
総合評価
(692件)| 157 | ||
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powered by ブクログ題名や本のカバーから来る とっつきにくそうな印象から 考えるととても読みやすい。 ある事件に関わる人たちが それぞれの立場から行動を起こす ため様々な価値観が見れる点は 面白い。 最後の最後で謎が明らかになるが その設定に納得はいくが 感情移入はできなかった。 謎を早く知りたいと思いながら 読み進める暇潰しの本としては 適当な文献であると思う。
0投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
泣いた。 妻に懇願され妻を殺した警察官、梶。 妻殺害の2日後彼は自首をした。 梶の空白の2日間が気になり、どんどん読み進めた。 梶は誰のために生きているのか。 2日間に何があったのか、誰に逢ったのか。 裁判が始まった辺りから梶を見守る気持ちになった。 彼をそっとしておいて欲しい。 真相がわからなくてもそれで良いと思えた。 寧ろ、この小説は真相を描かないことによって完成されるのではないかと思っていた。 そう思いながら読んだ結末は、これ以上は無い物だった。 たった一人の家族を自分自身の手で嘱託殺人した男は誰のために生きているのだろう。 人は誰しも誰かのために生きていて、誰かがいるからこそ生きていける。 この上なく優しい小説だ。
0投稿日: 2012.01.19
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切なくていい! 男っぽい切なさ! この“半落ち”、直木賞は取ってないんだけど・・・・絡みが面白い。 審査員との確執と読者を思う作者。 偏見があるかも知れないけど、好きになった。 また、他の本も読もう。
0投稿日: 2012.01.13
powered by ブクログ妻を絞殺して、自首するまでの2日間について黙秘を続ける男。 それぞれの立場で事件に関わる人間たちの物語を交差させつつ、 組織と人間などの沢山の問いが盛り込まれ読み応えがあります。 謎解きとしては穏やかですが優しい読後感も好感がもてました。
0投稿日: 2012.01.08
powered by ブクログ元警察官が病気を憐れみ妻を殺害。 素直に自供していたけれど、2日間の行動は黙秘する「半落ち」状態。 やはり最後には感動の結末が待っていて、とても面白かったです。
0投稿日: 2012.01.02
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「致命的な欠点」は読んでもわからなかったし、現実に即している事がミステリーにとって必要とも思えない。そういうことを抜きにして、とても面白い作品。どろどろした管理世界と現場の世界のギャップ、どうして「半落ち」なのか?何が落ちてしまっているのか?を予想しながら、どこで完落ちするかもふまえて読んでみるとなお面白い。 梶に関わる人たちの苦悩。全員が梶の根気に負けるわけだが、そこでどう苦悩したかが、とても共感できるかたちで描かれている。映画化されたわけだが、映画も見てみたい
0投稿日: 2011.12.20
powered by ブクログ話もキャラクターも良くできていて、オチも気になってすらすら読めた。ただ結末は意外なものでもなかったのがちょっと残念。 2011/11/29読了
0投稿日: 2011.11.29
powered by ブクログ警察内部について詳細に書かれている。 半分しか落ちていない本当のワケについては少し期待外れ。 歌舞伎町にそこまでマスコミがこだわるかどうかも疑問。
0投稿日: 2011.11.20
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横山秀夫の作品はクライマーズハイと映画の震度0を読んだことがあり面白いんだけど、風呂敷を広げっぱなしな印象。 半落ちもこれらと同じく展開は面白いし、出てくるキャラクターは魅力的なのに、結末は上手く回収していない感じ。決してつまらないわけじゃないんだけど。 各章ごとの登場人物の描写はよても良くてページを捲らせるけど、結局それぞれが上手く絡まなかった。また、梶の空白の二日間の理由も弱いかなーと思う。 警察小説は好きだし、横山秀夫の描く人物像は面白いんだけど、ストーリーの問題で★4つ。
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログ2011.11.13 それぞれの組織で働く男たちが、ある事件によって被告と出会う。 被告である梶さんはもちろん、みんな素晴らしい人たちでした。 全員が梶さんを守ろうとした。そんな気がします。 謎の2日間を明かさなかった理由。 判明した時は、若干の肩透かしをくらった気がしましたが、 読み進めていくうちに納得できたというか、梶さんの瞳の優しさが分かったような気がしました。 それにしても青年! 素晴らしい人だという事が一瞬で読みとれました。
0投稿日: 2011.11.14
powered by ブクログ読みながらなかなか落ちないので最後がしょうもない落ちだったらどうしようと思いました。 でも西国まで読んでよかった! 読後感よしです!
0投稿日: 2011.11.11
powered by ブクログ骨髄提供の事実をそこまで隠そうとする理由が理解できない。前半部分の殺人理由の納得性が高く結末への期待が高いだけに、読後感は、まさに半落ち!中途半端な結末だ!
0投稿日: 2011.11.10
powered by ブクログ読みながら、私も同様にその澄んだ瞳に吸い寄せられ、 梶聡一郎を見守る気持ちになった。 けれど結末には、これだけ引っ張ってこれで終わり??と思ってしまった。 警察も検事も、ジャーナリストも弁護士も、 みんな自分の利害ばかりを考えていて腹立たしい。 けれどそんな彼らの心を動かす梶という人間が魅力的。 もちろんイメージは映画で演じられた、 私の大好きな寺尾聰さんなのだけど。
0投稿日: 2011.11.09
powered by ブクログ文章がうまいので、読みやすい 1つの事件をさまざまな登場人物の視点で物語が進み、それぞれの立場・職業からくる考え、思いや葛藤が面白い 一粒でいろんな味が楽しめる作品
0投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログ書き出しの一行からずっと張り詰めた糸を伝いながら読み進みました。大満足の一冊です。 言葉だけでも作品の世界の緊迫感が伝わります。 この作品は「衝撃の結末」などといったものを期待して読む作品ではなく、一つの事件を通して人と人との繋がりや組織、社会などをリアルに感じながら読み進めている時間を楽しむ小説だと思います。 警察ミステリ最高峰!
2投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログアルツハイマーや骨髄バンク、隠蔽。 そうした社会問題を扱ってはいるけれど本質は絆の物語だと思う。 あれだけ引っ張ってこの落ち?という感もあるけれど良い話だと思う。
0投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログ核心を認めてしまうと、その他の小さなことは辻褄が合わなくても、被疑者はそっとベルトコンベアに乗せられてしまう。警察、検察、裁判所、そして刑務所。確かに送り出されてしまえばそれまでで、妻を殺したあと元刑事の梶は二日間なにをしていたのか。本当に最後の最後まで伏せられている。ネタに落ち度はあるものの、それを差し引いても良い作品だと思う。
0投稿日: 2011.10.16
powered by ブクログ#dokusyo 6人による視点から話は進んでいくが、視点が変わっても話に引きずり込まれてく。強くて弱い(あるいは弱くて強い)男達の話。殺めるくらい人を愛せるだろうか?人を生かす為に生きれるだろうか?
0投稿日: 2011.10.09
powered by ブクログアルツハイマーに苦しむ妻に請われ、殺した。現役警察官が自首する。現役警察官の殺人事件に、県警は騒然とする。罪状は嘱託殺人。動機も明らかで、言動に矛盾もない。かと思われたが、殺人を犯してから、出頭するまで空白の二日間が浮上する。 彼は最愛の妻を殺してから、二日間、どこでなにをしていたのか。 梶総一郎に焦点を合わせたミステリ小説を期待していたけれど、どうも読んでいくとそっちはメインではなくてどちらかというと組織の軋轢とか、そのなかで息苦しさを感じていながら仕事をする男たちを描きたかったんじゃないのかと思えた。現役警察官の犯した罪をめぐって、自分の会社の損得しか考えない組織のいやらしさを深く描く。 もう少しオチで感動できるといいんだけれど。 そこまでして隠し通した理由が薄い。 期待したほどのものではなかった。
0投稿日: 2011.10.06
powered by ブクログ★3つにしようか迷ったけど、やっぱり物語の背骨である「空白の2日間」のオチがあっけなかったのが・・・。 いや、たいていの隠し事なんて傍から見れば大したことない、という意味ではリアルではあるのかも。 背景を共有した男たちそれぞれの短編集ととらえれば面白い。 でもそれなら、最初から短編集として書かれた同著者の本の方がもっと面白い。
0投稿日: 2011.10.01
powered by ブクログ映画化された作品ですが、本で読んだほうが数倍オモシロい。 梶警部が語らない空白の2日間に翻弄される人々の心の葛藤。 クライマックスでその理由が明らかになるわけですが・・・泣けます。
0投稿日: 2011.09.24
powered by ブクログ事件が進行するにつれて関わる登場人物、6人の視点で書かれている。こういう進行の仕方もあるのだなと、ミステリー小説初心者の僕にとっては、表現手法が勉強になった。 話の内容は、アルツハイマーになった妻を現役警察官が嘱託殺人してしまうというものなのだが、最後の最後まで「半落ち」状態で展開される。結末は思いもよらぬ展開だ。ネタバレは書き込まないので興味ある方はご自身で確認してみてほしい。 とってもおもしろい1冊だ。
0投稿日: 2011.09.09
powered by ブクログ「半落ち」読み終えました よく知らなかったけど、これって映画化されたり、直木賞候補だったんですね... 物語は、現役警部がアルツハイマーの妻に嘆願されて、その妻を絞殺してしまうんだけど 自首するまでの空白の2日間の行動だけ自白しない「半落ち」状態 その謎を巡って色んな境遇の人達が真実を追いかけます もちろん、何とかワイド劇場みたいに最後の数ページで全て明らかになるんだけど ここからいつもの。。辛口モード.. なんか名作と言われる割には会話文ばっかしで文学性は微塵も無いです 殺人者なのに、それを取りまく捜査員や弁護士などの50歳近い人達はみんな社会や家庭のなかで、半ば用無しの様な疎外感を持ってて、変に犯人に同情的だったりします 「あなたは誰の為に生きていますか?」 みたいな問いかけもされちゃいます 世代が違うだけに、全編に加齢臭が漂う不快感があります もっともダメダメなのは、○○が○○に○○してたのが捜査線上で浮かばないまま、裁判までも結審するなんて、絶対あり得ない設定ミスじゃん... 年取って定年までのアイドル期間を憂鬱に過ごすのか、組織に立ち向かうのか、大切な人の為に尽くすのか、 そんなのは、ひとそれぞれの自由であって、誰もが博愛的に世のため、人の為に自らの存在価値を正当化して生きる必要は無いですね
0投稿日: 2011.08.23
powered by ブクログ予想していた内容とだいぶ違って意外だった。 当時直木賞うんぬんでずいぶん物議をかもした作品だったが、そんなに騒ぐほどのことだったんだろうか、と今は思える。
0投稿日: 2011.08.23
powered by ブクログ現職警察官である梶聡一郎が妻を殺したと自首してきた。 殺害について素直に話し、スムーズに進むかにみえたが、殺害から自首までの二日間については完全黙秘。 何より温厚で生真面目な一番刑務所には遠いと思われる梶。いったい何があったのか… 警察、検察、記者など様々な立場からこの事件を追う。それぞれの探りあい、駆け引きと臨場感が感じられ一気に読める。 泣ける。
0投稿日: 2011.08.18
powered by ブクログ刑事が妻を殺した事件を巡る話。 同軸の時系列を追うのではなくバトンタッチするように物語の進行に沿って刑事、検察官、記者、弁護士、裁判官、刑務官の話が書かれている。 専門的な用語も出てくるが全く引っかからないほど心理的描写がうまく、物語りに入りやすい。 主人公が各節で分かれる点において、 全体的にまとまりがあり飽きない要素にもなっているが、私は少し物足りなさを感じる部分があった。 事件を追うスタンスの小説はたくさんあるが刑事や犯人の視点以外でページを捲らさせる所にこの本の良さがある。
0投稿日: 2011.08.17
powered by ブクログ半落ちを完落ちさせる警察と容疑者の攻防かと思いきや、想像とは少し異なったストーリー展開はよい。落ちそで落ちない。ただ、結末はもう少し意外性が欲しかったかな。
0投稿日: 2011.07.29
powered by ブクログ思っていたより盛り上がりなく読み終わった。 最後のクライマックスも、ふーん、こんなこともあるよね。 ・・・と感じる程度の印象。 クライマーズハイの映画をみた印象がとてもよかったので、 ちょっと期待はずれ感がありました。
0投稿日: 2011.07.28
powered by ブクログ「実直な警官が妻殺しで逮捕された。犯行は認めたが、殺害後2日間の行動には口を閉ざす「半落ち」状態。捜査官、検察官はプロの誇りにかけて残り半分の真相を追う」 殺害後の2日間何をしていたのか、という点がとても気になってあっというまに読めてしまう。横山秀夫が得意の警察者ものの長編で、ミステリよりも人間ドラマの色合いも強いがとてもおすすめの作品。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログ登場人物の心情描写が鮮明に描かれていて、まるで自分がその本人かのような感覚に陥るほどの感情移入をしてしまいました。 章ごとに物語の中心人物が変わり、その人物の目線で話が進んでいきますが、 作中の「あなたは誰のために生きているんですか」という問いかけに答えるかのように、中心人物の人生観が露になっていく姿が、この作品の一番の魅力に感じました。 自分自身の地位のために口を閉じる人。組織のために嘘を貫き通す人。自分の感情を剥き出しにして上司に反論する人。それとは逆に、自分の感情を圧し殺して上司の言いなりになる人。 それと同時に、人は一人では生きていけないんだということを痛感させられる、そんな作品でした。 次は映画を観てみます。 「誰かのために生きたい」と思えることは、人間にとって最高の幸せだと思う。
1投稿日: 2011.07.17
powered by ブクログ何となく読んでいたのですが、知らず知らず引き込まれて一気に読まされたお話。 心理描写がとても多かったと記憶しているのですが…どうやって映画化したんやろ?? 主人公、ほとんどセリフなかったような…
0投稿日: 2011.06.23
powered by ブクログ面白い。 疑惑・思惑・真実・色々絡み合いそれぞれの立場で登場人物が躍動する。 その中で被告(犯人)は語る事の出来ない願いを秘め生きる。 『真実は何?』という興味を鷲摑みにされた力作。
0投稿日: 2011.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アルツハイマーの妻を殺害した梶警部の殺害後から自首までの「空白の二日間」を巡る男たちの話。 事件発生から刑の執行に対応するように、刑事・検事・記者・弁護士・裁判官・刑務官の順に、それぞれの視点で「空白の二日間」に梶がどこで何をしていたのかを明らかにしようとする。真相が明らかになるまでは、一気に読ませる。 しかし、最後の最後まで引っ張り続けた真相は、正直肩すかし。「ふーん、そうなんだ」としか思えなかった。 昔はミステリを貪るように読みあさっていたけれど、もう飽きた。ベストセラーになり映画化もされた作品だけどこの程度なのか、と思ってしまう。
0投稿日: 2011.06.19
powered by ブクログ警察と検察、記者、裁判官、刑務官、それぞれの立場で一つの事件を追いかけて、それぞれの葛藤があって、おもしろかった! でも、長々と引き伸ばしたわりに、最後あっさりって感じだったので星3つ。
0投稿日: 2011.06.14
powered by ブクログアルツハイマーの妻を扼殺した警部 梶。 自首して、罪を認め、完落ちかと思われたのだが・・・・ 自首するまでの空白の二日間に何をしていたのか。 一向に口を開こうとしない梶。 その中で警察、検察、マスコミなどの大きな権力たちの馴れ合い。 梶はなぜ二日間のことを沈黙するのか。
0投稿日: 2011.05.29
powered by ブクログ「あなたは今、誰のために生きていますか?」 この本のテーマであり、最後の最後まで明かされない謎でもある。 理由は分からないが自死を覚悟している梶警部を、なんとか死なせないように守り抜こうとする周りの姿にも胸を打つ。
0投稿日: 2011.05.21
powered by ブクログ一人の犯罪者の逮捕から始まり 各章、その周りの人間のストーリーが繰り広げられる。 捕まった男は警察官。最初の章は同じ警察官が主人公で、 検察、記者、弁護士、裁判官、刑務所の監視役と 話がつながっていく。 この人の話は人の汚い部分を、過激に書くところかもしれない。 で、自分ドロドロしたというか、重い話の方が結構好きなので。。。 なので「半落ち」は後半はちょっとイマイチでした。 最初の警察・検察・記者あたりはかなり熱かったのですが。
0投稿日: 2011.05.19
powered by ブクログすっご! “感動小説”って世に数多あるけれど、感動の気配を微塵も見せずに、最後の数行で鳥肌&涙をMAXに引き出すのは初めて読んだ。 とにかくすごい。 やられたとか、上手いとか、そんな普通の評価じゃむしろ申し訳ないくらい。 ラストの鳥肌に繋がる九割九分もすごい。 そもそもミステリーなのに舞台がほぼ変わらない。 死体検分も証拠品も張り込みもない。 尋問と、尋問後の独り言、 それだけで話を組み立てて、登場人物に肉をつけて、感動まで引っ張ってくなんて凄い。 いつも通りの警察内部の日の当たらないところまで詳しく、と言うスタンスに、感動物を加えるなんて!すばらしい、横山秀夫!!
1投稿日: 2011.05.18
powered by ブクログせつない。 読み進めるにつれ、せつなさと、やり切れなさと、どうしょうもない虚脱感に襲われた。 ラストに救われた。
0投稿日: 2011.05.12
powered by ブクログ『死なせない。この男を死なせてなるものか』 「妻を殺しました」 アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた現職警察官、梶聡一郎。 動機も経緯も素直に話す梶。一見、完落ちかと思われるが・・・ 殺害から自首までの「空白の二日間」の行動だけは頑なに語ろうとしない。 梶は「完落ち」ではなく「半落ち」 その胸に秘めた思いとは・・・梶と梶を取り巻く男たちの物語。 梶の空白の2日間を明かすべく、尽力する男達。 しかし、男達の前には権力という大きな壁が立ちはだかる。 悲しいお話です。決して救いがと言える話ではないと思います。 ですが、胸には熱い思いがこみ上げてきます。
0投稿日: 2011.05.06
powered by ブクログ妻が若年性痴呆症で嘱託殺人をしてしまった元警察官の話。 子供のことを思い出せなくなってしまった妻が、母親であるうちに死にたいと、 殺してくれとお願いするんですね。悲しい。 犯人を取り調べる、検察官とか裁判官、新聞記者など、 いろいろな目線から物語が進んでいく展開がおもしろい。 妻を殺してからの空白の時間が気になって気になって一気に読んでしまいますた。
0投稿日: 2011.04.27
powered by ブクログ寺尾聡主演の映画を見てから読みました。映画も素晴らしかったけれど原作も良かったです。最後のページで号泣です。
0投稿日: 2011.04.26
powered by ブクログ横山秀夫さんの作品は初めて読みましたが、すごく読みやすい文章でした。ラストがすごく心温まる結末でした。
0投稿日: 2011.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
息子の死から死を哀願する妻を殺害、その後の空白の2日-。 それは骨髄移植を提供した少年に会うためだった。
0投稿日: 2011.04.23
powered by ブクログ各登場人物、それぞれの視点に沿って物語が展開される。 その登場人物の人物像や立場がわかりやすく描かれているところに好感を覚える。 ラストへの展開は非常におもしろく、謎もしっかり解明され、そこに感動を覚える。 綺麗に終わり過ぎている感が否めないが、良作と言っていいだろう。 しかし、読み終わった後には清々しさは決して残らない。 何か暗い気持ちになってしまったということも付記しておく。 それは恐らく、社会的に問題視されているような重いテーマが原因だと思われるのだが。
0投稿日: 2011.04.04
powered by ブクログ警部でありながら梶聡一郎は殺人を犯した。アルツハイマーに苦しむ妻からの委嘱殺人であった。 淡々と取り調べに答える梶。ただ殺害後自首するまでに二日間を費やしたのはどうしてか? 一切口を閉ざした梶の真意はなんだったのか? 警察幹部は身内の不祥事を都合のいいように畳みかけようとするが 強行犯指導官・志木を始め、検事、弁護士、刑務官などはどうにか温厚な梶の本心を突き止めたかった 様々なポストにある彼ら一人一人を主人公にして語る6章から構成され、事件はだんだんと核心に近づく 「半落ち」状態の梶ははたして「完落ち」するのか 梶の罪を明らかにしようとするそれぞれが自分の意思に反して大きな権力に阻まれる。 仕事において我を貫けない辛さに苦悩する人たちの心の動きが興味深かった。 ラストにおいて梶の理由が判った時、ちょっと理解に苦しんだけど、 途中の人間模様が良かったってことで★4つです。
0投稿日: 2011.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
泣ける作品ではあったけれど、最後読み終わってうーん。そうかな?主人公がそこまでそうなるかなあ?と思ったりした。 特に警察の組織に長くいた人がそこまで純粋な気持ちになれたりするのだろうか?と思ったり。 男性側の気持ちってこういうものなだろうか?ちょっと理解出来なかった部分あり。 でも読みやすくて一気に読んでしまった。
0投稿日: 2011.03.20
powered by ブクログ組織のトップはみんな汚れてる?度:★★★★★ ちゃんとオチまで行くのか心配度:★★★★ 汗臭いプライドもたまにはいいかな度:★★★★ 著者の他の作品も読みたくなった度:★★★★★ 時代背景は最近の日本です。 被疑者、警察、検察、裁判官とかの話しですが、ヒリつくような法廷シーンは無いです。 エエ話でした。私がこの作品に「完落ち」しました。 話の中ごろ以降は知らなくても問題なくなりますが、警察や検察組織の階級的なものをあまり知らない人は、読み始めから登場人物の役職など軽くメモをとっておくと、理解しやすくなるのではないでしょうか。
0投稿日: 2011.03.18
powered by ブクログ日本中が震えたベストセラー、待望の文庫化「妻を殺しました」と自首した警察官の証言に残る謎。この男は”半落ち”なのか。残っていた新聞記事をたよりに空白の二日間の行動を追う。大人気作家の代表作。(amazonより抜粋)
0投稿日: 2011.03.07
powered by ブクログ「人間五十年」―請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後二日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。感涙の犯罪ミステリー。
0投稿日: 2011.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一つの話を、異なった職業の視点から描き上げる書き方は見事でした。 単純に有罪か無罪かではなく、何故生きてるのか、という所に焦点を置き、そしてラストにはさらに希望を持って終わるというのが良かったです。
0投稿日: 2011.02.26
powered by ブクログかなり焦らしてるが、その分、最後の落ちが良い。 焦らしてるものの、異なる人の目線で書かれているのが面白い。
0投稿日: 2011.02.22
powered by ブクログ直木賞という賞に関して、物議を醸した作品ということは知っていた。 ただ、私は煽り文句を信用しない性質なので、話題の本であっても、すぐに手を出そうとはしないという悪い癖がある。 結果、何年も経ってから、やっと手にすることが多いのだが、今作はなかなか読ませてくれる作品だった。 組織内での保身と真実、容疑者への思いの間で揺れ動く男たちの姿は、先へ先へと頁を急がせた。 ベストセラーと言われる本は、伊達にベストセラーじゃないのだ。
0投稿日: 2011.02.22
powered by ブクログ梶の隠してた秘密がもっと深いものだったらとは思うけど、感動したー。 映画も見たけど小説のほうが好きかな。
0投稿日: 2011.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アルツハイマーを患う妻を殺したと自首したのは、現職警官梶聡一郎。 動機も経過も明かしながら、殺害から自首までの空白の2日間のことは、決して語ろうとしない『半落ち』。 2日間の真実は、小説の最後の最後で明かされるんですけど、その引っ張り方がちょっとウザイ。(笑) 梶がいかにいい人で、だからやんごとなき事情があったんだって、終始そんな書き方だったので、最後の部分が「あー、そういうこと。」ってなっちゃってる気がしました。 まあ、話し的には深イイ話しみたいでいいんでしょうけど、読み物的には私個人的には、このストーリー展開の方式はニガテ。
0投稿日: 2011.01.24
powered by ブクログタイトルが気になって読み始めたこの作品。 何人かの視点で綴られるストーリー展開に、 謎を焦らす内容。 一気に読める面白い作品でした。 Written by: Bloor office staff Yusaku
0投稿日: 2011.01.22
powered by ブクログ黙秘する必要あった?って感想。たしか。あと、引っ張って引っ張っていきなり悪い意味でバタっと畳まれた印象。
0投稿日: 2011.01.16
powered by ブクログ(2011/01/14 23:15) 今朝から読み始め、現在半分を少し、過ぎたあたり。 タイトルの『半落ち』のまま、まだ話は展開しない、感。まだ、何故なのか、が不明なまま。 ここまで引っ張って、果たしてどんな落ちを持ってくるのか…。 (2011/01/19 22:36 追記) こういう、落としどころか〜! 空白の2日間 に気が気になり過ぎて、登場した男たちの葛藤も、あっさりとおり過ぎてしまった。 5年後に読んだら、もしかしたら感想は大きく変わるのかもしれない。 印象としては、『半落ち』を巡る男たちの連作集。共感するには、唐突すぎてそもそも馴染めない。かといって、結末も、引っ張った割には…という感が否めない。
0投稿日: 2011.01.14
powered by ブクログ随分長々と引っ張った感がある。 でも、面白かった。いろんな利害関係や上下関係が描かれており、世の中が見えて来る気がする。
0投稿日: 2011.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは大当たりな小説の一つ。 かなり面白かった。 「何故?」 それが理解できた時が一番楽しい。 ちょっぴり解せない部分ありきで☆4。
0投稿日: 2011.01.05
powered by ブクログ伏線とか気にせずに読んでたら、最後に回収されて焦った。心にずんとくるものはなかったけど、数年して再読したら別のものを感じるかも。
0投稿日: 2011.01.04
powered by ブクログ「半落ち」横山秀夫 社会派ミステリ。黒檀色。 何よりもまず、”主役”である梶聡一郎のキャラクターが良い。 映画化でのキャスティングに少なからず印象を受けてしまっているのは否めませんが・・・。作中であそこまで美しくかかれる犯人ってのもそうはいないでしょうね。 そしてそれに対する各章の主人公がまたいい味だしてます。 結局どの主人公達も苦汁をなめているわけですが、これは完全に男性小説ですよね。重松さんと通ずるものを感じました。渋い! ミステリとしては、正直消化不良と感じてしまいました。 あそこまで引き延ばしておいてこの結末はちょっと呆気ないかと・・・。 でもまあ非常に映像が浮かびやすいストーリーで、そういう意味では映画化してあたったことが相乗効果を生んでいるのかも。実は見てませんが。 司法に関わるストーリーである割に、素人にもとっつきやすいことは特筆に値すると思います。和久峻三さんとか、絶対好みが別れると思うんで。というか自分が苦手でして・・・。 ちょっと流行にのってしまった感じの読書でした。(3)
0投稿日: 2010.12.12
powered by ブクログ現職の警察官がアルツハイマーの妻を絞殺。自首までの空白の2日間。この事件に関わった刑事,検察官など誰もが真相を究明しようとするが口を閉ざす。そこには白血病で亡くしたわが子(13歳)を想う父親の切なる思いがあった。
0投稿日: 2010.12.03
powered by ブクログ様々な人物の視点から、物語が進むのは読んでいて面白かったが梶さんの黙秘の理由がイマイチ…なんやって感じかな。裁判のシーンもあまり掻き立てられることはなかった。
0投稿日: 2010.11.15
powered by ブクログ横山秀夫を絶賛しておきながらこの本を読んでないと言うのもどうかと思い購入。なぜ今まで読んでいなかったか、それは「映画を先に見たから」である。だからオチを知っていて読んだということだ。文章もうまいし、構成も面白いが、やはりオチを知っていると興味も半減だ。と言うわけで☆3つ、である。特にこの本の場合、謎解きは最後の最後、十数ページである。オチを知らぬ読者はそこまで来てやっとモヤモヤがパァ〜と晴れてめでたしめでたしとなるのだが、オチを知っていて読んだ私には当たり前ながら、その体験がなかった。 まだ読んでない方は絶対に映画より先に読むことをお薦めする。 ま、ミステリーの場合当たり前のことだけどね。
0投稿日: 2010.11.02
powered by ブクログ借本。 著者の本はこれが初めて。 映画をみるのが面倒で借りてみたら、ラストにやられました。 そこを楽しむ為に読む価値はあると思う。是非。
0投稿日: 2010.10.27
powered by ブクログ妻を殺し自首してきた梶警部。 しかし、妻を殺害してから自首するまでには二日間の空白があった。彼はその間どこに行き、何をしていたのか。 「人間五十年」の書が持つ意味とは。 検察、警察、裁判所の裏の繋がり、内部の不正。徹底的に正義を貫くべき司法の場で今なお行われているであろう数々の汚職。 ちょうど特捜検事によるFD改ざん事件が判明し話題になっている今だからこそ、タイムリーなトピックとして考えさせられる内容である。 本書では法曹界の闇の部分がやや誇張して描かれている感は否めないが、実際に起こりうる出来事であろうと想像するに足りるほどのリアルを読み取ることが可能だ。元新聞記者である横山氏の情報収集能力や構成力の賜物であろう。 刑事小説は「犯人に告ぐ」を読んで以降手を付けずにいた。「犯人に告ぐ」では情報のみが追加されていくのみで、小説の醍醐味である文体の醸し出すハーモニーや登場人物が見せる感情の起伏があまりにも稚拙であったからである。 しかし、本書には小説を作り上げる上で重要な要素がふんだんに盛り込まれている。 警察、検事、弁護士、裁判官、新聞記者、刑務官というあらゆる角度から犯罪に関わる人々に焦点を当てて、彼らの語りが積み重なっていく過程で物語も収束に向かう。 彼ら一人一人にも深い人間ドラマがあり、そこを余す事なく描ききっている。 そして、物語の中で読者に語りかけてくる。 「あなたは誰のために生きているんですか」 担当した被疑者から佐瀬検事に向けられたこの言葉は、物語のテーマを強く捉えている。 読み進める中で何度もこの言葉が脳裏をよぎることになる。そして、誰も頼る人がいなくなった時、果たして人間はどうなるのか。その時の悲壮感たるや想像に硬くない。 また、どんな人の人生にも見えない過去や背景が含まれており、自分自身でも理解不能な感情が内面を支配しているのだ。 警察官の志木や検事の佐瀬は、組織に属する自らの立場と自らが目指す正義の狭間で揺れ動く。 弁護士の植村は今までの人生と仕事に悩み、裁判官の藤林に至っては梶の妻と同様祖父がアルツハイマー病を患い、介護する妻への想いはとても切ない。 最後に「空白の二日間」「人生五十年」の謎が解け、意外な真相が明らかとなる。この真相は作者にとっては半ば付け足しのようなものだったのかもしれない。示したかったのは、生きる辛さや生きていくことで得られる希望だったはず。 悲しい小説だけれど最後の最後で読者に安堵の微笑を与えてくれる。映画での寺尾聡(梶警部役)の哀愁漂う演技がまた見たくなった、そんな読後である。
0投稿日: 2010.10.23
powered by ブクログ昨日(今更)読んで、そして泣きました(笑) いや、裏表紙に日本中が震えたラスト!みたいに書いてあって、まさにラスト2ページで…;; ブルブルブル 映画は見てないですが、こんな話だったのかー!! 泣かされると思わなかった…一言で。 途中法律やら弁護やら、なんだか人物視点もころころ変わるしよくわからなくて難しい箇所もあったんだけど、最終的にはおもしろかった そうそう、そんで弁護士やら検事やらいっぱい出てくるんで、逆転裁判で置き換えたりして別の意味でもちょっと楽しんだりとか(笑) 佐瀬検事はミッちゃんでいいんじゃないかな…! …ちょっと無理あるか。 弁護士はうだつの上がらない感じが霧人には当てはまらないんで無理でした(´д`) 裁判長もサイバンチョじゃふざけすぎてなんとも… あ、ちゃんと普通に推理小説として楽しみましたよ…! いっつもこんな読み方してるわけじゃないんだ、たまたま検事とか弁護士とかいっぱい出てきたから…! ちなみに同じ方の書いたクライマーズハイも家にあるので読んでみようかなぁ こっちも映画化してますね
0投稿日: 2010.10.16
powered by ブクログ横山秀雄の本、何冊か読んでるけど、あんまり外れが無い感じだな~。 警察の小説ばっかりだけど、その「男の世界!」みたいなのが気に入ってます。 この本も、警察官、新聞記者、弁護士など様々な男の思惑と戦いが描かれてて面白いです。 空白の二日間の謎がメインなわけです。 結構良い終わり方だったかな… あと、他の本を読んだときにも思ったけど、新聞記者って大変なんだな~と思った(笑)
0投稿日: 2010.10.10
powered by ブクログもぉ10点だよ!!!! 5点じゃ足りないよ!!!! 最後の4ページでどれだけ泣いたか! 寝る前にちょっと読書…と思ったら号泣して泣きながら寝ました。 次の日すごい目が腫れてました。 スーパーサイヤジン3くらい。 それくらい泣けます。 アルツハイマーの奥さんに殺してくれと言われて殺してしまった現役警察官。 自首してくるんだけど、殺して自首するまでの2日間何してたのか全く話さない。 事件の内容は全部隠さず話すのに、2日間だけは完全黙秘。 それをめぐって、警察×検察×新聞記者×裁判官×看守の話。 その2日間の内容は最後の最後まで全然検討もつきませんでした。 最後の最後に発覚します。 なんて良い話!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 大好きです! でも、直木賞ともめた件は確かにこんなことってあるの? って思った。 けど、本当に良い本だったと思う。 心のサプリになりました。
0投稿日: 2010.10.09
powered by ブクログhttp://umagoon.blog17.fc2.com/blog-entry-1291.html
0投稿日: 2010.10.01
powered by ブクログ最後の最後まで落ちはふせられた。 それまでは、ずっとキタナイ部分ーたとえば警察の内部のことだとかー人間らしい、人間くささというか、 やっぱ人間ってこうなっちゃう。こうするしか生きてけんのやな、 とかそれを警察官以外にも、新聞記者、弁護士、刑務官を通して感じていた。 だからこそ、最後の 落ち はキレイすぎて。 涙が出たけれど、でもきれいすぎた。 そんな人間もいるんだよ、ってそういう意味なのかもしれない。 そう勝手に解釈しておしまいにする事にしました。 おもしろかった。
0投稿日: 2010.09.15
powered by ブクログラストの結末よりも、そこにいたる過程、殺人を犯した主人公に関わった人々の葛藤のほうが面白い。 個人的には刑事、検事、記者、弁護士の真相解明に向けたモチベーションの大部分が、私的なものであることに仄暗さを感じた。
0投稿日: 2010.09.08
powered by ブクログ《母親のままで死なせて》 懇願するアルツハイマー病に侵された妻を 手に掛けてしまう夫・梶聡一郎。 現職警察官が起こした嘱託殺人は世間を揺るがす。 犯人の自首による簡単に片付く事件と思われたが 殺害後の《空白の2日間》の行動について黙秘を続ける梶。 その澄んだ瞳の奥に隠された堅く固く結ばれた決意と絆。 取調官、検察官、記者、弁護士、裁判官、刑務官。 梶と向き合った者たちが紡いでいく禁断の人間愛。
0投稿日: 2010.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数年前話題に上がった小説. 大体の内容は知っていたが面白かった. 最後の場面は泣きそうになりながら読んでた... 内容を知らなければ面白さは倍増していただろう... ドラマ,映画より先に本で読みたかったー
0投稿日: 2010.09.03
powered by ブクログ映画版を観ていて、話の筋も知っている筈なのにラスト1ページで号泣。移植問題について、命について、深く考えさせられた一冊です。
0投稿日: 2010.09.03
powered by ブクログ傑作というより名作である。 映画化のこともあり、「空白の2日間」の謎を頭に置いて読み始めた。そして、その謎が全体を引っ張っていき、最後に明らかになる真相も、全体を大きく照らし出す魅力的で感動できな結末になっていると思う。こういう満足をくれる作品は、そんなに多くはない。 人名がつけられた6つの章が並んでいる。その人名の中に、全体の主人公である梶聡一郎の名はない。この長編は、別々の人物を中心とした6つの物語から成立し、妻殺しの梶が自首し、取り調べ、裁判を経て刑に服すまでが描かれている。実はこの長編は、梶聡一郎の物語であると同時に、「空白の2日間」の謎が、いや梶の澄んだ瞳が、6人の男達の人生をふるわせる物語なのである。僕は、梶自身の物語と同じかそれ以上に、他の男達の物語に胸を打たれた。 それはたぶん、僕の年齢のこともあるのだろう。まっすぐでも清らかでもいられず、でも何かを大切に思い、プライドを持ち、でも大切なものを守るために、そのプライドまで時に捨てなければならなくなるような、人の持つやりきれなさを感じる。そして、そういう6つの物語を経るからこそ、結末が胸を打つのであろう。 名作である。 2006/12/25
0投稿日: 2010.08.28
powered by ブクログオチについては、読んでる時は特段違和感なく感動できたんだけど 読み終わってから考えると、散々ひっぱってきたオチが綺麗だったんで少し不服に思った。 もう少しダークなものを期待してたから。 登場人物のそれぞれが複雑な立場にあって、自らの思いをそう簡単には実現できないシガラミがある。 まるで現実世界みたいで、ほかの推理小説などと比べて苦悩や怒り、焦りがより伝わってきた。 だからこそ、オチは綺麗にしたのかもしれない。
0投稿日: 2010.08.08
powered by ブクログ■僅かな繋がりを胸に他人の為に生きる事を選び、自殺しなかった警察官・・・報道・相撲・法曹など各業界の今まで知りにくかった黒い部分は、本当に些細なエゴ・こだわり・身内可愛さからなんだろうな・・・。 ■「科学=絶対。信ずるに値する。」信仰も揺らいできた。学会発表での駆け引き、派閥・上下関係・・・きっと拍子抜けするくらい馬鹿げた人間模様が繰り広げられているに違いない。(当事者にとっては最優先重要事項でしょうが) ■医学ももちろん。階層・しがらみのせいで多くの方の朗報になるべき事実が脈々と潰されてきているはず。マスコミ報道で盛り上がりやすい健康・ダイエット情報も。
0投稿日: 2010.08.02
powered by ブクログそれぞれの章で、主人公が変わる。ただし全体の主人公は、妻を殺した現職刑事。 映画になる原作は、先に読んだほうがいいと思うし、原作本になる作品には、なるほどと思う作品が多い。 この映画は、観ていないが、寺尾聡が主演なのは知っていて、そのイメージで読んだ。
0投稿日: 2010.07.30
powered by ブクログ『このミステリーがすごい!』2003年1位 『週刊文春ミステリーベスト10』2002年1位 国内編 『直木賞』第128回(2002年下半期)候補
0投稿日: 2010.07.10
powered by ブクログクライマーズハイはラストが拍子抜けだったけど、これはラストがしっくりきた。 結局借りて読み終えたけど、これは自分で買う価値あり。(20100703読了)
0投稿日: 2010.07.03
powered by ブクログこの作品、文庫で読んだのですが本文を読み始めて 「そういえば、後書きって誰が書いてるんだろう」と、最終ページを めくったら、あることが書いてあり、そこでネタばれました・・・。 ちょっとしか読んで無いのに、一瞬にして何故に「完落ち」しないのか。 の答えが書いてあるようなものでした。(ただし、後書きにではありません。) きっと、それを知らずに読んだら面白かったんだろうなぁ~とは思います。 自分が完落ちしてしまった一冊。 背表紙から開かないで読んでください。
0投稿日: 2010.06.26
powered by ブクログ息子は白血病で早死にし、妻はアルツハイマー病を患い、 このまま記憶力が薄れていくのが嫌なので夫に殺してくれと懇願し、 ついにその妻を殺めてしまった警察官のカレのお話。 妻も息子も血のつながったものだれ一人としていない彼が自殺を思いとどまり 生きる理由とは・・・! 面白かったけど何か釈然としないモノが胸に残る。 なんだっけ…昨日までは覚えてたのに。 昨日のうちに書いておけばよかったわ。フランス対南アフリカのせいだわ。 こうやってだらだらと書いているうちに思い出すだろうと小1分 俺の脳に何の動きもない、働けよ私の脳みそ。 諦めた。
0投稿日: 2010.06.23
powered by ブクログ予想していた以上に(映画版「半落ち」レビュー参照)一人一人について深く描写されていて、大変嬉しく思いました。コレコレ!横山秀夫の文章は、これこれ!思わず親指立てるほど。 中盤すぎまではストイックなミステリ調なのですが、後半に差し掛かる頃には、話を知っているのにひきひき嗚咽しながら読み進めていました。 映画版の役者さんたちの演技は本当に素晴らしかったけれど、やはり父親には勝てません。横山秀夫ほど、彼らを的確に表現できるひとはいない。 ラストも、これじゃなければならない、他に選択肢はない、と思える完璧な美しさ。映画版も良かった、良かったんだが、やはり父親には(ry どうやったって原作が勝ってしまうので、映画版を観てその素晴らしさに涙してから、原作で改めて感動してほしいと思います。 個人的には、吉岡さんのエピソードだけは、映画版を推します。
0投稿日: 2010.06.21
powered by ブクログ妻「面白くて、いい話。構成が秀逸です。取調官から新聞記者、裁判官に刑務所とリレー式。横ちゃんのおいしいとこどりって感じ」 夫「一連の流れの中でそれぞれの視点からの容疑者の様子や事件の全貌が描かれる。終わり方もいいよね。良くできた一作」 妻「読んでるうち、こちらも容疑者の梶さんに親近感を持つようになるんだよね。で、秘密が気になってくる。横ちゃんの狙いどおりでしょう」 夫「次は映画を見ようか」
1投稿日: 2010.06.15
powered by ブクログ一人の人物、一つの事件に対して、何人もの人の関わり。 人は生きていく中で一瞬一瞬をたくさんの人と関わり、多かれ少なかれ影響を与えていく・・・・・ あっという間に読めました。
0投稿日: 2010.05.26
powered by ブクログファストフード店であわや落涙。 映画のCM(本編未鑑賞)の印象から ヒューマンドラマかと思いきや、さにあらず。 贅沢、満足。
0投稿日: 2010.05.13
powered by ブクログ一度読んだことがあったのに、間違えてまた買ってしまった。 私だったら、伴侶がああいう状態になったらどうするかな。
0投稿日: 2010.05.09
powered by ブクログ同名映画の原作 妻を殺した警察。自首をしたが、何かを隠している「半落ち」であった。 彼は何を隠しているのか。
0投稿日: 2010.05.07
powered by ブクログまだ半分も読んでいないので評価はしませんが、現在の流れとしては非常に好感触。 100511追記 本日読破。想像以上にいい話でした。。。被告 梶が隠していた二日間、そしてその理由と某所からの郵便を待つ理由。いつかラーメンを食べに行ってほしいと心から願う。
1投稿日: 2010.04.29
powered by ブクログ映画化されてから読んだ作品。 でも、実際に映画を見たのは読後。キャスティングはあまり気にしないまま読んだ。それでも梶の寺尾聰さんは秀逸すぎた。寺尾さん以外ちょっとあてられない。 志木と佐瀬がめちゃめちゃ好き。 男くさい感じ、たまらない。 梶を取り巻くひとからの、梶のひとがらや“半落ち”の真相を探る物語。 つらいこといっぱいあるのだけど、ピリッとした印象のできばえ。
1投稿日: 2010.04.29
powered by ブクログ私が本屋で勤務していた頃、日本ミステリー界を震撼させた話題の本。 いつの間にやら文庫で登場。 10年ほど前、隆盛を極めていた日本の『ミステリー』。 いつの頃からか売れなくなり、色んな意味で業界全体が 白けていた時に、ポッと出てきたのがこの作品だった。 作者の横山秀夫氏 は、 顔だけ見ると、指名手配の写真にいそうな 地味な人なのだが、調子に乗ってどんどんベストセラーを連発し、 『半落ち』も、いつの間にやら映画にまでなった。 (そのうちドラマも?) そんな訳で読まずに入られなかった本書。 読んだ感触は、『さすが』という他なかった。 実直そのものの現職警察官が、アルツハイマー病の妻を 殺害したとして自首してくる。 妻は病気になって以来どんどんボケが進み、 とうとう一人息子の命日までも忘れるようななった。 「せめて息子の記憶が残っているうちに」という妻の言葉に 従い、苦渋の思いで妻を殺した警察官。 しかし、彼が妻を殺害してから警察に出頭するまでは、 2日間の空白があった。 素直な彼だったが、その2日間についてだけは、 どうしても口を開こうとしない。 その2日間、一体何があったのか。 たったそれだけの謎を解くために、様々な人間が登場し、 それぞれの方法でそれを探ろうとする。 が、なかなか分からない。 別に計が変わるわけでもない。知らなくてもいい謎なのだが、 実直で穏やかな彼が、何故それだけを隠すのか。 単純なだけに、スピード感は満点。 最後に結末を知った時は、 久々にミステリーの爽快感を味わった気がした。 それにしても、アルツハイマー病はつらい。 おととし亡くなった祖父が晩年罹っていたが、 それまでの人生で得た思い出や記憶が徐々に薄れ、 しまいには介護をしてくれる家族のことまでが分からなくなる。 家族にしても、いつ終わるのか分からない介護を、 誰のために、何のためにしているのかさえ そのうちわからなくなる。 嫁は、『そんな風になったら施設に行く』と言うが、 施設もタダじゃないし、先日は火事で丸焼けになったりもした。 だんだんそういう話も、無視できなくなってくるのだろうな。
0投稿日: 2010.04.15
powered by ブクログいくら犯罪者でもその人の事件以外のプライベートまでは 全て口を割らせるべきか....最後の最後でそれも空白の2日間どこに行ってたのかが分かるのだが.... 大きな組織の中でも同じ心境の男達が、組織の 命令に背いてまでも本音を探る感じが男性読者は好きかもー。 個人的にはもの凄い大どんでん返しの結末が待ってる方が 好きなんだけどね。
0投稿日: 2010.04.14
powered by ブクログテレビで見てしまったあとだったので、結末を知って読んだのがホントに残念で・・・。でも、テレビとは違っていて、梶を取り巻く人たちの心が動いていくことで、梶の人となりが浮き出てきてよかった。
0投稿日: 2010.04.11
powered by ブクログ警察内部事情を含んだ刑事?小説。 事件を起訴するための裏づけを得るためにこんな苦労もあったりするわけね。
0投稿日: 2010.04.04
powered by ブクログよかった。嫁殺しの警察官の殺人後の空白の2日間の真相がいろんな人の視点で少しずつ明らかになるのもおもしろい。最後10ページに半落ち⇒完落ちになるのがすごい
0投稿日: 2010.03.31
powered by ブクログたんたんと進んでいく。スピード感がほしかった。 最後のオチもそんなに驚きもせずに終了。まぁまぁかな。
2投稿日: 2010.03.18
powered by ブクログ物語の謎は謎のまま。 ・どうして自首したのか? ・空白の2日間はなんだったのか? 様々な視点から主人公を見るという進み方は、非常に興味深かったです。 非常に読みやすく、どんどん進んで行く感じでした。 しかし、少々クライマックスが物足りない感じが否めなかった。 また、この話はフィクションとして書かれていますが 最近の日本社会では珍しくない事件ではないでしょうか。 介護に疲れた 老人同士で、どうしようもなかった などなど・・・ 新聞、ニュースからはこのような言葉を多く耳にします。 私の家族も祖父母の介護をしています。 だからこそ、余計にこのような問題に敏感なのかもしれません。 この作品をフィクションと思わず多くの人に読んでもらいたいとも思いました。 特に、国会議員の方々には(^^; 色々なマニフェストを掲げる中に社会福祉についても多数上がっています。 これは有権者の一人としての意見です。
0投稿日: 2010.03.15
powered by ブクログ半落ち&影の季節。おススメです。 旦那さまに「一読の価値あるよ」と言われ読んだのですが、 久々のミステリーにぐんぐん引き込まれました。 こういうこと、あり得るよね…と思う展開。 横山秀夫の歯切れのよい文章。久々没頭してしまいました。
0投稿日: 2010.03.06
