クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

西尾維新 / 講談社文庫
(258件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
56
83
69
16
2
  • 西尾維新ことはじめ。

    2002年に第23回メフィスト賞を受賞、「京都の二十歳」と銘打ちデビューした作品。
    一風変わった台詞回しと癖だらけのキャラクター、それにハートを射貫かれた読者はそこから延々シリーズを追いかけて厨二病の無期留年を強いられ、そうでない人は最初の3ページでそっと本を閉じて波風のない人生を踏み外さずに済む、そんな分岐点がこの表紙の青い髪だ。

    主人公が体現する「一番平凡そうな奴が一番ヤバい」という危うい軸を中心に、様々な「天才」たちが彼の周りで世界を斬っては捨て、奇行に走る体で不意に真理をもぎとっていく。
    描かれているのは事件で、主人公はそれを解決しようとしているけれど、これはシリーズを通して続く彼の単なる「地獄」の幕開けであるだけだ。

    彼の作品における特徴のひとつとして私が好きなのは、大量に投入される登場人物のほぼ全てに奇抜な命名をする点だ。
    個人的なお気に入りは七々見奈波(ななななみななみ)と西東天(さいとうたかし)。
    ちゃんと読めて、漢字だけ見ると微妙にありそうな所が最高。

    ライトノベルか? と聞かれれば、昨今の分類ではそうなるでしょう、と答えたい。
    推理小説か? と聞かれれば、それを目指していた可能性もあります、と答えたい。
    この後に続くいくつものシリーズが怒濤の勢いでアニメ化されコミカライズされて久しいが、ついにこの原点が電子化されたかと感慨深い。

    西尾維新はここからどんどん尖っていく。
    本書を準備運動と思えたなら、どうぞ続きを。
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    投稿日:2016.05.07

  • 好き嫌いは分かれる作品

    冒頭の5ページ程を苦痛なく読めれば、楽しく読める作品だと思います。
    私は、推理小説に近い感覚で読みました。
    犯人が誰なのか気になり、途中でやめることができませんでした。

    冒頭で苦手意識を持ってしまった方でも、推理小説がお好きな方なら1冊読みきることができるのではないかと思います。
    読み終わる頃には戯言シリーズのファンになっている可能性が大いにあります。

    作中の言葉のチョイス、字面が今まで読んだどの作家さんとも違い、ハマってしまいました。

    紙媒体でシリーズ前作読んでいますが、電子書籍でも常に持ち歩きたい程に気に入っています。
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    投稿日:2016.05.17

  • 若い時でないと読めないだろうし若ければ読めるという訳でもない

    何と言うか、私が西尾維新を嫌いになった作品で、基本独りよがりで現代芸術と言われる分野と同じと思っています。
    分かる人と言うか感性が合う人には芸術で、合わない人にはただのゴミ、と言うといろいろ非難されそうだけれど。。。。

    第一作ではありますが、年取ってから西尾維新を読んでみようかと思った方には他の作品、掟上今日子あたりから入ることをお勧めします。「忘却探偵」と言う設定は二番煎じと言うかありきたりではありますが、まだ読める。あれも好き嫌いあると思いますが、あまり西尾維新な作品ではないので、あれで匂いを嗅いでからこちらを。
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    投稿日:2019.09.20

ブクログレビュー

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  • tamako

    tamako

    久々に再読。西尾維新デビュー作でメフィスト賞受賞。
    2002年刊行だからもうずいぶん経っている。
    財閥令嬢が住む絶海の孤島に呼び集められた天才たち、そこで起こる首切り殺人。
    キャラが華やかだが、今読むとミステリとしてはわりとシンプル。
    戯言シリーズを最初から読み直してみようと思ったのだが、こちらが年をとったせいか、初読時よりいーちゃんの語り口がくどく感じた。
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    投稿日:2020.11.10

  • KaoruuuuuÜ

    KaoruuuuuÜ

    えーと、この本「クビキリサイクル」はどんな本かというとメフィスト賞という賞をもらっててどういう賞かというと雑誌メフィストていう雑誌が作った賞でどんな人が受賞しているかというと代表的なのは「すべてがFになる」の森博嗣とかですわ。で、何が言いたいかというと!メフィスト賞をもらう本は1つの共通点があるんすよその「1つの共通点」とは『わけがわからない』事なんです。「は?お前何言ってんのww」と、思った貴方、読んでみてください!
    真面目に凄いから、凄すぎて「わけがわからない」のかもしれんけど。
    まぁつまり言いたいのは「メフィスト賞」の本は「すべて当たり」ということ。
    だからメフィスト賞の本見つけたら「とりま」読んでみてください。まずその点で確実にこの本は「読み」。
    で、次の点「クビキリサイクル」はジャンルはミステリーなんすよ。
    でもね、僕はこの本をミステリーだと思えないんですよ、どういうことか説明していきます。
    理由❶
    語彙力で論破
    ミステリーってことは当然トリックがあるわけで、そのトリックに対する裏付けもあるはずじゃないですか、でも、この本「クビキリサイクル」は、トリックがあって、まさかの裏付けがないです‼︎‼︎‼︎‼︎「裏付け?何それ美味しいの?
    続きを読む

    投稿日:2020.07.11

  • 花嵐

    花嵐

    何度目かわからないぐらいの再読。といってもここ最近は読んでなかったけれど。久しぶりに読んでみて思ったのが「あざとい」だった。昔読んでいた時はそう思わなかったけど、今はだいぶあざといと感じるようになってしまった。本作は「戯言シリーズ」の第一作に当たるわけだがシリーズの中では普通にミステリしてる話でもある。トリックは昔は全然わからんといった感じだったが、改めて読み返してみると伏線や違和感などは丁寧に張られていると思った。続きを読む

    投稿日:2020.07.05

  • wordworm

    wordworm

    このレビューはネタバレを含みます

    尊敬する人が、この中に出てくる女性キャラが理想という話を聞いて読んでみた。
    年寄りなもんで、正直ラノベ表現は得意ではないのだけど、進むにつれてどんどん引き込まれていったのは、作者の力量だよね。
    で、終盤になって登場した”理想のキャラ”、なるほど、これは惚れるかもねえ。
    ということで、続きを一気に購入済み。
    ラノベなので、きっと読むのも一気に進むだろうと楽しみ。

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    投稿日:2019.11.18

  • アルファ

    アルファ

    初・西尾維新作品。
    「文体が合うか合わないか」という前情報はあったのでどんなぶっ飛び方をしているんだろう、と勝手に想像していたものの目を通してみたら、アニメっぽいキャラ多めの村上春樹風文体ってこんな感じでは?な感覚に至った。
    キャラクター紹介パートだけで長くて本筋に至る前に脱落しそう。いざ、「事件」が起きた後はミステリ好きならサクサク読めるんだけど。
    続きを読む

    投稿日:2019.07.19

  • GASP

    GASP

    ラノベ的な登場人物とクドい語り口調の主人公は好みがハッキリ分かれそう。
    最初キツイけど慣れたら読める。
    話自体はシンプルなミステリー。ただ物語全体にラノベ的装飾が多くて、ちょっと疲れる。

    投稿日:2019.05.27

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