是非是非チャレンジしてみて下さい。 追伸 アタシは完全にやられましたー

    19
    投稿日: 2025.09.14
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    詐欺師の主人公とそのオヒキと愉快な仲間たち。かつて自分を陥れた半グレと因縁に決着をつける物語。 長編だけど分かりやすい。登場人物もイメージがつきやす、最後はきれいにまとめられています。 もう一度読見返すと、違った見方ができそうですが、それなりのページ数があるので私は諦めると思います^^; 日を空けても頭に入りやすい内容ですので、マイペースで楽しめる本だと思います!

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ここ最近読んだ本の中で圧倒的に面白かった。すごいです。 イルカに似た変なおじさんとコンビになって、そこにまひろとやひろがやってきて、間抜けな彼氏もついてきてっていう話しなんだけど一人一人のキャラが個性的で愛着が湧くんだよなぁ。 その辺はなんかこう伊坂幸太郎さんが作り出すキャラになんか近い感じ。 これ最後たぶんまひろに実は。。。と打ち明けるパターンか、ヒグチにバラされてまひろとやひろが絶望的なショックを受けて関係性終わるとか、そんな終わり方するんだよなぁきっと。。。と思ってたらとんでもない終わり方してびっくりした。 予想できるひといたんかってくらいやられたー!って終わり方だった。もちろんめちゃくちゃ良い意味で。 猫飼いの自分からするとトサカの結末もすごい安心したし、嬉しかった。 映画化してたんだーと思ってそっちも観ようか悩んでるけど村上ショージどうなんでしょう?イルカに似てる気はするけど、、、ドゥーーーーン!!のギャグが強すぎて笑

    1
    投稿日: 2025.09.12
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    いつどんでん返しが来るんだ?と思いながら、読んでいたら、最後の最後で、、( ^∀^) タイトルと表紙の感じから、すごく悲壮な物語を想像してたけど、ある意味ハッピーエンドだった。 分厚い本だけど、サクサク読めて、一気に読んでしまった!楽しい読書時間でした! 続編の、「カエルの小指」も読もうと思います!

    5
    投稿日: 2025.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても読みやすかった。 最後の最後で分かる題名の意味。 共同生活を始めた奇妙な5人の関係。 いろんな思いが交錯する。 伏線というか、いろんなところにちりばめられたテツさんの言葉遊びや物語の終わり方が好きです。

    5
    投稿日: 2025.09.05
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    面白かったー! どんでん返し系はいくつか読んできたけれど、騙されたことに気付いてからの、”やられたぁ”よりも”よかったぁ”という気持ち良さはピカイチです!

    6
    投稿日: 2025.09.03
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    再読。道尾秀介の最高傑作。 基本はコン・ゲームだが作中至る所に伏線が隠されており、それが最後の大どんでん返しに繋がるストーリー展開は見事だ。テツさんのアナグラムもその一つ。単なるキャラクター設定の要素ではなくちゃんと最後のオチに関連している。 タイトルの付け方もセンスがいい。意味があるのはもちろんだが、話の中に出てくる親指と他の指の関係はつい誰かに話したくなる内容だ。 叙述トリックを使ったどんでん返しの傑作として道尾秀介の作品では「向日葵の咲かない夏」がよく挙げられるが、作品全体の構成や清々しさ、叙述トリックではない最後のオチなどから私は本作をNo.1に推したい。

    28
    投稿日: 2025.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うわああ...そういうことでしたか。 ハラハラドキドキしつつ抱いてた引っ掛かりがちゃんと綺麗に回収された! 知識ゼロで読むことを全力でお勧めする。面白かった!

    1
    投稿日: 2025.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    爽やかな読後感と怒涛の伏線回収で、久しぶりに小説を読んで(聴いて)いて騙された!と感じた。 ミステリーが好きな人におすすめできる作品。 ただ、まひろとやひろがあのタイミングで竹沢の正体に気づいたのは偶然のようだし、いずれにしても必ずしも好意的に受け止めてくれるかは分からなかったのでは・・・と思った。 でも、よく考えるとそれすらテツさんの想定通りで、それはそれでカバーストーリーを用意していたのではないかという気もする。 オーディブルのナレーターの方も役の演じ分けが上手くて聞きやすかった。

    1
    投稿日: 2025.08.24
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    登場人物皆、どこか憎めなくて応援したくなる。 大量の伏線があるが、伏線回収モノ特有?のモヤモヤ感がある訳ではなく、ストーリーとしても常に引き込まれる。 まさに小説版コンフィデンスマン。

    6
    投稿日: 2025.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一人コンフィデンスマン…! あれもこれも伏線だったー! 映画ユージュアル・サスペクツを見終わった時と同じ気持ち

    1
    投稿日: 2025.08.19
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    やっぱり小説はスッと読めて面白い。 詐欺師なんてクズ野郎だけど、生きる上でどうしてもそうならざるを得ない人もいるんだというのも感じて切なくなった。 貫太郎の挙動からの推察や、まひろちゃん姉妹の親が誰なのか。色々と考えたが最後は伏線を回収してくれたのでスッキリ読めた。

    1
    投稿日: 2025.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よかった!!想定外のどんでん返し。 途中は長いな〜と思ったけど、最後まで読んで良かった。 樋口とのシーンはかなりヒヤヒヤ。 最後のどんでん返しは予測できなかった。 最後は心あったかくなるストーリー。 他の作品も読んでみたくなった。

    1
    投稿日: 2025.08.15
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    これは面白い。登場人物のコミカルな掛け合いとテンポのいい展開で、500ページほどあったが一気に読めました。ラストのオチも、そう来るかと膝を打ってしまいました。とても爽やかな読後感で気持ちがいいですね。割と誰にでもおすすめできる作品ではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    天才的なタイトル 面白くて500ページあるのに一気読みしちゃった! さすが道尾作品、いつだって先生の手の中だ………

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    2025年8月読了。  人生に敗れた五人の男女(と一匹の猫)が一つ屋根の下で同居し、闇金業者と戦う物語。どん底から立ちあがろうとする強さと、痛快な逆転劇に興奮する傑作だ。  今作の大きな魅力は登場人物たちの関わりにある。闇金に手を染めて悪の片棒を担がされた男、借金苦で妻に先立たれた男、生活に困ってスリで生活する姉妹など、彼らはそれぞれ後ろ暗い事情を抱えている。そんな彼らが互いの傷を舐め合うように寄り添い、擬似家族を形成していく過程が美しい。たびたび示唆されるお父さん指(親指)と他の指との関係にも、彼らの支え合いを表していて良かった。  そして闇金業者へのリベンジが気持ちいい。詐欺師、スリ、マジシャンなど騙しに長けた彼らが結成して敵を罠に嵌めるのは、まるでマジックショーを観覧しているような驚きとスリルに満ちていた。その勇姿は「オーシャンズ」シリーズの詐欺集団を連想したが、どこか泥臭さや危うさもあってハラハラさせる。そして最後に待ち受けるどんでん返しは必見だ。これぞ道尾秀介の真骨頂といえる傑作だった。

    0
    投稿日: 2025.08.05
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    ちょー名作でした。 気持ちのいい騙され方をさせてくれる読書体験˙ᴥ˙ アホウドリ作戦が終わってからの怒涛の結末が凄かった。いやいや気づかないって_φ(・_・ 続編の「カエルの小指」も気になります。

    17
    投稿日: 2025.08.04
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    ドラマでコンフィデンスマンJP、アニメではGREAT PRETENDERと通ってきたけど、詐欺師の話ってなんでこんなにワクワクするんだろうと感じる作品にまた出会えた。

    0
    投稿日: 2025.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あるヤクザ?のグループに恨みを持つタケさん、テツさん、まひろ、やひろ(それとついでに貫太郎)が復讐する話。 しかし真正面からやり合っても勝ち目はない。彼らはお得意の詐欺で相手を欺こうとした。 しまった! 随分前に映画をDVDレンタルで見てしまっていた。 そしてそれを思い出したのは、アルバトロス作戦の直前だった。パッと金庫と能年玲奈さんがいる情景が頭に浮かんだのだった。 映画を見ていなかったらどれだけ楽しめただろうか、悔やまれる! でも、あれ、映画でも作戦は失敗してたんだっけかな。 最後のどんでん返しはすごい。

    0
    投稿日: 2025.08.03
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    確かにラストの真相には驚かされた。 ただ本当だと思って読んでいた数々の出来事は嘘だったのかと、少し肩透かしを食らったような感じで興醒めしてしまう部分もあった。そこがこの本の面白いところではあるのだろうが。 5人でヒグチ達をド派手にやっつけてスカッとする展開を期待してしまった自分がいる。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    昔映画を観て面白いなと思いつつ、原作未読だった。 次はどうなるんだとハラハラさせられつつ、最後の最後はこうきたかと膝を打つ作品。 ミスリードを逆手にとって、最初から最後まで気持ちよく騙してくれる一冊でした。

    0
    投稿日: 2025.07.30
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    読後感は、とても爽やかで良い終わり方だった。 登場人物のキャラが濃く、やり取りが面白くてクスッと笑える。 グロい描写、暴力シーン、性描写もなく安心して最後まで読める作品。 ラストがまさかだった!

    13
    投稿日: 2025.07.29
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    道尾秀介作品を初めて読みました。 伏線回収が堅実で、ラストもどんでん返しではあるけど、救いのある良いラストだった。 東野圭吾の仮面山荘殺人事件を思い出した。

    5
    投稿日: 2025.07.28
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    人間のユーモアや心の内を感じられ 二転三転する展開には度肝を抜かれた 私の道尾秀介作品のNo.1作品だ

    0
    投稿日: 2025.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後に色んな違和感が明らかになっていくところはホントに、マジか…あ、それも?、え?これも?ってなりました笑 登場人物みんなが素敵だったなと! しょうもない場面かもしれませんが、個人的には貫太郎が『ニク』って呼ばれ方になってたところがクスッと来ました笑 実際には呼ばれてませんが…笑

    2
    投稿日: 2025.07.28
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    家族をヤクザによって奪われ、詐欺師として生きていた武沢とその相棒テツに、組織を解散させられたことに恨みを持つヒグチが報復を仕掛けてきた。武沢が自殺に追い込んだ母親の娘であるまひろたちと出会い、復讐に怯えながら暮らしていく中で、このままではいけないと逆襲を仕掛ける。 どんでん返しが凄いという評判を見て読んだが、予想を超える内容だった。土台からひっくり返される感覚を味わえる名作だと思う。

    1
    投稿日: 2025.07.25
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    映画みたいな小説で没頭した。 最後にああなるとは思わなかったしよく考えられてるなって思う。 期待半分で読んだけど期待以上に面白かった

    1
    投稿日: 2025.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半は本当に面白いしキャラも魅力的だが まひろの姉やその彼氏が出てきてから微妙につまんなくなった とりあえず猫死んでなくて良かった

    1
    投稿日: 2025.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テツさんや貫太郎などコミカルな登場人物にクスッと笑いながら読み進めました。色々解決してほのぼのと終わるのかなあと思ったら…なんとビックリな、どんでん返し。全てテツさんの台本。ヒグチ達がまさか劇団員とは…。爽快にひっくり返されました! 先日読んだばかりの『仮面山荘殺人事件』のどんでん返しとちょっと似てるなあと思いました。

    0
    投稿日: 2025.07.23
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    面白くて話に引き込まれ、あっという間に読み終えてしまった。イギリスのドラマHustleを思い出した。 あの作品同様、読了後に爽快感があるのは、登場人物がみんないい人だからだろう。 本当に最悪な人はそれぞれが落ちてしまう時の取り立てやや、詐欺師の一部だけだからだろう。 途中からなんとなくこうなるかなと先は読めた感じはあるが、ええー!そうくるか!と最後でひっくり返されて、最後までしっかり楽しめた。

    8
    投稿日: 2025.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    流石道尾秀介さんとしか言いようがない。 叙述トリックという訳ではないが、物語を通してとてつもなく大きいトリックが一つ込められている。 終盤で道尾秀介さんこんなものなのか?って思ったが、終盤の終盤で種明かしをしてくれてとっても楽しめた。 終わり方やストーリーは、向日葵の咲かない夏を凌駕するため、万人ウケしそう。 葉桜の季節に君を想うこと同様に、全て揃っている欠点がない本。 叙述トリックの大どんでん返しが好きだったが、このような形の大どんでん返しもとても好きだと感じた。

    0
    投稿日: 2025.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み切ったー!初めての道尾さん、詰まることなく読めてペラペラとページを捲っていたな。 心情描写や展開、伏線、伏線回収、面白かった!特に視点の切り替えの滑らかさには驚いた。見事に騙されてた。 後味が良くないと聞いていたけど、覚悟していたより全然苦しくなくて良かった。違う作品も読んでみたい

    0
    投稿日: 2025.07.17
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    借金の保証人になったことから、地獄の取り立てに苦しむタケ。家族をなくし、もう騙されまいと詐欺師として生きていく。そんな中、タケを騙そうとしたテツと出会いなぜか意気投合?共同生活が始まる。 さらにそこへ2人の姉妹とその彼氏、1匹の猫も加わる。 ここまで読むまでに、闇金の地獄のような取り立て、追われる恐怖、家族をなくした辛さ、やり切れない感情があり、しんどい本かもと思った。 しかし!ここから巻き返してくる。 やられっぱなしから仕返しへ。同居人もそれぞれ個性的なので、初めの孤独から少し賑やかに。 仕返しの内容も緻密に打ち合わせされていて爽快。かと思ったら...ハラハラが止まらない笑 終盤には1番大きな驚きがあった! 感動と切なさが込み上げる。 初めの闇金取り立ての恐怖はこうやって終わるのかと。そしてそれぞれのエピソードも全てつながった! タイトルの意味も。タケの相棒?テツの話はとても心に沁みた。

    1
    投稿日: 2025.07.16
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    読んだのは中学生のとき以来で2回目。 はらはらして心配して一緒に悲しんで、最後はまさかの真実に驚かされる本だった。 人の人生のために、大きなペテンをやってのける、絆を感じた。

    0
    投稿日: 2025.07.14
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    文中のところどころに違和感があったがそれらを拾い集めるとこんな壮大な計画が背後にあったことに驚いた。詐欺師の話とはいえ完全なる悪と一部同情できる悪と棲み分けがされており良心的な作品となっている。

    0
    投稿日: 2025.07.08
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    テツー、おいテツー、スゲーなテツ。 親指は、唯一他の指の顔を見ることが出来る。結果全てを支配していたテツ。 まさにお釈迦様の手のひらでもてあそばれた悟空の気持ちです。 良かったよ、テツの最後はしかたないけど、結果ハッピーエンドで。 まさかのトサカも無事で。 これは続編のカエルも読まなくちゃ。

    1
    投稿日: 2025.07.01
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    借金を抱え家族を失い、詐欺で生計を立てている中年男2人が、ひょんなことからそれぞれ過去に事情を抱えた5人と1匹で同じ屋根の下で過ごすことになる話。 面白かった! 基本的に詐欺犯罪者が出てくる物語はなんとなくちょっと苦手なのだけれど、彼らが犯罪者であるからこそ面白い物語なのだと感じた。後半の物語の畳み掛けと、伏線回収が実に鮮やかだった。すっかり騙された! 中盤から後半にかけてのハラハラ感も大変良かった。なんとなく感じていた描写の既視感はやはり伏線に使われていたけど、色んな箇所に散りばめられてて本当にすごいなと思った。

    7
    投稿日: 2025.06.29
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    面白かった 結局テツさんが全て仕込んでたという結末。 所々でちゃんと伏線が張られてたのも感心した。 でもテツさんがそんな大掛かりの事を起こした目的には少し違和感があった。詐欺師の精神(詐欺師魂?)によりわざわざあんな大掛かりな事を起こしたとして納得できるけど、それにしてももう少し簡単に目的を達成出来たんじゃないと思っちゃう。目的に対して起こしたことが大掛かりすぎると思った。

    0
    投稿日: 2025.06.26
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    いやー面白かった…!会話も話もテンポが良くて読みやすくて、後半は怒涛の展開で一気に読んでしまった。 最後に希望が残る話で良かったな。

    0
    投稿日: 2025.06.26
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    初めての作家さんだったので、ゆっくり時間をかけて読みました。 下り坂をコロコロと堕ちていく様子に不安になる。 でも目的を共有していく所はドキドキした。 タケさんすごいな。

    1
    投稿日: 2025.06.24
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    道尾さんの本は初めて!ちょっとぐろめのミステリかなと思っていたが、それとは異なりユーモアがあって面白かった! 結末を知ってから読み直したら見方がガラッと変わる本です。

    2
    投稿日: 2025.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった! 爽やかな読後感、やさしい世界、なんと言うか、良かったな、という気持ちになった。 伏線回収がすごく鮮やかで素晴らしかった。

    1
    投稿日: 2025.06.19
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    うわぁどうなるのかなぁと思って読んでました。 仕返し、恨みへの恐怖を抱えながら。生きた心地がしなかったろうなぁ。加害者ではあったけどもとはといえば自分も被害者どうしようもなかったもんね。 逃げる毎日から抜け出すために動くが。。。 は????? 霧散

    3
    投稿日: 2025.06.19
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    今までの道尾さん作品の中で一番面白いっ!シリアスなシーンも緩いシーンも良いバランスで、テンポ良く読める。最高のコンゲームとテツさん。そして、道尾さんもまた最高の詐欺師でありマジシャンだ。

    97
    投稿日: 2025.06.17
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    楽しめた。1.5日で読んだ。星3.5 4には届かない。 ヒグチに許されたところで「あれ?」と思ったが、最後の謎解きの内容は考えつかなかった。でも、それはちょっと話ができすぎな気持ちがあり、星4にならず。 「カラスの親指」の意味も最後にわかった。 1日経って思った。ヒグチに許されて「あれ?」と思ったのは、作者の意図だったのかも。それで武沢が最後の謎解きをすると共に、読者がそれを納得するように。 星4にしよう!

    2
    投稿日: 2025.06.15
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    シンプルに 「ミステリー部門」 「どんでん返し部門」 における書籍ナンバー1 作品。 もう読めば価値が分かります。 絶対損しませんし、ひっくり返るほど びっくりします。以上。よんで!

    2
    投稿日: 2025.06.15
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    ミステリーだけど、おじさんのやりとりがポップで面白かった。 主人公がまひろを娘のように思う心が痛いほどよくわかった。まさかポンコツがいちばんの詐欺師と知って、再読したいと思った。全ては始まりから騙されてたなんて思わなかった。

    1
    投稿日: 2025.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白すぎて熱中した! 道尾秀介さんの真骨頂。 キャラ立ちも申し分ないです。映画見たい!! 第62回日本推理作家協会賞 2012年映画化 以下はお気に入りの文の引用です。 「憧れている何かを探すように上を向いたそのときのテツさんの横顔を、武沢はいまでも忘れることができない。」 「金というのは薬に似ていて、少量なら効果を生むが、度を越すと覿面に副作用を起こす。」

    1
    投稿日: 2025.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キャラに愛着が湧きまくる!! 結構大胆にミスリードを産む伏線がたくさんあって回収されるのが気持ちよかった!

    1
    投稿日: 2025.06.09
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    「詐欺師」「大どんでん返し」のワードで義憤に駆られた詐欺師が強大な悪に挑む感じの少しシリアスな作品かと思ったら、爽快に騙された。 最後はみんなトラウマを克服したり、過去に折り合いをつけて前に進んでいけたところはとても良くてハッピーエンドという感じだったが、タケさんの娘には始終一切救いがなくて可哀想すぎたのでそこがずっとモヤモヤしてしまった。

    46
    投稿日: 2025.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    娘を殺されてから詐欺師として生きていかざるを得なくなった武沢はいっそのこと心から悪になりたいと思って、ひたすら詐欺を繰り返していたけれどそんな自分に嫌気がさしていた。そんな時にテツさん出会って、心の奥底にずっと居座る仇に決着をつけようという話。 まさかのテツさんが全てを仕組んでいて、それも次々と真実が明かされていくが、本当に全て最初から仕組まれたことだったなんて。考えもつかなかった。 途中は飼い猫が殺されたり、放火されたり、結構酷いシーンもあるのだけれど結局テツさんと組んでからは全部お芝居だったなんて。そんなにキレものだと言うことは途中全く気づかなかった。 テツさんのおかげで、全員が最後はそれぞれの真っ当な道を歩むことが出来るというラストもとても感動した。主人公をはじめ、全員がすごく心優しい人物だと分かっていたからバッドエンドじゃなくてほっとした。 やはり道尾秀介さんの作品はすごすぎる。

    1
    投稿日: 2025.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ⭐︎3.5 道尾秀介だけど、なんとも爽やかな作品。 主人公タケさん、相棒テツさん やひろ、まひろ姉妹、やひろの彼氏貫太郎 詐欺師として人を騙す‥でも実は誰が騙されてる? え?読者?! 最後まで読んで「なるほど、あれが伏線だったのか」と納得しちゃう。トサカが死んだと思っていたから生きていて良かった。まさかぬいぐるみだったとは! 道尾秀介だからドロドロしたイヤミスを想像していたけど、人に勧めやすい爽やかな作品になっていた。良かった。

    1
    投稿日: 2025.06.07
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    ■サマリー ・最後の最後でだまされた ・予想できなかった展開 ・ネタばれした後に読むとまた違った味わいがある ■所感 やられた。そういう展開か。 全く気付かなかった。 中盤までは、金を巻き上げるチンピラ相手に恨みを持つ5人組が、ペテンを使って倍返しするという逆転劇の物語かぁと思っていた。 ところが、最後の最後でネタばらしをされると、そんな単純な話ではない。一味違う物語になる。 本を読んでいると、最後のほうの面白い展開になると残りが20ページ程度なのにものすごく読むのに時間を要することがある。今回、それに陥った。 約500ページに及ぶ分厚い本だが、とんとん拍子にストーリーが展開するため、全く読むのが苦痛ではない。 久々に面白い小説に出会えた。 ■心に残った部分 ・「親指だけが、正面からほかの指を見ることができるんです。ぜんぶの指の中で、親指だけが、ほかの指たちの顔を知ってるんですよ」 ・「人間は人間を信頼しなきゃ生きていけないんです。絶対に、一人じゃ無理なんです。死にかけの身体になって、自分、ようやくそのことに気づきました。人は人を借じなきゃいけない。それを利用して飯を食う詐欺師は、人間の屑です。」

    38
    投稿日: 2025.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の展開が目まぐるしすぎる ヒグチに許してもらえるなんて… と思ったら、あまりにもテツさんの仕込みがあったなんて 自分としては、テツさんの最期は娘たちと会ってほしかった

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    3つにしましたが、気持ちとしては3.5です。 道尾作品はそんなにたくさん読んでないので、たまたまなのかもしれませんが、とにかく暗いジメジメした雰囲気のお話を書く作家さんという印象がありました。 でもこれを読んでガラッとイメージが変わりました。 登場人物にはみんな暗い救いようの無い過去があり、しかも詐欺師の騙し合いの話なのだけれど、不思議となぜかカラッと明るい感じがして、これまでの印象とは真逆でした。 そして結末の展開には結構「えぇぇぇっ〜〜?!」でした。 さらに読後の感想は、不思議とな〜んか優しい感じのするお話だったなぁ〜と思いました。

    1
    投稿日: 2025.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タケさんとと呼ばれる主人公武沢と、テツさんと呼ばれる人物の2人組を中心としたストーリー。 そこから自分の過去の因縁と繋がってくる登場人物たちとの物語が繰り広げられていく。 正直もっとハラハラするような展開が多くある本だと思っていたが、中身はそこまで抑揚のある雰囲気がなく、ほのぼのしていたので少し読んでいて退屈になってしまった。 最後の最後にこれまでの物語がすべてテツさんによって仕組まれていたものだったというドンデン返しがあるが、序盤の伏線は忘れてしまっているものもあったりして、そんなやり取りあったっけ…とやってしまい、伏線回収のスッキリさを感じられなかったのが残念だった。

    1
    投稿日: 2025.05.22
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    終盤近くまで何となく展開はわかったのですが、 最後に「そうだったのか!」となる展開が続きました。 後から振り返るとタイトルが秀逸ですね。

    1
    投稿日: 2025.05.18
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    なるほどーーーーーー。なるほどなるほど。 スッキリしました。 が、いささか、解説のラストには釈然としないものを感じた。笑

    1
    投稿日: 2025.05.17
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    暗い過去を持ち、詐欺を生業として生きる武沢とテツ。ある日、彼らの生活に1人の少女が舞い込む。彼らが企てた大計画。最後の結末がドンデン返しで感動的。言葉を並び返るアナグラムが効果的にいろいろな所で使われていて感心!詐欺師なのにいい人ばかり。

    1
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々の道尾作品!様々な問題を抱えた男女たちという分かりやすいキャラクターたちが、過去に自分や家族を追い込んだ詐欺集団に一泡吹かせるお話。たったひとりの男のどデカい詐欺行為によって、主人公たちを含めたほとんどの人たちが、過去に区切りをつけて新しい自分を見つけて旅立っていく。めちゃくちゃ面白かったんだけど、ちょっと長い!でもその長い部分が必要不可欠なのもわかるのでどうにももどかしい。あとあまりにも綺麗に収まりすぎた気がするけど、フィクションだからこれでいいのかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.05.16
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    ただのミステリーの本だと読む前は思っていたが、実際はミステリーの域を超えており、久しぶりに心の底から面白いと思えるような作品に巡り会うことができた。 序盤から終盤まで飽きることなく、常にハラハラドキドキの展開の連続だった。

    3
    投稿日: 2025.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    次々に思いもよらない展開が起き、ページをめくらされる。そしてラスト、黒一面だったオセロの盤面が一気にひっくり返る。そしてさまざまな 伏線回収。 でも、結局「沙代」だけは可哀想なままで、救われない。「あの死なせ方はひどくない?」という思いは、読後も残ってしまった。

    1
    投稿日: 2025.05.05
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    とんでもないラスト、終わり方に呆然。 完全に騙されたと言うか、予想の数段上をいっていて参りました。 な、な、なに〜、ん?、え〜って感じ。 序盤→中盤→終盤と全部面白く、満足感タップリの1冊であった。

    9
    投稿日: 2025.05.02
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    闇金に因縁をもつ詐欺師コンビが、過去の敵と再び相まみえるクライム小説。小気味いい“プチ詐欺”描写とテンポの良い掛け合いが続き、キャラの魅力でページがどんどん進む。王道展開かと思いきや終盤に鮮やかなどんでん返しが炸裂。実は意外な人物が〝黒幕〟だったと明かされ、物語のフレームが一気に裏返る爽快さがたまらない。読みやすさとラストの驚きが光る一冊!

    1
    投稿日: 2025.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    序盤ー中盤ーエンディングのスケールダウンが面白いって不思議な作品。矛盾を感じながらも進んでいって、やっぱりなってなったら、全然違うっていういい意味でやられたって作品でした。

    1
    投稿日: 2025.05.01
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    様々な経緯で大切なものを失い、恵まれた境遇とは言えない登場人物たちの織りなすお話はコミカルで温かみがあって、読後感の良い作品でした。 ミステリーというよりはヒューマンドラマだと感じます。

    4
    投稿日: 2025.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作中のキャラクターがみんな素敵! 冒頭らへん、テツさんの奥さんが保険金目当てで自殺したって話をしててその時点でテツさんが嘘ついてるなぁと察せたので(自殺だと保険金はもらえない)、テツさんの目的はなんなんだろう?とワクワクして楽しめた! ちなみにまひろが途中オジ好きだったり、もう騙されてるかもよ?と姉が武沢に忠告するシーンがあったが、あれの伏線回収はなかったのかな?ずっと気になってた笑

    3
    投稿日: 2025.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんすかこれ!!面白かった〜!! 飽きることなく笑ったりハラハラしたりホロっとしたり、エンターテイメント感満載。 最後全部テツさんに持ってかれた!自分から始まった不幸だから、自分が死ぬ前にせめて人生最後の大仕掛け。気持ち良く騙されました!そしてタイトルの意味! これ絶対映像化したら面白いだろうなと思ったら、すでに映画化されてるみたい。タケさんの阿部さんは納得、でもテツさんは村上しょーじさん!?途中までのちょっとトボケたテツさんなら適役だけど、大仕掛けのネタバレする肝心の場面は、、うーん。。

    25
    投稿日: 2025.04.23
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    メインキャラの5人が集まるまでの過程が良かった。タケとテツの人となりや身の回りの事情で引き込まれる。ましろにやひろ、トサカを交えての生活は奇妙で面白おかしかった。逃げずに立ち向かうことを決めるくだりなど、デカいヤマって感じがして良い。。。 で、ラスト道尾秀介にがっつりと騙されたよ。騙されたと気づかないのが理想の詐欺、気づかなかったわ。道尾秀介は小説界の詐欺師なのか!

    10
    投稿日: 2025.04.16
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    カウボーイビバップやオーシャンズ11のような仲間が集う物語が好きな人にオススメ ある事件をきっかけに個性的な登場人物が集い生活し大掛かりな詐欺を遂行する とここまではよくある王道展開なんですがそれで終わらない作品でした

    3
    投稿日: 2025.04.15
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    闇金業者に復讐するために集まった5人のお話。 伏線はりすぎてるせいなのか、読んでいてひっかかりを感じるので読みにくい箇所がある。 最後のタネ明かしは一気に読める。 途中、挫折しかけても最後まで読み切って欲しい。

    2
    投稿日: 2025.04.13
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    Nを積読しておりまして、先にこちらを読了しました。最初はけっこうハードな感じの展開になるのかしら…と思っていましたが、真逆のほっこり結末ですごくハッピーな気持ちですっきり読み終えることができました。解説にあった様なトリックというかマジックの様な展開を楽しめる読解力が自分には無かったので、またいつか再読してみたいです。

    5
    投稿日: 2025.04.11