
総合評価
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powered by ブクログどうやったらこの設定の上にこの心情表現ができるんや。フィクションの設定やのに行動心理が共感できすぎる。
0投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログオレタタエンドにはちょい納得出来ぬが、山田宗樹さんの描く人間ドラマが大好きだ。 また歴史ミステリーの謎解きもとても面白くページをめくる度ワクワクした。
4投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった! 未知の病原菌系の物語を読むのは初めてな気がする!こういうの大好き! ラストはやや物足りなさを感じたけど、病原菌の原因究明をしていく過程とか全国から寄せられる死者数増加の知らせとか、ドキドキハラハラサスペンスの要素がたくさんでとても良かった!
4投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログ黒い粉を吐きながら死ぬって恐ろし過ぎる病気やん!ちょいグロ覚悟で読み始めたら…泣ける展開になるとは思わなかった…。 常に話が展開していくので飽きずにどんどん読み進められた。後半の展開は好みが分かれるところかな?私は何冊もパンデミック系を読んでるのでこういう展開は新鮮だなーと思えた。それと自分が主婦なのも大きいかも。気持ちが分かる気がする。 まぁ最後はモヤッとするけど…続編とか出たら嬉しいなぁ。かなり昔の作品みたいだから無理だろうけど。
2投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ随分、前の本なのだけれど、今読んでも色褪せない作品だと思う。 日本書紀などの歴史が絡んできて、未知のウィルスとの戦いに重厚感が増していく。 最後の1ページまで飽きない。
9投稿日: 2023.10.31
powered by ブクログ架空の病気をめぐる小説。黒い粉を吐いて死ぬ謎の黒手病の怖さ。徐々に原因と発生源を突き止めていく研究者。黒い病に怯える家族、恐いながらもグッと引きつけられて一気に読んだ。最後の最後まで戦いが続くリアリティがあっていい。
1投稿日: 2023.04.30
powered by ブクログ覚醒剤中毒死と思われた若い女性の遺体から、未確認の黒色胞子が発見される。それは、これから始まる新種の黒手病の始まりとなった。 黒手病と名付けられた、黒色粉を撒き散らしながら絶命するその病気の原因を探し、予防と治療法の確立を目指そうとする。 ウィルス等を主題とする小説はストーリーが決まってきて、そこに個性を出すのが難しいし、面白く読むところ。パニックを描くのではなく、その研究過程が詳細だなと思ったけれど、山田さんは、筑波の農学研究科出身なんですね。知らなかったわ。製薬会社も経験者なんだとか。 その研究過程も丁重だなと読みましたが、この黒色胞子の発生原因に、小野妹子の遣隋使一団の歴史ミステリーが絡んできます。場所は、滋賀県の唐臼山古墳でなく、琵琶湖の沖島の宝来神社という設定。この神社は検索したけど見つけられなかったから、この辺からフィクションかな。古代中国から保菌者を故意に随身としたとか。その隔離の為の石棺を。。。 こちらを主題にしても良かったと思うほどなんだけど、全部フィクションなのか、遣隋使の移動日程とかは史実なのか、は、いつか調べます。
51投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現代のコロナと繋がるところがあった。 感染経路を特定していくところがわくわくして面白かった。 ラストは、これからもこの真菌と闘っていくぞ!的な感じ
0投稿日: 2023.01.20
powered by ブクログ実際にコロナの流行があってからこういったパンデミック系の本の読み方が変わったような気がする。 私たちが日常を過ごす裏でこのように確認した段階で研究を始め対策をしてくださる方がいるんだなぁと思うと社会の広がりがあるように感じる。
7投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログ黒い春(幻冬舎文庫) 著作者:山田宗樹 発行者:幻冬舎 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 facecollabo home Booklog https://facecollabo.jimdofree.com/ 奇病と人類の戦いを描いたパニック小説。
1投稿日: 2022.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『黒手病』という病を解明するために、未知の菌と闘う三人の物語。 息子に借りました。 その菌に冒された人は、なす術もなく死に至る。という、恐怖の病。 自分の家族や、愛すべき人がその病にかかってしまったら。という心理的恐怖に迫る作品です。 例えば、『黒手病』にかかったとして、自分の余命があと何日。と、なったとき、自分はどんな生き方を選択するんだろう。 いや、選択する余裕すらなくて、泣いて泣いて泣き喚いて、自分の時間を無駄にしてしまいそう。私の場合。 そんな私の感想は、やっぱり「家族愛」で、『黒手病』にかかってしまった妻を必死に助けようとする夫の姿と、幼い我が子を残して先立たなければならないかもしれない。という母親としての思いに涙が出てきました。 方や、本の持ち主・息子の感想は「人間の醜い憎悪」 だそうです。なるほど。 とても面白い一冊でした。
0投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログ黒い帽子を吐きながら絶命する―謎の奇病「黒手病」との戦いが描かれる。 病気の感染経路を特定していくさまは、ミステリエンターテイメント小説として非常に面白かった。歴史も絡んで、広げた風呂敷をどう畳んでいくのかと読んでいくと、なるほど、そういう終わり方か…と唸らされた。 人間が何もかもを完全にコントロールできるというのは驕りではないだろうか。我々が身を置く自然環境といったものは、そう単純なものではない―。種々の自然災害や、今のコロナ禍にあって、そう思う。
1投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ覚醒剤中毒死を疑われ監察医務院に運び込まれた遺体から未知の黒色胞子が発見された。そして翌年の五月、口から黒い粉を撤き散らしながら絶命する黒手病の犠牲者が全国各地で続出。対応策を発見できない厚生省だったが、一人の歴史研究家に辿り着き解決の端緒を掴む。そして人類の命運を賭けた闘いが始まった―。傑作エンタテインメント巨編。
0投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログ黒い粉を吐いて死亡する凶悪な「黒手病」が発生、感染経路は不明、治療法も見つからない。パンデミックの予感にページを繰る手が止まらない。医療、植物学、歴史まで入れ込んだ盛り沢山ストーリー。気を持たせた終わり方もうまい。
0投稿日: 2019.11.30
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 覚醒剤中毒死を疑われ監察医務院に運び込まれた遺体から未知の黒色胞子が発見された。そして翌年の五月、口から黒い粉を撤き散らしながら絶命する黒手病の犠牲者が全国各地で続出。対応策を発見できない厚生省だったが、一人の歴史研究家に辿り着き解決の端緒を掴む。そして人類の命運を賭けた闘いが始まった―。傑作エンタテインメント巨編。
1投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログ面白かったです。 黒手病という致死率の高い感染症に挑む3人の絶望的な戦いが描かれていました。 真菌の発生源を探し、遣隋使まで辿り着くというスケールの大きいお話ですが…フィクションとはいえリアリティーあります。 真菌や植物、歴史についてはややこしいところもありましたが、容赦ない描写と結末と、新たな戦いという事で解決はしないのが怖いです。 お話は容赦なくても、諦めない登場人物たちが良かったです。
0投稿日: 2019.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
17歳の少女が覚醒剤中毒死で監察医のもとに運ばれてきた。その肺には小さな黒い病変があった。念のために検査をすると、巨大胞子が確認される。 それから1年後、大学生が授業中に突然黒い粉を吐いて絶命する。発症から30分後に死亡。その遺体からも巨大胞子が確認された。 その年に同じような症例で亡くなったは21名。黒い粉を吐いたときに、口を押さえた手が真っ黒に染まることから“黒手病”と呼ばれるようになる。 翌年の5月、再び黒手病が確認され、どんどん死亡件数が増えていく。致死率100% この巨大胞子の正体は何なのか? どのように感染するのか? 予防法は? 治療法は? 最初に関わった監察医と、2人の研究者が“黒手病”に立ち向かう。 “黒手病”のルーツを辿るうちに、歴史ミステリーとも交錯。家族愛のドラマもある。 ただし、結局“黒手病”の謎は解決されず、「ほんとうの闘いは、これからなのだ」で終わってしまうので、面白くてどんどん読み進んでいたものが、尻切れトンボでちょっとがっかり。 もっと闘ってくれよ~!
1投稿日: 2019.02.21
powered by ブクログ感染・発症すると致死率100%の奇病が各地で発生、日本をパニックに陥れる。感染源は何か?診断はできないのか、治療法はないのか?という医療関係者や研究者たちの闘い、謎に包まれた歴史的な出来事との関連や家族愛も絡め、読み応えのある長編。読みながら鳥肌、震え、目眩まで感じてしまう医療サスペンス。
0投稿日: 2018.11.09
powered by ブクログ全国各地で続出する口から黒い粉を撒き散らし絶命する未知の黒手病と監察医務院の監察医、衛生研の研究者、国立感染症センターの研究者の三人の闘い。知人を亡くしたり妻が発症したりする濃やかな人間ドラマも描かれ、専門性はありつつも医学的な難しさはなく、とても引き込まれた。まだこれからだという終わり方だけ残念。
0投稿日: 2018.10.10
powered by ブクログいつものごとく、帯で選んだこの本、 ”パニック小説” 好き! ”泣ける本” 好き! 両方楽しめそうなので、選びました。 口から黒い粉をまき散らしながら絶命するという、 死亡率100パーセントの恐ろしい病気が全国各地で続出。 対応策を発見できない厚生省だったが、 一人の歴史研究家にたどり着き、解決への道を模索する。 最初から、これは夢中で読めそう!とわくわく。。。 ただ。。。ここに出てくる主人公の妻が、 この小説には不向きな、アニメキャラとでも言うべきか、 なんとも、軽いのりで。。。 この小説の面白みを半減させている感あり。 惜しい! と思った。
0投稿日: 2018.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういう終わり方しかなかったかもしれないとは思うが、ちょっと裏切られた。どう解決するのかを知りたくて読んでいたのに、これはないだろ、と思った。 わくわくどきどきしながら読んでいたが、最後の方はテーマが変わってきてしまって、進展がなく、泣いているばかりの感動物語みたいになってしまった。それでそのまま終わってしまった。 古代のミステリーも中途半端。 植物を持ってきた女の扱いもそれだけでいいのか。
1投稿日: 2017.08.04面白かったけど
それぞれに生きてきたそれぞれの研究員や医師やその家族などが、黒手病の克服に向けて繋がっていく・・・という、大きな流れは「百年法」や「代体」に似た感じではあるものの、飽きるどころか、読み始めると先が気になって止まらなくなります。歴史なぞ全く興味のない私でも遣隋使に興味を持ってしまいそうになるほどひきこまれるものがあります。 ただ、ラストが・・・ 「えええっ!?これで終わりぃ?」と思わず声に出してしまいました。
0投稿日: 2017.07.09
powered by ブクログなげやりに終わる 黒手病という謎の病気と戦う話 黒手病を解明していく前半はのめり込めるが、後半からわざとらしい人間ドラマになって冷める。最後の終わらせ方でなえちゃいがちなテーマだからこそなんとか最後収めて欲しかった でもここまで壮大な話にしてしまったら上手に収めるのもむずかしいとはおもう
2投稿日: 2017.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。黒手病という架空の病原菌が登場するという、作者得意の発想ですね。 後半からの病原菌に感染した妻と夫の物語も良かった。自分がもうすぐ死ぬかもというとき、家族のことを一番に考えている姿は泣けてくる。前半、雪子がヒステリックすぎてあんなに嫌気がさしてたのに。。生きててほしかったな。
0投稿日: 2017.01.16思わず唸ってしまいます
最近,結構嵌まってしまっている作家さんです。「代体」,「百年法」もとても面白かったのですが。 今回の話しは(フィクション入っていますが)歴史的な事実も絡めながら,そんなことも起こりえるんじゃないか,という気にさせる良く練られたストーリーでした。 単にパンドラの箱を開けちゃいましたってだけだったらここまで評価はできません。 大事な人との絆や,嫉妬,打算いろんな要素が絡んで,とても面白かった。 一人の人間の時間スケールとはまったく異なるスケールで廻る生体系がテーマとなっています。 でも,まだ新型インフルエンザも生まれうるし,鳥インフルエンザだっていつ何時我々に牙を向けるか分からないですからね。
3投稿日: 2017.01.15
powered by ブクログ前半の病気の謎解き的な展開は好みだったのですが、後半に入ってからのある人物の闘病物的な展開になると一気に失速した感が否めませんでした。人間にはどうにもできない病があるということがテーマだとは思うのですがラストも残念でした
2投稿日: 2016.05.10
powered by ブクログ肺に取り付く真菌が発症30分で死に至らしめるパニック小説。 病原菌についての話は面白いが、女性に対する人物描写がひどい。 例えば、主人公の一人でもある監察医の奥さん(27歳)のウェストが20歳の新婚時とは見る影もないとか(27歳なのに)。2005年刊行された本である。 その奥さんがまたヒステリーで少しのことですぐパニックになったり夫にあたったり、病原菌がついた葉を手でぐちゃにぐちゃにするとか頭が悪すぎて、監察医の妻という設定に違和感を感じる。 著者の女性に対する感覚(女は馬鹿でヒステリー、若い子最高)が透けて見えて嫌悪感をもよおした。 「嫌われ松子の一生」と同じ著者とは思えない。松子は面白かったんだけどな。
0投稿日: 2016.04.19キャラ立ち
未知の病原に立ち向かう者、怯える者、そして倒れる者。それぞれのキャラクターをしっかり描き分けていて、誰だかわからなくなることがない。「百年法」も多くの登場人物を間違えることなく認識できる。山田宗樹氏の文章は脳内ビジュアル化しやすい。ラストはちょっと不満、というか消化不良。 昔読んだ何かの書評に「良い小説は頭の中で鮮やかに映像化出来る。書中に記載がなくても登場人物の服装、癖や好み、そして利き腕さえも容易に脳内に再現される」みたいなことを書いてあったが、山田氏の文章は特にそれを感じる。従って、脳外映像化は必要ない。「ギフテッド」は逆に映像化が難しいように感じたが、山田氏の読み始めの初期だったからだろうか。
1投稿日: 2016.04.12
powered by ブクログいきなり終わった感じ。途中まですごく引き込まれたんだけどなぁ。でもこういう話はまとめるのが難しいんだろうなぁ。
1投稿日: 2015.11.15
powered by ブクログ面白かった。 最後の結末が良いのか、悪いのかわかりませんが、結果的にはこの物語を高めていたように感じました。 遣隋使のミステリーは、どこまでがフィクションなのかなんだかよくわらなく流し読みしてしまいましたが、上手くまとまっていたと思います。 結論的には、とてもよかったですね。
0投稿日: 2015.10.14
powered by ブクログ異種寄生成長菌類の話で取り上げられたので購入。 和モノはあまり好んで読まないので、期待値低めだったのと、展開が天使の囀りをイメージさせて低評価だった割になかなか良質。 人間模様は個人的にいらないけど、医療系と歴史を組み合わせたのは良。
0投稿日: 2015.08.04
powered by ブクログ「黒い春」未知なる病原菌か?!致死率ほぼ100%黒い胞子をまき散らし死亡するその病とは?! http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-07-09
0投稿日: 2015.07.28
powered by ブクログプロットはしっかりしているし、本質的な筆の運び方も確かだから、パンデミックを扱うパニックものの一種として、充分に楽しんで読むことができる。 が、15年前の作品ということもやはりあるのか、あるいは単に好みの問題なのか、特に家族の情愛の描き方などに、若干もっちゃり感を覚えたことも事実である。 終わらせ方も、どっちつかずのいかにも中途半端な感が否めない。 途中に挟み込まれた、沖島と遣隋使を巡る歴史ミステリーの謎解きのくだりはとても興味深く、面白かった。
1投稿日: 2015.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった! 歴史、事実と絡めてあって読んでいてわくわくした。 日本史だけでなく、世界に広がっていくかんじ、とても良い。 遣隋使のくだりはもちろん、まさかペストにつながるなんて! ベトナムに奇形が多いって本当なのかしら!気になる~ ハッピーエンドじゃないのもまたよし。 ハリウッドのSF大作でも見ているようだった。 不妊夫婦のくだりというか奥さんの描写?が少し安っぽい?イナフな気もするけど、それでも家族愛は素敵なエピソードだし、全体的に好き
0投稿日: 2015.02.18死に至る謎の黒色胞子との戦い
覚せい剤中毒によって死亡をした少女から見つかった謎の「黒色胞子」。一部の人々が警鐘を鳴らすものの、その後忘れ去られてしまう。しかし、時が過ぎるにつれ各地で謎の死が起きていき・・・というストーリーとなっています。 この黒色胞子とは3人の主要登場人物が、戦うこととなり、3人それぞれの家庭状況や恋人、仕事内容等に加え、黒色胞子の起源の謎解きも交え、飽きさせないストーリー展開でした。訳が分からない医療用語等の難しい話もなく、読みやすかったです。
4投稿日: 2014.11.08
powered by ブクログ冒頭から引き込まれた。 久々に感情移入して、最後の方は...泣 アウトブレイク... とても怖いと思わせる物語である。 今まで新種インフルエンザ、デング熱、結核とか 自分には関係ないと思ってたが...この本を読むと怖い。 途中から家族愛が中心になるのだが 凄く考えさせられました。 お薦めの本かな。
1投稿日: 2014.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エピローグの数ページ前までなら★4を付けた。 4.5ぐらいいってた。 とても不幸な読書をしてしまった。 大変面白かったのだけど、こういう終わり方をするのかな? と思っていたのとは違う部分に着地していて、それで肩すかしをくらってしまった。 予想と違うエンディングに対応できればよかったのだけど……ストーリーはとても面白くて一気に読んでしまったのに。 確かに終盤はぐっとくるシーンもあったけれど、肝心要の事件そのものが「俺たちの戦いはこれからだ」ENDで残念。 それさえ心しておけば大変楽しめたと思うのだけど、まあそれは無理な話か。 山田さんのご本はこれが初めて。 気になってるハードカバーの前に評判の高めの既刊を読もうと思ってこれを選んだのだけど……次はちゃんと一番読みたいと思うやつを読もう。
1投稿日: 2014.07.23
powered by ブクログむっちゃおもしろかった! 一見難しそうなこと書いてあるように感じるけど、分かりやすくて読みやすいよ。 雪子、最高。
0投稿日: 2014.05.26
powered by ブクログ久しぶりに泣きました! 恐ろしい内容ですが、登場人物が素敵で物語に引き込まれます。 感染したら100%死に至る黒手病 お役人のことなかれ主義のだらしなさ、研究家の必死の思い、母親として妻として生きたいと強く願う思い 色んな要素が詰まっています 力強いけど切ない作品です
1投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もう3回は読んだ。 登場人物が皆カッコイイ。男だけでなく、女も。そして良い意味で人間臭い。 雪子に感染させた女も、憎みきれない。 何度読んでも涙が出る。 まるで本当の出来事かのように、読者に納得させながら、闘うこと、愛すること、守ること、その本当の意味と尊さを伝えてくる、心から揺さぶられる王道ミステリーだと思う。 山田宗樹の本は全部読んだが、今でもこれが一番の名作だというのは揺るがない。
1投稿日: 2013.12.11さすが山田宗樹と唸る
ニオイダテという植物や小野妹子ら遣隋使などを登場させて、ミステリ仕立てで読ませてくれる。ラストをどう終わらせるのか興味があったが、山田宗樹らしい閉じ方であった。
1投稿日: 2013.10.05
powered by ブクログ口から黒い灰を吐き、発病から一時間以内でしに至る病、黒手病。その奇病に立ち向かう監察医たちの話。3人の主人公達の背景も丁寧に描かれており分かりやすく、そして何より読みやすい。最後もなるほど単純に終わらない。エンターテイメントとして単純に楽しめた。
0投稿日: 2013.09.04
powered by ブクログ1400年前の遺体から未知のウィルスが解き放たれる。 怖い。 けど面白い。 最先端の医療と歴史。 二つが良い具合に混じり合っています。 また、ラストに近づくにつれ命の大切さをかなり考えさせられました。 てんこ盛りな小説です。
0投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログ致死率100%・新種の奇病「黒手病」の発生と日本社会の戦いが描かれる。病気の正体は何なのかを明かしていく3人の研究者、明らかになったあとの社会をあげての対策、愛する者が発症して死んでいくさま、どれも迫力があり読む手が止まらなかった。それから病気の正体について歴史ネタを入れてきたことが意外で、とても興味深かった。まさか遣隋使が出てくるとは思わなかった。また随所にある人間ドラマもセリフに力強さがあってグッとくる。良い。 結末は決してハッピーではないけども、不思議と読後感がすっきりしている。
0投稿日: 2013.01.29
powered by ブクログ覚醒剤中毒で亡くなった17才の少女から未知の黒色胞子が発見された。 そして、翌年の5月になって、黒手病という口から黒い粉を撒き散らしながら死ぬ恐ろしい病が日本にじわじわと広がって行く。 この病気に立ち向かう3人の男たち。 そして、辿り着く1人の歴史研究家。 それは、小野妹子や煬帝の時代にもつながっていく。 (ネタバレ) 中盤から、きっと彼女はこの病に打ち勝つはずだ。黒手病の謎は全て解明されるのだ。と信じながら読んでいました。でも、そんなハリウッド映画のようなラストだったらこんなに心に残らなかったろうな…とも思います。 彼女の最後のシーンには胸がつまります。愛する夫と息子に自分が黒い粉をはきながら死ぬところなんて絶対見せられないですもんね…。 そして、このラスト。 黒手病に対して、又はこの世に存在する様々なウィルスや病原菌に対して、本当に恐怖感を覚えました。 うっすら寒気がしたほど。 ずっとこの闘いは続いていくのですね。 ほんとうの闘いは、これからなのだ。
0投稿日: 2013.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『松子』に続いて山田宗樹2作目です。ですが、この方私とても好みの文体です。なんだろう、淡々と書き綴られてるのですけど、気付くともう巻き込まれてるというか、文体が静かなんですけど、とてもリアルであるためか、その世界観に「満ち潮」のように沈み込んでる気分。もう、気付くと引き返せないほどハマってるんですよね。松子もすごい勢いで読みましたけど、『黒い春』も「私、仕事してる場合じゃないよ!」と訳の分からない妄想に支配されながら読んでしまいました・・・っていうかマジ怖かったですよ・・・ これを読んで思い出したのが、心の重箱の隅を突く感情。人が怒ったり、不安になったり、と粟立つ感情の種類をとても丁寧に描写してるなあって思いました。だから、こんなにも巻き込まれたりするわけですが。暴言やら汚い言葉を羅列してあるわけではなく、日常の普通に飛び交う言葉なのですが、場面と組み合わせで、こんなにも感情を逆撫でしてしまうものなんだなと。言葉ってパワフルですよね。 あとは、もしもこんな病気が発生したら本気で怖いよなと。ついこの間までで言うならSARS。今なら、鳥インフルエンザウィルス。私、死んでも絶対見つけてもらえないよなあこんな汚い部屋を見られるのも勘弁ですがね。 夢中で読みました。★×4つで。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログ日本版、あそこまで大げさじゃなく実話でもない 「ホットゾーン」もしくは「アウトブレイク」 ん?両方ともフィクションやっけ?少なくとも 「ホットゾーン」はノンフィクションやった気が。 んー。こういうのを娯楽にしてしまっていいのか わからんけど、エボラもインフルエンザも結核も 何もかも、恐いってことかな。
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログ覚醒剤中毒死を疑われ監察医務院に運び込まれた遺体から未知の黒色胞子が発見された。そして翌月の5月、口から黒い粉を撒き散らしながら絶命する黒手病の犠牲者が全国各地で続出。感染したら死亡率100%の黒手病の対応策の解明に3人の男が名乗りを上げるが、なんら策が見つからないまま犠牲者は増え続け、3人の男たちの大切な家族にも黒手病の魔の手が伸びる・・・(幻冬舎文庫あらすじ一部引用) 主人公らと未知の病気との闘いを熱く理性的に(?)描いた作品です。 やはり、使命感のある仕事は熱いですね。また、黒手病の正体が徐々に分かっていく、推理要素もgoodです。 私的な一番の見どころは、病気と戦う人間の姿です。大切な人を救うために対応策の解明に尽力する研究者の姿、それを信じて最後まで気丈に振る舞い病気と戦う家族。 ラストシーンまで気が抜けません!是非どうぞ。
0投稿日: 2012.02.13
powered by ブクログ謎の奇病、黒手病。 突然黒い粉を吐いて死ぬという、発症したら百パーセント死に至る病。 どこからこの病は来たのか?病原菌とは?治療方法は?黒手病と人間の運命をかけた戦いの話。 正直、映画化しそうだなぁと読み終わってから思いました。 黒手病の正体が分かってくるにつれ、訪れる悲しみや悔しさ。 最後は読んでて少し泣きそうになりました。
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
寄贈 タスク (2012/1/9) 細菌や胞子、題材が好きなジャンルだったので読んでみました。 完全なノンフィクションですが面白いです。
0投稿日: 2012.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんなに面白い本はなかなかないんじゃないかと思う。 読み終わった時の満足感が堪らなかった。 「国手病」というかなり過激な症状で死に至らしめる病気に立ち向かう話で、これは本当にあったら怖いなと思う。 花粉症は死ぬ病気じゃないからいいけど、もし死ぬ病気だったらそこには凄いドラマが生まれるんだろうな。 読み進めると登場する遣隋使との関連性なんて凄いなと思う。 人によっては強引に感じるかもしれないけど、僕は本当によくできていてよくこんなこと考えついたものだと物凄く感心した。 この本は絶対に読んで損はないと思う。山田宗樹って一冊の本を書くのにどれだけ取材して勉強しているんだろう。 オススメの一冊です。
0投稿日: 2011.05.22
powered by ブクログあわやパンデミックを予感させる正体不明の病気を解明していくというお話。 かなりスリリングな展開で続きが気になったので1日で読み切ってしまった。
0投稿日: 2011.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マイミクさんに進められ読んだ、初めての山田宗樹さん。 いやぁ、面白かった。 ・・・面白いという感想ははばかられるのかもしれないけど。 力のある作家さんで、文章からの吸引力がすばらしい。 視点がころころ変わるので、なじむまでに行ったり来たりをちょっとしましたが、後半はすいすい読めました。 久しぶりに「先が読みたい!」と痛烈に思いながら読んでいけた作品です。 ◆ネタバレ注意 ・夫婦円満で美人の奥さん の時点で 「あぁ、これは子供か奥さん、どっちか死ぬんだろうなぁ。」と思ったら予想通りでした。(中盤で死ぬかと思ったら、ラストの核がそれになっていたのは驚きでしたが) ・つか、葉っぱ子供に持たせたあの女、訴えれば殺人罪でいけるんじゃないの・・・?
0投稿日: 2011.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんなエンターテイメント性にとんだ作品はあんまりない気がする。現代ゆえの恐怖、夫婦、親子の絆、歴史の凶事、パニック、女の嫉妬…。リアリティをもって迫ってきた。wowwowでドラマ化もされた作品。
0投稿日: 2011.01.08
powered by ブクログ覚せい剤中毒で死んだ人の肺から黒い胞子が見つかった。 その後、その胞子を吐き出しながら死んでゆく人が続出。 危機を感じた監察医と研究員たちが解決に向かって頑張る話。 こうゆう話はありそうで、あまり読んだことが無い。かもしれない。 まぁ、最後、そこで終わりかよ!! みたいな感じだった。もう少し続いてもいいと思うんだけどなぁ。。。 結局それで解決したのかい??みたいな。 まぁ。でもまぁまぁ面白かったかな。 読みやすかったから、二日くらいで一気によんだ。 ************************** ☆あらすじ☆ 覚醒剤中毒死を疑われ監察医務院に運び込まれた遺体から未知の黒色胞子が発見された。 そして翌年の五月、口から黒い粉を撤き散らしながら絶命する黒手病の犠牲者が全国各地で続出。 対応策を発見できない厚生省だったが、一人の歴史研究家に辿り着き解決の端緒を掴む。 そして人類の命運を賭けた闘いが始まった―。
2投稿日: 2010.10.20
powered by ブクログ新種のウィルスが日本を襲う・・・・ 将来こんなコトが起こるかも・・・・・と想像できて ちょっと恐ろしい
0投稿日: 2010.06.23
powered by ブクログ医学ミステリー。 黒手病の考察が非常に面白かった。実在する植物を用いたり、歴史上の人物・小野妹子とその使節団の歴史と黒手病の原因を絡め合わせて推理を進めていくところは、物語にするっと引き込まれた。 また、飯守雪子の人物像がよかったと思う。女の醜い部分と、母としての強い部分がよく描かれていてリアリティがあった。
0投稿日: 2010.04.10
powered by ブクログ正体不明ウィルス。パンデミックの恐怖! この作者さんの話はわかりやすくてすごく読みやすいですね。 なんですが、えええ!そこで終るの????という尻切れトンボ感が・・・。
0投稿日: 2010.03.20
powered by ブクログ未知の病気に対する不安。 原因究明する研究者たちの熱意を感じます。 そして、一方で研究チームの家族がこの病気に侵された疑いがでて…。 さまざまな想いが交錯し、切なさで苦しくなってきます。 改めて、今を生きる。一秒を大切に生きることを考えさせられました。
0投稿日: 2010.03.14
powered by ブクログ解説にあった「人間ほど生死にこだわっている生命体は、 この地球上ではほかに存在しないに違いない」という一文に納得。 自分の命の限りを目の前にしたとき、 大事な人に死が迫ってきたときにどうするかということを考えさせられた。 そして、母親の強さ・逞しさを感じ、最後は思わず涙が出た。 過去に生きるでもなく、未来に生きるでもなく、「いま」を生きることの大切さ――。 家族に囲まれて、普通の生活を過ごす幸せを実感できる一冊。
0投稿日: 2010.01.11
powered by ブクログ原因が解明されるまでの展開は一気に引き込まれていったが、 ラストは解決されるものと思い読み進めていたので残念だった。
0投稿日: 2009.08.28
powered by ブクログ面白かった。 面白かった。・・けども。 こんなに長いのに、事態は収束しないんかい! 続編があるのかなぁ? ちょっとモヤモヤ残る感じ。
0投稿日: 2009.03.09
powered by ブクログ致死率100%の謎の感染症に立ち向かう科学班チーム 感染してしまった妻 愛する人を失うしかできない恐怖 全ての物語がハッピーエンドなんて有り得ない
0投稿日: 2008.07.02
powered by ブクログ未知の感染病がジワジワと忍び寄る怖さ。 本題とは若干ズレるけど、歴史的解釈の部分が面白かった。 人間関係の絡みが、甘すぎて、ちょっと苦手。
0投稿日: 2008.06.09
powered by ブクログ体裁としては一応ミステリ(SF?)だと思いますが、逝く者と残される者とのやりとりが印象的。20世紀までは人類は感染症との戦いでしたが、少しWindow Periodについて考えさせられました。映画でも小説でもそうだけど、核爆発だとか殺人ウィルスだとか、切迫したタイムリミットがあると、物語にスピード感が出てくるな、と。
0投稿日: 2007.07.12
powered by ブクログ口から黒い粉を撤き散らしながら絶命する黒手病。未知なるその菌と戦う3人の研究者たち。大切な人がが菌に侵されたら… 考えずにはいられません。
0投稿日: 2007.07.08
powered by ブクログ人を次々と死に追いやる未知の黒色胞子(致死率100%)の実態を暴く研究者・医者たちの闘いがテーマの医療サスペンス。 久々に感動した。 研究だけじゃなく、研究者たちの身辺の人間関係までも絡ませて書かれているし、皆が一丸となって病原体の解決に乗り出す姿勢、ほんとに素晴らしかった。 更に普通のサスペンスと異なるところは、病原体に歴史ある謎が秘められているところ。 よく考えられているなぁーと感心しました。 ―愛する者を亡くす者、愛する者を残して逝かなければならない者。どんな気持ちなのだろう― クライマックスはまさに生と死のドラマ。
0投稿日: 2007.05.06
powered by ブクログ松子を読んでみて、山田宗樹が気になった。 で、買って読んでみた。 すごくマニアックとゆうか、 長かった。ってゆうのが印象深い。。
0投稿日: 2007.02.10
powered by ブクログ1400年の時を越えた怨念が現代によみがえる。本気で対応しようとしない官僚体質。切ない戦いは続く・・・。
0投稿日: 2007.02.09
powered by ブクログ黒手病という感染病の話です。発生と歴史をからめたおもしろい設定でした。わりと長めの物語ですが一気に読めました。登場人物の人柄が暖かくてラストはちょつとせつなくなりました。
0投稿日: 2006.09.28
powered by ブクログ本当に身近にありそうな黒手病という名の感染症がテーマ。あったら怖いな…。最後の最後まで気が抜けない感じでおもしろかったです。
0投稿日: 2006.08.27
powered by ブクログ感染症ものの話は大好き。そこに歴史的ミステリーも加わって、どんどん読める。普段読書をしない夫からのすすめ。黒手病、実在しそうで怖い。
0投稿日: 2006.08.14
powered by ブクログ最後は泣ける!と聞かされて読みましたけど泣けませんでした。でも面白いです。うん。オススメ。 話の内容は原因不明の病気が日本中に蔓延して主人公3人がこの解明に勤しむ物語です。僕は説明の仕方が下手なんです。
0投稿日: 2006.05.17
