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孤独のグルメ【新装版】
孤独のグルメ【新装版】
久住昌之、谷口ジロー/扶桑社
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総合評価

146件)
4.2
56
51
23
3
1
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    なんかオッサンが飯食ってる話かー、って思ってたけど、グルメって名付けた意味が読んだら分かった!個人でやってる美術品の輸入販売、設定的にはまぁまぁイケメンでかつては若手女優といちゃついた経験もありしかもパリーざますで、古武道をマスターしていて脱いだらスゴイんです、そして貧乏そうな店にも行くけどなんならいつでも高い店で払う金もあるぜよ、という、なんだか将軍がお忍びで下々の店を覗いているんじゃないかみたいな鬱屈した雰囲気を読者に埋め込むリーサルウェポンというわけで、いろんな意味で衝撃だった。 しかしオッサンが主人公のときにそれなりの特技を持ってる率の高さよ。作者もオッサンだな。

    0
    投稿日: 2024.08.12
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    テレビドラマで知った口だが、 いまになって、谷口ジローさんから 漫画に入っていったら、これまた素晴らしい。 ドラマから、飲食店紹介漫画かと勝手に思っていたのだが、どちらかといえば、ゴローという1人の男を描いた人間ドラマのように感じる。 自分も1人で歩き、1人で食べるから親近感が湧く。同世代だがあの歳で、あれだけ食べられるのは 少し羨ましい。

    0
    投稿日: 2024.01.18
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    有名な孤独のグルメの第1巻 テレビの実写版は何回かみたのだが漫画は初めて。 初老の男の一人飯の漫画である。何か時間が起こるわけでもなく、ストーリーもない。 輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎は下戸ではあるが、食欲は人並み以上に旺盛である。ミシュランの星の店や行列のできる店を避けつつ、自分の胃袋と嗜好を満たす店を探していろんな街を徘徊し、食べ物に対峙する。 日本人が外食する時に直面する、店選びの苦悩と喜びを漫画という形で表現することに成功した作品である。食べ物を美味しそうに描くこと、美味しそうに食べていることを描くことは相応の画力がないと難しいのだが、谷口ジロー氏の劇画風の画風がそれを可能にしている。店選びの一助になっているのかもしれないが、ウォークマンやガラケーが出てくるのでまた流石にグルメ情報としては時代遅れかも。!

    3
    投稿日: 2023.12.30
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    ハードボイルド飯テロ!和洋折衷甘、語りすぎないのに味の想像ができる。無言なのにゴローさんが言いたいことが分かる。顔の表情、行動、空気、全てが語り掛けハードボイルド過ぎない。親戚のかっこいいおじちゃんの魅力。私も腹が減った

    0
    投稿日: 2023.07.07
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    タイトルは馴染みのある本作。どこかの漫画特集か何かで目にして、一度読んでみようと思ったもの。タイトルの時点で当たり前なんだけど、食に対する興味の低い自分などに、本作を楽しんで味わえる訳もなく。

    0
    投稿日: 2023.07.05
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    テレビドラマ版はよく観ているが、原作は初めて。 頭の中で想像をしている井の頭さんとは違っていたので、初めは戸惑い。 まあ、原作とドラマじゃ違うよな。 買いすぎてしまう深夜のコンビニフーズにうなづいた(笑)

    0
    投稿日: 2021.07.24
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    原作:久住昌之 作画:谷口ジロー 新装版『孤独のグルメ(2008)』を読了。 文庫版は、去年の8月に読んだのですが、新装版が気になりチェック。「特別鼎談」での久住昌之×谷口ジロー×川上弘美が良いなー。

    0
    投稿日: 2021.04.25
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    この前、野原ひろし昼メシの流儀を読んだので久しぶりに読み返した。 ご飯が美味しそうってのはもちろんだけど、久しぶりに読んだらゴローさんがするちょっとした失敗(新幹線でシューマイを温めて陰口言われる、飲食店で無いメニューを頼んじゃう...etc)にすごく共感した。 ご飯の感想について凄いことを語ってるマンガではないけど(基本的には旨いとか)一言一言が非常に印象的で面白い。

    0
    投稿日: 2020.11.09
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    個人輸入業者 豆かんは至ってシンプルなものである 浅草寺裏は所謂浅草とはまったく違う いくらどぶ漬け 上州のからっ風 ジェットのせいで歯車がズレたか… まるで巨人の内臓が剥き出しになっているようだ 不味いミノはゴムみたいだからなあ まるで俺の体は製鉄所_胃はその溶鉱炉のようだ サンチュ チャプチュ スキヤキのようだ うおォン_俺はまるで人間発電所だ 焼き肉街と堀の内ソープ街ってのも_考えてみれば物凄いダイレクトだ 軒を並べて 江ノ島丼 季節外れの海と鳶の群れ…冴えない思い出の脇役にピッタリかもしれん 鰯と大根のカレーライス このワザとらしいメロン味! 石神井公園のカレー丼とおでん ムラサキサギ モノを食べる時はね誰にも邪魔されず自由で_なんというか救われてなきゃあ駄目なんだ_独りで静かで豊かで… 腹はすっからかん心は宙ぶらりん… 渚ゆう子 コンビーフの味が堪らなく懐かしい 都会のエアポケットみたいだ 「そういう砂漠の淋しさがこぉー伝わってくるんですよシャボテンからね」 万世橋カツサンド こういうの好きだなシンプルでソースの味って男のコだよな いい意味で取り残された渋谷のようだ 生きているというのは体にものを入れてくということなんだな 谷口ジロー くすみまさゆき久住昌之 川上弘美 鼎談ていだん 10年ぶりの新作は、骨折、入院という実体験から生まれた 花輪和一 ハードボイルドグルメの一種 克明な絵になっているのに驚きましたね 人間関係の微妙なアヤを浮き彫りにしているという点で 金魚屋古書店 ニコラス・ケイジ

    0
    投稿日: 2020.04.18
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    "ぼっちめし"は寂しく響くが、"孤独のグルメ"の自由を意味する。 韓国の友達によると、韓国で孤独のグルメのドラマ版が人気らしい。韓国社会では、家族や友人と一緒に食事をとることが大事にされ、一人での食事は寂しいものだとされることが多いだけに、興味深い。

    0
    投稿日: 2020.03.28
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    面白かったー。 「ハードボイルドグルメ漫画」なんだけど、かっこいいようでかっこわるい、かっこわるいようでかっこいい井之頭五郎が好きですね。 ドラマの松重豊とか全然違う「ヌケ」感。簡単に言うと、結構注文で失敗するんですよ、漫画版の五郎は。 あと、結構ジャンクなものが好きで、コンビニでたくさんご飯買っちゃったりね。 ドラマより仕事している描写が少なくて、そこが少し不満だけど、個人的には大好きな漫画100選には確実に入る面白さでした。

    1
    投稿日: 2020.02.25
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    大晦日の夜スペシャルドラマが決定! 累計10万部を突破したロング&ベストセラー、新装版で登場。 まだ原作を目にしていない人へ、ぜひ。

    0
    投稿日: 2019.06.19
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    入院中の暇つぶしにと旦那さんの本棚から持ってきてくれました。 家だと家事に追われて絶対読まないであろう漫画。 読み進めるとどんどんその世界観に引き込まれていき、次のグルメは?!どんなお店なの?!とあっという間に読み終えてしまいました。 行ったことのあるお店が載っており、そこも楽しかったです。1人ご飯をする際は、心の中で彼のように呟きながら食べてみよう^ ^

    0
    投稿日: 2019.03.09
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    何がおもしろいかわからないんだけどおもしろい漫画。きちんと失敗することがある(注文しくじったとか、店の机がペトペトしてる気がするとか思っちゃう)のがよい。 ふと読みたくなる。

    0
    投稿日: 2019.01.14
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    雑貨を扱う仕事をしている主人公が仕事の合間にたまたまよる食事処についての漫画。 なんでもない日常の場面をとても趣き深い作品として昇華している。 流石のお二人(久住さん、谷口さん)だから成し遂げるレベルの完成度の高さ。 久住さんらしいお話のディテールと谷口さんの絵のディテールの融合は贅沢。 てっきり、コメディタッチだと思ってましたが、ハードボイルドタッチで、それがまた面白い。 主人公が孤独で、毎回違ったドラマに遭遇する形式は、ある意味、ブラックジャックですね。

    4
    投稿日: 2019.01.11
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    『孤独のグルメ』のタイトルはよく目にするけどどういう内容なのか全然わからなくて気になってたところ図書館にあったので読みました。まったくのタイトル通りなんですね。輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎が商用であちこち赴いた際に食べたものとかそのお店の様子を彼の視点から映し出していて、孤独感がいい意味で伝わってきます。その地域の人の生き様とかも垣間見られて面白い。病院食まで出てくるとは、すごいな~。 新幹線でジェットシュウマイは食べるべからず、ですね。 読むとお腹がすく漫画ですね。

    1
    投稿日: 2018.12.02
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    "こんな漫画があったんですね。この孤独のグルメを知ったのは千葉日報のコラム。テレビドラマで人気のシリーズになっているとのこと。一話だけ見ることができたが、その話は最終回の1話前。最終回は見逃して、結局1話しか見られなかった。 実際にあるお店のご飯を紹介してくれるのがうれしい。 私たち夫婦が好きそうなお店が多い。"

    0
    投稿日: 2018.11.04
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    ドラマ(シーズン4)から入ったので、想像とちょっと違った感じはある。が、悪くない。悪くないんだけど、ドラマ版の松重豊さんの五郎さんのキャラの方が好みかな。

    0
    投稿日: 2018.10.14
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    文庫版を持っているのに、ブックオフで見つけて、新装版も買ってしまった。 やっぱり大きいとイイ。 文庫にはない特別編や久住氏、谷口氏らの対談も収録されている。 (その代わり、文庫にある久住氏の文章はカットされている。) SPA!で不定期連載されているようなので、いつかそういうものもまとめてくれないかな。 [more] (目次) 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司 東京都台東区浅草の豆かん 東京都北区赤羽の鰻丼 群馬県高崎市の焼きまんじゅう 東京発新幹線ひかり55号のシュウマイ 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き 京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼き肉 神奈川県藤沢市江ノ島の江ノ島丼 東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食〔ほか〕

    0
    投稿日: 2018.10.12
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    テレビを見てからの原作だったから、ちょっと物足りないような気持ちで読んだ。 音楽やテンポ、声は大切だ。 でも静かな描写はハードボイルド濃度を上げるようで、テレビよりもゴローさんはカッコよく見える気がする。

    0
    投稿日: 2018.05.22
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    「うーん……ぶた肉ととん汁でぶたがダブってしまった」「ジェットのせいで歯車がズレたか……」「うおォン俺はまるで人間火力発電所だ」「道端の草を食っているようだが、マズくない! けっしてマズくないぞ!!」「あ……やめて! それ以上いけない」

    0
    投稿日: 2018.01.08
  • 食の

    ハードボイルド。ダンディーな主人公の男性と、彼が取る食事を取り巻く作品。主人公の思いに共感する事しかり、読んでいるとお腹が空いて来て困ります!

    0
    投稿日: 2017.12.18
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    先日一人でふらりと、カニ料理屋に入った。 そこで5400円の蟹しゃぶコースを頼んだ。 私にとってはかなりの出費だ。 蟹しゃぶはとても美味しかった。 こんなにも美味しい蟹 こんなにも贅沢した夕食 なのに この美味しさを共有する相手がいない… 今までも、私は一人で様々な店で飲み食いしてきました。 そして、それをSNSに投稿してました。 「私、一人でご飯食べに行っても全然寂しくないし」 「ご飯、めっちゃ美味しいし!一人でも全然楽しいし」 というポーズを取っていたんです。 しかし、孤独のグルメの五郎はそんなことしない。 ただ一人で静かに飯を食う。 蟹しゃぶを食べてて気付いたんです。 美味しいけど共有する人がいない、この一寸の寂しさ、虚しさ。 五郎は、それを飯と一緒に味わっているのではないか。 そこにあるのは、一種の美学。 モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず 自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで・・・ 私も五郎を見習い、SNS投稿なんか止めて、独りで静かで豊かな飯の時間を楽しみたいです。 あ、でも最終的には寂しさなんて忘れて、無心で蟹しゃぶってました。 五郎も物思いに耽るときもあるけど、無心でむしゃむしゃ食べてるときもあるよね。 そういうのもあるんだな。 どっちも良い飯だ。

    0
    投稿日: 2017.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマはずっと見てるけど原作を読むのは初めて。94~96年の連載で、旧版の単行本の発売は97年。ドラマは美味しいお店紹介という側面が強いが、原作はそうでもなくて、味がイマイチだったりひどい店主がいたりするお店も出てくる。また、五郎さんが昔女優と付き合ってたとか、高校まで祖父に古武道を習ってたとか、ドラマでは語られていないエピソード(語られたけど忘れただけかもしれないw)も面白い。

    3
    投稿日: 2017.06.04
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    ドラマ版の『孤独のグルメ』に親しんでおり、原作を見たいと思って本書を手に取った。原作は、親しみやすいドラマ版より、五郎さんの「孤独感」や「暗さ」のようなものがさらに出ている感じがする。孤独を自分のものとしながら、「このくらいが自分にはお似合い」という食を楽しむ一人の男性を描いている作品でした。

    0
    投稿日: 2017.04.01
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    それにしてもこれを読むと・・・ 腹が減った あっという間に食べちゃうごろうさんの胃袋に感服します。笑

    0
    投稿日: 2016.09.14
  • ドラマと大分と違った

    ドラマを見て、ここのレビューを見て購入したけど、ドラマを気に入った人は買わない方がいいと思う。 漫画は主人公がケチ付け過ぎ。社会人としてダメな自己中な人。 ドラマは大分うまく作られている。

    0
    投稿日: 2016.08.20
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    ドラマから入ったもので、原作がだいぶ違うのに驚く。ドラマのおしゃれじゃないけど出すものがうまい食堂系紹介もので、ランチで二人ぶん食べるというものではないのだ。こちらだとコンビニでいろいろ買って並べて食べたり、従業員を叱ってばかりいる店主とケンカになったり店の名前は出させないけど不味いって話にもなる。ハードボイルドグルメという新しい境地だ。久住昌之って絵がうまいんだなと思ったら、これは谷口ジローの技でした。「こういうの好きだなシンプルで、ソースの味って男のコだよな」「ああなんてことだ食べ始めているのにさらに腹がへっていくかのようだ」なんて独白はドラマと共通ですね。

    0
    投稿日: 2015.11.19
  • 目の付け所が面白い

    原作の久住さんは、「花のズボラ飯」でもそうだが、グルメマンガとしてはニッチなところをつくのがうまい。また、主人公のキャラクターが魅力的。作画の谷口さんもピッタリで、言うことなし。「花の…」の続き早く出してくれ!

    0
    投稿日: 2015.10.17
  • 祝2巻発売!

    ドラマ化されて有名な作品ですが、実は原作未読でした。 今度ようやく2巻が出ると聞いて、てっきりロングシリーズ物なのだと 思っていただけに驚いて思わず1巻を購入。一気に読みました。 メリット:どの話も美味しそう。そして酒を飲まないタイプの人はゴローちゃんに非常に共感できる。 デメリット:飯テロ 青年漫画の画風には好き嫌いが発生しやすいため、苦手じゃない方にお勧めです。 あと青年漫画にありがちなくどいエロはありません。あくまでご飯の話です。

    2
    投稿日: 2015.09.10
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    TVのシリーズが結構面白いので、原作も読んでみた。作画は谷口ジローだが、淡々と超俯瞰から見たような作画が特徴だが、他のグルメ漫画のように、変に熱くならないのがなかなか良い。しかし、これを読めば日本ではどこに入っても、結構うまいものが食えると言いたいのか?、主人公のドラマももっと見たい気がするが、余計なことなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2015.08.12
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    気取ってなくてありのままで、これでいいんだ。と実感するグルメマンガ。 コンビニで買った1品もので一人パーティしたり、ふらっと入ったお店でかぶったり。センスが逸材。続刊にも期待

    0
    投稿日: 2015.05.11
  • 男のグルメ観

    偶然を頼りに、普段は縁のない場所で、周囲の意外な雰囲気を楽しみつつ、掘り出し物的な美味に驚く。 (上記プロットに違和感の無い設定として、孤独な個人貿易商が主人公に選ばれたのだと理解) 「通」である必要は無いが、各話は短めで、ゆっくりと噛み締めないと味が分からない漫画。 仲間とおしゃべりしながら楽しむのが女性のグルメとすれば、一人思考に耽りながら黙々と食べるのが男のグルメ。グルメの基準が異なれば、何がいいのか意味が分からない方も相当数いらっしゃると思います。 評者は、カンボジアの雑誌でクメール語(と日本語)で「イタリア語で10万部超え」と紹介されているのを見て、どうしても読みたくなりました。(変なきっかけですね) 読後、最初は前評判ほどではないと思ったのですが、あとからジワーと良さが出てきました。 味が分かって、自分の運の良さを祝福したくなりました。 万人受けではないだろうということで、あまり期待値を高めないよう、☆1つ減にしておきます。

    3
    投稿日: 2015.04.21
  • 共感できる部分も多いと思います

    テレビドラマを観たあと原作もとても評価されていたため読んでみました。ドラマと原作では五郎さんの雰囲気が少し違うように感じましたが、その分共感できる部分が多いように思いました。 派手な演出、見たこともないような豪華な料理が出てくるわけでもなく、ひたすら食事風景が続く漫画がこれだけ支持されるのは、心のどこかで思っていることを五郎さんがズバリ言い当ててくれるところにあると思います。

    2
    投稿日: 2015.04.04
  • 圧倒的な支持を受ける漫画ですが・・・・

    すいません、全然面白くなかったです。 私がガキだからかもしれません。 淡々と飯を食ってるオジサンのお話を読んでも、正直何とも感じず、悔しい思いをしました。 旨そうに喰ってるなあとか、絵が上手だなあ・・・とかそんな感じです。 私の感性はちょっと世間からずれているらしく、哀しいです・・・・

    0
    投稿日: 2015.04.01
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    初めて読んだが面白い。知らないお店に一人で入る楽しみ、食べることの喜びが少ないページ数に詰まっている。多くは語らない淡々とした話しもよい。

    0
    投稿日: 2015.03.21
  • 面白くないけど面白い

    おっさんの庶民的な食事を描いた作品。 それだけ聞くと全く面白くなさそうであるが 細かな描写があるあるだったり、一話完結なこともあり ついつい読み進めてしまう不思議な作品。 人に聞かれたら「面白くはないんだけど、なんか面白い」としか言えない。

    0
    投稿日: 2015.03.19
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    オチ が 無い ! シュール、なんてシュールなんだ・・だが マズくない!けっしてマズくないぞ!! ああうまい! センスが秀逸

    0
    投稿日: 2015.03.12
  • おっさんの芳醇な食の世界の一端

    テレビドラマから興味を持って読んでみました。 漫画の評価には面白いつまらないがあるけれどこれは「お腹がが空いてくる」が正しい評価だと思う。 グルメと言いつつ味に想像がつくような食べ物ばかりで口の中にその味が蘇ってくるともうダメ。 いつの間にか食べ物を探して街を徘徊したくなってしまいます。 「あせるんじゃない、俺はお腹が空いているだけなんだ」と密かにつぶやきながら。 ※それにしてもPSVitaのReaderで読めないのはなんとかならないんでしょうか? →問い合わせた結果「対応する予定はない」だそうですので、PSvitaやiPhone等でも読もうと思う方は別の電子書籍を購入したほうがいいですよ

    0
    投稿日: 2015.03.02
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    読むとほんと腹減る。セリフ回しがどことなく面白い。ほとんど飯食ってるだけなので、身構えずに読めるとこも好き。たぶん一生読んでる。

    0
    投稿日: 2015.03.01
  • うーん 面白い

    食べるということ 個人として食事にこだわりを持ちながら 出会った食事に満足したり感傷に浸ったり 失敗したり食べたいものに出会えなかったり 食べるのが好きだからこそ食べ過ぎてしまったり… 1つ食事をするということにも一喜一憂 日頃の日常から訪れる食事という喜び 本来誰でも抱いたことのあるような感情を 漫画としてうまく表現されています 高級店や高級素材がグルメの全てじゃない そんな男の孤独なグルメの物語 うーん うまい というか 面白い

    0
    投稿日: 2015.02.24
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    好きなものを好きなように食べているのが良い。 ただ、できれば残さないできれいに食べてほしいなあと思うのは女性目線なのかな。。

    0
    投稿日: 2014.09.18
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    知っているところが出ていると嬉しい。 住んでいたところなどは、特に懐かしい。 でも、食べたことないものだったりする。

    0
    投稿日: 2014.08.26
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    コマ割りの多さにビックリ。1ページに14コマ。 じっくり読ませる寸法なのかな? 粛々と男性がご飯を食べるだけの話。文句やわざとらしい台詞が惹き付けられる。あと、ご飯も美味しそう。

    0
    投稿日: 2014.07.24
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    ドラマ版は見ていないけれど、松重さんとはナイスキャスティング。 ご飯を食べながらテレビや読書はしてはいけない、とよく言うけれど、ぼっち飯のときなんて何すりゃいいのよ、という人のためにある漫画。 本日の一膳に向き合い、真摯に味を楽しむ。 それだけの漫画。 ワカコ酒のルーツだね。 けれど、ワカコの方はなんだかとっても楽しそうなのに、この漫画はどこか求道者めいている。 まさに『孤高の』という言葉にふさわしい。 誰かにおしつけるわけでもなく、語るのは読者すなわち自分自身へ。 自分だけの『グルメ』を研究し構築している。 まー、だから固い。 吹き出しの中あますことなく、ぎっちりネームが入っている。 人によっては『食傷』するほど。 なまじ、緻密な絵柄なだけに窒息しそう。 美味しんぼは背景はともかく人物絵が単純だったからよかったんだね… 作画のジロー氏は平松洋子さんのエッセイでショートショートを描いていらしたのですが、数ページでも満足できる濃さでしたから、その倍以上の長さなので読みきるのは結構大変でした。

    0
    投稿日: 2014.07.20
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    四期目が放送されるほどの人気シリーズとなっているドラマの原作となっているコミック。 輸入雑貨の貿易商を個人で営む井之頭五郎がメシを食って食って食いまくる。 一話完結タイプの漫画であり、話はほとんど食事シーンのみというシンプルな構成。 それだけに深いことを考える必要もなく、ただ旨そうにメシを食べるゴローさんの雄姿を見るのを楽しむことができます。 ドラマで松重豊さんが演じるゴローさんも良いのですが、一風変わった雰囲気のゴローさんも良いです。 話の端々に出てくる独特のフレーズがホントにいい味出してます。 惜しむらくは、本コミックに掲載されてない話があるということ。 誰かその話を読める方法教えてください(笑)

    0
    投稿日: 2014.07.19
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    ドラマのシーズン4が始まるということで単行本を買って改めて読んでみたけど、やっぱ面白いね! 料理の紹介以前の、食事する場所やシチュエーションの奥行き描写、お話の余韻の持たせ方等、他のグルメ漫画とは一線を画する文学性の高い作品だと再認識させられました。 単なるグルメ漫画だと思って敬遠している人がいるなら、騙されたと思って読んで欲しい。

    1
    投稿日: 2014.07.08
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    父がドラマにハマって原作も読みたいというので、文庫では文字が小さかろうと大きい版を購入。 特別編と対談もついてお得。久住さんかわいい。

    0
    投稿日: 2014.05.12
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    独りでゴハンを食べるのは、決して 「一緒にご飯を食べてくれる人がいないサミシイ」状態ではない。 独りメシには、それなりの楽しみ方がある。 …と常日頃から思っている人を勇気づけてくれる作品。 外出先に携帯できる文庫版もいいが、新装版には ・特別編「東京都内某病院のカレイの煮つけ」 ・特別鼎談 久住昌之×谷口ジロー×川上弘美 のおまけがついている。 画面もワイドな分、より食べ物がおいしそうに見える。

    0
    投稿日: 2014.05.06
  • 食べるだけでなぜこんなに面白いのか

    グルメと言いつつ、舞台は高級料理店ではない。 しがない街角の飲食店で、五郎さんの食事とそのモノローグを楽しむ漫画。 食材がかぶったことを心底悔んだり、店主の横暴な振舞に腹を立てたり・・・。 誰もが欠かさない食事というものに対して、こんなにも全力を傾ける人が居るだろうか。 今度はどんな店なのか?五郎さんは満足するのか? とにかく早く続きが読みたくて仕方がない、不思議な魅力を持つ漫画です。

    4
    投稿日: 2014.04.13
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    孤独のグルメ、ドラマをHuluで見るようになってから原作を読んでみたいと思うようになっていました。 原作は今から約20年近く前の漫画なんですねぇ。ドラマは原作にかなり忠実な感じで作られているのが、この漫画を読むとよくわかります。

    0
    投稿日: 2014.02.23
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    「グルメ」なのに、ごく普通に街のお店で食べられるものが紹介されているところがいい。 お腹が減る本です。

    0
    投稿日: 2014.01.29
  • 昭和回帰とB級グルメの元祖かな

    昭和の香りが残る食堂などを舞台に今で言うB級グルメの数々。 哀愁を感じさせる主人公のキャラクターがぴったりはまっています。 1994~1996年に掲載された漫画の文庫化(コミック化)ですが、とても新鮮に映り、一気に読み終えました。 続編が出るなら、またぜひ読みたいと思わせる漫画でした。

    0
    投稿日: 2014.01.09
  • 池袋のランチ

    わたしは友人の紹介で、この本を購入しました。特に、池袋のランチを食べにいったときの話が、とても共感できました。食べ物をわざわざ外で食べるのって、美味しいものを食べられればよいだけでなく、お店の雰囲気も大切ですよね。

    0
    投稿日: 2014.01.05
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    これは必読。名言出まくり。この漫画を読んだら知らない町の知らないお店に入りたくなるぜ。メニューの値段を載せてるのがまた良い。孤独のグルメのドラマは全然漫画と違うけど面白いよ。豪華コンビニディナーとかしてみたい。

    0
    投稿日: 2013.10.24
  • お腹が空きます

    何処にでもあるような路地裏の定食屋や食事の出来る居酒屋で酒の飲めない主人公がご飯を食べる それだけの事なのに面白くてあっという間に読み終わってしまう ファーストフードや気取ったレストランでは味わえない食の世界を堪能出来る作品です。 テレビドラマも好評ですね。

    0
    投稿日: 2013.10.06
  • まさか実写化されてヒットするとは

    おっさんが地味に食べ歩いて、独り言をつぶやくだけなのに、 なぜか大ヒット。 時代を超えて語り継がれる名作か。

    0
    投稿日: 2013.10.01
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    ドラマにハマって読んだ原作マンガ。 ドラマではどんな食べ物が出て来るのか、そして五郎さんの食べっぷりとつぶやきが面白かったけれど、原作はまた一味違う面白さがありました。 よりリアルでシニカルな面白さがあって、マンガも気に入りました!

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    投稿日: 2013.09.30
  • 素敵な五郎さんの食べっぷりが見所

    既に2回もテレビドラマ化された人気作品。 気取っていない、どこにでもありそうな食堂にふらっと入っていく五郎さんと、その後の食べっぷりは読んでいて愉快。たまに注文した料理が被ってしまっても、あまり気にせずに食べてしまういい加減さも良い。 それにしても読んでいるとお腹の空く作品である。 ただ難点がいくつか。 Reader Storeで配信されている孤独のグルメは、ファイル容量が小さくその分画質が悪い。そして細かい字がつぶれて読みづらい。 この点を早急になんとかしていただきたいと思う。 作品が良いのにこれでは勿体ないの一言なのだから。

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    投稿日: 2013.09.24
  • 大人の愉しみ方

    主人公、井之頭五郎が街の中を練り歩き、B級グルメを見つけて食べる。物語の大筋はたったこれだけ。店に入ってからは、延々と五郎の食事風景が続く実に渋いマンガです。何を注文するか、どの順番から箸をつけるか。それら1つ1つを熟考し、「うん、うまい」「失敗した」などと一喜一憂する五郎の姿に、おかしさを覚えるとともに、涎がたれてきて、ちょっとうらやましく感じてしまいます。五郎の「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ、独り静かで豊かで…」という言葉は、このマンガの神髄を巧みに表現していると言えるでしょう。(I)

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    投稿日: 2013.09.20
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    主人公が食べている食事は特に豪華なわけでなく、なんてことないメニューばかりであるが、なぜかそそる。 たまに注文しすぎのうっかりしたところはあるが、その時食べたいものを心の趣くまま注文する主人公が羨ましくもあったりする。 1人で本当に食べたいものをたらふく食べることができる時間て、贅沢だもんなぁ。

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    投稿日: 2013.07.25
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    この主人公の料理へのコメントがいちいち面白い。普段の食事で何気なーく思っていることが文章となり漫画となっただけのに。客観的にそれを見てしまうとなんか面白い。そして、ひとりごはんなのに孤独を感じさせないのがまた良い。いいじゃん独りで!世間では便所飯とかが流行っているらしいけど、ひとりで食べることを恐れている人に是非読んで欲しい一冊!!これを読むとひとりごはんしたくなるよ!!

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    投稿日: 2013.05.24
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    新装版が出たので、 以前から気になっていた『孤独のグルメ』をようやく…。 食べものそのものもさることながら、 食べるときの環境や心情が 食の喜びを大きく左右するなぁと今さらながら感じた。 しかし、よく食う上に独り言の多い人だね(笑)。

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    投稿日: 2013.05.07
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    iPhoneのアプリで読みました。主人公がハラ減ったからお店を探してメシを食うだけをただひたすら描写してるだけのマンガなのになぜか世界観に引き込まれる。おもしろい。そしてハラが減る・・・

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    投稿日: 2013.04.02
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    出てくる料理はなにもとくべつなことのない市井にあふれるもの。そんな料理に、ここまで真摯に向き合う漫画があったろうか。 好きなものを好きなだけ食べ腹を満たす。ひとりでとる食事で、主人公は自由も味わっている。

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    投稿日: 2013.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマと比べると五郎さんの性格がなあ・・・と思いましたが、普通周りの人には分からない心の声がダダ漏れ状態なためしょうがないかと、見かけは独りで飯食っている(食いすぎだが)少しかっこ良さげなおじさんな訳だし。おまけに巻末の【特別鼎談】によるとお酒の飲めない設定の理由もかわいそうだしで、自分の入院もしっかりネタにする久住氏と、谷口氏の作画に対する姿勢に感心した1冊でした。  ニコラス・ケイジ版もぜひ見てみたい。

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    投稿日: 2013.03.24
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    ドラマを先に見ていてドラマのほうが個人的には主人公の感じが好きだった。漫画のほうが毒舌。またそこがいいんだろうけど。漫画とドラマは別物だな。でもおいしそうな絵はやはり腹が減った。

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    投稿日: 2013.01.17
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    話しに盛り上がりがあるでもなく、 食べたくなるようなメニューでもなく、 結論や教訓があるでもなく、 でも読み進めたくなるのが不思議で、この作品の魅力なんだろうなあと思いました。 あーこんな感じでもいいんだ(許されるんだ)って気持ちになれる良作です。

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    投稿日: 2012.12.19
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    一人でブラりとお店に入るビジネスマンが主役。 読むだけでお腹が空いてきます。 食に関する表現がリアルに伝わります 「モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか、 救われてなきゃあ ダメなんだ」 って言葉、深い!!

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    投稿日: 2012.12.09
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    今更、こどグル?と言われそうだが、ブログ等でこの漫画に出てきた店をずっと回っている人がいて、かつ、kindle効果で、つい買ってしまった。正直言って漫画を買うのは40年ぶり位。子供の頃から漫画は全然読んでいないので、いつ買ったかなんて全然覚えていない。読んで見た感想は、店のチョイスが良いのと、表現力で味や雰囲気をとても良く伝えているので、読んでいて気持ちが良いと言うか、ぜひこの店に行って見たいと思わせるリアリティがある。華やかな店に奥さんと行ったり、皆でワイワイやるのも良いけど、本当は一人でじっくり味わうのが良いんだなと思った。

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    投稿日: 2012.12.04
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    Kindleを購入して最初にダウンロードしたのがこれ。 半額セールをやっていたので300円で買えた。 噂は聞いていたけど、想像していたより「投げっぱなし」な終わり方が多いのに面食らった。 でも、それが返って不思議な味を出しているのが面白い。 一話一話が短いので無理して料理にストーリーを絡めることがないのが潔くて好感が持てる。 胃が弱くて小食な僕としては、一度の食事でこれだけ食べられるといろいろ食べられていいなぁと素朴に思う。

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    投稿日: 2012.11.29
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    池波正太郎が(人並みに)貧乏だったらーー そんな妄想をかき立てる作品です。 グルメマンガ(食べる方)であるはずの本作ですが、何一つ高級品が出てこない。 ぶた肉いため、まぐろどぶ漬け、回転寿し、果てはコンビニで買ったコンビーフといったラインナップ。 どれもこれも、ちょっとそこら辺で食べられるようなものばかり。 そして何より、主人公はいつも腹ぺこ。 商談が長引いたり、昼飯が遅くなったり、昼飯を食べ損なったり、入院して食事しか楽しみが無かったり、とご飯を食べたくて食べたくてしかたがない、そんな状況ばっかりをぐいぐい押し付けてくるのです。 だからこそ、読者の食欲を刺激するのです。 普段、食べ慣れている身近な料理を、空腹という共感で包んで目の前に出してくれることにより、こちらまでその岩のりを、シュウマイを、チャプチュを、白いご飯とともにかき込みたくなる衝動に駆られてくるのです。 そう、この作品で登場するのは、「味がおいしい料理」ではなく、「空腹が満たされる料理」なのです。 読んだことで得られる満腹感(につながる空腹感)こそが、この作品の魅力です。

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    投稿日: 2012.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず紹介するとしたら「主人公である井之頭五郎が始終腹をすかせているマンガ」ということになるのだろうか? 「いい体」の個人輸入業者が、商売で訪ねた街でA級でもB級でもないメシをひたすら食べる。と言っても、食べることがテーマのマンガでもなく、食べる店を探して徘徊することがメインの回があったり、「うまい」と言いながら、店主とケンカしたりするシーンがある。 変なマンガだ。 ただし、原作者にもマンガ家にも強いこだわりがあることが感じられる。あれだけの作画をしながらも、ほとんどの話をオチなしで終わらせるって、なかなかできないよ。

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    投稿日: 2012.11.05
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    グルメ漫画というよりはエッセイのよう。極限までカットした東海林さだおというか。知識を抜きに情感だけを切り抜いた構成がじんわりくる。

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    投稿日: 2012.10.26
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    なんでゴローはあんなに食べるのに太らないんだ? コンビニで2000円分のお惣菜を夜中の2時に喰うって、カロリー凄ぇだろ(苦笑)

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    投稿日: 2012.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    独特の雰囲気がいい。 でも先にドラマを見てしまったので 個人的には松重豊さんが演じるドラマの方が好きかもしれない

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    投稿日: 2012.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2012年10月現在、ドラマの2期が始まり孤独のグルメ熱が再燃したので、以前文庫版を持っていたが新装版を購入した。 文庫版よりサイズが大きいので、背景の描き込みに気付かされた。 10年ぶりの新作も掲載されていて、病院飯というグルメ漫画としてどうなんだろうか、と思わせる題材を扱っている。 でもちゃんと面白い。 そうそう、こういうのでいいんだよ。こういうので。

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    投稿日: 2012.10.12
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    「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」 「モノを食べる時はね誰にも邪魔されず 自由でなんというか救われていなきゃあダメなんだ」 この二つの台詞が印象に残りました。 ご飯が食べたくなる漫画でした。

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    投稿日: 2012.10.03
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    し、渋い………そして無駄にハードボイルド。いわゆるグルメ系の漫画ではなく、主人公の五郎がふと立ち寄った食堂や車内での駅弁、深夜のコンビニ弁当、果ては球場で買ったカレーまで、どこかで見覚えがあるような食事の風景を描いた作品。 食事そのものもそうだが、それ以上にお店の佇まいやその場に居合わせた客のあれやこれやなんかの「雰囲気」がしっかり描かれていて、それがまた上手い。頼もうと思っていたメニューが品切れで出鼻を挫かれることや、ついバランスを考えずに注文してしまう、なんてこともあったり。それがまた良い味を出している。 やたらと渋い、でも面白い。良い食漫画だった。

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    投稿日: 2012.09.09
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     漫画における一つの大きなジャンル、グルメ漫画。 グルメを通して人情を描く漫画もあれば、グルメを通して問題を解決するものもある。 本書は食べることそのものを主眼においた作品ではないだろうか。  独りで食べる食事のわび・さび、が色濃く描かれており それは食事を摂る場所・機会によってより濃くなっている。 本当に独り職場でコンビニの食べ物にありつく話もあれば、 他の客(日常)に紛れて食べる食事もある。 それぞれの食事の情緒は当然変わってくるのだが、 世間一般の日常から外れている人間だからこそ 溢れてくる空気感は全ての話に共通しているのではないだろうか。  また、主人公、井之頭五郎の妙な小物くささ、気の弱さが 人間くささにつながっており独り飯ならではの感覚を強く引き立たせている。 もちろんフィクションの作品なのだがそういった面での説得力もあり、 より作品を趣深いものにしているだろう。  惜しむらくは孤独のグルメそのものが不定期連載の作品で なかなか単行本そのものが更新されないこと。 新装版は18話まで掲載されているが、特別編と19話から23話は 未だ掲載されていないのである。  そもそも食事をとる、ということに正解も不正解もない、 という前提で読まないと間違いなく失敗した、と思うだろう。 美味しんぼのような雑学もなければ中華一番のような卓越した描写もない。 が、食事そのものに流れる空気感・情緒に関しては 間違いなく随一の作品であるので、そこを味わう気概で読むべきだ。

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    投稿日: 2012.07.27
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    かれこれ三回は読んでいる。 知っている店がマンガにでてくるだけでワクワクするんだよな〜。 呉さんがイジメられてる大山のハンバーグ屋は、キッチン洋庖丁。 ジャンボ定食は豆腐がふるふるしてて、スタミナは生卵がドンっとしてる。 江古田の店がいちばん行ってるけど、池袋にも系列店があって、阿佐ヶ谷の店はなくなってしまった。 いかにもB級って感じの味が最高だった。 池袋西武デパート屋上も懐かしの地。 秋葉原・肉の万世も毎日目の前を通ったし、渋谷百軒店の喜楽は確かにラーメンがウマい。 あー腹もペコちゃんになるわけだ。 作品とは関係ないが、久住ってQusumiと表記するんだね。

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    投稿日: 2012.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    散々ネタ扱いされていたので読んでみたら、なんか真面目な作品なのかギャグなのかよくわからなくなった。 古い東京の下町の雰囲気が伝わってくる。 ゴローさんはハードボイルドな感じで好きです。

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    投稿日: 2012.07.10
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    空腹で食事を求める人間ってのは『このお店は美味い』センサーが敏感に働くもんなんだろうか? ドラマも美味しそうだったが、こっちも美味しそうに食べてます。

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    投稿日: 2012.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サラリーマンが一人でご飯を食べる話、と言えばそれだけだが何故にこんなに奥が深いのか…。味に関しての大げさな表現もなく、でてくる料理も至って庶民的。しかし誰しも食に対しての思い、美学があり、それは他の人と共有できるものではない。ただ静かに料理と向き合う。傍から見たらただの昼食中のサラリーマンなんだけど(笑)食べるってそういうことなんですよね。

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    投稿日: 2012.05.31
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    一言で言うとまさに孤独のグルメ!って感じです。 特に一人で食事をすることが多い自分としては共感するところがすごくあります。 なんていうか内容的にはただひたすらに一人でご飯を食べるっていう内容で、人間ドラマとか全然ないんですがそれも含めてリアルというかなんというか。 まぁ一言で言うと孤独のグルメなんですよとにかく。 おもしれ-!ってマンガではないですが、確実に魅力がある作品だと思います。

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    投稿日: 2012.05.30
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    主人公みたいにたくさん思考を巡らせてこだわっていたらご飯を食べるのが楽しくなりそうですね。 この主人公にとってご飯を食べるという行為は神聖なもののように見ていて感じました。

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    投稿日: 2012.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「美味しんぼ」の対極にあり、「美味しんぼ」よりもはるかに共感できるグルメ漫画。食に哲学を感じるのは個人の勝手だけど、押しつけがましいのはやはり間違いでしょう。 主人公は勝手に哲学や美学を感じるタイプ。銀座の気取った店から山谷の定食屋まで気の向くままに食べる。見ていて気持ちよくなるほどに気ままに食事を楽しんでいる。その様の描写自体が巧く(谷口氏の力量によるものだ)、どんどん引き込まれて行く。3話の豆かんを食べた時の、説得力のある表情を描けるマンガ家は5人といないのではないでしょうか。 主人公のキャラや彼の美学・哲学がぶれないのは原作者の力量。単純な流れのくり返しなのに、主人公が次第に魅力的に見えてくるのも見事。店のチョイスも上手く、話にも入り込みやすい。 蛇足ですがシャーリーは出てきません。あしからず。

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    投稿日: 2012.04.20
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    とにかく美味しそう!飯が食いたくなるね。 背景の描きこみもすごいし、その場所に行った感じの空気感が手に取るよう。 ほんと、空腹時に読むものじゃないな…w

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    投稿日: 2012.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鳥取出身のマンガ家谷口ジローさんの特設コーナーが定有堂にある、とガイドブックに出ています(昭文社版)。私のイチオシは『孤独のグルメ』。今度「新装版」(A5)が刊行。初版は1997年。2000年に文庫化。8年でなんと24刷。年に3回も増し刷り。そしてついにA5単行本で復活という快挙。一篇加わり、原作者久住昌之さんとファン川上弘美さんとの鼎談も。ひとり納得の「お一人様食」のとてつもない味わいの深さ。この味わいの細部にこそ幸せはあったのだ。幸福が断片にあるという発見。読んでみて下さいね。

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    投稿日: 2012.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマを先に見て、原作も面白いと聞いたので読んでみた。ドラマでは当たりの店ばかりだがマンガでは失敗も結構あり、やはり現実は甘くないなと。あとがきがとても面白かった。中の見えない初めての店の戸を野武士の如くガラッと威勢よく開け、「オヤジ、酒!」とか「ムスメ、飯だ。」とはなかなか言えないものでしょう。ムスメって(笑)

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    投稿日: 2012.03.16
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    中年の男性が、1人でおいしいごはんを食べる話。まんが。 とつとつと、日々が流れてて、 何が起こるわけでもないんだが、なんかほのぼのしてて、よかった。 何を食べようかって考えて、食べて、ちっさな失敗とかしながら 毎日ごはんを楽しむ。幸せなほのぼの感。

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    投稿日: 2012.03.12
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    全編通して、特に何も起きない(笑)でもそのなんでもなさがすごくいいんだなあ。店を探しすぎて何が食べたいんだかわからなくなる気持ち、メニュー選びに失敗する感じ、まさに外食あるある。

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    投稿日: 2012.03.08
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    どんな状況でも『食』を大切にしている姿に、妙に共感しますね。また"食べる"という行為に、全て意味を持たせてるという描き方が、とても気に入ってます。 よくあるグルメ漫画とは、一線をかしてますね。

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    投稿日: 2012.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泉昌之の「かっこいいスキヤキ」や「だんどりくん」の妙に共感してしまう感覚。 それに谷口ジローの渋い画がハードボイルドな孤独感を醸し出していて、心地よい読後感。 ただ、この作品に出てくるような店は減っているんだろうなぁ。 あと、デパートの屋上でうどん食べてそのまま一服入れるシーンがあるけど、今やありえない風景。 すごく憧れる風景だ。 本棚においといて時折読み返したくなる一冊。

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    投稿日: 2012.02.27
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    結構昔から気にはなっていたんだけど、なかなか購入までには 至らなかった一冊。 ちょっと想像していた内容と違っていたのだけれども、 けっこうシュールで、けっこう共感できる面白さだった。 男ひとりでメシを食うというのは案外、こういうことなのかも。

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    投稿日: 2012.02.25
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    必ずしも美味いものに巡り合う保証は無いし、 毎食食べたいものが必ず食べられる事も無いけれども あれが食べたかったんだけど無いとすると、はてどうしよう。とか これは予想外に美味い、ならばこっちはどうかな?とか、 そういった単なる思考の1つ1つに妙に緊張感があり、 ゆったりとしたアクションを見ているかのような気分になり 気付けば自分も同じ卓にいるような感覚が味わえると思います。

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    投稿日: 2012.02.25
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     ドラマ化もし、現在ドラマが絶賛放映中。しかも、深夜枠で。深夜に視聴者の胃袋を襲うテロ行為ですわ。そりゃ、あんな映像を見せられたら、いくら深夜でも何かを食べちゃうってなもんで。おかしいよね、僕ダイエット中なのに。  様々な街を舞台に、輸入雑貨業者である主人公が「孤独のグルメ」に勤しむというのがこのマンガ。インターネット上では、カルト的とも言える人気を博しており、連載がなされていたのは10年以上も前なのに、今なお、話題に上がっているようで。  あるときは、池袋のデパート屋上の「さぬきうどん」、またあるときは、吉祥寺の「廻転寿司」。有名店や名物を食す、というのではなく、そこにしかない、でもどこにでもありそうな食事が、これでもかというほど美味しそうに描かれる。飛び込みで色々なめし処、定食屋に入っていく主人公の姿には憧れすらおぼえる。僕は知らない街に行ったところで、結局「マクドナルド」や「やよい軒」、「松屋」、「富士そば」に入ってしまうのですが、『孤独のグルメ』のように個人経営のお店に入りたいとは思っているのです。思っているだけで、行動に起こせないのだけれども。勇気振り絞ってみようかしら。 【巻数】全1巻 【掲載誌】月刊PANJA 【連載年】1994年~1996年

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    投稿日: 2012.02.19
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    腹の減った中年男がメシを食らう、ただそれだけの話。何のこともないそれらがすこぶる面白くて、ぐっとくる。

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    投稿日: 2012.01.15
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    作品全体に流れる独特の「間」と、圧倒的な「台詞」のセンス。 昼飯を中年オヤジが真剣に食っている。 その姿が可愛いらしくもあり、格好よくもあり、また憐れでもあり、それがどうしようもなく愛おしい。 そして、面白い。 本当に、何なんだろう、この漫画は。(笑)

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    投稿日: 2012.01.13
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    ストーリー:10 画力:8 魅力:10 デザイン:8 構成:10 表現力:10 独創性:10 熱中度:10 センス:10 感動:10 総合:96 画力とデザインはもうちょっと下げてもよかったのですが・・・特にデザインの方はあの地味な感じのおっさんがいいわけで・・・キャラデザインも何もつけようが難しい感じですので、・・・まあこのくらいでいいかな・・・と。 実は最近まで見逃してて、この漫画の存在を知りませんでした 自称漫画好きとか言ってましたが、完全にもぐりでした ある日、コンビーフについて人様のブログとか読んでた際に、この漫画の1ページが掲載されていて、そこの1コマ(コンビーフをまるかじりしているシーン)を見て、「コンビーフをまるかじりする漫画があるのか!」と、何かうれしくなって、amazonに飛んだら評価もびっくりするほど高かったので、購入してみました 内容は、たぶん分かる人しかわからないのかなぁ・・・この感覚 たまに評価が低い人がいますが、低評価をつけたがる意味がわからないでもないですけど、もうちょっと深く考えてみるとこの漫画の面白さに気付くはずです そこまで、到達する前に投げ出した人が、恐らく低い評価をつけているのかもしれません 斬新さでは、かなり画期的な内容ですね ばかばかしすぎて、逆に読んでて楽しいです おいしんぼなどと違って、漫画にするようなシーンではないようなところを、漫画として描いてる感じです 食べたかったものがまだやってなかったり品切れでがっかりしてみたり、無駄に注文や買いすぎて食べ過ぎてみたり・・・基本的に「失敗した」が多い主人公で、その漫画とは思えないリアルさがいいです 漫画にするべき必要を感じられない部分までリアルに描いてる感じです 何を食べるかとか、どの店に入るかっていう迷ってみたり、店に入ってメニューを選ぶのに優柔不断具合を見せておいて、食べるシーンが数コマしかないという・・・ 何漫画だよ!?ってつっこみたくなる感じ 基本的に、他の漫画にないナナメ上をいったような発想・内容です 実は、こちらの本は、知り合いの本屋で取り置きしてもらってある最中でまだ買っていません 僕が現在持っていて読んだのは文庫サイズですが、内容はほぼ一緒だそうです ただ、こちらの完全版に追加漫画が少し掲載されているそうです 文庫の方の情報は、文字が小さめなので目の悪い方だと読みづらいという話は聞いてましたが、実際に自分で確認したところ、確かに字は小さめなので、あまり視力がよくない方はこちらの完全版の方が良いかと思います ちょっと変わった漫画が読みたい人にはおすすめです

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    投稿日: 2011.12.12