
総合評価
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powered by ブクログ喧嘩っ早くて強情張りなヤスさんが亡き愛妻の忘れ形見アキラを無骨ながらも一心の愛情を注ぎ、不器用な男親を案ずる旧友に支えられながら親子の絆を築いていく古き良き昭和のホームドラマ。 親からもらった恩は返しても返しきれない重みがあるなぁ…と今更ながら感じます。 ティッシュ傍らに号泣準備万端で読んでいましたがそれ程では…。 自分に子供がいたならまた違った見方が出来たのかな。
0投稿日: 2013.12.16
powered by ブクログ「親が子どもにしてやらんといけんことは、たった一つしかありゃあせんのよ」 「…なに?」 「子どもに寂しい思いをさせるな」 これを胸に刻むわ。素晴らしい小説でした。
0投稿日: 2013.12.14
powered by ブクログどこまでも不器用なヤスさん。 親父と呼ぶにふさわしい親父です。 本当に、不器用だけど、理想の親父と思えてしまいます。
1投稿日: 2013.12.07
powered by ブクログ不器用な父ヤスさん。子供が産まれ幸せな日々を過ごしていたが、妻を事故により亡くす。 父と息子との親子の愛。 飲み屋の女将。和尚の幼なじみ。仕事の仲間。大切な仲間に囲まれて生きてきた二人の大切な親子の愛。 不器用だけど一番に息子を思うヤスさんの優しさが伝わってくる話でした。
0投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログ父親と息子の人生物語。 父親ヤスさんと息子、母親、それを支える周りの人々。 日常の中にある、様々な出来事を丁寧に描いており、涙が止まらない! 特にお父さん、子育てに悩んでるお父さん、子供とどう接していいかわからないお父さんに読んでもらいたい!
0投稿日: 2013.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不器用な父親が息子の就職した時に、息子が書いた論文を編集長に見せられたシーンに感涙。 (母親が死んだ原因が息子にあることを隠して自分のせいだと教えていたが、和尚が自分の息子に遺言として後から手紙で伝えるように言い残していた) 話自体はゆるくて、緊迫感もなにもないが、愛情の深さや自分でも分かっていながらへそを曲げてしまう心理描写がよい。 星4.5。
0投稿日: 2013.12.02
powered by ブクログ堀江氏が強く推薦していたので読んでみた。何も起こらないけど、ホッとするいい小説。たまたま自分自身がこれまでに経験してきたことと、これから間も無く経験しそうな内容が書かれていて、身近に感じられたせいかもしれない。いろんなことを思い出した。息子が入社試験に書いた作文を、父親が読むシーンは泣いてしまう。
0投稿日: 2013.12.02
powered by ブクログこの小説は、重松清の得意とする、家族愛を描いた、 父親と息子の親子愛涙なくして読めない小説である。 ここまで書いて、普通の物語と思われると残念なので もっとネタバレにならない程度に良さを書いてみる。 みんなに『ヤス』と呼ばれているこの、小説の主人公の父親が 非常にシャイで不器用で、え?なんでこの場面でこういう言葉を 発するのという位、何回もそういう場面が出てくる。 そこがいいのである。 また、アキラという息子は、気の利く優しい子なのである。 この二人が繰り広げる話は、読んでいる読者が 実体験に基づいて読んでいくと さらに身に染みてきて涙が止まらない。 最近、本を読んで感動して泣いたことがない人に おすすめの本です。
1投稿日: 2013.12.01
powered by ブクログ本もドラマも最高。 心が温まります。 浄化されたような気持ちになります。 タイトルは「とんびが鷹を生む」から来ており、「とんび」は父・ヤスさん、「鷹」は息子・旭を表している。 家族愛や田舎の親密で暖かい人間関係に感動。 トラック運転手ヤスさんと最愛の妻みさこさんとの間に生まれた旭。 幸せな家族生活は、事故によるみさこさんの他界で早くピリオドを打つことに。 予期せずシングルファザーとなったヤスさんは、昔気質でガサツで不器用ながら、 周囲の助けに支えられながら旭を育てて行く。 旭が成長し、進学や就職や結婚と、自分の知らない間に様々な意志や考えを持つようになることで寂しさを感じ、いじけながらも、 いつでも最終的には旭の背中を押していく。 幸せなのに、幸せだから? なんでこんなに涙が出るんだろう。 最後、幸せに涙するヤスさんの描写がなんとも印象的で感動ものでした。
0投稿日: 2013.11.23
powered by ブクログ親として、子として、嫁として、いろんな立場で泣けます。 親ってのは大変なんだと思った方がいいと言われましたが、このお話でもそう書かれています。 親子の絆は固いです。
0投稿日: 2013.11.23
powered by ブクログ自分自身も人生を折り返してしまったからか、重松清さんの作品には滅法弱くなった。 自分自身の来し方とヤスの人生を重ね合わせながら、感情を揺さぶられてしまった。 作文のくだりで涙腺が決壊した人が多いみたいだけど、俺はたえ子さんと泰子さんが出逢う場面でやられた。
0投稿日: 2013.11.23
powered by ブクログ電子書籍で読了。 不器用で乱暴な父親の恥ずかしさの混じる愛情に心打たれます。 家族ってどんな形であってもいいなあと思える作品。
0投稿日: 2013.11.19お国訛りが心にしみる
瀬戸内の港町に生きた男の一代記。父親を知らないヤスさん、そして母親を知らない息子のアキラ。二人は街の人情にくるまれて、生きていく。おそらく広島県のどこかの町がモデルだろうと思うが、どの登場人物も魅力的。涙なしでは読めない重松節にあふれている物語です。岡山に住む自分には、ヤスさんの備後弁のセリフが心にしみる。 物語の山場は、思春期から青年期へ脱皮する息子アキラと父ヤスさんとの不器用なぶつかり合い。親の心子知らず、いや、子の心親不らず・・・自分も二人を見守る周囲の一人になった気持ちになって、やきもきしてしまい、最後には涙がホロリと流れてしまいました。
2投稿日: 2013.11.18ドラマになってたこと、知らなかったのですが・・・
重松清先生の作品って結構重いってイメージがあったのですが、 この小説は笑えて,泣けて、心が暖かくなる作品です。 息子の誕生から結婚まで、寄り添うように不器用に生きた父親の心情がほんとうにやさしく表現されています。 心が寒くなった夜には、是非とも読みたい一冊かと。
2投稿日: 2013.11.18ドラマと全く一緒ではないので、読んでみて良かった
ドラマで知ってる内容なのに、気がつくと涙が溢れて溢れて‥‥‥止まらない!!久しぶりに、“泣きたいときにスッキリ泣ける”物語 dramaは、きっちり全回見れる性格じゃないので、見逃しちゃってたところは…本としてだけでもとても楽しめる一冊でした☆ 気持ち良い文章力♪ 色々な俳優さんの優しい笑顔を思い出しながら読み、二度楽しめました(^^)
2投稿日: 2013.11.16
powered by ブクログ不器用な人ほど一生懸命さが滲むことが、がむしゃらに踊るような文体からも伝わってくる。 応援したくなって、いつしか一緒に子育てしているような感覚になっているのにふと気付きます。
1投稿日: 2013.11.08
powered by ブクログ不器用な父と子の物語。 作文のくだりが泣ける。 電車の中でも泣きそうになった。 色んな人の愛情が人を作るんだな。
0投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログテレビを観た友人も、ホリエモンも泣けると絶賛。どんな本なんだと読んだ。不器用な父と優しい子の話である。不器用ながらも父として頑張り、その父のことを考えながら成長していく息子の物語は、思った以上に感動的だった。自然と涙していた。
0投稿日: 2013.10.27まあまあです。
不器用な親父。男手ひとつで育てた息子への愛情を徹底して描いています。 自分も同じ親として愛情を実感できるので、まあまあ良かったかな。 ただ、親の心子知らずという言葉があるように、まだ親でない人には少しくどいかも。
1投稿日: 2013.10.23
powered by ブクログ父と子の物語。 重松さんの作品、さすがです。深い!! 夫婦の間で生まれた息子がかわいくてかわいくてしょうがない父のヤスさん。 しかし、事故で母親は息子をかばい、亡くなってしまう。 そこから父と息子の生活が始まるが、愛情表現のへたなヤスさんはいろいろと苦労する。 ヤスさんや息子のアキラのそばで手助けしたり助言したりしてくれる人々の存在が非常に濃いですね。 私はお寺のおしょうさんがヤスさんに言った「おまえは海になれ。雪は悲しみじゃ。地面にはどんどん悲しいことが積もっていく。お前は地面になったらいけん。海じゃ。なんぼ雪が降ってもそれを黙って、知らん顔して呑み込んでいく海にならんといけん」という言葉にググググッときました。 そして息子は大きくなるまでなぜ、お母さんが亡くなったのか、本当のことを知らされていなかったのですが、それを知ってから書いた入社試験での作文がまた泣けましたね~。 その作文を読んだ時に、アキラはヤスさんを越えたなと感じました。 息子の存在を通して、親も成長していく。 そして家族の中で幸せを見つけていく。 そんな当たり前のことが素敵なんだなと感じさせてくれた一冊でした。
0投稿日: 2013.10.22昭和の父親
男親の私としては、ある時はヤスさんある時はアキラの立場で読んだ。昭和という時代だからこそ描けたストレートな親子の話。良い時代だったと改めて痛感した。できれば平成版のとんびも読んでみたい。どのような話になるのか親として興味がある。
2投稿日: 2013.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
外では読めないわ…全あやこが泣いた。 重松清は昔読んだことあったけどグロいいじめのシーンとかが多かったイメージで、敬遠してた作家。 堀江貴文が勧めてる本で小説ってめずらしいな、と手に取った。 不器用で、口が悪くて、暴走してすぐ空回りするし、頑固で、理不尽で、なかなか子離れできなくて。 完璧な親父じゃないけど、理解し、助けてくれ、導いてくれる人がたくさんいる。 そして、子どもにはしっかりと思いは伝わってる。 もう作文のところなんて嗚咽出るわ。 よく考えたら親と子どもが一緒に住むのなんてたかだか20年前後。 あっという間やな。10歳で折り返し地点か…。 その間に子どもは50cmくらいから3倍以上の大きさになるし、思春期とかゆうて喋ってくれへんくなるし、お互い何考えてるんやろうと思い悩むときもあるし。 そりゃ親も子どもの成長に気持ちがついていかないこともあるやろな。そして寂しくなるよな。 自分の育てた子に全幅の信頼を置いてくれている親に感謝した。
1投稿日: 2013.10.17
powered by ブクログ泣かずには読めない。 電車では無理だなぁ。 不器用だけど溢れるほどの愛情での子育てを通して、親とは、子とは、家族とは。いっぱい考えさせられて、胸が熱くなりっぱなしの物語。いい話だった。
0投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不器用だけど一本気な父親の息子への想いが溢れる、そんな熱いお話。ホリエモンが塀の中で号泣したと紹介したので読んでみたがまぁ確かに泣くよねコレ。 ヤスさんの無骨で不器用でたまにトンチンカンだけど、それでもまっすぐにまっすぐに息子をだたただ愛するその姿は、同じ父親としてそりゃ泣くしか無いよ本当に。 それと、家族ってなんだろうね?と読んでいて思った。家族は血のつながりは多分関係なくて(だったらかみさんは家族じゃなくなっちまう)、むしろ人間かどうかも関係なく(ウチは猫も家族だし)、自分が愛して家族だと思えば家族なんだなぁと。それは簡単なことではないけれど。 作中、アキラにとって家族は、もうヤスさんではなく、奥さんと子供の事になる、みたいな件では寂しいけど、そうなっていかなきゃいけないよなぁとしみじみ感じた。というかこれってとても大切で、これを履き違えるとそれこそ家族が変になってしまうんだ。夫にとって一番大切なのは当然に妻と子供。親は二の次。そんなのは当たり前なのに、親を感謝するのはいいことだけど、妻より子供より大切にするってのは、やっぱり歪だよなぁと思ったりした。 親になって、改めて親に感謝。そして今まで以上に子供達を、家族を愛する気持になれる。そんな一冊だった。
1投稿日: 2013.10.08泣けた
見せかけじゃない家族愛を感じた。 良い意味で昭和だなぁ~。 個人的には、ドラマより泣けた。
1投稿日: 2013.10.02
powered by ブクログ通勤電車なのに号泣しそうになり、少しずつ休み休み、心を落ち着かせながらページをめくった。やめればいいのに、読むのを止められなくて困った。 最初から泣かせる小説だと思ってかなり身構えていたのに、あっという間に引き込まれたのは何故だろう。 心が優しく、暖かくなる小説。大勢の人に読んでもらいたい。
2投稿日: 2013.09.24
powered by ブクログドラマで見て大体の内容は分かっていても、泣けるんですよね~ 親の愛ってすごいよな~って思います。 最近は親が子供を殺したり、子供が親を殺したりという事件が起きますが、 こうして命の大切さや人のつながりを、親が子どもときちんと向かって伝えて入れば大丈夫だと思うのは甘いでしょうか。 最近はテレビでやってるから、とか学校で注意してくれないから…などと言って難癖をつけるモンスターペアレントが多いと聞きます。 でも臭い物に蓋をするのでなく、臭い物を見たうえで、これはいけないことなんだと教えるのが大切な気がします。 やっちゃんと旭、とんびが鷹を生んだということかもしれませんが、旭への家族への愛情は誰にも負けない強い鷹だと思います
0投稿日: 2013.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前から読もうと思っていてなかなか読めず。前情報によると、親子の話らしい、じゃあ娘の誕生日に合わせて…と読んだ。 ワタシと同じく28歳で親になった主人公のヤスさん。 照れ屋で、照れて照れてひたすら照れて愛する奥さんに向けて出す言葉はいつも素っ気ないヤスさん。 沈黙が苦手で、つい「アホんだらぁ!」と憎まれ口を叩いてしまうヤスさん。 冷静になる事が出来ず、すぐ突っ走ってしまうヤスさん。 ヤスさんが奥さんと幼い息子のアキラと海に行くシーン。 借りてきたカメラのファインダー越しに見る自分の家族の幸せな風景に幸せを噛み締め過ぎて何枚もシャッターを切る。 ワタシも、娘が産まれる前に一眼レフを買いました。 初めての自分の子供を、カメラのファインダー越しから覗いてました。 なので、娘と一緒に写っている写真は殆どない(笑) ヤスさんと同じく、家族の幸せなキラキラした素敵過ぎる状況を直視出来ずひたすら照れてたのかも… 娘との物語はまだ六年間だけど、小説の中のヤスさんとアキラはさらに続いていく。 一緒にお風呂に入らなくなる。 両手広げて駆け寄ってこなくなる。 親父、と呼ぶようになる。 後輩の前でイキがるようになる。 地元を離れて東京の大学に進学する。 結婚したいと言って来る。 etc。 主人公のヤスさんから自分の両親を感じ、さらに将来娘の成長にたじろぐ自分を垣間見ているようでもある。 「幸せになりんさい。金持ちにならんでもええ、偉いひとにならんでもええ。今日一日が幸せじゃった思えるような毎日を送りんさい。明日が来るんを楽しみにできるような生き方をしんさい。親が子どもに思うことは、みんな同じじゃ、それだけなんじゃ。」 娘との日々はどんな風になっていくのだろう。 ようやく六歳。今後も楽しみ。
0投稿日: 2013.09.12
powered by ブクログ読んでてイライラするほど不器用なやっさん。だからたまに素直になると泣けてしまう。息子たちに子供の育て方を教えるとこがしみる。
0投稿日: 2013.09.11
powered by ブクログもどかしい。ヤスさん、本当にもどかしい。 ある家族、とくに父と子と、それを暖かく包む周囲の人たちのものがたりである。 しかしこの父、本当に素直でない。でも、かわいいひねくれ者である。 そしてその父ヤスさんは、まわりのみんなに愛されている。父一人子一人になっても、みんながあるときは母親となり、父親となり、友達となって、子アキラの成長を支えていく。 アキラの成長を描いていく中で、父としての成長を・・・描きそうなものであるが、そんなに分かりやすい成長がある訳ではない。いつも素直じゃなくて、みんなとぶつかって、たまに嫌な、ダメな面も見せる。でも人一倍情に厚くて、涙もろくて、そしてみんなを愛しているヤスさん。そんな父子、愛されないわけない。 重松清の描く家族と人間が好きである。そんな人には、ぜひおすすめの一冊。 そうじゃない人も、親子、家族、まわりの人たち、みんなの関係性をもっと考えたくなるはず。「絆」という単語は(たしか)出てこないしテーマにもなっていないけど、「つながり」とか「ささえ」とか、人として生きる上でいつの時代でももっとも大切な、そして基本的なことに気づかされます。
0投稿日: 2013.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマ化から知って読んだ。父と子の物語だが、亡くなった母もずっといる。 今の世の中、自分の知り合いをより多く、交友関係を関係を広げるのが良しとされている風潮がある。 しかし、家族と親友、自分を良く知ってくれる人々がいればそれでいいんだ、幸せなんだということ。 また、自分だけでなく、そういう人たちの幸せを願うことで自分の人生は豊かに意味のあるものになる。
0投稿日: 2013.09.04
powered by ブクログ貸してくれた友だちは、随所で泣けた泣けたと言っていたが、私はラストでジーンときた。 テレビは見ていなかったけど、親子やお坊さんなどの配役は知っていたので、頭の中の映像はその配役になっていた。 不器用だけど愛情深いな父親。 ひとりの子を見守る周りの人びとの温かさ。 「幸せ」ってこういうことなのかなと…感じた。
0投稿日: 2013.09.01
powered by ブクログやっさんは、憎まれ口叩きながらも、男手一つで育てたアキラを心底愛し、信じている。言葉にできない親子愛を感じる一冊。少しでもやっさんのように子供に全力で向かい合いたい。
0投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログぶきっちょさが読者の心を温かくしてくれる。 家族のありかたというものを考えさせられる一冊。 でもドラマを見る前に一度読んでおきたかった! 自分で登場人物のイメージを作りたかった… 余談ですが 浜松駅を過ぎたときに ちょうど浜松がでてきた。 奇跡!
0投稿日: 2013.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヤスさんがいい味出してる。 ヤスさんの周りがいい。でも、それは、ヤスさんがいい人だから、みんなが集まってくるんだろう。 「海になれ」 あたしも、海になりたい。 風にもなりたいけれど、海にもなりたい。 そう思った。
0投稿日: 2013.08.27
powered by ブクログヤスさんのように生きたい。 ヤスさんのように深い愛を家族に注ぎたい。 心からそう思える。 そして、いつかまた読み返したい。
0投稿日: 2013.08.27
powered by ブクログ昭和の頑固親父っていいな。改めて父親像、家族像、幸せな人生とは?を実感した。でも時代は変わっていくのは仕方ないんだね。
0投稿日: 2013.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヤスさんはときおり理不尽で勝手だけれど、アキラが大好きで、でも、離れてくらさざるを得なくなる。アキラが出来過ぎのいい子の感はあるが、ヤスさんのキャラクターに引っ張られて読んだ。
0投稿日: 2013.08.03
powered by ブクログ移動の飛行機で読んでて失敗した。もう泣いちゃってぐずぐず。外国の地に降り立ったのに、本の中の世界から抜け出せなくて困った。 ヤスもアキラも登場人物みんな愛にあふれていてとてもすてきだった。
0投稿日: 2013.08.01
powered by ブクログ泣ける〜‼この本読んでると、涙が勝手に出てくるぜ〜‼誰でも夢中になる、重松さんの名作‼絶対、読むんだな‼
0投稿日: 2013.07.19
powered by ブクログ「不器用な男」、ヤスさんの人生はやっぱり不器用で、けれどそれでいてあたたかく人に恵まれていて。こういう性格の人は日本にいっぱいいただろうけれど、こういう境遇の人はそれほどいなかっただろう。でも何故か共感できる、素敵な話だった。「夫」から「父」になり、一度は「息子」でもあったヤスさんは本当に素敵な人だと思う。
0投稿日: 2013.07.13
powered by ブクログ購入してから途中まで読み、昭和の話が苦手らしく、なんだか読み進める事が出来なくてしばらく放置していました。 テレビでのとんびも見る事なく、最近また、一から読み始めました。 やっぱり重松さん。通勤のバスで涙がこぼれないように上を見るのに必死でした。 なんでこんなにうまいんだろう。心にすっと落ちてくる感情はやっぱり言葉には出来ない。 親子愛だったり、友情であったり、人って温かいよね。 素直に感じられる自分の心にちょっぴり感動しました。
0投稿日: 2013.07.13
powered by ブクログ今年初めにTBSでテレビドラマを観て原作を読んでみたいと思っていた作品。 原作を先に読むべきかドラマ化や映画化された映像を先に観るべきか? 原作を読んでいるとついドラマの父親役の内野聖陽と息子役の佐藤健の顔が思い浮かんでしまう。そして他の俳優陣の顔も原作とオーバーラップしながら読んでいったが、この作品は映像のイメージが強すぎた。ちょっと原作と違和感があったのが照雲役の野村宏伸。ちょっと線が細すぎるかな?でも、それなりにいい味は出ていてドラマはそれはそれでよかった。 忠実に原作を再現するのは難しいし、文字と映像では受ける印象が違うのは仕方がないが、原作にない描写もあったり又その逆もあったりして、個人的には原作を先に読んでじっくり味わった上で映像化された作品を観る方がしっくり来るような気がする。 1年前にはNHKでも父親役が堤真一でドラマ化されてたみたいだが、残念ながら観ていない。内野聖陽とどちらが原作のイメージに近かったのだろうか? 息子のアキラが生まれたのが原作では1962年(昭和37年)なので、なんと私と同じ年。原作者の重松清が1963年なのでやっぱり同年代。そういったところも親近感の湧く作品だ。翌年、梓みちよが歌った「こんにちは赤ちゃん」がヒットした。うちの両親も私を見ながらくちずさんだのだろうか? ちなみにTBSのドラマ版はアキラの生まれたのは10年遅れの1972年という設定。 どちらにせよ、泣かせてくれる作品です。
0投稿日: 2013.07.12
powered by ブクログ仕事中ひまな時間に読んじゃダメです。涙腺が決壊したときに電話がなるともう大変!! それぐらい、読んでて涙してしまいました。 自分が今親としてやっさんのように子供に対して思えるか? 子供として親に思えるか? 考えさせられました。 私は海になれているかな~っと。 とっても素敵な愛情あふれる親子の物語。読んでよかった(*^^*)
0投稿日: 2013.07.11
powered by ブクログmisa19830214さんが貸してくれた作品 不器用な父と息子の話、と大雑把な内容しか知らず そんなに面白いのか?と思いながら読み始めましたが 結構早々に泣いてました アキラが「やしゃん」と言っただけでヤスさんみたいに胸が熱くなって泣きました(笑) すごい大事件が連続するって事じゃないのに何か泣けるんですよね~ いやー、重松さんにはホント毎回泣かせてもらいます
0投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログ堤真一さんや、内野聖陽さん主演でテレビドラマ化され、大人気を博した「とんび」の原作本です。不器用な父親とその息子の成長を描く物語なのですが、エピソードのひとつひとつがとにかく泣かせます。電車の中で読むのは危険です。(笑)そして、この親子のまわりにいる登場人物がまたみんな魅力的で、愛に満ち溢れています。心の中が、じわっとあったかい気持ちになれる素敵な作品です。
0投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物の言葉が広島弁で、私の地元にも近く、まるで父の物語を読むように感情移入してしまいました。妻の妊娠から子供の誕生と成長、息子の結婚や孫との出逢いまで、一人の父親の人生を味わったかのようにぎゅっとつまってて、満足感がありました。 しょっちゅう涙ぐみながら読みました。 この年になったからこそ、親の気持ちがわかり、泣けちゃうのかもしれません。
0投稿日: 2013.07.06
powered by ブクログ感動する部分がいっぱい。電車の中で読んで、思わず涙するような部分がいっぱいなんやけど、次が読みたい、早くってことにはならんのやなぁ。この物語が終わってしまうのが嫌やっていうことじゃなく… うーん、読む状況が悪かったのかなぁ。 いい話であることは、間違いない!
0投稿日: 2013.06.30
powered by ブクログドラマは全然見てなかったけど、大好きな本。妻を失った父と、母を知らない息子の家族の物語。作中では二人だけの家族という言葉が幾度か出てきたけれど、寧ろ登場人物皆が家族なんじゃないかってぐらい温かい話。 色んなシーンで泣かされるのに、悲しい涙は全く流れない。 幸せな人生って、楽しいことや嬉しいことばかりじゃなくて、失敗とか後悔とか、そういう辛いことを一緒に乗り越えてくれる誰かがいる人生なのかも。支えてくれるんじゃなくて、一緒になって乗り越えてくれる存在。
0投稿日: 2013.06.29
powered by ブクログ昔に読んだ本で重松清作品には反発を覚えてたけど、これは一気に読んだ。基本的に、悲しい境遇の小説は全然好きじゃないけどこの本はヤスさんの行動や心情の描写が、悔しいけどとても良かった。全く違う環境で、行動がヤスさんみたいなところのある人のことを考えてこういう行動のときこういうことを考えてることもありうるのかとか元気づけられたり。夕なぎ。小説やドラマが共感を呼ぶのは、こういう時にはこう思うだろうよねというような想像を共有しているからなのかな。 アキラの人望は、この話の中ではホッとする気持ちを与えるバランス。 昨晩観てた「デスパレートな妻たち8」でも意外にやしゃん親子と通じるあたたかな親子の話があった。
0投稿日: 2013.06.28
powered by ブクログすごく感動しました。 電車で読んでいたけど泣きそうになった。ヤスさんの不器用にも真っ直ぐな愛。アキラを思う気持ちがすごくうまく表現されていた。ほんとに良い本でした。
0投稿日: 2013.06.28
powered by ブクログドラマを観てボロ泣きし、原作を読んでみたいと思い購入。悪くはない。すごく良いかと言われると…ドラマの構成の良さと比較してしまって、ちょっと残念な感じもする。でも、原作から読んだらきっととっても良い作品だなって思えたと思う。 心が洗われる作品です。とても考えさせられる作品だなと思いました。子を持つ親にお勧めです。とても読みやすくてあっという間に読み終わってしまいます。 重松さんの他の本も読んでみたいなあと思いました。感動をありがとう。
0投稿日: 2013.06.24
powered by ブクログ通勤電車で、何度泣いてしまったことか。今でも、ヨシさんみたいな人っているんだろうか。昭和な人と伝説のよえになってしまっていたとしたら、寂しいかぎり。
0投稿日: 2013.06.23
powered by ブクログココロがあったたかくなる作品。 ヤスさんは、愛する人を失ったけど、息子を含めて、まわりに恵まれすぎ。 羨ましいなと思った。
0投稿日: 2013.06.15
powered by ブクログ親子ものはやはりズルいです。 どうしてもウルっときてしまう。 読んだ時期(只今、妊娠中)も良かったかもしれません。 こんな風に真っ直ぐに子供と向き合えたら良いな。 何より、周りの大人の温かい目が素敵。 足りない部分はきっとどこかで補える様に出来ているのかも。
0投稿日: 2013.06.15
powered by ブクログかなわんのう、清には。泣けてくる話を書こうとしているのでもないんだろうが、涙がでる。たえ子さんのカウンターで台詞、和尚の手紙、アキラの作文。ひとつひとつがやっさんを心を、姿を描いていく。酒を飲みながら読んだわけでもないが、一緒に飲みたくなった。
1投稿日: 2013.06.12
powered by ブクログ昭和初期の不器用な親父を描いた作品。親子鷹、と言うか息子を溺愛する親父の話。息子が生まれてから成人し結婚、そして息子が親父になるまでを淡々とテンポ良く進む。確かに感動する場面も多いが頑固親父の単純な言動がが目立ち、もう少し親一人子一人の独り身男性の心理描写が欲しかった。妻の死もあっさりし過ぎ、ちょっと惜しい。
0投稿日: 2013.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子供がまだ幼い時に奥さんを亡くして、一人で子育てをしていく。 一人息子が好きで仕方がない、けどものすごく不器用なおじさんの話。 子供、産まれてから読んで大号泣の一冊です。
0投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログ不器用な父親の物語。 寡黙ではなく、つまらない様な事をすぐに口走る様なタイプで ドッシリと構えるよりは、ちょこちょこ動くタイプの不器用な父親の物語。
0投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログ不器用で、子どものことをかわいいと思うあまりに、空回りしちゃう父親ヤスさん。 長男の名前はアキラ。幼くして母親を亡くし、父親と2人で過ごし、成長していく。 ときに暴走し、すれ違いも生じるヤスさんを、 まわりの人は、時に暖かく、時に厳しく見守る。 そんなヤスさんとアキラと周りの人たちとの物語。 家族だからすれ違いも起こる。 後悔も起こる。 それでも、根底に愛情があれば、きっとうまくいく。 ほろりとさせられる。 “「親が子どもにしてやらんといけんことは、たった一つしかありゃあせんのよ」 「…なに?」 「子どもに寂しい思いをさせるな」”
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログ堤真一版のNHKドラマを見た後に購入。 ドラマと同じで、昭和のおやじの不器用すぎる不器用な性格にもやもやもどかしい気持ちにさせられましたが、やはり最後は号泣。ドラマだけ見たという方も、原作も読んで損はないと思います。
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログドラマを観てる人が絶賛していたので気になって購入しました。 もうね。恐らく今まで読んだ本の中で一番泣きました。僕基本涙もろいんで頬に涙を伝わせながらページをめくるなんてざらにあるんですが、泣きすぎて文字が読めない状態になったのはこれが初めてです。 内容についてはあんまり触れませんが、特筆すべきは方言の広島弁(でいいのかな?)の温かさかなと。標準語だったらここまで揺さぶられることはなかったと思います。 しかしこの作品の何が感動するって、僕の父親とヤスさんが被るんですよ。言っても、父親の方がまだ器用だなとは思うのですが。もう最初から最後まで、素直になれないところが父親にそっくりで……。 僕を今の世界に送り出してくれた父親に、いつか胸を張ってありがとうと言えるように頑張りますなんてクソ真面目なレビューを書きたくなってしまうくらい良い作品でしたの!よ!! クソは時計を持っとらん!! もう寝るわ!!
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログドラマ化され、人気が出ているというところで購入した。 ドラマは撮りだめていたので文庫を読み終わってからドラマをみた。書籍のほうがシンプルな内容で、ドラマのほうが旭とゆみちゃんの馴れ初め?が多く入っている気がした。 私はドラマのほうが音楽や情景が多く加わっているためか泣けた。でもそれは書籍がもとにあってのことだと思う。
0投稿日: 2013.05.19
powered by ブクログサスペンスを除いて人が死んだり家族がおらんかったりそういう話は好きと違う。白けた気分になる。じゃけど重松清は違う。耳慣れた備後弁じゃけぇじゃろうか。泥臭さが残っとるけぇじゃろうか。 ヤスさんは「正しさではなく愚かさで愛され、強さではなく熱さで我が子を愛し抜く」人。それがええ。そしてアキラもたえ子も海雲も照雲も幸恵も由美子も。「情」に溢れとる。じゃけんうちの「情」に訴えてくるんじゃ。じゃけん素直に泣けるんよ。
4投稿日: 2013.05.18
powered by ブクログトラック運送で働く不器用で照れ屋のヤスさんと、その息子アキラ。その二人を取り巻く人情味溢れた人たちのお話。 相変わらず、冴えないおっさんを書かせたら天下一の重松さん。 今回も一段と良い冴えないおっさんの奮闘記でした。 良くも悪くも期待を裏切らない重松さん。 重松さん好きには文句のない一冊かと。
0投稿日: 2013.05.17
powered by ブクログ不器用で頑固で涙もろい、おそらく昭和の時代を代表するような親父が主人公の家族を描いた小説。正直に言うと苦手な分野だ。お涙頂戴なよくある展開で、押し付けがましい家族愛を予想していたのだが、読後感は清々しかった。ある意味では予想通りの展開なのだが、言葉の選び方やヤスさんの好感の持てる性格、和尚や周りの人達の暖かさに何度も涙しそうになった。
0投稿日: 2013.05.16
powered by ブクログ話の展開が最後の方は速すぎる気がしたけど、それもヤスさんの「展開はやすぎるやろ!」の気持ちに移入できるポイントなのかもな、と思えば納得。とにかく泣ける。
0投稿日: 2013.05.16
powered by ブクログ現代というよりは、ちょっと昭和の、自分の父母世代の話だと思いますが、感情移入できる内容です。親子や周囲との微妙な距離感とか葛藤をとても上手く表現していて、さすが重松清さんだな、と思える作品です。社内でも高評価でしたよ。
1投稿日: 2013.05.12
powered by ブクログ昭和30年代から平成に入るあたりまで、真っ直ぐだけど不器用な父と息子の家族の物語。父子愛ももちろんですが、その周りの人々の優しさや思いやりだけでなく厳しさを併せもった深い愛情が描かれています。 重松さんの文体は作品によっては”クドさ”を感じてしまうなのですが、父子愛に関してはそのクドさも良さに繋がっているのかなと思います。 胸を打つ場面が何度もありました。自分も親なので気持ちがよくわかる。 展開が読めてしまうのに、泣けてしまう。やはり重松さんは家族の絆で泣かせるのが上手いと思います。
2投稿日: 2013.05.12
powered by ブクログ母親を幼いうちに亡くしてしまった男の子とその不器用でまっすぐな父親の物語。子供を持つ親としては目頭がつい熱くなってしまう場面が何回もある愛情に溢れた物語。 お前は海になりなさい。全ての悲しみ(空から降る雪)を飲み込む広い海に。この海雲和尚のアキラへの一言が忘れられない。
1投稿日: 2013.05.12
powered by ブクログちょうどテレビドラマが終わるころ(観ていなかったので曖昧だが)に読んだ。泣いた。おそらく一周を読み終えるまでに十回は泣いた。涙もろい性格というのは自分でもわかっているのだが、まさかここまで泣くとは予想していなかったし、こんなに泣けた小説に出会ったことはなかった。これから子を持つようになった時にまた読みたい小説。
0投稿日: 2013.05.11
powered by ブクログ不器用な昭和のお父さんって感じがすごく伝わって来る。 現代ではほとんど見られない、人と人のつながりが沢山描かれてて、これが当たり前だった頃があったんだなぁ…と。
0投稿日: 2013.05.10
powered by ブクログ不器用でまっすぐな父と息子のお話。 ドラマを見て感動して、原作が気になったので読んでみました。 映像から入ってしまうとどうしてもその印象が強くなってしまう… でも原作も良かった! 文字になった広島弁から温かさがひしひしと伝わってくる感じ。 この親子は本当にすてきでした。 自分が親になったらまた違う感想を持つのかなーと思った!
0投稿日: 2013.05.09
powered by ブクログドラマをみて、そのあとに原作を読んだ。 ドラマも毎回号泣だったのだけど、もちろん原作でも泣けた。 なんて素敵な親子なんでしょう。 なんて暖かい人たちばかりなんでしょう。 読んでいると、作者のヤスさんへの愛を感じた。 ヤスさんは本当に不器用でめんどくさくて、そしていとおしい人だ。 親が子を想う気持ちの深さを教えてもらった。 そしてまた、和尚の言葉がいい! 私はやっぱり、「寂しい」は「寒しい」からきていると思う。 親の楽しさも寂しさも ドラマの感想になってしまうが、ドラマもとてもよかった。 原作の理解が深い。 加えられたエピソードも、自然だった。 脚本も演出もよかった。 いい作品に出会えたなぁ。
0投稿日: 2013.05.08
powered by ブクログ父親になるとはどういうことなのかがよく分かる。理想の父親になる必要はない。そもそも理想の父親像などというものはない。不器用でいいから、子供が育っていくのを毎日毎日ただただ心配してやればいい。子供としては、そんな親に心配かけまいと、人の道に外れたことにならぬよう努力すればいい。ずっと昔から、親子の関係はそうだったのだ。
0投稿日: 2013.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんな小説、初めて。 --- 昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう--。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。
0投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログこの本は反則である。 なぜなら、子を持つ親であれば必ず共感する。 父親の感情がもろに伝わり、理解できていない子に対する感情を、この本は詳細に描き説明してくれる。 子の成長とともに、親がそれ以上に成長するさまを、田舎のほのぼのとした雰囲気で描かれている。 気分がすっきりし、懐かしい気持ちにさせてくれる。 ドラマも観てみたかった。
0投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
泣いたー!何回も。 この家族と、自分の家族は全然似てないけど、家族が大切なことに変わりはない。 きっと家族の数だけ形とか絆があるんだな。それ以上かも。 後悔は悪いことじゃない、人が生きるのはそういうことだっていうのは沁みたなー。 そして愛は一番大事。 あと、読み終わってから本質っていうか、何が大切なのか、大切にしたいのかを考えて仕事とか、人とのかかわりもちゃんとしたいって思った。なかなかできることじゃなさそうだけど、頑張ろう。 はー、ほんとに泣かせてくれるぜ!もう! ヤスとアキラを海へ連れていって、海のように何が起きても知らん顔して呑み込むような強い父親になれという海雲和尚の場面が印象的。
0投稿日: 2013.05.05
powered by ブクログ私自身子離れをしないといけない時期だったのもあり 重なる部分が多々あり 親離れより子離れの方が相当難しいと悟った本です 泣きました!何回泣いたか 和尚の言葉 心に残ります テレビは観てません 機会があればみてみたいですが 今まで本より映像が優った事はないので…今回はどうでしよう
0投稿日: 2013.05.03
powered by ブクログ不器用だけど、愛情は真剣に伝えれば伝わる。アキラが、反抗や衝突もありながらも、いい大人に成長して良かったです。 ヤスさんも、子だったという場面。たえこさんの、秘するが花。良かったです。
0投稿日: 2013.04.29
powered by ブクログ珍しくドラマが先で、原作があとだった本。どちらも好き。でもやっぱり先にドラマをみてしまうと、そちらの印象の方が強くなってしまう。
0投稿日: 2013.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヤスさんの不器用で実直な愛情と、取り巻く人々の優しさに心が振るえ、思わず微笑みと共に涙が目に滲む。 本書の全編を包む美佐子さんの愛が心を温かくする。 物語は、ヤスさんと美佐子さん夫婦に一人息子アキラが誕生するところから始まる。アキラ3歳の時に美佐子さんは不慮の事故で亡くなり、ヤスさんは一杯飲み屋「夕なぎ」の女将たえ子さん、ヤスの幼馴染照雲、照雲の妻幸恵さん、照雲の父で薬師院の和尚海運に支えられ、アキラを男手ひとつで育てて行く。 誕生、幼少期、反抗期、大学進学と親離れ、就職、結婚と、アキラの成長と共に、ヤスさんは苦悩し、泣き、傷つき、幸福を噛みしめる。そして着実に年老いてゆく。 本書の登場人物は、みな優しすぎる。 父子家庭であっても、ヤスさん、たえ子さん、照雲、幸恵さん、海雲和尚の愛情に囲まれて育ったアキラは、なんと幸せなことだろう。 本書は中年オヤジのバイブルであろう。 私はこれ程実直に子育てすることが出来ているだろうか?
0投稿日: 2013.04.29
powered by ブクログドラマにひかれて読んでみた。 ドラマは後半あたりから家族がみているのをみて一緒に見ていたが、アキラ視点が強く、小説もヤスさん視点、アキラ視点と交互に書かれているのかと思ったら第3者視点だったのが印象的かつ読みやすかった。 特にお気に入りのシーンは、ヤスさんとヤスさん父の再会からアキラの入社試験の作文だった。ヤスさんが捨てられたのに関わらず恨まず、ただただ感謝を言っているシーンがほろりときた。そして、恨まずにただただ感謝しているという優しい心はきちんとアキラにつたわっているのも印象的だった。恨んでもいいと言われたのに関わらず恨まず、入社試験の作文にヤスさんのことを書いたのをみて親子だなあ、と感じた。 読み終わって、断片的に覚えているドラマと照らしあわせると、ドラマは鷹、小説はとんび、と2つの物語を作ったのかもしれないと思った。 乱文になってしまったが、この本に出会えたことに感謝。
0投稿日: 2013.04.27
powered by ブクログ不器用な父親と母を亡くしたその息子の成長を描いたお話。 お父さんの不器用さがすっごくよくでていて、泣ける。 なかなか良いお話でした
0投稿日: 2013.04.27
powered by ブクログ父子物語。不器用な父親とまっすぐ育った息子。わりと長編だけどスルスル読めて、感動しどおし。 テレビドラマもとてもよかった。
0投稿日: 2013.04.25
powered by ブクログこの手の話は涙腺がゆるんでいかん。単純で涙脆い父親と子供の話。不器用ながらも男手で育てて行く中で生じる衝突やすれ違いを経て共に成長していく。俺も親だから共感出来る部分が多く、ヤスさんに感情移入してしまう。ヤスさんが言っていた“親は子供に淋しい想いをさせてはいけない”と言う言葉を心がけよう。
0投稿日: 2013.04.23
powered by ブクログTBSでドラマになった原作であるが、私的にはこちらのほうが感動が大きかった。読者の一人一人がそれぞれのヤスとアキラと美佐子さんを思い浮かべてみるのがいいと思います。
0投稿日: 2013.04.23
powered by ブクログドラマを見て買った。 ヤッさんがなんとなく自分の父と重なった。 ドラマでは忠実に原作を再現していたと思う。 後から原作を読んだので、話の内容はほとんどわかっていたが、それでも家族をテーマにした小説は重松さんが一番だと思った。
0投稿日: 2013.04.21
powered by ブクログ親子愛。親とは何なのか、子供とはなんなのか。この本を読んでたくさん涙した。読んだきっかけはTVドラマ。とにかく故郷に帰りたくなる。親に会いたくなる。そしてきっと、これから自分が生きてく上で必要な気持ちがたくさん学べる。周りの人からの愛もこころがじんわりあったかくなる。本当に良い話。
0投稿日: 2013.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
期待より下だった、残念。 期待というのは読後に心温まる家族愛だった。けど実際は読後に感じたのは悔しさやるせなさだった。 おそらくヤスさんに感情移入しすぎたんだろう。ヤスさんの扱いでいちばん好きだったのは美佐子さんだ。和尚さんだ。たえ子さんだ。照雲だ。アキラは好きではなかった。ヤスさんへの愛を十分に感じることができなかった。ヤスさんを確かに扱ってはいたが、あしらっているように見えた。論理より感情が先行するオンナを「はいはい」とめんどくさそうに苦笑しながらあしらうオトコに見えた。それなら照雲のように対峙してくれる方がよかった。 不器用な父親の物語。 寡黙であるよりは間の抜けた饒舌。耐え忍んで動かないことよりも、むしろ暴走して空回りしてしまうことのほうに、父親の「男」を背負う。正しさではなく愚かしさで愛されるひと、強さではなく熱さで我が子を愛し抜くひと。 ほんとこの言葉通り、そのもの。だからこそ、周りが愛を持って接していないとわかり易く、見てて哀しくなる。 ドラマは見なかったけど、ドラマの方が私には子から親への愛を感じることができるのかもしれない。 あるいは、私自身が親離れという問題に目下直面中だからこそ反発してしまうのかもしれない。親離れを幼い頃に果たしてしまったアキラに冷たさを感じてしまうのは。 そもそも、この物語は親子愛ではなく、親から子への愛だけを感じるものなのか。そこにのみ感動すべきなのか。 家族円満は大事なことで仲が良いに越したことはないと思うけど、里心を持ちすぎて一人前になれないというのは実際にあるなと思った。 もくじがすばらしい。端的であることと、無駄がない。 ヤスさんの祝杯 家族三人 暗転 海に降る雪 ふたばの季節 秘すれば、花 ゲンコツ カウントダウン もくもく ヤスさんの上京 由美さん ふるさと
0投稿日: 2013.04.19
powered by ブクログうらやましかった。 子供のことをここまで考えて子育てができる「ヤスさん」がとにかく羨ましかった。 いろいろ重なると、電車の中では読めず、 家で号泣しながら読了。 子供がやがて離れて行くことも、それに対する親の子離れも成長。 最初から立派な親なんていなくて、自分だって成長していけるんだって思えた。 親になったばかりで悩む前に家族は成長して行くんだと思えたらいろいろ心が軽くなった。 素敵な言葉がたくさん紡がれた作品。
0投稿日: 2013.04.12
powered by ブクログ父と子の物語なんだけど、子の成長だけじゃなく、親としての成長過程も含まれており、ヤスさんだけではなくアキラを育ててくれた周囲の人々の愛情が感じられてとても良かった。 暖かくて心地良いストーリーだった。
0投稿日: 2013.04.11
powered by ブクログ真っ直ぐで不器用な性格のやっさん(安男)と息子・旭親子のお話。 父子家庭での子育てで様々な問題が出てくるのだが、不器用なやっさんの周りの人達が支えてくれる。そして父子共に親父として、子として成長していく。 周りの照雲やたえ子さん、頼子さん等がいて支えてくれたから、やっさんが親「とんび」として旭を育てていけたんだろう。 現代では珍しくなってきたあたたかいお話である。
0投稿日: 2013.04.11
powered by ブクログ不器用が服着て歩いているようなおやじ。私のおやじの場合は、ヤスさんとは180度違うが、おなじようなもんだったな。
0投稿日: 2013.04.08
powered by ブクログ帯文(裏表紙):"魂ふるえる、父と息子の物語" 目次:ヤスさんの祝杯、家族三人、暗転、海に降る雪、ふたばの季節、秘すれば,花、ゲンコツ、カウントダウン、もくもく、ヤスさんの上京、由美さん、ふるさと、文庫版のためのあとがき
0投稿日: 2013.04.08
powered by ブクログ重松清が得意とする「家族」をテーマに、父親のヤスさんと息子アキラ、その他大勢の人物を通して描かれる人生小説。
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログドラマが終わったので原作にも手を出してみた。毎週泣かせどころにハマって泣きながら観ていたからか、原作はサラッと読めた。 珍しくドラマの方が良かった作品かもしれない。。。 ヤッさんが故郷で一人暮らしをすると選択した時に、”一緒に住んだらお前の逃げてくる場所が無くなるだろう”とアキラに話すところが印象的だった。
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログ重松さんの小説に出てくる人たちは、不器用で人間らしくて愛情深くて…とにかく毎回好きになる。 特に今回は、世間のオヤジに対する見方が180度変わった。 是非女性にも読んで欲しい!そして、男の不器用さの裏に隠された愛情を理解してほしい。
0投稿日: 2013.04.05
powered by ブクログ子供がいると、「そうそうそうだった」から、「これからきっとそうなるだろう」と、つい自分と重ねてしまう物語。 バスの中で読むのは本当に危険。溢れる涙を止めることができなかった。
0投稿日: 2013.03.29
powered by ブクログ泣きました。 所構わず、読んでは泣き、泣いては読み(笑) 空港の待合で、飛行機の中で、電車の中・・・ そして、本日、朝の半身浴で号泣・・・ 登場人物がみんな優しい。 人間って素敵だァ~、そう思いました。 やっさんの姿に、亡き父の姿を重ねていました。 違うところもいっぱいあるけど、 でもどこか似てる。 そんな昭和の父。 ドラマを見てから読んだのですが、 ドラマとオーバーラップして涙倍増。 ドラマも見なくても、何だか懐かしい、心温まる話でした。 何よりも読みやすかった~
0投稿日: 2013.03.28
