
総合評価
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powered by ブクログ仕事で時々OBPに行くけど、入り口を入ると正面の窓の向こうに大阪城が見える。 エレベーターで上がれば37階のオフィスから見下ろすことになり、京阪に乗れば京橋と天満橋との間の車窓に垣間見える。大阪城は私たちにとって日常の風景ですね。 その大阪城の地下に江戸時代から続くあんな秘密があったなんてねぇ。 大阪の男なら誰もが知らされる秘密だそうだけれど、転勤で出たり入ったりしながらも延べ13年くらい大阪に住んでいる私にはそんな話は無いなぁ。他所者だからかなぁ…。 なんてね、マジで思っちゃうくらい、その世界に浸っちゃえる。 京都、奈良と来て、今度は作者の地元・大阪で、読めばその場所を訪れてみたくなる詳細なディテールと、その上に塗り固められた壮大な作り話。 然も在りなんと思わせる大阪の男たちの権力に対するアンチ振りと結局は女たちの掌の上で踊らされているという世話ない風情。それが実感できないとこのお話しはすんなりと腑に落ちないかも。 それもこれもひっくるめて、最後のあとがきに代えたエッセイにもあるように、大阪に対する愛情が溢れていますよね。
1投稿日: 2011.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白い話を思い付く作家さんだなぁ… 「大阪国」って。大阪全停止。 なんだか実際にありそうでわくわくした。 真面目な感じなのにアイスばっかり食べてる松平さんが好き(笑) 映画ではどうなるのかなぁ~ 一生懸命闘っている真田くんもえらいな。 自分を貫くこと、自分の正しい、と思ったことをやり遂げようとする姿は格好良い。
0投稿日: 2011.04.22
powered by ブクログ女の子になりたい男子が、この物語の中でどういう必然性があるのか気になりつつ読んだが、最後でしっかり意味を持っていました。
0投稿日: 2011.04.21
powered by ブクログ映画の予告編から興味をもって読んでみました。 荒唐無稽なストーリーで、コメディっぽいのかと思いきや、 意外と熱い展開に引き込まれてで一気に読んでしまいました。 途中、物語の謎が解けてにつれ、ホロリとさせられたり、感動したり、 とても満足できる作品でした。 登場人物の設定やらが、原作と違うところがありそうですが、 映画のほうも楽しみです!
0投稿日: 2011.04.21
powered by ブクログホルモー的なアホ話と思って読んだらダメだー。 2人の主人公間で場面が変わるのもテンポ悪いせいで、サクッと読めない。かといってじっくり読むほど真面目な話でもない。 ラストも淡々と伏線?回収に入るけど、そこまで興味のテンションを保つ事が難しいので、どうでもよくなる。 でも、あの数行のためにもう一度読んでみたいと思う。
0投稿日: 2011.04.20
powered by ブクログ奇想の作家さんですが、これはどうですかね。 中途半端にリアルな感じで、逆に色々な破れ目が目立ってしまいます。いっそデビュー作のホルモーの世界までぶっ飛んでしまえば、嘘も本当も無くて良いのですが。直木賞の候補作でしたが、たまたま読んだ選考委員の評にも同じような意見が多くありました。 キャラクターの設定も疑問です。主人公の一人に性同一性障害の少年を置いたため、メインの「大阪国」と別にの太い枝の流れが出来たように見えます。この二本の流れが織物のように縦横絡み合っていれば良いのですが、別の流れになっています。むしろ普通の少年キャラにして、もっとすっきりとしたストーリにした方が良かったと思います。またミラクル鳥居のキャラも浮いているようです。 以上はあくまで私の個人的意見。映画化も決まり(向いていると思います)、一般的には高評価の作品です。
0投稿日: 2011.04.19
powered by ブクログ厚い‼ ーーー 読了。面白かった‼。けど、ちょっと長すぎるかな。著者の大阪への想いはよく伝わってきます。
0投稿日: 2011.04.18
powered by ブクログこのことは誰も知らない-四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京から来た会計検査院の調査官三人と大阪下町育ちの少年少女だった。秘密の扉が開くとき、大阪が全停止する!?万城目ワールド真骨頂、驚天動地のエンターテインメント、ついに始動。特別エッセイ「なんだ坂、こんな坂、ときどき大阪」も巻末収録。
0投稿日: 2011.04.18
powered by ブクログ万城目学の『プリンセス・トヨトミ』を読んだ。 映画館でSPを見たときに映画の予告編を見て、はじめてその存在を知った。 「大阪国」っていうかなり破天荒なストーリー設定に、堤真一が演じる「会計検査院」の役人がどう絡むのか興味があったので、小説を買って読んだ。 かなり無理のあるストーリをどうやって展開して完結させるのかが興味あったんだけども、結果としても無理があったなぁと感じた。 無理があってもストーリーがおもしろいと一気に読めちゃうんだけども。 映画はどうなんだろう。怖いけれど観てみようかな。
0投稿日: 2011.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2011/4/16 Amazonより届く。 2017/11/3〜11/8 6年半も積んでしまった1年ぶりの万城目作品。 映画化もされたが、出来るだけ内容を知ることのないよう避けてきたが、そうか、こんな話だったんだなぁ。いやいや大傑作だ。大阪生まれの私としても、これは大阪を舞台にしてこそ成り立つ話なんだろうなと思う。しかし、万城目さんの作品はいつも面白い設定をするなぁ。「いちびり」が小説家になったんだろう。設定は変わっているようだが、映画も是非観て観たい。
0投稿日: 2011.04.16
powered by ブクログ「「知らなかったんです」という言い訳は,松平にとって,単なる怠慢の自己申告に過ぎない。松平の仕事は相手の誤認識を理解することではない。相手の認識レベルを引き上げることにある。」 「ええか大輔。他人に暴力をふるう国はいつか必ず滅びる。同じことを,誰かにされて滅びる。」 「だって,女の子として生きていくんでしょ?」 相変わらず,はちゃめちゃな設定を大まじめに描くのが良い。次作にも期待。
0投稿日: 2011.04.16
powered by ブクログこのことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。
0投稿日: 2011.04.15
powered by ブクログはじけっぷりは少し抑え目だけど、この作家らしい関西が舞台のファンタジーっぽい小説。今回の舞台は大阪。関西圏の人には親近感が沸くと思う。
0投稿日: 2011.04.15
powered by ブクログ単行本で読んで、読み返すのに購入。 設定は馬鹿馬鹿しくて、馬鹿馬鹿しいんだけれど、 おもしろいです♪( ´▽`)
0投稿日: 2011.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
噂にたがわず、とても面白いお話でした。 最初、大輔くんの設定を「何もそんな簡単に扱っていいようなもんにせんでも…」と思っていたのですが、最後まで読んで納得。この設定でないとラストのお話につながらいですもんね。 父から息子へ伝えられていく”秘密”も、18歳になる前に父を亡くしている私としては、とても哀しく切ないものでありました。
0投稿日: 2011.04.09
powered by ブクログ道具立ては素っ頓狂だが、テーマはまっとうすぎるくらいマットウ。万城目の力量を感じる。少し目頭が熱くなった。
0投稿日: 2011.04.08
