
総合評価
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powered by ブクログ「間違えるということを考慮に入れれば、自分が100%正しいと思っていたって50%は間違っている」 壁の内側だけがすべてではなく、その外側にも世界が広がっている。 常に意識しておきたい。
1投稿日: 2017.12.17
powered by ブクログ自分に都合の悪い情報を遮断する行為って、たいてい無意識のうちにやってしまっている。ならばバカの壁を乗り越えることは無意識行為との戦いか。だから客観的に自分を見つめることって大事なんだな。心がけるようにはしてるつもりなんだが・・・
1投稿日: 2017.11.19
powered by ブクログ私たちは正解のない世界に生きていて、無理に正解を求めすぎているのかなと思いました。 私自身、完璧主義的な部分がありましたが、それが非常に怖いことであると教えてくれる本でした。
1投稿日: 2017.11.18
powered by ブクログバカの壁とは何か。 多くの知り合いを持つと, 中には「話してもわからない」という人がいることに気付く。 こちらがどう説明しようと聞く耳を持たない。 彼らは自分が100%正しいと思って疑わない。 彼らの生きている世界とは, 彼ら自身が見て,聞いて,考えられる範囲で閉じられている。 その世界の外は見ることもできないし,存在すらしていない。 彼らは『バカの壁』で区切られた内側の世界で生きている。 人は変化を恐れる。 だから自分の中に変化しない世界を作る。 しかし著者はこう言う。 「人間は変わるのが当たり前」 その当たり前を受け入れることが出来れば きっと自分の世界も広がるのだろう。
1投稿日: 2017.10.29
powered by ブクログ一読目。 少し読みにくさを感じたのは、結論は単純だが、それに至る著者の脳内を順繰りに読まされているからと感じた。 結論はわかりやすいので、ある程度飛ばして読んでいく方が良かったかも。 二読後が楽しみ。
0投稿日: 2017.10.29
powered by ブクログ31.10.08.二時間半ほどで読了。色んなところでいろんな人が話してたり感じてることを綺麗にまとめてた印象。もしくはここからみんなが影響を受けていたのか。話しても分からないひとがいるというある種の諦めの理由として納得出来そうだが、そういう人に変わってもらいたい場合、どうしたもんでしょうか?
2投稿日: 2017.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
印象に残ったのは、万物流転のくだり。なんでも変わるのだけど、情報は変わらない。なるほどと思った。 バカの壁というものはとても抽象的なのだが、なんというか当たり前という前提が人それぞれ違うことから生ずるなにかなのだと解釈した。 あと、著者の他の本も読みたくなった。
0投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログ個性の話しとか、無意識の話とか、考えさせられるものが多かった。 わたしは出力が伴ってないなあ。 他の本にもチャレンジしてみたい
1投稿日: 2017.09.12
powered by ブクログ自分の考えを人に喋って本にしてもらえて稼げるの羨ましいなぁという俗っぽい感想。 人は変わるって私もそう思う。
1投稿日: 2017.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現実のディテールが「わかる」というのは、そんなに簡単な話でしょうか。実際には、そうではありません。だからこそ人間は、何か確かなものがほしくなる。そこで宗教を作り出してきたわけです。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教といった一神教は、現実というものは極めてあやふやであるという前提の下で成立したものだと私は思っています。つまり、人間にはわからない現実のディテールを完全に把握している存在が、世界中で一人だけいる。それが「神」である。 反証主義:例えば、ここにいかにも「科学的に」正しそうな理論があったとしても、それに合致するデータをいっぱい集めてくるだけでは意味はない。すべてのハクチョウは白いということを証明するために、たくさんの白いハクチョウを連れてきても意味はない。黒いハクチョウは存在しないのかという厳しい反証に曝されて、息のコツものこそが科学的理論だ、ということです。 ここには人間は分からないものに恐怖を抱く・不快感を覚えるという前提がある。 おかしいじゃないか。リンゴはどれを見たって全部違う。また人それぞれの発音もそれぞれ違う。全部違うリンゴを同じリンゴと言ってる以上、そこにはすべてのリンゴを包括するものがなければならない。この包括する概念をイデアと定義した。これは英語で言う定冠詞の「a」である。このようにすべて違うリンゴを無視して同じリンゴだと認識する機能、それぞれの同一性を認める機能をリンゴ活動という。 自己実現などと言いますが、自分が何かを実現する場は外部にしか存在しない。 ホームレスというのは典型的なそういう存在です。ホームレスを生み出すのは必ず都会です。ホームレスは否定的に見られるし、蔑まれたりもします。しかしよく考えると、実は、それは私たちが子供だった頃には理想の状態だったはずなのです。何せ彼らは働かなくても食える身分なわけですから。 →しかし、誰もホームレスにはなりたくない。というか働きたくないとはあまり思わない。それは「働かざる者食うべからず」という集団の道徳意識が成せる業か、それとも本当は働くことで自己実現を達成したいからか、それとも社会に立派なポジションを置くことで自分の所属欲を満たしたいためか、まあ全部か。 合理化、合理化で進んできて今までの生産量をより少人数で達成できるようになった。しかし、それで余った人手は結局何もしなくていいということにはならず、また別の仕事をすることになる。一方インドは、全く合理化しないという方策を取っています。極端に言えば、鉛筆を落としても落とした人は拾わない。別にそれを拾う階層がいる。これは、最近の言葉で言えばワークシェアリングが行われているということです。 →これは面白い。インドはその仕事に明らかな価値や報酬の違いがみられる以外は極めて先進的な方法を取っていて、それを制度化していたのか。これは凄い。 欲にはいろいろな種類がある。例えば、食欲とか性欲というのは、一旦満たされれば、とりあえず消えてしまう。ところが、ある種の欲は際限がないものになった。金についての欲がその典型です。キリがない。要するに、そういう欲には本能的なというか、遺伝子的な抑制がついていない。すると、この種の欲には、無理にでも何か抑制をつけなくてはいけないのかもしれない。 それは一元論のほうが楽で、思考停止状況が一番気持ちいいから。一元論にはまれば、強固な壁の中に住むことになりますしかし向こう側のこと、自分と違う立場のことは見えなくなる。当然、話は通じなくなるのです。
0投稿日: 2017.07.04
powered by ブクログ2017/06/02 読了 人間は変わる、情報は変わらない 入力と出力 一元論に陥らない 実体経済⇄虚の経済
1投稿日: 2017.06.02
powered by ブクログ個性はもともとある。人は変わる、社会は共通性が求められている… 指摘していることにいちいちうなずきと驚きを持って読み切ってしまった。 これはおすすめ。
1投稿日: 2017.04.30
powered by ブクログ養老孟司先生の有名な本. 理系らしくシステムや関数を例に人間の感度を説明している点は面白かった. 情報は不変,変わるのは人という主張は斬新だった.なるほどと感心した. 最終的に一元論を批判しており,絶対的な正しさはないということを強調して言われてた印象を受けた.
1投稿日: 2017.04.29
powered by ブクログ人間は色々いる。人生は重荷をもって崖を登ること。崖をひとつ登ることは非常にむずかしいが、登ると景色が変わる。
1投稿日: 2017.04.28
powered by ブクログ大ベストセラーになったものをようやく読んだ。 当たり前と思うことが書かれていたので、肩透かしを食らったが、当時、この「当たり前」が全くできていなかったからこそ、ベストセラーになったのだろう。 そして現在も全く変わっていない。もしくはSNSなどによって、人との距離がもっと近くなり、情報を簡単に手に入れられるようになったことで悪化している気がする。 自分で考えることが苦手で、社会的に「良い」と言われていることを鵜吞みにする人たちは増え続けている。転換期はいつになるか。
1投稿日: 2017.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
バカの壁 ・黒澤明 羅生門;同じ事件を見た三人が三人とも別の見方をしてしまっている ・客観的事実が存在する、とは信仰の領域 ・常識とは、誰が考えてもそうでしょということ。ただ、こっちの世界なら当たり前でも向こうの世界ならそうじゃないことがある ・科学は多数決ではない CO2増加の原因が炭酸ガス ・反証主義;真に科学的であるというのは、そこに反証される曖昧さが残っていることを認める姿勢 ・科学的事実と科学的推論は別物 ・個性を伸ばせ、という欺瞞
1投稿日: 2017.04.07
powered by ブクログ面白かったです。 著者の何となく癖のある表現に、読み難さを感じるものの、「バカの壁」とは何か?って事が書かれています。 私もどこかで「話せば分かる」と思っているところがありますね。 認識を改めました。 しかし、内容は私には難しかった・・・
1投稿日: 2017.03.15
powered by ブクログ二回目読了。 やはり1回目の読みでも思ったが、言いたいことの本筋はわかるがこの例はこの問題を指示しているのかと思うものが入っていたり、だから○○の部分で急に話が跳躍したりすることが気になる。 話したことをまとめたという形式なので一般的な新書と書き方が異なる点は考えておかねばならないが、とはいえしっかり読み返したりしていると思うのだが・・・。 タイトルで買わせようという魂胆が見え見えで買ってがっかりした感は否めない。
1投稿日: 2017.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ベストセラーの本は、その本がベストセラーである間はあえて読まないというマイルールを勝手に決めていて、この本もそんなわけで「いつかは読もう」と思っているうちに、10年以上も経ってしまっていた。養老先生の他の本は読んでいるのに。 そのタイトルから気軽な感じで手に取った人は多かっただろうし、養老先生がお話になっているものを文字で起こしているから一見読みやすく見えるけど、中身はやっぱり養老先生、独特な見方・切り口だし、難しいことも言っているし、本のたたずまいとは真逆でとても読みごたえがあった。いろいろ参考になったり考えさせられることが多かったが、特に印象深かったのは、「情報が日々刻々と変化しているというけれど、変化しているのは人間の方で、情報は不変」という指摘(第4章)。そして「知るということは、自分がガラッと変わること」という指摘(P60)。そう、私もこの本を読んで、「見え方が変わってしま」った。「昨日までと殆ど同じ世界」に対して(P60). 養老先生の本は、まだ数冊積ん読になっているので^^;、ガンガン読んでいきたいと思う。
1投稿日: 2017.02.17
powered by ブクログ-昔親父に勧められ、当時高校生の頃に読んだけどあんまり理解できず、実家に帰ったついでに持って帰ってきてもっかい読み直してみた。ベストセラーだし。分かんなかったのは俺が理解できなかったからかもしれないと。 -結論、結局なんでこの本がベストセラーなのかよく分からない。ところどころなるほどなと思う箇所はあった。けど結局何が言いたいのか、あんまり頭に入って来なくて読むのが大変だった。 「a=ゼロではない。だからこそ、行動が相当変わる。憎んでいるとか、嫌っているとかいうのは、その情報を現実としてきちんと認識している、ということになります。」
1投稿日: 2017.02.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
10数年前にベストセラーになり、その時読んだがピントこず、この度ある読書会に行った時の題材として出たので再読した。 ●保健の授業で出産のビデオを見せて感想を聞くと、男女間でインプット量に大きな差が出た。 女性は来るべき自分事として情報を発見し、男性は自分には関係ない事として発見しようとしなかった。 つまり、自分が知りたくない事に自主的に情報を遮断している、これも一種のバカの壁である。 ●情報の入力をx、出力をyとした時に x=ay という方程式が考えられ、脳の中でaという係数を掛けられた反応がyとなる。 このaは人によってもxの種類によっても感情によっても大きくも小さくも、+にも-にもなる。 ●人は変わるもの。平家物語の文頭は「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」。鐘の音は変わらない、変わるのは聞く側である人、つまりこの時代から人間は変わるものであるという事が概念としてあった。 結局我々は、自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は自分の脳だ。 バカの壁の例 ●自分が知りたくないことについて自主的に情報を遮断する ●本当はわかってないのにわかったつもりになっている ● 現実はなかなかわかるものではないのに、ただ自分は客観的だと信じている
1投稿日: 2017.01.24
powered by ブクログ14年前のベストセラー。 以前読んだ本で名著扱いされていたので、興味を持ったのがきっかけで借りることに。 私の中ではこの本は3パート。 最初の一元論NGパートは、そうそうそう!!!その通りだよ!養老さん!!と膝を100回打ったし、途中の脳のあたりではなんだか村上春樹を読んでる気持ちにさせられ、最後のパートでは、なんだ…この人も結局「昔はよかった」系なのか…とがっかりさせられたりもし…。 でも、総じていい本だったなと思う。 最後の4行で、そんな感想を持たされた。 前書きで著者も書いてるように、あくまで養老さんの考え方で、いろいろあっていい。 とよくよく考えたら当然のことなんだけど、こういう随筆を読むとたまにそんなことも忘れて不快になっちゃったりもするので、かゆいところに手が届くフォローであったなと。 いろいろあっていいのだ。 言いたいことはそういうことだと壁の中で出した私の結論w
2投稿日: 2017.01.10
powered by ブクログ少し前の作品であるため、情報やソースが少し古い気がした。 しかし著者が指摘している内容は未だ現代でも問題視されているものが多く、ぜひ改めて2016年番を出版してもらいたい。 内容は少し高度だが、わかりやすい。 対象とする人や物のすれ違いが蓄積することで大きな問題を生み出す。 人間のコミュニケーションにおいても然り。
1投稿日: 2016.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人間と情報 脳と身体 意識と無意識 共通認識と個性 という二元論の話 一元論は危険 →プロテスタント、イスラム原理主義 古くから、情報は変わらない 情報を知った人間が変わる と捉えられていた (平家物語の冒頭 祇園精舎の鐘の音〜 (方丈記 ゆく河の流れは絶えずして〜 しかし、今は人は変わらない、情報が変わるという認識の世の中になってきた →人は絶えず変わっていき、過去の自分は都度消えていく 身体こそが個性でありみんな元から個性的だ、意識などはみんなと共通でないと意味を持たないので個性はない →なのに、個性を伸ばしましょうという教育はどうなんだ、という話 方程式の話 人の入出力を y=axとしたら、aという係数は人によって異なる ・オタクなら、アニメやアイドルの情報に対しては、100や1000になるし、興味のない話題に対しては0となる ■人間や動物の入出力の話 ・入力に対して、間になにもなく、出力をするのは、反射であり、本能 →とっさに目をつぶるや、ヤカンから手を離す ・間に入る脳が発達したのが人間 →チンパンジーの3倍 →逆に言えば、目などはほぼ同じ(インプット同じ) ・人間は脳の中で入出力をできる →ぐるぐる回せる ■りんごの話 ・人はいろんなりんごを見て、これはりんごだと判別できる ・プラトンは、完全無欠なりんごという認識があると考えた→イデアと呼ぶ ■人生の意味は外部にある →人との関係に、みいだされる →だから、自分だけで自分の価値は完結しない →他の人の人生の意味を見つける手伝いをする
0投稿日: 2016.11.12
powered by ブクログ有名な本なので読んでみた。 「結局われわれは、自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は、自分の脳だ」そういうつもりで「バカの壁」というタイトルをつけたらしい。 とても読みやすく書かれてると思う。 内容はその通りだな、と感じるものだった。 けど、お話は体系づけられているというよりは、話していて思いついたことを続けて話しているといった感じがした。 それは、まえがきで書いてあるように、著者の独白を編集部の方が文章化したものであるから、当たり前なのかもしれない。 独白の文章化だからこそ、体系づけられていない、けれども、読みやすい形になったのだと思う。 そして、独白の文章化という一種の実験により、ベストセラーになったのだから、さすがだと思います。
0投稿日: 2016.10.18
powered by ブクログこの本、どうしてそんなに売れたのか分からない。 言ってることは、ところどころ、そうかと思った。思考停止の一元論化は危ない。他人の気持ちを分かることが大事。分かるということは雑学として知っているのとは全然違う。ガンの告知と同じようなこと。なんでも体を動かして分かることが大事。 この著者の、もっと分かりやすい別の本を読んだらよかったかも。
2投稿日: 2016.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「話せばわかる」というのは嘘。どんなにわかりやすく伝えたとしても、受け手がその地盤を持っていなければ伝わらない。 「憎んでいるとか、嫌っているというのは、その情報を現実としてきちんと認識している、ということになります。」 「知るということは、自分がガラっと変わることです。…世界がまったく変わってしまう。見え方が変わってしまう…」
1投稿日: 2016.09.20
powered by ブクログ客観的事実が存在する、というのはやはり最終的には信仰の領域だと思っています。16世紀にモンテーニュが語っていたのは、人間なら普通こうでしょというのがコモンセンスで、違う世界ならそうじゃなくなることがあるかことを認めていた。 いくらxインプットしても、a興味が0であれば、yアウトプットも0。脳の処理はy=axで表される。 人間は、できるだけ多くの人に共通の了解を広げていく方向性をもって、いわゆる進歩を続けてきました。しかし、会社でもどこでも組織に入れば徹底的に共通了解を求められるにもかかわらず、口では個性を発揮しろと言われる。要するに、求められる個性を発揮しろというのは矛盾した要求が出されている。本来、個性は脳ではなく身体に宿っているのは、当然のことです。 ヘラクレイトスが、万物は流転すると言い、三国志で、男子三日会わざれば刮目して待つべしとあり、論語で、朝に道を聞かば夕に死すとも可なり、とある。つまり人間は変わる。ただし、言ったこと、情報は変わらない。昔は、武士に二言はなかった。 意識にとっては、共有化されるものこそが、基本的には大事である。それに対して個性を保証していくものは、身体であるし、意識に対しての無意識といってもいい。つまり、放っておいたって個性的なんだということが大事で、社会というのは共通性の上に成り立っているから他人のことが分からなくて生きられるわけがない。個性よりも、人の気持ちが分かるように育てるべき。 人間の身体は動かさないと退化するシステムなので、これだけ巨大になった脳を維持するためには、無駄に動かすことが必要。そこで、外部からの刺激を待つだけでなく、刺激を自給自足する=考えるようになった。 我々は脳化社会に暮らしているが、そういう自覚ができていない。いつの間にか、身体を忘れ、無意識を忘れ、共同体を意識しないままに崩壊させてしまっている。
1投稿日: 2016.08.17
powered by ブクログまぁまぁ難しいことも書いてあって、ちょっとビックリした。 納得できる部分も多かったし、そういう考え方もあるのかと思う部分もあって良かったです。
1投稿日: 2016.07.08
powered by ブクログ遅まきながら、やっと読んだ。理系の方が書いた本だから、もっと科学的理論的な記述を期待していたら、半分以上は思想書のようであった。脳の働き等のらしい記述もあるのだが、そこから、現代社会の問題点、現代人の思考傾向、学生の問題解決能力の欠点、果ては宗教論、アメリカ批判?一元論対二元論まで。勿論、そこにたどり着くまでには、脳の能力や人間の特性を説明、結論には保留をつけて・・・でも、こういうことも考えてみては?と。期待していたのだが、少しがっかり。学者として教育者として、今の社会を憂えているのだろうが、科学は科学と割り切って欲しかった、というのが正直なところ。
1投稿日: 2016.06.16
powered by ブクログ数学の世界の壁は分かりやすい。 しかし分かりにくい壁はそこかしこに存在するのだろう。 壁の向こうにも、壁の中にも、足元にさえ埋まっていかねない。
1投稿日: 2016.06.10
powered by ブクログ私たちはいつのまにか様々な『壁』に囲まれており、それを知ることで気が楽になり、世界の見方がわかってくるというものです。知りたくないことに耳をかさない人間に、話が通じないという、日常よく目にすることから説き始め、思考停止、あべこべの状況、一元論の危うさ等を、専門の脳への入出力という面から考察しています。ちょっと本屋で立ち読みしてみたら、人生の三分の一は無意識など、刺激的な指摘が随所にあって、とてもおもしろそうでした。さっそく図書館で借りようと思ったら、なんと予約が364人もあって、 これだといつ読めるかわからないので、しかたなく買って読みました。十分値打ちがあります。
1投稿日: 2016.05.08
powered by ブクログ大筋においては、共感できた。 ただ、ちょっと極端に言い過ぎているな、と感じる部分もあった。 一つの見方・考え方として、おもしろかった。
1投稿日: 2016.04.09
powered by ブクログ高校生の時はすごく、面白かった印象があったが改めて読むとまあまあそうだよね、くらい。一元論の弊害を、手を替え品を替え述べている。多角的視点をもつこと、大切ですね。英語のaとtheの違いの説明は非常に分かりにくかった。実体化、具現化なんて難しい話ではなく、イメージの共通項、共通理解の流れでいくなら、落とし所はそこじゃないだろう、と感じた。
1投稿日: 2016.03.20
powered by ブクログすごく一方的な見解で同意できない部分も多いが、一元的に考えず二元的に考えることが大切など共感できる部分もある。 2016年の今では、なぜ当時それほどまでにヒットしたのかわからない。
1投稿日: 2016.03.16
powered by ブクログ「いくら話してもわかってもらえない」「想いがどうしても伝わらない」 誰もが味わう苛立ち、不快感。それを解くキーワードは「バカの壁」だった! 「"話せばわかる"なんて大嘘だ」と思ったことは誰にでもあるはず。「バカの壁」こそが、コミュニケーションの断絶を解くキーワードだ。この壁についてわかると、身の回りの話が通じない人の思考がわかる。大人と子供、上司と部下、さらにアメリカとイラクとでなぜ話が通じないのかもわかってくる。誰もがぶつかる人生の問題について、「こんなふうに考えてみては」と様々な視点を提示したエッセイ。
2投稿日: 2016.02.29
powered by ブクログう~ん、よく理解できない本だったな。 作者の話(独白)を編集部で文章にまとめた本書だが、作者の言わんとしてる事が、自分自身、分かったような分からないような・・・。 y=ax のあたりまでは、どうにか理解できてたんだが、内容にまとまりが無いように感じる文章・構成で、読み終えたあと頭に残らない。 独白を文章にするのじゃなくて、作者が自分で書いた文章なら、また違った印象になったかもしれないけど、この本は自分の心に響かなかった。 ☆3個 中表紙~ イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人は、なぜ互いに話が通じないのか。そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。いつの間にか私たちは様々な「壁」に囲まれている。それを知ることで気が楽になる。世界の見方が分かってくる。人生でぶつかる諸問題について、「共同体」「無意識」「身体」「個性」「脳」など、多様な角度から考えるためのヒントを提示する。 う~ん、話の合わない人間とは、なるべく関わりにならないようにしてるし、自分から「壁」を作ってる場合もあるけど、それで良いと思うんだよな。
1投稿日: 2016.02.18
powered by ブクログ現代社会論としては非常にありきたりな内容の、おじいちゃんの語りなのだが、なんで当時あんなに流行ったのだろうか。
1投稿日: 2016.02.02
powered by ブクログメモ- ・話せば分かる、は大嘘。 出産の映像を見せると、男子大学生は知っていた内容だと答え、女子学生はとても勉強になったと言う。同じものを見ても、正反対の反応の違いがあった。 それは、与えられた情報に対する姿勢の問題である。自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている。これは一種の「バカの壁」である。 ・科学的事実と科学的推論は違う。 温暖化で言えば、気温が上がっているのは科学的事実。 原因は二酸化炭素というのは科学的推論。 ・意見の異なる人を見ると『あいつは非常識だ』と見なして理解しようとしない。
1投稿日: 2015.12.23
powered by ブクログ面白い。 割と抽象度の高い(哲学的?)内容なので、もう少し年を取った後に読み直してみるとまた違った印象を受けそうな本でした。 “私たちは日々変化しています。人間は寝ている間も含めて成長なり老化なりをしているのですから” 言われてみればその通りなのですが、普段忘れがちな感覚だと思った。
1投稿日: 2015.11.30
powered by ブクログ寝るのはもったいない、起きている間に楽しいことがいっぱいしたい、と思って睡眠を嫌う私は、意識だけにとらわれて無意識の意義を見出せていない一元的な人間だという考え方に驚いた。 あと、y(出力)=a(現実への重み)*x(入力)
1投稿日: 2015.11.28
powered by ブクログ普段脳みそを使って生活していない私自身、これを読んでいる間は脳みそがフル回転しているような感覚だった。 聞き慣れない言葉を解釈しながら実体験に基づいて共感し、ゆっくり内容を反芻したい気持ちはどんどん先へ先へ読み進めたいという欲求に抑え込まれまた最初から繰り返していく。 内容についてはタイトルから想像していたものより興味深く、物事の見方や人生の意味まで、これまでの自分自身の考えを振り返らざるを得ないものだった。 分かりやすくしようとしてくれているのか、極端な例えも多かったが、行間読めば伝えたい事も分かる。 バカの壁は誰の中にもある。 部下の指導に疲れたサラリーマンが読んでいそうだが、その部下にこそ読んで貰いたい。
1投稿日: 2015.11.12
powered by ブクログいつ買ったのか本棚にあった本。読んでみると今になって内容に共感できることが多い。人は分かりあえない壁(バカの壁)が存在する。その壁を見ずして他人を理解することは難しい。。。完全に分かり合えない事を前提に他人と付き合っていく割り切りや視点が重要と感じる。
1投稿日: 2015.11.10
powered by ブクログ個性を伸長しようとする教育が叫ばれて久しいが、そもそもそのような教育をしなくとも人間の個性は「身体」に宿っているものであり、本来脳が持つ「共通理解」を目指す志向性を理解し、人の気持がわかるような人間の育成を大切にするべきだという話が頭に残った。万事についてわかったふりをしがちであるという風潮は本書が刊行された当時以上に現在に当てはまる点が多いように思う。ネットで簡単に知識を入手でき、わかったつもりになっているだけの状態で対外のコミュニケーションを取ることの危うさといったらない。身につまされる話だなと思う 。
2投稿日: 2015.11.01
powered by ブクログ今さらながらの初読。もっと脳科学的な本かと思っていたが、違った。 人の気持ちが分かること。そこからコミュニケーションが始まり、学びにつながる。新しい知識を学ぶと自分が変わる。自分が変わると世界が違って見えてくる。誰とも壁の無い広い世界が広がっていく。バカの壁とは、人の気持ちが分からないという壁だと解く。世の中にはあちこちにそんな壁があるなぁ〜。
1投稿日: 2015.10.24
powered by ブクログこれだけ時間が経ちますと、ベストセラーだから読んだ感は無いのでは無いか。著者の作品もほぼ読んだことが無い。先入観無しで読んだ積りです。とても面白かった。人間の意識というものについて考える、とかくぐるぐる回しになる内容を、実に具体的に、明快に解説している。単純化と説明は上手いなー。それぞれの思索への導入がご自身の日常の視点に根ざしていてリアルにも感じる。経済、虚と実経済の説明以外は納得できました。不遜ながら類似した視座を持っていたものも多い。脳社会、都市社会、情報過信 失われたものが何か考え直し整理する視点を提示している。失ったものをそのままリバイバルさせれば答えになるかといえばそれも違う。答えの全てを養老氏には求めない。自分でも考え続けます。 それにしてもみんなのレビュー見て思ったのは著者と読者の壁である。 テレビで養老氏を拝見しての感想は、正に伝わらないなーを嘆き、諦め、半ばその相手への蔑みさえ感じる事があった。上の壁を目の当たりにして、少し同情する気持ちになった。 V.E.フランクルについては勉強します。
1投稿日: 2015.10.23
powered by ブクログ2003年に大ブームを巻き起こした本書。「バカの壁」というのは、意識的か無意識的かに関わらず、考えるのをやめている境界線のことを指す。以下に詳しい 感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou23101.html
0投稿日: 2015.09.30
powered by ブクログ再読完了。 ”公平・客観・中立”などの客観的事実とは? また ”人生の意味” とは? 東京大学で「この二つの骨の違いを言いなさい」・・・ 教育とは「色々な事柄に興味を持たせ、 自分から探究するように仕向けること」?
1投稿日: 2015.09.24
powered by ブクログベストセラーを古本で購入。「あー、なるほど」と新しい考え方を提示してくれた部分もあるが、あまり納得いかない部分もあった。脳に着目する点は、新しい考え方を提示していると思う。でも、なんでこの本が売れたんだろう…。
1投稿日: 2015.09.09
powered by ブクログ何度も勧められていたのに、それに気付かず、ようやく読み出しました。 自分とは違う立場の人がいる。その人の事を思いなさい。考えなさいって事なんだと思います。僕が出来ていないこと。それだと思いました。 2015.9.15 2回目読み終わる。
1投稿日: 2015.08.25
powered by ブクログどうもベストセラーになっているらしい。養老先生だからだろうか。新潮が新書を創刊するということで、力を入れて売ったということだろうか。タイトルにひかれるということはあまりないように思うのだけど。私はもちろん著者にひかれて本書をすぐに手に入れた。今、もし誰とでも好きな人と話をする機会が与えられるとしたら、文句なしに養老先生にお願いする。養老さんが書かれたものを何でも信用してしまっている。自分の考えが定まらないとき、養老さんはどう考えているのかを探したりする。この世の中のこと、戦争のこと、宗教のこと、教育のこと、環境のこと、どんなテーマにせよ養老先生の考えが一番自分にしっくり合うように感じる。特に本書を読んでそう感じた。何度も同じような話を読んでいるはずだけど、眼からうろこが落ちる思いをする。脳も一つの計算機だから、ある入力に対して出力をする。それを簡単にy=axという式で表す。xが入力,yが出力、aは係数。人によってaの大きさが違う。場合によってはマイナスの場合もある。原理主義者はa=無限大。無関心な事柄に対してはa=0となる。だから何を言っても反応しない。「話せばわかる」なんて大うそ!と、帯に書かれている。その文句で売れたのだろうか。私自身も途中「バカの壁」にぶつかり、ちょっと読みすすみにくいところもあったのだけど、全体的には以前の著書「人間科学」の実践編という感じで非常に読みやすかった。ぜひとも皆に、こういうものの考え方があるのだということを知ってほしい。世の中がすっきりと見えやすくなる。だから具体的にどうこうするというのはまた別問題なんだけど。・・・ところで、別の雑誌の記事で、養老先生がコンピュータゲームにはまっているということを知った。私自身、昔からゲームが嫌いで、ほとんど触れずに来たから、ちょっとためらってしまった。養老さんがおもしろいというなら、ちょっとやってみた方がいいのかなあと。
1投稿日: 2015.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん,主義思想はともかくとして,立論に疑問が…。新書であることを考えても,ちょっとひどい。 全体的に,こじつけや極論が多い。特に3章と4章。 その結果,情報と人の不変性について「あべこべ」が生じているという筆者の主張にも納得できなかった。 第3章の「個性」の考え方について,精神病患者をたとえに挙げる理由がわからない(極論)。マニュアル人間の話も唐突で批判になっているようには思えない。自分はマニュアルなんて要らないという話もそれは貴方がそうだろうというだけの話。 また,イチローや中田英寿らスポーツ選手のみを例に身体的な個性は生まれつきと断定している(実際に彼らがそうなのかはともかく)。後に引用するピカソのような芸術家の個性については触れず。 4章でも,問いと答えがかみ合ってない(60頁)とか,「武士に二言はない」(64頁)との諺を引用しつつ武士以外には触れないとか,細かい疑問点を挙げていけばキリがない。 また,筆者は「人間であればこうだろう」という原理を重んじようとしているようだけど,それは筆者の批判する「一元論」と矛盾しないのだろうか。「人間」に対する考え方は文化や宗教によって違うわけで,普遍的な原理にはなり得ないように思うのだけど。 「唯脳論」ではちゃんと議論されているのでしょうか。
5投稿日: 2015.08.14読了した
正直、あまりわからなかった。ところどころ、面白いと感じて、一気に読み終えたが、最後に来たところで感想が 全部すっとんでしまった。面白いと言えば面白い。先生とは年齢が違いすぎるので、人生経験が違うのだろう。 なるほど、一神教の弊害を言いたかったのか。でも、多神教でも、良いことばかりではないだろう。 これがわからないのは、僕の勉強の量が足りないのだと思った。面白いし、示唆に富む本であろうと思う。 どうかな、バカの壁を皆さんも感じていただけたでしょうか。
1投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログベストセラになると興味がなくなってしまう法則で、読むのが今になってしまいました。発行が2003年だから10年以上も前……。良書でした。なるほどがたくさんで、目にうろこがあったらぽろぽろ落ちていたと思う。得るものがたくさんありました。なかでも、「人生は崖登り」という言葉に不思議と励まされた。
1投稿日: 2015.07.20
powered by ブクログ読んだ当時、そうかこれがバカの壁かと思い、超えた気になってまた新たなバカの壁が目の前にあること知らず、大人になってそれに気付いて、バカでも良いかなぁと諦めに入ったところで真の壁が現れたことに気付く。
1投稿日: 2015.06.29
powered by ブクログmixi・GREEのレビューを見ていると、賛否両論ありますね。GREEのほうが辛い評価多いかな。 良し悪しは個々人の判断の問題なのでいいのですが、なぜこの本が世間で大いに話題になったのか?は気になるところ。 哲学チックな内容(というより頭の体操と言ったほうがいいかもしれませんが)なのですが、そういう本って、あまり世間の話題になるようなウケるものではない印象があるのですが。。。 ただ、サラリーマンしていると(分かっていても)多面的な思考は失いがちで、物事を一面的にしか見れなくなりがちなことは事実。 その意味で、サラリーマンにウケやすい内容ではあったかもしれない。 とはいえ、この本は世間で大いに話題になるようなものなのだろうか? ある著名コンサルタントは、「この本を知らないということは、教養の問題だ」と言っていた。 本の内容のうんぬんではない。 これだけ話題になっていることは、みんな読むのが当然だろ、ということ意味。 …そういう仕組みの世の中だということだろうか。 図らずも、雑学と常識とは、この本で言っていることなのですが。
1投稿日: 2015.06.28
powered by ブクログ1,複数の解答を認める社会が、住みよい社会 人生でぶつかる問題に、そもそも正解など無い。 2,今の教育は、子供に顔が向いていない。 校長、教育委員会などに向いてしまっている。サラリーマン化。給料の出所に忠実で、仕事に忠実ではない。でもしか先生。 3,教育とは、自分が面白いと思う事しか教えられない。俺を見習えというのが無理なら、せめて好きなことを伝えられるようになりたい。情報ではなく、自然そのものを学ばなければならない。 4,万物流転 3日会わなければ、人は変わる。
1投稿日: 2015.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今さらながら話題となった書を読了。 バカの壁とは何か?妊娠→出産までのドキュメンタリー映像の男女差の受け止め方を例に、人は自分が受け入れたくない情報は遮断する。 これもひとつのバカの壁である。 哲学的な内容でしたが、要は人との意思疎通はそうそうにできるものではないということが一番伝わりました。
0投稿日: 2015.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ベストセラーになって、沢山の人が読んだろうにも関わらず、世の中にちっとも生かされていないのは、やはり頭だけで考える人が多いからなのだろうか。 それと、戦前と戦後の線引きの一つに「豊かさ」の違いがあるというのには納得がいった。
0投稿日: 2015.03.27
powered by ブクログ「バカの壁」養老孟司 常識 「誰が考えてもそうでしょ」ということ。 それが絶対的な真実かどうかはともかくとして、「人間なら普通こうでしょ」ということは言えるはず。 もちろん「客観的事実」などを盲目的に信じてはいけない。22p 科学には反証が必要 いかにも「科学的に」正しそうな理論があったとしても、それに合致するデータをいっぱい集めてくるだけでは意味が無い 厳しい反証に晒されて、生き残るものこそが科学的理論だ 真に科学的である、というのは、「理屈として説明出来るから」それが絶対的な真実であると考えることではなく、そこに反証されうる曖昧さが残っていることを認める姿勢です。26p y=ax 行動や感情は、この一次方程式で説明できる 一般に、人を非難しているということは、マイナスの思いがあるということです。ただ、一方で本気で非難しているということは、少なくともその対象を現実だと思っているということです。 a=ゼロではない。だからこそ、行動が相当変わる。憎んでいるとか、嫌っているというのは、その情報を現実としてきちんと認識している、ということになります。36p 共通了解 世間の誰もがわかる41p 共通了解が、多くの人とわかり合えるための手段 共通了解によって、文明が発展してきた42p 本来、意識というのは共通性を徹底的に追求するもの その共通性を徹底的に確保するために、言語の論理と文化、伝統がある48p 若い人への教育現場において、おまえの個性を伸ばせなんて馬鹿なことは言わない方がいい。それよりも親の気持ちが分かるか、友達の気持ちが分かるか、ホームレスの気持ちが分かるかというふうに話を持っていくほうが、余程まともな教育じゃないか50p 脳は社会生活を普通に営むために、「個性」ではなく、「共通性」を追求する53p 意識の世界や心の世界に関しては、感情であろうが、理屈であろうが、共通であることを前提にする以外あり得ない。それがお互いに話をすることの意味であり、説明することの意味だからです。だから、本来、意識の世界の中に個性を持ち込まれたらどうしようもない。66p 他人のことがわからなくて、生きられるわけがない。社会というのは共通性の上に成り立っている。人がいろんなことをして、自分だけ違うことをして、通るわけがない。当たり前の話です。70p 万物流転、情報不変 不変なのは情報。人間は流転する54p 知る 知るということは、自分がガラッと変わることです。したがって、世界がまったく変わってしまう。見え方が変わってしまう。それが昨日までと殆ど同じ世界でも。60p 知ることイコール勉強することではないが、非常に密接に関係がある59p そもそも人間は常に変わりつづけているわけですが、何かを知って生まれ変わり続けている62p 約束 人間は変わるが、言葉は変わらない。情報は不変だから、約束は絶対の存在のはずです。しかし近年、約束というものが軽くなってしまった。63p 「武士に二言はない」 武士は下手な約束をして守れなかったら命に関る。責任を持とうと思えば、要するに責任の重い人ほど口が重くなった64p 約束、言葉が軽くなった理由は、同じ人なんだから、言うことは変わるはずがないだろうという前提がいつの間にかできてしまったところにある。64p theとa 「は」と「が」 the、は・・・特定のもの a、が・・・不定、イデア(包括する概念=全てを同一のものだと認識)74p
0投稿日: 2015.03.15
powered by ブクログつまみ読み。 まとめると、 「諦めたらそこで試合終了ですよ」ということと理解した。 著者は学者なので扱っているテーマはスラムダンクとは異なるが、スポーツの勝利に対して、知識の習得、体得をするのにあたり、 -「バカの壁」とは、自分が知 りたくないことについて自主的に情報を遮断してしまう事をいう。 「バカの壁」 とは、「自分の脳が理解できる限界」といえる。理解できないのは、固定観念 の壁の内側のみで生き、外側に広がる世界を知ろうとしない思考停止の状態で ある。思考停止からの脱出、外向思考が、重要である。人間の意識が、自分だ けで完結する世界から、常に周りの人との新しい関係作りが重要である とまで著者は述べている。 また、以下のように数式立てて表現もされている。ここは分かりやすい。 -脳の活動は、y=axという一次方程式であらわされる(y=出力、x=入力、 a=本人の感情や興味の係数)。aがゼロの場合、入力から出力は生まれない。 aが無限大の場合、ある情報、信条がその人にとっての絶対のものになる (原理主義)。
0投稿日: 2015.03.11
powered by ブクログ本棚に寝てたから読んでみた。大流行りしたのは10年以上前か。口述筆記的に書いたらしくところどころ文章がよれてるけど、脳の認識や一神教多神教のくだりは、今まさにな話でふむふむ、と。題名ほど突飛な中身ではない。
0投稿日: 2015.03.01
powered by ブクログ市立図書館URL:https://library.city.takamatsu.kagawa.jp/asp/WwShousaiKen.aspx?FCode=216964 Aさんおすすめ本です。
1投稿日: 2015.02.18
powered by ブクログ自分の興味のないこと、経験することのないことに対して最初から壁を作って耳を貸さない、また聞き流してしまうということは確かにある。自分も無意識のうちにそうしているのだろうけど、夫と接していてもそれを感じる。 一元論というと哲学的で難しすぎてよくわからないけれど、イスラム教やキリスト教、ユダヤ教などを考える時自分の信じるもの以外は見えなくなってしまうということがわかる気がする。他を認めるという心を誰もが持ってくれたら、世界はもっと平和になるのだろうに。 他人を理解するということの難しさ、大切さを感じる。 難しい本だった。
0投稿日: 2015.02.02
powered by ブクログ新書は苦手でしたが、対談を文章化したものなので読みやすかったです♫ 個人的には、6章や7章が興味深く、 特に「教師がサラリーマンになってしまっている」という箇所が印象的でした。
0投稿日: 2015.01.03
powered by ブクログ有名らしいので一度読んでみたいと思い、手にとってみました。 でも、題名から期待するような話が書いてあるのは冒頭のほんの少しだけ。 他は著者が日々思っていることをつらつらとまとめただけのような内容でした。 要所要所で論文等の引用があり、勉強になることもありました。 自分に足りないものは何か、今一度見つめるいいきっかけになるかもしれません。
0投稿日: 2014.12.20
powered by ブクログ筆者が一番言いたかったことは、一元論の否定なのだろうと思う。その他にもこの作品には生きるためのヒントが沢山書かれている。定期的に読み返してみるといいのかもと思った。特に花見酒経済の話はとても面白く、印象に残った。
0投稿日: 2014.11.08
powered by ブクログ『身体巡礼』を読んでからこの本を読んだ。 強引な決めつけが多いなという印象。 『身体巡礼』の方が面白かった。 なるほど、と思う箇所もいくつかあった。 人間は常に変化するものだ。 だから本来確固たる自分などないはずなのに、現代人は自分を不変の存在だと思っている。 その通りだと思う。 僕自身そういうところがある。 中高生が友達とのコミュニケーションで「キャラ」を意識するのも、そのことと関係しているのではないか。 キャラという不変の枠組みに自分を入れ込む。 著者は、個性重視の風潮を批判する。 思えば、僕はまさに個性というものを過剰に意識して生きてきた。 著者によれば、意識とは本来、共通性を求めていく。個性的、つまり普通と違うということは、共通性を求める意識の活動と矛盾する。個性とは、意識ではなく身体が持つものだ。身体の個体差こそ個性である。そのようなことが書かれている。 僕にとって、個性とは変わった考え方のことだった。個性を意識の部分に求めていた。著者に言わせればそれは間違いなのだろう。 僕は最近身体を壊し、それによって身体に注意を向けるようになった。僕が身体を通して感じたのは、個性ではなく、むしろ自分も人間である、自然の一部であるという共通性だった。 著者は、都市に生きる現代人は身体を失っているという。たしかに僕も身体を失っていたのだ。そして病気によって少しだけ身体を取り戻した。 自分の身体がここにある、という感覚が、自分という存在が決して不変ではないということを教えてくれる。自分とは固定的な観念ではなく、常に変化するものだ。 それに気付いてはじめて、自分の身体が持つ個性というものに目が向くのだろう。
1投稿日: 2014.10.06
powered by ブクログ適当に勢いで喋ったものをそのまんま本にしてしまった感ありあり。それが読みやすさなんですかね。中立という幻想、個性という幻想。話せばわかるなんて大嘘。やっぱり養老先生好きだな。
0投稿日: 2014.09.02
powered by ブクログ久しぶりに読んだのに、高校生の時と違いスラスラ情報が入るのは私が変化したからだろう。方程式のとこ、いたく共感。
0投稿日: 2014.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
NHKの報道は「公平・客観・中立」 「自分達が正しい」ということを平気で言ってる 「人間は変わらない」という誤った事実 「人間は変わる、変わらないのは情報」 プラトン「リンゴはどれも違うけれど、その全てを同じ『リンゴ』と言っている。だからその全てを包括するもの(概念)が必要」 →イデア 戦争:自分は一切、相手が死ぬのを見ないで殺すことができるという方法をどんどん作っていく方向で「進化」している。(ex ミサイル ○苦痛の意味 何か意味があると考えるべき、悪だと考えてはいけない 患者が「痛み」と「無意味」の二重苦になってしまう 自殺:人生に意味を見出せない 意味について考え続けること自体が大切な作業 寝ている暇が勿体ないと思う →無意識を人生の中から除外してしまっている 人生の1/3は寝ている、人生の1/3は無意識 がんじがらめの「共通了解」を求められているにも関わらず、意味不明な「個性」も求められるという矛盾。 社会的に頭が良いというのはバランスが取れていて社会的適応が色々な局面でできる 共通了解―言語、論理、数学、マスメディア 強制了解―証明、実証 蓋然性:ある事柄の起こる確実性や真実と認められる確実性の度合い
0投稿日: 2014.08.20
powered by ブクログ個人的には先に読んだ「自分の壁」のほうが面白かったような気もする。 一元論で物事を解釈している限り、双方の理解はない。 全くその通り。 世界情勢を見ているとあちこち壁が立っている。
0投稿日: 2014.07.21
powered by ブクログ人間は万物流転。 「男子三日会わざれば刮目していて待つべし」3日も会わなければ、人間どのくらい変わっているかわからない。だから、3日会わなかったらしっかり目を見開いて見てみろということ。 V W フランクル心理学者 人生の意味、意味は外部にある。自己実現などというが、自分が何かを実現する場は外部にしかない。より噛み砕いていえば、人生の意味は自分だけで完結するものではなく、常に周囲の人、社会との関係から生まれる。とすれば、日常生活において、意味を見出せる場はまさに共同体でしかない。 サラリーマンというのは、給料の出処に忠実な人であって、仕事に忠実なのではない。職人というのは、仕事に忠実じゃないと食えない。自分の作品に対して責任を持たなくてはいけない。 一元論を超えて。
0投稿日: 2014.07.20
powered by ブクログ養老孟司さんの本は初めて読みました。 結局、言いたいのは「思考停止あかんよー」ということ。それを「バカの壁」というタイトルが現しています。 全体的にトピックごとの理論的繋がりが不明瞭です。10年ほど前にバカ売れした本らしいですが、正直ちょっとしんどい。。 とか、言いながら最後まで読んだぼくは「壁」を作ってる「バカ」ではないことになるのかな?!
0投稿日: 2014.07.17
powered by ブクログ今頃になって読んでみました。 なぜこの本がそれほど売れたのか? 結論から言えば、正直自分にはよくわかりませんでした(笑)
0投稿日: 2014.05.28
powered by ブクログ「話が通じないって言いますけど、相手に聞く気がないなら当たり前っていうか」 葉月は、完全に愚痴モードだ。 会社で何かあったのかもしれない。あるいは日頃溜まっていく些細な苛々が、たまたま今日爆発したのかもしれない。 蛹はとりあえずコーヒーを二人ぶん淹れた。 いつものように、ソファに向かい合って座る。 余分に作ったぶんは、ポットごとテーブルに置いておく。長い話になりそうだと思ったのだ。 「……詳しくは知らないけど、分かり合う必要ってあるの? それ」 これは蛹のいつもの「前向きな自暴自棄」で、 何かにつけて、彼は他人とのコミュニケーションに対する失望を表明する癖があった。 それが彼なりの身の守り方なのだろうと、葉月は理解していた。 「こっちは分かり合いたくもないんですけど、相手もそうとは限らないっていうか」 「目的や目標やが違えば、話が通じないのは当たり前だと思うけどな。目指すものが違うなら、今どうするべきかも違ってくる」 「あー……」 何か思い当たることがあったかのように、葉月は低く唸った。 「何ていうか、仕事のことなら、利害の不一致はお互い分かってるからいいんですけど。でも、ある種のことにおいては、みんな同じところを目指していると思ってるじゃないですか」 「君がそうやって愚痴るのは、大体それ系だよね。幸せについてとか、価値観についてとか」 「そういうのがみんな同じだった時代は終わったんですよ」 蛹は首を横に振った。 「同じだった時代なんてないよ。同じだという約束だったんだ。約束を守れない人は共同体から追い出される。それだけ」 葉月はしばらく黙っていた。蛹の言葉について考えている。 だがそれに結論が出る前に、蛹は言葉を続けた。 「もっと根元的な部分は、確かに共有できるはずなんだ。この本にあるように、人間であれば当たり前のことについてはね」 「殴られれば痛いとか、刺されれば死ぬとか、死ねば二度と生き返らないとか? ……そういうことすら共有できないのに、幸せの定義は共通だと思ってるのかしら。笑える」 「たとえが物騒なんだけど、つまりそういうことじゃないかな。不思議なことに、痛みは共有できないのに、幸せは共有できると思っている人もいる。確かに笑える話だ」 笑えませんよ、と葉月は呻いたが、蛹は笑っていた。 「つい最近まで、幸せの定義ってのは明確だったんだ。つまり、食べていくことだよね。誰もが安定して食料が手に入るようになったのは、たぶん高度経済成長以後かな。よく知らないけど」 「それまで何千年だか何万年だか続いていた幸せの定義が、通用しなくなったと」 蛹は頷く。 「これに代わる大きな目標となりうる価値観は、まだ見つからないね。おかしな話だけれど、俺たちの世代はどうやら、食べていけるだけでは幸せにはなれなくなってしまったらしい。しかも、何をどこまで得られれば幸せなのかも分からないでいる」 「いや、私としては、そこそこ食っていける状態で放っといてくれれば幸せなんですけど」 蛹はまた笑った。 「今日はよく笑いますね」 「まあ、体調がいいし、君が感情を露にするのを見ているのは悪くない」 悪趣味です、と言いながら、葉月は空になったカップを差し出した。 おかわりを寄越せということらしい。 蛹はカップを受けとると、ポットに残っていたコーヒーをなみなみと注いで、葉月に返した。 葉月は、冷めかけたコーヒーを勢いよくゴクゴクと飲み、一息ついたというように、トン、とカップを置いた。 「で、どうすればうまくいくんでしょうね」 「それなんだけど……一元論とか、一神教とか、表現を変えながらも否定されているのは、結局のところ一人ひとりの内なる神だろ。これが正しいと信じて疑わない、人の核の部分だ。大抵の人間は、これが揺らげば人は揺らぐと思っている」 「あ、それが序盤の、情報と生命の話になるんですね」 「そう。核は揺らぐんだ。簡単に。それを否定するかのように核を硬くして、揺らがないものであるかのように思おうとする。でもね、揺らぐんだよ」 「今日の幸せは、明日の幸せではない」 「その通り。君の身に起こった事実は、決して揺らがない。それは情報だから変化しない。でもそれを受け止める君は変わってもいいんだ」 「忘れろ、ってことですか」 「覚えていてもいいさ。でも、苛立ちを苛立ちのままにしておく必要はないだろ」 まあそうですね、と呟きながら、葉月はカップに半分ほど残っていたコーヒーを飲み干した。
1投稿日: 2014.05.19
powered by ブクログ今更ながら、壁シリーズを読む一冊目。 「バカの壁」。 人間は、そもそも頭と体とで神経が入れ替わってて、 体を使うか使わないかで、「知っている」と「理解する」の差、 知識と常識(雑学ではない)の差でになってくる。 個人の別、意識の別を脳科学の視点から、個々の差を解説されている。 人の頭蓋骨モデルを二つを使って、学生に感想を求めたエピソードが 現代社会の問題そのものだ思った。 見た学生いわく、 「こちらの方が大きいです」 …目が見えてない! というか、教えている生徒はそういう生徒だったのか? 曲がりなりにも医学を目指しているなら、 どっちが年代が古いとか、男女の差があるとか、そういうことだろう! 教えるこっちが、やる気をなくす。 ・・・というような、ぼやきも入っている。 結局、体を動かして、バーチャル体験から離脱しなさい、と提案。 だからすぐに一元論に落とそうとするから現物感がなく、 話が通じなくなるんです。とのこと。 もう、おっしゃる通りです。
0投稿日: 2014.05.10
powered by ブクログ養老孟司のベスト・セラーとなった本です。 語り下ろしということもあり、著者の考えが分かりやすく示されていますが、そのぶんポイントが把握しづらいようにも感じました。本書についての誤解が多く、そのことが「バカの壁」の証拠だというような意見も時折耳にしたことがありましたが、そういうこともあるかもしれないという印象を持ちました。 内容は、脳化が進み身体が忘れられたことで見えなくなったことがあるという、いつもの著者の主張が語られているのですが、とくに本書では、情報は共有できるが身体は一人ひとり違うということに、かなりの頁数を割いて説明がなされています。
0投稿日: 2014.05.06
powered by ブクログ言わずと知れた大ベストセラー ただ、見聞きした内容が、編集者の視点で整理して書かれているため、毒もなく、盛り上がりにも欠ける 養老孟司初心者には読みやすいかも
0投稿日: 2014.05.05
powered by ブクログ本書は、2003年のベストセラーであり、その強烈なタイトルはその年の流行語大賞にもなった。 そして、タイトルで誤解されてしまう本というものは存在する。たとえば、ニコラス・カーの「ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること」。本当は詩的ともいえる思索と刺激に満ちた本なのに。 本書については、売れた理由がタイトルによるところも少なからずあったにせよ、著者もその言葉を本書の中で使い、まえがきでも補足して説明しているのだから、タイトルが誤解を呼ぶとはいえない。 まえがきで掲げられている数学を例とした壁の説明は、多くの人が共感できるわかりやすいものだと思う。 「たとえ数学をわかるという人でも、あるところまで進むと、わからなくなる」。 壁とはそんな限界のことだ。この限界の感覚は、おそらく誰もが納得ができるものだ。そして、著者はそれこそが我々が受容すべき事実なのだと指摘する。一方で、脳化した社会とは、その限界の感覚を失ってしまったか、あるいは逆転させてしまっているという。刺激的だ。 ただ、それでも、このタイトルは誤解されたのではないかと思う。赤瀬川原平の「老人力」についての誤用ほどではないにせよ。 それは、著者の縦横無尽さにある。私はその縦横無尽さが嫌いだった。言葉や概念を未定義で提示し、かつ飛躍させていく展開は論理の粗雑さに思えた。極端な単純化は、主観的な主張に見えた。ちょっとしたエッセイなどに見られる極論は、言葉の垂れ流し、知的なサボタージュだと感じていた。 それこそが私の「バカの壁」だったなと今は思う。 本書には確かに、飛躍があり、粗雑さがあり、未定義な言葉の羅列がある。しかし、それでよいのだ。本書の中で提示された様々な断片は、それ自体、緻密な記述では描かれていない。それは荒々しいタッチで描かれた素描であり、その素描に何かの本質が描かれているかが大切なのだ。 本書には、脳内の「リンゴ活動」を敷衍させ脳化していく社会がどのようなものなのかが描かれている。「バカの壁」という限界を作り出しているのは他ならぬ脳自身なのに、誤った敷衍、あべこべに気づけない脳化した社会の課題が描かれていく。 著者にも、そして読者である我々にも壁が存在し、その素描に本当は何が描かれているのかは曖昧で見えづらい。 その曖昧な状態と気持ちを救ってくれるのは、一見世界に対しの怒りに満ちたように感じられる記述の中にさりげなく差し込まれた著者の世界に対する愛しみだ。たとえば著者は、V.E.フランクルの言葉を引用する。「人生には意味がある。その意味とは、他人が人生の意味を考える手伝いをすること」と。 乱暴とも感じられるタイトル、飛躍や粗雑ともいえる記述。その言葉の森の中に、確かになにか豊かな宝物が隠されている。
0投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログ新書って、ほんとめったに読まないんですけど 家にあったので、手にとってみたらなかなか おもしろいっす。 後半の教育に関するところやアンチ一元論あたり、 ガンガン響く感じで、愉快でした。 前半は集中しないと、するする読めるもんではなく 図に書いたりしたらわかりやすいなぁ、そんなこと しながら読むのも億劫だなぁ。といった内容。 要は、たくさん考えろということですね。
0投稿日: 2014.04.07
powered by ブクログ出版されてから10年くらい経っているが、当時はすごい流行っていた気がする。 ただ正直読んでいて「なぜこの作品がベストセラーになったんだろう?」という疑問しか浮かばなかった。 まえがきで書かれていたので敢えて言いますが、私の考えとは違いますね。あと、専門分野以外は語らない方がいいと思います。
0投稿日: 2014.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルのインパクトで勝利した本。 ほとんどが著者専門の脳科学のなんたら、という話だった。 知りたくもないこと、興味を示さぬこと、知ったつもりになったことには無知になる=バカの壁という定義には納得。
0投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログ脳の特徴、一元論、無意識、万物流転… どれをとっても一口に「納得」させられるわけではなく、しかし「これはこうだ」と言えるほど自分の考えをしっかり持てたわけでもないが 少し、周りを見る目を養わなければと思わされた。そして、考えるようにしようとも思った。 一番心にきたのは、万物流転という言葉。 それから運動神経の良い人は、感覚を大事にしている人なのかなと思った。 苦手な人は、方法を考えて考えて、スムーズに脳から身体へ信号を送れていない。 突き詰めていけば、それも可能になるのかもしれないけど。 ベストセラー本だけど、これを読んだ人は果たしてどんな感想を持ったのだろうか。 自分の考えが狭いことを知らされた本。
0投稿日: 2014.02.02
powered by ブクログはじめてこの本を読んだのが福岡県西方沖地震のあった2005年(平成17年)3月20日の頃だったので、もう8年半以上経っている。覚えている内容は個性を求める教育はおかしくて、子どもに求めるなら人の気持がわかるようになることのほうだろうということぐらいだった。 だが、ともかく読んだ全体の印象は、養老先生の主張はいままで私が受けてきた教育とは真逆じゃないか?!と仰天し、「いままで俺は社会に騙されてた!」という悔恨の思いに駆られたという記憶がある。もちろん、わたしが自分の頭で考えられずボケェ~としてたから騙されたのだ。間違いなくわたしは本書に書かれている都市生活(脳化社会)にどっぷり浸り込んでいたのであった。 当時、生活に行き詰まっていてどうにかしなければならなかったのだが、未熟極まりない生活力のない中年男性は途方に暮れてたまたまベストセラーになっていた養老先生の本を読んでみたのだった。おそらく、ほとんど理解できなかった。とてもやさしい語り口調で書かれた文章なのだけれども、とにかく今まで習ってきたことの逆さまが書かれていたのだから、ほとんど???の連続だったのだ。 ところが、一応読むことはできるし、難しい専門用語なんかは使われてないからなんとなく言葉の意味はわかるから、わかったような気にはなるのだけれども今回読んでみてやはりその時は内容の殆どが理解できてなかったんだろうということがわかった。8年以上もかけて結構たくさんの本を読み、詳しい人に教えてもらって、ようやく今回再読して恐らく前回読んだ時よりは理解ができるようになったかもしれないと思えるようになった。 「わかる」ということが起きるためには、「わからない」脳だったのが「わかる」脳に変化しなければならない。脳は神経細胞という物質からできていて、その神経細胞のつながり方が「わからない」脳と「わかる」脳とは違うのだろうと思う。脳も身体の一部でそれまでと違う働きができるようになるためには練習が要るのだと思う。何回も何年もいろんな失敗を繰り返した。同じ失敗を何度も繰り返した。もうダメなんじゃないかと何度も考えたけれども、致命的な失敗はどうにか避けられたと見えて、なんとかまだ死なずに生きている。 養老先生は人生は答えであるとおっしゃる。人間は死ぬまで生きる意味を世界(環境)から問われ続ける。呻吟し、四苦八苦しながら繰り出した身体による反応が世界(環境)を少しづつ変えていく。そしたらまた問われる。その繰り返し。ただ、その重い荷物を背負いながら崖をよじ登ってゆくことで見えてくる新しい世界というものがあるともおっしゃる。楽ばかりしちゃダメだよ。ともかく人生は生きるべき価値があるのは間違いないよと教えられているんだと思う。 たしか、ポパーさんの自伝か、『開かれた社会とその敵』かも最後はそんな内容だったような気がする。 Mahalo
0投稿日: 2013.12.27
powered by ブクログ読了日 2013. 10. 31 8:13AM 母の蔵書から譲り受け、長らく手を着けておらなんだが、このたび読む気になり読んだ次第。 上司に似ていると思ったが、さてどうだろうか。贔屓目かな?
2投稿日: 2013.12.18
powered by ブクログy(出力)=ax(係数:現実の重み?)(入力:情報) 情報について何も感じなければ(係数0だと)出力できない。情報について1やたとえマイナスに感じても出力可能になる。(=脳を使うことになる)また出力可能なのに、実際に出力しなければ脳の働きをとめてしまう。係数aのどう感じるかは、あらゆる壁によっても左右される。ある情報について関心のない環境(壁)の中にいる場合、必然的に係数0になってしまう。そうならないために、壁を打破する力(感じる考えること)を養っていかなければならない。 本書を読み無意識に見過ごしてきたものを、今後意識して見るようこころがけたい。
0投稿日: 2013.12.16
powered by ブクログ20131124読了 「知行合一」(陽明学)=知ることと行うことが一致すべき=知ったことが出力されないと意味がない←これが文武両道の本当の意味。「文武両道」=並列する文と武の両方に習熟すべしではなく、両方が回らなくては意味がない、つまり学んだことと行動とが互いに影響し合わなくてはならないという意味。
1投稿日: 2013.11.27
powered by ブクログこれは再読。 そうか。でも登録されてないってことは2009年以前に読んだってことか。 個性なんか追求するより、人の気持ちがわかるようになれ。 まったくその通りだなぁ。あらためて読んでも発見がある。 こういう本が、読み継がれていくのだろうな。 先日、学校での自分のうわさを人づてに聞く。 「怖いって思われているよ。」と。 「話しかけづらいんだって。」と。 「なんか、いつも申し訳なさそうに歩いていて、逆にそれがすんごい目立ってるって言われてるよ。」と。 別に来年同じところに勤めるつもりはないからいいけれど、 地味に傷つくんだよなぁ。 ほかにもいろいろ言われてるんだよなぁ。 「毒吐くよね。」と私に言った人が、後日 「毒と悪口って一緒だよね。」と言ってたり。 「教育学部出身の人って、部活見れるほど技量ないよね。」とかさ。 言ってる当人は、正直思いめぐらせたところで、「それは別にあなたのことを言っているわけではない。」というつもりでその言葉を吐いている。 でも、その話を聞いて受け止めてる私としては、それを他人事のように聞くことはできない。 ほかにもある。 教科部会で、飲み会が開かれることになった。 そこで、 「noire先生が参加できる日にちで設定したから。」と主催した先生が私に言ってきた。つまり強制参加。 しかしながら、教科部長と折り合いのその悪い先生は、その飲み会に教科部長だけを誘っていないっていう。 そうやって、自分の気持ちに素直になりすぎた結果、周りを気にする人間に多大なる暴力的な行動をさせてるという自覚の欠如。それがまかり通る環境であることを信じて疑わない思考回路。 とかく今勤めている狭い環境の中では普通に起こりうる。 自分の行動は、誰もが考えて理にかなっていることだと考えはしないのだろうか。 私は少なくとも考えるよ。 この本では「客観性なんてありえない。」って言っている。 もちろんそうだと思う。 でも、「誰もが考えて、それはOKか。」っていう目線で、自分の決める物事が偏りすぎていないかどうかをしっかり考えるという努力を怠っている人間がわんさかいるいまの職場環境は、 信じられないくらい病んでいると思う。 それが、学校現場だという事実が、本当に泣きたくなってくる。 私は決して頭のいい人間ではないし、自分に都合のよいように物事が運ぶように考えてしまうこともある。でも、それでも少なくとも自分が行動を起こす前にいろいろ考える。 そんな風に私みたいに考える人間が、あんまりに少ない気がして、 本当に今働いている職場環境から逃げ出したくなってしまうのです。 教師を取り巻く人間環境のあり方は、ダイレクトに生徒に反映する。 「一緒に居づらい人」がいたときに、その人を排除する方向に物事を考えるか、その人とどうやったらうまくやれるかを考えるか。それだけのことなのに。 わたしは、人間関係の中で、自分が優位に立てるように立ち回る人間が、嫌い。本当に嫌い。
1投稿日: 2013.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
<第4章 万物流転、情報不変>p52 「朝(あした)に道を聞かば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり」『論語』p61 アウシュビッツの強制収容所に収容されていた経験を持つV・E・フランクルという心理学者がいます。彼は収容所での体験を書いた『夜と霧』や、『意味への意志』『<生きる意味>を求めて』など、多数の著作を残している。p109 学問というのは、生きているもの、万物流転するものをいかに情報という変わらないものに換えるかという作業です。p164 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」『方丈記』p195 徳川家康「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し」p199
0投稿日: 2013.11.21
powered by ブクログおもいきったタイトルだが、それにおとらず中身も新鮮。やわらかアタマの作り方ということだと思う。有名解剖学者のベストセラー。 九州大学:たけ
0投稿日: 2013.11.18
powered by ブクログこりゃだめだ。途中で読むのをやめた。 世の中、そんなに表面的に理解してわかったと信じる人ばかりなのだろうか?筆者は医学生とか医者としか付き合いがないからではないの?もしかして自分も若い時そうだったから、この年になって目から鱗が落ちる思いをして、さも大発見をしたように書いているのではないだろうか? しかし、これがベストセラーになったということは、それだけバカな人が多いということだろうか?そうだとしたら確かに怖いし、深刻である。とは言っても、高々数100万部と思えば少し救われる思いかな?
0投稿日: 2013.11.04
powered by ブクログ社会人になって読んで衝撃を受けた本。ああ、もっと年配の方や日本の高度成長期に尽力した方と話をしなければと思った。 今読んだらまた別の感想になるのかな?
0投稿日: 2013.10.2310年立っても色あせない、養老先生のエッセイ
養老孟司先生は、医学的な専門知識を元に社会やココロを語るエッセイを多く書かれ、一度は皆様も名前を聞いたことがあると思います。 控えめに言って、「20世紀末から21世紀初めの、文理横断的な大衆向け読み物を書く知識人」と言ったら、多くの人が思い起こす人でしょう。 もし、養老先生を知っていて本書「バカの壁」を読んだことがないなら、是非読んで下さい。(恐らく)養老先生の著書の中では一番売れていますし、実際楽しく読めるエッセイ集です。 逆に、養老先生を知らない、著書を一切読んだことない、と言う方は、是非これを機会に読んでみてはいかがでしょうか。 無論、エッセイ集ですので重厚な知識の獲得等には向きませんが、「そう言う考え方もあるか!」「それは知らなかった!」という楽しみは、必ずあると思います。
8投稿日: 2013.10.18
powered by ブクログこの本は2003年初版なので、10年以上前のベストセラーになる。この本を読もうと思ったのは、毎日つけている日記の中で、『馬鹿はいくら良い情報、価値のある情報に出会っても、その良さ、価値に気付けない。そこには何か壁のような目に見えない大きな隔たりがある様に思えてならない。』 という書き出しがあり、それを振り返って読んでいたらこの本のタイトル『バカの壁』を思い出したので、何か共感できる考えがあるのでは、という思いで読んだ。結論は全く違ったものだった。
0投稿日: 2013.10.18
powered by ブクログ複数の解を求める社会。 試験に正解のない問題を出すと怒り出す。 学校は問題1つに正解1つ、本当にそうか?世の中の問題は?
0投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログ共感したところ・・・①日本人としての多神教アイデンティティを持ち直すこと、これが他への尊重、調和を生む。この視点は日本人ならではだと思うから大切にしたい。②「個性を発揮して生きる」のではなく「個性は生まれながらに持っている」、確かに、それ以上に他人の気持ちが分かる方がよっぽど大事。 分からないところ・・・①「万物流転、情報不変」というが絶えず考えが変わる人間から発信される情報は不変と捉えて良いのだろうか。②NHK理念「公平・客観・中立」は果たして一神教か。一見ニュートラルな立場と感じるが、これこそ言葉に踊らされている?その理念に固執してしまうこと自体が一神教化?自分のスタンスの保ち方、とっても難しいな。 国家の品格を最近読んだから、この世代の方々の伝えんとしている精神の共通点を何となく感じた。「昔は良かった・・・」という言葉、いまいちしっくり来なかったけれど、その根拠が過去の書物から読み取れることで納得することができる。つくづく日本人ってすごいよ、こんな深いことをとっくに悟っているのだから。
0投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログタイトルの突飛さから手にしたことのある人も多いはず。内容は脳科学から昆虫採集まで実に多様。そのなかでもあえて一読を勧めたいのは,著者の語る学ぶことの意味や仕事観に関する下り。就活を控えて勉強に身が入らない,自分に合った仕事がわからない…そんな諸君にはとくにオススメ。旧作ながらもバカにできない一冊。 *推薦者 (農教)T.T. *所蔵情報 http://libra.lib.utsunomiya-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00179180&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB
0投稿日: 2013.10.08
powered by ブクログ実家の本棚に置いてあり、借りて読んでみた。どちらかと言えば【読み流した】って感じ。私には一度読みくらいじゃ理解できないみたい…。
0投稿日: 2013.09.24
powered by ブクログ今さらながらの“バカの壁”。 昔、相当売れてたような気が……。 さて、本文。 う~ん……。 数年前“ヒットした”時の読者たちが賢いのか、自分がバカなのか……? 言いたいことは分かるのだけれど、少々、難しいというか…楽しくないというか…“目から鱗”ではない…。 なぜ、この内容がそんなにも売れたのかが不思議に思えた。 ★3つ、7ポイント。 2013.09.13.了。 脳科学の分野など、全くの専門外にして、興味外でもあった。 筆者が時おり挟み込んでくる“例え話”が、めちゃくちゃ親切な“例え”で……、上記のような専門外・興味外な分野について、少し分かった気になったりした(笑)。。
0投稿日: 2013.09.17
