
総合評価
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powered by ブクログ初の道尾秀介さん。精神科医が何人も出てくるので、誰がまともで誰がおかしいのか全てが怪しく感じてしまう。 何人かで視点が切り替わり、所々に「ん?」と引っ掛かる部分が出てきてそれが後半回収されていくので読むペースがどんどん上がってしまいました。 他の作品も読んでみようと思う。
1投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログさすが道尾秀介さん、しっかりと伏線回収、どんでん返しのある作品でした。 精神科医が4人出てくるということで、精神科医が出てくる系のミステリーでよく使われるトリックが使われると身構えていました。しかし、そんな私を嘲笑うかのように、ひっかけてきました。 怪しいと思っていた人物が犯人ではなく、全く予想だにしていなかった人物が犯人。 そして、終盤はなかなか胸糞の悪いオチでした。 私も含め、みんな様々な仮面を被っていて、その下の素顔はわからない。 容易く信じてはいけないと思ってしまいました。
55投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ謎や違和感が多いけど、最後まで読むとちゃんと繋がって、モヤモヤが晴れていった お父さぁああん!!!ってなった。
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ多分10年以上ぶりに読書欲が湧いて、2番目に読んだ作品。 まだまだ道尾秀介さんの作品で未読のものは多いけど、今のところ個人的にはこの作品が1番心にきた。 なんだろう、各登場人物たちの苦悩が1番す…っと自分の中に入り込んできた、1番入り込んだ感じで。 今までの自分が経験してきた苦悩(仕事のことだったり親の介護だったり色々な漠然とした不安だったり)が勝手に個々の登場人物たちの苦悩とリンクして、途中からポロポロ泣きながら読んだ記憶がある。 同時に読み終わった後、登場人物のほぼ全員(全員ではない笑)をぎゅっと抱きしめたくなるような気持ちに襲われました。
0投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。再読なんだけどかなり忘れていて新鮮な気持ちで読めた。 完全に忘れていたわけではなく、父親の洋一郎が怪しく見えて、実はそうでないくらいの記憶は残っていた。ただしそれ以外のたくさんのどんでん返しはしっかり忘れていて驚きを楽しんだ。 星5個に限りなく近い4で。
0投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログ向日葵の咲かない夏が良かったので道尾俊介作品を読んでみた。 見事な伏線回収とミスリードで一気読みしてしまった。 道尾俊介作品はとにかく展開が良くて、読み心地が気持ち良すぎる。嫌な予感をさせるのがうますぎるし、中だるみが一切ないのが凄い。これからも道尾俊介作品を読んでいきたいと思う。 人の強さを考えさせられるいい話だった。
4投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログ図書館にて借りる、第155弾。 朝読み始め、今読み終わる。 読み出したら止まらないというやつだ。 先が気になって仕方がない。 それだけ面白かったということに他ならない。 しかし、主人公が小5にしては頭がキレる。 キレキレだ。 堂々の星4つ。
0投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ最後の結末読んだときは、びっくりしたのと、そこまでの書き方が上手いなと思わず微笑してしまいました。 私は、大学で薬の勉強をしてるのでハルシオン(トリアゾラム)や薬の名前が出てきた時は、勉強になりました笑 道尾秀介さんの本の中でも私の3本指に入る面白さなのでぜひ多くの方に読んで頂きたいです。
0投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログ久しぶりに、夜更かししてまで読み続けてしまいました! 不穏な空気をまとった人がちらほら…でも、人前ではそうでもなくて… 面白くて夢中になって読んでいる割には、なんかピンと掴めない感じ。 でもそれって人間だからしょうがないよなー、この人はこの性格!この気持ち!この感情!ってはっきり決められるものでもないよなーと、納得しながら、 このぼんやり感も含めて楽しむことができました。 心理学、精神科医、そういうの結構好きです。 人の気持ちって説明できないからこそ、少しでも近づいてはっきりさせたくなります。 でも、最後は少し無理矢理感。 なので⭐︎4 あと、話の中で共感した部分 子供が父親の支えになれてなくて哀しむ場面 「君はまだ我茂くんにとって、『守るべき存在』だったんだ。意志を持ち、自分を支えてくれる存在ではなかった」 「僕がいても、お父さんは1人だったってことですか?」 「1人ではないが、2人でもなかった」 ここ、あーー、分かる。 私も母親として、子供は心の支えではあるし、大切な存在だけど、守るべき存在であり、子供の前では「こうあるべき」とどうしても思ってしまい、心から安心して力を抜けるわけではないんだよね。 分かるよー、と思いながら読みました。 もう一つ。 家庭で、子供が両親のいたわり合う姿、触れ合いを見ることが大切なことなんだなぁと、改めて思いました。自分もいずれ、そういった相手を見つけるのだと、無意識的に考えるんだそうです。 確かに…… じゃあ…家庭で歪みあってる両親の姿を子供が見るのはどれだけの影響を与えてしまうのか。改めて考えさせられます。
0投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログ最後までどんでん返しが続き、かつ読了後のすっきり感も高かった作品でした! 読者の予想を超えたストーリー展開や、多視点から描かれている点も良かったです! 小学5年生である鳳介の、学びや体験を成長に変える力や思考力の高さ、思慮深さには感銘を受けました。 ミステリーを体験しながら、登場人物の心の動きもしっかりと体験できる一作でした!
0投稿日: 2024.07.17
powered by ブクログ母親を癌で亡くした小学五年生の我茂凰介。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まった。そんな我茂家に様々な気遣いをしてくれたのが水城一家で、父同士、母同士、子供同士が同級生の両家は深い関係で結ばれていた。一方、水城家も問題を抱えており、凰介の同級生亜紀の母親が自殺を遂げる。さらには亜紀が交通事故に遭ってしまい… 多視点描写によって真実を上手く覆い隠しながら、数多く散りばめられた伏線によるミスリードが巧み。ダブルミーニングを用いて、行間を読む読者をまんまと罠に嵌めつつ、終盤にかけて二転三転たたみかける展開は著者の十八番。しかしながら、精神障害(サイコ)を扱ったこの手の作品は先例が数多くあり、新鮮味に欠ける。犯行プロセスもいささか強引で、警察が真相に辿り着けなかった点も疑問。小学生は辿り着けるのに。。。 週刊文春ミステリーベスト10 10位 このミステリーがすごい! 3位 本格ミステリ・ベスト10 6位 本格ミステリ大賞受賞(2007年)
16投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログどちらかというと滅入る展開だから読むのが辛くなってくる。 でも途中で読むのをやめてしまったら辛いままだから、救いを求めて読了した。 浮上して終われるけど、なかなかプラスのイメージは持てない話だった。
0投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログ重い溜息が出るわぁ… 道尾秀介氏の作品は「そう来たか」としか言えないけどまじでやられた。 これは確かに界隈で有名な作品として挙げられるわ。面白かったぁ。
0投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログ道尾作品らしい終盤の二転三転は堪能できるが、如何せん全体的にこじんまりした印象で、思い切ってバッサリ切って50~100ページぐらいにコンパクトにした方が面白かったんじゃないかなあ。スゲー作品を知ってしまっているだけに少し辛口評価。。
0投稿日: 2021.08.05
powered by ブクログんー、推測と異なっていた。 ハッとさせられる箇所はなかったけれど、1日で一気に読んだ。面白くて、最後まで読み続けた。
0投稿日: 2021.05.01
powered by ブクログ104:先日読んだ道尾さんのエッセイ「プロムナード」が面白かったので、手に取りました。アンソロジー収録作などを除けば初の道尾作品。叙述トリックというのか、読者をミスリードしたり、「その気」にさせるのがとてもお上手だと思いました。こちらも、二転三転するストーリーに翻弄され、とても楽しく読めました。そして同じく、悔し紛れに田地先生についての伏線が(ブツブツ)、と言っておきます(笑)。ついったのフォロワーさんが道尾さんをとてもプッシュされてて、私自身興味もあったのになんとなく手を出しそびれていたのですが、読んでよかった〜。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログゴミ箱の中を決して覗いてはいけない。 ゴミ箱の中を覗いて、自分の留守中に妻が他の男として不貞を働いたと思った男。ゴミ箱の中を覗いて、自分の父親が友だちの母親が自殺した時に遺した遺書と同じ内容の文を捨てていたのに気付き、その遺書は父親が書いたのではと悩む子ども。また、ゴミ箱の中を覗き、父親の本当の真実を知った子ども。 物語はミスリードしながら進み、真実を知った時にはなるほどと思いながらも、障害者が起こす犯罪の処罰に対して考えさせられる。
1投稿日: 2016.06.13
powered by ブクログホラー要素は全く無く、読みやすくて後味も悪くなかったです。道尾秀介さんの作品の中では今までで一番良かったです。道尾さんの作品の中では「向日葵の咲かない夏」の評価が高いみたいですが、私個人の意見としては気味が悪すぎるし最後もパッとしないありふれた終わり方だったので、「シャドウ」の方が完成度は上だと思います。ホラーはあんまり好きじゃないっていうのもあるのかもしれませんが・・・
0投稿日: 2016.01.11シンプルだけれど、こういうのがいい
物語の半分くらいのところまで、疑惑の種がまかれ、誰が何をしたのか気になってきます。 半分をちょっとすぎたあたりから、その疑惑が少しずつ解明されていきます。 そこからは、「どうなるんだろう?」「この人が、○○したのか?」と考えながら一気にクライマックスに。 結局、自分が考えていた内容とは違う終わり方になりましたが、満足。 他の方の評価は低いですが、シンプルに「誰が何をしたのか?」を追えるので、このジャンル初心者(私もそうです)にはお勧めです。
1投稿日: 2015.05.14
powered by ブクログ本格探偵物語と云う括りが余りにも狭義に陥っていまいかと危惧する。 この作品も然り、本格推理なのだが探偵と謎解きに力点が置かれていないからだろう! 探偵にこだわり続ければ本格は旧態依然で小説の末期を見るだろう! 現実の事件の方が動機のない殺人や衝動殺人が多い。人間性がかけ離れた事件の多さは目に余る!! 道尾の作品では取材力と共に、登場人物が良く描かれている。 本来、本格は人間の心理や行動に多大の力点を置いている。ホームズもエラリーもアガサの探偵達も大学教授並みの知識と洞察力を武器としている。だからこそ本格小説と言える。 最近の作家は読み応えのある文体で推理小説を書く。謎解きストーリー展開では、物語小説とは言え無いからだ! 推理小説で物語小説を書く。本格ならばこそ代表作が生まれる。ファンとしては嬉しい時代になったと思えてならない。
0投稿日: 2015.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリーなのかな。知人から勧められて読んだ。面白かった。物語のほとんどが伏線で、最後の数ページで一気に全貌が明らかになる。どんでん返しあり。家族愛って大事。主人公の少年、素敵なお父さんを持ってよかったね。そういえば、お父さんの職業が本当にソレなのかどうか、確たる描写はなかったのか…。さすが。脱帽。
0投稿日: 2015.03.26
powered by ブクログ内容は精神科医?の妻が癌で亡くなったのを発端に、友人の女性が自殺をし、その関係者の人間ドラマと事件の真相が解明されていくサスペンスです。 あまりにもある人物が事件に関して序盤から怪しい感、満載で話が進んでいくのですが、こういうパターンの小説はだいたいは怪しいと思われていた人物は実は真犯人ではなく、実は怪しく無さそうな奴が犯人だったりすることが多いので、犯人はあいつかな?と思いながら読んでいきましたが、やはり最後、事件の鍵を握る人物(真犯人)は読みどおり、その人物でした。 でも事件の真相までは読めなかったですね。 人間の先入観や思い込みによる危険性を精神科を舞台として専門用語をうまく絡ませることで、より物語がインパクトのあるものとなっています。
0投稿日: 2014.10.23
powered by ブクログ序盤から何か引っ掛かる感覚があったので、ある程度注意しながら読んでいたのですが、結局見抜けませんでした。二重三重の解釈ができる言い回しでミスリードを誘発しており、後で読み返してみても成る程と思えるものばかり。完成度は高いと思います。 ただ、細部に突っ込み所が見受けられたのと、精神疾患患者に対しての偏見が残りそうな書き方だったので、好みが分かれるかなと思いました。
0投稿日: 2014.07.182転3転
精神科医の2つの家族をとりまく物語。精神のバランスのもろさが伝わってきた。 きっかけがあればバランスが崩れてしまう。 どこまでが正気でどもまでが計算なのか・・ 子供の心強さに感銘した
0投稿日: 2014.06.06あざとい
構成や仕掛や道具立てに大変凝っているが、それに振り回されて、リアリティやキャラクター、心理など(精神医学を題材にしているのにもかかわらず)が薄い。子供も大人もご都合主義によって造形されているという印象を受けた。語り口はうまいが、あざとさが目立って、最後のどんでん返しに至るまでに、犯人などどうでも良くなってしまった。そんなに面白くない。
1投稿日: 2014.06.05もう少し足りない感が…
嫌いではないです。 モヤモヤ感とかドロドロ感が ほしい人には、物足りない。 最後はスッキリ?かなぁ、微妙。 しいて言えば、悪者になった 人物の所業に、感情移入し過ぎ むかっ腹がたちました。 無難な作品です。
5投稿日: 2014.02.01
powered by ブクログ我茂凰介の母親が無くなることから始まり、水城家にもいろいろあって、二家族は家庭内崩壊となってしまう。心の病を持った人は何かに対して自分の影(シャドウ)を落としてしまう。2転3転大きく振れさせながら、納得の行く顛末に収束させていくストーリーは良かったです。母親が亡くなるというところで結構涙なのです。 凰介の父が悪いやつだと最後まで思ってたんだけどな。
0投稿日: 2013.11.21
powered by ブクログ見事に騙された。 本格ミステリに 「嘘を書いてはいけない」というようなルールがあると思う。 でも、第三者から見たら嘘であることも、第一人称の本人にしてみれば本当であると疑いを一切持っていないことがある。
0投稿日: 2013.10.16
powered by ブクログ作者の著作初読。 終章辺りの伏線?回収とか真相のあたりはすらすら読めたが、それまでが長かった。 全体的に暗くて重い話であることもあって最初からすらすら読みにくい。 幻覚とか同一視とかもリアルを感じなくてほんとかなー?ともやもやしていた。 私はあまり楽しめなかった。。。 他のもいくつか読んでみようと思う。 2013.9.25読了
0投稿日: 2013.10.02
powered by ブクログ主人公の少年の成長物語的な側面を持ったミステリ。親や幼馴染みを想う少年の気持ちがとても健気です。家族愛を感じさせる一方で、巧みな伏線やミスリードなどミステリとしても読ませる作品だと思います。
0投稿日: 2013.09.30
powered by ブクログまたやられた(笑)騙されないぞと構えるから余計に騙されるのかな(笑) 主人公の凰介の見る幻影が重要なキーになると思わせておいて本筋にほとんど関係ないとは思いもよらなかったわ(笑) 読み終えてスッキリするからいいんだけど(笑)
0投稿日: 2013.09.16
powered by ブクログ最初は、なんか怖い表紙だなあ…としか思ってなかったのに、読みながら何度も確認することになった。おかげで騙されたりもしましたが、想像まんまのイラストだ…
0投稿日: 2013.09.09
powered by ブクログ五年生の少年凰介の母が病死。その数日後に幼馴染の母が、夫の務める大学の研究棟から転落死。 父洋一郎の病歴、幼馴染亜紀の忌わしい過去。 何かが、どこかがおかしいと思いながら、最後までその仕掛けに気付かなかった。読みながら予想した結末はすべて外れた。 救いようのない話で登場人物のみんなが大きな傷を負ったけど、納得のいく最後。
0投稿日: 2013.07.23
powered by ブクログ面白かった。 息子目線と父目線で状況がえがかれ、一瞬、作者の意図どおりまどわされたりしつつ、、! 子どもたち、行動力ありすぎです。 大人、みんなあやしい。
0投稿日: 2013.03.16
powered by ブクログ主に主人公の少年とその父の視点が交互に変わっていって、その過程でさまざまな真実が明らかになっていくという。面白かったと思う。相変わらず伏線が多いなあ~と思いながら読んだ。お父さんが終始怪しいね。でもなーラストがなーなんとなくしっくりこなかったなー。
0投稿日: 2013.01.25
powered by ブクログこの著者の本は何冊か読んだけど、先が気になりあっという間に読めてしまう。ただこれはインパクトは小さかった。
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
道尾作品を何冊か読んだあとだと、みんなが疑わしく見えてくるんですよね。もう最初から疑ってかかってしまうというか。 今回は凰介か田地が嘘を言っている(=犯人)、もしくは精神状態がおかしいと思ってました。登場人物があまり多くないからその2人くらいしか疑えないのですが、道尾作品なので絶対どこかにトリックがあるはずだと。 どちらの家族もお母さんがいなくなってしまったわけだけど、それほど暗いエンディングでもなかったように思います。むしろ未来が開けたかな。後味は悪くないです。 でも凰介も亜紀も子供らしくない。とても小学生には見えない。最低でも中学生くらいに見える。凰介が怪しかったのはそのせいかもしれません。 でもさらっと読めるので全体的にはおもしろかったです。 ただ初潮を迎えた亜紀のところは苦しいかな。 初めて流れる経血を手首の血だと思われて見逃されるとかありえない。警察まで出てきてるし、ましてや病院という医療関係者のいる屋上なのにね。 男性作家だったから使えたのかなって思います。たぶん女性だったらこの展開にはもっていかないだろうな。
1投稿日: 2012.12.24
powered by ブクログラストに向けての二転三転の展開は著者の作品の醍醐味ですね。 今作も十分に楽しめました。 著者の作品は、全てがキレイに収まると、読後にスッキリしたものを感じるのですが、「統合失調症」と「復讐」の扱い方が個人的にはあまり好きになれなかったため、読後感はあまり良くありませんでした。 他の方のレビューでも見かけますが、小学生2人は切れ者過ぎますね。
1投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログすごいすごい。面白いように騙された。それも何度も。止まらずに一気読みした。ちょこちょこ引っ掛かる違和感ある表現も、最後には回収されるはずと信じて正解。敵を欺くにはまず味方からって言いますが...。ただ、どうして妻への疑惑を徹底的に追及しなかったのか、娘に起こっている事に気付かなかったのかという点はモヤモヤする。心中の動機は、正常な精神状態でなければそんなもんなのかなと思える。子供たちが年齢の割に賢すぎ。そして過酷すぎ。
0投稿日: 2012.11.09
powered by ブクログ想像を裏切るどんでん返しが魅力。 しかしながら、題材が少しばかり暗い。これだけ凝った設定を考えつく作家さんなら、同じ自殺ものでも別の進め方もできるだろうになぁ。登場人物も少ないし、わかりやすいだけに、どんでん返しがきれいに決まったって感じかな。
0投稿日: 2012.10.24
powered by ブクログ初道尾本でした。社会派っぽく、ミステリィとしてもいい感じで揺さぶられました。今後も他の本を読んでいきたいです。
0投稿日: 2012.09.15
powered by ブクログ母が亡くなり、父と二人の生活を始めた小学5年生の凰介。しかし数日後、幼なじみの亜紀の母親が自殺し、亜紀も事故に、そして父の様子までおかしくなり… しょっぱなから不穏で、誰が狂ってんの?と片っ端から疑いながら読んでしまった……みんな怪しくて、凰介さえ正気なの?と疑ってしまったわ…… 最終的にいろいろひっくり返されて、けっこうすっきり。
0投稿日: 2012.09.04
powered by ブクログブックカバー折り返しの内容紹介文を読むと結構重苦しい内容なんでどうだろうと思いながら読んだ。確かにストーリーは重い。しかし中盤から謎解きの要素も増えなかなか面白かった。途中「精神科医がこんなこと言っていいの?」とひっかかるセリフもあったが実はそれも伏線でした。ミステリーとしても非常によく練られていたし読後感も苦いなりによかった。
0投稿日: 2012.08.23
powered by ブクログ2012.8.6読了。凰介、父、母、亜紀、父、母。病院、公園、運動会、パソコン、遺書、鍵、うつ、睡眠導入剤、血。 一番怪しいのは?
0投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログ道尾ワールドに引き込まれて一気に読んでしまった。 エピローグからは全く想像できないエンディング。 この本はお勧め。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
皆さんがレビューで書かれていた血液の話も読み終えて分かりました。 そういうことか~。 この作品の前に「ひまわり~」の方を読んでいたので、あんな感じなのかなぁと思い読み始めると違いました(笑)(当たり前だよね…) この作者さんの話は2作品のみ読んだので、印象が「子どもが賢い」というものになっちゃいましたよ。 うーん…何だか消化不良の話のイメージ、説明されていても信じ切れないような不足しているような…。
0投稿日: 2012.07.06
powered by ブクログあまり奇抜じゃなくて読みやすかった。凰介、小学5年生とは思えないほど賢くてびっくりだけど、小学生っぽい健気なところもあって好き。しかし、周りの大人たち、どの人も嫌いだ。
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ終盤で二転三転するのでついていくのがちょっと大変だったけど予想をことごとく覆してくれました。 でも伏線がもう少しあったら、もうちょいわくわくしたんだけどなぁ。 しかし凰介、コナンみたいだ。 経血の話のところは釈然としないけどさ。 とゆうか、やや不愉快。 愛情の反対は?憎むじゃなく無関心だ。
1投稿日: 2012.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
内容(「BOOK」データベースより) 人間は、死んだらどうなるの?―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作。
0投稿日: 2012.04.20
powered by ブクログ全く展開が読めない。いつも鈍器で殴られたような衝撃を受ける。道尾ワールドにはいつも期待を裏切らない痛快さがある。
0投稿日: 2012.04.15
powered by ブクログあーあ、今回もまんまと騙されたなぁ。 途中までは推理できてたのに、そこからさらにどんでん返しが待ってるなんて…。
0投稿日: 2012.03.20
powered by ブクログうへえ、引っ掛けの引っ掛けくらいまでは予想出来てしまったけど、最終的にそうなるか…私もう誰も信じられへん…
0投稿日: 2012.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終盤、二転三転する展開は痛快。まんまとミスリードに騙された。 ただし、細かいところで釈然としない部分が…、さすがに手首を切った傷と経血を混同するとは思えないし。 道尾作品の中では特別良作という感じではなかった。
0投稿日: 2012.02.11
powered by ブクログ後半からの展開がやばい 誰が一番悪い奴なのか予測してみても「こいつか?」と思った瞬間に覆され、また「こいつか?」と思うとまた覆され、本当に満足できる内容だった。
0投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2009.7 はじめての道尾さんでした。 騙され方が気持ちよくて この人の作品を読み出すきっかけになった本でした
0投稿日: 2011.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カラスから2作目の秀介の作品。作品のタイトルの意味から別の展開を予想したが全く違っていた。文章的には非常に読みやすいので一気に読んでしまった。親子の葛藤は子の居ない私はその心情を理解し難い部分も有りましたが面白い作品ではありました。読後の爽快さを期待するならこの作品は期待出来ません。重いです。
0投稿日: 2011.12.01
powered by ブクログ何だか向日葵と龍神を思い出した。男の子が頑張るっていう設定、やっぱり応援したくなる。親子愛。凰介頑張ったな…!守られる存在ではいられない、自分の意思で行動しなくてはならない。…身に沁みます。ラットマンやソロモンもそうだが、題名は作中にさらっと出るだけなのに、そこに重要な意味がある。…だからこその題名なんだけど、読んでいてこんなに、作中に題名が出てきた時"はっ"とさせられる話ってあまりない気がする。「こういう意味だったのか!」と。道尾さんならではかな。
0投稿日: 2011.11.22
powered by ブクログ向日葵で道尾秀介にちょっとハマったので。 少しずつ歪んでいく人間関係、子供の思い、二転三転するストーリー、意外な犯人……。 最後まで一気に読んでしまった。 事件の謎は、凰介の名探偵っぷりに「ふーん」と感心するとして。 お父さんにはやられた。 現実にそこまで精神障害を騙れるものか? と思ったりもするけど、この親子の絆が好きだなあ。 亜紀のお父さんも、最後は和解できそうで良かった。 真犯人の正体は、意外というか逆に狙った気がしてちょっと釈然としなかった。 結構好きだったなのになあ。 こんがらがりそうなストーリーをここまで読みやすく書けるってすごいと思う。
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログ私にとって初・道尾秀介作品でした。 作者の狙いどおりに、いろんな人を疑っちゃった^^ しばらくは道尾作品にはまりそうです。
0投稿日: 2011.10.21
powered by ブクログサイコミステリー独特の暗さが全体に漂う作品。最後の手紙が投げ掛ける問題はよくある話と突き放せないほど、根は深く太い。心の問題をミステリーの謎解き部分に起用する作品はよくあるがここまで冷静且つ効果的に用いた作例は思い当たらない。本当の悪人も意外な人物であった。ただ主人公が小学生である理由が希薄な所や眉をひそめたくなる残酷な設定があったのが少し残念。
0投稿日: 2011.08.12
powered by ブクログひぎゃー恐かった…でも面白くて一気読み。どんでん返しうわー 凰介君もそうだけど亜紀ちゃんも頭よすぎやろ…あれ小学生? 凰介と洋一郎親子がまっさらじゃなくて罪とか痛みを抱えたまま終わるのはよかった みんな聖人とかじゃなくて人間らしい。 スイカ食いてぇー
0投稿日: 2011.06.13
powered by ブクログ精神世界を扱うので読むのは楽ですが、理解が大変です。それでもきちんとしたミステリとして成立させています。相変わらず読後感は悪いのですが
0投稿日: 2011.05.15
powered by ブクログどんでん返しにウエイトを置きすぎず、小説としての精度が高まった気がする。派手さではなく、狙い通りに読者を誤った方向に導かせる手段を用いており、感心させられる。
0投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館にて。 さすがのどんでん返し。そうだったのか…。 いろんなところに落とし穴もあり、また主人公のキャラクターも魅力的で読んでいて楽しかった。ラストの父親と少年の会話も秀逸。 この作家の作品は今話題だが、いろいろ読んでみたい。
0投稿日: 2011.05.05
powered by ブクログ小学5年生の凰介くんが主人公。同級生の亜紀ちゃん、亜紀ちゃんの両親と凰介の両親も学生時代からの知り合いという設定。同級生の両親のことを「おじさん、おばさん」でなく苗字や名前で呼ぶからか話がわかりづらい。凰介の父、洋一郎が怪しいのかと心配してしまったが、そうではなかった。
0投稿日: 2011.04.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
精神系と連続自殺。なかなか面白かった。 読後しばらくして「あれ?あそこちょっとおかしいな」などと思ったが 読んでるときは気にならなかったので気にしない。
0投稿日: 2011.04.26
powered by ブクログどんでん返し、どんでん返し、どんでん返し。ラストに近づくにつれてどんでん返しが続く。うまくまとまっていて面白い。
0投稿日: 2011.04.08
powered by ブクログ人間は、死んだらどうなるの?―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作。(amazonより抜粋)
0投稿日: 2011.03.07
powered by ブクログスッキリとした読後感。 全ての事件のからくり、経過、理由、動機がキレイにわかりやすく書かれている。 最近はラストにモニョっとした不消化感の残るホラーばかり読んでたので、このスッキリ・サッパリ感は爽快。
0投稿日: 2011.02.24
powered by ブクログ一言で表すとなるほど!という感じ。分かりやすくとても読みやすい一冊。おぉ、そうきたか。と何度も思った。けど、なんとな~くラストが読めたりもする。
0投稿日: 2011.02.03
powered by ブクログ文章がわかりやすく一気に読み進めました。 二転三転する話に、ほーっと思いましたが、ラストは至極円満に終わって、あまり物足りなかったかなと思います. 向日葵の咲かない夏を読んで、ファンになったのですが、やっぱり道夫秀介はおもしろいですね。
0投稿日: 2011.02.01
powered by ブクログ寝ようと思って寝ながら道尾秀介の「シャドウ」を読み始めたら止まらず、結局読み終わってしまった。めちゃめちゃ面白かった!予想をことごとく裏切られた。私は今日からこの作家のファンになった。
0投稿日: 2011.01.29
powered by ブクログどんでん返し、どんでん返し、さらに、どんでん返しと予想を裏切ってくれ面白かったです。 ただ、なぜか、また読みたいと思わない…
0投稿日: 2011.01.27
powered by ブクログそういうことだったのか!と後で後でつながった。 感動したような・・そうではないような・・いろんな見方のある本。
0投稿日: 2010.12.23
powered by ブクログ2010年12月16日読了。「このミステリーがすごい!」2007年度の第3位の作品。大学病院に勤める洋一郎とその息子・鳳介。母・咲枝が癌で他界し、洋一郎の友人・徹の妻・恵は飛び降り自殺を遂げてしまう。彼らの抱える「秘密」と、「許せない人間」とは・・・?各種ミステリ賞を受賞するなど評価の高い作品で、扱うテーマの重さや冷え冷えとした文体、緻密な構成と驚きのどんでん返しなどが印象的だが、うーんトリックにとらわれすぎ?登場人物たちがトリックのためのパズルのピースのようで、感情移入して読むことは出来なかった。「向日葵の咲かない夏」は楽しめたのだが・・・。
0投稿日: 2010.12.17
powered by ブクログ読んでいて、話が解決なり真相なりがわかって「なるほど」と思って・・・でも自分の左手にはまだ結構ページ数が残ってて・・・というのが何度か。 「これで完結じゃないの?」というところでストーリーがまだ続くおもしろさ。 ただ、真犯人は・・・消去法で一人しか残らなかったけどさ。伏線めいた話ってあったっけ? なんとなく唐突な印象を受けました。 まあそれくらいは瑣末な問題で、基本的にはかなりおもしろかったんですけど。
0投稿日: 2010.11.29
powered by ブクログ小学生がそこまで謎を解くか?という素朴な疑問が後半に出てくるが、それ以上に予想出来ない展開とそこに対する伏線があり、一気に最後まで読めた。
0投稿日: 2010.11.08
powered by ブクログ「なるほど、そうきたか~」という感じでした。ちょっと強引な感じもあるけど、最後までグイグイ読めたので良しとしましょう。
0投稿日: 2010.10.20
powered by ブクログ初めて読んだ道尾さんの小説がこの本だった。 こりゃまた、凄い新人が現れたなあ、というのが第一印象だった。 オオッと思ったのは、父親が息子にこっそりサインを送るシーン。こんなあからさまなヒント、出しちゃっていいの?って感じたけれど、物語の枠組みがわかったからって、それでつまらなくなっちゃうような小説じゃなかった。 終盤の構図の逆転の連続は、まったくジャンルは違うけれど、ハインラインの『夏への扉』を想起した。 内容とは全く関係ないが、いつだったか、米澤さんと桜庭さんのサイン会が同じ日に東京で開かれて、そのハシゴをしたのだけれど、どちらの会場でも姿をお見かけしたっけ。
0投稿日: 2010.10.12
powered by ブクログ人間は、死んだらどうなるの?―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作(「BOOK」データベースより) 道尾さんの本って、「今時間あるから、ちょっとだけ読もう」ってのができない。 ほんの少し読む間に、ずるずる物語の中に引きこまれて、「あ、あともうちょっとだけ」「んー、もう5分だけ」とページから指を離せなくなるから。 今回もそんなこんなであっという間に読んでしまった。 もっとちびちび楽しみながら読みたいのになー。 今回はサイコミステリ。 ミスリードがすごくうまくて、「ふふふ、これはこういう流れだな」と思っても、その読みも二転三転させられます。 結果落ち着いたラストは、すごーく納得のいくものではなかったけれど、あれはれでよかったかとも思います。 ただちょっと強引に話を進めている部分が無きにしも非ず。 気にしなければなんてことないかな? 楽しませてくれるミステリだってことは保証します♪
0投稿日: 2010.10.12
powered by ブクログラストは意外とさわやかに終わってるが、とりようによってはかなり恐ろしい。謎解きがちょっと無理矢理こじつけた感もあってう~ん。
0投稿日: 2010.10.08
powered by ブクログ母を癌で亡くした凰介。 その数日後、幼馴染の亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学研究棟の屋上から飛び降りたのだ。 そして亜紀が交通事故にあい、凰介の父親の洋一郎までもが・・・。 父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てにたどり着いた驚愕の真実とは? やっぱりいいです、道尾秀介!!今回もいい仕事をしてくれました。 この緻密な伏線に隠された真実。最期まで翻弄されっぱなしでした。 『向日葵の咲かない夏』系ということで、どきどきしながら読みましたが全然大丈夫でした。 慣れ? 登場人物たちが病んでいるという点では同じですが、少年がまともだったおかげかなぁ。 ラストも一応すっきり爽やかですし。 複雑な親子関係や、少女への性的暴行など重苦しくなりがちな要素はありましたが、深く掘り下げられていませんでしたのでまだ読みやすかったです。 これは『向日葵』も再読しないといけないかも。 短期間にこれだけのレベルの作品を続けて出してくれるなんて、ほんとにうれしいです。 ただ、年末のベストでは票割れしそうですね~。 もったいない。でもまた早く次回作を出してください♪
0投稿日: 2010.10.01
powered by ブクログ人間の、しかも身近なところにいる人間が、いつ陥っても陥っていてもわからない、そういう闇を描くのがうまいと思う。ただ、幼なじみの母親の自殺の原因がなんかちょっとピンと来なかった。
0投稿日: 2010.07.19
powered by ブクログ傑作ミステリー。 道尾秀介のトリックの醍醐味がこれでもかというほどに盛り込まれてる。 ここまで構図が見事に何度も何度も転換するミステリーを読むのは初めてで、衝撃を受けた。 個人的には、「ラットマン」と並んで道尾秀介の最高傑作だと思ってる。 ミステリーだけじゃなく、人間の心も描かれてるのが名作たる由縁。 主人公の陽介くんのいたいけな様子が暗く重くなりかねない話を救っているように感じた。 自信を持っておすすめできる一冊です。
0投稿日: 2010.06.28
powered by ブクログ読み進めるうちに三半規管が悪くなる気がしまシタ。 息子と娘を持つ母親として 鳳介くんと亜紀ちゃんの行く末が心配デス。
0投稿日: 2010.06.10
powered by ブクログ登場人物が少ないのに、その中でこうやって意外な結末にできるのは なかなかすごいかも。 でもミステリで精神病出てくるのって、あんまり好きじゃないな。
0投稿日: 2010.06.03
powered by ブクログ畳みかけるような展開と、家族の絆を感じさせる爽快なラストはテーマが重いはずなのに読んでいて気持ちよかった。 ただテーマはエグいので読む人を選びますかな。 それが減点一。
0投稿日: 2010.04.14
powered by ブクログ著者の作品、「ソロモンの犬」につづき、2作目。 途中、人間不信になりそうだったな。 少年はいい子なのが、著者の特徴。
0投稿日: 2010.04.06
powered by ブクログ「さあ、一体どんな風に驚かせてくれる?」と読みながら自分自身で相当ハードルを上げてしまったので、面白かったのだけど、物足りなく感じてしまった。 意味深な登場人物たちの言動。狂ってるのは誰? エピローグで一気に返される。でも私としてはラストで竹内がゴミ箱の「もの」を拾って欲しかった。 小学生でこんな謎解きするのかとか、幼馴染の父母を苗字や名前で呼ぶのかとか、妙なところが細々気になった。
0投稿日: 2010.03.17
powered by ブクログこれは「カラスの親指」に次いで好きな作品かも。 悲惨な状況がある割に読後感がよい。 無駄が少なく、必要なエピソードがさらりと語られていて読みやすい。 一気読みした。 道尾氏は好きで、結構作品を読んでいるのでなんとなく先が読めてしまった部分もあるが、最後はちょっとジーンときた。
0投稿日: 2010.03.05
powered by ブクログ先に『龍神の雨』を読んでいたため、途中、ここはミスリードしようとしているんだな、と気づいたので騙された感は希薄。しかも大きな意味で流れも『龍神の雨』と似ているし・・。先にこちらを読んでいたら面白く「やられた!」のかも。次は違うパターンで騙されてみたい。大人の歪んだ欲望で傷つく子供たちが可哀想だった。特に娘を持つ親御さんが読むと、激しい嫌悪感を感じるだろう。これから凰介と亜紀が健やかに成長していけるのだろうかと案じてしまった。
0投稿日: 2010.02.17
powered by ブクログ今まで読むのを取っておいた道尾作品。 ミステリフロンティアからの作品だし期待度は 自然と高い。 その期待に充分な内容でした。結構扱いが 難しい内容にも関わらず重くなる事なく 上手く着地させてくれます。倫理的にはどうか...と 思いますが個人的にはこの結果に胸を撫でおろしました。 とかく暗く、重い印象のある道尾作品ですが、今作の 意外性は好きです。 明らかに伏線と分かる仕掛けや、ミスリードを 完全に誘導させる書き方はミステリとしての体裁を しっかりと保ちつつ...しかもクオリティ高いし。 読むのを取っておいて良かったー。 段々とミステリテイストの少ない作品が増えていきそう ですが、やっぱりこういった作品が読みたい!
0投稿日: 2010.02.14
powered by ブクログ人は、死んだらどうなるの? ――いなくなるのよ――いなくなって、どうなるの? ――いなくなって、それだけなの――。 小学5年生の我茂凰介は、進行性の癌で母・咲江を亡くす。それから間もなくして、幼なじみの亜紀の母親で咲江とも親友だった恵が、夫の勤める病院の屋上から飛び下り自殺、亜紀は交通事故に遭い、凰介の父親・洋一郎もまた異常を来していく。家族の幸せを願う鳳介が行き着く結末とは……。 “異常者”は恐ろしい。
0投稿日: 2010.02.07
powered by ブクログ星4.5。 性的異常嗜好と精神異常。 ストーリーは、これまで読んだこの作者の中で一番引き込まれて読めた。 ラストでは、そういうことか!と。 亜紀ちゃんという女の子のつらい想いがなければ星5つなんだけど、その辺りの哀しさがつらくて星5つにできない感じ。 ただ、それを抜きにするとここまでの展開にもならないと思われ・・・ フィクションの小説として、おもしろい1冊でした。
0投稿日: 2010.02.02
powered by ブクログ序盤はなかなかに痛い雰囲気が感じられたのだけれど、思ったよりも後味の悪い話ではなかったかな。なんだかネタバレになりそうであまり語れないのだけれど、正常と異常の境界線の物語、とでも言おうか。強烈なカタルシスはなかったけれど、奇妙な揺らぎ感を覚えた一作。
0投稿日: 2010.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学5年生の我茂凰介の母は癌のため亡くなった。父・洋一郎との二人暮らしが始まった矢先、家族ぐるみで親しい仲の水城家の母が病院の屋上から飛び降り自殺を図る。そして間もなく水城家の娘で凰介の幼馴染の亜紀が交通事故に遭う。凰介も白昼突然見える怪しげな幻覚に悩まされ、さらには父・洋一郎までが…。【以下ネタバレ含むため未読の方はご注意】やっぱり騙されました…。「医師」である洋一郎の精神病患者に対する心ない言葉、亜紀を襲った悲劇の犯人、自殺した恵の遺書の痕跡などなど、読み進むうちにある人物に対する疑惑が浮かび、奇妙な違和感を感じつつ、でもなかなか真相に手が届かないもどかしさ。初めから細かく細かく騙しのための伏線が張られていて、やっぱり凄いと思った。釣りの巧い作者ならではのストーリー展開。さらに洋一郎の「妄想」が判明したあとに、どんでん返しで二転三転する…。実は洋一郎の「医師」妄想はある計画を実行するための演技だったと解って、最初に戻って読み返すと確かに読者を二重に誤導する部分がいくつも用意されていて、感心した。洋一郎の残した手紙から妻の死に際した哀しい真実。そして妻だけでなく亜紀までも何度もその毒牙により傷つけていた人物の末路は当然の報いと思える。ただ、水城父娘関係の修復は若干都合が良いようにも感じたが…何度もひっくり返されたストーリーのラスト、これだけ多くの「?」の辻褄を合わせ納得させてくれたのだから、文句はない。途中の展開からは意外なほど(しかも殺人を隠蔽したうえで)清々しい結末になったのもよかった(といっていいのかわからないけど)。
0投稿日: 2009.12.20
powered by ブクログ向日葵の咲かない夏から読んでいるので毎回警戒していますが、この作品もすっきりとした終わり方で楽しめました。
0投稿日: 2009.12.14
powered by ブクログ道尾作品の特徴がよく現れている作品だと思う。 精神面的な方向で、二・三転して、自分の思いもつかなった場所へ着地する感じが好き。
0投稿日: 2009.12.05
powered by ブクログ騙されないように気をつけていたつもりだったけど、完全に騙された。黒幕(というか元凶)は清々しいほどゲスで最低野郎ですね。
0投稿日: 2009.11.28
powered by ブクログさすがは道尾秀介。裏切らないミステリー。最後まで本当のところが分からなくて、ぐいぐい引き込まれて、一気読みしてしまいました。ありがとうございます。
0投稿日: 2009.11.20
