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powered by ブクログ「考えるって何?」という疑問に、まさにこうすると考えられるよと、教えてくれる優れ本‼️今まで、考えていたことは、ただの知識だったということに気付かせ、段階を追って考える方法が解き明かされていく。
0投稿日: 2021.03.29
powered by ブクログ解法を探す、すでにある答えを探す、詳しい人に聞く…、又は情報を集める、分析のための編集作業をする…、これらは考えることではない。 身につまされる思いで、改めて「考える」ことに向き合う。そのための方法論。 ・「考える」ことは「結論を出す」こと →どういう情報があれば、どういう結論を出すべきか?を明確にした上で、情報収集・分析を行う ・「なぜ?」「だからなんなの?」を自分なりに出す時間をつくる →これからどうなる?問題なのか?どんな問題?どうすれば良いか? ・あらゆる可能性の検討=考えモレをなくす →箇条書きではなく分解図で考える、構成要素を理解する ・思考に比較法を取り入れる →自他比較・時系列比較、プロセス比較(×優劣パターン) ・判断基準を絞り込む →2つに絞り込む、マトリクスで4象限を評価する ・レベルを揃える →論点がズレると議論が噛み合わない ・自分のフィルター(=選択基準)を持つ ・データのサマリーはあくまで一つの見方。自分で考える。因果関係と相関関係の違い ・言語化、次に視覚化 →グラフで思考生産性が上がる →プロセス図、滝/階段グラフ ・知識を洞察につなげる仕組み「思考の棚」を作っておく →手に入る可能性のある情報×そこから言えること、?を頭に置いておく
0投稿日: 2021.03.27
powered by ブクログ非常に参考になった。 分析をするにあたって、知識に引っ張られて思考と勘違いしていることは多々あると思う。
1投稿日: 2021.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちきりん流・思考の11のルール 1.いったん「知識」を分離すること ・「知っている」と「考える」はまったく別モノ ・「知っていること」=「知識」≒「情報に基づく思考の結果」 ・情報を見てよい面と悪い面の両方を列挙できるのが「知識にだまされていない純粋な思考」 ・「知識」=もともとあったもの(過去)、「思考」⇒「結論」(未来) 2.「意思決定のプロセス」を決めること ・十分すぎる情報があるのになにも決まらない理由:「誰も考えていないから」「情報を集めて分析する」作業に熱中しているから ・意思決定のためには「どうやって結論を出すべきなのか」を先に考えることが必要 ・意思決定=「どの情報がどうであれば、わが社はこのビジネスに進出する。どの情報がどうであれば、進出すべきではない」 ・例)この質、このタイプの服に関しては、1万円以下でないと私は買わない(思考プロセスに「洋服の値段」という情報を取り込み、決めている) 3.「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと ・数字を見たらまず考える2つの問い ・「なぜ?」=数字の背景(理由、前段階)を探る問い ・「だからなんなの?」=過去の結果がこの数字に表れているのだとしたら、次はなにが起こるのか?それにたいして自分はどうすべきなのか?」と、データの先(後段階)を考える問い(次に起こることを予想し、それに対応するために何をすべきか考える) ・情報と思考のバランス:ひとつの情報を見て、どれくらいの時間を「考えること」に使っているか:情報収集やそのグラフ化に1時間かかったら、少なくともそれと同じ1時間はそのデータをにらみながら考え抜くべき ※他人にそのままぶつけてもその人の「思い込み (perception)しかかえってこないので注意 4.あらゆる可能性を探ること ・「能力」「人間性」「志」がリーダーに必要な資質であるとすれば「リーダーなら、こういうときにはこう振る舞うべきだ」という具体的な方法論を教えることが必要 ・米国の大学院では教えている ・失敗=正しい方法論の学びの機会 5.縦と横に並べて比較してみること ・二種類の比較 ・①自・他の比較:自分と他者、自国と他国 ・②時系列の比較:過去と現在(歴史)、過去と現在と未来(予測)、現在と未来のあるべき姿(目標) ・企業分析の基本は二種類の比較。財務データはまず競合他社と比較すること。その次に、過去と現在を時系列に比較すること。まずはそれだけでいい ・縦の比較=時系列比較=歴史的な観点でものごとを見ること ・横の比較=他者比較=国際的な視点でものごとを見ること 6.判断基準の取捨選択をすること ・選ぶことができない最大の原因は選択肢の過不足ではなく、選択基準が多すぎること(×採用担当者のジレンマ、○婚活) ・選ぶ条件をひとつかふたつに絞り込む(e.g.日本の大企業:「我慢する力」「空気を読む力」の「高い」「低い」でタテヨコ2分割のマトリクス⇒「大企業や公務員で成功する人」「起業家・フリーランス」「ワーキングプア」「二ート」、婚活「相性」「経済力」 ・判断基準は「目標の姿」から導かれる: e.g.国の政策議論:限られた予算をどの政策に振り向けるべきかという優先順位付け ・「その目標の生活を実現するためには、何が一番大事なのか」を考え尽くす ・政治家も政党も個別政策ではなく「日本は今後、どんな国を目指すのか」という「目標の姿」を掲げて政権を争うべき ・その中からひとつの「目標の姿」が選挙を通して国民に選ばれれば、次に「その姿を実現するために、私たちがよりどころにすべき判断基準」が明確化され、最後に個別の政策がその基準にそって取捨選択される ・判断基準をもたないまま、目の前に出てきた政策をひとつずつ、「この政策は大事か?必要か?」と個別検討していたら、すべての政策が「大事だ!」「必要だ!」という結論になってしまうのは当然。 ・判断基準を絞ることで「もっとも大事なことはなんなのか?」という本質が浮かび上がる ・細部の省略に抵抗感のある人も多いが、細部にこだわりすぎてなにも決まらない、なにもはじまらない状態になってしまった国や組織を私たちは望ましい状態だと思えるか? ・「重要な判断基準を選ぶ」→「選んだ基準において、ものごとを白黒に明確に分ける」 7.レベルをごっちゃにしないこと ・日本は「小さな政府」を望ましいと思う人が多数を占める国ではないにもかかわらず、公務員バッシングが長きにわたって続くのは、国民の中に「政府が国民の方を向いていない」という根深い不信感があるから ・e.g.消費者庁だけが「だれのための省庁か」という視点で名前がつけられている 8.自分独自の「フィルター」を見つけること ・就活:「企業の情報」より「自分のフィルター」を探す ・ちきりん流「仕事の4分類」:①成長の仕事(伸び盛りのベンチャー)、②支援の仕事(コンサルタント)、③運営の仕事(オペレーション担当)、④再生の仕事(事業の立て直し) ・同じ職種の仕事(人事、営業等)であっても、上記4分野によって、求められるスピードや働き方、現場での判断基準はまったく異なる ・日本企業は与えられたフィルターの中で一番に選ばれるための商品を開発することはとても優れている ・ただし「今までになかった新たなフィルターを(消費者に)提示する」=「ゲームのルールを変える」ことは必ずしも得意ではない ・e.g.家電:「価格」と「機能」→「デザイン」、「機能の多さ」→「機能の少なさ(シンプルさ)」 9.データはトコトン追いかけること ・要約(サマリー)だけをみる危険 10.視覚化で思考を深化させること ・効率よく考えるためのグラフ化の手法 ・円グラフ:○シンプルでわかりやすく、ひとつの数字の内訳を表すには最適 ×ふたつ以上の数字の内訳を比較するには適していない ・棒グラフ ・階段グラフ(滝グラフ):○意味をもった内訳を視覚化できる、小計を示す階段グラフが添えられていると棒グラフだけの場合よりわかりやすい ・細部まで突き詰めて考えていないと、思考を図にすることはできない ・言語で考えていたときには抜け落ちていた思考部分について(=抜け落ちていたことにさえ気がつかなかった部分について)、絵にするためには明確にする必要がでてくるから ・「不明瞭なまま残されていた思考部分」について、図や絵でもキレイに表現できるまで突き詰めて考えれば、最初に頭の中に「なんとなく浮かんでいたアイディア」は一気に具体化する ・思考の過程において、自分の考えを「まずは言語化」し、「次に視覚化」するというふたつのステップで検証することにより、自分の考えの甘かった部分が見つかり、思考をより深めることができる 11.知識は「思考の棚」に整理すること ・e.g.テレビ局(NHK、BBC、CNN)と事件の発生した都市(NY、ロンドン、東京)のマトリクス:3つのテレビ局の放送スタイルの違いに関する情報 ・思考の棚に格納することにより、「自分が探している情報はなにか?」(表で抜けている部分はなにか?)ということを意識しておくことができ、実際にそれらの情報に触れたときに、すぐにそれが自分の探していた情報であると思いだせる→「情報感度」を大きく高めることができる ・「地域の棚」 ・「思考の棚」に合わせて事前に考えておく:①手に入る可能性のある情報と②その情報が手に入ればわかること、言えるようになること ・「頭の回転が速い」=「思考の棚」により「思考自体がすでに完了していた」 ・「情報の価値」=「その情報によってわかることの価値」:「思考の棚」で①手に入る可能性のある情報(の費用、時間)と②その情報が手に入ればわかること、言えるようになることを明確にして、③「妥当な情報入手コスト」も明確にする ・貴重な予算や時間を投入する前に「この情報が手に入ればわかること」を事前に考えておく癖をつける→本当の意味での「考える時間」に回す余裕も出てくる ・「知識」と「思考」の理想的なカンケイ -「一度じっくり考えたこと」(思考)は知識より忘れにくい -新たな情報が手に入ったときは「この情報を納めるのに適した思考の棚はどんな棚だろうか?」と考える(シンプルな二次元(縦軸×横軸)の表でいい) ①知識は思考の棚の中に整理する ②空いている棚に入るべき、まだ手に入っていない知識を常に意識すること ③それらの知識が手に入れば言えるようになることを、事前に考えておく
1投稿日: 2021.03.12
powered by ブクログ結論、全体的にあまり面白くなかった。 しかし、最後のまとめに書かれていた内容がとても心に残った。その内容とは「解法を知ること」と「解法を考えること」は違う。「答えとしての知識」だけを知っていても自分の「考える力」は身につかないという部分である。この部分を読めただけでもとても大きな学びを得たし、今後は自分の頭で考えることを実践していきたいと感じた。
0投稿日: 2021.03.04
powered by ブクログ自分の頭で思考する。 →知識としてインプットするのではなく、考えた嗜好として経験を積んでいく。 すごい響きました。 知識の分離 意思決定プロセスを決める データに対してはなぜ?だからなんなの?を求める。 あらゆる可能性を探り、縦横で並べて比較する。 判断基準の取捨選択をする。レベルを合わせる。 フィルターを見つける。データは追いかける。 考えは視覚化して思考を深化させる。 最後は思考の棚に整理していく。 ちきりんさんのブログもフォローしようと思います。
0投稿日: 2021.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冒頭の「自分は今必死で考えているんだ!」という人の頭の中、まんま私だった。 あぁどうしよう。困った。このままじゃだめだ。どうすればいいの、、?!とか。 これは何も考えてないに近い__おっしゃる通りw 思考に今までの知識バイアスがかかってくるというのもうなずけた。 知識は過去!思考は未来!という視点が面白い。 意思決定のプロセスも必要とわかっていても具体的にどういったものかいまいちピン!とはきてなかったんだなと感じた。 痛感したのが「作業」を「思考」と思っているという指摘のそうだな感。 資料を作って思考しているつもりでも実際には作業していただけ。作る前に意思決定プロセスを超具体的に考えないといけない。 データを見たら条件反射で「なぜ?」「だからなんなの?」と考えていくことも今後実践したい。 すべての分析の始まりは比較だし、その基本は縦と横。 就活の話も具体的で自分も経験してきたことなので納得感があった。要するに働いてみないと自分独自フィルターが見つからないということ。 私はゲームのルールを変えるということがあまりできてなかった人種なのでその視点も今後もってみたい。 あとこれももっと実践していきたいのがグラフの使い方!円グラフと棒グラフとか、、階段グラフ!!これはもっと活用していきたい。 そして日々思考の棚を頭の中で作っていけるよう考えるという時間を増やしていきたい。
0投稿日: 2021.02.22
powered by ブクログ「知識」と「思考」の関係。 知識とはこういうもので、思考とはこういうもの。 何が知識で何が思考か、はっきり区別しよう。 そのために〜っていろいろ思考法が書いてある。 けど結局、知識を得る時の「何のために得るのか」という目的と、知識を得た後の「じゃあ自分はどうする?」という自問自答のプロセスを大切にしようって話。だと私は思った。 ニュースを見ても、SNSを見ても、本を読んでも。 なんとなく得た知識は私たちにある種の“先入観”を植え付け、自分の頭で考えることを阻害する。 得た知識を丸飲みしてるだけだと、“他人の思考”によって丸々と太ってしまい、いざ自分で動こうと思っても動けなくなってしまう。 知識は丸飲みせず、「じゃあ自分はどう思うか?どうするのか?」と自問自答しながら、ゆっくりと咀嚼しよう。 あと、本は読めば読むほど訳が分からなくなってくる。著者によって思考もその背景も何もかもバラバラであるから、本の主張もバラバラである。 どんなに優れた古典のような作品であっても、それはあくまで「その著者の思考」である。しかもタチの悪いことに、歴史上の天才が残した作品度あればあるほど「うわあ、すげえ。」となって、世の中の原理原則であるかのように感じてしまう。 ただ、やはり「著者の思考」であり、それ以上でもそれ以下でもない。 いくら優れた作品であっても、丸飲みせず自分で咀嚼しなければならない。
0投稿日: 2021.02.18
powered by ブクログ自分の頭で考えるって結局何?という答えを知りたければ「まとめ」の章を真っ先に読めばいいのでしょうが、まとめの11項目を暗記したところで、決して自分の頭で考えられる力が身につくわけではないと感じました。11項目はあくまでも思考を進めるうえでの着眼点といったところでしょうか。 11項目を心にとどめ、新しい情報、知識に接したときに「未来へ向けた論理の到達点」を思考していくこと(=インプットをアウトプットに変換していくこと)の繰り返しで考える力は身につくもの。 考える力は活用しないとどんどん減退していってしまうもの。自分の頭で考えると「最初は泣きたくなるくらい幼稚な考えしか浮かんでこない」し「誰かに意見や答えを聞きたくなるもの」と著者はいう。 その気持ちをぐっとこらえて、自分で考えることで「非効率ではあるけれども素晴らしく楽しい思考の世界」を楽しむことができる。 本書の副題になっている「知識にだまされない思考の技術」というフレーズは、大前研一さんの「企業参謀 戦略的思考とは何か」にでてきた「素人なので「知識」そのものによっては到底対抗できない」云々を想起させるもので、知識と思考は別個のものであると改めて痛感した。 *** パターン認識 仮説思考 フレームワーク 抽象化力 ディベート
1投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログいかに自分が思考をサボってきているかを痛感しました。 ・正解を探しに行く前に考える ・判断基準に優先順位づけ ・階段グラフで情報を整理してみる など、やってみよう。
0投稿日: 2021.02.09
powered by ブクログ今の時代、検索すればすぐに他人の意見、答えが出てくる。いつしか自分で考えることをやめ、すぐに他人の意見、答えを求めてしまうようになった。そんな思考停止状態になっていると最近気づいたが、自分で考えてこなかったせいでどうすれば良いのかも分からない。そんな自分に考えるきっかけ、思考する習慣を教えてくれた。調べる前に自分のアタマで考えよう。
0投稿日: 2021.02.08
powered by ブクログ●この本の序章に書かれている「思考は知識に騙される」という言葉がまさに私が抱える「考える力が弱い」の正体だと思った。 確かに、考える前から頭の中にある知識によってバイアスがかかり、いかにも考えた風な意見しかいえないことがある。過去の知識に囚われてしまい、先入観をもたずに考えることの難しさたるや。。 ●インプットの量や作業時間を増やしすぎてしまうと、へたな満足感ばかりに支配され、肝心な「考える」という行為が出来ない人間になってしまうリスクがあると感じ、恐ろしくなった。ちなみに私はまさにこれで苦しんでいる。 ●本書には「考えるって結局どうすればいいの?」という問いに対して、詳しくノウハウが書かれている。また、掲載されている具体的な数字やデータを使って自分の頭で考えられるようになっている。 学生や就活生、新社会人、または私のような社会に出て考えることの学び直しをしている方にはお勧めの教材です。
0投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログ「考える」って難しい…。 知識と思考を切り分けるのもすごく難しいけれど、そこをまずは意識して考えることをやっていきたい。
0投稿日: 2021.02.04
powered by ブクログ日々膨大な情報に触れることで「知識」は身についているが、これは「思考」とは別である。 だからこそ、何かを問われた時に多くの人は自分で考えて答えを出しているのではなく、すでに自分が持っている知識の中から答えを提示することになる。=知識は思考の邪魔をする。 確かに、自分も本を読んだり情報収集するのは好きだが「思考」はあまりしない。なんとなく時間の無駄だと思っているのだと思う。新しい知識を得られることのほうが価値があるものだと思い込んでいるのである。それは間違いだ。普段から意識して、「考える」ことに時間を使い思考を頭の中に整理しておくことで、自分の思考力も上がるし、発言力も向上する。 ↑本書で得た学び・気付き ・その他、考える上でのツールをいくつか提示しているが、どれも当たり前のことを言っている。 ・データを見た時は、なぜ?とだからなんなの?を考える ・なかなか選べないのは選択肢が多いからではなく、判断基準が多すぎるから→婚活女子を参考に、判断基準=フィルターを減らし明確化することが大事。→就活やその他日常生活での選択の場面でも同様。情報収集に力を入れる前に、フィルターを明確化すること! ・思考は頭に残りやすい。咄嗟な反応がうまい人は頭の回転が早いわけではなく、自分の思考の棚から過去の自分の思考を取り出しているにすぎない。 →要約すると、情報に触れて疑問を持ったら、なぜ?や、だからなんなの?を考え、答えが出ないことについても疑問として頭の中で思考の棚に保留しておく。別の機会に得た予期せぬ情報を、思考の棚と結びつけることで答えや思考結果をアウトプットすることができる。 それが難しいんだけどね。。
0投稿日: 2021.01.30
powered by ブクログ自分で考える必要性を痛感させられる。 知っていることと、考えることは異なる。 今のコロナ禍でもたくさんのグラフや数字が出てくるけど、考えなければならないと感じさせられる。 ●なぜ? ●だから何? を常に考える思考の癖をつけようと思います。
0投稿日: 2021.01.25
powered by ブクログすごく分かりやすかった。 各章の構造が結論(筆者が伝えたいこと)→実際にどう使うか事例を踏まえての説明→応用内容 の形になっているところが良かった。 自分の頭で考えるとはどういうことかという問題提起からはじまり本の構成も基本→応用という感じで流れていくので後半が難しいと感じる人も前半部分だけでも多くのことが得られると思う。 7章で就職活動について語られているので高校生や大学生にもオススメ
0投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ・知識は過去、思考は未来。 ・結論や意見が言えなかったら、実は考えていない。 ・情報収集やグラフ化など作業にかけた時間と同じ時間はそのデータを考え抜くべき。 ・決められないのは判断基準が多いから、判断基準に優先順位をつける、2×2マトリクス。 (婚活女子のマトリクスは相性と経済力。) ・知識を得たら思考の棚を用意し、次に知りたい情報を意識しておく、情報感度を高めることができる。 なぜそんなことを思いつくの?という人は大量の知識ではなく多数の思考の棚を持っている。 ・思考の棚に合わせて結論を事前に考えておく、それにより即座に自分の意見を言える。
0投稿日: 2021.01.18
powered by ブクログ読んだ感想としての一言は、「筆者は本当にスマートなんだな」ということだった。 おそらく人が何気なくスルーしてしまっている日常の考えや感覚をうまく言語化し、さらにモデル化するのがこれまでの経験から相当訓練されているのだろうなと感じた。 まず知識と思考をしっかりと分けて認識するというのが始まりにあったが、そもそも日常の暮らしの中でそこをしっかり切り分けて認識できている人がどれだけいるのかと疑問になるくらいいきなりハードルが高いと思った。 その後論理のレベルを合わせる話や縦と横を意識する話があったが、凡人には日常生活でそこまで考えなくとも、、とは思うものの、仕事では絶対的に必要なロジカルシンキングの技術がわかりやすく説明されていたと思う。
0投稿日: 2021.01.18
powered by ブクログ記録: 「知ってる事」と「自分で考えた事」は違う。 けど、意見等を言う時はついつい、知ってる事(誰かの考えた事、知識)を述べてしまいがち。 今までいかに「考える事」から逃げて、 丸暗記でしのぎ、誰かの意見をそのままコピーしてきたかに気がつけた。
1投稿日: 2021.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
情報が多い中で、必要なものを仕入れ、考え、結論を出すコツをわかりやすく教えてくレている。 情報をあつめて達成感を感じてしまう、 選択基準を持たず動き無駄な消耗をする、 は改めたいクセだなぁと気付けた。 けど、実践してモノにするのは シンプルでわかりやすい文章に反して難しそう。。
0投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログ【気づき】 ①知識は思考の棚の中に整理すること ②空いている棚に入れるべき、まだ入っていない知識を常に意識すること ③それらの知識を手に入れれば言えるなることを事前に考えておくこと 考えるって結局どうするの? 一旦知識を分離すること 意思決定のプロセスを決めること なぜ?だから何なの?と問う事 あらゆる可能性を探ること 縦と横に並べて比較してみること 判断基準の取捨選択をすること レベルをごっちゃにしないこと 自分独自のフィルターを見つけること データをとことん追いかけること 視覚化で思考を深化させること 知識は思考の棚に整理すること ・序章知っていると考えるは全く別物 知識とは「過去の事実の積み重ね」であり、 思考とは、「未来に通用する論理のの到達点」 知識と思考を異なるものとして認識しましょう。 ・第5章 判断基準はシンプルが1番 婚活女子を見習おう! 婚活女子は2つの判断基準を持っていることが多い。 それは、性格と経済力である。 このマトリックスで考えると性格も良くて経済力もある人が即ゲット!となる。(第1象限) 第3象限の相性も良くなく経済力が低いのは圏外。 では外はどうか。 第2証言の相性は今一つで経済力が高いのは付き合いながら考えると言う選択肢がある。 この第2証言から第1証言の移動は自分の努力や慣れ次第で可能。 一方、第4証言の相性はとても合うが、経済力が低いはキープとなる。 この経済力を低い方から高い方へ自分の努力で移動するのは難しい。 物事を決めるときにこのマトリックスで考えると良い。 ・第6章レベルを揃えて考えよう アフリカと一口に言ってもそこには9億人の人口がいる。 だからこれを1口で語る事は難しい。 霞ヶ関の組織図も消費者目線で考えると、消費者庁だけレベルが違うことがわかる。 従来の省庁も 産業界と一体になって国づくりをする省庁と 産業界の監視をする省庁(内閣府、公正取引委員会、国家公安委員会、金融庁、消費者庁など) と役割を分けることができる。 もっと理想を言えば、 産業界と一体になって国づくりをする省庁 (経済産業省) と 国益を追求する省庁 (内閣府や外務省、防衛省) と 消費者の利益を追求する省庁 (総務省、法務省、税務署、文科省、厚労省、農水省、国交省、環境省)に分けるのが良いだろう。 第9章グラフの使い方が「思考の生産性」を左右する 自分の考えを「まずは言語化し、次に視覚化する」と言う2つのステップで検証することで、 自分の考えが甘かった部分が見つかり、思考より深めることができる。 グラフはその中の1つの思考ツール。 例えば同じ事象でも円グラフか棒グラフかで見え方も変わる。 終章知識は「思考の棚」に整理しよう よく同じものを見ていても、いろいろ気がつく人とぼーっとして何も気がつかない人がいると言うような言い方をしますが、 この両者の差は「知識を整理するための思考の棚を持っていて、次に知りたい情報を意識的に待っているかどうか「にある。 手に入る可能性がある情報とそこから言えることを考える。 思考の棚に合わせて事前に考えておくことで、結論は何かについて事前に考えておく。
0投稿日: 2021.01.14
powered by ブクログ「知識」と「思考」、「知っている」と「考える」の違いを抽象的に語ったあとに具体例をあげてわかりやすく伝えてくれる。 ただ分かった気にはなるけど本文内にもある通り、「考える力」を伸ばすには訓練が必要。確かに今の世の中、正解が溢れていて、考える必要自体が減っていて、必要が減っているのにやるってことは楽しい趣味だからできることで、これを仕事や収入に結びつけようという下心で継続するのは難しいし不毛ですらあるかもと思ってしまった。 こーゆーのは数多のインプットが自分の中に吸収され、血肉になって溢れてアウトプットに至るという経過が必要なのではなかろうか。ちきりんだって興味のない(=時間を費やしてない)分野についてのユニークな自分の考えを発信するなんて無理なんじゃないのかな。 学んだのは自分のやってきた人生で自信を持って発信できるごく狭い領域、これをいかに一般化してマスに伝わる表現に昇華できるか、これが問われているように思う。
0投稿日: 2021.01.10
powered by ブクログ読みやすい本です。2時間ぐらいで読めます。やるべきことが分かりやすく書いてあって、自分にも簡単にできそうな気がしてくるけど、実際やってみたら難しいんだろうなぁと思いました。
0投稿日: 2021.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
発刊された時期よりさらに無料の情報が増え簡単に入手できるようになった昨今、 読書量は増えても行動できていない状態を解消するヒントになった。 質と量も適度で読みやすく、内容を実践するのにもちょうどよいレベルだと感じる。 ・過去の知識にとらわれデータを良く見ず判断するのではなく、新しい情報をゼロから考える。 ・「考える」とはインプットをアウトプットに変換すること。行動のための意思決定に大切なのは、情報収集の前に判断基準を決めること。無駄な情報収集を避けることにつながる。また、基準が多すぎても決められない。 ・データを見たら「なぜ?」と「だからなんなの?」の問を常に頭に浮かべる。 ・思考を2軸のマトリクスなどで視覚化することで考えが深まり、「思考の棚」に整理することができる。棚に不足する情報を仮説を立てて探すこともでき、欲しい情報の価値がわかる。
0投稿日: 2020.10.21
powered by ブクログ【本書をおすすめしたい人】 ・純粋にいろいろ考えることが好きな人 ・一つの情報から多角的な考え方を持てるようになりたい人 ・「考える」ということの本質を学びたい人 著者であるちきりんさんは、政治や経済、国際関係やビジネス、個人のキャリアのあり方、お金の使い方、流行りのものといった、幅広く社会と人のありようをテーマにした「Chikirinの日記」を運営する人気ブロガーです。各記事は平均4万人に読まれ、月間100万〜150万ものアクセスを集めています。そのブログが人気の理由は、ずばりちきりんさんが「独特な視点」から考えや意見を述べているからです。その視点を形成する根源ともなっている「思考の方法論」にはどんなものがあり、「自分の頭で考える」とはどういうことなのでしょうか? ○「知識」と「思考」を区別する ちきりんさんは、「知識」と「思考」を次のように定義しています。 「知識とは『過去の事実の積み重ね』であり、思考とは『未来に通用する論理の到達点』です。(P20)」 私達が「思考」と捉えていることは、単に知識(過去において、過去の人がその人の頭で考えた結果)を頭の中から引っ張り出しているにすぎない場合があります。例えば、「結婚式は本当に必要か?」ということについて自分の意見を求められた時、あらゆる肯定的な意見(「親や友達に感謝を伝えたい」「一生に一度の思い出にしたい」)や否定的な意見(「とてもお金がかかる」「ただの自己満足にすぎない」)が出てきます。このように、良い面と悪い面の両方が出てくれば、知識に騙されていない純粋な思考をできている可能性が高いです。もし、一方的な意見だけを述べている場合は、なんらかの固定観念、既成観念、専門知識、成功体験などに影響されていることを疑うべきです。一面的なことしか読み取れないのは、知識が思考の邪魔をしている証拠になります。難しいかもしれないですが、常にゼロから、目の前の情報から考えるということを意識しましょう。 ○「情報」を「結論」に変換する ちきりんさんは、何よりも「結論」を出す重要性を説いています。 「『私は考えた』というのは、『私はあるインプットをもとに、何らか結論を出した。ある考えに至った』という意味です。それは『仮の結論』でもいいし、最初の段階では間違ったものかもしれません。それでも『その時点での結論を出した』というのが、『考えた』ということなのです。(P34)」 考える力をつけ、的確な結論を出すためには、情報収集→分析→思考→結論の伝達のプロセスの中で、考える時間をどれぐらい使ったかを計算、見える化し、この割合を増やすことが有効だと述べています。例えば、営業職であれば、現時点での売上や利益の達成状況を把握して今後の方針を打ち出すために、グラフを作成したり、エクセルでまとめたりして分析することがあります。この時、厳密に言ってしまえば、資料の作成(分析)は「思考」ではなくただの「作業」に過ぎません。作成した資料をもとに、「そこから何が考えられ、どんなことが言えるか」に比重を置くようにしましょう。 ○「知識」を「思考の棚」に整理する 「思考の棚」に整理するとは、「手に入る可能性がある情報」と、「そこから言えること」を整理して頭の中に入れておくことです。例えば、「コロナの影響で航空業界の業績が深刻に傾いている」との知識をニュースやネットの記事などから得たとして、今後のJALとANAでは赤字回復に向けた対策(手に入る可能性がある情報)が異なってくるかもしれません。どちらか一方は、「国際路線を削減する」という対策をとったが、もう一方は「早期退職を募る」という対策をとったら、それぞれの航空会社に対する「見え方」はかなり違ってきます。また、JAL、ANAとも同じ対策を講じるとなれば、航空業界全体に対して「言えること」が見えてくるかもしれません。このように、「Aの情報が手に入ればBということが言える」という構図を頭の中に入れておくことで、情報に対する感度が上がる、情報の価値を(必要か否か)判断しやすくなるといったメリットも出てきます。さらに、この「何が言えるか」まで予め考えておば、必要な情報が手に入った時、すぐに意見を述べることができるため、頭の回転が早い人と評価してもらえるかもしれません。 本書は、「考える」ということの本質を見直すきっかけになると思います。メデイアから入ってくる情報、仕事上の課題、日常生活で疑問に思ったことなど、あらゆることに対して考え、自分なりの意見を持って周囲に発信していけるようになりましょう!
1投稿日: 2020.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近気をつけていることに「常識は疑え」がある。特にFacebookやTwitterで流れてくるキャッチーな言葉の多くが「思考停止ワード」だったりするので気が抜けない。 この本は、筆者自身の記憶に頼る勉強法に対する気づきと、情報の読み解き方の提案である。 前者は「国立大学法学部」「MBA」という学歴の重要なスキルである記憶によるテストでの高得点取得はしていたが考えてはいなかったという自身の気づきである。自分に振り返ると解法を記憶して考えずに解くというのは現在の入試・資格試験では必須のスキルであり、それを適切なタイミングで学んでいない自分に腹が立つ。まして、この考えるというところに思い至るところが流石だと思った。 後者は編集された情報には裏があるということに気づき、それをある程度読み解くにはどうすれば良いのかについて、主に政治に関係する内容だが実例を交えて紹介しているものである。一度この本の内容を押さえた上で、自身の関心分野で置き換えて考えると良いと思う。
1投稿日: 2020.10.04
powered by ブクログ目の前のことをまず客観的に良い面と悪い面の両面から見て、考え、結論を出す。知識は他人の考えたものであって、これにバイアスがかかってる。新しい情熱が出てきたとき、知識は一旦分離して、目の前の情熱で考える。 情報収集の前に意思決定のプロセスを決める。 無駄に時間をかけて大量に調べるのではなく、なぜ調べるのか、どこまで調べるのかを決めよう。 考えるとは結論を出すこと。 何かを決めるときは、判断基準を先に決めよう。 選択肢が多いから迷うのではなく、判断基準を取捨選択してないから迷うのだ。 知る前に考えよう。本を読めば知識は増えるし、YouTubeを見れば色んな人が正しいと思える情報を与えくれる。しかし、それを知識としてただ蓄えるだけでは、いずれ忘れていくものになる。その知識から自分の考えたことをアウトプットしよう。そして、自分で考えた忘れない知識として活用しよう。
3投稿日: 2020.09.18
powered by ブクログとても読みやすかったうえに勉強になった。 思考と知識を分けることは、自分の思考から他者の思考を切り離し、バイアスを取り除くことにつながると気づかされた。 「考えたつもり」にならないように気をつけたい。 考えることの楽しさを学んだ。 「知識は思考の棚に整理する」という考えがとても為になった。
0投稿日: 2020.09.07
powered by ブクログ情報を集めて整理するだけでは、自分で考えたことにならない。知識と思考をを分けて認識する。情報を見て、なぜ、それでどうするのかを考えることが思考。 また、情報を集めて思考するにあたって、どう情報をとらえ、整理すれば思考が進む、深まるかが色々な例をあげて紹介されていた。
1投稿日: 2020.08.28
powered by ブクログ結構昔の本だが、出口治明さんの本で紹介されていたので興味があり購入(社会派ブロガーのちきりんさんによる著書)。本書は、ちきりんさん流の「思考の技術」を語った作品で、縦と横に並べて比較する、データはとことん追いかけるなど出口さんの思考法「タテ・ヨコ・算数」に似たような考え方もありつつ、すぐに実践できる思考ルールも多く勉強になった。一番最初に書かれていた「知識と思考を分ける」ことは本当に『大事』だと改めて思った。
0投稿日: 2020.08.05
powered by ブクログ考えることの勉強は考える時間を増やすこと。まず日常のログを取り、考える時間がどれだけあるか知ることから始める。企画などの仕事についてない限り、日常で考える時間はあまりないのではないだろうか。意識して増やすしかない。 データを使って考える時のツールは比較すること。そこから「なぜ、だから何に?」を考えるクセをつける。
11投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログ平易な表現で書かれているが、いわゆるコンサル的アプローチを噛み砕いて説明している良書。 一般的に人は考えているようで実はどこかで見聞きした他人の意見に振り回されていることが多く、そのことを的確に指摘している。 そうした他人の意見に振り回されないためにも、馬鹿にせずに一度読んでおくと良い。
0投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログ【目的】 数ある社会問題に対して、自分には関係ないと一切の考えを持っていない。 どんな思考で毎日の積み上げをすれば良いか知りたい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 思考はインプットしたものをアウトプットすること。 ①【知識と思考を切り分ける】 物事を考えるときは、知識と思考の間に一枚の板を立て、ニュートラルな状態で良い面、悪い面をみる。 知識、情報が思考の邪魔をすることがよくある。 「あの人がこう言ってたし、」「ニュースでこう言ってるし、、」 ↓ 答え探しで、考えを放棄してるヤバい状態。 メディアが正しい訳ではない。 ◆知識を「思考の棚に入れる。」調べただけでは、意味がない。どうせ忘れる。 【意思決定のプロセスを持つ】 自分が服を買いに行っても、迷ってほぼ買わないのは、これが足りてない。(どの値段なら買うのか。) 判断基準を持たないと、時間を浪費する。 何かを始めるとき、「情報集め」をしても、考える時間を作らないと、結論がでない。就活でOB訪問ばっかりしても、何も生まれないのと同じ。 自分のフィルター通す。 【なぜ?だから何?の考え】 自分にはこの力が欠落してる。「えーすげぇ。」で思考停止しない。「待てよ、なんで?」「結局はどういうこと?」まで必ず繋げる。 (最初は興味があることだけ。) ✔︎今日やること。 ・newspicsからネタを2つ探して、メモりながら自分の頭で考える。 ・友人との晩ご飯は、何が食べたいかを具体的に考える。だらだらグルナビ見ない。 答え探しは、徐々に卒業。 考える時間を意識的に持つ。
0投稿日: 2020.07.22
powered by ブクログ自分のヒューマンステージを1段でも2段でもあげたいのなら、この本を1回読むだけでなく、要約ブログを繰り返し読む価値あります。本には具体的事案での思考例が示されているので非常に飲み込みやすいです。私なんかは「作業を思考と思い込むワナ」には鋭い所を指摘された感じです。長時間労働が常態化している人は陥りやすいですよこの指摘。仕事の種類も「成長・支援・運営・再生」にエイやって分類されてました。弁護士など技術者は側面支援に区分されます。
0投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログ泣きたくなるくらい幼稚な考えしか浮かばないのは、その話題に興味が無いから。 本当に好きなことに対しては「メリット」「デメリット」「自分ならこうしたい」「ここを直したい」「こっちの視点はどうだろう」「もっとシンプルにするには…」と自然と考えてしまうし、自分で考えることにこだわらず柔軟に誰かに頼ることもできるのではないか。 と、この本を読んで自分のアタマで考えさせられた。 だから為になる良い本かも知れない。
1投稿日: 2020.06.20
powered by ブクログ思考をするときに、今ある知識という過去の事実の積み重ねに囚われ、思考をせずに知識を引っ張りだしているだけの人がいる 知識は大切だが、思考する際は知識とは分けて考える 大切なのは「自分の頭で考える」こと。何かを考えるときに知識を頭の中から取り出してくるのは、「他人の思考を頭の中から取り出してくる行為」に過ぎない 情報を集める、数値情報をグラフ化することと、考えることは違う。 まずは意思決定プロセスを決めること 意思決定プロセスとは、「どういう情報があればどんな結論を下すべきなのか」ということ。服を買うときに「1万円以下なら買おう」という条件をまずつけるように、決定する際の条件をつければ効率的に情報を集められる。 考える力を伸ばすには、考える時間を増やすこと 数字を見たら、「なぜ?」と「だからなんなの?」を考える なぜ?→なぜ売上等が伸びているのか? だからなんなの?→来月の売上も増えるのか?だとしたら、次は何をすべきなのか? 選択肢を漏れがない形で分解しながら、意識的にあらゆる可能性を考える方法 すべての分析の始まりは比較から始まる 比較の基本は縦と横 縦=時系列比較=歴史的な観点 横=他者比較=国際的な観点 何かをなかなか決められないのは、「選択肢が多すぎる」からではなく、「判断基準が多すぎる」から →判断基準に優先順位をつけ仕分けしよう 判断基準の優先順位をどうつければよいか?→目標を明確化し、それを実現できる策を探れば自ずと優先順位がつく 具体的には、2つの判断基準で、合計が4種類となるような仕分け方がある(あくまで例。シンプルであるのが○) 仕事の4分類 成長の仕事…伸び盛りのベンチャーや新興市場など 支援の仕事…弁護士や会計士、コンサルなど実務支援の仕事 運営の仕事…工場、物流センターなど実際のオペレーションをする仕事 再生の仕事…事業の立て直しや買収の仕事 同じ人事や経理の仕事でも、それが成長分野なのか再生分野なのかで、求められるスピードが違う このような独自のフィルターで仕事を分ければ、転職のときに自分の適性や志望にあった職を探しやすくなる。大切なのは自分のフィルターで勝負すること 日本は、与えられたフィルターの中で一番になるための商品を開発するのにすぐれているが、新たなフィルターを作り出すのは弱い データはとことん追い詰め、なぜそう考えたのか?という自分なりの結果を出す 知識は思考の棚の中に整理し、空いている棚に入るべき、まだ手に入っていない知識を常に意識する。それらの知識が手に入れば言えるようになることを、事前に考えておく。
1投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログ知識を得るのは思考の棚を準備する為であると言うのは、心掛けておかないといけないと思った。 読んだら、すぐにメルカリで売ってしまいがちだから、この本の思考法は定期的に読み返して、思い出す価値がある。だから手元にしばらく置いておこう。
0投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログ転職してから気付いたことは 自分で考える ってこんなに難しいことなの? ということです. これまではの仕事では 作るものは決まっていて しかもその作り方も 体系化されていました. この体系化されたもの というのは過去の誰かが 考えてくれた結果であり知識です. その知識を探してきて あたかもその探す行為そのものが 自分で考えることだと 恥ずかしながら 勘違いをしておりました. その知識に沿って作業をすれば 仕事は進んでしまうので 正直、思考停止状態でも 物事は前に進んでいきます. そして、転職をして 自分で考えて色々動いてやってみて、と 「自分で考える」という大海原に 放り投げられて さぁ大変っというのが 今の状況です. じっとしていても 何も始まらないので 「自分で考える」って何だろう と動いてみると 有難い事に 色々な人が その方法を教えてくれます. この本もその1つ. 考えるってどういうこと? どうやって考えたら良いの? 誰か教えて! と心の中で叫んでいる人や そんなこと考えたことなく 思考停止状態に気付いてない人にも 気付きのある本です. https://amzn.to/36obrJF
0投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルどおりの本。自分の頭で考えるということは、どういうことなのかを著者流の方法を学べる。備忘録として、まとめをメモしておく。 ①いったん「知識」と分離すること 知識は思考停止を生み出してしまう危険がある ②「意思決定のプロセス」を決めること 思考時間の見える化を図り、プロセスを決める ③「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと ④あらゆる可能性を探ること ロジックツリーで網羅的に考えること ⑤縦と横に並べて比較してみる 自・他の比較、時系列の比較 ⑥判断基準の取捨選択をすること 4象限で考えてみる ⑦レベルをごっちゃにしないこと 対象となるものの、階層・レベルを考えて、統一してみること ⑧自分独自の「フィルター」を見つけること ⑨データはトコトン追いかけること ⑩視覚化で思考を深化させること グラフを上手に使い、思考を深化させる ⑪知識は「思考の棚」に整理すること
1投稿日: 2020.05.18
powered by ブクログあらゆる可能性 あるない そういうかのうはありえるか、どうするか レベルはごっちゃにしない リーダー、失敗への対処 縦 時系列歴史 横 他社比較、国際比較 フィルター 既存のものではなく、自分で設定して提示できるか 思考の棚 その作業をし終わった時に何が言えるのか、を先に考える
1投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログ様々なデータ事象を紹介しながら、思考プロセスの重要ポイントで立ち止まり、考え方の癖として身につけるべき視点を紹介してくれる。 スッと読みやすく、定期的に読むといいのかもしれない
0投稿日: 2020.05.04
powered by ブクログ今更だが、コロナ関連でちきりんさんのTwitterが面白いと思い、読んでみた。思考と知識を切り分けて考えるべき、意思決定のプロセスを考える、自分のフィルターを見つける…勘違いを解きほぐしてくれて、気持ちいい。
0投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログこの本を読むまでは、「知識」と「思考」が一緒になってしまっていたことを改めて実感できた。まさに、今まで解法を覚えて考えた気になっていた、ということを改めて感じられたように思う。何か問題があった時に自分の意見がはっきり言葉に出来ないことが多かったが、それは完全に思考を怠ってきた証拠だったんだと。普段何気なく観ているニュースからも、何が問題でだからこれから何を考えるのか、アンテナを張って情報感度を高められたらと思った。まずは、何事も答えを先に見るのではなく、自分で考えてみることから始めよう。
0投稿日: 2020.04.23
powered by ブクログちきりんの「マーケット感覚を身につけよう」が面白かったので読んでみたが、「マーケット感覚…」の方がシンプルで分かりやすかった。こちらは考える練習として自殺問題、少子化問題など色々な題材が挙げられているが、難しいテーマばかりで読むのに少し疲れてしまった。でも考え方は勉強になった。 ・知識=インプット、思考=アウトプット。知識だけでは何も生んでない。 ・数字を見たら「なぜ?」「だから何なの?」 ・比較の基本は「縦と横」(競合他社と過去現在、など) ・2×2(ツーバイツー)マトリクス 縦軸×横軸、低い→高いなどで4コマに分ける。重要な判断基準を選ぶ時など
0投稿日: 2020.04.07
powered by ブクログある事象に対峙した時 ある資料を見た時 「これまでの知識や経験」をいったん置いておき 「思考」を分ける。 できそうで、なかなかできないこと。 その点を、強烈までに学ばせていただいた。
0投稿日: 2020.03.20
powered by ブクログいかに自分で考えることを放棄していたのかを実感する本でした。いかに、他人の思考を使って生きているのかも。 自分では考えていると思っていても、考えている”つもり”になっていることって多いです。 他人の着ぐるみではなく、自分の思考を使っていくためにも「自分のアタマで考えよう!」って思いました。
8投稿日: 2020.03.17
powered by ブクログ論理的な思考のプロセスに関して、わかりやすく書かれており面白かった。簡略にされているので極端な部分もあるが、筆者の文章は論理的でとてもクリアだ。 そもそも自分のアタマ以外で考えることなど不可能なのに、『自分で考える』という言い方が存在するのはどうしてなのか。「思考とは何か」という、根本的な思考の定義に対する筆者の考えから始まる。確かにその部分、よく考えていなかった。特に現代はインターネット上のウェブサイトやニュース、SNSなどから大量の情報が自分の知識として入ってくるため、物事を考えるときに知らず知らずのうちに、他者から刷り込まれた知識を自分の思考と勘違いしてることは多いのではないか。「思考」と「知識」は異なるものであるということを意識することはとても大事なことだと思った。『知識とは、「過去の事実の積み重ね」であり、思考とは、「未来に通用する論理の到達点」です』という言葉が印象的であった。 少子化問題や生活保護の問題を例に挙げ、「なぜ?」と「だからなんなの?」に問いをわけて知識と思考を整理していく。このプロセスにおいて、『構成要素に分解し、あらゆる組み合わせを考える』ということが自分はあまりできていなかったように思う。「知識」としての「多数」の構成要素ばかりに目が行くことで、選べる方法や手段が狭まっていることは少なくなかったのではないか。 ①縦横の比較(自他の比較、時系列の比較)②レベルがずれて議論していないか(e.g. アフリカだけ一つの国として論じる?)③応用、自殺率について考える 意識すべきポイントであり、具体例が多く時間をあけて再読しようと思う。 9.11に対するメディア(NHK、BBC、CNN)の取り上げ方の違いには驚いた。報道スタイルの特徴を知り、(世界レベルで)複数のメディアを比較することは重要だろう。『知識の棚に整理しておく』ことで次に起こる事態の際に「考える」ことができるようにならないといけないと感じた。 あとがきにあるように、自分はまだ「答えとしての知識」を素直にそのまま受け入れてしまう素直な(?)人の側面が強いと思う。まず知識と思考は違うということを認識し、思考を楽しめるように訓練していきたい。
0投稿日: 2020.03.15
powered by ブクログ「知識と思考」を分離して考えることにより、 「考える」とはどういうことかについて 分かりやすく説明されている。
0投稿日: 2020.02.28
powered by ブクログ考えるということについてわかりやすい言葉で説明している。 自分の普段の思考にいかにバイアスがかかっていたか気づかされました。
0投稿日: 2020.02.20
powered by ブクログ知識と思考は違うんだよと教えてくれる1冊でした。 情報過多の時代なので、自分の考えも知識に依存がちになってしまう。思考についてちきりんさんが(例題・具体例・ちきりんさんのなりの答え)書いてくれています。他の著作に比べて読みやすかったです。(ちきりんさんは個性が強いので)
0投稿日: 2020.02.12
powered by ブクログインターネットのおかげで瞬時に大量の情報が手に入るようになった今だからこそ、その情報に踊らされずに、それを利用して「自分のアタマで」考えるためのヒントについて書かれている。 データの読み解き方、決断のための判断基準の持ち方、情報にアンテナを張るための思考の整理の仕方などが例を挙げてわかりやすく説明されている。 偏見や思い込みに囚われず、ものごとの本質を見るためのマインドセットを知ることができる本。
0投稿日: 2020.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
成功する人は「先読み」して「逆張り」のリスクを取った人とのこと。まさにその通りで、大勢と同じ方向性を極めても供給過多な所で機能を発揮するのは難しいし、需要のないところを逆張りしても意味が無い。 自身のCareerを考えた時に、大勢と同じ方向に進んで安心しきっていないか、現行のCareerの中で少し人と異なるApproachが出来ないか等、普段目の前の仕事に忙殺され考える機会を失っていたより長期・視差の高いところの問題意識の重要性を再考させてくれる本。
0投稿日: 2020.02.01
powered by ブクログ自分が手に入れた知識をそのままの形で保存するのではなく、「それをもとに考えたこと」を思考の棚に格納する。それにより、必要な知識を見かけた時に、その情報を取り出し新たな気付きを得る事が出来る。 本から得た情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の中で噛み砕いて腹落ちさせる事が重要だと感じました。
0投稿日: 2020.01.27
powered by ブクログちきりんさんの考え方。印象深いのは①自分の頭で考えるとは、知識と思考をはっきりと区別することからはじまる②考える部分が抜け落ちても、情報を集めたり、グラフ化したり、みんなで集まって話し合っていると、考えているつもりになってしまう③情報を見たときにまず考えるべきことは、「なぜ?」と「だからなんなの?」のふたつ。数字の情報は特に④誰のための省庁か?経済産業省→経団連、 厚生労働省→医師会・製薬&労働組合、 国土交通省→建設&鉄道および航空、農水省→JA&農家⑤一度じっくり考えたことは知識よりも長く記憶に残せる
0投稿日: 2019.12.14
powered by ブクログ著者流の論理的思考法が、わかりやすく書かれている。コンサルタントや元コンサルタントと称している人が書いている本は、ここ10年で書店で見かけない日はないが、8割は、読む価値のないものだと思う。 この著作は読むに値するものだ。 論理的思考法とは、なんぞやとこれ程噛み砕いた本は、あまりない。ただし、このやり方を、個人が身につけるには、ものすごく時間がかかる。習慣として、ちきりんのようになるためには、もちろん専門のコンサルタントになるのが早道である。ただし、ちきりんのような帰納的かつ演繹的にバランスよく考えられて、それを第三者にわかり易く表現できる人は、1万人に1人もいないと思う。 この本は、わかりやすく論理的思考法について書かれているが、このレベルまでに掘り下げられる読者は、まず皆無だろうと思う。うまいサッカー選手の芸術的なシュートとドリブルをユーチューブでみて、じゃあ、やってみるかと言っているようなものである。この本を読むことで論理的思考法は、身につくことができるだろうか?私は、まず無理だと思う、理由は以下に示す。 第一に、論理的思考法は、訓練で上達するのかという問題がある。実際、沢山の論理的思考法を身につけるセミナーがあるが、これを受けて、実績して論理的思考法が身についた人がいるだろうか?アメリカの研究では、身についたと思っていた人が数日後には、元に戻ってしまったという統計がたくさんある。かなり真実だと思う。人間は、簡単に自分の思考法を変えることなんてできない。これは、ビジネス書の存在意義にも非常に関わる。 第二に、論理的思考法は、主に欧米人が開発したものや、社会的傾向として、思考や表現方法が、論理的にならざるを得ない状況がある。論理的思考法云々と言う人は、ほぼ例外なく欧米の教育を受けている。主に英語とフランス語である。英語で何かを表現する場合、非常にロジックを重視するようになる、自然と。この風習みたいなものは、明らかに文化特性に受けた言語の個性だと思う。その言語を日本語にした場合、果たして、辻褄が合うとは、私は思わない。よって、論理的思考法に関しては、英語で考えた方が、ふさわしいのではないかと思う。日本語で考えると、非常に違和感が出てくるし、これを後天的に日本語で身につけられるだろうか。つまり、英語で論理的思考法を身につけて、それをしょうがないから日本語にすることは、出来るが、日本語で論理的思考法を身につけて、仕事や日常生活で応用は、かなり難しいと思う。よくいるビジネス書読者のように、なんとなく読んで、なんとなく理解して、練習し、そして忘れてしまう。こういう状況にならないだろうか。 最後に、〇〇思考法を身につけるには、自分を取り巻く現実を分析し、問題提起をし、思考し、その過程から、帰納的に考えて、自分の思考とは、どういうものであるのかを知る作業をする必要がある。つまり、〇〇思考法を使って下さいというのは、そもそも無理がある。それは、著者が帰納的に考えた結果、身につけたもので、一般化することなどできないからだ。〇〇思考法が大好きな人や、〇〇発想術の収集が大好きな人は、この点がわかっていない。その思考法や発想術の背景や開発者の思考分析をしないで、やった!これで問題が解決できる!というのは、正直バカの発想だと思う。 以上を整理すると、 この著作は、嘘がない。 論理的思考は、なんぞやということがわかる。 ただ、皮肉にも、この本で、内容をわかって、 練習しても、たぶん論理的思考法は、身につかないと考える。
1投稿日: 2019.12.08
powered by ブクログ「知っている」と「考える」は全く別モノ。 知識は過去であって思考は未来であるという言葉がとても刺さりました。 新しい情報に触れたとき、知識は思考の邪魔をする。このとき“自分の頭で考えられる人“こそ時代の変化についていける。 大切なのは思考力を鍛えること。 とても勉強になりました。
0投稿日: 2019.10.19
powered by ブクログ知識と思考は違うということ。自分自身、区別がついていなかったなと痛感しました。読書はしているけど、自分の意見がなかなか出てこない、論理的な思考が苦手、記憶に残らないと悩んでいました。それは自分の、「本を読む」ということは作業に近かったんだなと思いました。それは自分の頭で考えるという過程が著しく欠如していたからだとわかりました。本の中に書いてあることは、ほかの人が考えたものであって、それは自分の思考ではないのだと納得のいく話でした。 アウトプットすれば考える力が身につくと思っていましたが、インプット→アウトプットではなく、思考が抜けていたのでインプット→思考→アウトプットっていうのが自分の中でしっくりくるかなと思いました。 話は真面目に聞いているけど周りから意見を求められてもパッと思い浮かばずなにも言えない人はこの本を読んだら改善のヒントがあるかもしれません。 ちきりんさん独特の視点の著書ですが納得のいくことばかりで、読みやすい一冊です。
1投稿日: 2019.10.16
powered by ブクログ自分で考えよう、自分で考えた。でも、ほんとうにそうなのか?誰かのお仕着せの知識を披露しただけではないのか? じゃあ、考えるってどういうこと?“考えるプロセス”を、筋道立てて書いた本が本書だ。 この手の本によくあったのが心理学的アプローチの学問書。難しい用語を並べて、理解しにくい日本語で書かれてある。あるいは欧米の翻訳書。最近の翻訳書は原文が理解しやすかったり、翻訳文がこなれて読みやすいが、出てくる例が日本人にとって一般的でなかったりする。登場人物も“ボブ”とか“サリー”とかで、どうもしっくり入ってこないこともままある。 本書は日本人の著者が、学問的なアプローチではなく、書いてある。なので、表現も平易で理解しやすい。 “考えるプロセス”自体は、まとまっており、1ページで言い切ってしまえるほどのものである。なので、日頃自分が“考える”と言っていることが、どの部分できちんとできているのか、どの部分で不十分なのか?チェック項目とすることで確認できる。 かつ出てくる例が豊富なので、実際の各チェック項目が、出来ているのかできてないのか、判断がしやすい。 特に考える、ということに自信がない人、お勧めだ。
0投稿日: 2019.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【気になった場所】 思考は知識にだまされる →考えているふりをしているだけで、もともとあった知識による思い込みをしがち →知識=他の人が頭で考えた結果 意思決定で大切なこと →意思決定プロセスを具体的に固めること →どうやって結論を出すべきかを考える →その結論に繋がる情報の収集や分析を行う →情報の収集や分析が先だと話は進まない 自分の頭で考える方法 ・考える時間を増やす ・Why?+So What?を問う ・あらゆる可能性を検討する ・重要な判断基準を選ぶ ・レベルを揃えて考える 考える時間を増やすコツ →自分の業務を書き出し、実際に「考えている」時間をチェック →その時間を倍にする努力をする 情報を見たときに考えること =Why?+So What? MECEで考えるコツ ・課題を構成する要素に分解する ・あらゆる要素の組み合わせを考える 分析の原点=比較 →比較の基本は、縦と横 ・縦→時系列比較=歴史的な観点 ・横→他者比較=国際的な視点 判断基準はシンプルに →目指すべき姿から重要な判断基準を選ぶ
0投稿日: 2019.09.08
powered by ブクログ知識と思考の分離など、考えるにあたって気をつけなければいけないことが書いてある。ただ具体例やデータの提示が多すぎて、逆に内容が薄いような印象。
0投稿日: 2019.07.29
powered by ブクログ大変勉強になる本です。如何に自分が普段自分の頭で考えていないか。。。知識を入れねばとか言って、本やら、新聞やら読んでいる自分が恥ずかしい。。。 と、気づける良い本です。この著者はSNSもおもしろい。 以下は自分のためのメモ ・ 買収を繰り返し成長する企業は、平時から買収戦略を練り上げている。どの会社を買うべきか、いくらまで出せるか、買収後はどのように経営すべきか、経営統合後のブランディング戦略は、等々を"平時"に検討しておくこと。 ・ 決められないのは、「判断基準が多すぎるから」 選択肢が多いではない。 ⇒ 「判断基準に優先順位をつける」ことで本質的なポイントが浮かび上がる。 ・自分も会社も独自のユニークな"フィルタ"を見出して戦うことが重要。自分独自の"選択基準"が何かを考えることが、自分自身の頭で考える価値のあること。 ・どんな情報(あるいは、知識)が手に入る可能性があるか ⇒ それが手に入ると何が分かるか?何が言えるか?を考えておくことが重要。(仮説思考と同義) ※ エクセルで集計等も始める前のこの仮説が重要。 それによっては、やる価値無しと判断がつく。
0投稿日: 2019.06.08
powered by ブクログ12,5.3 金 桂紅 http://diamond.jp/articles/-/17486?page=7 沈みゆく会社からなぜエンジニアは逃げ出さないのか? diamond.jp 人気ブロガーちきりんさんと竹内健・中央大学教授の特別対談がスタート。東芝、スタン フォード大ビジネススクール、そして大学の研究室へと、常に活躍の場を変えながらも最先端フラッシュメモリの研究・開発に携わってきた竹内教授。日本の半導体メーカーの現状を、ホンネで話していただきました。
0投稿日: 2019.05.31
powered by ブクログマッキンゼーの人みたいな思考の枠組みを解説する本ではない。 知識に頼らずに情報を自分のアタマで組み立てて見ることの重要さを説いた本。 唯一のノウハウらしきものは、選択基準は単純に2つくらいに絞ったほうがよい、ということ
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ知識はあくまで思考の手助けをする道具。知識を蓄えるだけ、覚えるだけだと、「考える力」がどんどん退化する。 大切なのは、過去の知識ではなく、目の前の情報から考えることができるかどうか。それが「考えごとができる人」とできない人の分岐点。もしくは「時代の変化に気づく人」とそうでない人との違いだそうだ。 「なぜ」と「だからなんなの?」からはじめてみよう。ネットで知りたい事がすぐにみつかるからこそ、「答えを先に読む」ことはやめて、自分で考えてみようと思う。
0投稿日: 2019.05.17
powered by ブクログ最初に考えるべきは決めるプロセス 考えるとはインプットをアウトプットに変換すること なぜ?だからなんなの?と問う すべての分析のはじまりは比較 比較の対象と項目 決められないのは選択肢が多すぎるからではなく、判断基準が多すぎるから⇨判断基準の優先順位をつける 細部にこだわりすぎて何も決まらない、なにも始まらない状態… レベルを揃えれば本音がみえる :::::::::::::::: タイムオーバー。これは買おう! 考え方の例題も勉強になっておもしろい。
0投稿日: 2019.05.17
powered by ブクログなぜ、だから何なのかを考えること その知識で何が言えるのかを考えること 色んなことを考えたくなる本。
0投稿日: 2019.05.02
powered by ブクログ言うまでもない名著ですが、後輩に貸そうと思ってパラパラ読み返しました。 「さいごに」が改めてよかったです。筆者は受験期に、数学を知識を覚える科目と誤解した(問題に関してろくに考えずに、解答、解法のヒントまで読み、理解し、解法を暗記した)ようですが、現実の(初めて見る)問題にはたちうちできないことを悟ったため、考えずに答えをみることの限界を感じたそうです。また、その経験から古典や名著に、「人生の答え」「世の中の事象に関する回答」は書いてあるが、「このことについては、私はもう十分に考えた!」と思えるまでは読まないことにしたそうです。 ついうっかり本ばっかり読んでしまう、素直ないい子たちへの警鐘ですね。やっぱり、自分のアタマで考えないとですね。
2投稿日: 2019.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなく読みたい、と何年も前から思っていたのだが、第1版が2011年発行とあり驚き。8年前に出会えていればと思った。 まとめ「考える」とは? * いったん「知識」を分離すること! * 「意思決定のプロセス」を決めること! * 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと! * あらゆる可能性を探ること! * 縦と横に並べて比較してみること! 判断基準の取捨選択をすること! * レベルをごっちゃにしないこと! * 自分独自の「フィルター」を見つけること! * データはトコトン追いかけること! * 視覚化で思考を深化させること! * 知識は「思考の棚」に整理すること ! 読む前までは、思考とはもっと抽象的なものだと思っていた。 自分のアタマで考えるしかないもの(主にこれからのキャリアや生き方について)、自分では思考しているつもりでも実際にはただ感情に浸っているだけのこともたくさんあったなと反省。 読みながらちきりんさんの宿題もちゃんとやったよ。 仕事の上で、データと考察が併記されたものを見たり作ったりしていたけれど 恥ずかしながら一番大切な思考する時間を疎かにしていたと気づいた。 気づいた今から、思考する訓練をするしかない。 興味のあることと本書の内容がスッと繋がる部分があって、読んでいて嬉しくなった。最終章は泣きそうなくらい。
0投稿日: 2019.03.17
powered by ブクログ面白かったし、わかりやすかった。 知識はあればあるほどいいと思っていたけど、それが思考として使われなければあまり意味もなく、知っているだけの人。頭のいい人ではない。 昔は頭の回転が早いとよく言われていたけど、最近とろくなったのを感じていて、それは知識ばかりの摂取になって楽をしていたなぁなんて思ったり。 なんとなく感じていたことを明文化してくれて、納得感。
0投稿日: 2019.02.09
powered by ブクログおもしろかった! ◯情報を集めに没頭して、ネットサーフィンで時間かけちゃうことがある。行き着いた情報でなんとなく答えを出してる気がする。決めるプロセスを決めておけば、時間短縮で答えに行き着けると思った。 ◯知ってることと、そこから思考することは違い、思考に時間をかけて量を増やせるようにしたい。あんまり意識できてなかったけど意識していこう。 ◯就職先を選ぶ基準の話は腑に落ちた。自分も働いて数年たって自分独自の仕事の楽しさの基準がみえてきたから。 ◯もっかい流し読みして、紹介されてる、考える方法を自分のものにし、たくさん考えていきたい。
0投稿日: 2019.01.25
powered by ブクログ思考のガイドラインとでも言える本。読んでいる途中で「自分はいかに考えていないか」を思い知ることとなった。 ちきりん流ではあるが、だいたいこのフレームで考えてみれば思考が進むと思う。その反復で、自分なりの思考パターンが見つかるのだろうから。 例示された話題が、私が苦手な社会関連なので、途中しんどい時もあったが、「この時間コストを掛けることで、得られるものがある」と感じたので、脳内の上司が読み進めることを承認w 判断に迷ったときに、また読み返したい一冊。
1投稿日: 2019.01.14
powered by ブクログ本を読むときも一度仮説を立ててから読む方がやはりいい。 本は数学でいう、解説本になってるから。 数学のように自分で考える力をつけるには答えを見ずに、自分で考える必要あり 深く考えたことは忘れにくい
0投稿日: 2019.01.06
powered by ブクログちきりんの代表ともいえる本で、世にちきりんのすごさが広く知れ渡った本でもあるのではないかと思う。自分のアタマで考える、ということがどういうことなのか、分析して書かれていて、大変勉強になる本。 ・知っていると考えるは別もの(知識が邪魔をすることがあるので注意) ・最初に決めるプロセスを決める 何となにで判断して決めるのか ・why?sowhat?を常に問う ・考えモレを出さないようあらゆる可能性をmeceに検討 ・縦と横に比べる 例えば歴史年表を時系列で見るのと、諸外国と比較してみるのと2軸とする ・判断基準は絞り込むと本質が見える ・レベルのずれた話をしない(論点をあわせる) ・情報を集めるのが目的でなく、自分のフィルターに情報をかけて取捨選択する ・データは可能な限り具体的に細かく分析していく ・グラフの使い方を工夫する(階段グラフのおすすめ)ことで、 より短時間で深い思考に至ることができる ・知識は思考の棚に整理しておく 9.11が起こったときのNHK、BBC、CNNの違いでの疑問点を整理 次に違う国で起こったときに、各社がどういう報道をするかという情報を得られれば、 各社の報道スタイルがよくわかるという結果に繋がる
0投稿日: 2019.01.01
powered by ブクログちきりん本。 考え方についてすごくわかりやすく書いてあった。 独特の切り口での語りはとても面白い。 買ってよかった。 資料の整理の単元でたぶん使うと思う。
0投稿日: 2018.12.24
powered by ブクログ譛?邨らォ?縲檎衍隴倥r諤晁???譽壹↓謨エ逅?☆繧九?阪↑繧九⊇縺ゥ縺ィ諤昴▲縺溘?ゅ☆縺ァ縺ォ縺ゅk遏・隴倥?∵焔縺ォ蜈・繧句庄閭ス諤ァ縺ョ縺ゅk遏・隴倥?諠??ア縺ィ縲√◎繧後i縺梧焔縺ォ蜈・繧後?繧上°繧九%縺ィ(諤晁??繧剃サョ螳壹@謨エ逅?@縺ヲ縺翫¥縲ゅ☆繧九→譽壹?遨コ縺?◆驛ィ蛻?谺。縺ォ閾ェ蛻?′谺イ縺励>諠??ア縲√′繧上°繧九@縺昴l縺梧焔縺ォ蜈・縺」縺滓凾縲∽サョ螳壹→縺ゅ▲縺ヲ縺?k縺狗?繧峨@蜷医o縺帙※閾ェ蛻??諢剰ヲ九→縺吶k縺薙→縺後〒縺阪k縲ゅ↑繧九⊇縺ゥ繝シ縲ゅ〒繧ゅ%縺ョ譽壹r菴懊k縺ョ縺檎嶌蠖馴屮縺励◎縺?□縲らオ占ォ悶r莉ョ螳壹@縺ヲ縺九i蟆弱″蜃コ縺吶°縲
0投稿日: 2018.12.11
powered by ブクログ・比較の基本はタテ(時系列比較・歴史的観点)とヨコ(他社比較・国際的な視点) ・今の就活の問題は企業に関する情報集めばかりで、自分にとって意味のある「価値フィルター」を探そうとしていない事。 ・新たなフィルターを見つける=ゲームのルールを変える ・階段グラフが使える! ・知識をそのまま保存しても使えない→思考の棚を作る=考える
0投稿日: 2018.12.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
知識があるほど思考は深まると思い込んでいたが、知識が思考の邪魔をすることを知り驚いた。データは先入観を捨て読み解かないと、得られる情報が違ってくる。また日常で自分で考える時間をほとんど取っていないことに気づいた。私は知識を得ることは行なっていても、自分の頭で考えることができておらずトレーニングが必要と感じた。
0投稿日: 2018.12.08
powered by ブクログ「考える」ことは意外に難しい。頭の中で展開されていることすべてが考えているわけではなく、感じているだけだったり、思っていることだったりする。積極的に考えるためには、時間や意識も必要だが、フレームワークがあると随分取り組みやすくなる。 話の入り口は、ありきたりな「知識と思考の分離」であったが、考えるフレームワークはシンプルで目新しさもないものの、すっきりとしたまとめ。 先に読んだ「仕事は楽しいかね?」にて、チャンスに気がつける・気がつけない、という中身があったが、思考が整理されていれば、アタマのかなで本質を抽出し、自分の状況の適用させる、スライドさせることも自然とできるであろう、と感じた。
0投稿日: 2018.12.03
powered by ブクログ最初からどちらかに偏った意見だけが頭に浮かぶとしたら、 その思考には目の前の情報の他に何かが影響していると疑った方がよい。 知識は過去の事実の積み重ね。思考は未来に通用する論理の到達点。 知識は過去において、他の人が考えた結果。 自分で考える。と言われたら、頭の中から知識を取り出すのではなく、知識を一旦、思考の舞台の外に外すことが重要。 何かを決める時には、情報とは別に意思決定のプロセスが必要。 且つ、そのプロセスは超具体的でなければならない。 考える。とはインプットをアウトプットに変換すること。 考える。とは何かを決めること。 著者曰く、考える力をつけたければ、考える時間を増やす。 考えているのか、作業をしているのか混同しがちなので、意識して考える。 何故。だからなんなの。を特に数字を見た時には考える。 何故は数字の背景を探る問い。 だからなんなの。は次に何が起こるか。自分はこれからどうすべきかを考える。 1つの情報に対して十分な時間をかけてトコトン考える事が大事。 調べれば分かることを自分の頭で考えて、予測することもとても意味があること。 考え漏れを出さないようにする。 全ての分析の始まりは比較。 比較は他と比較だけでなく、自分自身の過去との比較や将来のあるべき姿との比較もある。 比較の基本は縦と横。 縦は時系列比較、横は他者比較。 選択肢が多いから決められない。のではなく、判断基準が多いからである。 判断基準の優先順位付けが大切である。 判断基準を絞ることで、本質を浮かび上がらせる。 自分独自の選択基準を見つけること、それが何かを考えること。 それこそが、自分の頭で考える価値のあること。 グラフを使い分ける。基本は円グラフや棒グラフ。棒グラフを内訳により階段グラフを作る。 視覚化で思考を深化させる。 知識は思考の棚に整理する。思考の棚とはシンプルな二次元の表。
0投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログ知識と思考を区別する必要があること。 情報の分析より意思決定のプロセスの確立の方が重要。 判断基準はシンプルに。判断基準の決定は目標の姿に基づいて。 思考の実例もそれ自体が興味深く面白かった。
0投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログマイミクさんから借りた一冊。 具体例として挙げている項目に対する認識やつめの甘さに若干違和感もあったけれど、そこをとやかくいうのは野暮というもの。そこに至るまでの思考のプロセスがこの本の肝。 「知識と思考の違い」や「作業と思考のワナ」では見事に急所を突かれたし、「思考の棚」では知識を知識のまま終わらせることのもったいなさ(と言うか、意味のなさ!)に気づかされた。
0投稿日: 2018.11.18
powered by ブクログ頭の使い方に新風を吹き込んでくれることもさることながら、日本にこれまで政治的自由がなかったという視点も提供してくれた。 [private]・最初からどちらかの意見だけが頭に浮かんでくるならば、その思考には目の前の情報以外の何かが影響している。 ・知識とは過去の事実の積み重ね。思考とは、未来に通用する論理の到達点。 ・知識と思考をはっきり区別する。 ・誰も考えていないから決まらない。 ・情報を集めて分析する作業に熱中している。 ・どうやって結論を出すべきなのかを先に考えることが重要。 ・意志決定のプロセスは、文章に落とせるくらい明確にされていないと使えない。 ・考えるとは何かを決めること。 ・考えることにどれだけ時間を使ったかを意識するだけで、考える力は大きく伸びる。 ・情報収集、分析、伝達は、考える時間から除く。 ・考える時間を見える化する。 ・本を読むことは情報収集。 ・一つの情報に対して、十分な時間をかけてトコトン考える。 ・分解図を使って考える。 ・失敗は正しい方法論の学びの機会 ・判断基準が多いと決められない ・判断基準に優先順位を付ける。 ・我慢する力と空気を読む力。 ・判断基準がもてないのは、目標とする姿が見えていないため。 ・日本の目標の姿が明確になれば、個別政策も明確になる。 ・判断基準を絞り込んだ人だけが結果を得ることができる。 ・細部の省略。 ・まず言語化し、次に視覚化する。 ・思考の棚を作る。これが考えること。 ・思考の枠組みの中に知識を格納しておけば、長く忘れずにすむ。 ・ブログの更新とは自分で考えたことのお披露目 [/private]
0投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログ結局自分の中で仮説がないと、情報を見たときに「へー」で終わってしまう。 情報を見るときには、仮説で必要な情報をフィルターすることが大事 もう一度読みたい
0投稿日: 2018.11.04
powered by ブクログ・なにげないものを見て「あっ、なるほど!」と瞬時になにかを考えつく人の頭の中には、「次に自分がほしいのは、こういう情報だ」ということが明確にされた「思考の棚」が存在している ・二種類の比較?自・他の比較?時系列の比較 ・空気を読む力が高く、我慢する能力が高い=大企業や公務員組織で成功する人――ガマンする能力が高くても空気を読む力が低い人を雇うと、青臭い正論を振り回すため“大人の社会”に混乱を生じるリスクがある ・利益の階段グラフとビジネスプロセスの組み合わせ→→使える
0投稿日: 2018.11.04
powered by ブクログ社会人になって五年目で初めて読んだ考え方の本でした。 内容の大半は気付いて実践していることでしたが、改めて文章として読むことでそれぞれの気付きが繋がり、考えるプロセスが明確になりました。 また、終章の「知識は思考の棚に整理しよう」は、この本を読んで良かったと思えるほど、私にとって有用なものでした。 総じて、社会に出てから初めて考え方を学ぶ人にはちょうど良いレベルだと思います。文章も堅くなく読みやすいものでした。
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ【由来】前から知ってはいたが、出口治明「本の使い方」でえらく賞賛されていたので。 【要約】 ・「考える」とは いったん「知識」を分離する 意思決定のプロセスを決める 「なぜ?」「だから何?」と問う あらゆる可能性を探る MECEなリストアップ 縦と横に並べて比較してみる 野口悠紀雄「経済危機のルーツ」を題材に、年表、マトリクスに書き出して理解 判断基準の取捨選択をする 2X2マトリクス レベルをごっちゃにしない 省庁の名前「消費者庁」 違和感を感じたら、レベルを合わせてリストアップ 自分独自のフィルターを見つける 実はサラリと書かれているが、なかなか難しい 言ってみればストレングス・ファインダー的な データはとことん追いかける 「自殺」の例で統計 視覚化で思考を深化させる グラフについて 知識は「思考の棚」に整理 BBC、CNNの例 疑問に思ったことを2X2マトリクスや年表形式などで比較 「想定」と「得られる結果」リスト 【ノート】 ・いわゆる「論点」をズラす、が解説されていたのはありがたい(P138)。 ・「考えること」が大事なので、先に結論やサマリーを読まない。場合によっては、古典なども。 ・グラフについて、使い方や、使い方のキモ(考え方)も役に立ちそうだが、一番のポイントは、まずは言語化し、次に視覚化することで思考を深めることができる」という点だろう(P216)。 ・「頭の回転が早い人」というのは、実際にその場で考えているわけではなく、すでに考えてあった「思考の棚」を使っているというのも、今の自分には役立つ視点だった。「『なぜそんなことを思いつくの?』という人の頭に入っているのは、大量の知識ではなく多数の『思考の棚』なのです。」(P226) ・総じて、今ひとつ、すごい!という印象を受けることはないのだが、実はツボにはまっていて、じわじわと効いてくる本なのかも知れない、と思わせた。
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ知っていると考えるは全く別物 情報が氾濫する世界に住んでいて、自分が子供のころより、世界が一気に近くなり、どんな情報も あっという間に世界を駆け巡る。 自分で考えていっているつもりでも実はそれは情報の中からの見聞であったり、いつの間にか 目に入って知っていることであったり・・ 物事の事象を考えるとき、今本は私には目からうろこでした。 物の味方、考え方、勉強になります。
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ●「自分の頭で考える」とはどういうことか。それは知識(知っていること)をアウトプットすることではない。知識に惑わされていないか、そのことを意識したい。
0投稿日: 2018.10.21
powered by ブクログ「自分の頭で考える」こと、それは「知識と思考をはっきり区別する」ことからはじまります。「自分の頭で考えなさい!」と言われたら、頭の中から知識を取り出してくるのではなく、むしろ知識をいったん「思考の舞台の外」に分離することが重要なのです。P.21 少子化は教育を買ってくれる人がいなくなるP.59 「なぜ?」と「だからなんなの?」は、その際の秀逸な「思考のガイド」として使える質問なのです。2章 8種類の人のタイプP.86 野口悠紀雄『経済危機のルーツ〜』世界経済比較P.104 ★採用担当者のジレンマ「空気を読む力」と「我慢する力」P.122 「社会の役に立つ仕事?」「仕事の成果が見えるまでの期間」P152- 「就活」とは「自分に合った独自のフィルターを見つける活動」P.162 自分のフィルターで勝負しよう 「デザイン」P.165 自分の得意分野で勝負できるようにゲームのルールを変えるP.168 思考の生産性を左右する「階段グラフ」P.199 自分の思考を視覚化して、突き詰めるP.213 知識は「思考の棚」に整理する 終章 ★シンプルな2次元の表でよいP.233
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ・「知識」は過去,「思考」は未来 ・情報ではなく「意思決定のプロセス」が重要 ・分析の基本は比較,比較の基本は縦(時系列比較)と横(他者比較) ・判断基準が多いと決められない.シンプルが一番
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ本書もライフネット生命の出口会長のお薦めの書。本書の中でも出口会長が登場していた。ユーザー1000超えは久しぶりに見たなあ。結構読まれているってことですね。 読まれているはず、確かに語り口調は軽いけど、本質的にいいことが書いてあった。 「知識とは『過去の事実の積み重ね』であり、思考とは、『未来に通用する論理の到達点』です。ちきりんは知識の重要性を否定しているわけではありません。知識と思考を異なるものとして認識しましょうと言っているのです。」 「自分の頭で考えること、それは『知識と思考をはっきりと区別する』ことからはじまります。『自分で考えなさい!』と言われたら、頭の中から知識を取り出してくるのではなく、むしろ知識をいったん『思考の舞台の外』に分離することが重要なのです。」 「ちきりんが社会人として最初に証券会社で働きはじめたとき、先輩に『企業分析の基本は二種類の比較だ。財務データはまず競合他社と比較すること。その次に、過去と現在を時系列に比較すること。まずはそれだけでいい』と教えられました。 …ライフネット生命の出口治明社長も、いつも『縦と横に見る視点が重要』とおっしゃってます。これも、『縦=時系列比較=歴史的な観点でものごとを見ること』と『横=他者比較=国際的な視点でものごとをみること』とのことですから、やはり比較といえばこの二種類を覚えておくべし、ということなのでしょう。」 「私はブログでもよくグラフ、図や絵などの視覚化情報を使うのですが、その際、最初は言葉で考えたことを、『この考えを図にすると、どんな感じになるのかな?』と思いながら書いてみます。すると、図の配置や順番をどうするのか、形を丸にするのか四角にするのか、どこに色をつけるべきかなど、迷うことがたくさん出てきます。言語で考えていたときには抜け落ちていた思考部分について(=抜け落ちていたことにさえ気がつかなかった部分について)、絵にするためには明確にする必要が出てくるからです。 それらの『不明瞭なまま残されていた思考部分』について、図や絵でもキレイに表現できるようになるまで突き詰めて考えれば、最初に頭の中に「なんとなく浮かんでいたアイデア」は一気に具体化します。」
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ情報を闇雲に集める前に、 意思決定のプロセスを決める。 それに合わせた情報を探す データ、グラフをみたら なぜ?とだから何なの?と問う データはトコトン追いかける。 自分なりの考えを出す。
0投稿日: 2018.09.15
powered by ブクログ自己啓発本系は、あんまり読まないけど、人気ブロガーさんのなんで読んでみた。 当たり前のことと言えばそれまでだけど、最後の知識の棚やったかな?それは納得。 何かを見たり、聞いたりして、何故か思い付く人がいるけど、ちゃんと棚に整理されているって事。 私の場合、頭の中の棚もそうだけど、目の前にある物理的な方も整理しないと^_^;
7投稿日: 2018.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちきりんさんは、月に百万以上のページビュー、日に2万以上のユニークユーザーを持つブロガー。社会人になったころ、上司に「考えが浅い!もっとよく考えろ!」と何度も叱られたことがあり「なにをどう考えればいいのよ!?」と心の底で叫んでいたそうです。この本は、あのころの自分に役立つような、わかりやすく、読んでいても楽しい「考えるための方法論をまとめた本」にしたい。と考えたそうです。「答えとしての知識」を受け入れてしまうようような人は「考える」ことが「知る」こととは違うのだというところからはじめる必要があるとのこと。
0投稿日: 2018.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(ネクストアクション) ・情報に対して結論を出す「だから何なのか?」 ・情報に対して深く向き合う「なぜ?」 ・分析テクニック -選択肢:分解図 -比較:「時系列」「同業他社」 -結論出し:2×2マトリクス ・質の上げ方 -データはとことん追い詰める -レベルをそろえる -グラフの見せ方を工夫する ・思考時間を記録する (以下引用) ------「知っている」と「考える」は別物 知識は過去、思考は未来 ------「考える」とは? 何かを決めるときには、「情報」のほかに「意思決定のプロセスが決まっていること」が必要 「思考」とは、インプットをもとに何らかのアウトプット(結論)を出すことである アウトプットがないのは、何も考えていないということ 思考の時間を記録することが必要 ------情報に対する姿勢 「情報」を見た時に考えるのは、「なぜ?」「だから何?」 「なぜ?」は背景を探る 「だから何なの?」は将来何をすべきか、先を考えること ------選択肢を洗い出す 分解図 ------縦と横に比べる 最も役に立つ分析は「比較」 「比較」の基本は「タテ(時系列)」と「ヨコ(競合)」 ------判断基準 判断基準はできるだけ二つに絞る 2×2マトリクス(ツーバイフォーマトリクス) ------その他 レベルをそろえる データはとことん追い詰める グラフの使い方で思考の精度があがる
0投稿日: 2018.07.11
powered by ブクログ「自分のアタマで考える」ということが、どんなことを指すのかが分かった。 何か新しい情報に触れた時、「知識」があることで、無意識的にそれに基づいた判断を下してしまう。ゆえに、「知識と思考をはっきり分ける」必要がある。 だからといって知識を得ることは無駄なわけではない。知識は、自分の頭の中に、「思考の棚」を作るために必要なものなのだ。
1投稿日: 2018.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
知識とは過去、思考は未来。 考える力をつけるには考えること。1日の間で考えている時間を増やす。Input to Output。読書はただの情報収集でしかない。 考えるというのは何かを決めること。 1つの情報に対して「なぜ?」「だから何?」とトコトン考え抜く。 考え漏れを防ぐために1つの問題に対して分解図を作り、あらゆる可能性を網羅する。 縦(時系列)と横(自・他)に比較する。 何かを決めるときは選択肢をシンプルに。条件を2つに絞り、「2×2マトリクス」にして考える。 思考のレベルを揃える。EX「アフリカの人口は9億人!」→なぜアフリカだけ大陸レベルなのか? 世間一般の基準ではなく自分にあったフィルターを探す。 データは見せようで印象が変わる。それに惑わされることなく元のデータをトコトン考える。 思考をグラフなど視覚化すると甘かった点が浮き彫りになり思考が深まる。 得た知識は整理して思考の棚にしまう。空いている棚はどこか常に意識しているとその情報に触れた時、気づきが早くなり情報が繋がっていく。
0投稿日: 2018.06.10
powered by ブクログもっと早くに読んでおけば良かった本でした。 非常にわかりやすい文章、構成となっていて、漫然と知識をインプットばかりして満足していた自分を脱却するための一歩となりそうです。
0投稿日: 2018.06.06
powered by ブクログ少し考えれば分かることかな、という印象。暗記で乗り越えられる受験と、そうでない社会人生活を書いたあとがきは良かった。
0投稿日: 2018.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
*印象的な言葉* ・人生の時間をできる限り売りたくない ・勝てる分野を選び、勝つ方法や手に入れるための工夫を考える。 ・人生は何かを成し遂げるためにあるのでなく、楽しむためにあるものである ・人生の問題の解決法とは1.逃げる 2.忘れる 3.お風呂に入ってビールを飲む ・「権威に選ばれる」という発想をしている時点で、その他大勢入り確定である ・人生で何が大切かは忘れたくない ・自分がどう生きたいのか案外わからないからこそよくよく自分に問う ・自分の持っているカードでいかに楽しく生きるか 思考の量が大切だ ・働き方のコントロールを持てるようになること ・ミスったら次に同じミスが起こらないようにどう仕事のやり方を変えるの、それを考える ・仕事に関してこだわりがなかったとしても、生活スタイルには具体的にこだわりたい。 23歳から働き出して43歳には引退するという引退生活を送りたい⇒効率よく稼ぐ方法を考える 人生の時間をできる限り売りたくない 勝てる分野を選び、勝つ方法や手に入れるための工夫を考える。 人生は何かを成し遂げるためにあるのでなく、楽しむためにあるものである 人生の問題の解決法とは1.逃げる 2.忘れる 3.お風呂に入ってビールを飲む 「権威に選ばれる」という発想をしている時点で、その他大勢入り確定である 人生で何が大切かは忘れたくない 自分がどう生きたいのか案外わからないからこそよくよく自分に問う 自分の持っているカードでいかに楽しく生きるか 思考の量が大切だ 働き方のコントロールを持てるようになること ミスったら次に同じミスが起こらないようにどう仕事のやり方を変えるの、それを考える
0投稿日: 2018.03.25
