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総合評価

782件)
4.0
240
297
176
14
4
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    「Calling You」 「失はれる物語」 「傷」 「手を握る泥棒の物語」 「しあわせは子猫のかたち」 「ボクの賢いパンツくん」 「マリアの指」 「ウソカノ」 表題作、「失はれる物語」の絶望感・・・ 「ウソカノ」は、深夜の馬鹿力で伊集院さんが話しそうな青春トラウマ系の話と思いきや、意外に心温まる話でした。

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    投稿日: 2010.09.15
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    何か必ず、大切なものを失ってしまう短編集。 ただ哀しいだけではなく、消えてしまうその瞬間の切なさ、優しさ、それからいとおしさを感じさせてくれる物語です。 お勧めは表題作、「失われる物語」と「Calling You」、「手を握る泥棒の物語」、「しあわせは子猫のかたち」です。 おそらく、後味は悪い方です。けれど、得られるのは、悲しみだけではないはずです。

    0
    投稿日: 2010.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乙一の作品はほとんど読みましたが、その中でも一二を争うくらいすきです。 白乙一たまりません! 装丁も凝ってて、かわいくて、物語にあっていてすごく好き。

    0
    投稿日: 2010.09.10
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    妹が買ってきて読んだ本。 短編集。 他の話はおぼろげだけど この中のcolling youがすごく好き。 読んだときは泣いた。 変わった関係だったけど こんな関係もありだと思う。 (たしか)ロッカーを開けるシーンと 最後の主人公の嘘が好き。

    0
    投稿日: 2010.09.10
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    表題作を含む短編集。 乙一さんの小説は基本的に読みやすいから手をつけやすい。それがいいところだと思ってる。 この作品もお話作るのが上手だな〜と思わされる短編がいっぱいでした。 個人的には「Calling You」「しあわせは子猫のかたち」が好き。 でもなんか、面白いんだけど、なんか物足りない感じがしたので星三つで

    0
    投稿日: 2010.09.09
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    「Calling You」や「傷」、「しあわせは仔猫のかたち」は読んだことあるけどまた読みたいと思いつつあります。 また。他の作品も気になりますね。

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    投稿日: 2010.09.09
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    数年前に読んだので、当時のブログから感想を転用 久々に自分の中で大ヒットな作家さんでした。 失われる~は短編集なので、いくつかお話があって どれもオチだけ言うとまぁありがちかなぁ…。と思っちゃうのですが文章が綺麗というか、構成がイイんですよね。 その結末への持って行き方がかなり私好みで良かったです 一つだけ凄く怖いような、なんだかグロイシーンをリアルに考えてしまって「う゛っ。。」と思いながら読んでた話はありましたが…(苦笑) 友人からのお勧めと言う事で、ずっと気にはなってたのだけど… ミステリーはちょっと…と偏見持ちだったので予想外に面白くて避けてきたのをちょっと後悔しました(笑

    0
    投稿日: 2010.09.04
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    白乙一さんも黒乙一さんもたまらんです 体は動かないのに思考だけが残されていることのなんとつらいことか

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    投稿日: 2010.08.31
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    久々に読書はじめました。 ってことで乙一さん、短編集な小説。 私的に、感動してしまったのが「しあわせは子猫のかたち」。ミステリな部分もやっぱり乙さんの作品だからあるんだけど、最後は本当ホロリときてしまいました。 哀しいような、だけど心温まるお話でした。 「マリアの指」は、それなりに面白かったです。 適度な長さで読みやすいものばかりでした!

    0
    投稿日: 2010.08.30
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    ダイブ前に読みました。 短編集がたくさんありました。 きみにしか聞こえないなど ケガを自分に移す力をもった少年の 話などなど もっと読みたい! と思うような作品です。 是非皆さんに呼んでほしいです。

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    投稿日: 2010.08.26
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    友達に薦められて読んだ、白乙一さん。 人気作家さんだけあって、どの話もすごく魅力的。 兎に角、面白かった。 今度は黒乙一にも挑戦してみたいけど・・・・ 友人曰く、黒は私には向いてないらしい(苦笑)

    0
    投稿日: 2010.08.22
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    切なかったり 心が温まったり そうきたか!! って展開で乙一作品にとらわれました。 CollingYouが切なくて切なくて(泣 途中主人公同様「もうやめて!!」(やめてが適切な表現かはわかりませんが。) 傷はやっぱり映画より原作かな~と。 怖い系が多いと思われがちな乙一さんですが、これはおすすめです!!

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    投稿日: 2010.08.19
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    非常に美しく切ないストーリー。 死や非現実の世界が描かれながらも、非常に繊細でリアリスティックでおもしろい。 個人的にはやはり素敵な結末の傷としあわせは子猫のかたちがおもしろかった。手を握る泥棒もおもしろかった。 マリアの指は少し怖すぎた。 なかなかの名作である。 タイトルの失はれる物語は切なすぎる。想像すると切なくなった。

    0
    投稿日: 2010.08.17
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    乙一作品を読んだのは「夏と花火と私の死体」から二作品目。 表紙買いした本です。 「calling you」 「しあわせは子猫のかたち」 「ウソカノ」 私はこの3つが気に入りました。 上の二つは乙一さんの作る優しさがいっぱいいっぱい詰まってて本当に素敵でした。 「ウソカノ」もなかなか面白かったです。

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    投稿日: 2010.08.09
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    自分が乙一さんの、残酷で美しい世界観に嵌る原因を作った本。 一つ一つの短編全てが秀逸で、正直、一気に読んでしまうには勿体無い短編集になっています。 自分はこれを一気に読めるような人間じゃないので、短編一つ一つを吟味しながら、ゆっくり読んでいます。 タイトルにもなっている失はれた物語は必読推奨。 どこまでも救いの無い闇に、思わず涙orz 乙一さんの世界観を堪能できる一冊です。

    0
    投稿日: 2010.08.01
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    初めて乙一に触れた作品。 それまで本なんてまったく読まなかったけれど、不意に手に取った、この作品を機会に、どっぷりと読書にハマってしまった。悔しい。

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    投稿日: 2010.07.31
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    どれもいい話だった。どれも好き。切ないけれど、いい物語を読んだって思える。グロくなく、怖くなくてよかった。

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    投稿日: 2010.07.22
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    内容(「BOOK」データベースより) 目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。

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    投稿日: 2010.07.11
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    数年前にジャケ買いした初乙一さんです。 忘れた頃に何度も読んで泣いております。特にCALLING YOUとしあわせはこねこのかたちはお気に入りです。切なすぎる!

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    投稿日: 2010.07.02
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    乙一はミステリーやホラーのイメージが強かったが、この短編集の中の1つの『失はれる物語』はすごくせつなかった。 また、どの短編も楽しめた。

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    投稿日: 2010.06.25
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    カテゴリに迷うが、とりあえずミステリーで…。短編集だけど、案外読みごたえがあって良かった。ほろりとくるのが多い。「しあわせは子猫のかたち」が中でも一番好き。ミステリ要素もありつつ、雪村とぼくの不思議な関係と結末にじんと来た。それにしても登場人物やその家族は、よく信号無視の車に突っ込まれて交通事故にあいますねw

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    投稿日: 2010.06.19
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    事故で全身不随となり、触覚以外の感覚を失った私。ピアニストである妻は私の腕を鍵盤代わりに「演奏」を続ける。家族のため、絶望の果てに私が下した選択とは? 珠玉6作品に加え「ボクの賢いパンツくん」を初収録 あらすじ抜粋

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    投稿日: 2010.06.17
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    この短編集がすごく完成度が高いというのはわかったが、全体的に眠かった。読書に慣れていない私がイケないんです。ただCALLING YOUだけは大好きで何回も読んでしまいました。個人的には泥棒の話がすごく良かった。

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    投稿日: 2010.06.15
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    乙一の短編集です 白乙一なので、白派はどうぞ~ 私は白も黒もどっちも好きですけどね(。-∀-) やっぱり乙一のは安心して読めます、はずれがないですもの(ノ-∀-)ノ 私が一番好きなのは、タイトルにもある『失はれる物語』ですかね、悲惨なほど強い愛に感動です 窓際にお山座りしながらひっそり読むのがオススメですよ(*゚∀゚*) 雲珠でした。

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    投稿日: 2010.06.12
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    すごく切なくて悲しいけど読み終わった後は前向きになれる話が何編か入ってたと思うんですけど、何故か今は手元に無いので詳しくはあまり覚えていません。 「今すぐ読めない」という状況がそうさせるとはいえ何度か読みたくなる作品です。

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    投稿日: 2010.06.09
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    『しあわせは小猫のかたち』が特に好き。風邪にうなされる主人公の独り言のような訴えを、何度も読んでしまう。

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    投稿日: 2010.06.09
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    Calling You、失はれる物語、傷、手を握る泥棒の物語、しあわせは小猫のかたち、マリアの指。 表題作は事故で右手の感覚しかなくなってしまった主人公と、その妻の話。 失われてしまうの?人生が? 取り戻して欲しかった。素直に悲しめない自分はひねくれているんだろうか。 個人的には手を握る泥棒の物語が好きだった。壁越しでかけ引きする泥棒と女性。最後は思わずニヤけてしまった。 マリアの指は淡々と進みすぎてあまり好みではなかった。 バラバラになったマリアの身体。まさか指をそんなところに隠すなんて。 グロくない乙一短編集。

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    投稿日: 2010.06.06
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    切ないお話が沢山。 読み始めると止まらないし、短編集だから読み易い。 借りた本で一度しか読んでないんだけど、一つ一つのお話のインパクトが強くてしっかり覚えています。 また読みたいな。

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    投稿日: 2010.06.01
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    どの話も秀一。 何かが静かにすーっと失われていくような感覚が始終してました。 読み進めるうちに段々と活気が吸い取られて、何もかもやる気が無くなるように感じるのもまた、この作品の醍醐味なのかも。

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    投稿日: 2010.05.30
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    短編集です。 読んだはずなのですが、おぼろげにしか内容覚えてない。確か「白乙一」だったと思う。グロはなかった。 切なかったり、心が暖まったりする話が多かったかな。 ZOOファンより暗いところファンのほうが楽しめると思う。

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    投稿日: 2010.05.28
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    とても切なくて、でも優しいお話がたくさんつまっています。 中でも表題作の「失はれる物語」で思わず泣いてしまいました。 この小説はいろんな方に読んでもらいたいです。 きっと些細な日常が今よりも愛しく思える・・そんな気がします。

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    投稿日: 2010.05.21
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    白の乙一。 乙一のもつグロテスクな世界とは離れて切なくて美しい世界だなあと思いました。 ただ黒の乙一の中にも共通するような美しさを感じることはできるけれど。 パンツの話も最初はギャグのようだけどかなりいい話だった。 ユーモアもあって涙もあって心温まる短編集です。

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    投稿日: 2010.05.19
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    短編集。 乙一さんは傷ついた人を書くのがうまいと思う。 「Calling You」「傷」も切ないけど、表題作の「失はれる物語」が一番切なかった。 さみしくないのかな。

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    投稿日: 2010.05.17
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    友達から薦められた短編集。 心が痛いお話。 どうしてこんな話が書けるんだろう、 どういう気持でこれを執筆したんだろうと著者の気持になりました。 この本に書かれた当事者にはなりたくないし、 怖くなっちゃったのでそれ以来乙一さんの話は避けてます。

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    投稿日: 2010.05.16
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    ■大切な人とわかちあいたくなる、温かい涙を誘うピュアストーリーズ 事故で全身不随となり、触覚以外の感覚を失った私。ピアニストである妻は私の腕を鍵盤代りに「演奏」を続ける。家族のため、絶望の果てに私が下した選択とは――?少年や少女だった日のひりひりするような魂を上質の文章力と定評あるストーリーテリングで描く乙一の傑作短篇集。

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    投稿日: 2010.05.14
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    どんな話かの前振りなしにこの本を貸した友人が ことごとく泣いたという、切なさの詰まった本。 勿論わたしも泣きました。 短編がいくつも入っているから、通勤のちょっとした時間にも さっと読めるので、お手軽なのに惹きこまれる。 表題の「失はれる物語」というのは、事故によって 手の一部しか感覚がなくなってしまった男の話。 本の紹介でこれだけ読んだ時は、なんと窮屈な話だろうと思いました。 意識もあるのに、何も話せない何も動かせない動けない そんな不自由で窮屈でつらいことがあるだろうか。 それでも、その限られた感覚でも、彼は妻と会話する。 もちろん妻側からの愛情あふれる働きかけによるものが大きくて 最後、妻は妻なりの、そして彼は彼なりの愛情をもって この話は終わるのだけれど、なんとも切ない。 ハッピーエンドではないけれど、ハッピーエンドのような気がする。 映像でも漫画でも表せない、小説ならではの表現の仕方もすごい。 勿論その他にも、子猫の話や未来電話の話。色々あるけれど。 一番印象に残ったのは、やっぱり「失はれた物語」でした。

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    投稿日: 2010.05.14
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    こっちはわりと、ブラックでは無いお話。 乙一さんの話は最後に、驚かされるものが多いです。 素敵な短編集。

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    投稿日: 2010.05.09
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    @Calling you  既読 @失はれる物語  既読 @傷  既読 @手を握る泥棒の物語  既読 @しあわせは子猫のかたち 私は一人きりになりたくて家を出た。 伯父の持つ古い家を借りることになった。前の住人は強盗に殺されたのだと言う。 一人きりになりたくて家を出たが、そこで一人きりになることはできなかった。 前の住人の飼い猫が居たのだ。 そして、不思議なことに、 前の住人も、そこにはまだ住んで居るらしかった。 カーテンは閉めていたいのに必ず開けられる。 前の住人はテレビの「大岡越前」が好きらしい。その時間には必ずテレビがついていた。 彼女を見ることは私にはできないが、小猫がついて回っているようであるため、小猫が居るところが彼女の居るところなのだろう。 そして登場人物は大学の友人(?) 村井が加わることで、 物語が進み始める。 @マリアの指 特急電車に撥ねられて、鳴海マリアが死亡した。 警察はそれを自殺と判断した。 身体はばらばらで、四方に死体が飛び散っていた。 その死体を集めたところ、指の一本が足りなかったと言う。 私はその指を自宅の裏で拾った。 そして私はそれを警察に届けることもせず、手元にとどめておくことにした。その指は白くて美しかったから。 その指を取っておくに際して理科室から、ホルマリン漬けのカエルの標本を盗み出した。 ホルマリンに入れる前にいくつか気づいたことがあった。 指には青いペンキがついていた。そして、爪の間には糸くずがあった。 マリアと言う人は、本当に自殺だったのだろうか? この糸くずが指すのは抵抗の証では無いだろうか? 毎夜その指を捜す彼氏の姿。 私の姉を含めて彼らは同じ研究室だったのだと言う。 関係者から話を聞いても犯人と特定できるものは何も無かった。 しかし私は気づいてしまった。犯人が誰かについて。

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    投稿日: 2010.05.04
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    何年も前に読んでたのに上げてなかった…! 短編集。所謂白乙一。 サクサク読めました。 とても面白かったのですが、殆んど切ない系だったので、もうちょっと黒い部分が見えても良かったなー、と思います。 Calling youが好き。

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    投稿日: 2010.05.04
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    失踪HOLIDAY・きみにしか聞こえない・さみしさの周波数から抜粋してまとめ、書き下ろしなども入った短編集。 ウソカノ は 既視感有りとおもったら直前に読んでいた、「はじめ」ににてる。けど好き。 マリアの指は文体?が好き。

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    投稿日: 2010.04.27
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    短編集。 持ち歩いて、暇なときに、好きなお話だけ、 何度でも読み返せるお得な本です。 短編なので、読みやすいです(。^ ^。)

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    投稿日: 2010.04.22
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    短編集。「Calling You」「失はれる物語」「傷」どれも切なかった。「マリアの指」はちょっと怖かったです。

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    投稿日: 2010.04.22
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    応えなかったのは、誰よりも妻のことを愛している自分にできる精一杯の優しさだと思ってます。 他にも「calling you」「傷」が印象に残りました。

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    投稿日: 2010.04.14
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    ■0857. <読破期間> H20/7/8~H20/7/10 <本の内容> 事故で全身不随となり、触覚以外の感覚を失った私。 ピアニストである妻は私の腕を鍵盤代わりに「演奏」を続ける。 家族のため、絶望の果てに私が下した選択とは?

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    投稿日: 2010.04.09
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    泣ける本でトップだったのでセレクトしてみたのですが・・・ 私の中の「泣ける」の意味とは違っていました。。 なんとも悲しい。というか、寂しい気持ちになる短編集。なんていうのか熱(体温)を感じないのです。ずっと日陰を歩いてる感じ。それぞれの主人公に共感を得る読者が沢山いる世の中なのだと思うと気持ちが重くなる。そして、私自身、その奇妙な行動の裏側に潜む傷ついた精神に同情してしまうことにゾッとしました。人の心の中の闇の部分、自分自身わかっていればいいことで、改めて見つめ直す必要はないと思う。目に見えない何かに捕われそうで怖くなりました。振り返るのではなく前を向いてほしい。個人的には読み終えたあと気持ちはブルー・・・いや、グレーかな 

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    投稿日: 2010.04.07
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    本のタイトルにもなっている 「失はれる物語」が忘れられない。 読み終わった後、こんなにも 孤独と虚しさを感じる作品は他にない。 でもこれこそ乙一の描く文章って感じ。

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    投稿日: 2010.04.03
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    乙一の小説で一番すきなものはこれかもしれない。 構成だとか文章力だとかどうでもいい。素晴らしい作品だった。 全体を通して怖いくらいの孤独がある。読み終わると、息をするたびに胸が引っ掻かれるような切なさに襲われた。 悲しくて美しい―――、語彙力が乏しいわたしには、これくらいしかしっくりくる表現ができない。もどかしい。

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    投稿日: 2010.03.25
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    乙一さんの本で一番好きな一冊。中でも「calling you」には心が引き込まれた。切なくて、胸がきゅーっとなる。

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    投稿日: 2010.03.24
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    たぶん 今のところ 読んできた乙一の中でこの作品が 一番面白かった! 失はれる物語・・・ 幸せは子猫の形 どれも よかった! 俺も失はれる物語の主人公のように 自分より相手を労わる 慈愛の精神を育んで行きたいなと… 遠出の出張とかになると なぜかカバンにこれとクリムゾンの迷宮を忍ばせる癖ができたくらい(*ノωノ)

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    投稿日: 2010.03.20
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    はじめて読んだ、ミステリー。 今までにない新境地を開拓しようと思って。 読みながら思い浮かべてはどきどきして、ページをすいすいめくる。 自分がなったら、どうしよう と思うと、苦しくなった。 いま ここにある暮らしを、大切にしようと思った。

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    投稿日: 2010.03.20
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    まずは表紙がとても綺麗で感動しました。 話も一番最初のは途中で色々正体がわかってしまって 「あーあ」と思っていたらまさかの展開があって・・・ 乙一先生の話には毎回驚かされます! しかし先生のお話に出てくる女の子の考え方とかが 自分とかぶっている気がしてなりません・・・・

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    投稿日: 2010.03.13
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    最初の「calling you」で 完全に彼の世界へ引き込まれ、 オチを毎回期待しながら読み、 「こういうことか...」と 毎回驚かせてくれた。 貸してくれた友人に感謝。

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    投稿日: 2010.03.11
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    calling you と 傷 と しあわせは子猫のかたち がすき。 おもしろいですね。 中高生向け。 読みやすい。 ただ、許せないのは私は乙一のミステリーや推理物は大嫌いなのでマリアの指はいらんと思った。 子猫の話も推理に入ってちょっと萎えた。話上仕方ない展開かもだけど。

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    投稿日: 2010.03.10
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    3年生が読んでるの見て、久しぶりに乙一読みたくなった。 短編が6つ。どれも面白いし、最後に「?」じゃなくて「!」で終われるのが本当にいい。短編はこういう方が好き。せっかく短いんだから、さいごに「で?」とか「え?」じゃなくて「なるほど!」で終わりたいじゃない。 一番泣いたのは「失はれる物語」 一番ハラハラエンターテイメントしてたのは「マリアの指」 ありがちかもしれないけど、たまらなくなったのは「calling you」 特に「失はれる物語」は「ジョニーは戦場へ行った」なみの切ない寂しさにどうしていいのか、どうしたらいいのかー!! キングの「第四解剖室」もだけれど、なにも相手に伝えられない状態に自分が陥ったら…って本当に怖くて、怖くて。だから切ない。どうにもならないんだよね。切ない。悲しい。

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    投稿日: 2010.03.07
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    これは非常に切ない短編集。 乙一特有のグロさはあまりありませんが もの悲しさがそれ以上にあります。 「失はれる物語」 事故で体の何もかもを失い 片腕の一部だけ他からの接触を感じ取ることが出来た。 それに喜べたのは最初だけ。 腕の表面から感じ取る事の出来る妻の悲しみに 夫は決断をする。 色んな形の優しさを表現する乙一。 時に酷で覚悟が必要な優しさを こんなにも身近に感じさせてくれるのだから天才。 「しあわせは子猫のかたち」 ホラーっぽいところが全く無くほんわかして読めます。 子猫の描写がなんとも言えず切ないです。 「calling you」 映画になりそうなドキドキした展開、、、 と思ったら映画化されてるそうですw 「傷」 この短編集の中ではこの作品が一番好きかなぁ。 ”素直で大人しく見返りを求めず     非常に献身的でどこか寂しげ” というような読んでいて心を締め付けられるような少年が出てきます。 こういうキャラクターは乙一は色々な作品に登場させますが 非常に効果的でこの度に切なくなりますね。 「マリアの指」 ひたすらにマリアの指を探し続ける男の愛と それを壊した女の恨み妬みが 人間の闇をみせつけます。 「手を握る泥棒の物語」 乙一の中ではわりと普通っぽいwお話かも。

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    投稿日: 2010.03.04
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    その作品には優しい嘘があり、人間味溢れる柔和な温もりがある。 残酷な描写を淡々としたためる作品がある一方で、それとは真逆のほんわりとした作品が、この小説だろう。 その両方を兼ね備え、上手く分類できている乙一さんは、とても器用な方だと思う。 この作品は後者であり、それはまるで幼子へ微笑みかけるようなものであった。

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    投稿日: 2010.03.04
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    全部で8個の物語が収録。 長いものもあれば、短いものもあったり…。 ほとんどの話が「変わっていくこと」が描かれていると思った。 いや色々考えたら、全部なのかもしれない…良い事も悪い事も。。 上手く説明できないけど…。 どの話も好きだな。 「マリアの指」はちょっとぐろいと自分が感じるところはあったけど、どうなるのか気になってついつい読み進めていたり。 「失はれる物語」は読んでいて泣きそうになった。ていうか、少し泣いていた。

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    投稿日: 2010.02.22
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    切ないお話が集められた、短編集です。 本当にいいお話ばかりで、読み終わった後じんわりと心に沁みいります。 おすすめは、 きみにしか聞こえない(コーリング・ユー) 幸せは子猫のかたち の、2作品です。

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    投稿日: 2010.02.20
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    装丁が凝っていて綺麗で好きです。触れて、眺めて、ため息をついてしまう。 書き下ろしの「マリアの指」が読みたくて、借りた本です。 ライトノベルの壁を越えてうれしい!

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    投稿日: 2010.02.14
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    主人公は事故にあって、右腕肘下の皮膚感覚以外の五感を失った。目も見えない、耳も聞こえない、声も出せない、彼の意志を伝えてくれるのは唯一僅かに動く人差し指だけだった。  そんな彼を暗闇から救ってくれたのは妻だった。腕に文字を書き、いろんな情報を教えてくれたり、会話もした。妻が質問を書き、彼がYESなら1回NOなら2回指を動かす簡単な会話。「死にたい?」妻は彼に聞いてみた。彼は肯定したのにもかかわらず生かされ続けた。  そう彼が答えた日から音大卒の妻は彼の腕でピアノを弾くようになった。音は無いけれど、その演奏は彼を暗闇ではない、いろんな景色を見させてくれるものだった。毎日いろんな曲を弾いてくれて彼はいろんな景色の想像を巡らす。彼女のありのままの弾き方は、そのまま彼に彼女のイメージを伝えた。健康であった時より妻の気の持ちがわるようになった彼はある日妻が疲れていることに気づき、自分のせいだと思って自殺をすることにした。  勿論、人差し指しか動かない彼に自殺はできない。人差し指を動かさない事で自分の存在を消そうとしたのだ。機械で生かされている今、彼は人差し指を動かすことによって周りの人に意志も生きている事を知らせていた。それをしなくなるというのは、死んだも同然のことだった。でも妻は夫がわざと指を動かさないでいる事を見抜いた。「動かしてください。」ともお願いをしたけど、彼が動かす事はなかった。そしてだんだん妻は病院来なくなり、ついに彼はまた暗闇の中にもどった…

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    投稿日: 2010.02.08
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    どうしようもなく切なく悲しい。 だけれども、なぜかそこに幸せもある。 もしかしたら、本当の幸せとは悲しみの中にあるのではないだろうか。 そんな風にも思えてしまう一冊です。 短編集なので多くの紹介は書きませんがいくつか参考までに。 1.Calling You ケータイを持っていない私が、いつも空想している私だけのケータイ電話。 それを想像するだけで幸せだった。ところがある日その電話に・・・。 2.失はれる物語 交通事故で突如、五感全ての感覚を奪われた私。唯一、右腕の皮膚の感覚を残して。 残された私の右手を鍵盤に見立て、そこでピアノを弾く妻。 そこで弾かれるメロディーには五感以上の深さがあった。 3.傷 誰よりも美しく、誰よりも優しい心な彼が持つ特別な能力とは? 4.手を握る泥棒の物語 タイトル通り! 5.しあわせは子猫のかたち 僕と世話好き幽霊のちょっと悲しい物語。 6.ボクの賢いバンツくん No comments! 7.マリアの指 それは偶然だったのか? 自殺したマリアの指が教えてくれた真実は恐ろしい現実だった。 短編ながらにして本格的な推理小説。 8.ウソカノ タイトルの意味、分かるかな? 少年から青年へのちょっとホロ苦い物語。

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    投稿日: 2010.02.06
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    乙一さんの短編集で、最初の「Calling You」を読んで乙一さんが好きになりました。 私が好きとする内容で、とても感動できるもので泣いてしまいました。 お話自体もそんな長いものではないので読みやすいと思います。 乙一さん作品、もっと読んでいきたいです。

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    投稿日: 2010.02.06
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    乙一さんの小説はいつもじめじめ湿って暗い設定の中で話が進んで行くのに、 読後、いつも優しい気持になるのはなぜだろう?? この本もそんな本です。

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    投稿日: 2010.01.30
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    乙一さんの作品はちょっとダークなものが多いですが、『失はれる物語』は心温まる短編作品が詰まった一冊です。その中でも特に私が好きな話は、『傷 -KIZ/KIDS-』です。他人の傷を自分に吸収するという不思議な力を持った少年と、その少年を支えていく少年の話です。2人とも過去に辛い経験をしていて、お互いを思いやる友情に、涙が止まりませんでした。映画も公開され見に行きましたが、本の方が面白かったです。

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    投稿日: 2010.01.20
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    目覚めると、私は闇の中にいて、交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感のすべても奪われてしまっていた。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。夫は自殺することもできないし。 とても発想がすごいとおもった。

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    投稿日: 2010.01.19
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    大切な人とわかちあいたくなる、暖かい涙を誘うピュアストーリーズ 切なくて儚くて泣ける。乙一さんはホラーのイメージがあったので今まで読んだことがなかったけれど、これはグロさがない短編集です。 でも、最後の一話はホラー色濃かった。

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    投稿日: 2010.01.18
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    最初「Calling you」を本屋さんで立ち読みしたのですが、悲しくなりました。とてもいいお話でもあり、切なくもなりました。 私は「ウソカノ」が好きですw面白かったですよ。

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    投稿日: 2010.01.18
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    表紙の綺麗さで手に取りました。 表題作ほか短編が詰まってます。 乙一に出会ったのが「GOTH」だったので、こんな作品も書ける人なのか、という印象。 「calling you」「幸せは子猫のかたち」「傷」とかも好きです。 心温まるけど切ないお話が多かった。

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    投稿日: 2010.01.17
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    この本は短編集です。この本は、「Calling You」と、「失われる物語」と、「傷」と、「手を握る泥棒の物語」と、「しあわせは子猫のかたち」と、「マリアの指」とが入っています。どれも興味深い話ですが、お勧めは「しあわせは子猫のかたち」です。内向的な主人公と幽霊のお話で、幽霊の話なんてありきたりで面白くないかなと思いましたが、読んでみるとすごく引き込まれる話しでした。

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    投稿日: 2010.01.15
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    タイトルにもなっている「失はれる物語」はいいのか悪いのか、正しいのか正しくないのか、まだわからない感じ。 あとがきの代わりに書かれた「ウソカノ」は大好きです!!

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    投稿日: 2010.01.10
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    乙一作品の中では一番好き。 乙一のいいところはすんなり読めるところ。 そしてこれは心温まるエピソードが多かったはず。

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    投稿日: 2010.01.07
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    良くも悪くも似たような話がどこにでもありそうな短編集 めぼしかったのは2つ3つ。どちらかというとライトノベルに近い印象。

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    投稿日: 2010.01.04
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    星3  この本の出版の意図が分かりません。 スニーカー文庫を買っている人に失礼では? 角川さん、と思うのです。(私だけですか?)多分、スニーカー文庫を買わないような人へのアプローチの一環だと思うのですが、それにしても、と思います。  内容は、特にはありませんが、悪くもありません。全編を通して乙一さんです。ちょっと印象は弱めではありますが。(それは、ほとんどを私が一度読んでるからかもしれません・・・。)

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    投稿日: 2010.01.03
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    表題作「失はれる物語」は、妻を悲しませている原因が自分だと知った主人公が自ら死を選ぶという作品。言葉にできなくなってしまってからどんどん沸きあがる妻への感謝の気持ちが切ないです。 そのほか、僕が特に気に入ったものは「Calling You」と「しあわせは子猫のかたち」のふたつ。 「Calling You」は頭の中にできた携帯で親しくなっていく男女の物語。最後にリョウがシンヤを助けるために、自分の死を覚悟してついた嘘。それを嘘だと気づき、同じように自分が死ぬことを知ってリョウを助けたシンヤ。二人のやり取りは涙なしには読めません。 「しあわせは子猫のかたち」は、幽霊と一緒に生活するという一風変わったストーリー。主人公は生きていた頃の雪村を殺したのは誰なのか探し続け、唯一の友人へとたどり着きます。その事件の解決後に消えてしまった雪村が残した手紙は、読者の涙を誘うと同時に、読者自身のためにも書かれたのではないかと見紛うほどに勇気付けられます。 他にも、「手を握る泥棒の物語」や映画化された「傷」など、白乙一と呼ばれる作品の中でも特に感動するものばかりが集められています。

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    投稿日: 2009.12.29
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    「ZOO」とは違い、泣けるような話がつまった短編集。個人的に「Calling you」と「マリアの指」が印象的。「しあわせは子猫のかたち」は「失踪HOLIDAY」で読んだが面白かった。

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    投稿日: 2009.12.23
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    学校で読んでいたのですが、人目も気にせず号泣してしまいました・・・! 個人的に表題作が一番好きです。

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    投稿日: 2009.12.15
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    すごく好きな作家発見したと思った本。 短編集だがどの話もおもしろい。 失はれる物語はどこまでも切なく虚しかった。 全部読み終わったらマリアの指が強烈すぎて 他の短編の印象が薄れた。

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    投稿日: 2009.12.11
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    ZOOとすこし似ているかも。 楽しくて、せつなくて、残酷で、やっぱりちょっと不思議。 そんな話が集まった短編集。 特に表題でもある「失われる物語」は、すごいと思う。 たぶん、小説でこんなことやった人は初めてなんじゃないかと思う。 あと個人的には「ボクの賢いパンツくん」が好きです。 3ページくらいの短い話だけど、せつなくて楽しい感じがいい。

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    投稿日: 2009.12.10
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    「臆病だと思われるかもしれないけど、もうわたしは、失敗をして人に笑われたくないんだよ」 怖くて、人に話しかけることができない。話しかけられると、緊張してしまう。 このことを考えるたびに、わたしはこの先ずっと、みんなのようには決してなれないのだという沈んだ気持ちになる。 「ああ、わかるよ」 シンヤの声はやさしかった。 「でも、きみのそれは欠陥なんかじゃないと思うね。まわりに、本心のない言葉が多すぎるんだ」 「言葉?」 「きみはいつも真剣に人の言葉と向き合っているのだと思う。人の言葉に対して、ひとつずつ意味のある答えを返そうとする。だから、多すぎる嘘に傷ついていく。でも大丈夫。その証拠に、ぼくとはちゃんと話しているじゃないか」「Calling You」(p.31) 腕の上に降り立った彼女の指先は、まるで胸を掻き毟るように皮膚を弾いていった。彼女が腕の鍵盤で奏ではじめたのはさきほどの明るい曲ではなく、どこまでも暗い穴へ落ち続けていくような極だった。「失はれる物語」(p.80)

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    投稿日: 2009.12.05
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    「Calling you」「しあわせは子猫のかたち」 この2作がすごくよかった。 号泣まではいかないけど、泣かせる作品です。

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    投稿日: 2009.12.03
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    「切ない本」タグで一番最初に合った本。 突発的に買ってきてしまいました。 短編が6~7作入っています。 乙一氏の作品は初めてですが、読みやすいですね。 東野ものより軽く読みかな。 「切ない」話は確かに多いけれど、 サクサク読めすぎて逆に涙が…ってことにはならなかったです。 個人的には一番最初の、「Calling You」が好き。 タイムラグの使い分けが面白いな~と。 本当は、男の子が喋りすぎでなければもっといいのだけれど;

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    投稿日: 2009.12.01
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    ブクログの「切ない本」タグの上位だったので、気になって読んでみた。 なんとも不思議な話のオンパレードだけど、確かに切ない話もある。 短編集なので、話もそれほど深くなく、すんなり読める。

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    投稿日: 2009.11.30
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    乙一さんの作品は、関係ないような事柄が実は繋がっていたというお話が多いので、読んだあとになるほど、といいたくなります。

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    投稿日: 2009.11.23
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    読み終わった後、充足感を感じました。 ほとんどの作品は悲しい物語なんですが、それでも最後にはどこか救われる部分があり、切なく、全体的に透明感のある本でした。 悲しい物語ではない作品もありましたが。 個人的に特に好きな話は「しあわせは子猫のかたち」「手を握る泥棒の物語」。 「しあわせは子猫のかたち」は悲しいんですけど、良いですね。 「手を握る泥棒の物語」は面白いです。 表題作「失はれる物語」はこの本の中ではひたすらに悲しいです。 満足度は★★★★☆。 満足感の得られる本でした。

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    投稿日: 2009.11.21
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    表紙見たとき、ガチで濡らしたのかと思いました!  (図書室で借りたので・・・) calling youが好きですねぇ~

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    投稿日: 2009.11.15
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    「Calling You」は切ないけれど、良かった。それと「しあわせは子猫のかたち」も、優しく流れる時間が好き。 「傷」。暗闇の中の一筋の光。自分が突然暗闇に落ちたら…ちょっと怖くなった。

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    投稿日: 2009.11.11
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    彼の世界に吸い込まれるように読みました。 時間をわすれるほど というのはこういうことです。 是非一度騙されたと思って手にとって見てください。

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    投稿日: 2009.11.09
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    文庫本には書き下ろしが入ってるときいたので 読んだことあったけど買いました。 この本に収録されている“しあわせは子猫のかたち”とゆうお話が大好きで大好きで、思い出しただけでほろっときちゃいます。 calling youや傷、手を握る泥棒の物語など映画化になったお話もたくさん入ってます。 はあーーやっぱ乙一はよいなあ。この胸がきゅーーっとなる切なさがたまんない。

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    投稿日: 2009.10.30
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    Contents 『Calling You』『失はれる物語』『傷』『手を握る泥棒の物語』『しあわせは子猫のかたち』『ボクの賢いパンツくん』『マリアの指』『あとがきにかえて――書き下ろし小説 ウソカノ』 『Calling You』 映画「きみにしか聞こえない」の原作。映画を見てから読みましたが、原作・映画共に良かったと思います。映画はシンヤがどうして嘘に気付けたのかはっきりしていましたし、原作は何と言っても最後の締めが良かったです。バスの中で読んでいたのですが、内容を知っていても鳥肌が立ちました。 「いろんなことに傷ついて、寂しい思いをしている」人にお勧め。 『失はれる物語』 文庫本のタイトルの小説。『傷』が読みたくて買ったので三番目に読んだ話でしたが、読み進めていくうちにタイトルに選ばれるだけあるなと思わせられた話でした。

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    投稿日: 2009.10.29
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    乙一特有の切なさとファンタジーがあふれる短編集。暗い性格の主人公が自分の妄想だけの存在にすがるという、ちょっと陰鬱な感じの作品が多い。それでも最後に爽快感が残る辺りは乙一の力量を感じる。『平面いぬ。』が好きな人ならこちらも楽しめるはず。 収録作品はこちら。 1.Calling You 2.失はれる物語 3.傷 4.手を握る泥棒の物語 5.しあわせは子猫のかたち 6.ボクの賢いパンツくん 7.マリアの指 8.ウソカノ

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    投稿日: 2009.10.27
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    短編集。 一度読んだけど また読み返してみた。 「Calling You」 と 「しあわせは子猫のかたち」が好き。 切ない話。 でも また読みたくなる本。

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    投稿日: 2009.10.26
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    Calling You、しあわせは子猫のかたち どちらも切なく優しいお話でした。 Calling Youは映画化されていますが見る気がしません。 乙一さんの作品は映画化しないほうがいいのでは?

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    投稿日: 2009.10.25
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    私が切ないというジャンルに嵌ったのはこれがきっかけでした 「Calling You」の報われなさや「ボクの賢いパンツくん」の 面白ながらもなぜだか感動する話などは乙一先生らしいなあと思います

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    投稿日: 2009.10.24
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    ミステリー、ほのぼの、ほんわか、哀しい、色々詰まった一冊。 「Calling You」「失はれる物語」「傷」「手を握ると泥棒の物語」「しあわせは子猫のかたち」「ボクの賢いパンツくん」「マリアの指」「ウソカノ」収録。

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    投稿日: 2009.10.22
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    乙一さんの短編集。 切ないお話が多くて涙が止まりませんでしたが、どのお話もどこか希望が感じられるところが好きです。 特に「calling you」は印象に残っている大好きなお話です。 2008/02/20

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    投稿日: 2009.10.18
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    中学時代に単行本読了、文庫化で再読。ティーン向けだと思っていたけど改めて読むとやっぱり乙一は素晴らしい。切なく温かい気持ちになる。

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    投稿日: 2009.10.16
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    おもしろかった、読んで良かったです。生きることは大変なことの連続だけど、それでも素晴らしいこの世界。希望を残しているのがいいです。

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    投稿日: 2009.10.10
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    珠玉の短編集。いわゆる白乙一の最高峰。 はじめて乙一を読むのであればこの本が間違いない。 (読書慣れしている人は『ZOO』が良いと思う) 切なくなりたい人、泣きたい人、温かい気持ちになりたい人。 まずはこの本を読んでみよう。 ほんの500円で幸せになれる。

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    投稿日: 2009.10.05
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    装丁に惹かれてついつい手に取ってしまった一冊。 読破後にこのデザインを見ると考え深いものがあります。 全体的に暗く寒い状況の中で優しさや切なさ、温かさがかすかな光が伝わってくる作品。

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    投稿日: 2009.10.02
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    乙一 私と同い年の作家。 そんなことはどうでもいいかw 怖い(エグい)話が苦手だったので ホラー作家っていうイメージが強かった乙一は あんまり食指が動かなかったのだけど。。。 薦められて読んだ 「暗いところで待ち合わせ」 が、かなり、いや、相当良かったので、 他のも読みたいなぁと思うのだけど、 どうしても設定が怖そうなのが多くて手が出しにくく。 この本も装丁がすごく好きだったから 読みたかったのだけど 友人から「怖くないから大丈夫」って言ってもらえなかったら きっと読まなかっただろうな。。。w で、本題。 これは私の大好きな短編集。 ・Calling You ・失はれる物語 ・傷 ・手を握る泥棒の物語 ・しあわせは子猫のかたち ・ボクの賢いパンツくん ・マリアの指 ・ウソカノ(書下ろし) 計8つの世界観が楽しめます。 これは、それぞれ、★2〜5つのハナシが混ざっている感じなのだけど、 トータルで★4つかな、と。 その中でもいいのは ・Calling You ・傷 ・手を握る泥棒の物語 さらにダントツでいいのは ・しあわせは子猫のかたち  ↑  これは本当によく出来ていて、  うっかり他の人がいても関係ないくらい  泣きそうになってしまった。  こういうステキな話を読んで、  泣けないなんて、なんて理不尽なんだろうって思うくらいw この本は、 涼しい雨の日とかに なんのBGMもないまま読むのが似合うような感じ。 もしくは疲れ果てた日のお風呂で。 短編集だから、それぞれの話から受けるイメージが全然違うけれど、 好きな話だけを拾い読みできるのもいい。 最後に、 この本の中で唯一もったいないなと思うのが ・マリアの指 この話、もうすこしコンパクトにまとめれば良かったのに。。。 乙一、 作家買いするには勇気が要るけど、 良作は読み逃したくないなぁ。。

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    投稿日: 2009.09.27