
総合評価
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powered by ブクログ暗い。 父、その浮気相手、妻、妻の母、娘、息子。それぞれの視点から描かれる恋や人生。 「隠し事をしない」のがこの家のルールだけれど、ほんとうはみんながそれぞれ秘密を抱えている。「逆ロック」されているのだ。 秘密にかんするとらえかたがそれぞれ違うのが面白い。娘は隠し事の一つくらいあってくれと母に対して願い、夫は考えることを放棄しているから隠しおおせるとわけもなく楽観し、妻は隠すべきことをぺらぺら話す自分の母と夫を憎む。それは自分が持つべき荷物ではないのに、彼らが楽になるために吐き出してしまうのだと。 連作のなかでも表題作、『空中庭園』がとくに見事。妻観点の話だ。 不登校になった娘に対して母親が泣き喚くシーンだ。 <あのとき、母は、自分が楽になるために泣いていると私は理解したのだった。 泣いて許しを請えば、その場にいる全員が、あなたのせいではないと言う、それで母自身は救われるだろうが、私にとっては、自分のしていることが問題でなく罪になる。 解決できるかもしれない問題ではなくて、償いようのない罪になる。−P122> 家族とは、なんと哀しいのか。それぞれが自分の見たいように物事を解釈し、秘密を重ねて重ねてやっと共同幻想を作り上げるのだ。
0投稿日: 2008.05.25
powered by ブクログさすがさすがさすが、角田さま!!!それぞれが秘密を持った家族のお話です。語り手がどんどん変わります。リアルで潔くてテンポ良い物語を読んでいくうちに自分がものすごく一生懸命考えてる。その家族に関わる一員になって考え込んでる。暗い問題もたくさんあるんだけど、でもどろっとせずに書ききれててすごい。構成とかメタファーとかそんな要素がまるで、名作文学作品。
0投稿日: 2008.05.21
powered by ブクログ高校生のとき以来、数年ぶりに読みました。電車のシーンだけがすごく心に残っていて、自分内角田光代ブーム到来のきっかけの一冊だったのだけれど、納得納得。 個人的には絵里子の章がすきです。いちばん共感できる気がした。 ひとはそれぞれに自分を生きているっていうことがちいさいときから不思議で、未だに不思議なんだけど、なんとなくその不思議を覗けた気になります。
0投稿日: 2008.05.13
powered by ブクログ20080503読了! のほほんとデートにでかけたくなるようなタイトル。(←私見w) そして、ぽわわんとのんびりした装丁がかわいい。 しかしそれにゆだんして読みすすめていくうちに、ぽっかりと空いたブラックホールの深淵をそろりそろりと歩いているような気分になる。 なんとも怖い物語。 しあわせって紙一重。バランスがあやうい。 誰かがなにか一言発してしまうと、17年築き上げてきた「ダンチの一部屋でのしあわせ」なんて簡単にもろくくずれさってしまう。 この物語は、一家の人間及びその一家にかかわる人間がオムニバス形式の一人称で次々と語りを入れていく。 語りのバトンが引き継がれていくたびに、ゾワゾワする感じがつよまる。 わたしの好みの題材ではないのでほし3つだけど、ちょっと考えさせられる作品であるので機会があったら人様におすすめしたい。 特に40前後の世代の女性に。
0投稿日: 2008.05.04
powered by ブクログこれは普通のどこにでもある4人家族の話。 ただ少し違うのは家族内での決まりごとというものがあって何事も包み隠さず話す家族だということ。 しかし本当は家族一人一人が隠しごとを持っていてそれが1人ずつ話の中で明かされていく。 本当の事実が明かされていく様はそこらへんのホラー映画よりよっぽど怖い。 一見、隠しごとなどなく幸せに見える家庭だが中身はグロテスクで家庭は崩壊している。 隠しごとをしないという決まりがかえって隠しごとをするためには好都合なのだと感じた。 この決まりごとを作ることでこの家族は安心し、とても重大な部分を見逃して生きている。 文中で家族の食卓シーンが何度か出てくるが食卓の照明が家族それぞれの心情を 表しているようでならなかった。 ぼんやりとして焦点が定まらないけれどなんとか明るさを保つ必死さ。 同情までも覚えるが実はどこの家族でも今の時代、自分の何かを守るために 家族というものでカモフラージュしているのかもしれない
0投稿日: 2008.04.30
powered by ブクログ角田光代と珈琲を飲みながら、一度じっくり話してみたいなぁと思った作品。 私の育った街とは少し異なるけれど、感情移入しやすいのは何故だろう? そしてラブホでミッシェルを歌った、彼は素敵です(笑)
0投稿日: 2008.04.06
powered by ブクログ家族って何だろう?と、模索している最中に出会った本。家族仲良く!がイイのかもしれない。でも端から見たら幸せそうでも、実はそうじゃない。それはどこの家にも人にもあること。公にできない秘密だってあるし、見せたくない知られたくないモノ・コトだってあるのよね。
0投稿日: 2008.03.13
powered by ブクログあーもー自分本当に馬鹿 暇つぶしにと思って買ったんだけどやめときゃよかった これは暇つぶしじゃよめねえ もうちょっと考えて読むべき本だったよ・・・とりあえずよんだあとのショックが大きい 集中して読めばよかった マックで途切れ途切れ読むべきじゃないです 角田さん短編で読んだことあるけどそれもよい感じだったし密かに好きな作家さんです
0投稿日: 2008.03.09
powered by ブクログ家族のひとりひとりの視点からみたひとつのかぞく。 身内には言えないけど全くの他人なら何でも話せるのはネットでも言える。(2008.02.19)
0投稿日: 2008.02.19
powered by ブクログああ、家族ってこうかもしれないって思った。家族は強い絆で結ばれているけどやっぱりどこか表面上で必死に家族を演じているのかもしれない。家族って何だろう。そんなことを深く考えさせられた。
0投稿日: 2008.02.10
powered by ブクログこんなふうに他人の家の誰もの視点を体感することなんて絶対ないけど、とってもリアルに感じるのは、自分の家族も、自分もそんな秘め事を抱えて接している部分があるからなのかもしれないと思う。鍵つきドアのむこうの厳重に鍵の閉められたおのおのの扉。家族でも、見せ合う必要なかったり、たまに見せたりがよかったり、そんな部分あって怖いけど自然で必要かもと思った。おもしろかった。
0投稿日: 2008.02.04
powered by ブクログ秘密がみなさんありすぎて若干恐ろしくなりました。父にはショックでした。家族って知ってるようでなんも知らないのかも。でもそれぞれの視点からの物語の進み方がおもしろーい!
0投稿日: 2008.01.30
powered by ブクログ「空虚」。この作品の印象を一言に表すとしたピッタリだと思う。嘘も罪もなく、一見すると朗らかな家庭・個人であるように見えて、各人が心に宿しているのはそれぞれの闇や、他人には理解されない閉ざした想い。それでも日々を過ごしている。 けど、これが異常だとは思えない自分が居たりして・・・。なんか、微妙な印象を受けた趣きの違った一冊。
0投稿日: 2008.01.24
powered by ブクログ最近お気に入りの角田光代作品を読みました。 やばいです!一章目を読み終えた時点ですっかりハマってしまいました! というのも、この「空中庭園」という作品、"隠し事はしない"をモットーとするある家族が、それぞれの視点から、自らの生活、感情を描いた物語なのですが、なんと第一章は娘の視点から見た、自分が仕込まれたらしい、ラブホテル―ホテル野猿(!)にまつわる話。 しかもタイトルが「ラブリー・ホーム」! ダークなイメージが強いラブホテルにまつわる(しかも野猿…)お話に、ラブリー・ホーム。 やられましたね、この書き方には!タイトルだけじゃなく、中身も最高。 この彼女、ホテル野猿がどんなトコか見てみたいと言い出すのですが、私も読みながら(うんうん、みたい!)とかなり共感しちゃっていたのです。 それだけ臨場感に溢れ、そして引き込まれる物語の力強い流れ。 この章で娘は、実際にホテル野猿に彼氏と行くのですが、そこからのストーリー展開が面白い! いや、決して面白おかしいとかそういう類の「面白さ」じゃないんですよ。 そこから、娘の暗くはないのに「空虚な転落」に、うま〜くつながっていく。見所です。 そして、物語の要所要所で効果的に浮かび上がるのは、この家族が住む団地の目の前にある、巨大ショッピングモール。 どの章も面白いけれど、私のお気に入りは、2人の愛人を抱えたちょっとおつむが弱い(笑)父親の話と、パッパラパーに見えて、実は色んな苦労をしょいこんでいる上、細部まで計算つくした人生を送っている母親の話。 こういう、各自の視点から一つの物語を進めていく形式は、読み終わったときになんか虚しくて好きじゃなかったんですが、これは違う! 愉快でちょっぴり悲しくて、秀逸。 ぜひぜひ読んでみてください! 映画版も見てみたいな☆
0投稿日: 2008.01.17
powered by ブクログ一つの家族を描いた短編集。作品ごとに主人公が変わり、オープンを装った家族の裏側が垣間見れてちょっと恐かったです。 …でも、家族って。お互いに隠した部分があっても決して悪い事じゃないんじゃないかな?考えさせられる作品でした。
0投稿日: 2008.01.16
powered by ブクログ2007.12.18 これはちょっとした衝撃。かなりぐちゃぐちゃな家族なのに、さらっと書かれたら、さらっと読めるもんだな〜
0投稿日: 2008.01.12
powered by ブクログ角田光代は初めて読んだ。 そしてとても読みやすいし、人の表と裏の描写に長けているのだと思った。 私はお父さんの浮気の話に自分の父を重ねて、刺されなきゃいいなぁと思った。
0投稿日: 2008.01.10
powered by ブクログ家族の話なんだけど、娘の名前がマナといいます。弟がいます。なのでなんとなく、友人ペコを想像しながら読みました。性格全然違うのに、はらはらしました。
0投稿日: 2008.01.05
powered by ブクログバラバラぶりを表現するためなんだろうけど、かなり読みづらかった。救いもないしねー。誰にも感情移入できず残念。
0投稿日: 2007.12.24
powered by ブクログ角田光代の作品は、正直言うと読んでて気持ちが悪くなるものが多い。そう、「キモチワルイ」じゃなくて気持ちが悪い、んですね。 だけどもこの「空中庭園」は好きだ。もちろん彼女独特の気持ちの悪い表現は健在(? )なのだけれど、家族という小宇宙の奇妙さをズバリ言い当てていると思う。 そりゃ人間だもん、いくら血が繋がっているからって気の合う合わないはあるよね。母のこういうとこが理解できない、父のこういうとこが気にくわない、とか。角田さんはその一筋縄ではいかない感じをうまく書いてくれていて、読んでスカッとした。彼女の作品では珍しいことだった。
0投稿日: 2007.11.25
powered by ブクログ小泉今日子主演で映画化されるがアジカンのPVもとっていた豊田利晃監督が8月25日に逮捕されちゃったからな。 でも映画もみてみたい。板尾がだめ父役で出演してるし。 家族ってなんだろうって考えてしまう本当に空中にういたようなはなし。郊外の住宅地が舞台になっているところがなんかぐっとくるというか。中身がすけて見えるコップ男にはなりたくないと作品を読んでおもっちまった。
0投稿日: 2007.11.10
powered by ブクログこれで私角田光代デビューしました。 映画を見てから読んだので登場人物の顔が役者たちとリンクしてしまった。 女性作家はあまり読まないけれどこの人は意外とこざっぱりとした文章にどことなく寂しさやどうしようもない虚無感がただよっていてなかなか良いです。
0投稿日: 2007.10.28
powered by ブクログ歳を重ねるってことはあらゆることに練習を積むようなものだ。それは結構だけれど、へんなところで熟練してしまって嫌味にもなる。
0投稿日: 2007.10.24
powered by ブクログひとつの家族を、6人の視点から書いたお話。隠し事なんかないはずなのに、語り手が変わるごとに秘密が暴かれていくリアリティには恐ろしさも感じるけど、何となくわざとらしさが漂うかな。
0投稿日: 2007.10.19
powered by ブクログ隠し事はしないと決めた家族。でもみんなそれぞれ秘密を持っている。そしてそれは実はつながっている。なんというか、家族というものがすごくリアルに書かれていて、家族って、夫婦ってなんだろうって考えさせられた。
0投稿日: 2007.10.17
powered by ブクログ彼女の作品は「気持ち悪い」、と特に男が言う。何がとははっきり分からないのに凄く「気持ち悪い」と。 そりゃそうだろう、抉る勢いで人の底を掘り返してるようなものなんだから。 あんまりにもリアルを追求し過ぎているような気がして、これを気持ち良く読める男性っていないんじゃないかなあとさえ思う。 例に漏れずこのお話も十分えぐみがあって、悪趣味と紙一重だ。結構この人は女の描写に容赦がない。 隠さないことで隠されたこと。マンションに住んでいたら楽しくは読めないだろうなあ。
0投稿日: 2007.10.13
powered by ブクログ「隠し事はしない」と決めた家族全員が本当は持っている秘密の話。明るく仲がよさそうな家族が、個人的には閉じこもっている寂しい感じのする本だった。人間関係について考えさせられる。
0投稿日: 2007.10.10
powered by ブクログ【京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。でも本当はみんなが秘密を持っていて……普通の家族の光と影を描いた連作家族小説。郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。でも、本当はみんなが秘密を持っており、それぞれが違う方向へ。異質でありながらも家族であるしかない、普通の家族に見える一家の光と影……ひとりひとりが閉ざす透明なドアから見える風景を描いた連作家族小説】 主演小泉今日子で映画化されました。 家族内で隠し事をしないって・・ 無理ですよね?(苦笑) 実際京橋家もそれぞれ皆が隠し事を持っていて、 実はそれが見えないところで繋がっていたりするところが面白かったです。
0投稿日: 2007.10.08
powered by ブクログ9/26 コンセプトとかはおもしろいとおもったのだがどうにもこうにも文章が好きになれない。なんかわざとっぽくてやだ。
0投稿日: 2007.10.04
powered by ブクログ秘密ない人なんていない。 家族の秘密。みんなの秘密。 結局家族も他人でしかなくて。 それなのに一緒に生活してるなんて、なんだか不思議ですよね。
0投稿日: 2007.09.27
powered by ブクログ東京郊外のニュータウンで暮らすある家族を、それぞれの視点から描いた小説。 長女のマナ姉→父(タカシ)→母(絵里子)→祖母→父の不倫相手&コウの家庭教師(ミーナ)→弟(コウ)と続く。 京橋家の家庭方針、『何ごともつつみかくさず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合おう』というモットー。 けれど本当はみんな秘密を持っていた。 どこにでもある家庭のどこにでもある光と影の部分。 家族ってなんだろう??って思う。 だけどこういう弱さ(弱さと表現していいのか?どうか?)が人間だと思うし、家族なんだろうな・・と思う。 恋愛のときはいい関係なのに、結婚するとその関係が崩れてしまう・・・ことが多い気がする。 結婚とは安定を基調にしているから、恋愛のときのような情熱は冷めていくし再び燃え上がるということは無いのかもしれない。 情熱が起きようがないから安定しているのだろうな。 安定しているようにみえて、本当は不安定な家族関係・夫婦関係。 知らなければ良かった・・ということも多々あるでしょう。 だから、こころのうちを全てさらけ出す・・なんてことは誰しも出来ないのだと思うし、知りたい・・と思っても勝手にパンドラの箱を開けてはいけないのだ・・と思った。
0投稿日: 2007.09.19
powered by ブクログ家族って・・・というか人間て・・・と考えさせられる。弟が家族の有り様からタテモノに興味を持つ辺りが興味深い。 対岸の彼女も読みたい。
0投稿日: 2007.09.16
powered by ブクログ相変わらず力の強い作家だと感じる。 年齢の違う5人の家族と、もう一人その家族にかかわる、6人の一人称。 この六面体が、まるで万華鏡のようにきちんと重なっているのだ。 とはいえ、女性を描いたほうが上手い。更に37歳の「母」の所はスゴイ。これは本当は角田光代なのでではないか?と錯覚する。(2006.6.20)
0投稿日: 2007.09.10
powered by ブクログ友達のコメントをそのまんま借りると「日本版アメリカン・ビューティー」。 で、言われるまでに何となく考えていたことがそのままその通りだったのでここでもご紹介。 前に感じた角田光代の描く世界観に対する不快感も、この作品にはあまり感じない。 巻末の解説で石田衣良が、 『「対岸の彼女」を角田作品の明だとすると、この作品は暗』 みたいなことを書かれていた。 『暗』の方を不快・不潔に感じなかったのは面白いな、と一人で考える。
0投稿日: 2007.09.07
powered by ブクログ短篇のひとつひとつのつながり方が希薄に感じた。話し手によって文体を変える手法もあまり効果的に感じられない。
0投稿日: 2007.09.03
powered by ブクログおもしろいんだけど、正直しんどい。 登場人物のプライバシーを覗き見るのが小説を読むということなんだけど、どうもこのお話に関しては、その覗き見の要素が強すぎるように思います。 人の悪意と個人的な罪悪感のあわせ技一本は、きつい。
0投稿日: 2007.08.21
powered by ブクログ小説にはまるきっかけになった本。 小説がこういうものなんだったら好きになれる!って思った本。 映画もあるよん♪
0投稿日: 2007.08.11
powered by ブクログタイトルに魅かれて買ってみたものの、あーそうかいという結果。父親がどーしょーもねー。弟がいちばんまともだとおもう。みんなウソツキで、それがフツー。長女、ラブホ2回行って、処女ってねぇ。
0投稿日: 2007.08.11
powered by ブクログ隠し事は一切なし、の京橋家。でも、家族、そして取り巻く人たちの中にはそれぞれ暗く重い秘密がある。6人の視点から書かれているものの、秘密が交差して真ん中だけぽっかり空いた感じ。そこにディスカバが建ってる感じ。現実的なように見せかけて何かどっか非現実的で奇妙。
0投稿日: 2007.07.31
powered by ブクログ「ダンチ」という、一見幸せに包まれていそうな空間で過ごす家族を巡る物語。「何ごともつつみかくさず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合おう」というモットーを掲げる家族。6人の登場人物の視点から語られることによってその不自然さは徐々に明らかになっていく。家族の儚さ、明るい部分、暗い部分について、改めて考えさせられる気がした。
0投稿日: 2007.07.20
powered by ブクログ全体のストーリーとしては好きだったんだけど如何せん会話が。。。 あんな喋り方する若者いるか? 完全に妄想だと思う。 イメージの若者。 だから、話には全然入り込めなった。 会話で笑える。
0投稿日: 2007.07.20
powered by ブクログ京橋家は家族間で隠し事をしない。これはルールであり、母の自慢でもある。だから長女の初潮も長男の初夢精も家族皆で祝う。だけど一見幸せそうな家族は、お決まりどおりそれぞれが秘密を隠している。長女、父、母、祖母、父の浮気相手、長男、6人の心模様を描いた作品。誰にも言えない秘密は暗くて穴ぼこがぽっかり空いたり、闇がどんよりくっついてくるような内容ばかりだけど、登場人物の言動がおかしくて何度か吹き出してしまった。例えば、解説の石田衣良も書いているように周囲の女性群からみた父の評価。酷評だよ。なのに何も気付かず面倒なことからは逃げ続けるお調子者の父。情けなさすぎて笑えるのだ。だから読んでる間は、そう暗くない。それでも母の頁は悲しくなった。自分を育てた母親とは違って、幸せな家族・家庭を『持っている事』を必死に守り通そうとする母。それは計画的に妊娠したことによって築きあげてきたものだけれど、実母から逃げ出す唯一の手段だった。母が逃げたかったのは何だったんだろうか。本当は、母親からの愛情を受けたかったんじゃないだろうかー。祖母の独白で、子供たちへの自責の念がある。そしてそれ(子供たちへの愛情、特に母への)は、祖母が入院した際に偶然、母の耳に入る。この母子の頁は悲しく、せつなくなった。親子だから何でも言えるのではなく女同士だからこそ、なかなか思ったことを素直に言えないことってあると改めて考えた。秘密がない家族なんて胡散臭いし、そもそも不健全だとも思う。それにしても角田さんの作品はこれが初めてだが、面白い。
0投稿日: 2007.07.18
powered by ブクログ家族は安定、なんて絶対嘘で、その家その家でなんらかの秘密とか、事情とかが必ずひそんでるんだと思う。 京橋家は嘘をつかない、がモットーの家だけれど、実はひとりひとり秘密を持っていて、その内のどろどろがおもしろかった。この家族の団欒風景が作られたものである、ということも夫の愛人にはお見通しだし。家族のことを思いあっている部分もありつつ、馬鹿馬鹿しい、つきあいきれない、という部分もあるってのは、すごくよく分かる。
0投稿日: 2007.06.24
powered by ブクログ家族ものだと聞いていたので、ほんわか暖かい内容かと思いきや、全く正反対の中身に少しビックリ!!! どこでも誰にでも、人に言えない秘密は隠し持ってるものなのかもしれないですね・・・
0投稿日: 2007.06.17
powered by ブクログ「あたしはラブホテルで仕込まれた子供であるらしい… それもホテル野猿と言う… 何事も包み隠さずタブーを作らず 出来るだけ全てのことを分かち合おうと言うモットーのもとに あたし達は家族を営んでいる…」 と、言う京橋家。 なんでもかんでも包み隠さず話す家族の方がよっぽど、 奥底に秘密をたくさん持っているものです。 キョンキョン主演で映画化されてるんだよな。 今度観よう。
0投稿日: 2007.06.10
powered by ブクログ19年6月 購入 連作家族小説。京橋家の家族それぞれの視点から、家族を見詰める。ディスカバリー・センター、ダンチ。
0投稿日: 2007.06.08
powered by ブクログ郊外のニュータウンの団地で暮らす父・母・娘・息子の4人家族と祖母と父の不倫相手の6人の視点から描かれた6つの話が絡み合い上手に構成されている本。 内容はドロドロしていて皮肉で、「家族」という人間関係に絶望感を抱いてしまうものの、最後にはそれでも希望を感じる。 なかなか出会えない本当に「面白い」と思えた作品。(07年5月15日)
0投稿日: 2007.06.06
powered by ブクログ家族一人一人にそれぞれの秘密がある。そう、家族ってそんなもんじゃないかと思う。鋭い設定で面白いです。
0投稿日: 2007.05.26
powered by ブクログ郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何事も包み隠さず」。父、母、姉、弟、一見幸せの象徴のような一家だが、本当は一人一人何かしらの秘密を抱えている。実際は完全に壊れてしまった家族を、登場人物6人の視点からリアルに描く。
0投稿日: 2007.05.16
powered by ブクログ前から一度は読んでみようと思っていた作家さんです。隠し事の無い家族というのががモットーの家族一人ひとりが抱える闇の部分を、軽いタッチで描いています。家族にしか言えないことと、家族だから言えないこと。家族の状況設定としては暗くてグロイのですが軽いタッチで描いているので、読んでいてあまりブルーにはなりません。家族各自が心に闇を抱えていても、それでもorそれこそが「家族」というのがThemaなのでしょうか?文体のせいなのか、家族各々を描く力強さは、僕個人的には村山由佳の「星々の舟」には及びませんでした・・・。
0投稿日: 2007.04.28
powered by ブクログ家族一人ひとりには、それぞれが主人公の人生がある。 そこには自分しか知らない秘密も多かれ少なかれあるはずなのだ・・。 この京橋家には「何ごとも包み隠さず」という家訓のようなものがあるが、実は皆が大きな秘密を抱えている。 それも、もし陽の目を浴びてしまったら家族の絆がズタズタになるような秘密ばかり・・。 各章ごとに、家族それぞれの視点で、話し手が変わる。 親が自分を仕込んだ(?)というラブホテルで遊ぶ高校生の娘。 浮気性であちこちに女を作り、愛人に息子の家庭教師をさせる父親。 できっちゃった婚と見せかけているが、実は巧妙な計画で妊娠していた母親。 とっくの昔に童貞を捨てており、ガールフレンドと関係を続けている中学生の息子。 自分が子どもの立場であれば、親とベタベタしすぎるのはイヤだろうな。 しかし、父親となり一家を支えている立場となれば、この小説の内容は実に暗くなる・・。 建前だけを取り繕い、「家族ごっこ」を演じているだけの家庭。 実際にはこういう家族も、どこかにはおそらくあるだろう。 しかし「家族ってそんなもんじゃねえだろー」と、父親としては文句も言いたくなる小説だった(笑)
0投稿日: 2007.04.15
powered by ブクログ何も隠し事をないようにしようという家訓を守ろうとしてどんな風にすごしているかがそれぞれ家族達の目線で描かれている。そもそも隠し事がないなんていうのは白々しい。「はい」「いいえ」だけでも隠し事になる。空虚な生活を営んでいくこの家族には絶望感が堪えない。
0投稿日: 2007.04.09
powered by ブクログ「秘密はつくらない」ことが決まりの家族の話。でも本当はそんなこと自体が無理でそれぞれには別の自分がいる。理想を追い求めて偽りの姿を演じる家族なんて私は絶対いややな
0投稿日: 2007.04.08
powered by ブクログなんかもうショックだった。あとすごく不安になる。家族って何なんだ!?そんな風なからっぽな気持ちになるけども、面白かったです。痛いけど好きだ。
0投稿日: 2007.04.02
powered by ブクログ【秘密事を作らない】をモットーにしているある家族を、家族それぞれ+αの視点から語る作品。解説で、石田衣良さんが【完全に壊れてしまっている家族】と表現していたのだけど。私にはごく普通の・よくある家族の形に思えた。私自身は家族仲の良い家庭に育ったけれど、本当は歪んでいるのかな? 実母の事で苦しむ、この一家のお母さんと私の性格が似ている気がして、救ってあげたい気持ちでいっぱいになりました。
0投稿日: 2007.03.31
powered by ブクログこんな話を、あんな日本語で描けるなんて!話だけじゃなく、文自体が素敵なんです。 話の流れが上手くて、吃驚するくらいです。
0投稿日: 2007.03.27
powered by ブクログ女性作家の長編は、ほとんど読まないんですが、この小説のテーマが、私の好きな「重い系」だったので、友達に借りて読んでみました。 うーん。期待しすぎたのかな?って感じ。書き方ってゆうか構成ってゆうか、それはすごくよかったと思います。ただ、私自身が、重いのを読みすぎて、この本をちょっと軽いと思ってしまったのか、主人公のみなさんに感情移入できなかったのかは分かりません。もしかしたら、恵まれた環境で育ったから、理解できなかっただけなのかも。ちょっと問題ありすぎだろ、この家族。そんなことを思いました。もし、自分が家庭をもった時、こんな家庭にはしたくないって思いました。親になるって、どういうことだろう。家族って何だろう。自分にとって、親、家族って、どういう存在なんだろう。考えちゃいます。
0投稿日: 2007.03.20
powered by ブクログ家族内で秘密を作らないというルールがある京橋家。表面的には明るい家庭。しかし、誰にも言わない秘密をそれぞれが持っているし、お互いをこういう風に思っているに違いないと誤解し合っている。結構キツイ状況なのに息苦しさはそれほど感じなかった。
0投稿日: 2007.03.18
powered by ブクログひとつの家族の日常を、家族の(祖母や、愛人まで出てくるけれど)それぞれの視点から書き上げた連作です。 各話の主体(視点)が異なるので、当然文体も変わってきたりします。 また、祖母や愛人の「家庭の外からの視点」を入れることによって、客観的に見せる(読ませる)ことにも成功していると思います(読者は、こちらの視点に近い)。 秘密を持たないことがモットーの幸せな家族に対する違和感のようなものを感じはじめますが、あまり暗さを感じさせないし、家族のあり方として、不幸だとも思いません。 さらっと、読ませてくれるところが、この作品の良さだと思います。
0投稿日: 2007.03.16
powered by ブクログ隠し事はしないというのが決まりの家族のお話。 だけどみんな、隠し事はしていないのを 装っているだけで。。 怖かった。最後がまあ、よかったけど。 恐怖ってのは身近にあるんだなぁ。 角田さんのお話では一番好きです。
0投稿日: 2007.03.07
powered by ブクログ2007.02.24 なんだか角田さんらしいお話。ヴィレバンでジャケ買いじゃないけど角田さんの作品を手にとってからその現実味を帯びた日常のお話に虜になっっていった。この話で言えば娘がラブホにこだわってしまったり、息子が学校でのことを家庭に話せず妙はカテキョと親密になったり、お父さんはだらしがなくって浮気してて、お母さんは祖母の重荷に耐える反面その反動が家庭に現れてて・・・なんだか明るい理想を求めすぎてギクシャクしてるよーな不思議な家族にしあがっていってる。空虚感が残ってまた色々考えさせられた気がする。
0投稿日: 2007.03.02
powered by ブクログ近くに大型ショッピングセンターがある郊外のマンションに住む家族。秘密は包み隠さず話そうというのが絶対の約束としてある。一見幸せで何も問題がない華族に見えるが、実は一人一人秘密を抱えていて…。 家族4人とそれに関わる人達それぞれの視点で家族に対する思いと自分の本音がつづられている。 ずーと一緒に暮らしているくせに、理解しあえているようで全く理解できていない家族、つながっているようで全くつながっていない家族。 所詮家族ってそんなものだから理解できなくて当然。それでもやっぱり家族は特別なものなんだ、って気持ちになれた。 ところで、やけに登場人物が引きこもりだったり嫌われ者が多かったのは著者の実体験なのかな?
0投稿日: 2007.02.28
powered by ブクログすらーって読めた作品 角田光代さんの作品を初めて読んだんだけどやっぱり私の好きな感じでした。 いろんな人の立場になってそれぞれの章によって主役が違って。 やっぱりことばを発することは大事なんだと思いました。
0投稿日: 2007.02.09
powered by ブクログ家族の父親、母親、子供…いろんな角度から書かれている物語です。話が進むごとにどんどん隠されている秘密が明らかになってきます。語られる人物によって物事の見方が全然違うのが面白い。話のテンポもよくて読みやすかったです。 2007/02/03 読了
0投稿日: 2007.02.07
powered by ブクログ隠し事禁止を公約にするのって怖い。二面性がますますくっきりしてしまう。ミーナが一番マトモなのでは・・?
0投稿日: 2007.02.03
powered by ブクログとても面白かった。ちょっと怖いけど(笑)色んな角度から一つの「家族」が描かれていて、すごく新鮮。今までにない形の連作短編でした。温かい空気の裏には冷たい空気もあるし、その逆もある。そんな風に感じた、何ともいえない小説。
0投稿日: 2007.02.02
powered by ブクログこの本のテーマは「秘密」なのかな。 いくつか章に分かれてて、主人公も変わっていく。 娘だったり、妻だったり、旦那さんだったり。旦那さんの浮気相手だったり。 それがまたいろんな視点から見れておもしろい。 すごくサクサク読めた。 世の中には「秘密」がたくさんありますよね。
0投稿日: 2007.01.31
powered by ブクログ子供の目線から見れば、こんなオープンな家庭に育ってみたかったかな、少し。 世の中、空中庭園みたいにあるのかないのかわからないことだらけで、不安定で頼りない日常があるだけだが、信念だけはもっていたい。 映画版も、キョンキョン&板尾っていう夫婦が面白い。
0投稿日: 2007.01.29
powered by ブクログツボにはいるわけじゃないけど、 角田さんが文壇に及ばした影響ってやっぱりすごいんだなぁ、となんとなく思った。
0投稿日: 2006.12.30
powered by ブクログ6つの視点から見る話は新しい。 ミソノの存在が話をまとめてた(?)気がする。 前世の話から見えるものには納得。
0投稿日: 2006.12.29
powered by ブクログ嘘をつくのは悪いこと。なんて展開にはならずとても読んでいて面白かった。 一人一人のキャラクターがしっかりとしているしその視点で物語が進むのでとても次ページが読みたくなる。 「どんな嘘を」「どんなキャラ」「どうつながる」 そしてそれらが全ていい意味で裏切られる。 序盤は考えさせられるところが多いが終盤に向けて「ありなんだな」と思えた。 隠し事を持つことって、実は社会性があることなのかもしれない。
0投稿日: 2006.12.18
powered by ブクログ不思議な家族を、それぞれの人物の視点で書いた連作。ごく普通の家族の、きもちわるさ。家族を書いたブラックユーモアだと思うんですが。
0投稿日: 2006.11.14
powered by ブクログしばらくぶりに小説というものを読んでみた。 なんとも不思議な話な気がした。なんかすっげー遠い世界のお話な気もするし、意外に身近な世界のお話な気もする。 「隠し事はありません」的な表面的には仲の良い家族だけど、実は個々に様々な秘密を持ってて結構バラバラな家族。で、恐いのぉって思うのがまぁ「普通」的な感想になるのかもしれないけど。。。でも、逆に秘密を持てるっていうのは、基盤となる家族がなんだかんだでしっかりしてるからなんだろうなぁと思わなくもないし。そういう意味ではいい家族なのかも。 なんか不思議なお話でした。 それにしてもアド街ック天国で19位にランクインするなんてホテル野猿も人気だな。
0投稿日: 2006.11.10
powered by ブクログ「おもしろかった」っていう言葉が適切かどうかわからないけど、それ以外のいい言葉が見つかりません。 家族で隠し事をしないというルールが決められている京橋家。その京橋家にかかわる6人の人たちが、それぞれの思いを語っていきます。 もし、うちの家族がそれぞれの視点で家族について書くとしたらどんなことを書くんだろう。
0投稿日: 2006.10.18
powered by ブクログ隠し事はしないと決めている家族なんだけど。。。周りから見れば理想的?でも、やっぱり家族と言っても他人なんだよね。みんな家族には言えない隠し事があるんだよね。それぞれの視点で書かれていて、それぞれの感情表現が、うまく表現されている思いましたよ。
0投稿日: 2006.09.27
powered by ブクログ映画公開時にその小説の存在を知って、でもなんとなくほうっておいた作品が本書。 親が文庫本を買ってきたため読ませてもらいました。 内容はとても暗いです。文面は暗い雰囲気を隠していますが、小説の世界をそのまま実生活に移行させてみると、たちまち本作の登場人物が気の毒になってくるのです。 ひとつのストーリーがまるでリレーや駅伝のように順々にバトンタッチされていくことにより成立していく。 登場人物のそれぞれがそれぞれの考えを持って、影を背負って生きている。それぞれに生きるうえでの理想があり、絶望がありそれを時にちらつかせ、時に押し隠して平然を装って生きている。 そんな風に感じました。
0投稿日: 2006.09.11
powered by ブクログかくしごとをしないなんて、なんておそろしい取り決め。郊外集団住宅恐怖症を更に増長させられた。 2006/8/10読了
0投稿日: 2006.09.07
powered by ブクログ父、母、祖母、姉、弟、、父の浮気相手。いち家族のそれぞれの視線からくっきり浮かび上がる形ばかりの理想の家族像。郊外巨大ショッピングモールが現代社会を象徴している
0投稿日: 2006.09.03
powered by ブクログ有名!すてきな家族だなあておもいました!隠し事がないってゆうのがどれほどすてきかかみしめたくなる一冊;)
0投稿日: 2006.08.18
powered by ブクログ家族とは言っても一人の人間。家族一人一人にスポットライトをあてた、短編集のようなもの。よかったです。
0投稿日: 2006.08.12
powered by ブクログうーーん。家族の風景描写なんだけど、面白いという程でなく、かといってえぐり出している事も無い。この中庸さが少々物足りなかったかな。
0投稿日: 2006.07.26
powered by ブクログ始めちょっと軽いなー、と思ってたけどなんだかんだで惹きこまれてしまった。 今読むか、これ!と色々身にしみた部分はあったけど(笑)仮面家族のずっしりくるストーリーでみごとに どよーんとした気分に。面白かったけど、何か最近ちょっと女流作家が飽食気味かも。。。 この分野でもう学ぶものあまりない?なんて。。。我ながら飽きっぽいなぁ・・・
0投稿日: 2006.07.18
powered by ブクログ本嫌いの人に薦められて気になってたら兄が買ってくれた。でもどうしても…最後まで読めない…お母さんの話のところでもういいやってなった。おかんの話とか、共感出来るはずなんやけど…なんかこの本は読んでて気持ち悪い(その表現力が評価されてるんやとも思うけど)。
0投稿日: 2006.07.03
powered by ブクログ何も隠さないがモットーの家族。そんなのありえねーと思って読んだら、うわうわ、すごい。そうだよ、こんなもんだよねって感心しちゃった。家族それぞれが一軒のラブホで繋がっている皮肉にもにやり。角田さんの本って初めて読んだけど、こんな感じだったのね。他のも読もう。
0投稿日: 2006.06.23
powered by ブクログ郊外の「ダンチ」に暮らすどこにでもありそうな家族を 家族と周りの人の視点からそれぞれ描いた連作。 どこにでもありそうな一つの家族でさえ それぞれの視点から見るとまったく別の生き物のようで 一番身近なはずの家族という単位が抱える闇のようなものが とても上手く描かれた作品だと思う。 「隠し事をしない」がモットーの家族のそれぞれが 内に秘めたいろんな秘密がリアルだし 他人から見た自分と実際の自分の違いみたいなものも それぞれの視点からうまく表現できてる。 よくよく考えてみると 自分の親が「本当は」どんな人間なのかなんて 友達以上に分からないんじゃないかな。 家族用の顔みたいなのはきっとみんな持ってるはずだし それぞれの思惑が違う中で実は成立していない関係性を 家族だからという理由で帳尻あわせしてしまうような そういう「普段は考えもしないけど考えてみるとグロテスク」な感じが とても強く印象に残った。 それをほのぼのとした文体で描いているのがいい。 さくさくっと読めて内容は深い。 個人的にはいい小説だと思います。
0投稿日: 2006.06.17
powered by ブクログ家族のことが、好きですか?郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。でも、ひとりひとりが閉ざす透明なドアから見える風景は…。連作家族小説の傑作。
0投稿日: 2006.06.06
powered by ブクログ角田さんは人間の怖い、えぐい部分を書くのに長けていると思います。 なんかすごくぞっとしました・・・ ただ、人間のギャップをあまりに書きすぎていて、すこし嘘臭く感じたりもしたかな・・・
0投稿日: 2006.06.04
powered by ブクログ書き方が実に吸い込まれます。 どの登場人物として読んでも面白いし、ひとりひとりになることで、この家族の思い違いがはがゆく愛しく切なく感じました。
0投稿日: 2006.06.03
powered by ブクログ彼女を扱ったTV番組「情熱大陸」を観て、 その普通すぎる感覚に触れ、 しかしその書き物の量の多さに驚き、 いつかは読まねばと思っていた作家。 なぜか、この作品から読んでしまった。 何でも隠し事のない家族・・・のはず・・・ の隠し事のお話。 やるなあ、角田。 その風情からは想像できない物語との アンマッチが心地いい。かも。
0投稿日: 2006.06.02
powered by ブクログ映画先に見ちゃったから、どうしても映像が浮かんできてしまって、流し読みになっちゃった。でも面白かったかな。映画も本もそれぞれよいと思います◎ (06/05/28)
0投稿日: 2006.05.28
powered by ブクログ「あなたはあの野猿ってホテルでつくったのよ」 隠し事をしないときめられた家族。そういうひとって逆にすごい隠し事があるもんだよね
0投稿日: 2006.05.21
powered by ブクログ家族にまつわる連作短編集。秘密を作らない家庭の方針でも、誰もが秘密を持ってて当然だし。でもなんだかうすら寒かった。ありそうでなさそうで、でもやっぱりありそうな怖さ。
0投稿日: 2006.05.17
powered by ブクログキョンちゃんが主演の映画の原作。 すごく、おもしろい構成だった。 6人それぞれの視点で語られてて、おもしろい!!
0投稿日: 2006.05.16
powered by ブクログ一見幸せそうに見える家庭の中でも、その一人一人には誰にも言えない秘密がある。それぞれの秘密が詰まった、とても興味深い作品です。
0投稿日: 2006.05.13
powered by ブクログ期待しすぎたせいか、少しがっかり。 やけにリアルさを意識しているような文体が私には合いませんでした。 途中で冷めてしまったのです。 ストーリーは嫌いじゃないのですが、少し退屈かな。
0投稿日: 2006.05.10
powered by ブクログ06/05/07読了★主人公が各章で違う連作家族小説。隠し事をしないというルールとそれぞれの秘密、親と子、男と女、過去と現在、それぞれが光と影となって対比されて描き出される家族の形は現代の家族が抱えている問題なのかなと思いました。でも「家族であること」そのものが、それらを超越しているんだよと教えてくれている気もします。
0投稿日: 2006.05.09
powered by ブクログテーマも興味があったし期待して読んだのだが…。ストーリーはともかく、こういった文章で描かれることにのめり込むことができなかった。
0投稿日: 2006.04.25
powered by ブクログ「隠し事はしない」という約束を、一見守っているように振る舞って、全員が秘密を持っている四人家族と、その祖母と、息子コウの家庭教師。コウの言ってた「逆オートロック、鍵付きのドア」が、ありありと目に浮かんでくる。不気味に見える。本人達、特に絵里子が必死なのに、全然気がついていないし、取り繕えていないし、報われていないところが、悲しくなるくらい。
0投稿日: 2006.04.13
powered by ブクログ家族とは。何だろねぇ。あたしの知らない父の側面、母の側面、兄の側面てのがあるんだろうなぁ、そう考えてみると。別に知りたかないけど。プライベートの中にプライベートが潜むということか。この人、見た目と違って、怖いよなぁ。。おぞましい、その視点。(05/10/29)
0投稿日: 2006.03.31
powered by ブクログこわー。だけど人ってそれぞれこれくらい自立してていいんだと思う。皆しっかり自分の世界持ってて、少しうらやましくもあったり。。。一気に読まずにはいられなくなる作品。
0投稿日: 2006.03.28
