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宵山万華鏡
宵山万華鏡
森見登美彦/集英社
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総合評価

424件)
3.9
93
161
113
13
0
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    おもしろかった。 京都、祇園祭、宵山の不思議なお話。 ちらりちらりとつながる短編たち。 とらえどころのない京都というまち、宵山の特別な高揚感、人であふれる夜の空気。 どれもが経験したことのないことで、だけどもしかしたらあるかもしれない。だって、宵山だから。 行ってみたいような、行くのが少し怖いような。 や、怖い話ではないです全く。 個人的には乙川に壮大にだまされる同級生の話が、 もう想像を超えてて不思議感がなんとも好きですが、 ほかのも十分良かった。

    0
    投稿日: 2012.09.16
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    宵山とは、本祭の前日の祭りのことをいうらしい この宵山のふわふわとした熱気に包まれた、キラキラとした雰囲気 とでも表現したらいいんだろうか その中、現実と幻想の境目が曖昧になって、同じ世界に存在に見えていく そんな景色が終始頭の中に浮かんだ。 ただ、同様に別世界との境目が曖昧になるという逢魔時とは全くの別のものだった この世界には、少し奇妙ながらも離れられない不思議な魅力がある気がする そんな不思議な世界に魅せられた人々を様々な角度から、もりみーの文章が描いていく。まるで、万華鏡みたいに 問題はその万華鏡を誰が覗いているかということで

    0
    投稿日: 2012.09.16
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    子供のころ、秋祭りは、クリスマスやお正月と並んで、僕の大好きなイベントだった。僕の育った町内は、子供がほとんどいなかったので、子供会でおみこしを担いで町内を練り歩くという経験をしたことはないのだけれど、隣町の同級生たちはそういう経験をしていてとてもうらやましかったのを覚えている。お祭りには、会社から帰ってきた父がそろって、夕食の前に家族全員ででかけるのが常だった。まず、山頂のお宮でお参りをしてから、母から僕と弟で1000円ずつもらう。その1000円で露店で何を買ってもいいという約束だった。母は僕が幼い時はとても厳しい人で、普段は、お小遣いなんてものをもらったことがなかったのだけれど、お祭りに日は別だった。自分の計算で自分の好きなことをできるって言うこと自体がとてもわくわくする体験だった。でも、僕はお祭りが好きだったのは、それだけじゃないと思う。お祭りのときの神様へのお祈りといったような風習、習わしから発生するのであろうどこか厳かで、神秘的な雰囲気が「いつもと違う」ということをひしひしと感じていて、その非日常的雰囲気が大好きだったのだと思う。僕は幼いころ、小学生時代は特に、学校から帰ると母に手をひかれ、何かしらの習い事にでかけていた。月曜から金曜まで、毎日習い事に塾に行っていた気がする。僕は会社員になってから「ブルーマンデー」という言葉を知ったけれど、正直会社員になってから休み明けの出勤が嫌に想ったことはほとんどない。むしろ、小学生のころ方が、ずっとずっと月曜日がいやだったと思う。そんな中で、お祭りや、クリスマスや、お正月は、そんなせわしない日常を忘れさせくれるものだったのだ。 この「宵山万華鏡」というのは、宵山でのお祭りを舞台に、たくさんの「不思議」が起こる。 でも、その物語の進行とは別に僕は自分の幼い頃をお祭り体験を邂逅していた。森見さんの描く京都は最高に綺麗で、僕の父が京都に下宿をしていて、僕も幾度なく京都には連れて行かれていたので、京都というと幼い頃をどうしても思い出してします。 「お祭り」と「京都」 そんなキーワードで、ノスタルジックな気分に浸るのも、たまにはいいものだな、と思う。

    0
    投稿日: 2012.09.16
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    表紙と森見とタイトルを見て『これはほっこりだな』と勝手に判断したのが間違いだった。予想以上に背筋がゾッとする作品だった。美しく、きらびやかで、異形の者たちが闊歩する宵山。そして、人々を捕まえて離さない宵山。宵山で起こった、珍劇、喜劇、哀劇をひとつの作品の中に織り交ぜている。

    1
    投稿日: 2012.09.15
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    購入書店:紀伊國屋書店BookWeb; 読書環境:Kinoppy Android; コンテンツ形式:XMDF

    0
    投稿日: 2012.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都祇園祭、宵山が舞台の短篇集。 地元のことではないのでいまひとつピンと来ないけど、 宵山とは、祇園祭のハイライト、山鉾巡行の前日のことだという。 お祭りの非日常的な光景はどこでもあるからなんとなく想像。 そしてここの話に出てくる人たちを想像。うんうん。 夢心地の子どもたちが、このお祭りに慣れていない他所の人たちが、 いろんなものを見誤って不思議なものを見てしまうのかなぁ。 ちょっと暗いものを想像したけど、こういうのもわるくない。

    1
    投稿日: 2012.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    永遠の宵山に迷い込んでしまうお話。 金魚鉾や天狗鉾など、架空の山鉾や、ビルに囲まれた池に住む鯉など、 森見氏のはからいにより、ただでさえ魅力的な宵山をさらに妖しく幻想的にしている。 京都の蒸し暑さと相まって、賑やかだけれど、どこか妖しくて可笑しくて、儚げですらある。 京都好きの人間にはたまらない。 四畳半や恋せよから知っている人は、 違和感を感じたのではないだろうか。 いつものようなくどくどした感じではなく (あれはあれで結構好きなのだけれども) 物語から一歩ひいた、 あるがままを描写しているような感じが この物語の妖しさを引き立たせている。 どちらかというときつねのはなしに似ているが、 おどろおどろしさはなく、奇妙な醒めない夢をみているような感じ。 ぜひ映像化してほしい。

    0
    投稿日: 2012.09.10
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    森見ワールド全開!私の中では夜は短し~と一二を競う面白さでした! それぞれの短編が物語にさらなる奥行きを与え、最初と最後の短編でうまく全体の話しをまとめています。 宵山の極彩色と宵山様があたまをちらついて離れません…映像化しないかな。

    0
    投稿日: 2012.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都の宵山祭で起こる不思議な話 特定の一日をループする話は結構ありますが、このお話では何故ループが起きたか・どうやってループが終わったのかが描かれていてすっきりした終わり方でした。 宵山劇場までは少し不思議な連作ものかと思っていたのが、宵山回廊で途端にシリアスになり、段々とそれまで気になっていた部分(乙川がなかなか姿を見せなかった理由とか)が明らかになるにつれ断片的だった各話がつながっていくところが面白かったです。 不思議で面白いけど、怖い話でした。

    0
    投稿日: 2012.09.07
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    ホラーと森見さんらしいコメディが入り交じった、なんだか不思議なお話でした。宵山ってなんだかこわい、と思わせられました。 確かに小さな子どもにとっては、お祭りの賑やかさは楽しい反面なんだかこわいだろうなあ。 キャラクターもいちいち個性的でおもしろかったです。とくに乙川さんがすきでした、なんて愉快な黒幕さん! お祭り独特の怪しさを、森見ワールド全開で描かれていてさすがとしか言いようがありませんでした。 金魚を見ると宵山さまを思い出しそうです。

    0
    投稿日: 2012.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都の幻想的な宵山が広がる街の中。 相変わらずテンポの良いポップな森見の世界。 しかし、その幻想的な世界に一滴の墨汁を垂らしたような、不気味さを潜ませる。相反する世界が、乙川という人物を軸に宵山を旋回するのだ。 異なる世界観が同居している短編を読み進めると、 どこまでがこっちの世界で、どこまでが向こうの世界かわからなくなる。 気が付くとその万華鏡のような幻想的な世界に纏わりつかれ、宵山の一日から抜け出せなくなった。 宵山を駆け抜ける無邪気な子供と、その喧噪のなかに違和感を感じ戸惑う大人。その感覚が混じりつつ、宵山万華鏡の世界が成立しているのだ。 不思議な読後感。 「きつねのはなし」を読んでいない私にとっては、背筋が寒くなるような表現をする森見の世界は新鮮でした。

    0
    投稿日: 2012.09.06
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    何処までが現実で何処からが幻想なのか、恣意的に騙されているのかそれとも狐につままれたのか、読み進めて行くうちにわかるようで全くわからない、不思議な読後感。 宵山を舞台に夢と現実が交錯していて、宵山に出掛けて酔っ払ってうとうとしていたら、きっとこんな夢をみるのかなと思いました。

    1
    投稿日: 2012.09.06
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    京都の宵山を舞台にした綺麗な文体の本d(^_^o)薄気味悪さと可笑しさが入り混り混じってて、不思議な世界に連れて行ってもらった♡

    0
    投稿日: 2012.09.05
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    森見登美彦の下らなさと不気味さと面白さが一冊で味わえる。 短編同士だけでなく、他の作品との関係が見え隠れするので、森見作品ファンなら思わずニヤリとしてしまう。 個人的にはもっと阿呆成分が多いほうが好み。

    0
    投稿日: 2012.09.05
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    『きつねのはなし』のような雰囲気だと聞いていたので、ホラーテイストも受け入れられた。 短編集ではあるが、登場人物が章のどこかでつながっていたり、裏表になっていたりして、また改めて読んでみると違った感想がもてそうだ。 中盤の章「宵山劇場」では、『夜は短し~』で出てきたゲリラ演劇「偏屈王」の話が出てきて、「あの裏側はこんな感じだったのかな」と思わせられた。 人を騙すため、見境なく金を遣い、「劇場」を作り出す過程を描いた様はおもしろく、森見さんだなぁとしみじみ思った。

    0
    投稿日: 2012.09.05
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    京都のお祭り『祇園祭』の前夜『宵山』にまつわる短編小説。お祭りの活気はあるけど、どこか不気味なような、怖いような不思議な魅力にスポットをあてています。森見ワールドは少しうすめ。どっぷり浸かりたかったのでちょっと物足りない感がありました。

    0
    投稿日: 2012.09.05
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    宵山を通じて交錯する日常と非日常の世界。 うる星やつらのビューティフル・ドリーマーを彷彿とさせる。

    0
    投稿日: 2012.09.04
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    読む速度がどんどん上がる展開。あらゆることが不思議とつながり、また新たなつながりを読者が勝手に妄想できる仕様。 人の妄想∞! 再読、再再読の価値あり♪

    0
    投稿日: 2012.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    祇園祭前夜。妖しの世界と現実とが入り乱れる京の町で、次々に不思議な出来事が起こる。 登場人物たちが交錯し、全てが繋がっていく連作中篇集。森見流ファンタジーの新境地! ●祭りの雑踏で、幼い妹が姿を消した。妹は神隠しに遭ったのか、それとも…?「宵山姉妹」「宵山万華鏡」 ●乙川は≪超金魚≫を育てた男。大学最後の夏、彼と宵山に出かけた俺は、宵山法度違反で屈強な男たちに囚われてしまう。襲いくる異形の者たち。彼らの崇める≪宵山様≫とは一体…?「宵山金魚」 ●期間限定でサークル≪祇園祭司令部≫を結成したヘタレ学生たち。彼らは、学生生活最後の大舞台を祭の最中に演じようとしていた。「宵山劇場」 ●宵山の日にだけ、叔父さんは姿を消した娘に会える…。「宵山回廊」 ●目が覚めると、また同じ宵山の朝。男は、この恐ろしい繰り返しから抜け出すことができるのか…?「宵山迷宮」 森見さんならではの同じ出来事の中でそれぞれの目線で描く宵山。 お祭りって宵山だけではなく独特の雰囲気がある様に思う。 この作品にも出てくるように、お祭りの時だけ別世界にいる様で、時間が止まっているような不思議な感覚になる。 宵山は山鉾巡行の前夜祭を指すらしいけれど、宵山万華鏡を読んだら宵山へ出かけてみたくなりました。 それぞれの宵山で起こる物語は、ひとつひとつが深い物語でした。 宵山回廊と宵山迷宮は哀しく怖い話だったし、 宵山金魚と宵山劇場は夜は短し歩けよ乙女に出てくる偏屈王の技術監督や太陽の塔に出てきた高藪さんが出てきた。 乙川は樋口さんの様な雰囲気を持っていた。 宵山姉妹と宵山万華鏡は森見さんの世界観の最たる物語の様な気がしました。 森見さんの作品はどれを読んでも京都の魅力満点なので読んでいて京都へ行きたくなります。

    0
    投稿日: 2012.09.03
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    過去の作品は、歌うようにリズミカルな文体と、「イタイ」と目を伏せるほど人間味あふれるキャラクターと、文の底を流れる「和のテイスト」が好きでした。 本作品については、上記のような特徴は感じられず個人的には残念でした。 ただ、それは作品ごとの方向性の違いだと思いますので、今後も森見さんの色んな作品を読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2012.09.03
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    京都祇園宵山を舞台にした連作短編集。 森見さんのいつものへんてこでバカバカしい大学生の物語ではなく、『きつねのはなし』のような不思議で少し不気味なファンタジー。 宵山の同じ一日を舞台にしてるけど、視点によって様々な話がみえてくる。 「宵山金魚」や「宵山劇場」はいつもの森見さんらしい話だけれど、そこで登場する乙川は他の話ではなんとも不気味な存在として出てきて、同じ一日でも印象が変わってくる。 話によってカラーが大分違ってくるので、人によって好みが別れそう。

    0
    投稿日: 2012.09.03
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    賑やかだったりしんみりしたりドキドキしたりほっとしたりまさに万華鏡のような一冊。宵山を舞台に繋がりながらもくるくると模様を変えていくストーリー。宵山に行ったことはないのですが、どこまでも続く宵山に迷い込んだ気分になりました。

    0
    投稿日: 2012.09.02
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    宵山にいずれ行ってみたい…程好い恐怖と神秘を感じつつ! 昔作った硝子玉を埋め込んだ万華鏡はどこいったかなぁ…行くときまでに探しだしたい…

    0
    投稿日: 2012.09.01
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    京都祇園祭宵山。提灯の灯に集う露店の賑わいや往来する人々の喧騒。祭の後のいいようのない名残惜しさ、夏の大祭に群がる人間模様を跋扈していて妙にリアリズム。ただそれだけてまはなく、それにまつわる光と影がなんとも絶妙なバランスで均衡をとっているのが素敵。物語の周遊に気づき、一回立ち止まるけれど、そこにはなにもなくて、同じところをくるくるくるくる回っている感じ。まるで万華鏡の中にいて、迷宮しているような錯覚をおぼえる。テレイドスコープ。 夏の大祭に溢れる幻惑で妖しく優雅な祝祭のも摩訶不思議なファンタジーを遺憾なく演出している。森見ワールド全開! 超金魚!!

    0
    投稿日: 2012.09.01
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    宵山は怖いらしい、と変な認識を持ってしまった(笑)。 でもお祭りというのは、日常と異界との境界が緩やかになって、何が起こっても不思議ではないという気もする。 さ、近所の夜祭りにでも行ってみるか!

    0
    投稿日: 2012.09.01
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    怖いと思いきやなんだ笑い話かと安堵させられた。その矢先やっぱり不思議話なことに気づく。 祭りの空気は異様なものがあるからなぁと納得してしまった。

    0
    投稿日: 2012.08.31
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    うーん、面白かったし、怖かった。内容としては『四畳半神話体系』に近いところがあったかな。でも、宵山、というお祭りの日が舞台であることで、神秘性が増してる気がするし、おどろおどろしいかんじも増してる。私は四畳半よりずっと好きだな。そも四畳半は世界が狭すぎて、話が矮小になりやすかった気がして。これは短編連作集なこともあり、主人公が色々変わるし、立場も変わる。話の裏を観てる気分でニマニマしたり、今までの森見ワールドを味わってる人なら、おお!あの人が!というシーンもある。そういうのはたまりませんねぇ。

    2
    投稿日: 2012.08.31
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    あの大混雑の中でこんな密やかな物語が繰り広げられる訳がない! と、言い切れないのが宵山とこの物語の魅力。 万華鏡のように少しづつ絡まりながら色んな破片が散りばめられているのに惹きこまれる。 静謐でちょっとひんやりする物語の中で馬鹿馬鹿しさ大爆発な偽祇園祭の一編が楽しい♪

    1
    投稿日: 2012.08.27
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    宵山で起こる不思議な出来事。 それが読み進めるうちに、世界と不思議が広がっていく! さすが森見さん♪ また京都に行きたくなりました(^_^)

    0
    投稿日: 2012.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お祭りの中で現実と幻想が入り交じる不思議な話。 初めての森見作品でしたが、独特の世界観に見事に引込まれました。 ただ、合う合わないの差は大きいでしょう。 合えばとことんのめり込むし合わなければ全く読み進める気が起こらないかと思います。 私は前者でしたので、お祭りのどこか異世界に繋がっていそうな幻想的な雰囲気にまるまる呑まれて、読了後には京都に行きたいという思いが強まりました。 また、作品全体の雰囲気は幻想的でありながら、仕掛けも用意してあって、悪戯の話は笑えました。壮大な悪ふざけに全力になる彼らが好き。

    2
    投稿日: 2012.08.25
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    京都の祇園祭が舞台の愉快でちょっと不思議なファンタジー小説。悪戯を仕掛けられる話は笑えるし、不思議な体験をしてしまう話も面白い。相変わらず万人受けしない世界観だと思うけど、この世界観を楽しめるのは幸せ。森美さんの書く本はどれも情景描写が綺麗ですごくいい。何を読んでも京都に行きたくなる。

    4
    投稿日: 2012.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都の祇園祭も宵山も行ったことがないけれど 夏の夜のお祭りの空気感にどっぷりと浸れる作品。 それぞれの作品は短編のようですが、 つながっていく感じが面白いです。 同じ、宵山の日の一日を いろんな人のストーリーとして目線を変えて描いていくのですが、 あ、これ、前の話のこの部分のことだ と思う下りが出てきたり。 宵山から出られない世界。 今自分がいるのは、「普通」の世界だと思っているけれど、 はたして本当にそうなのだろうか。 読み終えた後に、すうっと、ぬるくて涼しい風が背筋を通るような作品。

    0
    投稿日: 2012.08.25
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    居そうで居ない少し変わった人たちが、あり得そうであり得ない、少し不思議な出来事を紡ぐ物語でした。 主人公が変わるごとに祇園祭が別の顔を覗かせるのは、題名どおり万華鏡を覗いているみたいだった。

    0
    投稿日: 2012.08.24
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    ひとこと、「おもしろかった!」 森見氏の作品を読むのが初めてだったので、読む前にレビューを読んでいたら、文体や世界観に好き嫌いがあるといった内容を目にしたため、予め書店でパラパラと立ち読みして、文体に特に受け入れがたいところはない事を確認の上で購入した。その結果、一気に読んでしまうほど、森見氏の世界観にも引き込まれていった。 かつて京都在住であり、今も関西に住んでいるので、京都の地理もわかるため、通りの名前が出てきても、情景が目に浮かんでくる。もちろん宵山も数え切れないほど行った事があるので、”そうそう、そうよ”と宵山の雰囲気に大きくうなずきながら読み進んでいました。目の離せない作家と新しく出会えて良かった!

    0
    投稿日: 2012.08.20
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    不思議としか言いようのない世界観だった。読み終わってもフワフワその世界が残っているような感じ。この1冊で宵山祭りの全貌が見えてくる。 「宵山金魚」と「宵山劇場」はおもしろかったし、「宵山回廊」と「宵山万華鏡」は少しだけ背筋がヒヤリとした。

    0
    投稿日: 2012.08.20
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    なんとなくノスタルジーを感じるお話。京都生まれでも、祇園祭すらいったことないのに、なんでしょう。いつもの森見節と違うな、と思わせといて、あ、やっぱり森見節!と思ったら、最後にまたひっくり返されてしまいました・・・。

    0
    投稿日: 2012.08.19
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    祇園祭宵山の雰囲気に浮かれる街の中で、妄想をたぎらせる者、妄想に迷い込んでしまう者、繰り返す世界から抜け出せなくなってしまう者…。 人の数だけ祭りがあると言ってもいいくらい、祭りの楽しみ方や祭りへの思いは十人十色。 迸る妄想と、ちょっと切なく怖い世界がいい感じにブレンドされていて、森見ワールドが十分楽しめる作品。

    0
    投稿日: 2012.08.18
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    森見登美彦world全開です。文体も世界観もかなり人を選ぶと思いますが、複数の主人公が織りなす短編が、やがて一つになっていく過程が本当に面白い。読後の「よくわからんけどなんか気持ちいい」感は麻薬的魅力がありますね。 ちなみに、僕も大学生時代を京都で過ごしたのですが、あまりこの『宵山』についてはイメージがないです。しっかり堪能しておけばよかった!

    0
    投稿日: 2012.08.16
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    むせかえるような暑さ、歪む視界。朱色とりんご飴。張り付く浴衣。提灯をゆらす不思議な風。花緒がちぎれる。-まるで自分が京都に住んでいてこの街で宵山を迎えているかの様。一緒に迷子になり、出口まで走りぬけました。読み終わっても不思議な感覚がぬけない、少し意地悪な小説。今年1。モリミーの中でも1番か2番だよ!これは!\(^o^)/

    2
    投稿日: 2012.08.16
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    祭りの夜の、恐ろしさと妖しい匂いに満ちた物語。 各章が重なり合いながら、ぐるっと一回りします。 ただし、全く同じにはならないのが、正に万華鏡。

    2
    投稿日: 2012.08.16
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    妖怪的。熱いのにゾクッと。鮮やかなのにセピア色。森見作品としては新境地。ただ個人的にはもっと森見節が効いた作品の方が楽しく読めるような...

    1
    投稿日: 2012.08.16
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    モリミが美文を極めた、かも。 美辞麗句が踊っている美文ではなくて、読んでそのまま情景が伝わる文。 今までの一人称小説とは別物です。 宵山とはかくも美しく賑やかで妖しげなのか…行ってみたいものだ。

    0
    投稿日: 2012.08.15
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    奇想天外なだけでなく、不気味な味わいが後を引く。 短編集「きつねのはなし」も陰影に富んだ作品だった。「新釈走れメロス」の中の「桜の森の満開の下」も。

    0
    投稿日: 2012.08.14
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    連作短編。宵山という同じ舞台に立ちながら6つの物語が万華鏡のように移ろい変幻してゆく。ファンタジーあり、青春ラブコメディーあり、幻想怪奇譚あり。各章それぞれが全く違った味わいと空気感をもって描かれている。乙川、藤田、小長井、山田川、宵山姉妹・・・・。キャラも皆魅力的だ。盛り上げてくれる。通奏低音のようにうねる宵山の音はストーリーにあわせ自在に響きを変える。暗く重く、あるいはあっけらかんと高く弾けて。

    0
    投稿日: 2012.08.14
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    祇園祭りのお囃子を思い浮かべながら、幻想と奇妙とおかしみの世界にどっぷり。 森見節炸裂。 おかしくて切ない、夏の夜にぴったりのお話。

    0
    投稿日: 2012.08.13
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    すごく好き。 「夜は短し歩けよ乙女」を読んだとき、夢と現実の間を綱渡りするような、ある時そこからはっきりと夢の世界に足を踏み入れるような感覚を覚えた。 本作はそんな感覚を期待して読み始めた。タイトルに「万華鏡」だもんね。それにしっかりと応えてもらえた感じがして、とても幸せな気分。 楽しいのに寂しい、でもすごく綺麗。そんな妖しい宵山の一夜、夢幻の一夜に酔いしれる。

    1
    投稿日: 2012.08.13
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    森見登美彦の世界に心酔。私もすっかり宵山に入り込んでしまった。紅に舞う夥しい裾を、掴みきれずにいる。明日を無事に迎えたいと、今はただただ願うばかりだ。

    0
    投稿日: 2012.08.11
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    いつもの森見節よりはしっとり落ち着いた作風。 各話が連鎖していて面白いのだけど、「宵山金魚」と「宵山劇場」がちょっと全体のまとまりを乱しているような・・・

    0
    投稿日: 2012.08.11
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    素敵できらきらしているのに、ゾッとするお祭りがここにはあります。 壮大に計画された宵山と、 そこに絡み合ういくつかの物語。 私もお祭りが大好きですが、お祭りが毎日繰り返される様子が絶妙に表現されていて、とても怖かったです。 年に一度やって来るから、毎年楽しみに待って、艶やかな夜を過ごせるのでしょう。 夏にぴったりの一冊です。 それから、懐かしの偏屈王が登場して、とても嬉しかったです(*´ω`*)

    1
    投稿日: 2012.08.10
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    きつねのはなしのような幻想的なお話の比重が重くて、おふざけ和風ファンタジーは少なめ。 森見さんが本当にやりたいのは前者のような作風だと聞いた気がするのですが、確かに京都って幻想的で怪しげな雰囲気には事欠かない。 お祭りのわくわくと熱気と胡散臭さと幻想と恍惚と不安、全部が詰まっている一冊。

    1
    投稿日: 2012.08.10
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    一貫して流れる怪しい空気感と、金魚や万華鏡などのモチーフがうまく効いていて、さすが、森見さんという感じ。 なんだかわからないけど、なんだか恐ろしい。そんな闇のようなポッカリした恐怖と、そこへそそられる好奇心、ひらひら舞いながらストーリーを進めていく赤い着物の少女たち。それらがきらきら、くるくる、鮮やかに回っている、まさに万華鏡な一冊。 森見さんらしいおバカさん加減も勿論健在で、偏屈王など懐かしのシーンもよみがえってきて、楽しませてくれます。

    0
    投稿日: 2012.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都の宵山祭で起こる、さまざまな登場人物の非日常にあふれた宵山祭を、まわすごとに柄が変わって、二度と同じ柄が出てくることはない万華鏡のように、いろいろな方向から描いた短編集。 お祭りの非日常的で、楽しくてどきどきするけど、なんだかちょっぴり不思議で、たまに少し怖い。その空気を丸ごと表現した小説。お祭のばか騒ぎみたいな部分と、現実と非現実のはざまのような、不思議で少し怖い部分とどちらも味わえる。まさに今、夏に読むのがいいと思います。

    1
    投稿日: 2012.08.08
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    雅! 夜は短し~よりもさらに京都色が強く、四畳半~のようにループ&ループ。 京都のお祭りの中を6つの短編がユラユラと金魚のように漂い、グルっと回ってここはどこ? 背筋がヒヤっとするような話、悪友のイタズラに振り回される“良い人”の話、イタズラの舞台裏、同じ一日を繰り返す人達の話など、一見バラバラに思える出来事は、様々な角度から眺める一つの世界。 なーる、森見さん、進化し続けてるね。 頭の天窓が超開きまくったわ。

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    祇園祭をモチーフにした連作短編集。読み終わった後ぞくっとした。お祭りは明るくてにぎやかなのに、その片隅に潜んでいる陰で本当に起こっていそうで、怖い。明るくて阿呆な森見ワールドやひっそりとして寂しくて怖い作品の両方が楽しめた。

    1
    投稿日: 2012.07.30
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    祇園祭の宵山の一日を扱った短編集。 「宵山金魚」、「宵山劇場」の阿呆らしさが著者の作品らしい一方、 その他の作品の少し背中をヒンヤリさせる感じも好きである。 お祭りというのは多くの人が行きかい、普段と異なる衣装、普段と異なる行事があるなど日常の日々の中に期間限定で入り込んでくる非日常という面で普段とは異なる空気がある。そんな中で面白いことが起こる一方、皆が楽しむ中で不思議な世界に紛れ込むなどいろんな要素を盛り込める題材だなと感じました。 特に「ずっとお祭りが続いたら良いのに」というのは、楽しい祭りに繰り出した子ども誰もがふと感じることではないでしょうか。それが本当に続いたら・・・。何ともゾっとすることです。 著者の阿呆な話も好きですが、こういった日常のふとしたところから踏み外したところにある怖さを物語れる部分も興味深い一面だと思います。

    1
    投稿日: 2012.07.30
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    一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は“宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。 次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」とは?(「宵山金魚」) 目が覚めると、また宵山の朝。 男はこの繰り返しから抜け出せるのか?(「宵山迷路」) 祇園祭宵山の一日を舞台に不思議な事件が交錯する。 幻想と現実が入り乱れる森見ワールドの真骨頂、万華鏡のように多彩な連作短篇集。 京都のお祭り「祇園祭宵山」を舞台にした連作短編集になっています。 あるお話は幻想的で、またあるお話はちょっと怖くて... 少しバカバカしいお話もあり、このお祭りのいろんな姿を見せてくれます。 一つ一つは短くてあっという間だけれども、それが次に重なりあう... 『万華鏡』とはうまくいったもので、本当に万華鏡をのぞいているようにくるくるといろんな角度からこのお祭りの一夜を映し出しています(@ ̄Д ̄@;) 森見さんの作品で有名なのは「夜は短し歩けよ乙女」がありますが、これとは違ったタッチで「きつねのはなし」のようなタッチの作品。 変化が楽しめる作品になっていると思います。 個人的には森見さんの作品の幻想性が好きなの点の一つであります。 今回は6編からなっているのですが、個人的には3編目がやや空回りしている印象を受けたものの、全体としては大変楽しめましたヾ(@°▽°@)ノ まだ読んで見えない方はお祭りが題材という事から是非この夏に読んでみて下さいね☆

    0
    投稿日: 2012.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリアスモリミーとギャグモリミーが半分ずつ混ざっているイメージです。バランスは「新釈 走れメロス」に近いかも。 「宵山姉妹」で華やかに物語の世界に引き込み、「宵山金魚」「宵山劇場」で軽やかに勢いをつけ、「宵山回廊」で読者に起こさせた不思議な、不気味な気持ちを「宵山迷宮」で爆発させ、最後の章「宵山万華鏡」で最初の章と似た華やかさで締める。 森見氏の作品を読むたびに、行ったことのない京都への憧れがつのります。

    1
    投稿日: 2012.07.28
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    朽葉屋周太郎さんの『おちゃらけ王』(レビューあります→http://booklog.jp/users/skyufo/archives/1/4048702823) のレビューを読んでいて、 森見さんの作品に似てる!というコメが散見されたので 同じようなテーマの小説を読んでみることに 夏!祭!不思議! 京都は祇園の夏祭、宵山を舞台に 万華鏡のようにくるくると入れ替わる色とりどりの物語 幼い少女たちはつないだ手を離し 帰省をした寺の息子は粽を口に突っ込まれ 巨大すぎる妄想の創造物は爆発し 画廊の男は何度も宵山の朝に目覚め そして幼い少女たちはまたしっかりと手をつなぐ すべては回る万華鏡の向こうに そして宵山の夜が広がる—— * 強いていえば 「金魚」と「劇場」が 『おちゃらけ王』と似たようなテンションだったけど 特に、似てんじゃん!!と難癖つけようとは思えないくらいに お互い独自の路線をいっているなぁと思える(当然のことだけど) 宵山をとりまくバラバラなようで一つの物語が 綺麗で、懐かしくて、羨ましくて、怖くて…… そんな複雑な心境を次々に、くるくると、味わえる話だった

    1
    投稿日: 2012.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森見さんの本だし、表紙がきれいだし、買った。 祇園まつりの時期を狙って文庫化したとしか思えない。 短編がいろいろ入っているけど、万華鏡の中でずっと宵山を繰り返す世界と、それを外側から見ている世界と、それをつなぐ人の話が入り混じっていて、全部つながっていて、ファンタジック。 宵山の人ごみの中でこんなこと考えるんだ、と感心した。 この人は、本当に金魚とか竹林が好きなんだなと思う。

    0
    投稿日: 2012.07.26
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    曖昧なまま終わるのが宵山の異世界さを引き立ててると思う。乙川さんいいなあ。宵山回廊、迷宮にはちょっともやもやしたけど。京都に行きたくなった。

    0
    投稿日: 2012.07.26
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    祇園祭の宵山、大好きです。 今年も行く、ということになったのでもう一度読みたいと思い、文庫化されてたので買いました。 宵山って不思議な世界なんですよね。 いつもは車がびゅんびゅん走る街中に、突如現れた山や鉾。 夜になるときらきらかがやいて、祇園囃子が聞こえて…。 一本路地を入るとまた広がる別の世界。 また角を曲がると別の世界…。 お祭りのきらきらがどこまでも続いていくあの感じ。 どこで不思議なことが起こってても不思議じゃない。 そんな宵山での出来事6編。 一つひとつのストーリーがリンクしあっていて、とてもおもしろいです。 特に好きなのは宵山劇場。 舞台の裏側の、涙ぐましい努力が笑えて、好きです。 ファンタジーあり、ホラーあり、という感じで、バラエティー豊かな一冊。 宵山も森見ワールドも好きなわたしには、ぴったりくる本でした。

    0
    投稿日: 2012.07.25
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    祇園祭の宵山。 そのたった一日を描写した連作集です。 昼間行われる山鉾巡行の前夜。 沢山の露店が並んで大勢の人が歩行者天国を歩いてる。 華やかでちょっと妖しげなあの独特の雰囲気です。 現実世界に二重写しのように妖かしの世界がオーバーラップしたような。 賑やかでワクワクするんだけど、 あの人混みではぐれたら、あの路地に入り込んだら、 二度と普段の生活に戻れないようなそんな一抹の不安。 真逆の季節に読んだのに宵山の雰囲気を堪能できました。 小学生の姉妹だったり大学生やサラリーマンだったり視点も様々。 しっかり現実世界のものからかなり妖かし世界に足を踏み入れた話まで。 別々の話なんだけど主役達は全員どこかでニアミスしてる。 そんなところがタイトルどおり万華鏡のようでした。

    0
    投稿日: 2012.07.25
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    宵山に繰り広げられる摩訶不思議はまさに万華鏡。バカらしさにほくそ笑み、サラッと背筋が凍り、郷愁に誘われる。バカ過ぎずきゅっと紐を結わえたような緊張感も味わえます。

    0
    投稿日: 2012.07.23
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    よかった! 「夜は短し歩けよ乙女」のように、学生の青々とした瑞々しい言葉遊びと、「きつねのはなし」のような妖艶でミステリアスな文体が両方楽しめて、モリミーの文章の幅広さを感じた。

    0
    投稿日: 2012.07.23
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201207/article_8.html

    0
    投稿日: 2012.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    舞台は祇園祭の宵山。 6つの短編でできており、それぞれが微妙にリンクし、一つの大きな物語になっている。 一見ファンタジックのように見えて不気味な部分も多く お祭り独特の華々しい雰囲気やその裏に潜む得体のしれない怖さが感じられる。

    0
    投稿日: 2012.07.22
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    森見氏は言葉に色や音をのせる天才だと思う。 色あそび音あそびに言葉あそび。 彼の綴る文字にはそんな遊びが多分に含まれ、まさに万華鏡のように紙の上でくるくると表情を変える。 …京都に住んでいた頃を思いだしながら地名を目で追う。 ああ、あの辺りか…なんてうすぼんやりイメージした場所でこんなことが起きていたら、なんて素敵でなんて恐ろしいんだろう。 延々と続く宵山の夜とその夜を巡る昼のお話。

    0
    投稿日: 2012.07.21
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    幻想と現実が入り乱れる…とてもおもしろい読書体験でした。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-917.html

    0
    投稿日: 2012.07.21
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    永遠に終わらない「祭り」の物語。 祭りは賑やかで楽しい。けれど祭りが賑やかであればあるほど、終わる時の寂しさもひとしおだ。いや、むしろ終わる時の寂しさを知っているからこそ、祭りは賑わうのかもしれない。せめて今はあでやかに咲けとばかりに、短いハレの日を祝うのかもしれない。祭りはどこか青春と似ている。また人生とも似ている。 もともと祭りは神事であり、「ヒト」と「ヒトでないモノ」の交感の場であったという。今は宗教性より娯楽性が増したとはいえ、その起源を考えると、祭りの雑踏の中でふと異界へ迷い込んでしまう気がして不安になるのは、あながち迷信とはいえないのかもしれない。祭囃子の笛の音にどこか憂いを感じるのも、じつはヒトの本能なのかもしれない。 賑やかなのに寂しくて、美しいのに恐ろしい。『宵山万華鏡』は、そんな祭りの本質を、ぎゅっと濃縮して一冊の本として封印したような作品だ。全6篇の連作短編集だが、同じ《宵山》を見ているのに、登場人物によって全く異なる世界が展開されてゆく。ある者にとっては壮大な茶番劇であり、ある者にとっては青春最後の打ち上げ花火であり、ある者にとっては異界への入り口であり、さらに、異界の入り口で踏みとどまる者、異界で永遠にさまようことを選ぶ者、異界と現世の境界に立つ者、完全に異界の存在と化した者がいる。文字通り魑魅魍魎の跋扈する世界。 祭りの終わりは寂しいが、終わらない祭りほど虚しいものはないだろう。「死は悲しい。しかし、死がなければ人は死を望むに違いない」と言った人がいる。還るべき日常を失った祭りは、もはや祭りとは呼べまい。それは既に「ヒトでないモノ」の領域だ。 どんなに美しく楽しげに見えても、永遠に変化しないものにはヒトは本能的に恐怖を抱く。一方で、抗いがたい魅力をも感じる。《宵山様》の弄ぶ玩具が万華鏡だというのは象徴的だ。あの無限に続く美しい模様に心奪われた経験のない者はいないだろう。だが、自分があのような鏡の中に閉じ込められたら正気を保てるだろうかと、恐怖を覚えたことのある者もまた多いだろう。にもかかわらず、或いはそれゆえに、万華鏡も《宵山様》も私の心を惹きつけてやまない。 たった一冊の本の中に、森見先生は《宵山》をまるごと閉じ込めてしまったみたいだ。本を開けば、溢れんばかりのイマジネーションの奔流を覗くことができる。まるで内田百閒か泉鏡花のような幻想的な世界を、どうして平成の舞台と文体で作り出すことができるのだろう。こんな作品が読めるなら何年でも私は待つ。だからゆっくり休養してください、森見先生。

    15
    投稿日: 2012.07.21
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    ちょっといつものとはテイストの違うお話。 千と千尋~みたいな舞台。 2回読んでみたけど、どうしても 小津と明石さんが頭にチラついちゃう。 やっぱり、森見キャラクターには もっと『偏屈王』みたいに思いっきり大胆にばかしてほしいし、 『わたし』のようにつまらないことに意地張って黒髪の乙女を 追っかけてほしいし、 京都を縦横無尽に駆け回ってほしい。 新しい世界観は新鮮だったけど、 わたしはまだまだそういうのが読みたいなってことで ごめんなさい、☆4つ!

    0
    投稿日: 2012.07.21
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    幻想的なタイトルと表紙に惹かれて購入しましたが、まさにそのイメージどおりの内容でした。 短編集ですが、最初の話は少し不気味さも感じさせる不思議話といった印象。 こういう話が続くんだろうなと思いきや、次の話にはあれ?ちょっと傾向違ったなと驚かされました。 半分くらいまでは可もなく不可もなくというくらいでしたが、読み進めるうち微妙にリンクしていることがわかり、なかなか面白かったです。

    0
    投稿日: 2012.07.20
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    小学生あり、腐れ大学生あり、ホラーあり、ファンタジーありと森見ワールドが詰まったお得な一冊。 祇園祭に行きたくなる本。

    0
    投稿日: 2012.07.19
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    何がどうつながるんだろう?って思いながら読んでたら、最後の方で綺麗にまとめられているところ、さすがだと思いました。最初の章と最後の章を同じ形式にするの個人的に好きです。何だかソナタ形式みたい。

    0
    投稿日: 2012.07.18
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    6編からなる、京都の祇園祭の宵山を舞台にした物語です。 森見作品ではよく見られる、1話1話自体独立しながらも登場人物や設定が少しずつ絡んでいます。ついでに言えば、夜は短しとも絡んできますが、、、 宵山金魚のめまぐるしい感じや、宵山劇場のバカバカしい感じが好きです。あとの4編は現実の背中合わせになってる宵山と言う世界が見え隠れして、微ホラー。 話は繋がってませんが、収録順に読むのがおすめめです。

    2
    投稿日: 2012.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    暑い夏の夜に読むのにぴったりだった。できれば京都で読みたいものだが、それはかなわぬことゆえ、宵山万華鏡を通して古都へ気持ちを飛ばす。 異世界かと思いきや現実、現実かと思いきや幻想に浸食され、頁をめくるごとにまさに万華鏡のようにパタンパタンと世界が変わる。いつしかその境は無くなり、森見ワールドに取り込まれている。その色遣いも煌びやかで目に鮮やか。少し漂う切なさも良いエッセンスだ。滑稽さは控え目。 6編の短編は全て同じ「宵山の一日」を描いていて、それぞれの短編の主人公視点で物語が進んでいく。次々起こる事件が、視点を変えると実はこうで……と、話毎に前回の展開を"ずらして"いくところが面白い。 ところで森見作品には、現実と異世界をつなぐ役割を担う少し意地悪で素っ頓狂な男子がよく出てくるが、この作品でもそれは健在。私は、この男の子に翻弄される呑気な男の子の物語を読むのが好きなのだ。 夏の京都も行ってみたいものだ。

    0
    投稿日: 2012.07.18
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    「四畳神話体系」をもう少しダークにしたもの。 森見作品のいつものノリで読むと肩透かしをくらってしまう。 ところどころに森見エッセンスはあるものの、 新境地へのチャレンジなのかイマイチ感は否めない。 森見ファンなら問題ないけど、 初めて読んだ人にはきっと物足りない内容だと思う。

    0
    投稿日: 2012.07.18
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    ちょっと不思議な話だと思ったらお馬鹿な話で、お馬鹿な話だと思ったらかなり不思議な話でちょっぴりぞくっとする話だった。まさに万華鏡的作品。

    0
    投稿日: 2012.07.17
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    なんだか眠れなくて、夜中ずっと読んで読み終わった。 なんと丁度宵山だったのですね。 これを読むと「森見登美彦はファンタジーの人だったのね」と思う。一つ一つが絡み合って全体の物語を構成している。しかもこの本の中だけでなく、ほかにも触手を伸ばして森見ワールドがどんどん広がっている感じ。 この世界はどこまで広がるんだろう。 途中、学生のアホらしい話があり、そこに落ち着くのかと思いきや、全体としては仄かに怖い感じを残した幻想的な世界だった。全ての話が同じ世界の同じ時間という設定もきれいにまとまっている。 数日後....お祭りに迷い込む夢を見ました。恐るべし、森見ワールド。

    1
    投稿日: 2012.07.17
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    大阪に二年も住んでいたのに、祇園祭に一度も行かなかった。この本を読んで、それを激しく後悔することになった。どこまでも続く灯りと熱に浮かされたような幻想のお祭りを見てみたい。実際の宵山は、人が多く、雑多で、暑くて、うんざりするところなのだと思う。でもこれを読了後、どうしてもどうしても行きたくなってしまった。折しも読了した連休が宵山。来年は絶対に行こう。

    0
    投稿日: 2012.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「夜は短し~」のような学生たちのドタバタ劇がありつつも、 「きつねのはなし」のような仄かに恐ろしい世界も垣間見える作品。 「四畳半神話体系」と同様、同一期間のループという手法も 用いられるが、この作品はループの恐ろしさを前面に押し出している。 なによりも秀逸なのが、性格の違う全ての話が同じ世界の同じ一日で 起きているということ。 妹がぶつかった大坊主と、 姉のついていった大坊主が違う人物だと考えると、 乙川が手間や費用を惜しまずに行った馬鹿げた計画は 壮大なカモフラージュと考えることができる。 ちょっとした考えがいのある謎も残り、 これまで読んだ森見作品の中では 構成が最もきれいにできている気がする。

    0
    投稿日: 2012.07.16
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    こういうお話大好物! だいすき! だいすき! お祭りの日のちょっと異質な異界感がまず大好き。日常と非日常の垣根が揺らいでいるような気がして、ふしぎなことがおこってもなにひとつふしぎじゃないような感じ。 さんなお祭りの日のちょっとふしぎなおはなし。もう大好きだ。ほうとうに大好き。 すこしだけ、歩けよ乙女ともリンクしてて、そっちも読みたくなってきちゃった

    0
    投稿日: 2012.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いちばん気に行ったのは「宵山金魚」です。 発想がアホらしく、面白かったです。 「夜は短し歩けよ乙女」とリンクしている部分があるので、そちらを先に読むと偏屈王が何かよくわかると思います。 いちばん最後の「宵山万華鏡」を読んで「宵山金魚」がホンモノの宵山様と諸々を忠実に再現していたことに気付きました。 ホンモノは少女だった宵山様は超金魚、舞妓さんは岬先生、大坊主は高藪さん、チョビ髭の男は丸尾が演じていたわけですね多分。 ちょっと期待していたものと違ったので星4つ。 しかし祇園祭手前で文庫化するとはなかなか粋ですね。 (たまたまだったら笑っちゃうけど)

    0
    投稿日: 2012.07.16
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    偶然だけど、ちょうど今日が宵山。宵山自体のことはあまり描いていないはずなのに、宵山の空気感が漂ってくるこの感じは何なんだろう。

    0
    投稿日: 2012.07.16
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    森見作品では、「きつねの話」がいちばん好きだけど、同じくらい好きかもしれない。 面白くて、怖くて、たまらない。 祇園祭の宵山。人であふれ、異様な空気に満たされる京都の町。 万華鏡のようにめくるめく不思議な世界が、日常のすぐ隣で大きく口を開いて待っている。 気づかないうちに迷い込んでしまう人、自ら踏み込んでいく人。 森見作品らしいアホで壮大な妄想話(?)も交えつつ、やはり、少し哀しくなるような不思議な話のクオリティが素晴らしい。 連作中編となっているけれど、一つの長編として読めました。 これは夏に読むことを、強く強くおススメしたい作品です。

    1
    投稿日: 2012.07.14
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    森見さんの作品の中でこれが一番好きです!!! いつものように、いい意味でアホくさい話もあり、思わず考えてしまう話もあり、一冊で色々な雰囲気が楽しめました。祇園祭だけで、ここまで書けるとは流石です。

    0
    投稿日: 2012.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    怪奇的なファンタジーと無意味に面白く壮大な青春?の2つが楽しめるなんともおいしい作品だった。 現実なのか妄想なのか、登場人物も似ているようで違う人。境界線がない世界観は読んでる人の頭をぐるぐる回すようだった。

    1
    投稿日: 2012.07.12
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    子どもの頃の祇園祭の記憶も、不思議系だった。 なので、違和感なく不思議ワールドへ入ってしまった…。 宵山〜! 京都に行きたくなった。

    0
    投稿日: 2012.07.12
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    いつものように読んでいるうちにふわふわと境界がなくなって行く感じなのですが、今回はちょっと怖かったなー。個人的にはきつねのはなしの次ぐらい。 結局一周して戻ってきたのですが、なんだかふわっとしてますな。

    0
    投稿日: 2012.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夢か現(うつつ)か幻か…。なんとも不思議なお話でした。 6編の短編からなる連作短編集ですが、三つ目の「宵山劇場」で前二つの種明かしかと思いきや、読み進めるうちにそれすらも定かではなくなってしまう不思議さ。一気に読むことができました。 もうじき祇園祭の宵山です。ひょっとしたら本当に「金魚鉾」を見ることができるかもしれませんね。

    0
    投稿日: 2012.07.11
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    森見氏の著作に共通する、京都ミラクルワンダーランド具合は相変わらず。 これは更に夏特有の郷愁とか、ちょっとした不気味さもあってとても良い。 夏はあの世とこの世が近づく季節。淡い色彩とイメージがぐるぐる巡り、とりとめなく変化してゆく、まさに万華鏡のような物語。 ちょうど祇園祭目前の、この季節に読めて良かった。

    0
    投稿日: 2012.07.11
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    祭りという作られた非現実の中の、さらに作られた非現実なのかなーんだ、と思ったらそうでもない趣き。ふぁんたじー。時空がねじれてる。 怖いと思ったものがだんだん薄れてきたかと思いきや、最初の怖さを凌駕する恐ろしさで終わる。そんな意味でも夏向き。

    0
    投稿日: 2012.07.10
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    夏にピッタリ‼ 祇園祭のきらびやかでちょっと物悲しいような情景を頭に思い浮かべながら読むのが楽しい☆

    0
    投稿日: 2012.07.10
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    そろそろ祇園祭の季節に出た文庫本。 確かに、宵山行くとなんだか酔ったような、そして路によっては異世界行ってしまいそうな気にはなります。そんな感覚を思い出した一冊。 森見作品にしては、珍しく真面目に異世界行ってしまった作品。普通に幻想的。 ただこれ、宵山で酔った感覚になったことがないと若干空気を掴むのが難しくないですか? さておき、京都帰りたくなる一冊でした。

    0
    投稿日: 2012.07.10
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    京都、金魚、林檎飴。夏の夜が訪れる時の、あのちょっと寂しくて、ちょっと清々しくて、ちょっぴり怖い感じに包まれた一作。いつもの阿呆感はやや控えめに、切なさ多めな摩訶不思議森見的世界。

    0
    投稿日: 2012.07.10
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    作者らしい作風の作品で、ぐっと引き込まれる。一つの物語を多面的に描写するのがうまく、本作にも十分発揮されていたと思う。森見作品が好きなら読んで損はなし。ファンタジーストーリー。

    0
    投稿日: 2012.07.09
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    短篇集なんだけど、繋がる。ひとつの物語の輪の中で、主人公を変えながら不思議な話が次々綴られていく。 祗園祭の宵山の雰囲気に不思議な出来事がとても似合うと思った。現実と幻想の境目がグラデーションのように曖昧で、すっと違和感なくその世界に入っていける。シリアスな内容もあり、今まで慣れ親しんできた森見氏の愛すべき阿呆なファンタジーに、より深みが増したというか・・・。もう、すっごく良かった!この世界観大好きだ!毎年夏に読むことにしよう。 ----------------------------------------------- 【あらすじ:「BOOK」データベースより】 一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は“宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」とは?(「宵山金魚」)目が覚めると、また宵山の朝。男はこの繰り返しから抜け出せるのか?(「宵山迷路」)祇園祭宵山の一日を舞台に不思議な事件が交錯する。幻想と現実が入り乱れる森見ワールドの真骨頂、万華鏡のように多彩な連作短篇集。

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    投稿日: 2012.07.09
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    森見登美彦は青春の悶々感が弾けるものと、不思議系の2種類を融合させたり、書き分けたりしている。本書は不思議系で、さらに、哀しく、ちょっとコワイお話。 6編のお話があり、それぞれの主人公が同じ宵山の夜の同じできことを異なる視点から見ている。最も森見登美彦らしいのは、無意味な暴走が光る「宵山劇場」であり、もっとも現実的。それ以外のお話は、祭りの夜が見せる幻想であり、万華鏡から見える景色と言ったところ。 森見登美彦を数冊読んだ人にお勧め。

    0
    投稿日: 2012.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり例のごとく京都が舞台の短編集。 祇園祭の宵山の夜に起こる不思議な出来事を綴った、ちょっぴりホラーな幻想譚。自分もこっそり祭りに紛れ込みたくなる。 しかし姉が出会った大坊主や舞妓、宵山様たちの正体は??? なんだかまた京都に出かけたくなってきた

    0
    投稿日: 2012.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森見登美彦氏の作品は京都が舞台で、京都の何とも言えない謎めいた不可思議なところを描いている。それが京都の魅力であり、氏の作品の魅力である。 森見登美彦氏は、万城目学氏と同一人物ではないかと疑ったこともある。 この作品も、ユーモアを交えながら、祇園祭の宵山にまつわる物話を幻想的に描いている。正しく森見ワールドだ。

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    投稿日: 2012.07.08
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    *宵山万華鏡*タイトルで既に森見ワールドに引き込まれました 相変わらず森見ワールド全開というか。あの世界観の描写は本当に素敵すぎる。 気付くと現実を忘れて京都幻想世界にゆらゆらと迷い込んでしまいますね。 「姉妹」でかわいい、と思ったら 「金魚」と「劇場」でやっぱり森見さんだー、と笑えて嬉しくなり ところが、「回廊」、「迷宮」でひんやりし、 タイトルにもなっている「宵山万華鏡」では今までの全てを拾い集めて巻き込んで、現実と不思議世界がぎゅっとつまって。。 とても楽しめました 今までの森見さんの作品をぎゅっと詰め込んだようなお話

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    投稿日: 2012.07.08