
総合評価
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powered by ブクログ本人の回想と複数の人物からみた吉村貫一郎という構成で読み進めるほど吉村貫一郎に愛着が湧いてきて、斎藤一に褒められると嬉しくなる。久しぶりに読んだのと司馬遼太郎から続けて読んだこともあり沖田総司が思ってたより意地悪なキャラ設定。
23投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ壬生義士伝 前編 歴史に弱いため読み始めは新撰組の登場人物も役割も理解できなかったが、読んでいくうちにその場面が時代を超えて侍の心に触れられた気持ちになっていく。浅田文学に引き込まれた感じがした。吉村貫一郎の揺るがない気持ちも感動させられる。後編も楽しみ。
8投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログずっと日本史から逃げてきて歴史はどちらかというと嫌いな方だったが、母の熱烈なオススメで読んだ。 とっっっても面白い。 本の内容は下も読んでから書くことにする。 読んだことのないジャンルなのでとりあえず自分の気持ちを書いておく。 幕末の対立藩や新撰組の立ち位置・役目とは?というところから調べることになったが、教科書とは違って物語だとするする読めて流れも入ってくる。学生時代に読んでおいたら今の進路も変わってるかもなあ、、と思う、。 銀魂のイメージしかなかったので、事前知識は当てにならなかった。ひとつひとつわからない単語を調べながらだったため、時間はかかったが、わかってくるとどんどん読み進めてしまう。 上・下とあるので上で一段落するのかと思ったら、そのまま下に入っていくので、止まる暇がない。 あまり上下巻の本を読むことがないので、勝手がわからないがこういうものなのか。
2投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログちょうど新選組熱が高まっているタイミングで読んだこともあり、なんとも感慨深く読み進めた。下巻でどんな展開が待っているのか、楽しみなような怖いような。
2投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ壬生義士伝上巻。かつて新選組に所属していた吉村貫一郎の生涯を追っていく物語。新選組といえば近藤、土方、沖田などのその名を轟かせた人物目線で語られることが多い中、吉村貫一郎という世間的にはあまり知れ渡っていない人物を通して描かれる新選組に関心を持ちました。
5投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ私はこういう本を読みたかったんだよ… どんな感想を書いても文章力でやすくなりそうなくらいほんとにほんとに面白い! 切ない→かっこいい→泣ける、が永遠と寄せては返す波のように訪れて次のページ次のページってぐんぐん読みたくなった。特に斬り合いのシーンの描写がホントに目の前で繰り広げられるくらい鮮やかでかっこいい………… 上巻読み終わって「やった!下巻ある!まだこの物語読める!」ってなったの初めてかも。終わってほしくない〜〜〜〜〜 新撰組そんなに詳しくなかったけど調べながら読み進める感じもすごい楽しかったなー(案の定ハマりそう
1投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ南部藩を脱藩し壬生狼=新選組に入隊した吉村貫一郎を中心に語られる、激動の時代における隊士の非業の生涯を描く時代小説です。 満身創痍の吉村貫一郎が大阪の南部藩屋敷に現れるところから物語は始まります。 血と泥で真黒となった新選組の浅葱羽織を着た吉村を迎えたのは蔵屋敷差配役の大野次郎右衛門、そこで次郎右衛門は吉村に切腹を命じます。 この脱藩浪士である吉村は如何なる人物なのか、元新選組隊士など関係者への聞き込みというインタビュー形式で読み解く構成になっています。 聞き込みが進むに連れて人物像が明らかになっていきますが、語り部が話すものは本筋だけでなく脱線も多々あります。 しかしこの脱線したお話には恐ろしいほどの深みがあり、生々しいほどに現実味を強めるのです。 斎藤一へのインタビューが大変印象に残るもので、特に感慨深いものを引用し下巻に期待したいと思います。 “わしはおそらく、日本一の人殺しではなかろうか、とな。いや、日本一の剣客とは言わぬよ。人殺しじゃ。”
22投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時代小説を読んでみたいと思い、評判の良さそうなこの本を選択した。時代小説に慣れていないので、前半はなかなか集中できなかった。貫一郎のすっとぼけたところはおかしかった。 近藤勇が鉄砲で撃たれたところも笑いを誘った。 妻が自殺しようとするところは涙が出た。 こんなにも感情を揺さぶる小説に出会えて良かった。
1投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ新選組、吉村貫一郎を題材にした時代小説。 浅田次郎の昭和~現代のノスタルジックな雰囲気が好きで、時代小説は読みにくい印象があり避けていたのだが、もっと早く読んでいればよかったと思わせるほど、胸を打たれる小説。
1投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ新選組の吉村貫一郎の物語。 第3者の語る吉村の姿はそれぞれ異なるが人として一つ筋の通っている者であることがわかる。
1投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ様々な人物の語り口で,ある人物を深掘りする作品 この作者は貧窮を描くのが上手い 時に,卑しくもあり,高潔でもあり 人間・人格の奥深さが素晴らしい 凡庸の小説とは一線を画する筆力
2投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ感想 吉村貫一郎と南部藩の話の調査?などはよくできているが、読んでいっても吉村には特別感情移入ができないので、ふーんという感じになってしまった。 斎藤一の語りの段は面白かった。ほぼ最後だけど。 あらすじ 鳥羽伏見の戦いで敗れ落ち、脱藩した南部屋敷に吉村貫一郎が命乞いするところから始まる。 吉村は新撰組に加わった頃から腕は立ち、学もあったことから役付きとなる。しかし、隊内でも金にうるさく、それを全て妻に仕送りしていたことが明かされる。 吉村が南部藩にいた頃は藩校の指南役を務めていたが、階級社会であり、役料はもらえない苦しい境遇の上、脱藩したことが明かされる。 新撰組については、伊東粛清から二条城、鳥羽伏見の戦いまで。 斎藤の語りは試衛館の入門から壬生まで。
17投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログ誠の義をつらぬき通した吉村貫一郎の物語。語り手が変わるごとに吉村と吉村の周囲の人物像が浮き上がり、自分もまた幕末の混乱のなかもがきながらも生きる侍になったかのような心持ちになった。遅まきではあったが読んでよかった!
4投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログいいですね。 人間の泥臭さをリアルに書き上げている感じです。 物語の中心である新撰組の吉村貫一郎は、人によって評価は様々であるが、誰もが真っ直ぐな人間であることを認めている。 新撰組はいろいろな小説で美化された集団であったけどここまで人間臭い新撰組は新鮮で共感を得ることができます。
1投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログてっきり、いつもの新選組ストーリーと思っていたが、南部藩の下級藩士のヒエラルキーや家族、新選組の立場など、さまざまな要素が絡み合った秀逸なストーリーに魅せられた。下巻に向けて、まだまだ含みがありそうな展開も見事。
1投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログこれは、何という切ないお話しなのでしょう。 ずっと気になっていた浅田先生の壬生義士伝。 でも、なかなか読めなかったのは、新撰組というと、過度に英雄化したものや、不逞浪人の人斬り集団としての狂気ばかりがクローズアップされたものが多い気がして、勝手に躊躇していたからです。 でも、これは、全く異なる話です。 何故、新撰組にならざるを得なかったのか。 どんなに武芸や学問に秀ででも、武士の底辺の下級武士というだけで上士から見下され、食うものもままならず、身籠った妻はお腹の子とともに死ぬことを考え、助けに来た夫に、自分を食べて家族を飢えから救ってくれと懇願する。そんな幕末の困窮武士の生活や家族の思いなどが描かれています。 武士とは、 自分たちの代わりに米を作り年貢として納めてくれる民草を守るのが役目であり、何より妻や子を守ってこそ、武士の本懐ではないのか という下りがあります。そういう思いを胸に秘めた吉村貫一郎の生き様を、斉藤一や池田七三郎、桜庭弥之助など新撰組の生き残りの隊士たちが語ります。 すでに、上巻で、目頭が熱くなりました。 グッときました。 いざ、下巻へ 因みに、舞台は、京都、大阪はもちろんですが、主舞台は盛岡です。
2投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログやっと読みました、壬生義士伝。 まずは上巻。 今では大人気組織の新撰組、そして歴史上の転換期の幕末、このワードだけ聞いても興奮ものですが本作の描写が秀逸ですね、アタシは京都大好きで年数回毎年いきますし壬生寺へもいきました、また近くの伏見の湯は定番の湯浴みスポットなので場景想像しながら読ませて頂きましたー次は下巻です。
7投稿日: 2024.09.09
powered by ブクログなんだか漫画とかアニメとかでやたらとアイドル化した新撰組が凄く嫌いなんですが、この物語では新撰組の荒々しさや、日常的に命のやり取りをしていた狂気が伝わって来る。当時でも大分異質で恐ろしい集団だったんだなぁと怖くなる。 そんな人殺し集団の中でひたすら金の為に人を斬りまくる男-吉村貫一郎の物語。 当時の貫一郎を知る元同僚の居酒屋店主や、元教え子の語りで露わになって行く貫一郎の素顔にどんどん惹き込まれて行く。 斎藤一や、中岡慎太郎、近藤勇なんかも出て来て下巻へ続く。
2投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログ新撰組のことは初読みだったので新鮮。正当な武士ではなかったがために、逆に「武士というもの」が純化され囚われることになったのでしょうか。あくまで物語などで史実とは違うのでしょうが、納得感あるお話です。人気作品なのもうなづけます。「ある人」が関係者に話を聞いて廻ってますが、この手法、「木挽町のあだ討ち」にもありましたよね。で、この聞いて廻ってる人って誰?下巻に移ります。
2投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログずっと読了出来なかった壬生義士伝(上)。 読み進めると、吉村貫一郎の第一印象からどんどん遠く深く離れていく。 視点ごとに違う彼の印象と、近しい者だからこそ知る素顔がきちんと明確になっていて、何を書いて何を書かざるべきかという視点の大切さが少し分かったような気になる。 続けて下巻も読み進めていこうと思う。
1投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新撰組のことは知っているけれど、吉村貫一郎という人物のことは知らず読み始めた。 初めの方では守銭奴、剣豪でかつ学もあり脱藩し、妻子のために遠く離れて稼ぎ…というイメージ。 彼に対してはそれだけの印象だったのが、関係各者へのインタビューが進むにつれ、彼の人となりが少しずつ解ってくる。 そして、吉村貫一郎への情も少しずつ深まってきたところで、下巻へ続く。 これからどう語られていくのか、凄く楽しみになってきた。 吉村貫一郎の生き様に、惚れつつある。
1投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログ吉村貫一郎が描写の通りの人なら、その人柄の良さに好きにならざるを得ない。全てのエピソードが涙なしでは読めない、素晴らしい一冊に出会えた。 新選組っていう乱暴で変質的な集団の中に、こんな人がいてほしいと思う。 いざ下巻へ。
11投稿日: 2024.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
盛岡藩を脱藩し、家族の為に命をなげうった男のそしてその周りの人たちをも呑み込んでゆく歴史の波。 新選組のこと、明治維新のこと、知っていたようで今まで何も知らなかったということがわかった。 涙なくしては読めない小説。
11投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログ泥臭く人間臭い新撰組を描いた名著。 良くも悪くもお涙頂戴、浅田節。 忙しない日常を過ごしてるとたまに読みたくなるんだけど、現実との温度差に風邪ひきそうになる笑 こんなふうに生きられたらねぇ。
2投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログ新選組を題材にした作品は数あるけれど、明治の世になってから関係者に中堅の隊員であった吉村貫一郎について語らせることで当時の雰囲気を掴んでいくという構成は非常に斬新です。 また維新前をスター軍団ではなく最初から時代の捨て駒のように描いている作品も珍しい。 ここまで充実した内容にしてまだ半分。後半も楽しみです。
2投稿日: 2024.01.23
powered by ブクログ新選組の実在の隊士 吉村貫一郎に関わりのあった人達に話を聞くことで、その人生を描きだしている。 下級武士がいくら文武に優れていても、食うのもやっとという生活から抜け出せず、妻や子を養うために脱藩。その中でも武士の矜持は持ち続け、自分の考える正しさに従い生きようとする主人公の強さ、哀しさ、… 生き残った子供が明治維新後にしっかりとした人生を生きているので救われる。 実在の人物ではあるが、内容はフィクションなのかな?
2投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログ映画を観てから小説を読みました。映画も良かったけど小説のほうがずっといい。上下巻あって長いので、なかなか手が伸びなかったんですが、読み始めたら一気でした。 新撰組に集まった食い詰め武士たち。 国元に残してきた吉村の家族。 吉村を慕う子供たち。 吉村をとりまく人たちの話で浮き上がる吉村勘一郎という人物の人柄。 斎藤一の話もすごく良かった。 下巻もきっと一気読みだな。
1投稿日: 2023.11.30
powered by ブクログ初時代小説 吉村貫一郎の優しさがよく分かる。 当時のことはあまり知らないが評価されねども自分自身の義を全うした男。 現代であれば評価されただろう。 男の中の男であると思う。
1投稿日: 2023.11.17
powered by ブクログ初の時代小説&浅田次郎さんでしたが、とても面白く読みやすく、スイスイ読めました。 新撰組とか当時の時代背景などは、大河ドラマでチラッと見た浅い知識しかない私でも、充分に楽しめました。 こういう優れた小説を読めるのって、本当にありがたい事だなぁと思います。下巻も楽しみです。
1投稿日: 2023.11.17
powered by ブクログおすすめで。 歴史は本当に知らないけど、侍のこと、その時代のこと、話しながら楽しく読めた むごいけど、すごくおもしろい
0投稿日: 2023.09.15
powered by ブクログ優しすぎる侍、吉村貫一郎。妻子を養う為、落藩して人を斬る道を選んだ男である。ゆかりのある人々が彼の事を語っていく展開が面白い。様々な角度から見る人物像とは?本当の優しさとは?先が必ず読みたくなるストーリー。 総合感想は下巻へ
5投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログ※作品全体を通しての感想は、下巻に纏めて書きます。 【読もうと思った理由】 直近で読んだ「破戒」の感想欄(雑感)にも書いたが、本書を読もうと思った理由は、会社の同僚に勧められたからというのが、一つのの理由である。実はもう一つ心を動かされたエピソードがある。それは、何度か感想にも書いたが、いま時代小説を書いている現役作家の中で、もっとも勢いのある作家の一人といえば、今村翔吾氏であろう。ご多分に洩れず、僕も好きな作家だ。 僕が作家を好きになるときは、小説から好きになる作家も勿論いるが、最近はその作者が書いたエッセイや対談集、はたまたYouTubeなどを観て興味関心を持つことも、多くなってきた。今村翔吾氏は、ご自身でYouTubeチャンネルも持ってはるし、他のチャンネルにゲスト出演していることも、実は結構ある。おそらくではあるが、メディアに露出することが、嫌いではないタイプなんだろう。その今村翔吾氏が、“ブックマちゃん“というYouTubeチャンネルの「作家今村翔吾が好きな本ベスト3 」という動画で話していた。 そこで取り上げていた本のタイトルは、一冊目が、池波正太郎氏の「真田太平記」、二冊目が、北方謙三氏の「破軍の星」、三冊目が、浅田次郎氏の「壬生義士伝」であった。デビューしてたった5年で直木賞を受賞した今村翔吾氏をして「壬生義士伝」は、小説を書く際の「教科書」だと、動画ではっきり言い切っていた。読者を作品に没入させる能力を、僕が今もっとも感じられる現役作家が、今村翔吾氏だ。その今村翔吾氏をして、小説を書く時の教科書にしているという作品は、読むべき作品だと思った。 【浅田次郎氏って、どんな人?】 1951年12月13日、東京生まれ。13歳の時に「小説ジュニア」(集英社)への初投稿以降、様々な職に就きながら執筆活動を続け、1991年『とられてたまるか!』で小説家デビュー。1995年『地下鉄(メトロ)に乗って』(徳間書店)で吉川英治文学新人賞受賞。1997年『鉄道員(ぽっぽや)』(集英社)で直木賞を受賞し、1999年には高倉健主演により映画化、第23回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀主演男優賞など数々の賞を受賞した。2011年から2017年まで、日本ペンクラブの会長を務める。 初の時代小説である『壬生義士伝』は1998年9月から2000年3月まで、週刊文春にて掲載され、2000年に文藝春秋より単行本化、同年、第13回柴田錬三郎賞を受賞した。その後、2006年には『お腹召しませ』(中央公論)で第1回中央公論文芸賞と第10回司馬遼太郎賞、2008年には『中原の虹』(講談社)で第42回吉川英治文学賞、2015年には学術芸術上の事績著名な作品の創作者に授与される紫綬褒章など、数々の賞を受賞している。 商社マンとしての定年を迎えた日に脳梗塞で倒れた男の奇妙な体験を綴る、毎日新聞朝刊の連載小説『おもかげ」は、2017年に書籍化され、「浅田文学の傑作」と称賛された。 時代小説や短編・長編小説の他、エッセイも数多く手がける。JAL機内誌「スカイワード」に連載されていた『アイム・ファイン!』(小学館文庫)は2011年に、旅と食と感動のエッセー集『パリわずらい 江戸わずらい』(小学館文庫)は2016年に書籍化された。 【雑感】 現状、積読本が結構溜まっているので、このタイミングで、なるたけなら積読本を消化していこうと思っています。多分もっとも積読本で手付かずの本は、5年以上放置している本もあると思います。よって、現在の僕の興味関心のある本と、ズレている本も当然あるかと思いますが、そこはご容赦いただきたく存じます。当たり前のことだが、本は購入した時がもっとも興味関心があるのだから、そのタイミングで読まないといけないなぁと、心底思った。
70投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は吉村貫一郎。誰?ってなった。よく聞く隊士しか知らなかったから。 口承形式で現代風に例えて話してくれてるからわかりやすい。語り手が変わるから見方も変わるのも面白い。ただそのせいか話が進まない?ので、先が気になる感じにならず、ダラダラ読んでた。が、最後の斎藤一が語り手の話は面白くて下巻気になる〜ってなりました。
2投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ幕末、妻子を飢えから守るために南部藩を脱藩して新撰組に入ったある足軽、吉村貫一郎の話。彼に縁故のあった者が思い出話を語る形で物語が進む歴史小説で、訛りや当時の文化と雰囲気がよくわかる。明らかになってゆく吉村貫一郎の人となりと、合間合間で挟まれる本人の述懐に引き込まれる。 前編。
2投稿日: 2023.06.13
powered by ブクログ10年ほど前に読んだ時、心は震えたけれど涙は出なかった。 「壬生義士伝は映画になっているよ。」と、友人にDVDを勧められTVの前で号泣! 再読していて、さらに感動! 映画も良くできていたと思う。 下巻にも泣かせてもらいましょう。
0投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログ吉村貫一郎の物語。 最初は守銭奴侍のイメージだったけど、色んな人の回顧録を聞いてどんどん印象が変わってきた! その中でも斎藤一が登場したのが印象的。私の中の斎藤一とイメージがピッタリだった! 稗田利八、知らなかったけど実在の人物なのね。 写真見たけど綺麗なお顔だった。
10投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ〜あの人、誰よりも強かったもの。それに、誰よりもやさしかったですよ。強くてやさしいのって男の値打ちじゃあないですか。ほかに何があるってんです。 あの人はね、まちがいだらけの世の中に向かって、いつもきっかり正眼に構えていたんです。その構えだけが、正しい姿勢だと信じてね。〜 新撰組隊士 吉村貫一郎 その生涯を彼にゆかりのある人たちのひとり語りによって形づくっていく 多くの読者に馴染みのあるであろう人物、あの斎藤一が登場し語り始めたところで上巻は幕を閉じる んんんん、うまい!この引っ張りかた そして最大の謎は聞き手が誰なのかというところだと思う 小出しにされてるようでもあるが、見当もつかない これが明らかになったときにぐわわわわ〜んってのが来るんだと思われる ぜんぜん見当違いのこと言ってたら恥ずかしいけどぐわわわわ〜んに備えておこう! 気を抜いたらやられる! (いや、そもそもぐわわわわ〜んって何よ!) いざ、尋常に下巻へ!
50投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログ映画やドラマでもある有名な作品ですが、絶対に映像よりこれは本を読まないとダメです。原作を読んでこそ、この時代の社会の様子、人間模様、刀を振り回していた人たちの生き様がはっきり見えてくると思います。 主人公の家族を思う気持ち、仲間を思う気持、そして何を思って刀を持っているのかという奥底の気持ちを、色々な視点から感じ取れることが魅力です。
2投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログ幕末新撰組最強の男、吉村貫一郎の生涯。強い南部訛りにいかにも貧乏人で風采の上がらないが刀を握れば鬼貫と呼ばれた北辰一刀流の達人だった。 先輩に勧められて読んだ浅田次郎さんの描く幕末です。実在はしていますが、素性が謎に包まれた最強の剣豪吉村貫一郎の人生と幕末動乱が描かれています。感想は下巻で。
0投稿日: 2022.08.09
powered by ブクログかなり楽しめる歴史小説。時代に置き去られ、武士以上に士道を行くしかなかった新選組の面々。 その中にも人斬り、壬生狼に似合わない優男がいた。胸が熱くなる1冊。下巻が楽しみ!
0投稿日: 2022.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
切腹を命じられるシーンから始まる あまりにも貧しく、妻子を食べさせるため 南部藩から脱藩し、新撰組に入り 鬼のように恐れられた侍 吉村貫一郎 誰かはわからないですが、吉村貫一郎の人生を 取材して歩く形で物語が進みます 4人の人物を訪ねてそれぞれの吉村に対する印象はまじめである事、守銭奴と言われてもお金を自分のためには使わず、妻子の元へ送ること 新撰組の人物や、内状など読んでいて興味深かった それにしても、取材している人物は誰?
3投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログどれだけ努力しても、報われない身分の差。現代はないように見えて、類まれな才能がある人はのし上がることができるかなと思うけど、やはりまだまだ格差が大きい様に感じる。 幕末の世の中で、妻子を守る為にここまでのことができる主人公に敬意を抱く。 剣での闘いの描写がリアルで、普段時代物を読まない私にとっては頭に残るシーンで、しばらく包丁を使う時に「この刃物が首にかかるとか‥」なんて考えてしまって怖かった。
3投稿日: 2022.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2022-1 ずっと読みたかった本 新撰組好きだけど難しい言葉が多くて大野千秋の辺りで挫折しそうになったけど最後まで読めた。 池田七三郎の語りが1番面白かったな。 道化の話の件が印象に残ってる。 吉村貫一郎はこの時代には真っ直ぐすぎたんだろうな。 自分が信じた義のために最後まで生きる新撰組に涙です。 上でこんなに泣けたら下はどうなってしまうんだ…
3投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログ2022年2月6日読了、 著者の短編はいつも物足りなく感じてしまうので、長編を。 少ない俸禄では一家を養えない困窮ゆえ、脱藩して新選組に身を投じる吉村貫一郎のお話。 切腹して果てる処から物語が始まる。 生前関わりがあった方々の話から、主人公の人間性、時代背景が浮かび上がる。 何ともやるせない。
3投稿日: 2022.02.07
powered by ブクログ(上下含む) 熱い、、、熱いよ! 友愛深く、義に熱く、しかし家族のためなら鬼になる。 男の生き様を見せつけられた。 歴史大河の個人的ベストです。 幕末の新選組を扱っているが、沖田総司を華奢な優男と表現しないところも個人的には高評価。 原作厨ではないが、映画は原作にはとても及んでいないと感じる。 もし先に小説を読んだのなら期待しないが吉。
2投稿日: 2021.11.01
powered by ブクログ1.2021.7.28インスタ 時々読みたくなる新撰組もの。 「壬生義士伝」(上)読了、3回目。 浅田次郎には泣かされちゃう。 #新撰組 #壬生義士伝 #浅田次郎 ※2004.4.17購入 2004.5.1読了(1回目) 2021.7.28電子版hontと合わせて読了(3回目)
1投稿日: 2021.08.12
powered by ブクログ脱藩し新撰組に入隊した吉村貫一郎の生き様を描いた作品。 妻子思いで給料のほとんどを送金しているため、自身が身につけるのは痩せ刀につぎはぎした着物。 その貧相な風体からは想像もつかない剣の達人で、京の人々からは「人斬り貫一」、「鬼貫」と恐れられていた。 そんな吉村貫一郎のエピソードや人となりが周りの隊士や彼に武芸の手ほどきを受けた教え子たちから語られる。 吉村貫一郎のドケチエピソードに眉をひそめ、妻子や教え子達への人情にホロリとした。 なんといっても新撰組のメンバーがそれぞれキャラが立っていてよい! よく無骨と描写されがちな近藤勇が土方に負けず劣らず洒落者で頭が切れる設定なのが新鮮でよかった。 斎藤一が度を越して人間嫌いでもはやサイコパスだった。 続きも楽しみ!
2投稿日: 2021.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに時代物。新選組・吉村貫一郎を主人公とした壬生浪の話し。その生活の貧しさ故に脱藩。初っ端から吉村の切腹場面から始まる。鳥羽伏見の戦いで敗走する新選組。瀕死の傷を負った吉村は脱藩した大坂の南部藩屋敷へと向かい、吉村の旧友の大野次郎右衛門は彼から切腹を命じられる。この話しは吉村の人生・義を新選組の生き残りの語り部が熱く語る。池田七三郎、斎藤一の目線での吉村は優しく、剣にも優れ、家族想い。お金に厳しいのは家族への仕送りのためだった。新選組のへの新発見と目立たずも活躍をした吉村の人生を下巻でも追いたい。
25投稿日: 2021.06.28
powered by ブクログ貫一郎に関わった周囲の人から本人の人物像がだんだんと浮き彫りになっていく様子にわくわくした。 ぼやけていたピントが段々合っていく感じで面白かった
4投稿日: 2021.06.23
powered by ブクログ色々な語り手から吉村を中心とした新選組を書いている名作。上巻の最後の語り手で思わず唸ってしまうくらい、惹き込まれる。
3投稿日: 2021.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
吉村貫一郎のひたむきな生き方を、本人や関わった人々の言葉を紡いで浮かび上がらせていく。 一人の話が終わるたびに、貫一郎の人間像が少しずつ明らかになったいく。彼に対し様々な思いを持った人がいるが、そのまっすぐな人間性を皆愛していたのだろう。 激動の時代に翻弄されつつ、自らの思いを強く持ち、大切な人を守るための強いエネルギーに心を動かされた。
3投稿日: 2021.03.29
powered by ブクログ新撰組にいながら、お金や生にしがみつく男のお話。 時代や組織に流されず、懸命に生きる。幕末の時代背景のおもしろさと相まって、惹きつけられる。 あっという間に読み終わってしまうし、主人公に感情移入してしまう。
2投稿日: 2021.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『壬生義士伝』浅田次郎 2019年に宝塚雪組で上演されてから、ずっと読まなければと思っていた原作本。だいきほ退団前にちゃんと読めた。 が、つらすぎる。どうしようもなさすぎる。悲しくてつらくて切なくて、愛があふれすぎて、涙どころかずっと嗚咽がとまらない。 宝塚版を死ぬほど見たので、登場人物がみんな宝塚版キャストで再生される。あの切ない主題歌がずっと頭の中で流れている。切なさ二割増しだ。 「俺は生きる お前のために、俺は死なない お前のために」 って言ってたじゃない……!!!!と何度も唇を噛む。 武士とは、義とは、何だったんだろう。 最後のじろえの書状まで読んで、やっと少しわかった気がする。 -------------------- 日本人の「義」とは何か。 小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。 “人斬り貫一"と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す男。 「死にたぐねえから人を斬るのす」新選組で、ただひとり庶民の心を失わなかった吉村貫一郎の非業の生涯を描く、浅田次郎版「新選組」。初の時代小説にして、浅田文学の金字塔。 -------------------- まず、1ページ目からクライマックスで面食らった。え、そこからはじまるの。 南部藩蔵屋敷にたどり着いた満身創痍の吉村貫一郎と、かつての幼なじみであり組頭の大野次郎右衛門が相対するシーン。命乞いをする吉村に対して、大野は冷酷に切腹を申し渡す。 物語は、御一新後の大正五年、北海道出身の記者が吉村を知る人達から聞き取り調査を行う形で綴られる。その章の合間合間に、蔵屋敷の奥座敷で最期の時を迎える吉村貫一郎の独白が挟まれる。妻へ、息子へ、娘へ、母へ、何度も語りかける。これがまたなんとも言えずつらい。 吉村貫一郎の話はもちろん辛かったのだけど、息子の嘉一郎の話が本当に辛かった。宝塚版ではそこまで詳しく描かれていなかったから、余計に。 吉村貫一郎の死に場所は、死を捧げる主は、主君ではなく、家族だったのだ。 そして嘉一郎もまた、父をひとりにさせてはならないと、ただそれだけのために、戦を口実に死地へ向かったのだ。 最後の大野次郎右衛門の書状が沁みる。 〝義之本領ハ正義ノ他無之(これなく) 人道正義之謂ニテ御座候〟 義とは、忠義ではなく、人道正義だ。妻子のために、尽くすこと。 内容もだけれど、描き方もとても素晴らしい物語だった。さすが浅田次郎… 南部の自然の描き方がとても上手。それぞれの語りの中で色々に語られるのだけれど、本当に風が吹いてくるようで。 映画も観よう… ------------- (以下、つらつらメモ。超ネタバレ) ・冒頭、吉村が大阪の南部藩蔵屋敷にたどり着く。 ・吉村貫一郎の独白 〝お前さんの言う通り、さぱっと腹切って死にてども、わしは切腹の作法を知らねのす。〟 ・角屋の主人(元新選組隊士、吉村貫一郎の同期。) 吉村の人柄がよくわかる数々のエピソード。 守銭奴とバカにしながらも、妻子のためになりふり構わないその姿をどこか羨ましく、いじらしく思っていたのだろうか。 〝「吉村、死ぬな」 本音の一言が咽からすべり出たとき、俺ァやっとわかったんだ。そうさ、やつは俺の、俺たちみんなの良心だったんだ。〟 ・吉村貫一郎の独白 妻、しづとの出会い。 ここは完全に宝塚版だいきほで再現されてつらい。 〝嫁こさ来てくなんせ わしと夫婦になってくだんせ〟 ・桜庭弥之助(南部盛岡の吉村の教え子。大野次郎右衛門の息子、千秋の同輩。) 南部時代の貫一郎、貫一郎脱藩後の、息子、嘉一郎の様子など。 宝塚編ではあまり意識して見ていなかった嘉一郎の強さが沁みる。嘉一郎の参陣シーンはその後も何度か語られるけれど、本当につらい。どうして、と皆が止めようとする。 しかしその獅子奮迅の働きぶりは、まさに南部武士の誉である、と。 〝「嘉一郎は、まことの南部武士にごあんすなっす。情けない話じゃが父上、わしは七回生まれ変わっても、嘉一郎の真似はでき申さぬ。足元にも及び申さぬ」〟 ・吉村貫一郎の独白 わしは壬生浪にござんす。次郎衛への語りかけ。 ・池田七三郎(元新選組隊士。近藤勇の近習) 油小路のエピソード。吉村先生の鎖帷子。殺されないための手だては、ただひとつ、殺される前に殺すこと。 壬生寺のこどもたちが吉村の言うことをよく聞くシーンがとてもよかったな。理屈ではなく、人を惹きつける人柄。 みよのエピソードも。みんなが揃って、貫一郎を死なせたくないと願う。 真正直で剛直で。 〝吉村先生は侍に憧れていたあたしらみんなの、憧れそのものだったからね。長い武士の世の中が続くうちに、侍の体にべたべたとまとわりついてきた嘘や飾りを、きれいに取っ払っちまえば、侍はああいう姿になるんです。〟 そしてあの吉村貫一郎の大音声で涙腺崩壊。 〝「新撰組隊士吉村貫一郎、徳川の殿軍ばお務め申っす。一天万乗の天皇様に弓引くつもりはござらねども、拙者は義のために戦ばせねばなり申さん。お相手いたす」〟 私には、義のため、という意味はやっぱりよくわからない。 ・吉村貫一郎の独白 みつの入水自殺未遂のお話。脱藩の覚悟。 ・斎藤一。 この章以降、涙が止まらないどころの騒ぎではなくなってくる。 人間が大嫌い、とりわけ他人を気遣う人間が大嫌いだった斎藤一が、死ぬな、吉村、と叫ぶ。 〝誰が死んでもよい。侍など死に絶えてもかまわぬ。だが、この日本一国と、引き替えてでも、あの男だけは殺してはならぬと思うた。〟 あーさで再生されてつらい。 ・吉村貫一郎の独白 娘、みつに向けて。みつ… 巾着の中から、二分金が十枚も。 ・大野千秋の手紙。(大野次郎右衛門の息子) 次郎右衛門の優しい人柄がつらい。こちらも青天の咲ちゃんで再生される。 嘉一郎がもうつらすぎる。黄金静水で水盃を酌み交わすシーン。 〝「ちあき。ちあき。ちあき」〟 千秋とみつのお惚気が唯一の良心… ・吉村貫一郎の独白 次郎衛との思い出。 〝ええな、けっして泣ぐのではねぞ、次郎衛……〟 ・佐助。(大野次郎右衛門の中間) ここも辛かったな。思ったことを思ったまま喋る佐助。義などというもののために、どうして、という思いが伝わってくる。 大野次郎右衛門のつらい心のうちを知りながら。 しづの声を聞いた、という吉村貫一郎とのやりとり。 〝「のう、後生じゃ貫一、今一度この目ば開けて、南部の百姓が丹精こめて作った米ば、腹一杯食って呉ろ。のう、貫一、後生じゃ」〟 なんかこの辺もう無理。もうつらいむり。 最後の佐助との別れのシーンも、やさしさがつらいね。 ・吉村貫一郎の独白 父と母。しづや。嘉一郎や。みつや。 まだ見ぬおぼっこや。魂はお前とともに。 〝そんで、新しき世を生きたいつの日にか、父とともに盛岡さ帰るべ。父の魂ばしっかと背に負うて、ふるさとさ帰るべ〟 ・角屋の主人、ふたたび。 嘉一郎も、父と同じく誰もが死なせたくないと願う人物だった。 なんか、もう、なんか。なんで、って声が出そうになる。 ・吉村嘉一郎の独白 こちら息子、嘉一郎の独白。 〝わしは大好きな父上と ともに三途の川ば 渡りてえのす〟 涙で文字が読めないね。嘉一郎もまた、義のためではなく、父のために死んだのだ。 ・吉村貫一郎(貫一郎が最後まで見ることのなかった末息子。東京帝国大学教授。) 父の名を付けられた末息子。大野次郎右衛門の計らいで、佐助に連れられて越後の豪農の家に養子に出された末息子。 米の研究に打ち込み、「吉村早生」という冷害にも旱害にも強い品種を開発した貫一郎は、この米をふるさと南部盛岡に運ぶ。 楽隊に出迎えられて盛岡に降り立つ貫一郎。吹きおろす、南部の風。 その背には、父の魂。 この華麗な回収にもう、ね。ね。 ・大野次郎右衛門から越後の豪農、江藤への書状。 この書状の内容が、全てだと思った。少し読みにくいけれど、ぜひ読んでほしい。大野次郎右衛門のために。 日本男子、身命惜しまず妻子息女に尽くしたまえるおんこと、断じて賤卑にあらず (できれば現代語訳をつけてほしい…これ読まれないとほんとにじろえが浮かばれない…)
2投稿日: 2021.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
南部訛りが頭に残るくらいとても面白かった。 直前に司馬遼太郎「龍馬がゆく」を読んでいたこともあり、倒幕側と幕府側それぞれの事情を踏まえながら読めた。 主人公自身の一人称と、その周囲の語り部とが交差する書き方が新鮮だった。 一つの真実に対しても、様々な解釈が生まれることをよく表していると思った。 漢文の書状が現代語訳されずにそのままだったことがとてもよい余韻となった。 細部までは分からなくとも、読み進めてきた人には十分文意が理解できると思う。 浅田次郎「プリズンホテル」と並んで面白い本だった。
3投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ歴史小説なのに語り手が変わりながら話が展開していくのが斬新。 初めの語りが1番グッときた。下にも期待。 牙突!
5投稿日: 2020.11.17
powered by ブクログ宝塚の壬生義士伝を見てとても良かったので、原作を買いました。 何の知識もなく読み始めると、幕末の時代背景をあまり理解していなかった為、尊王攘夷?佐幕?薩長同盟って何だったっけ…?状態。よし勉強だ!ってことで、Youtubeの歴史チャンネルや高校の頃の歴史便覧でざっとおさらい。時代背景がわかると俄然面白くなり、ページをめくる手がとまらなくなった。 大正時代、何者かが元新選組の吉村寛一郎を知る人々を訪ね歩き、話を聞いていくという物語展開で、聞き手が誰なのかは上巻では明かされていない。 語られる吉村寛一郎という男は、守銭奴や出稼ぎ浪人とさげすまれながらも、故郷に残した妻子の為に仕送りを続け、生き抜くために人を斬る。優しくて強くて真っ直ぐで、その人柄に惹かれずにはいられない。でも、そんな吉村が死ぬほど嫌いだという斎藤一の気持ちも良く分かる。 身分の低いならず者集団だった新選組だけど、だからこそ誰よりも侍であろうとした、その姿は素直にかっこいいと思った。 下巻に続く。
7投稿日: 2020.11.13
powered by ブクログ映像を見ているようでした。 文章で読むのは平気な筈の残酷描写はページを捲るのを躊躇ってしまうほど!! 首落とし損ねるシーンとか一瞬めくるの躊躇ったよね。 感情描写も秀逸で、つい登場人物の気持ちに入り込んでしまいます…すごい。
3投稿日: 2020.11.09
powered by ブクログ先日映画を観て、とても良かったのでこちらに感想を入れておこう これは「泣かせの浅田次郎」の中でも屈指の良い話 そして大政奉還であたかも無血で明治維新がなったかのような印象があるかもだが やはり流血はあったし、幕府側にもある程度理はあったと思う まあ、そういうことと無関係にこの小説は素晴らしいです
4投稿日: 2020.11.07
powered by ブクログ司馬遼太郎が描く新撰組は時代の流れを理解できずに、暗殺という手段で世の中を変えようとしていた頭の悪い存在でした。 この本では、新選組の中にいる人の視点でなぜ彼らがそのような行動をとっていたのかを一つ一つ丁寧に描いています。 物事を様々な視点で見ることの重要性がわかります。 主人公が強すぎる点はもう少し説明が欲しいと感じるものの、ストーリーの組み立て方の上手さに思わず引き込まれます。
2投稿日: 2020.11.03
powered by ブクログ令和2年9月10日 読了。 就活が一段落着いたので一気に読みました。 読み進めて行く内に、どんどんこの物語の主人公・吉村貫一郎に引き込まれるストーリーです。 当時の時代背景や、有名な池田屋事件の裏側なども書かれており、ページをめくる手が止まりませんでした。 これから読む下巻も楽しみです。
2投稿日: 2020.09.10
powered by ブクログ最初は慣れない南部弁や剣術の名前など、わからない言葉が多く読むのに時間がかかったが、中盤からは慣れてきてすいすい読めてきて最後は「ここで上巻終わらせるのずるい!早く下巻を読みたい!」となった。一般的な新撰組の作品とは一風変わったように描かれているので元々あるイメージを取っ払って読むといいと思う。
2投稿日: 2020.09.02
powered by ブクログ[再読] 異色の新選組物語。 吉村貫一郎の生き様、目に焼き付けろ。 切なくも、哀しい、産まれる時代を間違えたような人物。 創造の部分が多分にあると思われるが、新選組物語の中では一番好きな作品。 涙しか出てこない。
1投稿日: 2020.08.10
powered by ブクログ宝塚の演目シリーズ。 新撰組の意外な一面が描かれている。 どこまで本当かわからないけど、歴史の教科書より、このような小説になっているほうが真実味を感じてしまう。 吉村貫一郎という人を通して、当時の世の中がリアルに感じることができる。
1投稿日: 2020.07.28
powered by ブクログ感動号泣作品。初めて浅田次郎の作品を読んだが、「平成の泣かせ屋」と呼ばれる理由がわかる。ひたすらまっすぐ生き、愛する者のために生き、戦った男の話。涙が止まらなかった。斎藤一と吉村貫一郎の最後のやり取りは特に泣いた。貫一郎が皆から尊敬され愛されていた理由が人柄や言葉からわかった。早く下が読みたい。
1投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログいろんな人に薦めたな。決して人前で読んではいけませんとの但し書きを付けて。にもかかわらず、電車の中で読んで大変なことになった人がいたな。
0投稿日: 2020.04.03
powered by ブクログ長いが、心にズッシリ響く、切ない物語 架空の人物を新撰組の中に描いたかたちだけど、自然にハマっている 二刀流、かっこいい 映画は全くダメだったけど、小説は素晴らしい
1投稿日: 2020.03.30
powered by ブクログ宝塚の壬生義士伝を観劇して、"なんで?"と思った部分があったので読むことに。 吉村の死ぬ間際の切れ切れとした回想と関係している人が語る吉村と新撰組。幕末の激動で"義"とは何か?、確実に制度も価値観も変わろうとしているなかで本音と建前がある侍として生きるの難しさを感じる。
1投稿日: 2020.03.15
powered by ブクログ切なくて心にずっしりとくる読み応えで2回読んでしまいました。主人公、吉村の語る岩手山の情景も妻や子への想い等切なくて何度も泣きました。
2投稿日: 2020.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは、間違いなく、面白いんだろうなあ、、、と思いつつ、かなり長い間、何故かこう、手を出さなかった本なのですが、遂に読みました。で、で。これは、間違いなく、面白いんだろうなあ、と思っていたのですが、いやもうね、読んでみたら、ホンマに面白い!という素晴らしさよ。大満足の上巻です。いやもう、流石サスガの浅田次郎。お見事です。 新選組のメンバーの中で、知っていたのは、芹沢鴨、近藤勇、土方歳三、沖田総司、斎藤一、というあたり、という、抜群に薄い知識でゴメンナサイ、、、という、まあ、物凄く詳しくない、という程度の知識の持ち主です。新選組が、具体的に、あの明治維新の時代のあたり?で、どのような役割を果たした組織だったのか?ということも、本当に詳しく知らない、というレベルの、読んでいいのか?ゴメンナサイ、、、という程度の知識で、読み始めました。 で、当然、この話の主人公である?と思われる、吉村貫一郎、全く知りませんでした。いやもう、全く知りませんでした。まことに申し訳ない、、、というところですね。 話としては、そらもう、浅田次郎節全開、といいますか、こうね、めちゃくちゃアツいですね。浅田次郎さん、好きなんですよ。人として、どうしても、好きですね。特にエッセイが好きなんですが、勇気凛々ルリの色、とか、もう大好きなんです。 あと、この小説、読み始めるまでは、「新選組の、凄い有名な王道中の王道の隊士ではない人物が主人公の作品らしい」ということは、ぼんやりと知っていたのです。 で、読み始めたら、吉村貫一郎、という人が登場するし、彼の人生を彼の目線で述べる?物語なのだろうなあ、と思っていたのですが、いきなり、なんといいますか、吉村貫一郎本人の語り言葉の部分もありつつ。大部分は、当時のリアルタイムの時代から大分時間がたった時に、当時を知る人々が、彼のことを語る、というスタイルの小説、という事がわかって、ビックリしました。 おお、こういうスタイルの小説なのか、と。驚きました。なんとなく、山田宗樹さんの小説「嫌われ松子の一生」的なスタイル?という感じを受けましたが、あの小説を読んだのが、既に大分昔なので、もしかしたら、違うかもしれない、、、小説のスタイル、違ってたら、すみませんです。 それにしても、浅田次郎さんは、人を描く!という思い入れの感じ、凄く強いなあ、って思います。漫画家としては、藤田和日郎さんっぽいなあ、とか思ったりもしました。アレですね。何しろ、熱い!という点が。いやあ、もう、好きなんですよねえ。「俺は何としてもこう書きたいの!こう伝えたいの!」ってのが、ヒシヒシとあふれ出ている感じ、と申しましょうか。うーん、いいんだよなあ。 吉村貫一郎がしゃべる、盛岡弁?なのですかね?これの再現度とか、かなり、凄く、完璧なのではないでしょうか?自分は、盛岡育ちではないので、どこまでホンマに完璧か?というのは分かりかねるのですが、読んでいて、正直、盛岡弁の意味合いがわからない部分はところどころあれど、それを含めても、とても気持ちよく読むことができました。いわゆる、方言、ですよね。日本語の方言の美しさは、バシバシと感じました。こういうの、凄く好きなんです。 町田康さんの「告白」も、河内弁、という、いわゆる大阪の方言?で書かれた小説だったのですが、あれも、すっごく読んでいて、しっくりくる、というか、読んでいるだけでこう、グッとくる文章だったんですよね。方言って、凄いなあ、って思う。めちゃくちゃこう、日本語の美しさを、感じさせてくれる、とかね、思うんですよ。 こういう、標準語でない文章の美しさが満ち満ちている日本語の小説って、他の言語に翻訳して小説化すること、できるんか?って凄く思う。この文章の、なんらかの奇跡的な美しさ。物語の美しさ、ではなく、単純に文章の文体の言語の美しさ。それを多言語に翻訳することは、可能なのや否や?うーむ、、、気になる。言語って、そして言語の壁、って、凄いな、って思いますね。 あと、この上巻で、一番、印象深かった場面。 それは、吉村貫一郎が、介錯を務めようとして、そこで本人が切腹から逃げようとして、やむを得ず切り殺してしまった場面。あっこが、ホンマに印象に残りました。切り殺したの身体を、斎藤一が、その切り口を、じっくり観察していたやないですか。あっこがホンマに、なんというか、ゾッとしたし、腑に落ちました。ああ、本当の人斬りの人々は、同じ人斬り仲間の凄腕の人物の腕前を、とくと観察したいのだなあ、、、という。 それは、とある一流の料理人が、別の一流の料理人の包丁さばきを、しっかと観察するようなものですよね。他の料理人が、どのように魚の、牛の、鶏の肉を切るのか?野菜を切るのか?とある一流の樵が、他の一流の樵の、木の伐り方を、じっくりと観察するようなものですよね?どれほどに見事に、切るのか。斬るのか。伐るのか。それを、しっかりと、観察する。一流の人斬りは、他の一流の人斬りが斬った、人間の死体の斬り口を、しっかりと、観察するのだ、、、という、いわば一流の世界の当然の行為?というものを、まざまざと感じた、この描写。浅田次郎、恐るべし。そして、お見事すぎる、、、と、脱帽しました。この場面で。 あと、最初の方に登場する、飲み屋の主人。元、新選組の隊士だった人物が、生き延びて、自分の正体を隠して、飲み屋をされてるやないですか。あの親父さんの、明大の野球部が贔屓のくだりの話。すげえグッときました。沖田や斎藤が、生まれ変わって野球部の部員になっている、みたいな話。ああ、これが、どうしても忘れられない、青春、ってヤツなんだなあ。って。あの話が、めちゃんこ好きです。
1投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログ結局、この聞き手は誰やったんや? 新選組はキチガイの集まりにしか見えないし(実際にそうだったのだろうけれど)、感動があるわけでもないし、いまひとつすっきりしない。
0投稿日: 2019.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宝塚見て感動したため借りてきました。 劇では首を捻った貫一郎の最後の行動にも、納得。 てーか吉村貫一郎のできたお人っぷりに、こいつはほんと最後の侍だよ、義士だよ!と一人で熱くなってました。 もっと昔からあるお堅い原作と思っていたら、割りと最近だったのか、とか、一人称で読みやすい、とか驚きでした。 さて、日本史には疎いもんで、 これまで新撰組っつーたら、風光ると銀魂と、大河の新撰組と、えーと大河の龍馬伝位しか知らないと思われますが。 美化された新撰組しか知らないもんで、この作品での、底辺の寄り集まり感に、驚きつつも説得力あるーと目から鱗でした。 斎藤一だけは、宝塚るろ剣の、あのビジュアルしか思い浮かばないのですが、それに近しい、触れなば切れん、な印象でした。 そして私の頭のなかでは、土方と永倉はそのままゴールデンカムイに移行しています。 今風光るが読み返したくて仕方ない。
1投稿日: 2019.09.18
powered by ブクログ吉村貫一郎という一人の新選組隊士の死の間際のモノローグと、彼の生涯を取材する人物が様々な関係者から聞き出した吉村の人物像を交互に配し、隊の内部から見た新選組と主人公吉村貫一郎を描く。幕末の政治の下で翻弄される新選組隊士たちと、吉村貫一郎の貫こうとした義の在り様を見て、それは歴史的、社会的な観点からは、否定的にとらえられるものであっても、決して打算的でも利己的でもないことはもちろん、個人的なものですらない、もっと大きな「何か人間にとって大切な物」とつながっている。人としての義とは何か、このテーマを後編でどう深掘りしていくか楽しみ。新選組隊士たちのキャラも、おおむね大多数のイメージを踏襲していて、読んでいて楽しい。
1投稿日: 2019.08.03
powered by ブクログ守銭奴と呼ばれた新選組隊士吉村貫一郎。困窮に苦しむ家族を思い、日本人としての美学もあった。本を読んで泣き、映画を観て泣いた。
1投稿日: 2019.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった。そこまでするの?っていう感じもありますが。岩手の人は読んだら特におもしろいかも。江戸時代における大坂の役割もわかっていいかも。
0投稿日: 2019.04.21
powered by ブクログ現在の盛岡である南部を脱藩して新撰組隊士となった幕末の侍を主人公とした話。明治維新を経て50年が経った大正時代になって、新聞記者が関係者にエピソードを聞いて訪ね歩くという体裁を取る。舞台となるのは京都、盛岡、江戸(東京)。この上巻は多くの周辺挿話が語られていて、じわじわ読んだ。 八ヶ岳の宿で読み始めて、京都旅行を翌週に控えたミュンヘンのホテルで読了。
1投稿日: 2019.03.16
powered by ブクログタイトルは知ってたけど、読んだことなかったし、映画も見ておらず、こんな話とは全く知らなかった。吉村貫一郎、こんな隊士がいたんだ。上巻はそこまで入り込めなかったが、後半に期待。しかし、登場人物の名前を見ると、未だに三谷新選組!のメンバーが頭に浮かぶ。オダギリジョーを思い出しながら後半へ続く
0投稿日: 2019.02.03
powered by ブクログ土方歳三の強さに魅力を感じて新撰組に興味を持ち本作を読んでみた。良い意味での期待外れ。幕末の激しい動乱を期待していたが、主人公の物静かさが激しいはずの幕末を冷静に魅せてくれた。『強さ』の意味がまた一つ増えた気がする。映画も観よう。
0投稿日: 2018.11.11
powered by ブクログ浅田次郎『壬生義士伝』文春文庫 読了。南部藩脱藩し新選組隊士となる吉村貫一郎。知人らに語り聞く断片的な回想を重ねながら、南部訛の独白と相俟って、人柄が顕わとなりゆく構成が巧い。義とは何か、彼なりの答えがその生き様にある。切腹を命じた旧友大野次郎右衛門の最後の手紙でふっと胸がすく。 2016/10/15
0投稿日: 2018.11.06
powered by ブクログ秀作。 なかなか文体が格式高い。優れた作家なのだろう。近年には少ない気がする。 幕末、南部藩出、新選組となればドラマチックになるのは間違いない。見た目は冴えないが魅力的な主人公。幕末に最も武士らしい武士がいたという事実に驚かされた。少なくても新選組の一部はそうだったのだろう。今に思うと、なんでたくさんの人が斬りあう必要があったのかとは思う。
0投稿日: 2018.11.03
powered by ブクログはじめは方言についていけず何度もつっかえてしまったけれど、慣れてしまうとこれが良い。ただひたすらに家族を思う武士の話。
0投稿日: 2018.10.30
powered by ブクログ昔、渡辺謙さんのドラマを見ました。とても強く優しく脆く痛々しくとても心に残っている。今回初めて原作を。原作も深く悲しく映像が目に浮かぶ。厳しく辛く真っ白な南部の冬を。
0投稿日: 2018.05.15
powered by ブクログ映画版の中井貴一が吉村役で出てるのを観て なんだよ面白いな!と思って原作読んでみようと思って。 浅田次郎だったのかーと見たら あ、これ3部作のやつだわとそこで気が付いた。 「輪違屋糸里」「一刀斎夢録」は読んだのに なんでこれだけすっぱ抜けてたのか…まぁいいか。 で、やっぱり映画も面白かったんだけど 本の方が数百倍面白い!原作には勝てんな… 混沌としてる世の中でたぶん1番地位とか 武士のどうこうとかより 1番人っぽいというか、吉村が。 色んな場面でお金に執着する気持ちが痛いほどわかるというか 生きていく上では決して綺麗事ではないよな〜 死にたくないから殺すって 今そんなこと言ったらもしかしたら大問題けど 究極なのかもしれん。人間ってそんなもん。 なので下巻は余計に楽しみ
3投稿日: 2018.02.03
powered by ブクログ永遠の0のレビューで紹介されていたので読んでみた (永遠の0は壬生義士伝のパクリだみたいな) 確かに、永遠の0の主人公とにている点はある 超一流なのに 戦いを恐れているような軍人と武士 まあそんなことはどうでもよい 面白い
0投稿日: 2018.01.19
powered by ブクログ変わった手法の作品です。 最初の数ページを除いては、殆どが聞き取り調査に応じた関係者の「語り」(一部書簡もありますが)と主人公の独白で構成されています。関係者一人一人の語りを書き写すスタイルのために、話が時系列に並んでい無いのですが、そういう手法で主人公・吉村像を切り出して行く事でリアリティーを創生しています。どこか哀愁を漂わせる南部弁の主人公の独白も秀逸です。 冷静になって考えれば、登場人物の心情が本音・虚飾入り乱れ(というより著者の中で整理されないまま提示され)、なんだか矛盾も多いような気もします。しかし、不覚にも涙が浮かびそうになるほど切ない話の連続で、どんどん話に引き込まれていきました。
0投稿日: 2017.11.16
powered by ブクログかなり以前にTVで放映された映画を見たのが切っ掛けで購入。池波正太郎『幕末新選組』を読了した直後に本書を手に取る。南部藩を脱藩した吉村の独り語りと、彼を取材する新聞記者らしき男に語る新選組と吉村に関わる話を織り交ぜる、今まで読んだことのない作風。上巻の最後があの斎藤一。これまで話に出てきただけでも悪印象なのだが、彼の話し方はその印象どおりだ。 試しに上巻のみしか買っていなかったので、今日慌てて下巻を購入。
0投稿日: 2017.08.16
powered by ブクログ元々新選組が好きなので、引き込まれた。 主人公吉村貫一を通して描かれる新選組も また面白い。侍とは面子を凄く重んじていた んですね。
0投稿日: 2017.07.01
powered by ブクログ登場人物を知っていれば、面白い。 知らなければ単純な人情物語。 主人公がどうなるのかは下に続く。
0投稿日: 2017.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この小説は、今までで一番泣けたです。 幕末も好きな時代設定で、新撰組のメンバーが出て 読んでて楽しかったな。 江戸時代の飢饉の様子も壮絶な描写で読んでてつらかったな。口減らしで子どもをたんすかなんかにいれて死ぬのをまって、その子どもを漬物かなんかにして食をつなぐ・・・。とか。 飢饉で人は死んだのではなく、そんな悪食をしていたので疫病になり大勢死んだんだとか。
0投稿日: 2017.01.03
powered by ブクログ浅田次郎さんの作品は読んだことがなかった。 しかし、浅田さんの書く時代物は泣けると聞いて、今回読んでみた。 歴史を扱った日本作品を余り読まないわたしが、特に興味もなかった新撰組を扱う本書を選んだことは、我ながら意外だ。 わたしは新撰組ときくといつも、それって尊幕側だっけ倒幕側だっけという疑問。ここまで幕末に知識がない人間もいないんじゃないかというくらいゴッチャになっている。 貧しさから南部藩を脱藩し、新撰組に入隊した吉村貫一郎。全てを故郷の妻子に送り、身なりにも構わず、周りからの嘲笑にも耐える吉村が、顔見せできない南部藩屋敷に満身創痍の姿で現れたのは何故なのか。 上下二巻と長い作品で、ところどころわからない言葉もあるが、物語としては大変読みやすい。 吉村貫一郎をはじめとした東北の強い訛りを読みにくく感じるひともいるだろうが、吉村の実直で不器用とも言える人間性が東北訛りによって更に引き立ち、心に響いてくる。 新撰組に興味のないわたしのような者でも、面白く読み進められる。 まだまだわからないことも多いが、新撰組といったら土方歳三や沖田総司といった耳慣れた有名人ではない吉村貫一郎だからこそ、近く感じられ引き込まれるのかもしれない。 吉村貫一郎がどうなるのか、下巻へ。
0投稿日: 2016.10.25
powered by ブクログ著者の作品はお涙頂戴モノといわれてますが私は結構好き。(中でも蒼穹の昴シリーズが大好き。) でも、新撰組の義があまり好きではなくて、この作品はなんとなく敬遠してました。 が、実際読んでみると士道からみた従来の新撰組の雰囲気とは違い、人間としての生き様を語った話でとても引き込まれました。 幕末の混乱を極める時勢の中、ひたすらに家族という義を貫く主人公吉村貫一郎の姿が切なくて。 貧困が故に脱藩して家族を養うことは武士としては罪だけど、人としては正しい・・・ それをみんな分かっているけど、口に出しては言えない・・・ こんなに生きづらい世の中が、ほんの150年前に本当にあった世界だなんてあらためて考えると恐ろしい。 今は正しく生きようと思えばそれを貫けるいい世の中なんだなあ、なんて思いながら読みました。 下巻も楽しみ。
0投稿日: 2016.09.15
powered by ブクログ登場人物それぞれが家族への想いを内に秘め、見栄や名誉よりも大切なそのために、時代の変わり目を必死に生きる。 そして、身体は朽ちても、その想いだけがまるで生命の本体かのように、誰かの身体にまた宿り、時代を超えて生き続ける。 巧みな構成に感心しながら読みふけり、後半は涙なみだ。
4投稿日: 2016.09.11
powered by ブクログ8月はこういう本が読みたくなるが期待を大きく上回る内容。南部藩脱藩浪士の新撰組隊士の物語。家族を第一に考えることを隠さない鬼と恐れられた主人公と、新撰組幹部との交流や対立、薩長との戦い、子供の頃からの親友との付き合いと別れ、息子や娘の成長。さすがは浅田次郎。
0投稿日: 2016.08.29
powered by ブクログ多くの方々が指摘していますが、この物語は百田尚樹氏の「永遠の0」とよく似ています。ストーリーも、登場人物の性格も、主人公の姿をいろんな人の目を通して描くことで多面的に浮き彫りにしていくという手法まで、何もかも。 「壬生義士伝」も「永遠の0」もどちらも男の壮絶な生き方を描いています。カッコよくて悲しいです。二つの中では、私は壬生義士伝の方が好みです。話の進め方(取り回し)が洗練されていて厭味がないから。 ところで、武士というのはどうしてこんな不自由な生き方から抜け出せなかったんでしょうか? 腹を切らされることは今のサラリーマンでもあることかもしれませんが、それでも本当に刀で切って死ぬほどのことはありません。そんなことしたら痛い! 武士に生まれなくてよかった……。
3投稿日: 2016.03.19
powered by ブクログ浅田次郎の長編作品を読むのは『蒼穹の昴』に続いて2作目。 新選組に実在した人物である吉村貫一郎の人物像が、同時代を生きた複数の語り手によって語られていく形式の作品。 吉村貫一郎が人斬りとして生きる道を選んだのはなぜか、 その理由が気になりながら読み進めていくことになった。 自分の命をかけて家族を守ろうとする父、 脱藩者の息子という汚名を受けながら父の行動の意味を 理解し、自分の人生を悔いなく生きる息子。 親子の物語。
0投稿日: 2016.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元南部藩士で新撰組に参加した吉村貫一郎を、周囲の人間が回想する形で描きながら、幕末の状況も浮かび上がらせた作品。 同期の新撰組隊士、教え子、後輩の新撰組隊士、斉藤一と回想が続き、以下次巻。 生まれや時代背景に縛られた中、不器用に生きる吉村貫一郎が良い
0投稿日: 2016.02.09
powered by ブクログ色んな人から聞いて少しずつ浮き彫りになっていく吉村貫一郎の姿。とくに池田と斉藤の話が好きです。とても良かった。 池田の話では度々こみあげてくるものがあって、気づくと涙がこぼれていました。 斉藤の話では吉村に直接関係ないのですが試衛館で土方や沖田、永倉や原田たちが居候をしてる時期の話が少し出てきて、その頃が好きなわたしにとってすごく楽しめました。 吉村の一途な家族愛が切ない。きっと子供のいるお父さんたちなら、わたしよりももっと吉村に感情移入したり気持ちを汲み取ることができるのだろうなあ。下巻を読むのがたのしみです。
0投稿日: 2016.01.12
powered by ブクログ司馬遼太郎の龍馬がゆく、を全巻読み終え、スペクタクルに浸りまくったあと読み出した壬生義士伝。龍馬側で思いっきり感情移入した後に、バッタンと180度切り替えされ、今度はその同じ時代の敵側の大スペクタクル。同じように、情熱があり人情があり、生死にせまる戦いの日々を送った当時の人々。今度はこちら側に思いっきり感情移入して泣けた、、。敵味方関係ない、みんな同じ感情を持っている。こだわりは譲れないし、愛する者が殺されれば、悲しく憎しみが生まれる。こんな小さな日本でも沢山の戦を経験し、沢山涙を流しながら、やっと一つになった。次は世界を一つにする番だ。世界でもそれができるはず。平和的解決を選ぶ。an38
0投稿日: 2015.12.16
powered by ブクログ吉村貫一郎のあまりにまっすぐ過ぎる人物造形に違和感を感じる。文学ではなく教訓か。下巻の落としどころに期待する。語りのスタイルが成功しているかどうかも微妙。
0投稿日: 2015.12.03
powered by ブクログおもしろい。 とつとつと色々な人が語るひとりの南部武士の姿。鬼と言われるほどの剣の達人、子供に慕われる学問の師、家族を思い愛する男。吝嗇家や田舎侍と言われても、己の義を貫く姿がだんだんとみえてきた。 吉村を中心に近藤、土方、沖田、斎藤、永倉などの今まで知らなかった一面にも考えさせられる。 下巻は斎藤の語りから始まるのかな?楽しみ〜。 ところで、この話のインタビュアーは誰なんだ?
0投稿日: 2015.10.06
powered by ブクログおもしろい。 「永遠の0」のようにいろんな登場人物に寄る語りで、主人公がどう生きていたのかを浮き彫りにしていく。 下巻をこれから読み始める。 どんなエンディングを迎えるのか期待が高まる。
0投稿日: 2015.09.20
