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震度0
震度0
横山秀夫/朝日新聞出版
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総合評価

113件)
3.5
16
38
45
6
4
  • 「今回は、勉強させてもらった」

    「警察小説はここまで進化した」とは、本書の帯に付された宣伝文句。 進化したかどうかはわからないが、通常の警察小説とは趣を異にするのは確か。 扱う事件はとても地味だし小粒と言っていい。 何より聞き取りや鑑識など現場での捜査の様子は省かれ、指揮・命令する幹部たちを中心に物語が展開している。 どちらかというと解決までの推理ではなく、男たちの腹の探り合いでページを捲らせる小説。 仲間であるはずのキャリア組である県警のナンバー1と2が反目し、地元の生え抜き幹部ともいがみ合う。 主要な場面が県警本部長室内で起こる密室劇なのもいい。 こういう組織内の権力闘争が的確な人物評や描写によって描かれると、こうも読ませるものかとほとほと感心させられる。 失踪した不破の官舎の引き出しにある手帳をどちらが先に手にするかを巡って、刑事部長と警務部長と本部長が熾烈な駆け引きを繰り広げる様はとても痛快だった。 唯一の疑念は、同時発生する阪神大震災がどう事件に関わってくるのかということだった。 単なる背景描写として混乱を倍加させるだけの添え物なのか。 そんなことを思いながら読んでいたのでクライマックスで驚いた。 「震度0」 - タイトルに込めていたのはそういう意味だったのか。 宣告とも、固い決意とも読み取れる実に巧いタイトルだ。 「弱気につけ込まれるな。強気に浮かれるな」 - 将来の警察庁長官候補と目される警務部長の冬木はいわば「負けられない人間」で、組織内で一度でも敗北を喫することが許されない立場。 本部長の椎野は、確かに県警トップで本庁の先輩にあたる人物だが、これからの出世の見込みもない男。 おまけに私大出身だから政界との縁も薄く、国政選挙に打って出るような心配もないから安心して盾をつける。 地元生え抜きでトップの藤巻刑事部長と事を構えたくはなかったが、自身の目論見を妨害するなら容赦はしない。 天下り先などの人事の切り札を使って、地元の三部長の切り崩しを図る。 要するに、警務部長失踪という失態を取り繕い、汚点を挽回もしくは隠蔽することで、三者の思いは共通していても、その主導権をどちらが握るかで熾烈な探り合いが行われる。 目的も単なる権勢欲やプライド、強烈な出世欲とも割り切れない。 藤巻がいい例だが、もともといまの地位は僥倖のようなもので、やみくもに刑事として死に物狂いに働いて勝ち取ったものにすぎない。 だからその先の天下りポストなども、もとから期待などしていなかった。 なのに固執してしまうのは、「一度は掌中に握ったと確信したものを、今になってないものと考えるのは難しい」という未練にも似たサンクコストの感覚。 腹の探り合いや駆け引きは官舎内における幹部の妻たちの間でも行われる。 その中でのたわいもない会話、あるいは妻からの一言によって事態は大きく揺れ動く。 こうした中でとりわけ重要なのは確かな観察眼だが、実は最もそれに長けているのは桑江という男だった。 威勢のいい言葉なぞ吐かずとも、弱みを握り、人を意のままに操る。

    0
    投稿日: 2025.04.14
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    学校 ☆☆☆  大人読書 ★☆☆ 神戸の大震災が起きた日に、N県警の幹部が一人失踪した。 警察庁キャリア組でN県警本部長と警務部長の信頼が厚い警務課長の不破が失踪したことにより、N県警幹部たちによる内部抗争が勃発した。 人としての夫・妻、警察幹部としての夫・幹部夫人、各々の人間関係や利害が絡み合い疑心暗鬼、権力闘争などが表面化する。 警察幹部の職掌などに詳しくない自分が読んでも、各々の立ち位置がわかり警察内部の人事が小説とはいえここまで人の行動を変えさせるのかと考えさせられた。 警察官を目指す生徒におすすめしようとは思わないが、警察の人事をめぐる抗争に興味がある人には面白く読めると思う。(事件そっちのけだけれども…)

    0
    投稿日: 2024.10.13
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    横山秀夫の作品で泣きたくて、この本を手にした。しかし、「64」での号泣を再現することはできなかった。残念。

    3
    投稿日: 2020.08.22
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    2020/03/04読了 #このミス作品14冊目 阪神大震災が起こったまさにその日 警務課長が失踪するという話。 地震対策そっちのけで 本部長、各部長の名誉とメンツを 守るがための内部分裂。 横山秀夫ワールド全開。

    5
    投稿日: 2020.03.04
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    最初と最後を読んで、途中です… 人物関係が複雑で、最初の掴みはあるのですが、後はダラダラと。少し余裕ができたら、最初から最後までじっくり読もうかなぁと思います。

    0
    投稿日: 2019.09.03
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    途中までおもしろかった。最後拍子抜け。 誰にも感情移入できない。強いて言えば堀川かな?失踪した不破を心から心配しているから。でも、そんな堀川も奥さんから見れば、亡くなった息子のことしか見ていない身勝手な男らしい。結局誰もかれも自分勝手、自己中心的で共感できない。 図書館のリサイクル図書で入手した本。リサイクル図書って、何かしら問題があるよな。おもしろくないとか、後味が悪いとか、暗い話とか。

    0
    投稿日: 2018.12.09
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    某県警の人間模様。 キャリアとノンキャリアの確執 キャリア同士、ノンキャリア同士の足の引っ張り合い。 警務部という部署を初めて知る。

    0
    投稿日: 2018.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017年51冊目。 これこそ横山秀夫とも言うべき作品。 最初は役職名と人物像を一致させるのに必死だったけど、それぞれの心理描写が丁寧でどんどん引き込まれ、あっという間に読破。 それにしても県警トップが揃いも揃ってこんなかぁ・・と冷静に考えるとどうしようもない屑だらけで嫌になった。 最後どうなったんだろう・・。 「見て見ぬふりをしない」を貫けたのか。

    0
    投稿日: 2017.11.04
  • ミステリー部分はおもしろいのですが

    いつものように、警察内部の人間関係のどろどろはおもしろいです。 客観的に見ればおんなじようなオヤジばっかりなのに、きちんとキャラクターが描き分けられているのはさすが。 ただ、阪神・淡路大震災に「そのとき地震が起きた」以上の意味が感じられなくて、本当にその設定は必要だったのだろうかと思いました。 離れたところに住んでいる人には人ごとに過ぎないということが確認されるばかりで、読んでいてやるせない。

    1
    投稿日: 2016.05.21
  • N県では世は事もなし(震度0)だが、県警内部だけの激震 :本当に大変な阪神・淡路大震災を前にして何をやっているんだか!

    阪神淡路大震災が発生した、まさにそれと並行してN県警における内輪だけの実のない権力闘争が延々と続く。警務課長の失踪と言うサスペンス(謎解き)に重ねて、いかにもありそうな村社会だけの論理展開。警察上層部のあまりの身勝手さに腹を立て、読むのをやめようかと思いながらページを進めた。しかし、最後の10ページ位がたまらなくいい。氏はこの最後を書きたい(浮かび上がらせたい)がために、延々と不毛とも思える県警内部の主導権争い、加えて各部長夫人同士の腹の探り合いを淡々と書きすすめたのか、ストーリーの着地点に脱帽。

    1
    投稿日: 2016.05.11
  • 警察内部小説

    阪神大震災と同時に起こった、県警警備部長失踪から始まる県警内部のゴタゴタを描いた話。 読み進めていくと、阪神大震災はあまり関係無いように感じます。県警内部は大震災以上に揺れていた、ということでしょうか。県警幹部の憶測だらけで進行して行きます。 登場人物が多く、読み終わった今でも全て把握していません。ただ、横山作品は全ての伏線を回収してくれるのですっきり終わります。特に最後の警備部長夫人の話は全てを物語って、思わずその話だけ二度読みしてしまいました。

    0
    投稿日: 2015.04.05
  • はずれなし!

    阪神淡路大震災が発生。時を同じくして刑務課長が失踪!しかもその刑務課長が本部長の秘密を握っていて、刑事部、刑務部、交通部、生活安全部…もろもろの幹部たちが情報戦を繰り広げ・・・警察内部は震度0なのに大揺れというおはなしです。 警察内部のドロドロとした人間関係をこれでもかというくらいに描いた作品です。 登場人物が多く、それぞれの立場、関係を把握するのに時間がかかりますが、そこが理解できればテンポよく進んでいくので、一気に読了「できました。 大震災時の描写は必要かな?とずっと疑問に感じていましたが、読み終わって納得です。こんな大災害の時でも自分が被災していなければ、人間は自分の利益やエゴを優先させるんだなぁと。「最低だ!」と憤りを感じましたが、これが自分だったらと置き換えて考えると、やはり同じなんだなと感じました。物語の舞台は警察ですが、どこにでも起こりそうな派閥争い、人間関係を描いたものです。でもやっぱり正しい人はいて、最後は正しい人が正しい方向に導いてくれます。 ちょっと疲れますがとても面白い作品でした。 横山秀夫作品にはずれはないですね。

    3
    投稿日: 2014.03.22
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    阪神淡路大震災の当日、被災地から700kmはなれたとある県警で警務課長が消えた。 腐りかかった上層部に、読んでてゲンナリします。この惨事も、同僚の危機も、響かないんかい? ストーリーは腹立つが、横山さんなので、面白く読ませます。

    0
    投稿日: 2014.03.09
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    阪神大震災をベースにしてるんだけど、あんまり意味がない。 警察組織のどろどろした人間関係に終始しています。

    0
    投稿日: 2014.01.19
  • 激震とは無関係な警察内部

    横山作品を初めて読むので採点は甘くなっていると思います。 最初、「震度0」というタイトルから”何かありそう”な予感がしましたが、タイトルはあまり重要ではないような感じです。 内容としては、お決まりの警察ものですが、さもありなんという警察内部の泥臭いパワーゲームが展開されます。 それはそれで結構リアルでおもしろい。 結末は結末でそうなのなか、と思わせてしまう出来栄えである。

    1
    投稿日: 2013.11.10
  • 捜査のプロである警察が。。

    本部長、警務部長、刑事部長、警務課長、警備部長などなど、とにかく漢字の役職が多すぎて・・と最初は、誰が誰のことかわからなかった。そのうちそれぞれの性格や個性がわかって来て面白くなってくるのだが、今度は逆に話が複雑化して、さらにそれぞれの嫁も巻き込んでの権力争いに突入する。本当にここまでドロドロした派閥争いをしているのかどうかはわかりませんが、かなりリアルなんでしょうね。 しかし組織というものは、一個人が消えただけでこうまで崩壊してしまうものなのでしょうか。体面や利権に拘るあまり事件の本質を見逃してしまう、一番の捜査のプロである警察がその陥穽に落ちてしまい真相を見誤ってしまうところにこの小説の本質と皮肉があるのでしょう。

    3
    投稿日: 2013.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    阪神大震災の日に起こった警察の警務課長の失踪事件の謎を解く。震災への警察対応は通奏低音になり、失踪事件に対する警察の危機対応ドラマがメインになり、警察内部のN県警察本部長と5人の部長を中心とする幹部たち、その奥さんたちの人間模様を描いた本です。話題の本ですが、6人の幹部、奥さんたちがいずれも解り易過ぎるほどの類型的な人間模様であること、そしてまた「警察の致命傷になりかねない不祥事」を恐れるというシチュエーションのくどいほどの繰り返しには辟易しました。たかが警察の課長の失踪ぐらいで、マスコミはそんなに大騒ぎしないょー!!著者の警察小説は「半落ち」ほか何冊か読んできましたが、パターンとしては極めて似ています。深みに欠けると言わざるを得ないです。キャリアもノンキャリアもいかにもという、いずれも醜悪な描き方でした。

    0
    投稿日: 2013.08.19
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    一人の警察幹部が失踪し、その周りで起こる様々なやり取り。 横山ファンとしては少し物足りなさを感じました。 けれど、相変わらずこの人は心の闇を描くのが上手。

    0
    投稿日: 2013.06.23
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    警察内部のドロドロした権力争いを描いた小説。 一人の失踪が、ここまで沢山の人の心を複雑化させてしまうのか・・・。 奥深いかけひきが沢山繰り広げられます。 阪神淡路大震災の起きた日に、遠く離れたN県警で起きた失踪事件。 最後まで読んでいけば、 なぜ「震度0」なのか、理由がわかります。 「半落ち」ですっかりハマってしまった著者。 なかなかスリルがあって面白かったのだけど、 最後は、もうちょっと畳み掛けてほしかったです。

    0
    投稿日: 2013.01.23
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    阪神大震災のときに起こった関東での警察小説。 最初はどのように阪神大震災と関係するのかわからなかった。途中である程度わかってきたけど、納得感はあまりなかったかな。 警察小説としては、普通の面白さだっけど、事件を追い続けるストーリーのほうが好きだな。 今回は不祥事関連の話が多かったと思う。

    0
    投稿日: 2012.12.07
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    2006年の『このミス』3位作品。 いや~、やっぱり横山秀夫さんの作品は面白いね~。 もう一気に読んじゃいました。 『クライマーズハイ』もそういえば一気に読んだよ。 で、読み終わった後の読後感が良かった。 なんかでっかい長編を一気に読み終えたこの感じが好き。 このね~、事件や被災の陰に見栄隠れする幹部たちの駆け引きや思惑、そしてその幹部たちの妻たちの嫉妬やエゴの何とも言えないドロドロしさ。すっごいね。 そういう背景に課長の失踪事件が絡んでくるんで、もうね、目が離せないの。 最後はね、ちょっと可哀想な事件の真相が分かって何ともやりきれなかった。 で、最後の県警幹部がどう持って行くかはちょっと有耶無耶になってるのが惜しい気がした。 でも面白かった~!! 私はやっぱりこういう本格的な長編が好きだな~。 また、横山さんの本読みたい。

    0
    投稿日: 2012.11.28
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    通常では1方向からのフセンだけど、この小説は多方向から多数のフセンがはられていて、それに乗っかって様々な人間心理が絶妙に描写されていた。 よくこんな複雑な小説が書けるなあ、とえらく関心してしまった!! おもしろい!!!

    0
    投稿日: 2012.11.03
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    〈内容〉阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……。

    0
    投稿日: 2012.11.01
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    阪神淡路大震災が起きた日、そこから600km以上離れた N県警察本部では警務課長・不破が姿を消してしまっていた。 不破は一体どこへ消えたのか?警察幹部達の保身や 見栄・派閥など思惑が錯綜する中、事件の核心に迫っていく。 6人の主要幹部とその奥様達。と登場人物は少なくないですが それぞれの人物描写がしっかりしているので、それほど 混乱することなく、とにかく先が気になって一気に読めました。 ラストは拍子抜け感はあるものの、その分実際に起きた震災を 話に絡ませた意図が分かった気がします。 悲しくなるよ、ほんとに(でも最後はちょっと救いが見える) 男も女も人間臭いにも程がある。 実際の警察はここまで腐ってないよね・・・・と思ってるよ!

    0
    投稿日: 2012.08.27
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    推理小説と言うより、警察小説なので自分たちには縁遠い、キャリア組、ノンキャリア組の保身や出世欲、退職後の天下り先の事情まで…なかなか興味深かったです。 また、それぞれの奥様方が、それぞれに腹の探り合いをしているあたり、警察だけでなく民間会社の社宅の様相も見えてきたりして。 阪神大震災との対比は意味のあるものだと思います。 やはり、横山秀夫作品は好きです。

    0
    投稿日: 2012.08.24
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    これまた警察小説。オチはこう来たかー!という感じで、最後まで人間の汚いところやキャリア官僚とソウでない人たちとの戦い的なところも中心に触れられていて一気に読み通せてしまう。一番気持ち悪いのは家では無口だけど電話しまくってるあの部長だな。ちょっとあのあたりの人物相関が少しわかりにくかったり強引な感じは否めないけど、地方の警察官ってあのくらい狭い世界で生きているってことなのかなぁ…と思うとそれはそれで納得かもしれない。

    0
    投稿日: 2012.08.16
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    阪神淡路の震災時にN県警で起きた警務部長の失踪事件。組織保身と自己保身を第一義として行動する警察幹部たち。遠くで起きている震災に対して無関心で、失踪した部長の安否をもないがしろにしている。堀川の真摯さのみに救われる。

    0
    投稿日: 2012.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察内部の小説といった感じで、なかなか面白かった。 かなり丁寧に登場人物それぞれを描いており、嫌いではない小説だが、 却って、どの人にも感情移入しにくくなってしまったのが残念。 阪神淡路大震災と時期を同じくして起きた事件、という設定だが 関連付ける必要はあるのかな?

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    そりゃあもう、救いのない話。 唯一、藤巻が最後にかっこ良かったぐらいかな。 それでも、家庭環境を考えると救われているとは言い難い。 警察という、日本で最も大きな会社を統率する人間の重圧と歪み。 官舎という特殊な住宅事情。 実際の警察に、当たらずとも遠からずなのだろうなと感じた。 それにしても、重かった。 そして救いが無かった。

    0
    投稿日: 2012.07.22
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    WOWOWでドラマを観たから内容は知っていたけれど、それでも面白かった! 登場人物が多くて結構混乱したが、ドラマの役者の顔を思い浮かべて乗り切った。主人公上川隆也や國村 隼、平山あやなんかは、すぐ思い出せたんだけど、倉本や間宮役の顔が思い出せない。間宮なんてどうしても塚地武雅の顔が浮かんじゃうし(笑)。もっかいドラマの録画観直そう。(2012-07-15L)

    0
    投稿日: 2012.07.15
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    被災地との距離感。 その距離感と警察機構内の微妙な人間関係の持つ温度が、うまく交わってる。 保身と野心。それぞれの利害・思惑が錯綜する。 でも、クライマックスはこれでいいのか? 最初に読む横山秀夫がコレだったら次はないと思う。

    0
    投稿日: 2012.06.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    阪神淡路大震災の日、警察官が失踪する。その警察署のお偉方が自分の出世や保身、天下り先の確保の為、情報を自分の有利なように会議で出したり、出さなかったり、あるいは一部の人間にだけ開示する。 著者は確か新聞社出身で、警察にも取材に張り付いた経験があるものと推測され、内部事情にも詳しいのではと思う。 すると、警官というのは、こんなに自分の事しか考えていないのかと、ぞっとする。 ただ、読み進めていくうちに視点がころころたくさん変わりキャラクターがどんなで、今この人はどういう気持ちでいるんだっけと何度も前のページをめくらなければならず、少々解りにくい。 奇しくも、阪神淡路大震災の起こった1月17日に読み終わった。

    0
    投稿日: 2012.03.28
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    横山作品の中では印象に残る作品であったと思う。 人間関係、警察内部での人物の相関関係等、非常によく書けているなと感じた。 読んでいて東野圭吾の「幻夜」に何となく感じが似ている気がした。 楽しめる作品であった。

    0
    投稿日: 2012.02.29
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    ミステリーというよりは、警察内部の争いや人間関係に主眼を置いたストーリー。こんなまともじゃない警察幹部がそろってたら、その県警は崩壊してる。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    図書館でたまたま見かけたので、久しぶりに横山氏の作品を読んでみた。 警察って、こんなしょうもない組織なわけ?!と半ばあきれつつ読む。官舎に住む奥さんたちも、ちょっとリアリティがなさ過ぎて一読者としてはやや引き気味に進む。 だが、そんなふうにさほど入り込まずに読んでいたにもかかわらず、結構な登場人物がいる割に混乱することなくストーリーについていけたのは、それぞれ人物像をしっかり持たせ、丁寧に描き分けた横山氏の筆力のなせる技ということだろう。 正直、阪神淡路大震災をからめて描く必然性がどれほどあったのかなという気がしなくもないが、結局、警戒してはいたものの最後の最後でやはりこういう結末をもってこられて、ちょっとじわっと来たりして、ああ、またしてやられたな、術中にはまったなと、そんな小説だった。

    0
    投稿日: 2012.02.17
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    N県警の警務課長が失踪した。その真相を疑心暗鬼になりながらも追っていくN県警の6人の幹部の物語・・・。 面白かった!長編だけど飽きさせない展開はさすが横山秀夫。この人の警察小説はハズレが無い。本書でも6人の幹部の心理を非常にきめ細かく描き込んでいる。保身と縄張り意識等の描写も、読んでいて退屈させない筆致。人が何人も死んだり大きな事件が有る訳ではないのに、一人の警務課長の失踪を軸に、ここまでストーリーを展開できるとは・・・。 個人的には、警務部長の若奥さんが「?」な存在だったけど、余裕の☆4個。

    1
    投稿日: 2012.01.25
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    凄い。警察内部ってこんなんなの?!って思わず口にしてしまいました。細やかな人間関係の描写が見事でした。すらすら読んでしまい、終わりが惜しかったくらいです。

    0
    投稿日: 2012.01.02
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    サラリーマン以上にドロドロとしたタテ社会。 野心と保身、キャリア対ノンキャリアの争い。 警察組織って大変ですねー。 今回も続きが気になってしょうがない程、引き込まれる作品です。

    0
    投稿日: 2011.11.10
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    警察小説で名高い著者らしい作品。警察の組織についてはとても分かり易く勉強になる。(特に官舎の様子など) キャリアとノンキャリアの考え方、思惑、組織の捉え方など、とても生々しく描かれている。この辺りは秀逸。県警幹部が行方不明になり、これが警察組織を大きく揺るがすということとの対比だとは思えるが、阪神大震災を絡めた必然性が感じられなかった。

    0
    投稿日: 2011.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察内部のキャリラノンキャリの抗争。 警察情報に詳しくないとなかなか難しい小説 終わり方が自分は気に食わなかった。 映画もあるらしい

    0
    投稿日: 2011.10.09
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    普通に面白かった、けど想像していたのと若干違ったかな。事件を捜査するというよりは捜査の過程で明るみに出る警察組織の中の軋轢や内部争い?をメインにしていたと思う。

    0
    投稿日: 2011.08.22
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    少しだけレビュ見て、タイトルとあまり関係ないと知って読んだが、本当に地震とは全く関係なかったw 似たような部署名がころころ入れ替わり、部署の役割と人物像が特定できるまでは難しいが、後半わかってくるとそれぞれの思惑と情報戦のやり取りは面白く読めた。警察だけでなく、一般の企業でも似たような大きな所で派閥とかあると似たような事になるんでしょうね。奥さん達が怖いです。

    0
    投稿日: 2011.05.21
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    おっさんたちかっこよすぎます。 ハラハラしてページをめくる手が止まりませんでした。 私的に、はずれのない貴重な作家さんです。

    0
    投稿日: 2011.05.20
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    実に読み応えのある警察小説だ。 私たち門外漢にとっては、作中に描かれている警察幹部たちの姦計や策略がどれほどリアルなものなのか判断はつかないが、そんなことは抜きにしてどっぷりとのめり込めるほどに構成力が高い。 ただ、「半落ち」を読んだ際にも思ったけど、この人の小説は時としてオチが弱いことがある。 この作品の場合も、いかにもミスリードっぽい伏線が中途半端に活きていたりして、よく出来たミステリーがもたらす、相応の驚愕を伴いながらもストンと腑に落ちる読後感、のようなものはちょっと足りなかったように思う。 にも拘わらず、全体としては傑作であると感じさせる技術が凄いんだけど。

    0
    投稿日: 2011.05.02
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    推理小説というよりは完全な警察小説。 警察の完全な縦社会とか、階級制度、地方と中央、そんなしがらみとかルールとか息がつまりそうな組織の中で、丁々発止の心理戦のがおもしろかった。 もう少し阪神大震災のことが関わってくるかと思ったけど、まったく別なのね。 今の状況ならではの臨場感を感じながら読めるかと思っていたんだけど、そういう内容ではなかった。 だったら東野の「幻夜」の方がよかったのかな?

    0
    投稿日: 2011.03.27
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    私は刑事ドラマが好きで、推理小説もよく読みます。 でも警察小説はあまり読んだことがありませんでした。 結局「組織」と「地位」なんだなと思わされてしまうような、人の裏側がよく見える一冊です。 結末が悲しすぎて・・・今就職活動をしている身としては、同僚とはこんな希薄なつきあいしかできないのかなぁと悲しくなってしまいました。 いろんな立場から書いてあるので最初は混乱しますが、キャラクターがよく出ていて読みやすいです!おすすめ☆

    0
    投稿日: 2011.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【震度0】 横山秀夫さん 近畿地方で大地震が起きた。神戸は震度6と発表があった。 被害者の数はうなぎのぼりに増えていく。 関東のN県警も、いつ出動命令が出てもいいように応援体制を 整えなくてはならない。 そんな最中、人事を司る警務課の筆頭課長が突如失踪した。 人望の厚かった警務課長突然の失踪はN県警の幹部にとって は大問題だった。 この事件が出世への失点と捉えるキャリアの部長。 退官後、天下りの青写真が消えると心配するノンキャリアの部長。 各々の幹部が地震の対応もそこそこに、すねの傷を隠しつつ、 腹を探り合い、駆け引きを繰り広げる。 ☆ お互いの保身と出世のために警務課長の失踪をひた隠しにする幹部たち。 自らの保持している情報を隠匿し、他者の情報を盗もうとする一種の権力闘争。 そこには警察官としての正義は無い。 読みやすい本でした。(^^)v  

    0
    投稿日: 2011.02.12
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    結局、阪神大震災は物語にあんまり関係ないってことか。タイトルにちょっと使いたかったから入れただけみたいな感がある・・・。

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    投稿日: 2010.08.30
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    阪神大震災が起こった朝、約600km離れたN県警本部の幹部が突然失踪してしまった。蒸発なのか事件なのか。。。 キャリアである本部長、将来の警察長官とも目されるキャリア組の警務部長、たたき上げの地元ノンキャリアの刑事部長ほか3人の地元ノンキャリアの幹部、そして官舎で暮らす彼らの夫人たち同士の内なるライバル意識。それぞれの利害と思惑がからみあっていく。 警察小説って、なんだか変にリアルだからこそ好きなのかな。 実際に警察内部がこんなんだったら、解決できる事件も解決できないよ。タテ割りで、キャリアとノンキャリアの中も最悪で、お互いに優位にたちたいからって情報共有すらしないし。ホントにこんなんなのかしら・・・。

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    投稿日: 2010.08.15
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    関西の大震災があった日にN県警本部警務部警務課長・不破が謎の失踪。 キャリア組のN県警本部長・椎野(46歳)と警務部長・冬木(35) 準キャリアの警備部長・堀川(51) 地元組の刑事部長・藤巻(58)生活安全部長・倉本(57)交通部長・間宮(57)の6人がそれぞれに自分の出世や天下り先、保身だけを考えながら捜査会議を繰り返していく。 複雑に絡み合った男女関係や利害関係、それぞれの妻の繋がり、上司と部下の関係など読んでいて面白かった。 失踪の謎解きも割と面白かった。

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    投稿日: 2010.08.09
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    神戸大震災と同時に失踪した警察のなんやかんやの話。 おもんない。 警察内部のぐだぐだした話ばっかりで、全然先に進まない。 進んだところで、面白いことはない。 あまりのつまらなさに先なんかどうでも良くなり、途中で挫折。

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    投稿日: 2010.07.28
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    登場人物は多いが 最初に登場人物一覧(役職付き)があるので それを見ながら読んでいけば半ばぐらいからは みんな特徴のある個性的なメンツなので 抵抗なく読んでいけます。 読み応えありの刑事物。 と言っても事件と言うより内情の話。 男性陣のやりとりも面白かったけど 社宅に控える奥様達の生活が興味深かった。 私は社宅経験はないけれど 本当にこんな感じなら しんどそう。

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    投稿日: 2010.07.14
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    阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……。

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    投稿日: 2010.04.25
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    いやはや、圧巻と言うしかない。 読み始めてものの5分もせずに物語にハマった。 N県警の中枢で起こった、あってはならない幹部職員の突然の失踪。その事実が引きずり出す県警幹部間の確執、思惑、疑心暗鬼、嫉妬、自尊心、畏れ、激情。各々の心のうちを余すところ無く描き切る。 横山秀夫、おそるべし。 文句なしに五つ星だ。

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    投稿日: 2010.03.22
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    雑誌で上川さん主演でWOWWOWにてドラマ化、というのを見て ドラマは見られないもののどんな話か興味を持った。 読んでみて、ドラマのキャスティングには少々疑問。 それはさておき、内容は確かに面白いとは思う。 地震とそれに対する対策を練ることと平行して、警察内部でも『激震』が起こっ ている。 しかし結局はなにもなかったことにしようとして、『震度0』。 それではいけないと思って立ち上がる人間がいて、まだなんとかなるかもしれな い。 人間模様というか、人間の汚さ、弱さはよく描かれていると思う。 しかしながら、「大事がおこっていながら内部の事件にかまけている」のを表現 するために 実際に起こった阪神大震災を使用するのは、個人の好みを言わせて貰えば 如何なものかと思う。 阪神大震災の被災者を蔑ろにして内部の事件をおさめようとしている人たちの話 だ。 被災者の方がそれを見て、良い感情を抱くとはあまり思えない。 また、書き手として、大事件を蔑ろにして内部にかかずらっている警察の醜さを 描くのに 『阪神大震災』の一言に頼ろうとするのは安易ではなかろうか。 その名前を出しておけば、大事だということは簡単に読み手に伝わってしまう。 それより、筆者の手で架空の事件を描き、その上でそれが大事で、 そんな大事件をほっておいてまで内部の事件を納めることが大事だと考えている 醜さ を演出してほしかったように思う。 フィクションの中に実際の事件等が登場することはよくある話だが この小説に関しては、テレビのテロップや会議で犠牲者数の報告程度で その地震がいかにひどいかは、読み手の実体験に頼っているため 小説の内容としては語り手がころころと変わり、場面転換が多く、電話や会議や 独白など 醜い会話ばかりでほとんどが流れていってしまうのが残念だ。

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    投稿日: 2010.02.08
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    『半落ち』、『クライマーズ・ハイ』と並ぶ、横山秀夫氏の超有名作品。 地方警察幹部の警察庁キャリアと地元ノンキャリアの暗闘を描いた警察小説。 単なるキャリア対ノンキャリという構図ではなく、キャリア同士、ノンキャリ同士も気を許さず、要するに幹部全員が腹に一物ありといった感じで、こんな中で仕事してたら誰も信じられなくなりそう。つーか、自分ならストレスで倒れる。。。 警察トップがここまで反目しあってるのはどうかと、、、と、ちょっと心配にもなったけど、ま、あくまでもフィクションなんで、心配無用かと。えっと大丈夫なんだよね???(汗)

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    投稿日: 2009.10.27
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    濃ゆい!!読み疲れた。。 最初は登場人物が多くて関係性を確かめに読み戻ったりしたけど、中盤くらいからやっと慣れました。 N県警内部の凄まじいドロドロ模様が事件を捻じ曲げ、真相を遠ざけているような。こんな全員権力のことしか頭にない県警トップいやすぎる。 震度0の意味がいまいちよくわからなかったな。沈黙ってこと・・? この本部長室はどっちかっていうと震度7の激震が走ったんじゃなくて?

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    投稿日: 2009.09.24
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    自分の身分を守るために 画策をする警察の方々&奥様方。 不破夫人の告白が身に沁みました。 堀川の的確な発言に納得です。

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    投稿日: 2009.08.14
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    阪神大震災の本かと思ってましたが、ほとんど関係ないんですね。登場人物が多くて話が複雑です。。。の割にはあまり面白味を感じませんでした。「半落ち」のほうが好きです。

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    投稿日: 2009.02.26
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    神戸の震災と同時に起こる警務課長の失踪。警察内の人間たちが一人ひとり内心様々な思惑を秘めて事件の真相を探るんだか、モミ消したいんだか。読み応え十分。

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    投稿日: 2009.02.01
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    このミステリーがすごい!(年間トップ10) 2006年第3位。 2008年11月1日(土)読了。 2008−105。

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    投稿日: 2008.11.01
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    大震災の朝 県警幹部が失踪した 警察の権力、見栄、保身、野心など登場人物が多いのに それぞれがうまく書けていて おもしろかった 事件解決は意外な程あっさりとした展開で人間関係が複雑と言う おもしろいストーリーでした。

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    投稿日: 2008.09.25
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    震災と同じ日に起こる警察官失踪事件。警察内の人間関係の難しさが入り組んだ網の様に描かれている。 上手いのだけどどの警察官も嫌な人に思えてドンヨリした感じになる。

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    投稿日: 2008.08.14
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    「半落ち」の時のように、様々な立場の男たちが一人の男のシルエットを描き出し、 同時に己の真実の姿を照らし出される趣向。 阪神淡路大震災の状況と事件が同時進行しながら、 大災害の向こうにある非現実性も浮かび上がる。 自分がおにぎりを作りながら、どんな状態でどんな人がそれを食べるのか想像していなかったことをうっすらと思い出した。

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    投稿日: 2008.07.03
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    やはり横山さんは長編ものの方がおススメです。しかし登場人物が沢山で、それぞれが重要で、しかも肩書きも重要だったりするので、あっちいったりこっちいったりで微妙に混乱しました。 「警察内情ってホントこんな感じなのかも〜」と思いつつ、地震などで被災した方々はどう思うんだろう〜と思う本でした。

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    投稿日: 2008.06.03
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    本格刑事ものを読んだのは初めてです。 今まで避けがちのジャンルでしたが、各視点から描かれており、読みやすかったです。 警察内部の私利私欲部分が見えて、実際も事件どうこうよりも、そういった内部問題が発生しているかと思うと、愕然としました。。。。 キャリア、準キャリ、ノンキャリの違いも初めて理解できました。

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    投稿日: 2008.05.28
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    阪神淡路大震災の折、震源から700キロほど離れたN県の県警を舞台にしたお話し。 1人の警務課長の失踪をきっかけにして、矜持と保身と人情といろんなものがない交ぜになって、そこで息をしている人間を書いています。 最後まですっきりしない後味なのですが、それが返っておもしろいと思います。誰かの行動を説明するような動機は、きっとそこまで分かりやすく簡潔なものじゃないと思うので。音もなく同時並行的に、距離が離れたN県警にはただの数字として伝播する震災の被害を横に走らせていくのは、なんだか殺伐としすぎている気もしましたが… でも、当事者という感覚が目の前の県警を揺るがす「震災」に霞むんだろうか。 いろいろと考えさせられました。 横山さんは刑事の眼で事件を読ませようというのではなくて、警察の中の人、あまり注目されないような役職の人を取り上げて警察と社会を見ようとしている気がして面白いです。文章もものすごく面白いし。(硬い文面が個人的に好きだから)

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    投稿日: 2008.05.21
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    阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……

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    投稿日: 2008.04.03
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    県警キャリア、準キャリ、地方たちの意地の張り合い、権力争い、力の誇示。1人の警務課長・不破の失踪。それぞれの立場からもの言ってかみ合わない人々。誰がどう情報を活かして解決に向かっていくのかが面白い。’08.1.25

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    投稿日: 2008.03.25
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    阪神大震災の前夜,N県の警務課長が失踪していた。 当日,2つの事件の報により揺れるN県警。 失踪したのはN県警きっての人物と誰もが認める男。 失踪の原因を表沙汰にしないよう各方面で探り始める。 キャリアVSノンキャリアのわかりやすい図式に加え, 警務部VS刑事部,生活安全部VS交通部など, 警察組織内部での醜い覇権争いの現実が細かく描写されている。 また,元婦警でそれぞれの妻である女たちの公舎での争い。 700km離れた大震災はまさに蚊帳の外の事件にすぎない。 結局は皆が保身と野心だけと言うのは寂しいことだが, 案外それが現実なのかもしれない。

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    投稿日: 2008.02.14
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    06年マイベスト5位。 県警幹部たちの家族を巻き込んでの騒動。警察という閉鎖的社会での地位と名誉を賭けた争いが面白かった。

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    投稿日: 2008.01.06
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    大震災が起こった日に警察課長が失踪する。表沙汰にならないようそれぞれが真相を探る中、警察内のどろどろとした人間関係、出世、保身しか頭にない幹部とその家族たちが浮き彫りに。ここまで書けるのはこの人だからだろうな。震災は意味がなかった気が。。

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    投稿日: 2007.11.18
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    出てくる登場人物の性格の悪さ(自分の保身しか考えなかったり)に 軽く苛つくけど、それでもそんなに嫌悪感を抱かずに読めるあたり さすがやなーと思いました。 内容はちょい尻すぼみな感じ。 途中がものすごく膨らんだだけに残念。

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    投稿日: 2007.11.02
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    阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……。

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    投稿日: 2007.10.31
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    面白かった。☆5にしようかとも思うがもっとすごいのに出会ったときのために取っておこう。誠実で他からの信頼も厚いひとりの警察幹部が阪神淡路大震災の朝失踪する。その失踪によって危うい均衡の上に成り立っていた県警警察幹部たちのバランスが崩れていく。徐々に明らかになる地震の被害と同じように誠実な人間のとった不可解な行動によってそれに係わる警察幹部たちとその妻たちの隠れた野心や欲望や思惑が明らかになっていく。これは「半落ち」のときと同じようにその失踪の謎を明かす物語とともに周りの人間たちの話なのだ。最初人物がすんなり把握できなくて、これってどんな人だったけ、どんな家族がいたんだっけと戸惑うのだが、だんだんそれが判ってくると警察内部だけではなく社宅の人間関係というか損のものが重要な位置を占めていることがわかりどんどん引き込まれる。そして圧巻は最後のオチに在る。ああこれはもしやと推理していた人も多いかもしれないが、その失踪の謎が解けたとき警察幹部たちが選んだ道。それぞれがそれぞれに思い十字架を背負い込んでしまった。最後に堀川が電話したとき本部長が電話で話していたのは誰だろう。誰からかけたのだろう。そうこの物語の鍵は電話だ。電話が重要な効果を上げている。特に警電が。みんなにオススメしたい本です。2006・8・5

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    投稿日: 2007.10.19
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     阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。  県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。

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    投稿日: 2007.09.07
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    警察内部の物語。各々が自らの保身にやっきになっている姿がとっても滑稽です。 登場人物もそれぞれ個性的でよかったです。

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    投稿日: 2007.08.29
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    ~~出版社 / 著者からの内容紹介~~ 阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 傍らで大災害が起こっているにも係わらず、そんな事より自分の保身ばかり考えている警察幹部たち。彼らの器の小ささを際立たせるためのネタとして阪神大震災が使われただけとしか思えない。横山作品は好きだし、息詰まる心理戦にも引き込まれたし、終わり方も個人的には好感が持てたが、阪神大震災を持ち込んだ事だけはなんだか納得できない。

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    投稿日: 2007.07.16
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    なかなか読み進まなかった理由に、「むさいおっさん」ばっかで、そのおっさん達の保身の物語だったことが大きかった。 阪神大震災の日を舞台にしてるものの、わざわざ実際の日を持ち出した程のこともなかったのでは?って感想です。 同じ震度なら「M8」の方が好き・・。

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    投稿日: 2007.06.24
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    ★息のつまる心象劇★小説の舞台は警察本部と公舎だけ。警察の肝らしい警務課長の失踪をめぐり、幹部とその妻の思惑と探り合いだけで物語を展開する。キャラの立ち過ぎと思えるほどはっきりした人物造形、不必要な登場人物がいない練られた相互の関係、キャリア・ノンキャリと別れながらも警察一家をしばる固い方向。舞台を限ったために濃密なせめぎあいが余計に立ち上ってくる。「武士の情け」と評した伏線も効き、ほぼ一気に読んだ。やっぱりうまい。トリック(?)では匂いだけが気になったが、生じないものなのか。対岸の火事である阪神大震災の混乱と同時平行に話を転がし、密室との対照を際立たせる。意図は分かるがなくてもいい気がした。

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    投稿日: 2007.05.10
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    阪神大震災と警察幹部の失踪事件。 物語の構成としては、やはり横山秀夫。 群を抜いてうまい。そんな気がする。 うますぎるだけにラストに対する期待も増えるのだが、あと一息欲しかった! けどまぁ、発売日に買わせる力はすごい・・・

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    投稿日: 2007.01.14
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    阪神淡路大震災の裏で起きたN県警警務部課長の失踪。彼の失踪をめぐって、県警幹部らがそれぞれの想いを胸に、情報戦を労する。唯一情報戦に加わらないのは警備部部長の堀川。彼は準キャリといって、キャリアにも地方にもつけない立場。こういう存在をさらっと違和感なく書き出すのは警察小説の雄ですね。幹部たち本人だけでなく、むしろ官舎の奥様方の術数の方も面白いです。最初の方は、視点が変わる構成に慣れなかったのですが、。仕上がりはさすが横山氏。なるほどぉ〜。陰々としながらも希望が見える終わり方でした。

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    投稿日: 2007.01.02
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    来年からは、こんな奴らと相手をしないといけないのか。 これがこの本を読み終わった後に感じた一番の思い。 人間のエゴがぶつかり合った悲劇。 不破の死を偽ることになんの意味があるのか。警察内部に潜む、ドロドロとした汚いものを出すことがある意味、警察の使命でないのか。 どの立場にある人にも「使命」というものはある。 「使命」を果たせないのであれば、即刻退場すべきだ。 作者は元新聞記者だ。これに近いことが普段の警察でもまかり通っているということなんでしょうか。 社会的に責任をもつ立場にある人間には、自分の利益よりも果たすべき「使命」がある。 最後の堀川の一言に最後は納得した。 一気読みでした。

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    投稿日: 2006.12.22
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    阪神大震災が起こった日に700?離れたN県警で事件は起こった。 県警の筆頭ポストであり、署内の事情に精通し、人望も厚い警務課長が姿を消した。失踪なのか、事件なのか? 警視庁キャリア・準キャリア・地元ノンキャリアなど県警トップが震災のことなど二の次で、幹部たちはそれぞれの理由で右往左往している。 彼らにとって大切なのは自らの保身と出世のみで、甚大な被害を被った震災のことなど「対岸の火事」でしかない。 話の内容云々よりも、警察体質の酷さを改めて垣間見た気がいる。 かくいう私も阪神大震災が起きた時はハワイのワイキキにいて、ホテルの部屋で刻一刻と被害者数が増えていくのを実際のこととは信じられずにいたのを覚えている。 関東でも近いうちに大地震が・・と以前から言われている。 その時には「対岸の火事」では済まさないような体質を作って欲しいものだ

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    投稿日: 2006.12.02
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    県警の一課長の行方不明と阪神大震災を交差させながら、 自分達の保身と出世しか眼がない県警幹部の動きをミステリアスに織り交ぜる傑作。 推理小説好きでなくても読みやすい一作。

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    投稿日: 2006.11.25
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    2005このミステリーがすごい!の三位入賞の作品。近年の警察小説においては、警察組織が生み出す軋轢について触れずに作品に説得力を持たすのは困難となっている。そんな状況を逆手にとり、現場以外の人間の視点から描いたのが横山作品には多い。本作はさらにそれを突き詰め、阪神大震災で右往左往する県警を舞台に保身や私利私欲のために影の権力闘争を繰り広げる様を描いた意欲作。本格警察小説とはちょっと違うんじゃないかとも思うが、警察組織を描く切り口としてこういったシチュエーションを使うのは流石だなと素直に関心。また、複数視点を用いているのも短編の巧者たる横山らしい長編と言えるか。いずれにしろ注目の一作といってよいだろう。

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    投稿日: 2006.10.26
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    阪神大震災と警察幹部の失踪事件を絡めての話は面白い設定ですが、それ以上の感動がありませんでした。どろどろとした密室劇が好きな人には良いのかも

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    投稿日: 2006.10.09
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    警察幹部の腹の探りあいが、警察本部庁舎・公舎で妻とのやりとりも絡めて繰り広げられる。 震度0の意味が最後になって理解できるが、震度0とならなそうな所で終わる余韻もなかなか良い。読んでよかった。

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    投稿日: 2006.08.20
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    イヤな話(笑)。警察内部の上下関係(キャリアvsノンキャリア含む)と官舎内の人間関係がリンクしているあたり、妙に生々しい…。TV画面を通して流れる阪神大震災の風景が、遠景として効いていると納得。

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    投稿日: 2006.07.30
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    『半落ち』と同じ著者だと知ったのは後からでした。 レンタル屋に行ったらいつも借りられていたので、面白そうだなと思ってずっと狙っていました。 最初は登場人物が多く話が絡み合っていてちょっと戸惑いましたが、中盤から楽しむ余裕がでてきました。 最後はちょっと「なんだ・・」って思ってしまったけれど、ドロドロした組織や個人の思惑ばかりが印象に残りました。

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    投稿日: 2006.07.07
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    警察小説。警察内部はここまで腐敗してしまったのかと考えさせられた。阪神大震災との絡みは必要なのか?とも思ったがかなり楽しめる小説だった。

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    投稿日: 2006.06.18
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    警務課長の謎の失踪からその周りを取り巻く人間の欲望を他方面から描いた作品。それぞれが自己の地位や名誉を守るためにひた走る光景は現代社会を描写しているようである。序盤から中盤にかけて話が大きく膨らみ、終盤急速に話が一点に絞られていく。そしてラストは以外なあっけない結末。ただ人間の醜さみたいなのを表現するには非常に良い結末かもしれない。

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    投稿日: 2006.05.29
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    横山秀夫様 私は紛れもないあなたの小説のファンであります。しかし、この作品だけは好きになれない。警察の官舎なんて本当にそういう世界なのかもしれない。でも、私には覗き趣味に思えてしまうのです。 使命感が欠落した人間の汚さだけを感じる。登場人物たちが醜く、どの人間にも共感が持てないのです。朝日新聞社刊、帯には「警察小説はここまで進化した」とある。だから、時々信じられないんです、朝日さん。言葉は時に嘘つきです。

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    投稿日: 2006.05.12
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    出版社 / 著者からの内容紹介 阪神大震災のさなか、700?離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……。

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    投稿日: 2006.05.07
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    阪神大震災の朝に700?離れたN県警本部の警務部長、不破義仁が姿を消した。 謎の失踪を巡って巻き起こる県警幹部たちの虚々実々の駆け引きと情報戦。 横山秀夫を読むのは「半落ち」以来か。「半落ち」は妻を殺した警察官・梶をめぐって取調官、 弁護士、新聞記者らのエピソードが語られる連作長編小説。 「感涙のラスト」と評判になったオチは奇麗ごとすぎておれは全く心が動かなかったが個々の短編には 「組織の中で生きるため、自身の矜持や誇りを捨てざるをえない選択を迫られる」というテーマが 共通してありここに一番感銘を受けた。けれど「震度0」は県警幹部6人が保身と野心に汲々し 県警内部をうろつき回る姿ばかり描かれてるので読むのが苦痛。 それぞれの駆け引きや情報が膨れ上がって魔物と化していく部分が狙ったほど面白味がなく 人間関係の嫌らしさのみがダイレクトに伝わってきてどうにも疲れてしまう。 この作品、ラストの仕掛けが「半落ち」と似ていて「またかよ!」と思ってしまったのも マイナス要因で阪神大震災やホステス殺しの捜査を絡めた長編小説ならではの趣向も上手く 噛合ってない気がする。休日にのんびり読むにはいまいちの本だった。 ま、今回は良くない方の作品を読んでしまったのもあると思うので次回は慎重に作品を選び 横山秀夫作品に再度挑戦してみるとしよう。

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    投稿日: 2006.04.15
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    大震災が起こった日に、一人の警察官が失踪する。 警察官僚に絶大の信頼を置かれていたその人の失踪をきっかけに錯綜する思惑、疑念、利害、対立… 警察の小説にありがちな事件簿とか、またそれの解決本ではなく、幹部の人々の心の汚いところ、また妻たちの静かな心理対決が繰り広げられる。 主人公と言える人物はいなく登場人物が多いせいか少し読みにくい点もあるが、それに勝る文章が先へ先へとページをめくらせる。 オチは少し・・・でも満足。

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    投稿日: 2006.04.09
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    警察のプライドとか組織の上下関係とか、そういうものが一番大事だったりする世界もあるのだ、ということを知ることができる。

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    投稿日: 2006.04.07
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     読んでいると気分が悪くなる。神戸や淡路島での震災被害をよそに自分たちの利益を最優先に行動する警察幹部たち。その心理描写が実に巧みなだけに、人間の汚らしい面だけが、読むものを暗澹たる気持ちにさせてしまうのだ。そこには日本の治安を守ることよりも、出世競争が優先する組織としての警察がある。  記者として、いわゆる「サツ回り」を経験したであろう筆者だからこそ書ける警察内部の情景描写がストーリーに迫真性を与えている。  ただ、この本に登場する警察幹部たちがリアリティを持ち、警察に対する不信感を抱かせる不祥事が現実に相次ぐと、やはり絶望的な気分にもなってしまう。

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    投稿日: 2006.03.17
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    現実の警察もこんななの?と思う。中心になるのは警務課長不破の失踪。重い。何で見取り図が入っていたのかが分からない。

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    投稿日: 2006.03.15
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    序盤で展開が見えてしまって残念…。 好きな作家なので期待しすぎてしまったのかもしれません。 でも泣きました(;;)

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    投稿日: 2006.03.02