【感想】アンゴルモア 元寇合戦記(1)

たかぎ七彦 / ヤングエース
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
8
9
4
0
0
  • 元の侵攻・蹂躙に対する対馬武士の強烈な反抗!

    元寇って、福岡近辺で土塁を築いて戦い、そのうちに神風が吹いて助かった。というのが歴史教科書で1~2行書かれていた私の知っている歴史。その前哨として壱岐や対馬が侵攻・蹂躙されていたとは。確かに教科書の元軍の侵攻地図にも、壱岐・対馬を経て福岡近辺に到達していたような図柄を見たような気はする。でも、その実態がここまで圧倒的な力と数の暴力だったとは、このマンガを読んで初めて教科書の文字が真実味を帯びて伝わった。とことん蹂躙される島民。侵攻されるというのは、昔はこういうことだろうが、その惨さと恐怖はリアル。対馬の守護、在来武士、島外の武士が、反抗していくその過程と血と肉の画。教科書の2行の行間を初めて実感できた気がしました。オススメ作品です。続きを読む

    投稿日:2015.12.01

  • ここを切り取るか~

    日本の歴史を題材にした漫画は結構あるけど、
    蒙古襲来をテーマにするのは新たな切り口だなあ。

    1巻なんで、設定や背景の説明や布石などが多い感じだけど、
    次巻からいよいよ動き出すのを予感させる終り方だったから続きが気になるかな。続きを読む

    投稿日:2015.02.16

  • 多少外連味のある戦記物

    義経=ジンギスカン説をアレンジした設定を盛り込んでいたり、重要人物の出自に華やかな設定を添えていたりとガチガチの歴史漫画とは一味違う、エンターテインメントとしての面白さが強く出ている作品だと思います。
    しかし、作者自身が言及しているように弓の引き方ひとつとってもちゃんと検証されていて、決して荒唐無稽なものにはなっていません。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.30

  • 敵は大軍、舞台は対馬で逃げ道無し

    分かりやすい舞台装置で、ストーリーにスピード感がある。
    細かい事は考えずに、英雄戦記物として楽しむのが一番だと思います。
    次巻からいよいよ大暴れといった感じの終わり方が良いです。

    投稿日:2015.10.03

  • 歴史上最も人数差のある戦い。


    最近歴史コミックにはまっていて戦国武将の本はたくさんあるけど、
    信長や家康などメジャーなものはだいたい知っているので、
    マイナーなものをネットで探していたら見つけました。

    元軍8000に対して対馬軍数百と圧倒的な数の差がある中で
    「弱者の戦い方」でどのように生き抜くのか興味を惹かれます。
    1巻では元の攻撃に一方的にやられ退散するところで終わります。
    2巻目以降、主人公の朽井迅三郎がどんな奇策を用いるのか楽しみです!
    続きを読む

    投稿日:2017.08.06

  • 将来実写映画化して欲しい。

    元冦の話は知っていましたが、神風で蒙古軍が勝手に自滅したとしか理解していませんでした。学校の授業では全く習わないことが対馬で起こっていたなんて想像も出来ませんでした。島民が虐殺されるシーンとか、大分ショックです。大河ドラマとか映画とかいつも戦国物の有名な話ばかりやらないで、こういう物語をやって欲しいです。続きを読む

    投稿日:2017.08.27

ブクログレビュー

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  • とむ

    とむ

    戦闘シーンに迫力があり引き込まれます。
    ワールシュタットの戦いの描写が一瞬ありましたが、あちらの方もスピンオフなどで読んでみたいですね。

    投稿日:2018.09.15

  • 佐藤健志

    佐藤健志

    このレビューはネタバレを含みます

    元寇で対馬舞台のお話って、授業以外では出会ったことがなかったのでなかなかおもしろそうだと。

    無理やりな設定にちょっとびっくりしましたけど、娯楽作品ですからこれもアリかな。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.08.08

  • hiro7373

    hiro7373

    「皇国の守護者」っぽいという評価を見て興味をもって大人買いしてみましたが、これは当たりでした。既刊8刊を徹夜する勢いで一気に読了。戦の話なのでエグい描写はありますが、「キングダム」「ヒストリエ」あたりが大丈夫な人には問題ないでしょう。

    鎌倉時代の話というのは源平合戦、おもに義経を中心とした話ばかりですが、違う題材なのも新鮮です。学校の歴史で習ったくらいしか知識のない元寇、しかも対馬という朝鮮半島での戦いというだけでも、かなり興味を引きつけられるものがあります。

    時折背景ストーリとして、対馬以外の物語、主人公が鎌倉で御家人を務めていた時代の話や、高麗がモンゴルに臣属するに至る話も、まったく初めて知ることばかりで、早く次巻が出てくれるのが楽しみです。

    Comic Walkerで一部無料公開されているので、興味を持ったらぜひチェックしてみてください。
    https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS00000007010000_68/
    続きを読む

    投稿日:2017.12.31

  • ゴンチャロフ

    ゴンチャロフ

    押し寄せる蒙古軍の最前線となった対馬国。北条家の内紛に巻き込まれ流人となった元御家人朽井迅三郎は、他の流人と共に対馬国に送致され蒙古軍と戦うことを強いられる。地頭の宗氏一族は寡兵にかかわらず善戦するも宗助国・右馬次郎父子は討ち死に、義経流兵法に長けた迅三郎が実質的に対馬勢の指揮を執ることになる。彼は、古代防人の末裔である刀伊祓衆、彼らが奉ずる寿永帝(100歳の安徳天皇!)の助力を得、大将軍少弐景資と約束した7日後の来援まで対馬を死守しようとする。歴史的には対馬国は完膚なきまでに蹂躙されてしまうわけだが、蒙古軍が対馬国を退去(通過)するまで迅三郎がどのように対馬国を「護る」ことになるのか、興味は尽きない。続きを読む

    投稿日:2016.08.20

  • まいつき

    まいつき

    1回目の元寇。文永の役の対馬での戦い。元の圧倒的戦力に対し、少しでも足止めをするために捨て石となれ、と罪人集めて送り込まれたうちの一人。義経流の使い手朽井迅三郎を主人公に話は進みます。
    義経流。源義経の剣術「ぎけいりゅう」。対馬の姫様攫いに来た中に、似たような剣術使いの存在を感じたところに、義経大陸生存説みたいな伝奇の匂いも感じられて楽しみです。

    圧倒的戦力の敵に対して、勝ち目のない戦いを挑まざるを得ない、という展開が「皇国の守護者」と似てる。朽井迅三郎と新城直衛の顔も似てるし。
    続きを読む

    投稿日:2016.05.04

  • myjstyle

    myjstyle

    元寇の折、鎌倉幕府は九州本島に防衛戦を引き、壱岐・対馬を見捨てます。壱岐・対馬を拠点化しつつ侵攻するモンゴル・高麗軍は各島に上陸。制圧時の暴虐ぶりは酸鼻を極めます。この対馬攻防戦というかつてないテーマに挑戦した意欲作です。「応天の門」のような美しい描画はありません。ゴチャゴチャした絵ですが、パッションを買いたいと思います。続きを読む

    投稿日:2016.04.15

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