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空中庭園
空中庭園
角田光代/文藝春秋
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総合評価

544件)
3.4
64
175
194
61
17
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    こんな家族、見渡せばいくらでもある。ただの物語には思えなかった。どこか身近に感じた。そう思う私もやはりグロテスクな秘密をもっているのかなあ~なんて思いました。複雑な気持ち。

    0
    投稿日: 2012.12.13
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    気付く人と気付かない人。 疑う人と疑わない人。 言う人と言わない人。 の差だと思った。悲しい。

    0
    投稿日: 2012.12.11
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    根底にあるのは、母子関係のゆがみなのかな? 秘密をつくらないのがモットーな一家。けれど中身は嘘だらけ。それでも家族は成り立っている。 今のところは… ラストシーンのバスは、希望へ向かうのか、絶望へ向かうのか…

    0
    投稿日: 2012.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    秘密ごとは一切なしっていうのがモットーの家族。幸せな理想の家族を演じながら、それぞれが心に抱える秘密をオムニバス形式で綴る物語。 ちっちゃい子どもって、とことん無力なんだ。親がどんなに馬鹿でも駄目でも、それしか頼る人間がいなかったら、全身全霊で愛すんだ、愛することで愛されようとする。(「空中庭園」) 話し合いをとことん避けて逃げまわるのなら、事態は悪化するばかりだと、四十歳近くなっても学んでいないのだ。恋愛も家庭も、仕事も人生も、全部そんな調子なんだろうと思わざるを得なかった。これまでも、これから先も、ずっと。(「鍵つきドア」) 「先生、北欧って冬が長いんでしょ、寒くて暗い日が多いんだよね、だから光が神聖なんだよきっと、でもさ、日本はいつだって明るいじゃん?毎日たいてい太陽は照ってるよね、だから闇が神聖なんだよ、寒い地方では光を大事にするし、暑い地方では光がないところをわざわざつくるんだよね、そこになければ人は崇めまつって、ありすぎれば退ける。ねえ、そうすると、光も闇もまったく同じ意味を持つものだと思わない?でもなんで、住宅だけ光を信仰するみたいに大事にするんだろう?」(「光の、闇の」) うーん、暗い、じめじめとした気持ちになったよ。

    0
    投稿日: 2012.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一見、隠し事のない家庭を演じている家族とその周辺(祖母・愛人)が実はそれぞれ思いや隠し事を持っているという話。 でもこれってとても普通のことのような気がする。(まあ、愛人なんかいないし、この小説ほどドロドロもしていないと思うが。。。) 家族であっても、それぞれの生活のフィールド、人生の歴史、価値観があり、その全てを包み隠さずオープンにし、互いに完全に理解し合うなど所詮不可能なのだ。 これをテーマにどのような結論になるのかが気になり最期まで読んだが、結局それぞれの立場からの考えが書かれているのみであり、その点が不満。 読み終えて、「で?」って思ってしまった。 素敵な、バラ色の家庭を思い描いている人には、新鮮で良いのかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族の黒い部分を感じていながら感じていない風に生活しているということがややオーバーに描かれているけど、誰にもあるかもしれない。読み進めていると気持ちが重くなっていくけど、最終章の「過去より少しだけ良くなっているはず」で少し希望が持てた。

    0
    投稿日: 2012.11.25
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    終わりかたは絶望ではない気がする。 隠し事を一つもつくらない家族は確かにひとりひとり秘密を持っている。それは確かであって互いに思いを抱えているが、家族はそれでも家族であっていく。ところどころのセリフに泣きそうになった。 全員が時を別として同じホテル野猿に訪れる。それも面白かったなぁ。

    0
    投稿日: 2012.11.12
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    隠しごとなしがモットーな一見普通に見える一家の、ひとりひとりが持つ秘密。抱えてるモノや今や過去が暗くて重くて、家族の前で演じてる姿とかけ離れてて、続きが知りたくていっきに読んだ。 人ってわからないなぁと思った。大人になるとよけいにわからない。何を思って何をしてるのか。でもわからないものはわからないままで、いいのかなと思った。見えない部分を疑うより、見せてくれる部分を、信じる…じゃなく疑わない。そーゆー風にして、生きていきたい。

    0
    投稿日: 2012.11.09
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    一見隠し事のない家族に見えるけど、実はそれぞれどす黒い隠し事があって…というお話。吉田修のパレードみたい

    0
    投稿日: 2012.10.20
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    それぞれが一歩引いたところから家族を眺め、理想の家族の一員としてのそれぞれの役割を演じている。何が彼らを、この家族という関係をある意味必死で守り抜かんとしているのだろうか。 淡々とした描写がより一層、家族という関係が生み出す残酷さを際立たせている。何でこんな暗いの読んでるんだろうと思いつつも、最後まで辞められなかった。

    0
    投稿日: 2012.10.20
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    秘密はなし。そんな誰がいったわけでもなく出来上がったルール。そんな一家もそれぞれ秘密を抱えている。その一家を娘、父、母、祖母、家庭教師、息子の視点で語られている。それぞれの人生があって、それぞれの思うことがあるというわけである。なんだか不思議な気分にさせられる本であった。

    0
    投稿日: 2012.10.09
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    なんとも読んでてイヤな気分になってきたので途中で読むのやめてしまった 家族の冷たい部分がゆがんででててちょっと無理でした

    0
    投稿日: 2012.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「何事も包み隠さず」がモットーの家族の、それぞれの秘密の話。仲良し家族なんか、実際は存在しないんだと思う。

    0
    投稿日: 2012.08.26
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    幸せそうな家族。だが、家族は皆秘密を持っていた。 現代において、こういう家庭は珍しくないのだろう。まさに仮面家族。

    0
    投稿日: 2012.08.26
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    6タイトルに分かれているがひとつの物語。それぞれ家族の親だったり子供だったりと語り手がかわる。この家のモットーは「何ごともつつみかくさず」で、実際になにもかもを伝え合っているようであって、そこにひそむ影もあったりする。

    1
    投稿日: 2012.08.22
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    ★あらすじ★ 郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。でも、本当はみんなが秘密を持っており、それぞれが違う方向へ。異質でありながらも家族であるしかない、普通の家族に見える一家の光と影……。

    0
    投稿日: 2012.08.14
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    12.07.28 ほのぼのファミリーストーリーなのかと思いきや、どんどんどろっとした方向へ。 ひとつの家族も、それぞれの構成員から描かれると玉虫色。

    0
    投稿日: 2012.08.02
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    理想の家族をみんな演じているんだね。 でもそれは、フィクションの世界。 空中にある庭園のように、現実はまた別。 そういうことかな。 みんなわかっているけれど、それでも現実を知らないふりして 家族ごっこを演じている。 そんな危うい形で、家族は成り立っているのかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.08.02
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    一見なんの隠し事も無いとても幸せな家庭だけれども、それはホントに形だけ。よく見たら秘密はたくさんあるしどこかですれ違いも起きている。怖いなって思った。 家族に関わる6人の視点から描いた話で、お父さんは、子ども達は、あばあちゃんは、どう思っているんだろうって次に出てくる人が気になって気になってしょうがなかった。幸せそうに見える家族程中身が怖いのかな〜。自分の家族はどうなんだろう、って思ってしまった‥笑 ホテル野猿は個人的におもしろくて好きでした(笑)

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    隠しごとをしない、そう決めた家族だけどそれぞれが家族に言えないこと、隠し事を持っている。だけど、一家団欒集まるとどこにでもいる家族の形がある。そういうバランスが家族なのかなぁ。

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    うーん、良いって言われてるけど、あやはあんまり好きじゃないな。 様々な視点から書かれているのに、全部自然で、うまいなぁとは思う。 いろんな考え方とか人間性があって楽しいし。 けど、内容がいやだー 救いがない。どのお話も絶望で終わるんだもん。 でも、文体がくだけてるから、どろどろしてるけど暗くはない。そこはいい。

    0
    投稿日: 2012.07.27
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    タイトルや装丁から想い描いてたのとはずいぶん違った。家族の風景の表と裏がリアルに書かれている。テレビドラマみたいだけど、どこの家族ももしかしたら似たようなものかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.07.26
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    郊外のダンチに住む京橋家、絵里子(妻)、貴史(夫)、マナ(長女)、コウ(長男)。さらに貴史の愛人でありなぜかコウの家庭教師になってしまったミーナと絵里子の母の6人を語り手とした連作小説。 絵里子が周到な計画のもとに作り上げた家庭のモットーは“何ごともつつみかくさず”。しかし、一歩外に出れば皆家族に見せる姿とはちぐはぐな一面を持っている。 評価が高い一冊だが、もうちょっと「重いもの」を期待していたせいか、どうも私には合わなかった。「ふつう」すぎて。でもそれがいいのかな。

    0
    投稿日: 2012.07.26
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    家族として共に生活しながらも、それぞれが隠し事を持ち全くバラバラの方向を見ている。家族は絶対作らないというミーナの決意が悲しい。表面的には平凡などこにでもある家庭で、何事もなく淡々と終わるが、家庭崩壊の芽は随所にあり、現代の家族が抱えている脆さ危うさを啓示している。家族というものを今一度深く考えた。

    0
    投稿日: 2012.07.13
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    家族っていったいなんなんだろう。「何事も包み隠さず」がモットーの京橋家だが、包み隠さず話しているフリをしていて、実はみなそれぞれが何かを抱えている。話すことによって、実は肝心要の部分を巧妙に隠しているのだ。 母と母の愛憎は、大迫力。

    0
    投稿日: 2012.06.20
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    2012/6/1 読了。 家族一人一人がウソを抱えている話。先を読むのがちょっとしんどかったし、気持ち悪くなった。 どの登場人物にも共感できなかった… でも映画をちょっと観てみたい。

    0
    投稿日: 2012.06.01
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    いい!同じ事柄をそれぞれの人目線で書いた話が好きだから、角田さん大好き。 何事もつつみかくさずがモットーの家族のお話。最初はただお互いの秘密が暴かれていくだけかと思いきや、かなり深い!親の子供ができた時の話から、おばあちゃんまででてきて、親の子供時代の話まででてくる。家族っていつの時代もこうなんだと思える温かい気持ちになれる。 ラブリーホーム、チョロQ、空中庭園、キルト、鏡つきドア、光の、闇の 収録。

    0
    投稿日: 2012.04.26
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    何事も包み隠さず秘密を持たないというルールの仲良し4人家族。 しかし、それぞれ秘密を持ち、家族の中では学芸会のごとく大げさに仲良くふるまう。母親がきらっているその母にも、それぞれの人生があり、自分がとても愛されて育ったことを知らず、早く結婚して家を出た母親。 家族と父親の愛人、6人のそれぞれの思いを連作小説で描いているが、 読んでいて悲しくなった。 人生の光と闇、とてもうまく表現する作家さんだと思った。

    0
    投稿日: 2012.04.25
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    映画が録ってあって、先に原作観ときたかったから、早く読んだ。 けどもけども、う~~~んって思った。 共感できるような話ではなかったなぁ。

    0
    投稿日: 2012.04.20
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    家族それぞれの性質と役割をよくとらえていました。 私の家族みたい! 私は長女なのでかなりマナっぽいです。 なんていうか、ささいな心の動きや会話がリアルでした。

    0
    投稿日: 2012.04.10
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    登場人物の荒々しい口調に少し疲れながらもこれも現実にあるかなと思いつつ読み進め、人それぞれにはそれぞれの人生、見方があるということを痛感できて、自分にとってはとてもタイムリーで読んで良かった。 107p 「思い込んでると本当のものが見えないって話だよ」

    0
    投稿日: 2012.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「隠し事をしない」がモットーの秘密だらけの家庭の物語。人はコミュニティを形成し維持するために隠し事をする。一面を見ればどこにでもある地方都市の一家族だが、「隠し事をしない」という建前のために、どこか造られた印象が漂う。 蛙の子は蛙を体現したような人間関係、進むことも後退することもないリアルすぎる時間経過。小説は事実より平凡なり。入れ替わる視点と進む時間。小説の構成がトリッキーな良作。 ただ、読後感はあまりよくなかったので評価を少し下げました。

    0
    投稿日: 2012.03.29
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    登場人物それぞれの視点で描かれた話が収められているので、 そういう意味では多角的に物語を見ることができて面白かったが、 私には結末がよく分からなかった。 ふわふわした印象。 映画版を見たら、また印象が変わるのだろうか。

    0
    投稿日: 2012.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだか気持ちが悪くて、少し読むのがつらかった。 お互いの考えていることがこんなにも違うのに、家族として成立してしまうのか。 たかぴょんが気持ち悪すぎた。終わっている。 でも女性の方が深くて怖いな。意志があるからか、こちらの方がまだ、共感できてしまうかもしれない。闇も深く、恐ろしいけれど。

    0
    投稿日: 2012.03.21
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    家族って仮の姿だと思っている私にとって、共感できる部分がある。 でもね、やっぱりちょっと狂気なんだよね。 引き込まれるし、表現もすごくいい。 でも脳が拒絶。たぶん、こうなりたくないって思うからなんだろうな。いやだって思う。どっぷりハマってますが。

    0
    投稿日: 2012.03.18
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    ワタシと同世代の女性だけではなくて、あらゆる世代、環境、性別の登場人物が出てくるのですが、そのどれもが、うまく描かれているなぁと感じました。 角田光代さんの人物描写は、ワタシにとって、ときどき胸がチクッとなるような描写。自分とはまったく似ていない人物設定なんだけど、共感できたり、こうあるべきではないなって反面教師だったり、忘れていたコトを思い起こさせられたり。 物語なんだけど、どこかリアルで心に迫ってくるものがあります。 本書もそんな作品でした。

    1
    投稿日: 2012.03.16
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    作中名言「 思いこんでると、本物が見えない 」 本物が見えたという人は、思い込んでるため、本物が見えていない。なるほどなぁと思った。 団地という身近な設定で、1つの家族にスポットを当てる。浮気する父。ラブホに行って感傷に浸る娘。冷めた息子。うっとうしい祖母。自分だけ不幸を背負いこんだと思い込む母。世の中の普遍的なものをテーマにしてるようだが、共感できるところはあまりなかった。 それぞれバラバラの1人で、集まって家族。誰もが孤独。当たり前の姿だと思うし、何も今更ピックアップして書いたところで、普通やんとしか思わなかった。 もう少し突っ込んだ普遍が欲しかった。直木賞だと思うと、直木賞がちゃっちく感じるような作品。

    2
    投稿日: 2012.03.02
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    家族一人一人それぞれの秘密をつづったショートストーリー。 最初のお話が好きだった。 角田光代の本はたぶん2冊目。 他のも読んでみよう。

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    投稿日: 2012.03.01
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    角田光代『空中庭園』読了。秘密を抱えバラバラな方向を向いている家族が、いざ「ダンチ」に帰ってくると「秘密のない家族」を演じる。だけど、「ダンチ」の中では各自無理をしているふうでもなく、どこかカラリとした感じがするのはなぜだろう。

    0
    投稿日: 2012.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    対岸の彼女以来の角田光代さんの作品♪対岸の彼女は結構明るいかんぢだったけど、これはなんだか暗いかんぢのお話。一見普通の円満な家族に思える京橋家を家族個人個人の視点から描いている作品。一家のモットーは何事も包み隠さず秘密を持たないって事なんだけど、家族全員大なり小なり秘密を持っていて、みんなで繋がっているように見えるけどみんなそれぞれ色々な事を抱えて生きてる。けどこれって結構どんな家族にも言えるある風景なんぢゃないかなと思えるお話で、そのモットーがあるから家族がすれすれで一緒に生きていけるんぢゃないかな。とか思った。結果結構面白かった作品でした。家族のあり方とか人とか…そんな事を考えちゃいました♪

    0
    投稿日: 2012.02.24
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    登場人物1人1人の視点で、「家族」を見ている。 平凡な家族に見えて、見えないあらゆるところでほころびが。 今の時代の残酷ってこんな感じかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    ちょっと変わった家族ひとりひとりが主人公になって、それぞれの目から見た家族が描かれる連作小説。 角田氏を読むのは初めて。結構面白かったです。地味だけど地味じゃない。手法と構成としては、さほど珍しいものじゃなく、村山由佳氏の「星々の舟」なんかを思い出させますが、感性としては角田氏のほうが好みです。

    0
    投稿日: 2012.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【内容】「なんでも包み隠さず」が約束の家族。表面上はその約束をそれぞれが守り仲のいい家族。しかし、裏ではそれぞれがいじめ、浮気などの秘密を持つ。徐々に家族が崩壊していく。 【感想】少し怖かった。「空中庭園」という作品名はぴったりだと思った。全体的に暗い雰囲気の作品であまり好みではなかった。

    0
    投稿日: 2012.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    題名から暖かい話だと思いこんでいたので、印象と違って驚いた。 よく分からなかった。気持ち悪い。 この家族の姿を面白く読むことは出来ない。 歪な4人家族と、母方のおばあさん、父親の浮気相手かつ弟の家庭教師、の視点からそれぞれ。幸せな家族の顔を取り繕った、歪んだ家族の姿。其れは其れで幸せなのかもしれない。 家族って、きっとそんな恐ろしいものであってはならないだろうに。

    0
    投稿日: 2012.02.04
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    角田光代の本を初めてよんだ。なぜか読まず嫌いで。 途中よんでてしんどくなったけど、面白かったー。 なんでもオープンにする家族のヒミツ。なんか、裏がありそうな人ほど何もなく、なさそうな人ほどあるのかしら。 お祖母ちゃんと母親の関係が切なかったなあ。

    0
    投稿日: 2012.01.28
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    タイトルの印象だけで借りた。 タイトルから「ふわりふわり」としている印象を(勝手に)持ってしまっただけに、 内容とのギャップが、私には正直キツかった。 この作品に終始流れるどろりとした昏さが、読んでいて辛くて、私は苦手。

    0
    投稿日: 2012.01.12
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    しんどかった。体力も気力も削り取られるようで、ぐいぐい引き込まれ、引き込まれすぎないようにちょっとわざと読み飛ばしてしまったほどだけど、もうこれ冒頭から面白い。ホテル野猿って。そして軽快な語り口の底をずーっとヘドロが流れている。あ、あと角田さんは、しょーもない男子を書かせたらピカイチだとおもう。夢を見させないところがものすごいつらい。

    0
    投稿日: 2012.01.12
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    一見幸せそうな家庭でも、みんなそれぞれの生き方をしているのだなーと。普通なんてないのよね。そして、正しい生き方ってなんなのかしら?とちょっと考えてしまう本でした。おもしろかった。

    0
    投稿日: 2011.12.21
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    これはエンタメかな?割と今の角田さんはエンタメにシフトして正解だと思うけど、曖昧なよくわからない、何者か知らない何かを読みたいなら初期作の方がオススメ。ちなみに私は角田さんは旅行エッセイから読み始めたのでそっちもオススメ。

    0
    投稿日: 2011.12.11
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    や~これは予想以上に面白かったです。 読む前はもっとほんわかしたものかと思ってたんですが。 多視点からの家族の光景が非常におもしろかったです。

    0
    投稿日: 2011.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「隠し事なし」がモットーの一家族の物語を、6人の角度から順番に書いた物語。かなり絶望的で希望もないまま進んでいく。しかしだからこそ実にリアル。そして、このドロドロした内容を明るく軽快な文章で描いてしまうのがさすが角田さん。 この本とは対照的だといわれている『対岸の彼女』も是非読んでみたい。

    0
    投稿日: 2011.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族って一番近しいところにいるはずなのに、一番何を考えているのかは本当の意味ではわからない存在でもある。 母という仮面、 父という仮面、 娘という仮面、 息子という仮面、 祖母という仮面、 愛人という仮面。 みんなが一つ屋根の下でそれぞれの役割を演じているわけだけれど、 それが本当の顔じゃない。 その仮面を外したときの、本当の家族の姿を私たちは知らない。 近しいのに、限りなく遠い。 その家族そのものの奇妙さがこの小説には存在している。 家族という存在そのものに首を傾げたことがある人、もやもやとした気持ちがある人にすすめたい。あ、この気持ち、わかる。という既視感におそわれると思う。 個人的には、小説のタイトルにもなっている母、絵里子の章が一番心にきた。 完全犯罪を実行したくなるほど親を憎み、家を出るために結婚という手段をとった女性。 子供はそんな母の側面を知らず、「私たちができちゃったから結婚したんだ」と思っている。 しかし、絵里子の一番人間らしいところは、そこまで憎んでいた母が病気になったときに、家族の中で誰よりも一番親身になっている点である。 殺してやりたい、早く死ねば良いのに、と思うほど憎む母の手術に一番親身になっていたのは絵里子だ。 明らかに矛盾した心理。 だけど、これこそが家族であり、人間だと思う。 憎んでいるけど、あいしてる。 家族とはそのようなものなのだとあらためてこの作品を読んで思った。 またその絵里子の「愛されていない」という葛藤の裏に、実はその母の「素直になれない」というすれ違いが存在しているのも、端から見たら滑稽なのだけれど、そのすれ違いが愛おしい。 思うように愛されなかったからといって、それが親のすべてではないのだ。 いくつになっても、親は親、子は子であるということを実感させられた。

    0
    投稿日: 2011.11.24
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    隠しごとが無くすべてがオープンという家族。でも、かえってそれが隠れ蓑。ウチの家族も誰にも話さずにいる秘密を持っているんだろうな―と怖さまで感じるストーリー。まさに表裏は一体。

    0
    投稿日: 2011.11.06
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    全体を見たらごく平凡な家族も、 一人一人の視点から見たら、こんなにもたくさんの秘密や闇が あるものなのかねぇ 6人の視点から見た連作小説になっていて、 ある章に出てきた人物が、別の章では主人公になっている そうやってまたがった時の印象の違い。 これ自体が人間の不思議さを表しているね この家族だけが特別なのではなく、 どんな家族もこういう姿を持っている ひょっとしたらうちの家族も… なんて考えると非常に怖い笑

    0
    投稿日: 2011.11.06
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    「隠しごとをしない」ことをルールにしている京橋家。実は、それぞれ人には言えないグロテスクな日常を隠していて、家族は一つ屋根の下、てんでバラバラの方向を向いて生きていく。

    0
    投稿日: 2011.11.04
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    意外に評価が低いのにびっくりです 表現がすき なんか痛々しいのにふわふわな表現がすき 家族の個々の闇がみえる 空中庭園 つねに不安定だが美しくみえる そんなもの リアリティであってそうでない感じがいい

    0
    投稿日: 2011.11.03
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    だめだ、これは合わなさすぎた。いくら家族だからって隠し事ありますって言っても、ここまで感じ悪いのはいただけない。誰にも感情移入できないし。

    0
    投稿日: 2011.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【内容覚書】 我が家は隠し事一切禁止のルールのある家庭。 父母姉弟。 一見、オープンで幸せそうな家庭だが…? 姉→父→不倫相手→祖母→母→弟と、 視点の変遷とともに、 この家庭の溝が浮き彫りになる。 【感想】 角田光代初挑戦。 …文体は明るいのに、全体は暗い。 こんな感じの作風の人なのか、この作品のみなのか。 うっかり低調期に読むと、引きずられるかも。 今後読むときは注意が必要そう。 根底は、祖母と母の関係の破綻にあるなーと思った。 両者の記憶に違いがあるのが、気になる点。 チラリとしか出て来ない兄に、 祖母と母が仲良しに見られていたことでますます複雑化。 人の記憶は、自分の都合のいいように記憶されるってことか。 そして、誰も悪人じゃないところがまた嫌だ。 でもまぁ、人間関係なんて、 家族に関わらず、すべてこんなもんかな、と思う。 それぞれがそれぞれの秘密を抱え、 思い込みで生きていく。 その上で、上っ面の関係が築かれていく。 人生、期待しすぎはよくないね、と思い知らせてくれる作品。 とりあえず、果たしてこの姉と弟が、 将来どんな家庭を築くことになるのかを考えるのは、 薄暗い楽しさがある。 とことんダークな気分に浸りたい時に良い一冊かも。

    0
    投稿日: 2011.10.24
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    人の考えていることは、たとえ家族でも分かりません。という話。 なんていうか、こういうことってどこの家族でも多少はあるんだろうけど、 こう悪意というかまとめられて書かれるとげんなりしてしまいました。

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    投稿日: 2011.10.15
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    うーん。 文章の表現は好きだけれども、 主人公家族にいまいち共感できず。 でも、 家族間にある微妙な距離がリアルで、 うんうん。と思わせながら読み惹かれてく。

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    投稿日: 2011.10.05
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    映画の予告がこの本と出会ったきっかけ。「お母さん、早く死んじゃえばいいのに」という小泉今日子の台詞に何故かビビッと来てしまい、気づいた時には本屋で原作を買っていました。 読み始めると一気に読める。もはや「家族って何だろう」とかそういう次元ではない。そして文面から始終漂う絶望的な暗いオーラは何なんだろう。

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    投稿日: 2011.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あたしはラブホテルで仕込まれた子どもであるらしい。 隠し事はせず、なんでも(恋の話や性の話でも)包み隠さず話そう、という方針で生活する京橋家。 だけどそんな家庭も、1人1人それぞれに秘密がある。 静かで悲しい崩壊家庭。でも少し救いもある。 ところどころは結構激しかったりするのに、なんとなく淡々と進む1冊。単純な言葉の並びだと思うと、詩的な表現になったりと、アンバランスさが悪くない。

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    投稿日: 2011.10.02
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    端から見ると明るくて幸せそうな4人家族。母親が決めた「我が家では隠し事いっさい禁止」のルール。各章で4人の家族とその周りの人物がそれぞれの「隠し事」を語っています。家族だからこそ言えないことがあるのは分かっているけれど、けっこうダークな内容とあまり希望の見えない結末に、ハッピーエンド好きとしてはすっきりしない読了感。それでも角田光代の文章、どんどん読み進んでしまいます。

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    投稿日: 2011.10.02
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    1つの家族にスポットライトを当てた群像劇的作品。 娘→父→祖母→母→家庭教師→弟の順で展開していく。 最初の娘パートを読んだ時、『あーマジかー』と嘆いたが、読むにつれてどんどん最悪になっていく。そこが面白い。 野猿という名前をつけたラブホテルのオーナーは世の中を舐めてるであろう。

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    投稿日: 2011.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある家族の背景を、家族構成員それぞれの視点で描いたストーリー。 始めの章(娘のマナ視点)の描写が面白く、一気に引き込まれる。正直、我が家(ウチラ夫婦と娘)に近いものがあり、その先へと進んでいくものの、次の章(父親視点)で父親のダメ男ぶりが判明し、あとは仮面家族の実態をそれぞれの立場で描きながら、『でも家族ってこんなもの』というなんとも寂しい終わり方で終了する。 おばあちゃんとミーナ視点の話は、この物語に必要?あまり解せない。

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    投稿日: 2011.09.22
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    私は私の家族しか知らないので、 正直、家族といえばこんなもんだろうと思いながら読んだ。 そうでない家族もいるんだろうか。そうだと思いたい。 家族とは電車に乗り合わせたようなものとは上手いこと言ったものだなぁ。 しかし全編に漂う絶望的に皆が孤独な感じは単純に恐ろしい。 ママはあれで最後多少なりとも救われたんだろうか…? 実際に、家族間で秘密をなくすことってできるんだろうか。 なんでも話すということを家族のルールと決めておきながら 自らが一番それを拒んでいるママはとてもかわいそう。 彼女が救われないなら私も救われない。

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    投稿日: 2011.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    角田光代さんの本、ということで読んでみた。6人からみたある家族のお話。うーん、いまいち。やっぱり文章とか構成とかは良くて、一気に読んでしまえるけども、後味は良くないし。。そしてまたしてもダメな男の人がでてくる。ちょっと共感できない部分が多かった。 ただ、息子のコウの部分で描かれていたダンチ、ショッピングモールなどのあたりの描写がものすごく良かった。南向き神話なども出てきて、、この家族の舞台として素晴らしいと思った。

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    投稿日: 2011.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1つのごく普通の家庭で、隠し事なしでみんな仲良く見えるけど、皆色々隠し事があります・・・てお話。 家族や家族に関わっている人に各章ずつ焦点当てて話を進めるって流れで、なかなかおもしろかったし、どこか共感できるところがあった。ママの「一番隠しておいてほしいことを今ここで聞きたくないわ」的なフレーズが印象的だったな。ただ、おばぁちゃんの回で登場してくる人の名前の血縁関係が理解できなかった・・・

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    投稿日: 2011.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリアスな作品が多いイメージだったけど、 ジャケットのイラストからすると明るい?? と思ったのが大間違い(笑) けっこう黒かった・・・^^; 最初は、楽しい家庭だなぁ~なんて思いながら読んでたけど、 出るわ出るわ黒いものが・・・どんどん。 「隠し事をしない」という決まりの中、 みんなで明るく生活しているはずなのに、 ママにもパパにも子供たちにも秘密がたくさん。 周りから見たら普通に見える家庭でも、 いろんなことがあるんだろうなぁ。 「家庭」って複雑なんだなぁ。(他人事みたいだけど) 夫、妻、子供それぞれ独立してて、結局は別々の人間だから、完全にはわからないし。 でも、隠し事をしつつも、それは家族が大事と思う気持ちがあるからこそ・・・という部分も見えて、ダメダメ家族とも思えませんでした。 ただ、このダンナはどうしようもないヤツだ。。

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    投稿日: 2011.08.18
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    同じ環境にいる家族、それぞれの角度からの話がなかなかおもしろい。現実も同じ。はたから見てるのと本当のことは違うんだという生々しい描写だった。本当の思いは当人にしかわからない。

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    投稿日: 2011.08.15
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    文庫になった時に買って読んだから2005年に読んでるはずなんだけど、見事なくらい内容を覚えてなかった。。今結構家族についてよく考えてるから、じわじわと心にきた。凄く面白い本だ。

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    投稿日: 2011.07.13
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    たしかこの家族のテーマは「何事も包み隠さず」だったような。 でもみんなウソついてるんですよね。 表面だけ取り繕って。 そうでもしないと家族ってやっていかれないのでしょうか…。

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    投稿日: 2011.07.07
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    そういえば映画化されてたっけ・・・だいぶ前に購入してようやく読みました。なぜか短編集だと思いこんでいたあたし。読んでみてびっくりでした。とある家族のひとりひとりの物語。しかも光と影がしっかり描かれてます。なんだろ・・・なんかある意味、犯罪チックというか。誰がきっかけで事件を起こして・・・っていうのは特定できないけど、昔から脈々と続いてるものなのかも。いろんな想いを隠しながら、抱えながら、それでも日常は続いてて、人は生きてて、家族としての時間は積み上げられてって。「普通の家族」にも起こる、「普通の家族」だから起こる?? 我が家にも・・・・

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    投稿日: 2011.07.03
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    隠し事なしというルールなのに家族誰しもが重くて深い秘密を持っている。そんな一家のそれぞれの視点で描かれている構成。身内だからこそ固い鍵をかけるということに共感。みんないろいろ考えて生きている。

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    投稿日: 2011.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【概要】 ラブホテルに二度も行ったにもかかわらず処女の娘マナ、逃げるところがないから家に帰ってくるだけの父貴史、母親を憎み自分だけの家族を作り、それにすがる母絵里子、子供を手放したことのある祖母、重苦しい毎日を童貞でないということを支えに耐える息子コウという郊外に住む京橋家の姿をそれぞれの視点で描く連作短編小説。第三回婦人公論文芸賞受賞作品。 【感想】 エグい小説だった。 京橋家は母絵里子の提案で「何ごともつつみかくさず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かり合おう(P10)」をモットーとする。そして、平凡だけれども幸せそうな家族である。 しかし、実態はそれぞれ大小様々の秘密を抱えている。言い出しっぺの絵里子ですら隠し事がある。それだけではなく、最終章で病院からの帰りのバスに「ばらばらの座席に座り、窓の外を思い思いの視線を向け(P275)」とあるように、他人以上に誰も互いのことがわかっていない壊れた家族の実像。ただ一人の他人で、貴史の恋人三奈が指摘するように、幸せな家族を学芸会のように下手くそに演じているのが痛々しい。 以下の下りは、私的に心苦しい。 「夫は苦難の表情までつくって打ち明けようとしている。そうすれば楽になる。打ち明けることで、罪も、苦しみも、悩みも、恥も後悔も、全部私にゆだねることができる。(中略)自分が口にしようとしている言葉で私がこっぴどく打ちのめされても、こいつは傷つかない。『ずるっちいことしないでよ!』私は叫んでる。『なんでもかんでも脳味噌つかわずにはなして楽になろうとしないでよ!』(P134)」 ☆x3.5

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    投稿日: 2011.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほのぼのな内容かと思いきや、どんなサスペンスよりも恐ろしいと思った。 だって、身近にも同じことが起きているから。 家族には隠し事はしない。 穏やかに過ごす一般家庭なら大抵そうなのかもしれないが、実は個々に大なり小なり秘密は持っているもの。 それはどんなに仲の良い家族であっても。 考えてみれば、自分自身にも家族には言ってないことは沢山ある。 秘密にしているわけではないが、言う必要がないだろうと思うからだ。 自分と過ごす以外の家族の顔も知らないから、逆も然り。 そう考えると、家族って秘密だらけではないかとゾッとするものもある。 それが当たり前なのだけれど。 自分の秘密を話すつもりはないが、家族の秘密は知りたくなってしまうものでもある。 秘密があるから家族なのか、家族だからこそ秘密を持つのか。 “卵が先かニワトリが先か”のようなエンドレスな難問なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2011.06.23
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    モットーが「何事もつつみかくさず」というひとつの家族の話。物語はひとつなんだけど、母の視点、娘の視点、父の視点って感じでそれぞれの視点からの短編形式になっている。人の心の中なんて見えないから、母側からは娘がこう思っていると決め付けているのに、娘側の話のその時の心の中は違ったりとそういう多面的な部分が面白い。角田さんらしいお話。最後まで飽きさせません。結末は好き嫌いがあるかも。今度きょんきょん主演で映画になるから本を読んでから映画をみてもよいし、映画をみてから本を読んでもよいと思う。

    2
    投稿日: 2011.06.11
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    ダンチに住む、 パパ、ママ、娘、息子と その近しい人々、 6人の視点からみた物語。 同じ物事や出来事でも、 人によってこんなにも違うんだなーと 感じさせられました。 家族であっても、 赤の他人であっても 本音で話さないことには 自分がどう感じているのか 何にも伝わらないのかも、 と思わせる本でした。 でも、 この家族じゃなくても 人間それぞれに秘密を持って生きてて 世の中成り立ってるのかもなー… とも思いました。 スラスラ読みやすいけど、 読み終わった後 結構どんよりした気持ちになっちゃう1冊。

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    投稿日: 2011.06.08
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    あるひとつの流れ行く出来事も、人によって全く考えていること、捉え方が違うんだな、ってことをすごく理解しました。そのことを人に伝えるのならばまさに、百聞一見に如し、この本を読め!って思います。 「空中庭園」の章では、憎悪で震え涙が出るほどに和私も殺人願望が芽生えていたのに、ひとたび「キルト」そして最後「光と、闇と」では、百八十度見方が変わってしまう。心底、妄想でもおばあちゃんを殺さなくてよかったな、と思いました。 内容の強烈さに強弱はあれど、世の中はこういうものなんだろうな、と悟りました。仮に、殺してしまいたいほどに憎い人がいたとして、自分を守るため正当防衛のようなつもりで殺したとしても、その憎悪さえ勘違いだったということにことが済んでしまってから気づくんだろうな・・・と。 そんなリアリティーある6人の視点を空想し、形にし、こうして会ったこともない私に伝えることのできる表現力をもつ、この作家さんはとんでもない人だな、と思いました。

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    投稿日: 2011.06.06
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    全部がなんだかぼうっとしていて、だらだらと読み流してしまった。 秘密、孤独、絶望、そういったものを冗長に書かれるのは好きじゃない。 うーん。あたたかい作品の方がいいな。

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    投稿日: 2011.05.23
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    一つの家族を家族や近しい人合わせて6人から見た話。 はじめの話で出てきた「嫌な人」は次の話の主人公だったりして、人それぞれの捉え方や人生があるんだと実感した。 その一方、話の落ちどころが最後までなく、よくわからないうちに終わってしまった印象が強い。 女性作家だから、と安心していたら、艶かしい表現も多くて驚いた。

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    投稿日: 2011.05.14
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    うちの実家は6人+1匹家族だけど やっぱりそれぞれの時間とか、悩みとか、内緒事ってある。 自分の悩みは親とかに話したくないこともある。 …昔は何でも話してたけど、それが必ずしも上手い方向にいくと限らないって事を知ったから。 でも勝手だけど、 自分が親になったら出来る限りいろいろ喋ってお互い知って そんな家庭がいい。 もしかしたら、ただ「楽」したいだけかもしんない。 けど、逆にそれで相手が「楽」になれるならいいぢゃん。 まだ映画のほう見てないから見よっと。 映画で使われてるモザイクゎ行ったことあるけれど 野猿も気になるなあ。

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    投稿日: 2011.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これも一年前くらいに読み終わったもの。 登場人物それぞれから見る世界って好きです。 あまりにもわかりあえてないところが角田光代さんらしいけれど、(全体的に暗いし)、それが現実という気がする。 読んで損はしない小説です

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    投稿日: 2011.04.25
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    秘密がゼロだなんてあり得ない。 それが例え家族同士だったとしても同じ。 ニュータウンであったダンチ、大型ショッピングセンター、同じ方向にある窓・ドア、光と闇。 いつ読んでも色あせないんじゃないかと感じた。 家族それぞれの視点で書かれたお話。 秘密の大きさは人それぞれで、その重さもそれぞれ。 「逆オートロック」の解釈もよく分かった。 一番年下のコウが大人びていて、何もかも分かっているようで、それがまた面白かった。

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    投稿日: 2011.02.27
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    最初に読んだものがあんまり自分の好みではなかったので (何を読んだのか忘れた)、苦手を克服しようかと読んでみた。 前の印象があったせいか、こちらはなかなかおもしろく読めた。

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    投稿日: 2011.02.23
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    家族のことが、好きですか?郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。でも、ひとりひとりが閉ざす透明なドアから見える風景は…。連作家族小説の傑作。 6人の視点からそれぞれの秘密、悩みが描かれている。 少しずつ6人の内容がリンクするとこが面白い! こんな家庭に育ったわけじゃないけど、各々の章で少しずつ分かるー!と同感できる部分があって他人事とは思えない家庭について描いた作品。 感情移入ほど没頭するわけではないが、ちょっと気になってついつい引き込まれてしまう。 何事もつつみかくさずって難しいよねー

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    投稿日: 2011.02.20
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    家族をつくりあげてるものって何だろう。 結局は個なのに、あえて家族としての役割をそれぞれが担ってる。嘘をついてまで。

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    投稿日: 2011.02.18
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    出だし一行の引きつけ力が強烈すぎです。 とにかくボクはもう角田先生の日常にある普遍的なことに 引っこ抜いてパッと照明をあてる文章が大好物です。 この装丁もお気に入りです。 ちなみに映画を観たのは大失敗でした。本はとても良いです。

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    投稿日: 2011.02.15
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    怖い・・・けど、みんな心に何かしら秘密を抱えて生きているんだろうな。 どんなに明るい家族に見えても・・・さ。

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    投稿日: 2011.01.31
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    最近良く読んでいる角田光代作品でも最もいい カラフルという小説(映画にもなったが)に見られるような 家族という括りを個々がどうにかやりくりしながら日々を暮らすこと こういう気持ちは娘時代、独身独立時代、妻時代、母時代、ばーちゃん時代 家族は家族であるまえは誰かの家族であること、 父や母も普通の人間であることが 少しづつうすうす感づいてくるけど そこからは離れられず なんだかんだいっても訪れる安心な気持ちにやっぱりいいかもって思ったり 郊外のニュータウンっていう 幸せな家族計画はやはり計画通りにはいかず 家族の人間臭いとこがみえてきてからが 計画の正念場やよなーと思う

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    投稿日: 2011.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族の話。 表面上はとてもいい家族なのだけれど、一歩奥に立ち入ってみると、家族のことをまるでわかっていない。誰かがツッコミを入れたらあっという間に空中分解しそうな家の話。 こういう家、実際ありそう・・・

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    投稿日: 2011.01.20
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    端から見たら仲の良い家族でも、その裏側には物凄い秘密が渦巻いていたりする。 それは家族に限らず、恋人や友人でもきっと同じ。「隠し事はひとつも無い」なんて堂々と言える人はなかなか居ないだろう。 この小説を通して、改めてそんなことを思いました。 約束事なんて脆いものだな、と。 自分にも思い当たる節が全くないわけじゃない。本音を隠して表面上はうまくやろうとしたことが私にもあるし、秘密を持ったこともある。 だけど人間はそれが当たり前なのだろうし、好きな人のことなら何でも知りたいと思っても、実際他人のことを完全に知るのは無理だと思う。 物語は、然して大きな事件もなく進んでいきます。だけど読後は色々と考えさせられる。 特別、希望にも絶望にも繋がらない。ただそこに事実があるだけ、といった形の小説群だけど、もしかしたらそこが良い部分なのかも知れないです。 表面上はにこにこ笑ってたって、その皮膚の下では何を考えてるのかなんて分からない。 人間の醜さや美しさについて考えてみたい人にはお勧めです。

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    投稿日: 2011.01.19
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    結婚したらきっと幸せになれるという幻想を ゆっくりそしてしっかり踏みつぶすような家族の形… 実体のない家庭という虚像をみんなで共有している 王様が裸だと言えないように、気づいても口にはできない 壊れてしまうことが許されないという空気が家族を支配している 自分の築いた家族のために幸せなふりをする (家の外の)誰かに幸せだと見られたいというほうが よっぽど健全だと思ってしまう (寂しい考え方ではあるけれど) 自分が楽になるために泣く母というのは申し訳ないけどキツイ 人間は身近な人間の弱さに驚くほど敏感なものだと思う 敏感であればあるほど自分も弱いということなんだろうけど…

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    投稿日: 2011.01.11
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    表面的にはうまくいっている家族の裏で、ぽっかりと口をあけている闇の怖さ。 絶望と希望。 それぞれの章がそれぞれの人物の主観で語られることによって、徐々に明らかになっていく崩壊。 父、ミーナ、コウの章が好きだけど、1番衝撃を受けたのは母の章。 ガーンて殴られたような。

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    投稿日: 2011.01.07
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    続・角田光代さん。 自分の家族とシンクロしてしまって妙なインパクトがありすぎて思い出すだけで頭痛が。 嗚呼,純粋なレビューが書けない。 いるんだな,やっぱりこういう家族。と。 書き表され本になっている時点で「あたしだけじゃないんだ」と少し複雑な浮游感にみまわれます。 再読は怖くて出来ないや(ノ△T) わたしにとってはホラーにちかく怖い本。

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    投稿日: 2011.01.04
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    京橋家の娘、父、母、母方の祖母、父の愛人で息子の家庭教師、息子の視点から 1話ずつ合計で6編の短編が家族の闇を順を追って明かしていく本書。 秘密を作らないという家訓を持つこの一家は、実際にはそれぞれが多くの秘密を抱えている。 人生は、家族はひとつの演戯だと思い知らされる作品だった。 無邪気に明るく振舞いながら、浅はかでも歪んでいてもそれぞれがごちゃごちゃと 多くのことを考えている。計算して、振る舞っている。 特に3話目の母娘の話の迫力は圧巻だった。 母の憎しみとその反動による京橋家を「理想の家族」にしようとする執着は凄まじいものがあるし そうでありながら祖母はもう母とはやり直せたと考えているところも驚いてしまう。 同じ事実が人によって、見方によってこうも変わってしまうのか、人はひとつの 見方で一生懸命に生きていくしかないのかと切なくなるほどだった。 作者の書き方がうまいので、6つのバラバラの物の見方が次々に 提示されてきても、どれも「こういう価値観もあるのだろうな」と納得してしまう。 タイトルも秀逸。母の執念の詰まったベランダの小さな庭園と 夢でしかないお空に浮かぶお花畑という2つのイメージが重なって 「空中庭園」というかわいらしい言葉をとても暗いものにみせている。

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    投稿日: 2010.12.29
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    一見普通の家庭なのに、隠し事はしないというルールを打ち立てているのに、そして表面的にはその通りの家庭が築けているのに。みんながそれぞれに話すことの出来ない秘密を抱えている姿が書かれています。 ここまで書くか・・・と感じたりもしましたが、大なり小なりみんな秘密は持ってるもので、その「大小」も人によって受取り方が様々なことも考えると、自分もそんな変わらないかなという気がします。 表面的な家庭を誰も壊さない/壊せない様を滑稽なものとして書かれてます。が、決して絶望的な終わり方ではなかったのでよかったと思います。 「たとえちょびっとずつでも、よい方向へ変化してる」と思えるのは、自分の保身のために秘密を抱えながらもやはり「家族愛」を持てるからこそなのかなと感じました。

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    投稿日: 2010.12.19
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    各家族の視点から物語が進み心境が描かれている。 閉鎖的な状況下でのブラックな家族間の話。 皆、バラバラなようで実は違う。 どこにでもいそうな家族設定だったためより共感して読めた。

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    投稿日: 2010.12.14
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    ドロドロして暗い内容なはずなのに軽く感じる内容と文体が、読んでいて気持ち悪い。 やたら語尾を伸ばす会話文や、40近い愛人の男を「タカぴょん」と呼ぶところには寒気を感じた。 一人ひとりが見ている家族の風景があまりにも違いすぎて恐ろしかったけど、差はあれど、どこの家庭にもそれぞれの隠し事や思い込みによるすれ違いがあるんだろうなと思う。

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    投稿日: 2010.12.13
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    複数の視点でひとつの家族を描いた作品。 父親、母親、娘、息子、祖母、 そして家庭教師である他人。 父親のパートにかなりイライラしますが ある意味男女の違い、 大人と子供の本質が すごくリアルに表現されている、 とも言えるかも。 たまに読み返したくなるので 手放すことのできない一冊。

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    投稿日: 2010.11.19