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宵山万華鏡
宵山万華鏡
森見登美彦/集英社
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総合評価

423件)
3.9
94
160
113
13
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夜行が好きすぎて、森見登美彦ホラー3作品のうちの1つであるこの話を待望していました。年末に時間ある時に読めてよかった。  まるで万華鏡が創り出す、幻想的で、どこか懐かしくて淡く寂しい、その中に自分が取り残されたような気持ちになりました。無限に続く宵山の世界、幾人にも増える赤い着物を着た女の子たちはまさに万華鏡が作り出す世界をよく体現していたなって思いました。(休日なら同じ毎日を繰り返してもいいかも笑)  ギャグテイストの方向で書かれていた「宵山劇場」も実はこの話全体にしっかりと関係していたのがあとになって分かって驚きでした。「偽祇園祭」を企画した乙川の目的はただの悪ふざけじゃなくて、意外にしっかりとしていたんじゃないかなって思いました。ぶっ飛びお姉さん山田川作の金魚鉾も舞妓も大坊主も何故か宵山世界にしっかり反映されてましたしね。  「柳画廊」は夜行でも熱帯でも度々出てきたけれど今回も出てきてくれました。杵塚商会の乙川とかいう謎多きこの男は今後別の作品にも出てきてくれることを願っています。 いつか祇園祭へ行ってみたくなりました。連れて行かれないように手はしっかり握ってないといけないですけどね。

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    こういう風に、短編でも微妙に繋がってる話が好き。 でも宵山から娘が戻って来ない話は怖かった。 華やかなお祭りの対称に底知れぬ怖さがあって。 それを垣間見た時にはもう万華鏡から抜け出せないのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幻想的なようでもあり、ちょっぴりホラーのようでもあるふわふわした掴みどころのない連作短編集でした。森見さん特有のオモチロイ文体ではなかったので最初はあれ?と思いましたが、読んでみるとモリミーワールドは健在でした。お祭りの日独特の現実と異世界が混ざり合ったような雰囲気が色濃く感じられます。モリミーワールド独特のユニークなキャラクター達(特に乙川さん)が良い味を出していると思います。賑わいと不思議な雰囲気のある、祇園祭宵山の1日を訪れたくなりました。

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    祇園祭の宵山を芯に据えた6つの連作短編集。『夜行』のような幽玄な幻想譚かと身構えれば、『四畳半〜』のようにいつもの悪ふざけが炸裂する話もあったり。森見さんの要素がぎゅっと凝縮されていて、この本を開くたびに無限に模様を作り出す万華鏡を覗く時さながらのワクワクした気持ちになれた。特に「宵山劇場」にも登場する、意味のないところに意義を見出そうと踠く徒労で愛らしい人物たちがとっても好き。

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    子供の頃、普段通っている道から外れてみて、それだけでも冒険気分になったり、気になる場所があるけど少し勇気が必要で、でも振り絞ってドキドキしながら行った事や人混みの中をはぐれないようにハラハラした事とか。皆さんもそういう体験ってありませんでしたか? 冒頭そういう記憶を甦させられます。 本書は不思議な感覚を感じつつ、懐かしくもあり、心地良く感じたり、おののかされたり、そう来たかと思ったり。 終始、祇園宵山も感じられ良かったですよ^_^

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宵山を舞台にいろいろと不思議なことが起こる連作短編集。 前の話で疑問だったところが次の話に出てきたり、同じ出来事が別口から語られたりとちゃんと連作してた。 私は宵山とか、京都とかについてあまり造詣が深くない。 でも、なんか不思議なことが起こりそうな雰囲気は似合うと思うし、十分楽しめた。 お祭りの人混みの中ではぐれちゃうのは良くないですね。本当に。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    なんだか不思議な話だった〜。短編の連作で、森見登美彦ってこんな話も書けるのかと思ったけど、やっぱりなんだかんだで、どたばだ喚きながら茶番を作ってる話が1番面白かったな。最後の方は、パラレルワールドみたいで、少しホラー要素があって最後どうなっちゃうんだろうとどきどきした。ちょっと全部を理解しきれないままだったのが残念かなあ。私が悪いかも。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    宵山に行く前に何か面白そうな小説でも読もうと言う感じ。読み終えぬまま、途中で断念して宵山観光(暑かった)に行き、なかなか読み進まず読み終えたのは秋。通りの名前を把握していたら更に理解しやすいだろうと思い地図を片手に読むことに。 短編どうしが繋がっているのを知らず、ループしているのも知らずに、それがわかった時から読むスピードが俄然上がる。この小説そのものがどこから読んでもいいのでは?そんな小説は初体験でした。 宵山の雰囲気、暑さ、湿度、ひといきれ、全て実体験と重なった。良かった。

    6
    投稿日: 2025.10.02
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    森見さんのホラーはよくわからない不思議現象が起こり、そしてそれがあまり説明されない。 なんだろう、こういうことだろうか、どういうことだろうか、と考えながら読み進むのが、楽しい。裏を返すと、説明されたい人には不向きと言える。 結局、人間は自分の想像力が一番恐ろしいと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.13
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    森見登美彦というだけで購入して読んでみるも序盤は物語の描写が読み取りにくく、もしかしたら読むのにエネルギーを使う難しめの本かもしれないと思った。でも中盤から短編同士の物語が節々で繋がり始めて読み応えありで読み終わって非常に満足しました。

    0
    投稿日: 2025.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都の実際の街並みを想像しながら読むとリアリティがあって、よりゾクゾクする。 宵山をテーマにしたホラー。 森見さんらしい、京都と摩訶不思議を織り交ぜた感じ。 いつもと違うなと思うのは、各短編を読み進めるごとに、宵山の真相がわかっていくこと。若干ミステリーチックな感じが珍しいなあと思った。  -----ネタバレ------ 姉妹妹:宵山さんに連れ去られかける 藤田くん:乙川くんに宵山様に処刑されるドッキリを仕掛けられる 小長井くん:乙川くんのドッキリの助っ人バイトとして奮闘 河野画伯:昔、娘が宵山様に連れ去られる ある宵山の日娘を万華鏡で見てから自分も宵山の日から抜け出せなくなる →娘と宵山様になった?? 柳さん:宵山様の万華鏡のガラス玉の部分を持っていたせいで、宵山の日から抜け出せなくなる 【宵山の真相の原理】 赤い着物の女の子たち(宵山様)に連れ去られると、宵山の日から抜け出せなくなる。 ------------------ 姉妹、おじさん、若い男性と女性、いろんな登場人物目線で物語が進んでいくのが面白い。 でも、乙川さんが藤田くんにかける、祇園祭司令部の宵山法度に違反して、宵山様に処刑されにいくっていう盛大なドッキリは、今まで見てきた、「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」を彷彿とさせた。笑 ここだけ、伏線もほとんどないからおまけページ的な感じなのかな? おもしろかった! だんだん情景描写をちゃんと落とし込んで読むのが苦手になってきてて、それは私の問題だけど残念

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    最初の書き出しとか最高にワウワクして手に取ってしまうのに、いつも難しくて読みきれない森見登美彦。 短編でよかったです....。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    #宵山万華鏡 #森見登美彦 森見作品には、四畳半シリーズに代表される「愛すべき阿呆らしさ」の作品群と、「夜行」、「熱帯」等のホラー風味をまとう作品群がある。本作はどちらかといえば後者の方か。しかし両者に通底しているのは、京都という街の「異界」性。京都の夜の闇に潜むものへの畏怖が横たわっている。宵山の絢爛な混沌を楽しんでほしい。 #読書好きな人と繋がりたい

    1
    投稿日: 2025.05.18
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    森見ワールド過ぎてすごかった。よくわからないのに最後まで読んでしまって、読み終わったけどよくわからない(笑) この雰囲気は森見さんならではだな〜、、、

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    友人にプレゼントしてもらった。 お祭りって賑やかで楽しい反面、不思議で怪しいイメージもある。初めての森見作品、そんな雰囲気のある世界をとことん楽しめた!京都、宵山に行ってみたくなる作品。

    1
    投稿日: 2024.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

     幼い姉妹が助かったのは救い。  雰囲気は暗くないけど、宵山に取り込まれた人たちは帰って来れないことを考えると悲しく怖い話だった。  取り込まれた人たちが住人になったにしては宵山に人が少ない。どうなってしまったんだろう…。  神隠しの話だと思った。  

    0
    投稿日: 2024.11.15
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    最初の一編だけ読んだ時はつまらなくて読むのをやめてしまったけど、全体を通してみると繋がりがあって面白い。 不気味な話、バカバカしい話の落差が激しくて混乱する(褒め言葉)。 来年は祇園祭に行こうと思った。

    0
    投稿日: 2024.11.08
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    短編を一つ一つ読んでいくごとに、宵山で起きたことの全容がみえてくる。 恐ろしくも美しい、摩訶不思議な世界中。

    1
    投稿日: 2024.10.30
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    バレエ教室の帰り、ある小学生の姉妹が宵山という 夢と幻想の世界に迷い込む。全6編の連作短編集。 それぞれ色が違う、まさに「万華鏡」といった話が 連なり、同じような時間軸で各話が交差しており、 最終話を読んで全容が分かる構成となっている。 初の森見登美彦作品でした。 個人的には、3つ目と4つ目の乙川の話は、キャラが良く(漫画的で)特に面白かったです。 京都の土地勘があればより楽しめるのかな、何となく好みが分かれそうな作風かな、と思いました。

    13
    投稿日: 2024.09.07
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    宵山とは、祇園祭のメインとなる山鉾巡行(7月17日・24日)の3日前・前々日・前日の総称で、いわば前夜祭のようなもの。 京都に住んでいた頃は真面目な学生だったので、その頃は期末試験の勉強に勤しんでいた。だから宵山に行ったことが無いのは仕方がない。真面目な学生だったので。 6年間住んだけど1度も行ってない。 京都の思い出は色々ある。 特に家から近かった銀閣は格別で、悠久の侘び寂びを感じられ、苔の木陰道を歩くと涼しく、心が洗われる。 鞍馬は1番好きなところで、叡山鉄道に小一時間揺られると街の喧騒は遠く、すべての音が小さく、しかしはっきり聞こえる。踏んだ落ち葉が割れる音。踏んだ土がキュッと鳴る音。鳥の鳴き声、羽ばたき。吐息。鼓動。 京都はいいところ。他にも素敵な場所はたくさんある。北野天満宮の梅も永観堂の紅葉も小綺麗な小池通りもぶっとい五条通りもオシャレな白川通りも全部いい。人が少ない時を狙ってまた行きたい。 行った思い出もあれば行ってない思い出もある。京都はいいところ。 祇園祭は特にそう。祇園祭の思い出といえば、四条烏丸の塾講バイトの行き来、7月になるとめっちゃ暑い。そしてなにやら祭りの音頭が漂っていて、普段は大都会なのに洋服では無く、ハッピ野郎、ハッピガールが湧いてくる。 楽しそうな奴らや。 そんな思い出しかない。 この本を読むと自分の話をしたくなる。 読んだ感想もいいけど、読まなかった感想を述べたくなるのもいい本だと思う。思い出と同じ。 肝心の本の話をすると、この世界観はめっちゃ好き。この書き方も好き。ある宵山を別の人物から描いた6編やけど、それぞれ繋がっていて描き方も書き口も違って雰囲気も違って、喜怒哀楽も喜悲も違って、頑張り方も頑張らなさも違って、幼心もあり、兄弟愛もあり、青春もあり、親子愛もあり、老年の心もあり。 幻想的で異世界味のある宵山に、現実の世界の全てが詰め込まれた逸品。

    0
    投稿日: 2024.08.16
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     かなり好きだった。 祇園祭の宵山に起こる不思議な出来事を寄せ集めたオムニバス形式。  とくに、『宵山回廊』が気に入った。 宵山の美しさと妖しさ、物語のそこかしこから立ち昇る不穏な予感、登場人物それぞれが抱える微妙な心境、全部が泣きそうになる。  宵山の夜は、本当に不思議な世界に繋がっているのではないか?と思わせてくれる。  すぐ再読したくなり、なかなか読むのを止められず、ループしてしまう。これぞ宵山的現象かもしれない。

    0
    投稿日: 2024.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃタイムリーだった。大体群像劇だったけど違うところもある。ホラー味のある方が本のメインっぽかったけど、イタズラいっぱいのふざけてる話の方が好き。

    0
    投稿日: 2024.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先に「夜行」を読んじゃったから少し似てるものを感じたけどこっちのが全然古いんだね。森見さんのこういう繋がってなさそうで繋がってる、みたいな話だいすき。祭りの喧噪に紛れて不思議なものが紛れるっていうのよくあるけど森見節が効いてて楽しかった。京都を旅したくなったな~。 金魚の話で脳内がポニョの妹たち?浮かんだ(笑)

    0
    投稿日: 2024.06.19
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    祭りの怪しさ! 森見さんらしい独特な表現で描かれる祭りの話。色んな視点から絶妙に絡まり合うのが面白い。

    0
    投稿日: 2024.06.11
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    京都の宵山の日の幻想的な物語 お祭り独特の、心が騒ぐような、不思議な、異世界のような雰囲気が伝わってきます 色や音が目や耳に流れてくるよう それでいて、森見登美彦さんらしいユーモアもあって、よかった〜

    8
    投稿日: 2024.05.11
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    森見登美彦ワールドにハマるきっかけとなった本 当時京都に引っ越ししたてで京都生活への夢が広がった思い出の一冊 短編集(一応)なので言い回しが難しい森見登美彦作品の中では読みやすい、かも、、、?

    0
    投稿日: 2024.04.25
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    森見登美彦さん「宵山万華鏡」読了しました〜! 森見登美彦の笑いなしの真っ向勝負な森見ワールド。小長井×山田川組が尊すぎる。 「小長井のエンジンは山田川敦子無しには起動しないのであった。」 彼女たちは客席から見るバレエよりも、幕の陰から見るバレエの方が好きであった。それは何だか神秘的に見えた。 彼女たちが走ったあの宵山でも、本当の宵山の片隅で、摩訶不思議な出来事が赤い衣を翻し踊っている。

    0
    投稿日: 2024.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024年 鑑賞作品 No.3 《感想》 森見ワールドにおける二系統の融合。 背筋がゾクっとするような静寂の奇怪な世界とコメディーチックなドタバタ奇天烈劇場を同時に楽しむことができる作品だろう。 すべてが横につながっているようで、見る角度によって様々な形に変形して、全く異なるものを見ているような浮遊感。 まるで万華鏡を覗いているようだ… いや、どちらかというと万華鏡によって私たちは見られている側かもしれない。。 《印象に残ったシーン》 ▼ 妹が宵山様たちに付いて行こうとするシーン 宵山様たちがぷかぷかと浮かぶ様が脳裏に浮かぶ。 そこにお姉ちゃんが妹を連れ戻しにするシーンが、非常にドラマチックで現実的でハラハラドキドキしてイイ!! 宵山様たちが人と人の間をすり抜ける描写や手汗の描写は実感をもって想像できるほど繊細で具体的。 最初の疑問が最後に回収されるのもいいし、かといって理解できたかというともやもやが残るのも、森見さんのやめられないところだ。 《MVPキャラクター》 ▼ 乙川さん 偽宵山では無意味に壮大なドッキリを仕掛ける仕掛け人。 一方、骨董屋としてはあちらの世界とこちらの世界を仲介する商売人として、主人公の前に現れる。 同じ人間とは思えない強弱に惹かれるなあ。 《ぐっときたフレーズ》 藤田「こんなことをして何の意味があんの?」 乙川「よくぞ訊いてくれた。意味はないね、まったく」

    0
    投稿日: 2024.02.04
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    森見登美彦さんの小説を初めて読んでみました。 よくわからなかった…… これが森見ワールドというやつなのか 想像しにくい箇所があり(私の想像力が乏しいからなのかもですが笑)挿絵とかあれば楽しめたかも?

    5
    投稿日: 2024.01.08
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    「きつねのはなし」と「有頂天家族」がお気に入り。 久しぶりに読んだのが偶然にも宵山。 万華鏡ということから、キャラを狭い空間に 放り込んで、覗き見た世界というのでしょうか。 仕切られた世界と、隣り合った世界。 全部読んで初めて納得できたんだけど、最初は とっ散らかり過ぎて、気味が悪かった。 遠野物語とも、常野物語とも違う異質な恐ろしさ。 子どもと赤い浴衣と兵児帯のヒラヒラが、金魚の 尾びれと重なって、強烈に刷り込まれた感じ。 これは合わなかったぁ~

    2
    投稿日: 2023.11.26
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    (借.新宿区立図書館) 連作短篇集であり他の宵山関連作品(長篇)と比べて異世界感が強くユーモアは少なめ。

    1
    投稿日: 2023.10.13
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    不思議な世界と仕掛けがしてあって面白いんだけど、森見登美彦に求めているのはこういうのではないという気持ちもある、 同じようなものばかり書いてもしょうがない気持ちもわかるけれども笑

    0
    投稿日: 2023.09.20
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    「宵山金魚」「宵山劇場」はいつも通りの荒唐無稽なバカバカしさで安心して読むことができたんだけど、宵山姉妹の話になるといつもと調子が違ってついつい深読みしようとしてしまいオイラが迷子になったみたいになってしまった。この際、京都に行ってホントに迷子になるのも面白そうだ。今度、京都に行くことがあったらきっと森見登美彦の小説をたどるだろうな。しかし、森見登美彦の物語の多くが京都を舞台にした奇想天外な話であるとわかっているのに飽きもしないで同じような物語を待ち望むオイラってなんなんだろう。

    0
    投稿日: 2023.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一章一章が40ページほどの短話集であり、集中力のない自分でもとても読みやすかった。全体の構成は桐島部活やめるってよのような一つの出来事について多面的な視点から眺める感じ。 四畳半が大好きなので、無限ループネタがあったり小津のような乙川が出てきたりと既視感を感じつつも楽しめた。 最後の宵山万華鏡はフィクション色が強くて上手く話についていけなかった感がある。大坊主とか舞妓とかは乙川たちの演出じゃなかったの?あれ? 全体として宵山に関する知識、京都の地名に関する知識があればもう少しリアリティを持って読むことができたかもしれないと思った。

    0
    投稿日: 2023.09.14
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    祇園祭の宵山。楽しいはずのお祭りで、別世界へ行ってしまったような気になる。 今も誰かが、宵山に迷い込んでいるかもしれない。

    1
    投稿日: 2023.08.21
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    宵山を舞台とした不思議だったりちょっと怖さがあったり、阿呆な話。短編ですがすべて繋がっているので読み進めるとそれぞれの話の表と裏、側面などがわかっていくのが面白い。 同著者の「きつねのはなし」のような感じでした。

    8
    投稿日: 2023.07.29
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    幻想的怪異と阿呆大学生の奇想天外な企み。 なーる。 森見ワールドの全てが味わえる贅沢な連作短編。 京都への羨望がより強まってしまった。 なんて魅力的な場所。

    24
    投稿日: 2023.07.22
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    森見ワールドです。 「四畳半」みたいなワチャワチャもあれば 「夜行」みたいなゾワッとする話もあり… 森見さんならではの最後では繋がるといった感じですが,ちょっと怖いままで終わる所もありました。

    3
    投稿日: 2023.06.28
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    関係ないようで実はどれも繋がりのある連作短編。特に好きだったのは「宵山金魚」のサイドストーリー的立ち位置である「宵山劇場」。こんなに手の込んで馬鹿馬鹿しいものがあるか、と面白かった。「宵山万華鏡」ではまんまと騙された。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 祭りの夜に、何かが起こる。森見ファンタジーの真骨頂! 姉妹の神隠し、学生達の青春群像劇、繰り返される一日からの脱出など、祇園祭の京都を舞台に様々な事件が交錯し、全てが繋がってゆく。万華鏡のように多彩な宵山の姿を楽しめる、連作中篇集。

    3
    投稿日: 2023.06.24
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    森見さんの描く京都世界の怪談チックな部分と阿保チックな部分とがパラレルに折合わさった、可笑しくもあり、しかししっかりと不可思議な余韻を残す、いい物語でした。

    1
    投稿日: 2023.06.09
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    ◆祭りの想い出◆ 宵山祭りの熱にうかされて、夢の世界に迷い込んだような姉妹。章ごとに登場人物が変わり、時間軸がずれるような感覚に陥ります。段々とその仕掛けの謎に「そういうことだったのか」と引き込まれていく物語です。お祭りに心が躍る一方で、なんとなく物悲しく湿っぽさを感じるのは、日本のお祭りの特徴でしょうか。子どもの頃の無邪気な想い出ばかりではなく、一緒にいた人を懐かしく想う、お祭りにはそんな一面が確かにあります。

    0
    投稿日: 2023.06.05
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    元々森見登美彦さんは苦手で、でもとあるきっかけでこの本を読んでみたくなって手をとった本。 正直最初は、わ、出たこの文章の読みにくい感じ。独特な世界観。と思いながら読んでいたけれどいつの間にかハマって、むしろ森見登美彦さんの他の話も読みたくなってしまった。 宵山金魚から完全にハマった。 山田川さんの妄想が炸裂して止まらないのと同じ様に、森見登美彦さんも溢れる止まらないイマジネーションをいろいろな作品にぶつけまくってるのかな。 あれもこれもという世界観が、情景のアイディアが止まらないのかな、という描き方。 私は日本の夏、夕方、夏の夜、祭、この辺りのワードが大好き。こういう情景を想像、体験することが至高。まさにこの話はそのテーマの中で繰り広げられる話で、とってもよかった。楽しいエンターテイメント。 夏にもう一度読みたいな。 そして京都に行きたくなるな。

    0
    投稿日: 2023.04.12
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    とっても好きなお話だった。 京都は修学旅行でしか行ったことがないから、地理も宵山祭りの雰囲気も分からないんだけど、読むどんどん頭に浮かんできて楽しい! それに、別の本で出てきた人などもチラッと登場していて見つけると再会した気分になり嬉しかった。 全てのお話に赤い浴衣の女の子たちが出てきて、最初は可愛らしく想像していたのに最後は怖かったな。

    0
    投稿日: 2023.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都の祇園祭の宵山を舞台に、色々な人が幻想と現実が入り乱れる不思議な事件に遭う物語。 事件というものの、物騒なものではなく幻想と現実がわからなくなり、章末の最後にはちょっとゾッとような事件。 青少年の文庫本だから、本自体が小さく、かつ文字が小さくたくさん書いてあるため、目が途中で疲れる。 また、よくわからない表現も所々あり想像しにくかった。

    1
    投稿日: 2023.01.26
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    森見登美彦の得意なコメディとホラー、いつもは作品ごとにしっかり区別してるイメージがあったけど、今回は入り混じった短編集になっていて新鮮だった。でもやっぱりこの作者はコメディ一辺倒の方が好みかな。

    0
    投稿日: 2022.12.28
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    なんとも不思議な世界に迷い込んだ、と思った。不安になったりアホらしくなったり、森見登美彦ワールドを楽しんだり、ふいに暗さに放り込まれた気分になったり。まさに万華鏡。夏の始まりの京都の暑さを思い出しながら、喧騒と静けさがたまらず、続けて2回読んだ。この人の本を読むと、京都行きたくなる。行くたびにそんなにいいもんでもないなと思うのに、思い出すとやっぱりすごくよかったと思う。ほんとに不思議なところ。そして不思議な森見登美彦氏。不思議ってめちゃくちゃ楽しい。そんな話。

    1
    投稿日: 2022.11.23
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    短編だけど所々繋がっている。 「夜は短し歩けよ乙女」を知っていると 面白さがより感じられる所がある。

    0
    投稿日: 2022.10.10
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    宵山という一つのイベントを色々な人がそれぞれの視点から描いた短編集。 現実的なお話から空想的お話まで色々なレベルがあるにも関わらず、うまく混じり合っている雰囲気がすごい。 個人的には、宵山金魚~宵山劇場にかけた、一世一代の騙しネタが良かったです。

    0
    投稿日: 2022.10.07
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    【祇園祭と宵山の神様とは…】 歴史あるお祭りなので、神様がたくさんいらっしゃっているのだろなぁと思いながら、楽しくも少し怖い物語でした。

    0
    投稿日: 2022.09.17
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    正確には星3.8。 森見さんの世界が広がっていた。 そして、短編集なのだが、一つ一つの話がつながっていて面白かった。

    2
    投稿日: 2022.08.20
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    モリミンワールドが楽しい短編小説 でも少しずつお話がつながっていてそこを確認しながら読んだ。 祇園祭が最近あったからこの時期に読むべきですよ皆さん^_^ 今年は京都の祇園祭に行けなかったけど来年は絶対に行く!!!!!駒形提灯とか蟷螂山とか見てみたいなぁ。 Googleで宵山の写真を見まくって感情移入しました。 森見登美彦さんの怖さは怪談的なこわさでミステリーとかの怖さではないので楽しい。 宵山劇場が一番好きな話です〜! 次は恋文の記述読みますー

    1
    投稿日: 2022.07.26
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    もうすぐ夏祭りの時期だし、現実が現実すぎて毎日泥のように眠り何が何だかわからない夢みたいなものは久しく見ていないので、ファンタジーを求め手に取ったのがこの本。十年前くらいに一度読んでいるが、ほとんど内容を覚えていなかった。乙川の存在の様に何かこう現実とは全く関係ないあらゆる混沌に身を沈め、自分自身を客観的に見るきっかけを得るのにこの本はちょうどいい感じだ。十年前(小学生)に読んだ時には京都の葵祭にいつか絶対行こうと心に誓ったものだが、関西に住みながら十年たった今でも葵祭には行けずにいる。今年こそは、、、!

    1
    投稿日: 2022.06.28
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    鮮やかで不思議でちょっと怖い世界に取り憑かれたように一晩で一気に読んでしまった。時間を忘れて万華鏡を覗いていたような感覚。 宵山、楽しみにしてたけど少し怖くなった、違う扉を開かれてしまった感じ。美しいと思っていたもの、赤い浴衣、金魚、風船、山鉾、灯り、コンチキチン、全部恐ろしく感じてしまう。 最後に世にも奇妙な物語のメロディが流れてくる気がする。 「頭の天窓が開く」この表現は好き。

    0
    投稿日: 2022.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    連作短編集。宵山で遭遇する不思議な体験。表紙に描かれた姉妹の話が好き。心配性な妹と積極的な姉。性格は正反対のようで仲良しな様子が微笑ましい。妹サイドの「宵山姉妹」から始まり、各話が少しずつ絡み合って、姉サイドの「宵山万華鏡」へと繋がる。人間による大掛かりな悪戯は、さながらホラーアトラクション。エキセントリックな人間が目立つためか、宵山様は別としても、人外らしき存在のほうが良心的に見えた。

    1
    投稿日: 2022.06.08
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    宵山にまつわる6編のお話は、どれも煌びやかな宵山の風景が浮かぶような素敵なお話で、それぞれが繋がっていくのを楽しみながら読めた。 読み進めていくうちに、宵山姉妹で金魚のような赤い浴衣の女の子らに妹が連れて行かれそうだったのは恐ろしい場面だったのだとか、その中に京子がいたのだとか、柳さんが疲れている様子だった理由だったりとかがわかってきて、伏線を回収していく気持ちよさがあった。 それとともに、乙川さんの秘密であったり、宵山の真の姿も明らかになり、山田川のイマジネーションの凄さを思い知るなどした。 華やかなお祭りの裏で妖しく悲しい、宵山に囚われた人々もいて、宵山のいろんな姿を楽しませてくれた本だと思った。 実際の宵山に行ったことはないが、行ったような気持ちであるし、本当に行ってみたいと思う。 その時には知らない女の子たちにはついて行かないよう気をつけたいと思う。

    0
    投稿日: 2022.05.28
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    不思議な話。ぐいぐい世界観に入り込む。森見作品読むたびに京都に行きたくなる。しかし美しく恐ろしい感じも植え付けられるなあ。たまらない。

    0
    投稿日: 2022.05.10
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    伊坂幸太郎みたいに話と話が繋がる短編集。 こーゆー1つの舞台でそれをするっていうのがすごいと思う。けどやっぱり描写が想像しずらいのは私だけ?

    0
    投稿日: 2022.04.28
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    久々に読んだ森見登美彦作品。京都の宵山を舞台にした連作短編集。 現実と幻想の境目がぼんやりした、まさに森見ワールド。宵山回廊、宵山迷宮は少し怖かった。 コロナのせいでこういう大規模な夏祭りご無沙汰だな…子ども連れて家族で行きたいなぁ。

    0
    投稿日: 2022.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都宵山を舞台にした6つのお話、 ぞわっと不気味な話や、祭りの幻想的で非日常な雰囲気で起きる不思議な話、阿呆らしい話、切ない話‥ 特に、無駄にでかいスケールで宵山にやって来る友人を騙す「宵山金魚」と「宵山劇場」が面白かった。 2022年2月23日

    7
    投稿日: 2022.02.23
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    森見さんはきっと見える人なんでしょうね。 これ、怖い話なしかと思ったら、結構 『きつねのはなし』とまではいきませんが、ゾワゾワするところありました。 でも全体に綺麗で品のある怖さなんですよね。

    1
    投稿日: 2022.02.09
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    お祭りに行きたくなりました。歴史情緒あふれる京都の街並みを提灯の朱色の灯りが照らして、きっと幻想的な光景になっているのだろうと思います。 個人的には宵山少女と宵山金魚がお気に入りです。 真っ赤な浴衣にゆらゆら揺れる帯、まるで泳ぐように道行く金魚みたいな女の子達。見掛けたら追い掛けたくなってしまう事でしょう。子ども特有の想像力豊かで感情の起伏が激しい感じも可愛いらしかったです。不可思議でちょっと怖くてわくわくする、とっても素敵な世界観でした。

    1
    投稿日: 2022.01.16
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    それぞれの短編が宵山の一晩を微妙にずれた角度から切り取っていて、全体を通してくるくると万華鏡を回しながら宵山を覗いているような気分になった。読み進めていくうちに全体像がぼんやりと見えてくるのだけれど、万華鏡を通してみるみたいに、断片的ではっきりとはわからない。そんな不思議な余韻のある物語だった。 短編集だが、全てリンクしていて、「宵山金魚」と「宵山劇場」では偽宵山についてそれぞれ騙された藤田くん目線と計画し作っていく側の目線で書かれている。『夜は短し歩けよ乙女』の偏屈王の劇や『太陽の塔』の高藪が登場し、他の森見作品との繋がりも楽しめた。「宵山回廊」と「宵山迷宮」は宵山の日に閉じ込められてしまうお話で『きつねのはなし』に似た妖しく不思議なお話だった。「宵山姉妹」と「宵山万華鏡」も対になっていて、宵山ではぐれてしまう姉妹のお話が妹目線と姉目線で語られている。

    0
    投稿日: 2021.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 祇園祭の宵山を舞台にした連作短編集。 不気味だったり不思議だったりな話が多い中、祇園祭を知らない友人を騙す話だけいつもの森見節が効いてて浮いてる。

    0
    投稿日: 2021.11.10
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    覚書 夜は短し歩けよ乙女、四畳半神話体系、有頂天家族のような軽快な森見登美彦さんの作品を想像して読むと少し他とは印象が違う作品。 共通しているのは、 一冊の中で宵山の日を舞台に、様々な人の出来事が書かれていて、読み進めるとそれぞれの舞台裏が描かれているようになっているところ。

    0
    投稿日: 2021.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全ての短編作品が所々繋がっていたり、対になっていたり登場人物の主人公が各々異なっていて、宵山を覗く万華鏡のようでタイトル通りだと感じた。 著者の京都観が非常によく伝わる作品で、 不気味で奇妙な世界の中で、宵山の高揚感と幻想のような空気感、不気味さもあり、一つの一つの話がうまく構成されているように感じた。 →宵山金魚は、宵山で迷子になる(閉じ込められていた?水晶玉が外れていた間)話で、面白さと物悲しさや切なさといったものがうまく混在してるように感じる。

    0
    投稿日: 2021.09.03
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    ヒヤリとする場面もあり、読み終わった後は楽しいお祭りに行ってきた気持ちに。 森見さんの小説を読むと、京都の街を散策している気分になる。

    0
    投稿日: 2021.08.31
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    「宵山姉妹」 バレエ教室の帰りに宵山のお祭りに出かけた女の子は、人ごみの中で姉とはぐれてしまう。姉を探すうちに真っ赤な浴衣を着た女の子たちに出会い……。 「宵山金魚」 主人公藤田の友人乙川は京都に住んでいる変わった男だった。藤田は過去二回、乙川に宵山の案内を頼もうとしたが、2回ともはぐらかされてしまっていた。そこで今回は一人で回ろうとする藤田だったが、乙川は祇園祭にはいろいろとルールがあるから慣れない人間には危険だと言い、荒唐無稽な話をする。しかし、藤田は実際に目を疑うような祭りの裏側に巻き込まれていく。 本物偽物問わず京都っぽい日本っぽいものの描写にあふれていてごちゃごちゃしている。深緑野分の『この本を盗むものは』が似ている。わけのわからない目まぐるしさ。 「宵山劇場」 一方そのころ乙川は。 「宵山回廊」 千鶴の叔父は画家をやっていて、彼の娘は宵山の祭りで行方不明になってしまっていた。叔父は宵山で娘の姿を見たといい、その姿を追ううち、宵山の日を繰り返すようになってしまったと話す。 「宵山迷宮」 千鶴の叔父がお世話になっている画廊の柳もまた、宵山の日を繰り返していた。乙川という男が探している柳の父の遺品が関係しているらしいが……。 「宵山万華鏡」 「宵山姉妹」で妹がはぐれているとき、姉は何をしていたか。これまでの短編に登場した人物によく似た人物が登場するがどうやら様子が違うようだ。 いつも通り京都を舞台にしていて、今回は宵山に関連していることも共通している。 しかし、すべてが続編というほどの繋がりはないし、物語の雰囲気も大きく違う。 お祭りというものは華やかである一方、少し目を脇にやれば暗い不気味な一面も見せるものだ。 本作は複数の短編を通して宵山の世界観を表現しており、各短編が一つの作品であると同時に、短編集としても一つの作品を形成している。

    9
    投稿日: 2021.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ――  万華鏡繋がりで。嘘。  あさぬまってまだあるの?  観光が死ぬことの恐ろしさは、その土地にお金が落ちないことだけじゃなくて、その土地を感じ、識る機会が失われてしまうことにこそ大きい。  祭りなんて特にそうで、その文化的成り立ち、習俗、祀ることに伴う建築や工芸が一時に失われると思うと、大変。かといってこのご時世、いやそうじゃなくても、無理矢理にでもやるべし残すべし、という話ではなくて、どちらかというとその裏に居るひとびと、のことを思っている。おまつりさわぎ、の裏にはいつだって、ものがたり、ものづくるひとたちが居るのだから。  毎度あんまり関係ない話になるけれど、沖縄や北海道に行くのと、京都や金沢に行くのと、伊勢や出雲に行くのとでは目的が違う。ざっくり。目的の比率が違う、と云ったほうが正確かな? 旅の究極は無目的だと思っているところもあるけれど。うーん本当か? 結構欲にまみれているような気もするし、けれどこれまである旅先の思い出、ってだいたい思いがけなかったものばかりだというのも確か。というかもっと沢山気楽に旅できるくらいの生き方をしてくればよかったなとも思っている反面、そこまでアクティブじゃないことも自覚している。というか行きたい、を自分の意志だけで叶える力に欠けている。ほんとの意味でのノマドみたいな。そこにいても、どこにもいない。  まぁ実際のところすーぱーいんどあマンとしては、この頃見掛けるオンライン旅行? バーチャル旅行みたいのも全否定というわけではなくて。むしろ特に歴史を追う、であるとか所謂聖地巡礼(違う)的な旅行だったら物理的な距離や移動手段考えなくていいぶん楽なんじゃねぇか? とか思っちゃうんですけど、いやでも美味しいもの食べられないのは辛いかぁ。スタジオに現物ご用意しました! じゃぁねぇ? しかし少なくとも、ここは実際に行こう、ここは知ってればいいか、という判断基準にはなるんじゃないかと思っている。効率厨だからな…  そういう意味じゃ、オンライン旅行で京都には行く気はしても、沖縄に行く気はあんまりしない。伊勢や出雲は面白いところで、なんでか霊的なものを感じてしまうのでやっぱり直接行きたい。なんだか肉体の限界を感じる。うーん。  あっレビューだった!  そんなわけで季節柄、宵山万華鏡でした。  森見さんの代表作と云えるんじゃないかしら。名刺代わりのなんたら、ではないけれど手軽なア・ラ・カルト。ひとつずつ食べても美味しいし、自分好みのコースに仕立ててもよし、というのは案外的を射たかも。これを連作短編と読むかパラレルな別の物語と読むかは自由、というかどちらに読んでも楽しめるからお得かも。  怪しく、鮮やかな色彩。  ひとまわりする毎に、結ばれる像がまた少しずつずれていく万華鏡のように。同じに見えて同じでない、違って見えて重なる世界を抜けて、さて勇気を出して周りを見渡してみよう。  やっぱり「宵山劇場」がいちばん好みかなぁ。冒頭のものづくるひとたち、のイメージもそこから。とても映像的で、躍動感のある登場人物と物語のハリボテ感が素敵。腑に落ちる小説っていうのはこういうのを云うのだなぁ。  いま津々浦々に残っているお祭の起源のなかに、こういうのがひとつくらいあってもおかしくないと思っている。虚構の史実化、というのは昔からのテーマのひとつ。タイムマシンを作る動機としてはばっちりですね。  季節的な贔屓目も入れて☆3.6  ところでカテゴリ、ファンタジーじゃないか…? なんていうんでしょうねこういうの。カテゴリ森見であるな。

    0
    投稿日: 2021.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不気味!!!タイムリープ(ループ)!!! 大好き!!!!笑 乙川くん達に騙されたー、私も阿呆だあはは〜って思ってたのに段々「待って待ってあの劇団も実は宵山の中では?え?外?」って混乱してしまいました。 私の中で、人が多くて煩わしいだけやった祇園祭(失礼ミアネ)が、緋色と熱気をはらんだ別世界のお祭りに変わったので 来年こそは見に行きたいなぁ。 蟷螂が乗ってる鉾が一番見たいです

    0
    投稿日: 2021.07.28
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    森見登美彦作品8作目です。 読んでて不思議な気分になりました。万華鏡を覗いているような、そんな感じのお話で、繋がっていないようで繋がっている一夜の出来事を楽しませてもらいました。ちょっぴりホラーな部分もあり、私が今まで読んだ彼の作品のテイストとは若干違ったこともあって驚きましたが、今回も読み応え十分でした!

    3
    投稿日: 2021.07.27
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    何を読んでいるのかよくわからないうちに、なんとなく読み進めてなんとなく終わる。 迷い込んだお祭りみたいに。 七月の、この時期に読んでよかった。

    0
    投稿日: 2021.07.23
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     夏っぽい爽やかな本を読みたくなったが、7月中旬のこの時期ならやはり「宵山万華鏡」を読まないと。楽しいはずのお祭りが、こんなにも不思議で恐ろしい世界に変貌するなんて。いつもの意味のない阿呆話もあるが、「宵山回廊」などのゾクっとする話が印象的。乙川の印象が話によって180度変わってしまうのも怖い。宵山に閉じ込められるなんてただでさえ怖いのに、あの蒸し暑さと人混みが永遠に続くなんて想像するだけで気が滅入る。  舞台がちょうど前職の職場付近なので、想像が鮮明に働くのも良い。夏になると読み返したくなる1冊。

    0
    投稿日: 2021.07.21
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    幻想の中に密かに入り交じる恐怖。この作品を一言で表すなら、私的にはこんな感じ。少し回せばまた違った宵山。というわけで、宵山万華鏡。良いと思います。個人的には乙川くんは何者なのかが気になるところである。超金魚を作り出した張本人であることは勿論、宵山を繰り返す世界のなかで、柳さんにとっては乙川くんはキーパーソン的存在であったのではなかろうかと。

    0
    投稿日: 2021.05.08
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    最後の宵山万華鏡で、混乱しかけた それぞれが繋がってないようで繋がっているよう 宵山、祇園祭に実際に行きたくなった

    0
    投稿日: 2021.03.30
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    『四畳半神話体系』と『きつねのはなし』を混ぜたようなかんじ。話ごとにテンションが違うのが面白かった。読むだけで宵山の熱気が伝わってくるようで、いつか行ってみたいなと思った。

    0
    投稿日: 2021.03.26
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    一つの場所で、いろんな人の視点での物語が語られている。特に気に入っているのは、ブックデザイン。ブックカバーと本に印刷されてる表紙の絵の雰囲気が違くて、美しさとその怖さや不気味さが良い。

    0
    投稿日: 2021.03.20
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    祇園祭を色んな人の視点から描く。 舞台は同じだが場面が違う。 それぞれの話が少しずつつながっていて、読み進めるほどに面白くなっていく。 個人的には宵山金魚からの宵山劇場の流れが面白かった。宵山金魚の不気味な感じが、宵山劇場につながり、一気に森見登美彦らしいノリになった。

    0
    投稿日: 2021.03.06
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    宵山、今年こそは行ってみたいものである。。。 願わくば自室のベランダから麦酒片手に四条界隈の喧騒を落ち着いて眺めたいものである。。。。。

    0
    投稿日: 2021.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都で学生時代を過ごした者にとって祇園祭宵山は特別な意味を持っている。 私も一度訪れたことがある。間違いなく、人が多すぎて、慣れない下駄の鼻緒が痛くて辛かったに違いないのだけれど(だからこそ一度しか行かなかった)、そんなことはもう忘れた。覚えているのは、薄墨色の空を背景に浮かび上がる山鉾の提灯、シャンシャンと響く祭囃子。 宵山に限らないかもしれないが、日没前後の提灯は何だか怪しい雰囲気を持っている。 「宵山万華鏡」は、前半は一瞬コメディの雰囲気を醸し出すが、全体としては奇怪な世界の物語。 宵山が舞台であることがひどくしっくりくる小説だった。 最初、不思議な世界の話が描かれるが、中盤で若者たちの馬鹿騒ぎによってその種明かしがされたのかな? と思いきや、最後に向けて、まだ謎が深まって終わる。 科学が力を持つこの世界では、なににでも説明がつくのが当たり前かのように思ってしまう。 「宵山万華鏡」の中では、説明がつかない謎が謎のまま残されて終わる。ちょっと考えてみて合理的な筋が見つかったような気がしても、それでも疑問が残る。 ミステリーのように、謎解きを楽しみたいのであればフラストレーションが残るかも。 私はミステリーも好きだけど、不思議な世界がただぽっかりと口を開けていることに気づかされるような、本書のような世界観も大好きだ。 森見さんの本で今まで読んだのは「夜行」「きつねのはなし」で、どれもその不思議な世界に魅了されて何度か立て続けに読み返してしまった。 滅多に小説は読み返さないのだが、「宵山万華鏡」もまた読み返すことになりそうだ。 そんな魅力と力を持った小説だと思う。 この本を読みながら、10年前に訪れた宵山の、提灯の光の記憶が蘇った。それに付随する様々な記憶も。 森見さんが舞台として描く街はいずれも私の思い出の残る街だから、森見さんの本を読むと、ストーリーを楽しむことに加えてそれらの土地の記憶が思い出されて嬉しい。私にとってのリアルな京都と、その上に薄膜のように広がる、森見さんの謎多き京都。 次は「熱帯」が読みたいな。

    2
    投稿日: 2021.01.24
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    連作短編で読みやすく、森見さん初心者に向いていると思います。 個人的には「宵山劇場」が一番面白かった。 小長井君と山田川さんの掛け合いが好き。何だかんだ言いながらも良いコンビ。 山田川さんのイマジネーションがすごい! 壮大で最後まで神秘的なところも面白かったです。 森見ワールドは読めば読むほどジワジワ響いてきそうな気がしました。

    1
    投稿日: 2020.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夢かうつつか、分からない。 摩訶不思議な世界の話かと思いきや綿密に練られた悪戯で、バカだなぁとほっこりしたのも束の間、というようにそれまで自分が見ていた世界が章ごとに180度変わる展開。読んでいた世界はファンタジーのか、それとも学生たちのバカ騒ぎなのか…?と、読み終わった後ふわふわした気分になりました。 とても面白かったです。 今は宵山に行ってみたいような、行ってはいけないような気持ちです。 高藪さんがコンビニで買ったドロップは何が目的だったのでしょうか…?

    2
    投稿日: 2020.12.06
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    何年も積読で宵山の時期にやーっと読めた。 モリミーならではの阿呆学生の話が好きだから【宵山金魚】、【宵山劇場】がお気に入りなんだけど残りの話もホラーぽくてじわじわ来る。 他の物語とリンクしている部分があって思わずニヤリ。 後書きにもあったけどお祭りの高揚感と不安な感じが読んでいて伝わってきた気がする。

    1
    投稿日: 2020.11.20
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    森見作品を読んだのは6冊目。読み始めの「何の話?」という感覚から、読み終えたときの「そういうこと!?え、どういうこと??」という奇想天外感が、さすが森見さん。短編集だけど、同じ宵山の日の話のなかで、登場人物が話ごとにちょいちょい絡むのが楽しかった。しかも、読んでたら「この人、あの話に出てきた人だ!」と、別の森見作品との絡みもあって、もっともっと森見さんの本が読みたくなった。

    1
    投稿日: 2020.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーん面白かった。不思議な世界観が森見登美彦ワールドって感じで好き。 バレエの姉妹で始まり、バレエの姉妹で終わるのがたまらない。各話が少しずつ繋がっているのが連作短編集の醍醐味って感じで面白い。 特に好きなのは「宵山金魚」と「宵山劇場」かな。「四畳半神話体系」味があって、学生のわちゃわちゃ感が楽しい。 ただ面白いだけではなくて、姉妹が迷子になるのも叔父さんがずっと宵山から逃れられないのも少し怖さがって、そのぞくぞく感に虜になる。

    1
    投稿日: 2020.10.11
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    怪しい…実に怪しい。 宵山の摩訶不思議な一夜の短編集。それぞれ別話なんやけど、少しずつ重なりあって… 長い歴史のある京都、長い歴史のある祇園祭…魑魅魍魎などが跋扈しても不思議ではない気がする。(するだけ) 宵山で多くの人が行き来するその隙間に…魔界が開いているような… こういう世界に迷い込んでみたい。(みたいだけ) PS: 実際の宵山は、人いっぱいで人見に行くようなもんなんで疲れるから嫌や!^^;

    15
    投稿日: 2020.10.06
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    これは即座にもう一度読み返さなくては。 一つ一つが重なって、あの人、この人の方から見て、今日の日のことなのか、それとも「別の」今日の日なのか、後半、前のページをめくり返して、自分の記憶の確認に努めたが、それに意味はあったのか。 恐ろしげなる幻想と、腐れ大学生の無茶苦茶と、祭りの妖しげな秘密と、作者の得意が大満載の小品ですな。 森見氏と相見える(あいまみえる)ような気分を味わえる。 去年作った万華鏡を思わず手に取りながらよみました。

    1
    投稿日: 2020.10.05
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    京都の祇園祭、宵山の一夜を舞台に摩訶不思議な世界に迷い込む物語。 宵山の鉾や山の華やかさ、夜店と人の雑踏、この祭りと言う非日常の片隅では何が起きていても不思議ではないかもしれない·····。 前半姉妹のふたりの少女が京都の宵山で不思議な体験をする。中盤で異世界と現実が重なり合い、後半ではパラレルワールド、終盤で幻想へとまさに宵山の万華鏡。異世界へといざなう何かに背筋が寒くなる、森見ワールドファンタジー。 祇園祭に足を運んだことは無いが、この本を読んで行ってみたいと思いました。華やかで煌びやかな宵山の鉾、山、駒形提灯、夜店·····是非見てみたいです。でも自分には不思議なことが起こりませんように。 ✩✩✩✩ 4.0

    1
    投稿日: 2020.09.20
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    森見登美彦さん特有の京都の夜のひたひたと忍び寄るような怖い話から、四畳半のコミカルな世界観まであり、まさに万華鏡のようだった。宵山の一夜を万華鏡のように色んな角度と色彩で描いている。 途中まで怖かったのに、「偏屈王」の言葉一つで笑ってしまった。あのスピード感が良い。

    1
    投稿日: 2020.09.10
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    森見登美彦氏の代表作は数あれど、その作風は数あれど、それらを一冊でまるごと楽しめるのがこの作品。 つまり、これは森見登美彦ワールドの到達点である。

    1
    投稿日: 2020.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森見さんの本がどうしても合わず、一度は諦めたのですが、読友さんから「ちょっと待て!」。あと2冊挑戦のうちの1冊目。祇園祭りの宵山という幻想的な設定。宵山で不思議な体験をするバレエダンス通いの小学生、宵山の日から抜け出せない画伯、画廊店員。今回またしても私を惑わす宵山パラレルワールド。各話面白かったのですが、パラレルワールドが中途半端に繋がらない。やっぱりこのモヤモヤ感、中途半端感が森見ワールドなのか?祇園祭司令部特別警務隊の大芝居での人間関係、その大胆さは最高。乙女以来、山田川敦子との再会に感動しました。

    3
    投稿日: 2020.07.21
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    ストーリー 4.0 キャラクター 3.9 熱中度 4.1 衝撃度 4.0 読了感 3.8 宵山には行ったことがないけど、森見登美彦さんが描く京都の世界観は秀逸で、本作も自分が摩訶不思議な宵山に迷い込んだような錯覚に陥ります。

    1
    投稿日: 2020.06.28
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    夜行、きつねのはなしに続き、こちらの作品を読むことにした。 三話目まで読んだときは、少し不思議だけれど所謂森見ワールドに近いのかなと思いつつも、四話目以降を読むと、怪奇ものに近いのだと思えた。森見ワールドと怪奇が混在している作品であると思う。 短編集ではあるが、すべての作品において繋がっている。繋がっているがゆえに、何度も前のページを振り替えるので、結構読むのに時間がかかってしまった。私はこういう話が好きなのだと気づいた。他のかたのレビューを読んでいると、おそらく好き嫌いが分かれる作品なのかもしれない。 ところどころ掴み所のない、謎めいたところがある。その感覚に引き込まれる。京都や奈良へいったとき、あるいは地元のお祭りをのぞいたとき、確かにあの向こうはいつもと違う世界があると思える瞬間があるのだ。異界はもしかすれば存在し、私たちのすぐ近くで、まるで祭りのように怖いくらいに明るく輝いているのかもしれない。 画伯は、娘さんに会えたのかしら。会えているといいなあ。柳画廊、夜行でも出てきたのでまた会えて嬉しかった。 次は熱帯をよみたい。

    2
    投稿日: 2020.06.14
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    「宵山万華鏡」読了。久方ぶりの森見。やっぱ森見はいい。最高!2話目乙川君、タイプ。「おまえの頭は天窓が開いている」と言われる乙川君。言われる方も言い表す方も素晴らしい。こういう友人関係に憧れてしまう。宵山の一日から出られなくなる話も良い。京都の祭には今もそんな怪しく、恐ろしく、滑稽で、楽しい不思議が残っていそうだ。読み終えるとまた最初から読みたくなる。ループするのだ、宵山のめくるめく一日が。良作。

    1
    投稿日: 2020.04.23
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    同じようで違う、違うようで同じ短編集で、読み進めるうちに自分も話の中に吸い込まれるような錯覚を味わう。 祇園祭含め、これほど大きなお祭りには縁がないが、なんとなく自分の中での宵山像を思い描くことができた。 途中でちょっと油断したけど、読み終えた今は背筋が冷え切っている。

    0
    投稿日: 2020.03.26
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    なんだかゾッとする不気味な話? かと思いきや、なーんだ、いつもの森見ワールド、おかしな世界。 と思ったら、やっぱり不思議な話…。 不気味・奇妙・奇天烈・不思議をくるくる繰り返す宵山が舞台の話。

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    投稿日: 2020.03.07
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    ここまで純文学然とした文章で、素晴らしい回帰を遂げるエンターテインメントを書ける小説家は平成の中で森見登美彦氏しかいないのではないかとおもいます。 連作短編集、300ページも満たない中で充実感溢れる京都の夢をありありと読ませていただきました。 やはり森見的スターシステム、キャラクターや時系列の裏と表、様々な場面に渡って散りばめられるキャラクター性の欠片を拾い集めつつ読む感じが楽しかったですね。

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    投稿日: 2020.01.24
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    夜は短し的な奇想天外はちゃめちゃ京都疾走物語と夜行的なスゥーっと寒気のするような怖さのある物語と入り混じった森見さんを十分に堪能できる作品。 1編1編それぞれの味のある話で、それが繋がっているので読み進めていくにつれておもしろさが加速していく。 夜行を先に読んでからこちらを読んだので、柳画廊がでてきてそれだけでゾクッとした。 鞍馬での死は夜行の世界につながっているのか???

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    投稿日: 2019.11.30
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    森見作品、はじめて読みました。出だしはちょっと退屈なファンタジー作品かと思いましたが、読み進めるにつれ、それぞれの短編がつながっており、それでいて序盤でみたファンタジーな展開が中盤では「あっ、そういうことか」と現実的な出来事であったのだと思ったのもつかの間、終盤では再度非日常の世界へとつながってゆきます。なんだか不思議な読後感で自分自身も迷宮に迷い込んだような、そんな感覚を覚えました。

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    投稿日: 2019.11.21
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    宵山をテーマに時系列も重ね合わせながら様々な角度から物語を描いていて、森見さんらしい短編集。特に宵山劇場は非常に森見感のある構成と文体で、落ち着いて読めた。

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    投稿日: 2019.11.08
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    京都の祇園祭を舞台とした不思議な物語。 有頂天〜や夜は短し〜なども絡めつつ年に一度の大祭「祇園祭宵山」を不思議かつ不気味に描かれていました。 京都自体に神社仏閣やそれに倣う風習が多く、有頂天〜などで既に現実世界の京都でも目に見えないところでは常に奇妙キテレツなことが起こっている、という基盤ができていたので 祇園祭など格好の舞台でどのような物語になるのか?と読み進めていましたが、やはりそこはお祭り騒ぎを逆手に取って「あり得ない」現象が多々起こり実際には有り得ないので見ることはできませんが情景を想像するだけでワクワクしました。 これも阿呆の血のしからしむるところなのでしょうか? ただ、有頂天〜や夜は短し〜の阿呆な不思議感とは違う不気味な要素もあり新鮮でした。

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    投稿日: 2019.11.01