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震度0
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横山秀夫/朝日新聞出版
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総合評価

113件)
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6
4
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    阪神大震災が勃発した朝、N県警の金看板を背負う最高幹部の一人が失踪した。蒸発か?事件か?それとも・・・人望厚い警務課長の失踪にN県警が揺れる。「この件はトップシークレットです」・・・キャリア組の本部長と警務部長、準キャリアの警備部長、ノンキャリアの刑事部長、生活安全部長、交通安全部長からなる6人の幹部は、それぞれの思惑を胸に独自の捜査に乗り出す―。 6人の上層部の人々の思惑が複雑に絡み合い、主導権争いをしている様子は、組織に生きる人間の業のようなものが感じられていて興味深かった。ちょっと『半落ち』と展開がかぶっていたような…

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    投稿日: 2006.02.17
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    完全に男性向けの本。 警察内部のいざこざが書かれているけれど、読み終えてみたら2時間ドラマ?みたいなかんじ。 もう少し訴えかけてくるものがあったらなーと思う。

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    投稿日: 2006.01.28
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    初めて手にした横山秀夫の本。一気にページが進んだけれど、他の本を読み終わってみると、他のほんの方が面白い。

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    投稿日: 2006.01.23
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    現実的です。登場人物のほとんどが、自分の事しか考えていない、というところがリアル。感動とか救い、という要素は無い。でも警察や政治家だけじゃ無く、会社や組織に所属する人間なら誰しもそうなんじゃないか…他地域の被害・人命はやはり他人事、この大事件を機にのし上がろうと暗躍するノンキャリアたち、その動きに気が気じゃないキャリア上司。組織ってそんなものでしょう。誰だって自分の身が大事。そんな情け容赦無さが貫かれていて、ヌルく無く、面白い読み物だと思います。

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    投稿日: 2006.01.16
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    正直「またか」の感が否めない。「半落ち」で味わったあの気持ち。引っ張るだけ引っ張って、あのオチ。そりゃあ、ねえだろお?と。はっきり言おう。この筆者の作品は長編より短編がいい。 これだって警察内のキャリアとノンキャリとの対決しか面白味がない。震災を使う意味が解らない。 3日に渡って読んだが、途中は面白くて、興奮のためなかなか寝付けなかったくらい。それなのに、読後感が虚しいのはなぜだろう。

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    投稿日: 2006.01.11
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    阪神大震災と警察幹部の失踪事件を絡めた物語。ちょっと登場人物と肩書きが多いのであたふたしますが、面白いのでスラスラ読めると思います。

    0
    投稿日: 2006.01.11
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    文句なしに凄い本。いつもの横山作品と違い、視点がどんどん移り変わるのが、ちょっと読みにくいかも。でも、面白い。この本で震えたの私の心だ。

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    投稿日: 2005.11.09
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    中盤から終盤にかけてまでの、謎が謎を呼ぶ展開は面白かったのに、あのラストはもう少しどうにかならなかったのかな。それと阪神大震災はっきりいってあまり関係なかったのもなんだかなと思いました。

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    投稿日: 2005.10.29
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    「阪神大震災のさなか、700?離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか?」そんなキャッチコピーです。横山秀夫さん得意の警察内部が舞台です。そのあたりは、さすがに緊張感ある感じでしたが・・・・ どうも最初の違和感は震源地から700km離れた県警本部と言う点です。700kmといえば、神戸・東京間に匹敵する距離では?あの大惨事だから700kmでもかなり警察として意味があるのかもしれないけど、なんか、阪神大震災を題材に上げることに違和感を感じました。距離が離れすぎて緊張感がないのと(自分たちの保身にやっきになる登場人物のせいかな?) 横山氏の作品には「クライマーズハイ」と言うのがあって、そこでは、85年の御巣鷹山の日航機事故を取り上げ、その中で運命を翻弄された地元新聞記者たちの悲喜こもごもを描いていました。このときは事故とそれぞれの立場の状況が緊張感をもって絡められて、実際にあの時は、こんな雰囲気だったのだろうかと、想像したものです。 ところが、今回は、それがすごく希薄です。警察のキャリア組、準キャリア組、ノンキャリアのそれぞれの立場や思惑と言うのは、なるほど、そうかもしれないけど、あまりにドロドロした内容であるために、どうも、登場人物が好きになれません(^^; 個人的には好きじゃないけど気になる人物と言うのは、かつても横山氏の作品もありました(臨場などにもありました)。一緒に仕事をしたら気遣いだなとか思いながらも、筋を通す姿に好感を持てる部分もありましたが、今回は、どうもねえ(^^; 章立てでなく、シーン切り替えの記述方法も映像的なのかもしれないけど、この作品にはそのような必要性はないと思うのだけど・・・。長編は苦手なのかな(^^;・・と言うことで、横山秀夫氏の今までの作品からすると、期待倒れが大きいかも。 ところで、85年の日航機事故、95年の阪神大震災、10年おきに事件を取り上げた作品がありますが、今年の大事件は尼崎の事故。JR内部の対応と保身とを鋭くメスを入れてもいいのになあって思ったりします。

    0
    投稿日: 2005.08.23
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    情報戦と心理戦。このふたつの要素がうまくかみ合ってストーリーに幅を持たせているが、より複雑にさせているのかと勘繰りたくなるほど、失踪事件が広がりすぎている。ラストで集約されるものの、小出しにされる情報に途中で飽きる読者もいるかもしれない。一番疑問に思ったのは、阪神大震災とのリンク。タイトルも含めて、その必要性を私は感じなかった。県警本部庁舎と幹部公舎のみの舞台設定は面白かったが、「キレ」という点では短編の方が鋭い気がして残念に思った。

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    投稿日: 2005.08.22
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    なんかよくできた2時間ドラマを見ているような、大人の世界(そのわりにみんな小物感があるけど)のドロドロした人間関係が見えた一冊。なんかこの辺の警察者は横山秀夫はうまいですね。 でもやっぱどっか感動があるほうが好きかなぁ。これも面白いちゃー面白いんだけど… 社会に出たらここまでいかなくても似たようなものは見るのかなと思ったり。

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    投稿日: 2005.08.21
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    警察の面子を守るためにという話で、震災とかける必要はないような感じでした。横山氏の小説は短編のほうが、すっきりとまとまっている感じですね。

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    投稿日: 2005.08.11
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     横山秀夫久々の長編である。例によって関東の地方都市らしき架空都市を舞台に、ある運命の朝が明ける。『半落ち』と『第三の時効』を掛け合わせたような作品が始まる。優秀で周囲から信頼も篤い一警察官が失踪する。この警察官に何があったのか? という興味で引っ張ってゆく『半落ち』的部分。そこに、部暑間対立と、出世争いの醜さに焦点を当てた警察署内部の過度と思われる競争が、『第三の時効』に似た部分。  さらに詰めているのが、官舎を舞台にした警察幹部の妻たちの暗闘。なんともリアルで、本事件を語らせるには異色の切り口だが、これが横山の新機軸であるのかもしれない。時間軸にに沿って、失踪が明らかになってゆくが、それはまさしく運命の日。なんと、阪神淡路大震災の朝であったのだ。ここにジャーナリスト出身である作者のこだわりがあるのだろう。  御巣鷹山日航機墜落事故に関しては、作者自らの山頂の体験を小説に結ぶつけるために、長年温めてきた作品構想を『クライマーズ・ハイ』という形で実現した。また歴史上の事実を掘り下げて、人間魚雷回転の真実を描ききった異色長編『出口のない海』で読者を驚かせた。その後横山秀夫は沈黙期間に入った。そして新しい素材は、なんと阪神淡路大震災であったわけだ。膨れ上がるニュース画面での死者数。ぼくらが経験したあの日々の数字への麻痺感覚を意識させながら、この事件の担当刑事たちは一人の警察官の失踪事件に没頭し、徐々に葛藤を膨らませてゆく。このマクロとミクロの対比が、滑稽で、クールで、たまらなく胡散臭い人間悲喜劇を演出するのだ。  事件そのものはミステリ色を帯びてはいるものの、まるでフリーマントルのチャーリー・マフィン・シリーズみたいに、組織内部での暗闘が事件をしのぐような重いストーリーになっている。描写そのものは、警察署内と隣接する幹部官舎から一歩も出ることがなく、時刻表示入りの分単位で進んでゆく。時間スケールと、場所構成のスケールを往還させてのコントラストの中で、一つの謎深い事件をこうして纏め上げる力量が、この作品の見所なのだろう。  いつもたいてい事件。その背景に人間ドラマ。横山秀夫のジャーナリスティックな視線は変わらない。手法において新しさがある作品だが、書かれているものそのものは、まさにいつもの横山以外のなにものでもない。長編だが、短編のように切れ味鋭い文体が、自在に踊る小気味よい小説である。

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    投稿日: 2005.07.24