
総合評価
(544件)| 64 | ||
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powered by ブクログ仲の良い家族…。 と見せかけて仮面。 仮面というかどこの家でもそれぞれの秘密はある。 けど、その秘密がなかなかダークだったりする。 そんな話。 相変わらず人間の心情をよく掴む筆者だ!! 素晴らしい!!
1投稿日: 2017.05.22
powered by ブクログ家族それぞれの視点で描かれる連作小説。 おばあちゃんのターンで痺れた。最後の息子ターンがエピローグ的。
0投稿日: 2017.05.17
powered by ブクログ山口真由女史のお勧めにより読了。 小説の場合無意識にキャスティングして読み進めてしまう。 絵理子は(30代じゃないけど)鈴木京香のイメージ。
0投稿日: 2017.05.16
powered by ブクログ後半に進むに連れてどんなサプライズが起こるかと思っていたが、あまり盛り上がりもなく淡々と展開していく。人物が丁寧に描かれているので好きな人もいると思うが、自分的にはもう少し意外性が欲しかった。結論が曖昧なのも今ひとつな印象。
0投稿日: 2017.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
秘密なんてないって家族が、実は秘密でいっぱいだったお話し。最初の女の子の話から最後の弟君の話までよくつながっているな。
0投稿日: 2017.05.02
powered by ブクログ郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。 でも、本当はみんなが秘密をもっていて…。 連作家族小説。
0投稿日: 2017.01.11
powered by ブクログ平和に見える家族が実はそれぞれ秘密を抱えている。そんな家庭を描きたかったのだと思うが、みんないやらしいことしてるというだけで共感する場面もなく深みのない作品だと感じた。私には合わない作品。
0投稿日: 2016.12.05
powered by ブクログ登場人物全員に対して共感できる要素なし。いくらなんでも考え方が極端に寄ってないかい?それとも相性がまったくあわなかっただけか?。
0投稿日: 2016.11.19
powered by ブクログ作家さんてどうしてこういう文章が書けるのだろう。 文字に、文章に圧倒される。 数十年の母子密着の果てに、逃避の手段としての妊娠・結婚を選んだ絵里子。母と決別し、隠しごとのない自分の家庭をもったにもかかわらず、母の影は今でも絵里子を離さない。 「私の家庭とまったく関係のない老婆の他愛ない一言で泣くことなんか何もないのだ。頭ではわかっているのに、この女と話していると、私はまるで十代の娘のようにあっさりと傷つく。自分でもあわてふためくくらいかんたんに」 この箇所を なんどもなんども読み返してしまった。 恐ろしいくらい威力のある文章。 胸にグサグサと言葉が突き刺さる。なにこれ。 絵里子とその母の関係は、私と母と関係そのものじゃないか。(救いは、うちの夫がタカぴょんみたいなコップ男じゃないってこと) 角田光代さんの本は、油断して読んでいると、ところどころでこういう矢を放ってくるから気をつけないと。
5投稿日: 2016.11.15
powered by ブクログ2025/1/31 再読 ★4 付箋だらけになった。読み始めはどうもうまく乗り切れなくて、なんとか一文一文読み進めていったが、途中からはドンピシャで刺さる表現の連続。異様なんだけど無理して取り繕う感じ。家族のあり方とか家庭内のことって、他と比べられないからわからないんだよね。怖いよなあ、と思う。 2016/11/3 ★3 読み終わりは、すっきりしなくてなんともいえないモヤモヤが残った。母と娘の関係、気持ちが悪いほど自分と重なる部分があって、嫌悪感すら覚えた。それくらい的確に、繊細な感情が描かれていた(とくに娘視点で)。互いの感情も、しっかりと伝えなければ誤解が生まれる。大人になっても母は母で、娘は娘。ぼんやりした不満は、年を重ねて意地となり、意地が思い込みを生む。端からみたら円満でも、当人たちがどうかはわからない。 家族って、物理的には近い存在かもしれないけれど、心の距離的な意味ではどうなのか?わかっている“つもり”になっているだけで、実は家族の正体なんて知らないのかもしれないと思った。
0投稿日: 2016.11.03
powered by ブクログなかなか入り込めずに読み終わるのに時間が掛かってしまいました。 視点が変わると物語の印象も随分変わるもんだなぁと。 健全な家庭かと思いきや、蓋をあけるとバラバラな家族。 でもどこもそんなものなのかも知れませんね。 誰でも人には裏がある、人の怖さを再認識しました。 こういう世界観はさすが角田先生ですね。
0投稿日: 2016.10.25
powered by ブクログ家族、親、そして携わった家庭教師を各章にわけ、主人公にした作品。家族は近い存在だが、本性を知られたくない存在でもある。そんな複雑な作品。読み応えあり。
0投稿日: 2016.10.23
powered by ブクログ2016.9.27-59 隠し事を作らないはずの家族、父・母・娘・息子のそれぞれの秘密が、祖母と父の愛人も含め6人の視点から描かれる。
0投稿日: 2016.09.27
powered by ブクログ家族やその周辺の人それぞれの視点で書かれている短編連作。 語手になっている時の主観ではまともで言い分も分かると思うのだけど 違う話で客観的に見るとこれは無いなあと思う人々がいっぱい。 特に父親は無いなあと思ったのと、お婆ちゃん娘目線では何て嫌な親かと思ったら違う目線ではそうでも無かった。
0投稿日: 2016.09.03
powered by ブクログ平凡な四人家族の日常というか内面を、それぞれの視点で描かれている物語。とはいえ、濃厚な内容。読み進むにつれて明かされていく、各々が持つ秘密。「隠し事をしない」というルールすら大きな隠し事の上に成り立ち、壊れているのにそれでも彼らは互いに「知らない」まま「平凡な日常」が続いてゆくのだなあと思う怖さがある。 団地とショッピングモールしかない、郊外のニュータウンが舞台、というのがまた、ハマり過ぎて秀逸。 狭い世界で抜け出す事も壊す事も考えず、自分が作り上げた城を全てと信じて、隠し事に後ろめたさも持たず、寧ろ当たり前になっていて、平凡とは?日常とは?善とは?と問いたくなる。 敢えて明るい文体や軽い口調が用いられているからか、実際の闇の深さに対して個々が抱く深刻さはそれほどでもないように感じられる。 何より、異常なはずなのに、あまりにも「どこにでも転がっていそう」な気がして、ぞくりとする。
0投稿日: 2016.07.24
powered by ブクログラブリー・ホーム…壊れゆく家族にうっすらと気付く。 チョロQ…評価はこの章。記憶まで節操を失うが、ある完璧な一日を思い出すことで自分がどれほど遠くまで来てしまったかを思い知る。 空中庭園…それなりに形作られた家族が早々に失われていくのを傍観する。 キルト…老人が根拠なしに思い込み独り合点する傾向が良く描けている。 鍵つきドア…流されるがままに漂う埃のような生き方。 光の、闇の…この家族と野猿の繋がりは前世からの呪縛のように強い。
0投稿日: 2016.06.14
powered by ブクログ「隠し事をつくらない」をモットーに暮らす家族。 でも本当は誰もが秘密を隠している。 特殊な秘密があってもなくても、誰でも実際そういうものだと思う。 彼氏とラブホに行ったこと、浮気してること、イジメられてること、そんなの言わないよ。 一番つらいと思ったのは母、絵理子。 殺したい程憎い母親から一刻も早く逃げて、幸せになりたかった女。 計画的に子どもを孕み、新しい家族をつくった。 あんな母親にはなりたくない、あんな家庭には絶対したくない、そんな想いで出来たのが「隠し事をつくらない」だったんだろう。 でもそんな単純に上手くいくわけじゃない。 ベランダに植えた花がまるで拠り所のようだった。 花が減って物寂しいベランダには耐えられない、母親の空中庭園。 その母親の不安定さや精一杯さに苦しくなった。 前世って、マジであるかもな だって、特別さびしくなんかないのに、さびしいってどんなことかわかるだろ そう考えるコウの台詞にそうかもしれないなぁ、と思った。 昔観た行定監督のパレードを思い出した。
0投稿日: 2016.04.22
powered by ブクログ読んでて気分が陰鬱に…とはいえ途中で読むのを投げ出すわけでもなく最後までは読んだけど喪失感というかなんだか悲しい家族の形の物語だった。
0投稿日: 2016.03.28
powered by ブクログ好きではない。登場人物の心理が生々しくて気持ち悪い。 どんなに隠し事があってどろどろした感情があって一緒にいる理由なんて見当たらなくても「家族」でいることの奇妙さ。最後の誕生日パーティの描写から伝わってくる。 家族を美化しているであろう自分には合わないけど、それぞれの章ごとに語られる登場人物たちの心理描写とか視点の描き方が非常に巧みだと思った。
0投稿日: 2016.03.24
powered by ブクログ読了。 一見何の変哲も無い仲良し家族の光と影を描いた作品。 暗い、暗すぎる。でも少し希望もあった。オープンなはずの家族。6人の登場人物はそれぞれに秘密をもっている。 人のどすぐろさ、弱さ、ずるさ、など汚い面をまざまざと見せつけられ、不安になる。 人の持つ本質の一部がつまっている。
0投稿日: 2016.03.08
powered by ブクログこれは現代の娯楽小説とはまた少し違う、言ってしまえば古典作品を読んでいるように感じるほど、人間というものに迫っている。それもどういう形であれ自分の大切な人の、オートロックの扉の中に。
0投稿日: 2016.01.26
powered by ブクログ家族ってこうゆうものなのかなーと同感する部分があった。親子でも兄弟でも明かせない心のうちはあるよ。おもしろかった!
0投稿日: 2016.01.11角田光代らしい視点から覗く家族の不自然さ。
家族のモットーは「何ごともつつみかくさず」。家族で隠し事は持たない。 そんな簡単なようでごく当たり前のような家族感を家族一人ひとりの視点で描かれた短編小説です。 「隠さず話すことで相手を気づ付けてることも気にせず自分は重荷を下ろす。」 角田さんは独自の視点で問いかけてきます。気づくことはいけないことなのか、隠すことは悪いことなのか、混乱しながらも最後まで読み終えました。
4投稿日: 2015.12.18
powered by ブクログ初めてこの作者の本を読んだのは紙の月ってやつで、まぁ貸してもらったんだけども、なんぞこのうんこ野郎どもが、的な酷い感想を持ったんだけども、でもって今回もまた貸してもらって読んだわけだけども、ぶっちゃけ大好きな奴だった。浜崎あゆみがむかーし歌ってたみたいに、幸せそうに見えても本当の事は二人しかしらないとかなんとか、そういう一皮むけば、みたいなのね、ぐいぐいこられると、もう堪らんです。でもあれだ、これを自分の息子が高校生くらいで読んで、しょせん人はこんなもんでしょ、みたいな分かった風な口をきいたらビンタだな。この本を読んで分かった風に語っていいのは30歳以降だな。と思った時点でやっぱおっさんだな。
0投稿日: 2015.12.13
powered by ブクログ明るくて隠し事のない家庭を演じようとするも、彼らの心で発せられる言葉は誰とも交わるわけでなく、彼らの心に留まり、過去の傷を深めていく。ただ、個人的にはキャラクターに個性が無さ過ぎてつまらなく感じることがあった。それでも「彼らはこの先も崩壊したまま生きて過程を築くのだろうか」と、考えさせられた時に初めて怖くなった。この気持ちになっただけでも本書を読む価値があったのかもしれない。
0投稿日: 2015.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お一人さまを気取って実は寂しい独身女性、男性も?の穿った見方・・といった作風。 平和の象徴のようなマイホーム。今回は大型マンション。 実はそれほど幸せな家庭なんてないよね、ザマーミロ、なお話? 魅力的な登場人物もいないし、読後感もよろしくなかったです。
0投稿日: 2015.11.18
powered by ブクログ東京郊外のダンチで暮らすある家族を6人の視点から描いたもの。 浮気のようなかわいいものから、母親を殺したいと思っているというようなどす黒いものまで細かく描写されている。 途中、自分と重ね合わせて考えてしまうところも多く、心にグサリとくるものがあった。
0投稿日: 2015.09.30
powered by ブクログ東京郊外に住む京橋一家とそれを取り巻く人たち各々の視点から見た物語として描かれている。 家族間では秘密を持たないというのが京橋家の約束事なのに実はみんな秘密を抱えて日々を生活している。その秘密は大なり小なりそれぞれだが、所詮家族といえども開けっぴろげに生活を営むことは不可能なんだろうと思い知らされる内容である。 しかし、角田さんは本当に感受性の豊かな方なのだろう、こんな風に各視点から見た生活を叙情的に描けるとは。感嘆の極みである。
0投稿日: 2015.09.23
powered by ブクログ中身が伴ってないのに「幸せな家庭」という箱にこだわればこだわるほど滑稽さと残酷さが増す。やっぱ家族の核って、夫婦なんだなぁ。
0投稿日: 2015.06.16
powered by ブクログダークなホームコメディで、角田さんとは思えない内容でした。。 いろいろ消化途中なので続編があれば読みたい!
0投稿日: 2015.06.13
powered by ブクログ一気に読み終えた。家族ネタはすんなり入っていける。ラブホで仕込まれた子供なんだという出だしから入る話は最初は笑えたが本題に入ると人間関係の歪みが積み重なって次第に重苦しい。取り敢えず家族として演じてるそれぞれの本音がショートストーリーになって家族って苦しいものなんだなと。そばにいるとほっと出来る安心できる家族って案外貴重なのかも。
0投稿日: 2015.04.15
powered by ブクログ京橋家の 何も隠しごとを、家族ではしない開けッぴろけっな過程が描かれているかと思いきや、、、、皆、家族だからこそ、言えない事をもっていると、教えられる物語である。 連作、短編6話であるが、赤の他人の家庭教師であり、父親の不倫相手でもあるミーナが、5話の「鍵つきドア」のところで、家族と言う物は、電車で乗り合わせた者同士で、選択権の無い偶然で一緒になって、淀んだ空気の中 イライラして、ウンザリして、何が起きてもある期間そこに居続けなければならないもの、、、、、とは、最悪の家庭環境の言葉である。 読んでいて、何と、貧しいしそうなんだろうと、、、、楽しかった事は、これまで、無かったのだろうか?と、思わせる書き方に、作者の幸せな家庭ばかりでない生活もあるのだという表現の仕方に、なるほど、、、乗せられたと、気づいた。 しかし、疲れた時に、この本を読んでしまったので、、気分が憂鬱になってしまいそうだった。 包みなく隠さずに話し合っているような、幸せな家庭ばかりが、無いんだよ!との忠告の本として読めば良かったかもしれない。
0投稿日: 2015.04.03
powered by ブクログ何事も隠さない・・・と言いながら秘密ばかりの家族。笑っているけどお腹の中では何を思っているのか分かったものじゃない、と溜め息が出ました。家族仲が良いって本当に紙一重なんですよね、もちろんそうじゃないご家庭も多くあるのでしょうけど。それにしてもこの家族は夫が最悪すぎました。計算ずくの妊娠→結婚だったのだろうけど、それでもここまでヘラヘラ出来るものか、と夫の部分を読むと虫唾が走りました。誰もが可哀相、でもこれも本当の家族の形なんだと思います。思う所があって手に取ったので嫌悪も納得も倍増でした。
0投稿日: 2015.02.23
powered by ブクログ家族って何だろなー。秘密を持たない家族を6つの視点から見たお話。我が家ではムリだな。ってかどこの家庭でもムリだろうけども。それにしても、このお話の父はチョロ助すぎる!
0投稿日: 2015.02.20
powered by ブクログ家族の間に秘密は作らないという方針の家族。 しかしフタを開けてみればとんでもない・・・ 家族であっても秘密はあって当たり前。 秘密を作らないという事自体が無理だと思う。 女はこわい。男は馬鹿だな〜。 ちょっと読みづらいところもあったり、不快感もあったので★みっつにしました。
0投稿日: 2015.02.15
powered by ブクログ15/01/25 なんだかんだで家族ってええなあと思いました。ミーナはさっぱりとしたお気楽な自立女子かと思いきや、でした。 ・あたしは家族はつくらない。(中略)ならば何をするのか、何をして生きていくのか、つねにそう問われるようになった。周囲の人々からも、自分の内側からも。(中略)家族を持つというのはたったひとつの選択なのに、家族を持たないと決めると無数の選択肢が生じはじめるのはなんでだろう。(P187 鍵つきドア) ・なんなのこいつらは。全員珍妙で、へんで、おかしなくせに、なんでこうして集まるとふつうの顔をするの。これがごくごくふつうの日常で、ぼくらはごくごくふつうの家族ですって顔を。(P212 鍵つきドア)
0投稿日: 2015.01.25
powered by ブクログ同じ著者の「対岸の彼女」を読み終わってすぐ、連続で読んだ。家族とそれを取り巻く人々の裏表の話が、オムニバス形式で進行していく。面白い、が個人的には「対岸の彼女」の方が面白かった。単独で読んでいたら「★4」にしていたかも。個人個人の話に分かれたあと、最後はもう一度家族の面にスポットが当たって終わるもんだと勝手に想像していたが、それがなかったので「あれ?」となってしまった。こっちが隠し事したいんじゃなくて、向こうが隠し事して欲しいんだよ、理想の家族であるために、そんな風に言われている気がした。
0投稿日: 2014.12.18
powered by ブクログ「何事もつつみかくさず」がモットーの京橋家。と、冒頭で読み取ると、なんだかほわほわふあふあで、絵に描いたような肝っ玉かぁちゃんがいるような話かと思いきや、まるっきり逆!まるで、見世物小屋の『生首だけで生きてる人』の首からしたに何もないようにみせかけて、鏡で色んなものをお互い隠して生きてる家族。6章でそれぞれ主人公が変わって視点もかわる。全ての章の軸にあるのが、京橋一家の住むダンチと、大型ショッピングセンターと、ラブホテル「野猿」。その狭い世界の中でなんとかかんとか生きている。息が詰まりそうな世界観のお話でした。
0投稿日: 2014.12.05
powered by ブクログ角田さんは、クズ男を書くのも巧いことが分かった。 親も子も愛人も、みんないろいろありますよね。
0投稿日: 2014.11.22
powered by ブクログ第3回婦人公論文芸賞を受賞、直木賞候補にもなった角田光代の小説。2005年には映画化もされていますね。実家より拝借。 『空中庭園』というタイトルから、すごくふわっとした壊れやすいものを想像して読みました。 ストーリーは、「家族で隠し事はしない」というルールを持った家族のお話。家族それぞれの目線での短編形式で物語が進みます。 実際には家族それぞれが多くの秘密を持っていて、タイトル通り今にも壊れそうでいて、でも均衡を保っている。そんな家族の姿が映し出される小説でした。 京橋家の面々は結構大きな秘密を持っていて、なんか昼ドラみたいな過激さもあります。小説的に面白くするための色も出ているんだとは思いますが、家族って確かにこんな微妙なバランスで成り立っているのかもしれないと妙に納得してしまいました。 文章は自然体でとても読みやすかったです。 『空中庭園』というタイトルも、そのものズバリのタイトルではないのに、こんなにしっくりくるタイトルはなかなかないと思います。角田さんのセンスに脱帽。
2投稿日: 2014.11.15
powered by ブクログ"一般的には"異常なんだろう家族ではあるものの、ひとりひとりの強さがすごく、勇気をくれる。だれもくよくよしてない。 たくさんいろんなこと抱えて、それでも前に(強制的に)進んでいく家族ってそんなに悪いものじゃないと思う。 おばあちゃんの『キルト』が好きだった。
0投稿日: 2014.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
家族が秘密をもったままの様子が学芸会とは、こわい。 それぞれが第三者の目で見るのが、家庭の雰囲気の 不気味さを増す。 中盤までははまったのに、ラスト突然前世の話になり失速。
0投稿日: 2014.10.10
powered by ブクログイマイチでした。 それぞれの気持ちがよくわからなかったし、感情移入できない消化不良気味に終わった。 最後のところも個人的には尻すぼみ的で残念。
0投稿日: 2014.09.26正しさ
それぞれの立場から一つの家族が描かれる物語。立場が違えば物の捉え方って違うもんで、正しさってきっと結局、無いのだと思う。 そして多分年を取れば取るほど自分以外の正しさに気づいてしまうことが増えてしんどくなってくる。 そんな世の常。抗うためには自分を貫くことが大事なのではと思う。たとえ勘違いでもね。巻き込んでなんとなく正解にしてしまえ。 旅どきに読むにはトーンが暗いのでオススメしません。
0投稿日: 2014.09.12
powered by ブクログ読み始めたら止まらなくなって、一気に読んだのですが・・・。 な~んだか、すごく後味悪かったです。。。 逆にそれが魅力なのかも。
0投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログ「なんだかすごい明るそうな話だなー」という印象を受ける出だしから始まるものの、読んでいくと全然そんなことなくって。登場人物それぞれの視点は、理解できそうで理解できないなぁ、という印象でしたが、連作という形式で話が進んでいくので、読みやすかったです!
0投稿日: 2014.08.06
powered by ブクログ子どもが妊娠しないようにと心配する親は、これを子に渡したら とにかく、小泉今日子さん主演で映画化した、というイメージが強い本。 秘密を持たないというルールの家族の話、になっているのですが 母娘問題がインパクト強すぎて、その印象につきる本でした。 秘密を持たないというルールを決めた母親からしてもう嘘だらけ。 でもその背景にあるそのまた母親との関係が、当たる人には どんぴしゃ突き刺さる内容となっております。 先日読んだ「母と娘はなぜこじれるのか」にて、 なぜ角田さんと対談をしたのか、この本を読んで納得しました。 章によって人称が変わっていくのですが、母親から祖母に移った時の 認識の違いといったら。 母親は一生苦しむけど、祖母はその苦しみを一生わからないのかな、 という絶望的な本。 えりこさんはその呪縛から今も抜けられないのが辛いだろうな。 断ち切ることが出来ずに、「空中庭園」に逃げている。 空中庭園も、タイトルになるほどの立派な庭園というわけではなく、 象徴としての「空中庭園」という意味合いが強かったのが 当初の想像を裏切られました。 しかし父親が情けないですね。学生時代に子供が出来てしまったことで 人生が変わり、変わったとしてもそれから17年経った今でも 子どもがあの時出来なかった自分を想像して そんな空想に逃げている。逃げ続けている。 自分から逃げて、女に逃げる、器の小さい色魔。 マナちゃんに手ださないだけまし、でしょうか。 この本を中高生女子に読ませたら、うかつに妊娠すると大変だ、 と痛烈に伝わるんじゃないでしょうか。
1投稿日: 2014.07.20
powered by ブクログ「隠し事をしない」決まりの家族の、それぞれの隠し事の話。 家族も一人一人が人間で、言えないこともあるのが当然だと思う。 反面教師にしても、それが正解ではない。 もやっとして終わるけど、答えがないからこそ現実味があるんだと思う。
0投稿日: 2014.07.14
powered by ブクログ京橋家には秘密がない、ということになっている。何せ、子供にあなたを受精したのはラブホテルだなんて言えるくらいだ。 読み進んでいくと、そんなことが秘密にならない位、家族それぞれ秘密があり、母親などはかなり鬱屈したものを抱えている。 一見、仲が良さそうな家庭なのに、内情はとっくに壊れているということに、空恐ろしい感じがした。
0投稿日: 2014.07.03
powered by ブクログ帯文(裏表紙):”ひとりひとりが閉ざす透明なドアから見える風景を描いた連作家族小説。” 目次:ラブリー・ホーム、チョロQ、空中庭園、キルト、鍵つきドア、光の,闇の、解説 石田衣良
0投稿日: 2014.06.23
powered by ブクログ一つの家族の日常をそれぞれの目線から描いた作品。ひとりひとりの「鍵つきドア」の内側が語られていて家族の陰の部分が浮かび上がってくる。 最初のマナ目線のおはなしが1番好きだったかな。
0投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずいぶん前に読んだのであまり覚えていないんだけれど、結構怖い本だった。 夫のタカシは呑気だったけど、それ以外の人物はみんな怖かった。笑 でも、怖かったけど先が気になりすぎて一気に読んでしまった。 あと、どんな家庭にも陰の部分はあるということ、 そして、家族といえども全てを共有することは出来ないということを感じたような覚えがある。 みんなが演じて楽しい家庭を築き上げよう、役割を演じようとしている、 それを傍観している夫の不倫相手兼家庭教師。 でも、どうせ生きるなら人生楽しく生きたいから、ありのままが出せれば一番良いのかもしれないけれど、 それが無理なら演じてでも良いんじゃないかなあ。それを演じきれるのであれば…。
0投稿日: 2014.05.26
powered by ブクログぼんやり終わってしまったという印象。表の家族と裏の家族。それぞれの登場人物が語る章で明らかになっていく様子が面白いのですが、家族って無理矢理作ろうものなのかなと考えてしまった。 展開に期待し過ぎてしまったかもしれない。
0投稿日: 2014.04.21
powered by ブクログ「家族というものはまさにこういうものだとあたしはずっと思っていた。電車に乗り合わせるようなもの。こちらは選択権のない偶然でいっしょになって、よどんだ空気のなか、いらいらして、うんざりして、何が起きているのかまったくわからないまま、それでもある期間そこに居続けなければならないもの。」 リアルでもっともな比喩だと思いました。 同じ屋根の下に住んでいても、家族の一人ひとりが互いに皆見えていない、見せていない秘密があって、いいとか悪いとか抜きにして、その秘密が見破れない状態で、ギリギリのところで家族が存続している。もし、そのうちどれか一つでも秘密がバレたらこの家族はどうなるのだろう? 家族とは強い絆で結ばれているもの、という幻想を打ち破るには十分な内容だった。 私が夫に対して抱いている感情と、夫が私に抱いている感情と、見える形でさらけ出したらどんなことになるのだろう…見たいような、見たくないような…
0投稿日: 2014.04.20
powered by ブクログ家族がうまく行ってる家庭出身のひとには わからないだろうなぁ。 だってうますぎるもん。 描写。 自分の感情にぴったりで 途中から釘づけだった。 家族って歪んだら治せないのかな。 「隠し事はしない」を家庭の決まりに持つ 家族6人の視点から、ダークな部分を描き出されている。 「対岸の彼女」より好み。 でもこれで直木賞逃して、対岸の彼女で賞取ったんですと。
0投稿日: 2014.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
家族と愛人それぞれの視点から進んでいく物語。家族って一番身近だからこそ、隠しておきたいことも大きいというか、 「重い」んだなあ。逆に秘密のない関係なんてほんとに成り立つのか?と考えてしまった。
0投稿日: 2014.03.18
powered by ブクログ久しぶりに角田さんの本を読みました。 読み易くサクサクとページを繰る事が出来る本だと思います。 たまに、さっと読める本が欲しい時がありますが、角田さんの小説はそんなものにもってこいだと私は思いました。
0投稿日: 2014.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
隠し事のない家族なんてあるのかな。それは理想的ではあるのだろうけど、秘密の1つや2つ誰だって持ってる。家族って何だろう。 一見、仲良さそうで良い家族にも思えるのだけど。。。人間描写がうまい作家さんです。でもリアル過ぎてなんだか怖くなりました。自分が結婚して子どもが生まれて家族ができても、こんな空虚なのかな。。
0投稿日: 2014.03.11
powered by ブクログ12 一家族と一人の女がおりなす短編綴りのストーリー。 田舎のダンチと田舎のショッピングモール、ラブホテル、学校だけしかない日常。 そこに変化はなく、ただ時間が過ぎるなか、家族のすれ違いや、絆は離れ、近づく。 だけど、そんなことすら意識することなく、ただ家族を過ごすことも、また家族なんだろう。
0投稿日: 2014.03.07
powered by ブクログ(何事もつつみかくさず)がモットーの家族の物語。 娘・母・父・息子・父の愛人・母の母 6人の視点から 物語は進みます。 ゆるやかな日常の中にある たくさんの嘘と真実。 ママがキレるところ・愛人の心の中が特にスキ。 何事も包み隠さず 心の中を話してしまうという行為。 話す人は 秘密を打ちあけることにより楽になる。 けれど その秘密を背負う相手のほうが辛いんですよね。 秘密は秘密のままで 墓まで持っていこう。 映画はキョンキョン主演で だんなは板尾です。 ツタヤで探して映画も見ます! 家族って こんなもんですよね。 通じあってなくて殺伐としてるけど・・ものすごいリアルでした。 通じあうことができなくても・・・愛はあると思う。(情か・・)
0投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログ空っぽの家族。形ばかりの家族で。 秘密なんて生きていれば家族に言えないことだってあるだろう。 でも、この小説の家族はあまりにもその状況が著しくて、もどかしい。歩み寄りはせずに、仮面家族を演じる彼らは見ていて寂しい気持ちにさせる。 家族ってなんなんだろう。
0投稿日: 2014.02.12
powered by ブクログひとつの家族のそれぞれの視点から 描かれた、かなりハードな内容の本 こんな虚像の家族ってあるのかな?
0投稿日: 2014.02.01
powered by ブクログ古本屋。 初めて読んだのにどこかで聞いたか読んだか したような気がするのは、それぞれ問題を 抱えた家族をモチーフにした映画や小説が とても多いからなんだろうな。
0投稿日: 2014.01.27
powered by ブクログ2014年の、一冊目。 何気なく買った本だけど、非常に好みの本だった。 この雰囲気大好き。 完璧な家族のように見えて、微かな違和感を感じながらそれぞれ 役割を演じる家族達。いい一冊目に出会えて良かった。 そして、内容忘れた頃に読み返したいな。
0投稿日: 2014.01.20
powered by ブクログ家族だからこそ、許せない気持ち。慰められる思いがしました。DVDも観ましたが、個人的には本の方が良かった。
0投稿日: 2014.01.17
powered by ブクログまぁまぁだった。 期待ほどではなかった。 見る側の視点によって登場人物の印象が違った。 角田さんのは初だったのだけど、本当は対岸の彼女が読んでみたかった。
0投稿日: 2014.01.13
powered by ブクログダンチに住む四人の家族を描いた連作短編集。 父、母、長女、長男、母の母と、父の愛人で長男の家庭教師をしている女の6章。 家族はそれぞれ自分だけの秘密を抱えていて、章が進むごとに新たな事実や、本当のことが見えてくる。 これまで読んだ角田光代作品の中で一番読み辛かった。 文章がまどろっこしいというか、ほとんど意味の無い修飾語のような文章が延々と続いている印象。 語り手みんな良く言えば人間的で生々しいけれど、下品で自分勝手なだけでもあるから風情がなく読んでいて苦痛。 登場人物に物語の中で変化が乏しい話はあまり好きではない。 http://www.horizon-t.net/?p=879
0投稿日: 2013.12.29
powered by ブクログ図書館で。確かこの本で何か賞を取られたような記憶があったので読んでみました。 連載短編集のような形で章ごとに主人公が変わるのですが誰も自分は正しいと信じて行動しているのがちょっと恐ろしかったです。自分は正しい。間違っているのは、おかしいのは自分以外の人間であり自分ではない。その思い込みが怖いけれども普通の生活ってこんなものなのかなあ。 一番最初の長女の話が一番比重的には軽かったのかなあと思いました。母と祖母の話が一番確執が深くて恐ろしかったです。愛憎入り乱れるというのか…。でも結局は簡単に割り切れないから家族なんだなあと思います。そして反面教師のように思っていて違う風に生活しているつもりでも所詮、親子は似ているという辺りが救いようがない。 まあでもあの浮気男は色々な意味でダメダメですが…あれで良いんだろうか?というかなんでアレを相手にする女が居るのかなあ。そちらの方が不思議です。
1投稿日: 2013.12.11
powered by ブクログ六人の視点から描かれる、家族を中心とした物語。嘘の無い関係なんて嘘。 なんかこの感じ知ってる。表向きは明るく仲良い関係を演じて取り繕っていて、それがまるで本当の事のように本人達も思い込んでいる所もあるのだけれど、裏側には汚くてドロドロしたものなんかが色々とある。 昔の事を思い出してしまった。
0投稿日: 2013.11.21
powered by ブクログそれぞれの視点で描かれてるところは好き。 おかあさん目線のおばあちゃん、おばあちゃん目線のおばあちゃん。 悪気はないのになーと切なくなった。
0投稿日: 2013.11.09
powered by ブクログ〝秘密をもたない〟という家族にスポットを当てた話。 秘密というのはどんな風にしても発生してしまうものなんだろうね。 家族ひとりひとりの視点に移り変わって書かれているのだけど、どのキャラクターもすごくリアルで面白い。そして誰もがしょうもない。 読み終えた後も余韻がしばらく残りました。
0投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログ第3回婦人公論文芸賞受賞作。。“隠し事をしない”がルールの一見幸せそうな家族が、実際にはそれぞれが秘密を抱え、いつしか互いの気持ちがバラバラになっていくさまを辛辣かつシニカルに描き出す。
0投稿日: 2013.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいくうちにドキッとするセリフに何度も出会った。その度に、私のウチはどうだろう、上辺だけ仲良さげで絆なんて本当はないんじゃないか…など不穏な考えがぐるぐると巡り、少し憂鬱な気分になった。ひとりひとり一生懸命生きているのに、少しずつすれ違っていく家族の様子が悲しくもあり、本質をついているなと思った。
0投稿日: 2013.08.21
powered by ブクログ夫婦は他人 家族も他人。て昔よく聞いたけど そうそうこんなだったなあ。みんな都合あってわかりあえるはずない。 和気あいあいなはずの全員の秘密が これでもかこれでもかとこそこそと語られ 物語もちょっとずつ進んでいく。もう家族はどこからこわれても不思議はないのに 首の皮一枚でつながってるみたいな不安定さでした。 でタイトルが“空中庭園”で。空中庭園な家族のまんなかにいるのがママで。語る順番も絶妙。それでいて最後の語りがものすごく上手にまとめてる。 ちなみにダメなパパと多感な息子が グズグズいいつつ家族に希望を見出そうとしてるのに対し 女って自分が生き延びるのに必死っていうか自分勝手に書かれてて 作家さんもきっと残酷な女子ですね。
1投稿日: 2013.08.15
powered by ブクログ同じ家に住んでいたひとりの人間が ある秘密を秘密のまま消し去れるのだという事実への恐怖感。 思いこんでると、本物が見えない。
0投稿日: 2013.08.15
powered by ブクログだめだー…最初の方で挫折しちゃいました。 苦手なタイプの小説でした。 私は家族には絶対的信頼をしているので、これを読んだら家族に不信感抱きそうで正直怖くなっちゃって読むの辞めてしまった。 最後までちゃんと読んだら違う感覚で視界が広がるのかもしれないけど、読むのが辛くて勇気がない…八日目の蝉もだけど、それほど角田光代さんは辛い話を書くと上手いってことかな。
0投稿日: 2013.07.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
家族小説。「何事もつつみかくさず」がモットーの家族のひとりひとりが、それぞれの視点から見える家族の風景、自分のことを語る。 子どもの頃の母親との関係が今の自分につながっているとする母親。 母娘の確執って色んなところで語られてるけど、そんなに自分の人生を左右するのかな。
0投稿日: 2013.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
京橋家の父、母、姉、弟、祖母を中心にして、 それぞれの視点から家族の風景が描かれています。 一人一人に悩みはあり秘密なことがあり、 きっとどの家庭でもこんな風に各々が家族に対しての思いや 考え方をしているかな頷けるところが多々ありました。 一見、明るく楽しい家族と思っていても、 その裏には家族でも言えない事があったりして けっこう実生活でもあり得ることが多いと思います。 なのでとてもストーリーに入りやすく、 感情移入もしやすかったです。 父親の秘密や弟の秘密はなんとなくありがちですが、 母親の秘密には驚きでした。 包み隠さずあっけらかんと元気にしている母のイメージですが、 こんな風にしているのも実は悲しく、寂しい過去があったからだったり・・・ 祖母もちょっと変わっていますが、 この祖母にも後悔している過去があったり・・・ 弟の家庭教師と名乗る女性はこの家族を客感的に見ていますが、 あまりにも冷めた見方、家族というのがうっとおしくて、 うんざりとするなど思っていたのが寂しい心の人だなと思いました。 人の家族を見てほのぼのとする人もいれば、 逆の思いをする人もいるのかと・・・ 家族というのは全部包み隠さないというのは無理だと思うけれど、 困っている時、悩んでいる時などいざという時に 一番に助けてくれる身近な人。 そして楽しいことは家族で多いに楽しんで思い出を沢山作ること。 それが理想の家族だと思います。 本音で語る時には語り、徐々に向き合いながら 家族というのができあがっていくのかなとも思いました。 角田さんの作品は何作か読んでいますが、 女性の心理をよく掴んで表現していて、 共感することが沢山あるので好きな作家さんです。 家族についてもう一度見直すのにもお勧めな本だと思います。
0投稿日: 2013.07.03
powered by ブクログ角田光代さん「空中庭園」読了。★五つ!暗く重い内容ですが、すっきり読めます。不思議だなぁ‥嫌なヤツもlovely‥作者の力量か?‥「マジ逃げてぇ」ダメな男どもに乾杯!
0投稿日: 2013.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
開いてからしまったと思った。 コレは私がもっともぞっとするタイプの小説。 私が怖いと思う小説は人が沢山血を流すサスペンスでも、幽霊の出てくるホラーでも、昼ドラもビックリのドロ②恋愛ものでもない。 一番ぞっとするのは、平凡な家庭をその裏まで緻密にリアルに描いているこの手の小説。 いつか自分は小説の読みすぎで結婚できないんじゃないかって本気で心配になる。 本好きの運命でたまにしまったと思う小説に出くわしてしまうんだ。 胡散臭いラブストーリーにしておけばよかったって後悔してももう遅い。 なぜかそういう話にも引き込まれてしまうのだから。 「空中庭園」は簡単に言うと家族がそれぞれの秘密を隠すために、秘密などないふりをしている家族を描いている。 同じ屋根の下で一緒に暮らしていても、人は別々の感情と人生を持った生き物なんだって再確認してしまった。 じゃあ、家族でいる意味ってなんだろう?とか考えてみたり。 自分も家族の考えていることなどサッパリ分かってなかった現実にショックを受けてしまった。 つまりは私がこんなにゾッとしてしまうということはこの本が上出来だということだ。
0投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログ登場人物それぞれに、家族には見せない事情や物語があり、面白かった。 いくら身近な人であっても、見えているのはその人の一部分であり、全てではないというのがよくわかった。
0投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ今やってるドラマ家族ゲームと似てるなー。家族ゲームよりはだいぶおだやかだけど。比べちゃいけないね。もっとえぐくてもって思ってしまう。角田さんの「微妙に日常に起きるへんな状況」の描き方がいいな。これはへんな状況だよね、という、ひとが口には出さないけど 心で思ってるあるある感がつぼにくる。 その感覚をまた味わうために他のも読んでみたくなる。
0投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログ「家族」って、なんなんだろうねぇ~??? 何か分かんなくなってきちゃった(;´Д`) でも同じ一つの家族でも6人の目線で切り取るとこんなにも違って見える…皆、秘密があってお互い本当の意味では分かり合えないのは寂しいけれど…そんな実は当たり前のことを改めて見せてもらって何かちょっとホッとしたってのも正直なところ…かな(●´ω`●)ゞ 「家族って一体何なのか。それを知りたくてこの小説を書いた。書いても見つけられなかった答えをこの映画は見せてくれた。原作者:角田光代」 キョンキョン主演&港北NTで撮影されたらしい?!映画も観てみたいと思います
0投稿日: 2013.05.27
powered by ブクログ秘密のない模範的?な家族を演じながらも、実はみな秘密を隠し持っている。というお話。 角田ワールドは大好きなのでさくさく読める。話のテンポも良い。
0投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何事もつつみかくさず、タブーをつくらずできるだけすべてのことを分かち合おう」。 それは絵里子が過去母から受けた苦い経験で経た理想の家族を作るための勝手な取り決めだ。しかし子供たちや夫は秘密を作り、憎む母のお願いも断れず、結局呪縛から逃れられない。ベランダの花を、家庭を守ることで何とか自分を保っている絵里子が見ていて切ない。 それでも各々が守ろうとしている幸せとは何か。「光の、闇の」でコウが言う「ぼくらはたとえちょびっとずつでも、いい方向へ変化している」は希望を感じられる。結局両方あってこその幸せではなかろうか。 一つ一つの風景描写が緻密で作者の繊細さを感じられます。そして自分はどのキャラクターに近いのだろうと考えるとおばあちゃん。 ぽんぽん思いついたことをいう毒舌キャラ。あー思ったことをフィルターに少しは通したい。
0投稿日: 2013.05.18
powered by ブクログ京橋家の物語。 家族の間で隠し事はないなんてありえない。 暗いし救われない。 でも気になって読んでしまう。 そんな感じの話。
0投稿日: 2013.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすかった。けど、、読んでて何度も苦痛になりました。 はたからは幸せそうに見える家族5人+家庭教師?のそれぞれの視点からの6つのストーリー。 なんか、、読んでて救われないというか。。 結局は前世のツケを現世で払っているのでしょうがないよ。という話なのでしょうか・・・?
0投稿日: 2013.05.09
powered by ブクログ隠し事をしない家族なんてあるのかな・・・と思い読んでみました。 やっぱり、みんな隠し事はありますよね。 なんとなくだけど、良い家庭を作ろうとしている絵里子の必死さは 同じ主婦として、少し引いた。 秘密を作らないと決めごとをするから、秘密を作りたくなるような気もする。 光と闇は同じというのが、新鮮に感じました。
0投稿日: 2013.05.04
powered by ブクログそれぞれの立場、それぞれの思いが複雑に絡み合って、人は繋がっている。 家族がうまく繋がるためには、嘘も秘密も必要なのだろうけど…少し毒がありすぎて、読んでいてちょっと疲れてしまった。 こういう話は、映像の方が向いているのかなぁと思った。
6投稿日: 2013.04.29
powered by ブクログどんな秘密も作らない。 というルールのもと、初潮や精通のことまでを食卓の明るみに晒す家庭にいながら、各々が秘密を隠し持っているという皮肉を、各家族と外側の人間の目線から描いたオムニバス。 この家族が崩壊しないのは、結局のところ各々が後ろめたさから家族愛を支えているからなのかもしれません。 ときおり出てくるエグい描写に、舞台裏の雑然として暗い場所を覗き見るような気になります。
0投稿日: 2013.04.28
powered by ブクログ長女が種付けされたラブホテルの名前が本人に教えられたり、 長男が夢精した日に家族でお祝いの宴が催されたり、 何らの隠し事をしないをモットーとする京橋家の日常を描く。 言い表せるタブーなんてたかが知れてる。 いま、食卓を囲む人間が、そこに坐するまでには、 ひとりひとりの中に、無数の、言い表しがたい物語が潜む。 本作は、それらひとつひとつを、大げさに嘆くのでもなく、 かと言って虚無的に淡々と過ぎゆくのを待つでもなく、 何となく違和感を持て余しながらも、歩き進む様を丹念に描いている。 家族って、そうやって出来ている。 正確に言えば、結果的にそうやって出来ている。 そうだよなー、ってしみじみ思う。
0投稿日: 2013.04.14
powered by ブクログ秘密は誰にでもある。それをなくそうと声高らかに宣言するのは、秘密があると言ってるようなものだ。 実はすれ違う家族のきもち、最後はうっすらと希望のようなものを感じる終わり方だったけど、それは果たして本物か?でも人間てこういうものかも。蓋を開ければ壊れていて、殺伐としていて、でもそれを取り繕ったり隠したりするのは、その人を失いたくないとどこかで思うからじゃないかな。 あ、この感想スイートリトルライズに似てる。 石田衣良の解説の、乾いた絶望、しっとりとした希望、っていう表現にうなづけた。
0投稿日: 2013.04.10
powered by ブクログ自分が結婚して日々痛感していることなんだけれども、「夫婦になる」「家庭を築く」ということは、なんて難しくて脆い行為だろうと思う。 子供時代にはまったく分からなかったこと。 自分にとっては「すべて」だった「家族」は、他人同士だった両親が築いたものだったということに、今更驚いてしまう。 この作品を読みながらも、そんなことを思いました。
0投稿日: 2013.04.01
powered by ブクログ描写が細かくてリアルでちょっと怖い。主人公とその弟が年齢にしては大人びすぎているような気がした。 こんなに複雑な家族ってきっとあるんだろうけど、ちょっと非現実的な感じであまり入り込めなかった。映画はなかなかよかった。
0投稿日: 2013.03.15
powered by ブクログドロドロしてました。別の立場からそれぞれ描かているのがよかったです。特におばあちゃんのくだりが。最低の人に見えていた人が実はそこまで悪い人でもなくて、人間の複雑さが垣間見れました。
0投稿日: 2013.03.14
powered by ブクログ一昔前に開発された地域の「ダンチ」と呼ばれるマンションに住む京橋一家は、一見何の問題もない平和な家庭に見えるが、隠し事をしないことを共通ルールとしながらも、実は夫・妻・長女・長男の全員がそれぞれ秘密を抱えている歪な家。 そんな家族1人1人の視点から描かれていくエピソードに、夫の浮気相手の視点をプラスした5章構成で物語りが淡々と語られる。 *** 京橋家は実際はウチとは全然違う家族なのに、ある部分ではとても身近に感じてしまいました。そうなんだよね、と相槌を打ってしまうような。 理想的な家族像を実践しようとしているのに、どこで間違えたのか家庭内は既に崩壊しているとしか思えないところなんか、読んでいて薄気味悪いことこの上なかったです。 目の当たりにしたくないリアルさを突きつける話だな、と思いました。 ただ、語り手の1人1人を見ると、何故か現実味が薄れると言うか。ここまで家庭に無関心でいられるなら、もっと他の選択をしていそう……とも感じました。 絵里子の心的負担が大きい気がして、そこは非常に気の毒だと思ったんですが。
0投稿日: 2013.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集だったのね。実は映画のほうを先に見てたから長編と勝手に勘違いしていたわけですが。 「絶対に秘密を作らない」というモットーの京橋家のメンバーそれぞれの視点から作らないはずの”秘密”を描いている作品。 映画がとってもよくて印象的だったので、映画のキャストそのまま思い浮かべながら読んだ。 小説と映画とがいい感じに相互補完している作品。 大きな違いといえば映画ではあまりクローズアップされてなかった京橋家のコウとおばあちゃんの過去が描かれていたこと。 あと「空中庭園」の主人公である京橋家の母に対して、小説のほうがかなり厳しめ。 映画のあのラストシーンって小説ではこういう扱いだったのか、とちょっと衝撃でした。
0投稿日: 2013.01.30
powered by ブクログ何の秘密も無いはずの家族。 長女の独白から始まり、父親→母親→祖母→愛人→弟と それぞれが各々の秘密を告白して行く。 それでも家族は家族であり続けるという 幸せなのか不幸せなのか不確かなラストは 微妙なままである。
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログ家庭の中から複雑さや、どろどろとしたものや、言葉ではまとまらないような不安定さがないのであれば、それは箱の中におさめられた、ただのおままごとに過ぎないような気がする。面倒なことに、多くはそういうものに憧れてしまうから、くるしんで、こんなはずじゃないのにと思家庭や家族のあり方にもやもやとするのかもしれない。それでも、どうにかこうにか、淡々とやっていくしかないのだと、再確認させられるおはなし。
0投稿日: 2013.01.04
powered by ブクログ何が本当で何がウソなのか、 隠し事なし!としている家族の、隠し事の数々。 なんだか、恐ろしい気持ちになりましたが、 後味は全く悪くない小説でした。 角田さんの世界に、引き込まれます。
0投稿日: 2012.12.21
