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壬生義士伝(上)
壬生義士伝(上)
浅田次郎/文藝春秋
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総合評価

443件)
4.4
246
117
53
2
1
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    後半(物語としては中盤)からじわじわ面白くなってきた。 「妻子を養うために主家を捨てる。しかし恩と誇りは決して忘れぬ。」 貫一郎の武士としての生きざまがかっこいいです。

    0
    投稿日: 2012.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読むのちょっと大変だった 訛りけっこうあったし でも語り調でここまで読ませることができるなんてやっぱり浅田次郎すごい!!って思いました 江戸の終りから明治時代にかけての新撰組のおはなし 事実でないこともたくさん書いてあると思うけれど教科書にはなかった昔の残虐さや必死さを垣間見ることができた気がします 何かに書いてあったけれど昔の人は死なないで生きていくことに必死だった その中で幸福をつかみとろうと必死になっていたんだ 今の人は生きて生きなければいけない それは死なないで生きることより難しいんだって 今の世の中は豊かになっていて特に日本では食べ物に困るなんてことそうそうないんだと思う その点では昔よりは生きることは簡単なんだ 幸福を追求しなければ そんなことをいろいろ考えてしまいました 生きるって難しいね

    0
    投稿日: 2012.03.24
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    もう何度読んだかな。 自らに「活」を入れたいときに読む本。 静かに闘志がわいてきます。 個人的には渡辺謙主演のテレビ版のキャストでイメージができてます。 斉藤一のパートはずっと竹中直人の声が脳内で響いてます。

    0
    投稿日: 2012.03.12
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    新撰組隊士、吉村貫一郎を中心とした時代小説。 脱藩し隊士になり、得た金の全てを国の妻子に送金するため守銭奴と呼ばれていたが、己が信じる義に対しては真っすぐな男である。この吉村についてかつての同僚や教え子など、様々な人の語り口で明かされていく。 南部武士の実直さや、新撰組隊士の武士としての生き様や忠義について描かれている。 以下、引用 何ができると言うほど、おまえは何もしていないじゃないか。生まれてきたからには、何かしらなすべきことがあるはずだ。何もしていないおまえは、ここで死んではならない。 貧と賤と富と貴とが、けっして人間の値打ちを決めはしない。人間たるもの、なかんずく武士たる者、男たる者の価値はひとえに、その者の内なる勇気と怯懦とにかかっているのだ。

    0
    投稿日: 2012.03.12
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    浅田次郎さんのエッセイが大好きです。 壬生義士伝は、私が購入した浅田さんの初めての長編小説で、しかも時代物。 どんなストーリーかと…どきどきしながら本を開けたら、なんだか壮絶なシーンから物語が始まり、 いつものエッセイの浅田さんの雰囲気とは180度違い、驚いて一度本を閉じ、しばらく読むのを避けていた本です。 上巻のはじめは物語になかなか入り込めず、苦労しましたが、それは最初だけです。 上巻の中盤から、下巻までは一気に読んでしまいたいほど、主人公と家族、その周りの取り巻き(新撰組ですが)の心情の移り変わりに心打たれます。 涙がところどころで、あふれてきますのでハンカチもしくはティッシュが必要です。 電車の中では読めないですね。 泣かそうと思って書いておられないようなシーンでぐっ…ときます。たぶん、読み手の立場(お父さんだったり、息子だったり、娘だったり…)で、泣けるシーンが変わってるんじゃないかと思われます。 わたしはちなみに「娘」の立場ですが、いろんなシーンで泣いた、泣き虫です。 時代物はちょっと…という方にも、お勧めです。 今まで読んだことのない切り口の新撰組の話で、とても満足です。 はりきって、お勧めします! 

    0
    投稿日: 2012.02.26
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    とにかく泣けます!! 何故、吉村は新撰組に入らなくてはならなかったのか?親子愛に涙が出ちゃいます。。 下巻は、ちょっと余談の様な気がしましたので、上巻をお勧めレビューであげさせて頂きました。 映画とはまったく違います。是非映画だけしか見ていない方、原作のこちらを読んでみてください☆

    0
    投稿日: 2012.02.20
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    テレビで映画を観て感動そして読んだ本。映画の録画はハードデスクにまる2年経つのに未だ消去されずに残っている。

    0
    投稿日: 2012.02.10
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    一貫して、吉村の知人が吉村を語る口調の書き方。 映画では斉藤一と吉村の息子の親友千秋のみの回想になっているが、本はもっと沢山の人の回想で構成される。 今の世なら当然の「実力のある人間が地位を得る」「妻子が命より大切」ということが認められない時代だからこそ、その2つに切実に苦しむ人間の非力さ・空しさ・刹那さが浮かび上がる。 浅田は凄く情緒的。泣かされる。ただ、主人公が健気で立派すぎ。ひねた私には出来すぎの主人公がうとましい。

    0
    投稿日: 2012.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何年も前に、縁があって途中だけ読んだけど惹きこまれました。新選組を題材にしたものは多いけど、こんな本は初めて

    0
    投稿日: 2012.02.04
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    幕末の新撰組生き残り、また南部藩の吉村貫一郎を知っている人の話を明治後半から大正に入ってから聞き取っていく形態を取っている。貫一郎は二駄二人扶持という極貧の生活を送っているが文武に秀で藩校の先生もやらされている。しかしその身分からは抜け出せずに脱藩し近藤勇の新撰組に参加していく。儒教思想を身に付け筋に通らないことに納得しない。また手当の殆どを南部の妻子に仕送りしていた。大政奉還後鳥羽伏見の戦いに破れ大阪に追い詰められる。そこでも深い傷を負い南部藩蔵屋敷に助けを求めるが、そこの責任者大野は竹馬の友から切腹を仰せつかる。下級武士・百姓の苦しみに比べ旗本の不甲斐なさも訴えている。

    0
    投稿日: 2012.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いや~、すごくよかった!!うちのクラスの劇に是非おすすめしたかったなぁ~。土方歳三やっぱりかっこいい!斉藤一もかっこいい!吉村貫一郎の切腹は本当に感動した。最初はなんだこいつ、お金にがめつい奴だなと思ったけどこの時代の武士の事情を思うと逆にかっこよかった!!

    0
    投稿日: 2012.01.10
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    良書です。10、20、30代の若者に読んでもらって、人生のエネルギーにして欲しい本です。 人が餓死する、餓死しないために赤児が食べられる。そんな状況の中で吉村貫一郎が選んだ道。読み応えがありました。 本を読むのが苦手な方はDVDをみてください。

    0
    投稿日: 2012.01.08
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    シェエラザードに似ている! 南部の下級武士だった「吉村貫一郎」は、どうして脱藩して、新撰組に入り、どう生きて死んだのか? 吉村貫一郎だけではなくて、他にもいろんなかっこいい武士がでてきて、 人生観、仕事観、、かわるきがするような、重くてぐっとしたお話でした。 そしてさらに、家族の話だとも思いました。 吉村家という意味でも、 南部藩という意味でも、 新撰組という意味でも。 でも、 自分が守るべき家族をかかえたときに、もういちど読みたいな。 たぶんまだ、ぜんぜん受けとめきれてないと思うので。 家族をもったとき、子供をもったときに、もっとずっしりと受けとめられるきがするので。

    0
    投稿日: 2012.01.08
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    吉村貫一郎に関わった人たちの回想談と、本人の死ぬ間際の回想が交錯しながら物語が進む。 時代背景も説明しているわりに、「余談」とはあまり感じさせない文章。 私が今まで読んできた司馬遼太郎と違い、「第三者の視点」がないため、歴史ものにしては読みやすくなっている。

    0
    投稿日: 2012.01.08
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    身分のよって分けられた時代に吉村貫一郎を題材として書かれた作品。  新撰組として生き、差別されてきた人間がその差別してきた人間を守るといった矛盾も抱えながらの生き様。理想として描いた家庭環境や生活を送れず、その中で新撰組として、武士として生きていく吉村貫一郎。 下巻では、一ページを捲る毎に感動する程、衝撃を受けた一冊でした。

    0
    投稿日: 2012.01.07
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    故人を思い出して悼むのって、なんでこんなに泣けるのか。 亡くなったひとをおもって涙がでるわけではなくて、 懐かしんだり自分を責めたりしながら、 故人を思い出しているひとをおもって泣いてしまう。 時代小説。 幕末、新撰組。 でもむずかしくないです。 新撰組のことなんかちっとも知らないわたしが読めたので大丈夫。

    0
    投稿日: 2011.12.26
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    巻頭から20pにして不覚にも涙してしまった。清貧と家族愛。「義」とは一体何物か。義を貫くためなら人は鬼となれるのか。 我が身に置き換えれば、平素自信も覚悟も無い事にあらためて気付かされる。下巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2011.12.13
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    新撰組の名も無き武士吉村貫一郎を描いた作品。主人公の人となりを大正時代まで生きた人達からインタビュー形式でまとめる多視点の観点でまとめられている。新撰組というとあらくれものの集団という印象があったがこの主人公の生き方には結構新鮮だった。下巻も一気読みか。

    0
    投稿日: 2011.11.18
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    まずは映画「壬生義士伝」に出合ってハマり、 原作に手を出してますますハマり…。 幕末という変革期に武士として生きながら家族を思って剣をふるう姿に圧倒される。登場人物が独白風に語り継いでいく流れに引き込まれ、涙なしには読めない。

    0
    投稿日: 2011.11.07
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    すごく幸せな時間を過ごせました。 長期出張中だったので子供達に会いたくなりました。 新撰組にも興味を持ちました。 今度八木邸跡にもいってみようと思います。 読み終わって時代劇チャンネルで放送した同作品を録画保存しました。 こちらも細かい描写を映像化していて楽しめました。 先日、壬生寺〜八木邸〜輪違屋、角屋〜油小路など妻と2人で回ってきました。新選組読本をガイドにして。

    0
    投稿日: 2011.10.08
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    @chakitwo 上下巻セット。ベタで大変恐縮なのですが、浅田次郎さんの『壬生義士伝』を挙げさせて下さい。自分史上、最大の涙量を観測した作品なので。

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    投稿日: 2011.10.02
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    姉が旅行中に読んでいてあまりに号泣するものだからつい借りて読んでました。歴史物って全く感情移入できないので、これまであまり手を出していなかったのですが、まだ上巻しか読んでませんが面白いです。ものすごく読みやすいお話だなという印象です。でも、少しも泣きどころがわかりませんでした。

    0
    投稿日: 2011.09.18
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    幕末の新撰組の一人、吉村貫一郎の生涯を回想する物語。節義を貫いてまで、死ぬことが武士道の美だとしたら、彼にとっての美は家族の為に生きること。家族を養うこと。家族を養う金を得る為に人を斬ること。人それぞれに美があり、どれもなんだか一緒な気がする。 この時期、多くの人が「侍」とか「武士道」とか「尊王攘夷」とかそういう言葉に自分を埋めていた。そんななか、吉村貫一郎、土方歳三、坂本竜馬・・・は、あくまで言葉や既存に捉われず、「自分」でいようとした。 すべての人が他人になろうとせず、完璧な自分であるよう目指したら、そして不完全な自分、他人を許すことが出来たなら、争いは起こらないんだろうな。っと思った。

    0
    投稿日: 2011.09.12
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    新撰組は、イメージ的に、あまり好きではなかったけど、浅田次郎さんが、書くと凄く良い!! 好きな作品です。

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    投稿日: 2011.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「蒼穹の昴」に並んで私の中では、お気に入りの浅田次郎氏の名著。 結構読書家のつもりだけれど、本を読んで本当に泣くことはそう多くない。 壬生狼・新撰組に生きる“人斬り貫一”こと吉村貫一郎の物語。一般にはほとんど知られない一人の隊士に視点をあてて話は進んでゆきます。 読みやすいので、普段あまり本を読まなくてもNHKの大河ドラマなどで新撰組に興味を持った方にもお勧めです。 本当に大好きな一冊です。おそらく一生手放すことはないでしょう。

    0
    投稿日: 2011.09.06
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    幕末ものの中でもかなり評価高し。主人公がいわゆる有名な人物ではないので、違う視点から幕末を見ることができる作品。 こんな時代があったのかと思うと、せつなくなる。

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    投稿日: 2011.09.04
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    「死にたくないから、人を斬る。」 新撰組、吉村貫一郎の死にたくない理由、死ねない理由にうなずかされます。詳しくは、下巻にて。

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    投稿日: 2011.08.04
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    坂本竜馬殺しの推理が面白い 平和裏の倒幕を望まない薩長にとって竜馬は最も疎ましく 薩長からの依頼を受けやすい御陵衛士 伊東甲子太郎は道場剣術 最も確実なのは斎藤一 額を切るということは当然対面から 左利きだし→刀は右側→他意はない 土佐生まれだし 油断誘えた? 新撰組が犯人扱いされる理由にもつながる まー面白いわな

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    投稿日: 2011.07.19
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     泣ける本No1!   京都守護職預りとなり幕府お墨付きの志士となりながらも、庶民からは壬生狼と恐れられる新撰組。そのなかでも抜群の剣術を誇り、金のために討幕を目指す京都の治安を乱す不逞の輩を始末し続ける主人公・吉村貫一。非情にも思える彼の行動の裏には飢饉にあえぐ故郷・南部盛岡藩に残してきた家族への熱い想いがあった。  家族愛そして郷土愛に満ちた感動の時代小説です。  「おもさげながんす」(申し訳ない)という言葉を主人公が口にするたびに、その心情に感情が昂ります。    

    0
    投稿日: 2011.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    浅田作品に慣れていない時期なので、 最初は混乱したが、どんどん惹きつけられた。 斎藤一好きだな~。

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    投稿日: 2011.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

     新選組の吉村貫一郎が主役。  吉村自身の回想と、彼を知る人々が後の時代に彼について語る形式が交互に入り、初めのうちは読みにくいなぁ、と思っていたのが、いつの間にか、自分が話を聞いている新聞記者のような気持ちになるくらい、入り込んでいました。  作中の人々が、新選組のことを過去のこととして、客観的に、けれど主観も交えつつ語っているのが、フィクションであることを一時忘れるくらいに生々しい。  吉村の印象は語られるにつれどんどん変わって行きます。  最初の方は、腕は立つが守銭奴で武士の型に嵌らない変な人だったのが、家族を思う回想や、善人面がどんどん出てきて、「いつでも笑顔で垢抜けない田舎侍で守銭奴で一見弱そうだけど、その実は誰よりも強くて優しくて道理を弁えた、誠の侍」であるという印象に書き変わります。    好き嫌いが分かれそうなのは、藤田五郎。  人間嫌いで吉村とは対極にある人物。  斎藤一だった頃の、気難しく鬱々として、人切りに飢えているあたりは下手すると毒されそうなくらいです。  だけど、なんだかんだ饒舌に語っているところに、彼の本心が現れていますよね。ちょっと微笑ましい。  ところで、どうしても新選組の話に心が持っていかれがちですが、上巻最大の泣き所は、吉村の息子さんのエピソードですよ。絶対。

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    投稿日: 2011.07.09
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    時代に迎合しない侍で、貧乏で、妻子を愛し、剣豪で、矛盾をはらんだ小さな美しい器を持った吉村という男が、さまざまな角度から浮き上がる。血や涙の温度を感じるとき、目頭があつくなる。

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    投稿日: 2011.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本を読んだ時この本に描かれる吉村貫一郎は浅田さんの理想や憧れなんじゃないかなとなんとなく思いました。そして周りの人間たちは吉村貫一郎に憧れる浅田さんの代弁者なんじゃないかとか。メトロに乗っての記事を読むと「父性」に少し触れています、またこの本の吉村貫一郎を出してあんな奴いるわけないと言っています。そんなことからこの吉村貫一郎というのは理想と理想の父の姿?を重ねて描いた人物なんじゃないかとか思ってたりします。 小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す男。元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。浅田文学の金字塔。(引用)

    0
    投稿日: 2011.06.19
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    新撰組の吉村貫一郎という人物を追いかけた歴史小説。 ストーリーがとても面白く、どんどん引き込まれます。 また、激動の幕末から明治維新にかけての時代背景についても学べる、歴史好きにはオススメの一冊。

    0
    投稿日: 2011.06.18
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    僕が読んだ新選組小説の中では一番好きな作品です。 涙無しには読めないので、通勤中に読む際には注意が必要かもしれません。 話的には、余り資料が残っていないとされている隊士、吉村貫一郎の人生を追う人物(学生?)が、関係者から話を聞いていく…という構成になっており、話す人物が様々な事件を織り交ぜて回想しつつ話していきます。 話の中で、鳥羽伏見以降の戊辰戦争の主だった内容は網羅されている感じでしょうか。 細やかな描写が美しく、とても読みやすい物語でした。 他の新選組関連の作品はもちろん、それ以外のお話も読んでみたいと思える、素敵な作家さんに出会えたと思いました。

    5
    投稿日: 2011.06.17
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    「だって、みてくれとか、お金のあるなしとか、弁がたつとか、そういうのって人間の見栄じゃないですか。中味とはちがう。 あの人、誰よりも強かったもの。それに誰よりもやさしかったですよ。 強くてやさしいのって、男の値打ちじゃあないですか。ほかに何があるってんです。」

    0
    投稿日: 2011.05.20
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    吉村貫一郎の一人称と、周りの人たちの語りが交互に入ってきて、こういうの面白い。色んな人たちの話を読むうちに、どんどん吉村貫一郎の人柄が分かっていく。中盤から、新撰組の話が出てきてすごく面白かった!

    0
    投稿日: 2011.05.18
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    親子、夫婦、友情、忠義、信念。それらが多様な人物の視点を通じて重なり合って一つの物語を紡ぎあげていく様が見事。何度も泣かされる。

    0
    投稿日: 2011.05.01
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    新撰組、吉村貫一郎の話。 新撰組って最後は五稜郭っていうイメージが強くて、最後は悲惨なんだよなぁ。 何年前だったか忘れたが、浅田版壬生義士伝をテレビドラマ(年末だったかな?)やっていて、それと同じような感じだったように思う。 個人的に。斉藤一と名前を間違えて覚えていて、人物像があまりに違うので驚いてしまった。

    0
    投稿日: 2011.04.30
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    浅田次郎の壬生義士伝を読みました。南部藩を脱藩して新撰組に入った吉村貫一郎の壮絶な生涯を描いた小説でした。吉村貫一郎は、剣術の腕も立ち、学問も優秀なのにもかかわらず、妻子を養うために新撰組に入り、そこで得たお金は国元の妻子に送ると言う生活をしていました。そして、新撰組が逆賊となってしまった後は、義のために戦ったのでした。貫一郎の幼なじみで南部藩の勘定方の大野次郎右衛門や新撰組の同志たちの生き方、貫一郎と次郎右衛門の子供たちのその後のことを、生き残った人たちから話を聞くという形式で、物語が描かれていきます。貫一郎が何度も「おもさげなす」(申し訳ないですが)と言わなければならなかった事情、そして貫一郎にかかわった人たちの中に刻み込まれた思いが胸に残ります。昨年の秋、盛岡に旅行したときに盛岡に赴任したことのある人が、名所を案内してくれました。石割桜や宮沢賢治のゆかりの場所などと一緒に、これが壬生義士伝に出てくる擬宝珠ですよ、と紹介してもらったのでした。その近くには、壬生義士伝を紹介する石碑もあったのでした。盛岡の人は岩手山をふるさとの景色として自慢するということも、その時に聞いたのでしたが、この物語を読んでなるほどなと納得したのでした。

    0
    投稿日: 2011.04.20
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    新選組の吉村貫一郎という人物について、色々な人の語りという形式で描かれている。 2011/4/12

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    投稿日: 2011.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幕末の動乱の最中に壬生狼と呼ばれ恐れられていた新撰組の中でさえ、愚直であたたかく真っ直ぐな心を貫き通していた吉村貫一郎。最初はインタビュー形式で南部訛りがあり読みにくいなと思っていたが、だんだんに気にならなくなった。なかなか他の作品では語られない斎藤一のエピソードも満載で嬉しい。沖田総司より年下だったのはビックリ!吉村貫一郎とは正反対の性格で心底憎んでいるが、剣だけでなく心の強さをも認めている。「ねえ、一君。斬っちゃおうか」沖田総司とのやりとりは狂人同士の会話にして外ならない…。続きが楽しみだ

    0
    投稿日: 2011.04.06
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    この本を読んでから、新選組にどっぶりはまってしまった。 構成も面白いし、方言を使っているのもリズム感があって良かったので、一気に読めた。 映画より原作のほうが断然イイ!!

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    投稿日: 2011.03.24
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    一枚の絵の完成までを見ているような気になった。他者の話によって主人公に色々な色が加えられていく様が面白い。上巻が終わった段階ではまだまだ色づけ途中でこれからまだ何か出てくるなという感じ。下巻を読み終えた後でどれほど主人公が魅力的になっているか期待している。 『おーい竜馬』『竜馬が行く』を読んでから坂本竜馬好きで、かつ『るろうに剣心』を読んで斉藤一好きになったため両者が作中に出てきてとにかく嬉しい。

    0
    投稿日: 2011.03.12
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    新撰組ものとしては異色だが、全く「ブレない」主人公の生き様が泣ける。謎解き的な要素もあり、極上の作品に仕上がっている。

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    投稿日: 2011.03.04
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    家族を生かすために脱藩した父の許しを請うために 門前で土下座するまだ幼い息子 1人にできないとその横で一緒に土下座する友達 歴史的背景が分かっていなくても感動出来るのではないかと思います 吉村の雫石 吉村の家族 帰るべき場所が羨ましい 日本人にとって、心の帰る場所 それを教えてもらった気がします

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    投稿日: 2011.02.17
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    ずっと、逃げてきた本です。 本屋でもう何度この本を見ながら逃げてきたか。 新選組については、一部の女子中学生の通過儀礼的に傾倒した時期があって、基礎知識があったものだから、この話が何を書こうとしているのか大体の見当はついていた。泣きたくなかったし、悲しいお話を読むに耐える気持ちの準備が出来なかったから。 読みました。 遂に、読んでしまいました。 思ったとおりの傑作でした。 思った以上の感動作でした。

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    投稿日: 2011.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こういう大人になりたい。 こういう大人が日本に少ないのが今の日本を悪くしていると思う。 武士であり、剣士である前に、夫であり父であるから、家族を大切にする。 その、ただ一つのことを純水にまでに貫き通した一人の人間のお話です。

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    投稿日: 2011.02.05
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    新撰組の予備知識が読み始め、読み進めるのに時間がかかってしまった。 新撰組において、知名度の低い吉村貫一郎の人生を描いた小説。自分と、愛する家族と義の為に生き、死をとげだ武士の物語。 吉村貫一郎という人物が徐々に紐解けきたカンジ。下巻に期待です。

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    投稿日: 2011.02.02
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    涙なくしては読めない。 忘れてはならない日本人の大切な心構えだと思います。 列藩同盟派(南部藩等)の史実を知ることもできます。

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    投稿日: 2011.01.30
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    東北弁丸出しの子どもが整った手紙をしたためて出してるというのが泣けたんだけど、誰も共感してくれないし、貸した人はだいたい普通って感じの顔で返してくる。

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    投稿日: 2011.01.13
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    幕末を生きた男の生きざま。 ……というと大変耳障りもよく格好いいですが 実際この本の主人公は、格好良いわけではありません。 学問と剣術はできるけれど、田舎者だし貧乏だし 守銭奴と呼ばれるほど金に貪欲でケチ。 けれどそんな人物でありつづけた理由は、ただ一つ。 自分の大切な家族を守るため。 そんなたった一つの己の武士道を貫いた男の話。

    0
    投稿日: 2010.12.29
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    伸びた月代、冬でも麻の単衣羽織を着、ぐにゃりと曲がったぼろぼろの刀を使い、人斬り貫一郎と恐れられた、新撰組諸士取扱役兼監察方 吉村貫一郎。 守銭奴、出稼ぎ浪人。人々は彼をそう呼ぶが、彼の本質を知る者は、みな口を揃えて言う。「あの人は、誠の南部武士だった。」  ここでは武士は、見栄と矜持に縛られた生き物として描かれています。その中で吉村貫一郎は人に嘲られながらも、己の義のために働きます。人間にとっての「義」は、なんだろう。見栄や衒学や、他人に身勝手な上下をつけて、満足するのは簡単だけど、自分がこれだけは守ると決めたものを守り続けるのは、難しいですね。彼にとって守るべきものは、家族でした。  こんな旦那さんがいたら、女子のみなさん、きっと幸せデスヨと思っちゃう、素敵な男性です。  時代小説だけど、現代にも通ずるところがあるので、苦手な人にもオススメしたいです。こういう風に、自分の正義を貫いて生きたいなあ、と思わせるような本でした。  3年前読んだ時とはまた違った感動がありました。壬生義士伝は、男の道を示しています。女の生きる道は、『輪違屋糸里』に述べられてると、私は考えます。という訳で次は、輪違屋糸里を読もうと思いますwとりあえず、電車の中で読んでたら視界が霞んでくるので注意です。

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    投稿日: 2010.12.12
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    久々に読んだ時代小説。 吉村貫一郎の関係者が、貫一郎や息子の嘉一郎等との思い出話を語るという設定。各々が自分と関わりがあったエピソードを語っていくので、吉村像が徐々に肉付けされていくような演出。 友情、親子愛、そして本来あるべき義の姿というのを強く感じました。特に最後の大野次郎右衛門の手紙では号泣。是非一度は読んで欲しい一品です。 なお、下巻と同じレビューです。

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    投稿日: 2010.11.21
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    『新撰組隊士吉村貫一郎、徳川の殿軍ばお務め申っす。一天万乗の天皇様に弓引くつもりはござらねども、拙者は義のために戦ばせねばなり申さん。お相手いたす』 壬生浪と呼ばれた新撰組の中でも“人斬り貫一”と恐れられた吉村貫一郎。 貧しさゆえに南部藩を脱藩し、守銭奴と蔑まれながら妻子への仕送りを続けた男の物語。 武士よりも武士らしくあろうとした新撰組の中で、唯一人、本物の侍であった吉村貫一郎の生涯が 元隊士や教え子などの昔語りにより、少しずつ浮き彫りになっていきます。 侍とは?義とは?友情とは?家族とは? 心を震えさせる物語です。 『おもさげなござんす。お許しえって下んせ』

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    投稿日: 2010.11.20
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    文句なしのいつつぼし。 江戸時代末期、南部藩(岩手県)に遣える足軽の侍がいました。 幼い頃から努力を重ね、武芸にも学問にも秀でていましたが、身分が低いために家族を養うのもやっと。 家族を「一番の主」だという侍は、重罪である脱藩を決意し、京へ向かい、そこで新撰組隊士となり…… 話は、かつての友人や新撰組隊士が過去を振り返るかたちですすんでいきます。 登場人物がほんとうに魅力的! とくに新撰組の人々は、人間臭く描かれながらもまっすぐな信念、みたいなものを持っていて、もうね、掘れました。あっ。惚れました。 主人公の侍は、強くて優しいけどどこか情けない。 でも話が進んでいくうちに、ひとりでいろんなこと考えて、強靱な精神力で自分の正義をつらぬいてて、だからみんなから本当に愛されてるやつなんだってわかってくる。 とちゅう斎藤一が出てくるんだけど、彼はその侍のこと嫌い嫌い言うくせに、ほんとは心から尊敬して、愛してたんだってわかる。 その辺の感情のとりあつかいかた、浅田次郎はほんとうに巧い 斎藤さんの語りの場面、ラストの方は涙腺ゆるゆるでした…。 2巻あるし歴史ものだしとっつきにくいかもしれないけど、ぜひ読んでほしい! ほんとうにいい話です。 ところで日本史ずき(not歴女)を自称してるわたしですが、いままではこれといってみんなに人気(?)の幕末には興味ありませんでした。 でも新撰組ほんとかっこいい。他のも読もう…

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    投稿日: 2010.11.18
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    泣ける。 感動してというよりは、やるせなくて歯痒くて気の毒で泣ける。 新撰組の話はどの隊士を描いても読み応えのあるもの多いが、これはひと味違う泣け方。 いつもならただ登場人物の一人として名前が出る程度だった隊士だが、当然ながらそういう脇役達のひとりひとりにも抜き差しならない人生があったのだと気付かされる。 気の毒で読んでいられない、でも読み切らないといけない気になってどんどんページを繰ってしまう。

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    投稿日: 2010.11.09
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    「歴史モノは読まないんだよねー」 なんて言っていたら友人がこれを読め!と推薦してくれました。 新選組モノということで読みはじめましたが、あっと言う間に吉村貫一郎ファンになってしまった。 侍であり武士道の物語といわれるが家族そして人の物語である。

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    投稿日: 2010.11.06
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    やっとこさ読み終わったので久々の更新。2カ月近くかけて読んだから正直あらすじとか書けない。 なにも難しいことは考えなくていい。大事なのは家族なのだ、そう感じさせてくれる作品。建前と本音が著しく異なる武士道において、自分に正直に生きる貫一朗。そんな彼のことをみんな好きだったのだろう。あっぱれでした。 次回からもっとちゃんとまじめにブログ書きます。

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    投稿日: 2010.10.21
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    「人間、強えばかりじゃだめだぜ。その強さを世間に分からせる知恵がなけりゃ。」 「貧と賤と富と貴とが、けっして人間の値打ちを決めはしない。人間たるもの、なかんずく武士たる者、男たる者の価値はひとえに、その者の内なる勇気と怯懦とにかかっているのだ」 「あの人は、道化中の道化でした。でもねあなた、道化は誰よりも芸が達者だから道化が務まるんです。」 「君は、義というものが何だか、知っていますか。…その通りです。少なくとも、武士の踏むべき正しい道のことではない。人の踏むべき、人として歩まねばならぬ正しい道のことです。だから義を貫くのであれば、たとえ武士道をたがえても人の道を踏み誤ってはならない。これからは僕も、大義とは人の道であると信じることにしましょう」 「おまえはなかなか見所のあるやつだな。…他人の痛みを分かろうとしている。それは武士として大切なことだ。そういう侍がいなくなったから、世の中はこんなことになった。あまえもきっと傷ついたときには、痛いとも苦しいとも言わぬだろうな」

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    投稿日: 2010.10.14
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    僕が最も影響を受けた本です。 こんなにも人が人を愛することが出来るなんて、、、妻や家族に対する愛情だけでなく、武士道を理解する上でも必読でしょう。新渡戸稲造さんの「武士道」の実践編的な位置づけとしてもぜひ。

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    投稿日: 2010.10.11
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    学問ができて、剣の腕も超一流で、でも仲間想いで偉ぶったりしない。置いてきた家族のために必死に金を作って送り、守銭奴と言われても家族を愛しぬいた男だった、らしい。 なんだかんだ言って皆吉村が好きだったんだな~っていう数々のエピソードがいいなぁと思った。 あとは、吉村とその親友の次郎衛の友情ね。吉村に切腹させた次郎衛のエピソードは泣けたな…

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    投稿日: 2010.10.11
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    岩手の方言と幕末時代の用語で難しかった。文章は読みやすいのでスラスラとはいかないまでも読めた。一つ一つのストーリーが下巻に繋がっている。

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    投稿日: 2010.10.10
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    とにかくハマる。 ちょうどmy 幕末ブームだったこともあり、 かたっぱしから新撰組関連の本を読みました。 その中でも独特の世界がある本。 映画にもなりましたが。。。 是非、情景を思い浮かべながら、本を読んでいただきたい。

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    投稿日: 2010.09.22
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    映画も素晴らしかったけど、原作も当然素晴らしい。 最後の漢文、積読する度に泣けるのです。 義の道とは何なのか、読みながら泣きながら考えます。日本人って美しい、そう思える作品でした。

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    投稿日: 2010.09.07
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    なんとなく苦手意識があって避けてきたので、歴史小説は初めてです。2000年に第13回柴田錬三郎賞を受賞、映画化やドラマ化もされており、珍しく(?)どちらも素晴らしいそうです(私は映像は見ていません)。 江戸時代末期、大政奉還を迎える時代の、新撰組の話です。私は歴史に詳しくなく、恥ずかしいことに、新撰組が何者かも良く知りませんでした。ちゃんと大河ドラマとか見ていればいいんですけれどね、時代劇もあまり好きでなかったので。 最後の南部武士、吉村貫一郎という人物が主人公です。完全なフィクションということですが、小説に出てくるのは、吉村を含め、実在した人たちです。こういう歴史小説ってどの程度史実に基づいているんでしょうね。相当なリサーチをしてから執筆したと思われます。 侍は心身ともに強靭というイメージがありますが、浅田次郎氏の小説の主人公は、いつもどこか情けない、さえないタイプの人が多いです。書評を読んだところ、浅田氏得意の、「泣かせ」が気に入らないという意見も結構ありました。確かに、上下巻を通して、あちこちに泣き所がちりばめられており、地下鉄で読みながらポタポタ泣きましたよ。浅田氏の本は何冊も読んでいますが、単純に「泣く」といえば、「鉄道員」に入っている短編です。あれにはマイッタ。 家族愛と武士の生き様がテーマです。宮部みゆきの「理由」と同じで、何人もの関係者へのインタビューで人物像を浮き上がらせるという構成です。 身分が低い家出身の、家族を愛する侍、吉村は、まわりから馬鹿にされようが、せっせと節約して愛する家族に送金をします。武士としてはとても格好悪いのですが、その献身的な姿が素敵なのです。武士は喜んで正義のために死ぬ、と思われていますが、彼は家族のために何としてでも生きようとしました。「死にたくない」という素直な気持ちが、心を打つのですよ。吉村の故郷は盛岡で、全編を通して、冬の厳しい寒さが伝わってきます。あと、侍の社会というのは、本当に男だけの社会だったのだと思いました。方言が難しいかな、と思いましたが、慣れればとても柔らかく響き、最後にはすっかりなじんでいました。 話が逸れますが、「武士の情け」って、どういう意味で使いますか?私の今までの勝手な解釈では、首をはねる前に一言言いたいことを言わせてあげるとか、一つだけわがままを言わせてあげることだと思っていました。調べてみたところ、意外にも正式な定義はないみたいですね。 それぞれの登場人物の心象が身を切られるほどに切なくて、特に、幼馴染の大野氏が吉村に切腹を命じ、握り飯を食べさせようとするところは悲しかったです。中国の言葉ですが、「泣いて馬謖を斬る」というのは、まさにこのこと。大野氏の漢文の手紙も胸に迫ります。 とてもいい本でした。まだ読んだことが無い人は、是非。

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    投稿日: 2010.09.05
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    実はこれが私が初めて新選組に触れた作品。テレ東系でやっていた10時間ドラマを見て原作を手に取ったのですがドラマ以上に泣けました。一作品で三回も泣いた小説なんてきっとこれが最初で最後。構成の妙というか主人公の吉村貫一郎を知る人々の語りと吉村自身の視点、双方が交互に挿入される手法が抜群で、物語が進めば進むほど感情移入してしまうから不思議。特に上巻では七三こと池田七三郎の貫一郎に持ち掛けられた縁談の話にぐっときました。男とは。夫とは。父親とは。そして人間とは。そんなことを考えさせられる名作です。新選組が好きな人にこそ読んでもらいたい。

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    投稿日: 2010.09.01
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    いろんな人が扱ってる新撰組というテーマなのに 新撰組のマイナーキャラに関する話だからか新鮮 武士道ってなんだろ? 方言を多用していて、読みにくいのかな?と思ったけど 思った以上に人物像が浮かんでくる 時間忘れてよめた!

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    投稿日: 2010.07.25
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    初めて読んだ歴史小説がこれで、出会えて良かったと本気で思った作品。 武士道だ何だと言って理想に生きるのではなく、実に人間らしい生き方をした武士の話。 その生き様が関連人物の視線で語られるのだが、そのどれもが魅力的で一気に読めてしまう。 何度か泣くシーンもあって、しかも何回読んでも同じところで泣ける。 映像化もしていたが、映画より原作の方がずっとよかった。

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    投稿日: 2010.06.16
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    南部を脱藩し、新撰組に身を投じた吉村貫一郎の生涯を、周囲の人々の回想と本人の独白で浮かび上がらせる。 あまり本を読んで感動したりしないタチなのだが、これはよかった。せっかくなので、細かい感想は書かないことにする。

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    投稿日: 2010.06.14
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    「武士は食わねど高楊枝」 そんな言葉とは無縁の、生きるため、生活のために新撰組に入隊した者だってきっといたのではないだろうか。 それをみっともないという権利なんて、誰にもありはしない。

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    投稿日: 2010.06.13
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    吉村貫一郎という新選組の人とその家族のお話。 吉村貫一郎の関連人物が昔話をきかせてくれる。 昔の人は身分やなんやかんやで苦労してるなぁ。 親がやったことの責任をとった息子嘉一郎はなんだかかわいそうだなと今の時代には感じる。 泣ける小説らしいけど、泣けなかった。

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    投稿日: 2010.06.08
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    この本を読んで浅田次郎と新選組にハマリました。 それまで新選組の事はまったく知らなかったのですが、すんなり読めました。そして、号泣です。

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    投稿日: 2010.05.14
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    武士が武士として生きることの難しかった幕末の時代。どれほど貧しくとも誰よりも武士らしくであった男の一生を、著者独特の文体で綴った金字塔作品。 話が進んでいくにつれて浮き彫りになるどこまでもまっすぐな男の姿に最後は涙が止まらなくなります。 <上・下巻>

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    投稿日: 2010.05.13
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    感受性豊かな高校生の頃に読み 号泣しました 歴史上の人物が 本当に今目の前にいるかと思うほど 迫力があり いっきに物語の中に引き込まれていきます 心に残っている本です

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    投稿日: 2010.05.10
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    回想で物語が綴られる、舞台とか、脚本っぽいように感じました。 土方さんと、吉村さんの会話が面白いですね http://blog.livedoor.jp/maikolo/archives/51057348.html

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    投稿日: 2010.05.07
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    何度読んでも涙腺がゆるんでしまう作品。すごく好きです。 本棚の整理してる時に見つけるとつい読んでしまう…

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    投稿日: 2010.04.28
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    貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新撰組に入隊した吉村貫一郎の生涯を元新撰組隊士や教え子が語っている。 何人もの人が語っているからいろんな視点から描かれていて、たくさん繋がるところがあっておもしろかった。 でも泣けなかったなあ。

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    投稿日: 2010.04.02
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    読み始めは、吉村というキャラクターがよくわからず、お金にがめついわ、命請いをするわ、あまり好きになれない人物で少々うんざりしながら読んでいたのですが、いろんな人たちの目線で吉村のことが語れていくうちに、本当の姿が見えてきます。なんて魅力的な人物! 家族愛や友情に泣きました。たまらなく切ないです。 息子たちの話に号泣でした。

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    投稿日: 2010.04.02
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    分厚い上下巻でボリュームたっぷりでしたが、面白くてどんどん読めました。 さすが浅田次郎、日本人の涙腺にガツンと来ます。 クサさに引くのと紙一重なんだけど、ギリギリ踏みとどまってうまく泣けます。 新撰組に実在したらしい、吉村貫一郎というほぼ無名の武士が主人公。 約50年後、誰かはわからないレポーターみたいな人が、 彼の人となりを知るいろんな人に取材し、インタビューする、といった形式か? 吉村は、ものすごく立派な人として描かれていて、ここではわざわざ語りなおしません。 ていうか、改めて語ろうとすると気恥ずかしいし、嘘くさくなるだけですなぁ。 面白かったです、泣けます。でもクサイですよ。 それでもう言い尽くせているような気もするわ(笑 取材者の正体が最後に明かされると思ってたけど、深読みしすぎでしたわ。 別に関係者ではなく、単なる記者か作家だったらしい、そこだけはちょっと肩透かし。 最後のエピソード、吉村の末子の今の姿は、いくらなんでも出来すぎだろ、と、 突っ込みたいんだけど、やっぱり感動させられちゃうんですよね。 見事ですね、浅田次郎の力技。 新撰組のことは、知ってるようでいてそうでもなかったので、 この読みやすい本で、おおまかな流れを知ることが出来たことも大収穫でした。 映画も、内容ぎっしりの原作から上手にエピソードを選んで、よくまとまってました。 実際には10歳くらい離れてるはずの吉村と斉藤一が、 中井喜一と佐藤浩市で同世代って、いいのかそれはと思ったが、 反目しつつの友情物語として、しっかり筋が通ってたので、まぁ良いですよね。 そのぶん、大野次郎右衛門との友情は薄くなりましたが、ピントがぼけますから仕方ない。 余談になりますが、愛妻のしづさんは夏川結衣さんだったんだけど、 私にははるな愛ちゃんにしか見えなくて、出てくると笑っちゃって参ったわ。 観ていて、あまりのクサさに恥ずかしくなって逃げ出したくなるラインギリギリですが、 こちらも何とか踏みとどまって、泣けるんじゃないかなと、まぁ、思います。

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    投稿日: 2010.03.31
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    貧しさから生きるために、南部藩を脱藩し、最後まで武士として生きた生涯を、元新選組隊士や教え子が語った1冊。 浅田文学は苦手だったが、この本は万人に愛される1冊だろう。

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    投稿日: 2010.03.23
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    吉村貫一郎親子を描いた物語。私はこの作品で初めて吉村さんを知りました。とても家族思いで素敵な父親だなと思いました。 歴史関係なく、いろんな方に読んでほしいなと思ってます。

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    投稿日: 2010.03.21
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    浅田次郎の集大成という感じを受けました。 不覚にも電車内で涙してしまいました。 映画のキャスティングも中井貴一がgood

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    投稿日: 2010.03.16
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    不器用で一途でだからこそ惹きつけられるひとりの男の生き様に魅せられました。だからこそ下巻で語られる息子の心情に胸が締め付けられます。

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    投稿日: 2010.03.02
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    慶応四年、旧暦一月七日の夜更け、大阪北浜過書町の盛岡南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がただひとりたどり着いた。 血にまみれ、ささらの如くに刃がこぼれ落ち、鎺元から飴のように曲がって鞘に収まらなくなった抜き身の刀を握り締めた、それは誰あろう、貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。 わずか二駄二人打扶持。足軽の極貧生活の末に国と妻子を捨て、しかしその妻子を養うために人を斬り続け、そうして得た給金のすべてを故郷へと送り続ける吉村を、“人斬り貫一”と恐れ、吝嗇・守銭奴・出稼ぎ侍と蔑みながら、同時に彼のなかに男としての、武士としての、人としての「義」を見出していた元新選組隊士や教え子が語る、非業の隊士の生涯。

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    投稿日: 2010.02.24
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    ひとはひとりで生きていけない そんな弱さを持っているからこそ ひとは誰かと生きていて その誰かがいるからこそ ひとはこんなにも強い なみだがとまらない、

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    投稿日: 2010.02.19
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    歳をとったせいか、最近歴史物小説も好きになってきました。特に、近代からさかのぼってます。気がつけば自分の親父も理系なのに、私の歳には歴史書ばっかり読んでたなー。今は父は古代史までさかのぼってます。 愛する妻子を残し南部藩から京都の新撰組にやってきた、まったく無名だが、学問と剣にはむちゃくちゃ強い吉村貫一郎とその家族の物語です。家内の実家盛岡の帰省と時期が重なって読んだからかもしれないけど、盛岡人の人情や、家族愛の描写が最高。電車の中で涙が出ないように目を見開いて読んでました。泣かす。 2005/1初旬

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    投稿日: 2010.02.06
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    上手い。浅田次郎氏は上手い作家だと思う。 思いがけないところで落ちがくる。 泣かせどころも知っている。 主役の吉村貫一郎の感覚は現代、だから浮いてしまう。 土方、沖田、斎藤など新選組の面々が出てくる話は非情に面白いが、吉村個人の話、故郷の話はあまりにお涙頂戴で、飽きてしまった。

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    投稿日: 2010.02.03
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    親友に切腹しろと言われたらとてもショックだなと思いました。ストーリーはとても感動します。歴史が好きな人は読んでみてください。

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    投稿日: 2010.01.17
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    新撰組ものの一作。 何度読んでも涙腺に来る。 激動の時代を生きた男たちの、見事な生きざまが、ここにはある。 多くを語る必要はない。

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    投稿日: 2010.01.08
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    浅田次郎さんの文章って肌に合わないと思いつつ、新撰組の名作ってことで読み始めた。 実際、私にとってぴたっと自分の中ではまってく文章ではないですが、間違いなく心に残る何かがある気がして名作といわれるのも納得。 斉藤一が語り始めたので、下も楽しみです。

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    投稿日: 2009.12.01
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    新撰組を書いた本の中でこの本が一番好きです。 やっぱり新撰組って、そんな綺麗な話になるわけがないんです。これでこそ本当の幕末、新撰組だろうと思います。 人気の近藤、土方、沖田について書かれたものではないから、もしかすると幕末ファンは読んでいないかもしれませんが、斉藤一が沖田について語るところは、ファン必見だと思います。 ちなみに映画も必見です。

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    投稿日: 2009.11.28
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    時代劇小説を読むなら、司馬遼太郎よりまずこちらを先に。 息子と千秋のくだりに風呂場で号泣しました。 「あなたの新撰組のイメージ、変えます。」

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    投稿日: 2009.11.26
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    映画は前見た。 中居貴一さんの。 泣けますね。 一言泣けますね。 愛する家族のために。ただそれだけのために。

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    投稿日: 2009.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前たまたまテレビで見た映画「壬生義士伝」が良い話だったので文庫本を読んでみました。 本の方が数段良い、映画以上に泣かせます。 新撰組隊員の"吉村貫一郎"を中心とした話ですが、時代背景もしっかりしていて その当時の「日本」に対してもとても勉強になった。 で、この浅田次郎さんの手法が巧い!(読んでみれば判ります) 小説としては主人公の"吉村貫一郎"がやたらと格好良い、その格好良さに泣けてくる・・・ 男なら皆泣けるのではないかな? 別に男女差別ではなく、正直女性がこの話を読んだときにどういう感想を持つのか興味ありです。女性の皆様、読んで感想を聞いてみたいです。 (最近話題の「東京タワー」もかなり以前に読みましたが、その数倍泣きました。。。)

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    投稿日: 2009.11.18
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    (2004.06.25読了)(2004.01.31購入) 新撰組隊士、吉村貫一郎の物語。近藤勇、土方歳三、沖田総司、・・・。吉村というのは聞いたことがない。最初からの隊士ではなく、池田屋騒動の後、大坂と江戸で新規に隊士を募集した時、江戸からやってきたという。奥州盛岡、北辰一刀流、免許皆伝。南部藩の脱藩浪士。永倉新八と立ち会ってみて強いことがわかったので、諸士調役兼監察という役目に抜擢された。十番隊まであった隊長に次ぐ幹部だ。 物語は、幕末から50年後に新撰組の生き残りから話を聞くという形で進められている。だから、物語が終わったかなと思うとまた新しく別の人の話が始まる。上巻もこれで完結でも構わない。下巻でいったいこれ以外にどんな話がありうるんだろうかと思ってしまう。 南部藩の二駄二人扶持(どれぐらいの給料かはわからないけれど、二人扶持というのだから夫婦の分しかないということか)の下級藩士として、妻子を養うのは大変で、才能があり腕が立っても禄が増える事はない。三人目の子供を身ごもった時、妻は入水自殺を図った。入水寸前に救い上げたが、いまのままでは、子供を育てることなど出来ない。脱藩し江戸にでて、何をしてたかはわからないが、新撰組の募集に応じ、京都にやってきた。もらったお金は、京都に店を出している、南部藩に本店を持つ店に頼んで送っている。自分のためのお金はほとんど使わない。服装も着古しをいつまでも着ている。 鳥羽伏見の戦いで、傷ついて大阪まで撤退し、新撰組大阪屯所に立ち寄ったが、その後近くの南部蔵屋敷へかくまってもらいに行く?だが救ってはもらえず、切腹を申し付けられる。切腹して死んだという場面はまだ出てこないので、結局どうなったのかは、下巻? 稗田利八(池田七三郎)の語る吉村貫一郎 「きれいな目をした人でした。あの人はいつも、誰に対しても、あのきれいな目をまっすぐに向けていましたよ。見映えはしないし、お金はないし、口下手で、上の人たちからは小馬鹿にされていたけれども、あたしたち若い隊士はね、みんなあの人のことが大好きだった。あの人、誰よりも強かったもの。それに、誰よりもやさしかったですよ。強くて優しいのって、男の値打ちじゃないですか。ほかに何があるってんです。」 吉村の考える大義とは 「少なくとも、武士の踏むべき正しい道のことではない。人の踏むべき、人として歩まねばならぬ正しい道のことです。だから義を貫くのであれば、たとえ武士道をたがえても人の道を踏み誤ってはならない。」 (浅田次郎は、人間の踏むべき道ということを考えて欲しくてこの作品を書いたのか!) 淀千両松の激戦での話 池田七三郎が傷ついて、吉村が「手負いでは役に立たん。先に大阪まで下がれ」というのに対し「この先生きたところで何が出来るのですか」と訊ねたところ「何が出来るというほど、お前は何もしていないじゃないか。生まれてきたからには、何かしらなすべきことがあるはずだ。何もしていないお前は、ここで死んではならない」と吉村。 (物語に夢中になっていると、吉村はなかなかいい事を言うとか思ってしまうけど、これって浅田次郎の言葉だよね。) 著者 浅田 次郎 1951年 東京生まれ 中央大学附属杉並高校を卒業後、自衛隊に入隊。 1995年 「地下鉄に乗って」で第16回吉川英治文学新人賞受賞 1997年 「鉄道員」で第117回直木賞受賞 2000年 「壬生義士伝」で第13回柴田錬三郎賞受賞

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    投稿日: 2009.11.18
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    メインは諸士調役兼監察の吉村貫一郎とお馴染三番隊組長斎藤一。 生きるために、故郷南部藩で暮らす愛する家族のために、武士らしくなく命と銭に執着しているようかだった吉村。しかし、吉村は誰よりも武士らしく、人間らしく生きようとしていた。その生き様と、正反対の生き方をしている斎藤。これが、後世の斎藤翁の目を通しての回想という形で紡がれる。正反対でも、大嫌いでも、気に食わなくても、吉村を気にし続けた斎藤の心にすごく共感できました。 新選組という組織で生き抜いたひとりの「人間」の物語! 2006.3.15

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    投稿日: 2009.11.14
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    小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す男。元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。

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    投稿日: 2009.11.02
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    上下巻通読後のレビューです。 何度もTVドラマ化、映画化されている名作。 南部の田舎侍が脱藩して、妻子を養うために決死の覚悟で幕末の舞台を生きる。 守銭奴と罵られても、自分のためには一切出費せず、稼いだ金は全て妻子のもとに送り届けた。 最も尊敬できる男、と言っても過言ではないその吉村貫一郎という人物を描く、「平成の泣かせ屋」の異名をとる浅田次郎氏の代表作の一つ。 絶対読んだ方がいいです。特に男性に読んで欲しい一冊。

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    投稿日: 2009.11.01
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    男として生きる道は、やはり妻子を養い守る事である その事をよく表しており、本当の武士道であると思う。

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    投稿日: 2009.10.27