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有栖川有栖 / 講談社文庫 (160件のレビュー)
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総合評価:
ツクヨミ
16
すでに安定感?のシリーズ第1作
「火村&アリスシリーズ」の第1作です。今は短編集も多く出ているシリーズですが、最初は長編だったんですね。 久々に読み返して意外に思ったのは、同シリーズの最近の作品と比べて大きな変化が感じられないことで…した。社会背景や科学技術の点ではそれなりの古さがあるものの、火村&アリスの掛け合いや地の文(アリスの一人称)は、今とほとんど変わりません。違うのは、1作目だけあって人物紹介が特に詳しいことと、火村とアリスがまだ年を重ねている(34歳で固定されていない)ことでしょうか。気軽に短編から入りたい方には「国名シリーズ」の中の短編集をオススメしますが、火村とアリスについてじっくり知るには、まず本書から読むのがいいかもしれません。 ミステリなので詳しい内容には触れませんが、冬ならではの美しい情景と、どこまでも推理作家なアリスの言動が印象的な作品です。続きを読む
投稿日:2014.10.26
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みん
4
作家アリスシリーズ1作目
ドラマ化もした人気シリーズです。 本作は推理小説家が集まる別荘の中で密室殺人が起こるお話で、設定は綾辻行人の「迷路館の殺人」と似ているのですが、全く違うストーリーと結末で別の楽しみがありました。 本作…の面白いところは、序盤からポンポン手がかりになるようなことが発覚し、展開が早いところです。全く飽きないです。 そして堅実なトリックと結末かと思いきやなかなか驚かされました。 私はドラマの火村先生にちょっと抵抗があったのですが、原作の方は好印象でした。 また、学生アリスシリーズよりも王道本格ミステリーという印象で、あちらのシリーズが苦手な方でも楽しめると思います。続きを読む
投稿日:2017.02.19
とある本読み
読み通すのが結構しんどい
初 有栖川有栖です。 作品が古いからか結構冗長で読み通すのに努力が必要だったのは意外だった。 人気作家の人気シリーズと言うこともあり、もっとワクワクと読み切れるものと期待していたので、高い評価…はつけにくい。 トリックも少々強引で、現実には被害者に先に見つかるだろうと思えるものと。 今後のシリーズではもっと練れてくるのかもしれないが、本作はつらかった。「まだあるの?」と思いながら読んでました。 凄惨で読めないとか、内容的なものではなく、読むこと自体がしんどい。 相性の問題かもしれませんが。。。続きを読む
投稿日:2019.01.13
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Nao
ひと言で言うなら、ちょうどいい。 作品の長さ、登場人物の数、トリックや犯人当ての難易度。 すべてがしかるべき箱の中にピタッと収まり、過剰さや物足りなさが一切ない。 僕にとってはそんな作品です。 何回読…んでも、その美しさにうっとりします。続きを読む
投稿日:2024.03.27
emi
作家アリスシリーズ第1作目。 昔読んだけど全く覚えておらず、面白くてほぼ一気読み! 久しぶりに本格推理小説を読みましたが、膨大な謎のピースが綺麗にはまっていく瞬間は最高です。 火村先生ってもっとクー…ルなイメージだったけど、こんなにおちゃめなところもあったんだなあ、と再発見。続きを読む
投稿日:2024.03.07
千
推理ものって「いやそれは先に開示してくれないと読者は推理できないじゃん」「その情報をあとから出してくるのはずるいじゃん」みたいなものが多いイメージだったのですが、この作品は情報がすべて与えられた状態で…解決編に進むので読んでて ああかもしれない こうかもしれない と考えて楽しむことができました。 『トリックを直感で見破れば犯人の名前が浮かび出た、という構図を避けるべく、犯人特定のプロセスは論理的であるように心掛けた。』と作者本人があとがきで語るように、パズルのようで快適なトリックでした。続きを読む
投稿日:2024.02.26
はっとまん
作家アリスシリーズの1作目。 有栖川有栖の作品をいつか読みたい。 読むならシリーズの最初からと思い読みました。 ストーリーと全然関係無いですが 作中で「皇太子の結婚するのと…」って会話で この作品…が出た時は天皇まだ未婚だったんだなぁ〜、と時代の流れと作品の色褪せなさを感じた。 ストーリーもトリックも個人的には好き。 シリーズになっているミステリ作品は 探偵役、助手役が個性が強いことが多いのに対し いい意味で個性が薄いなと感じた。 (シリーズの中で個性が強くなるのかもしれませんが…) だからこそ、ストーリーやトリックに読みながら集中できたのだと思います。 登場人物ではフーコ先生が好きでした!笑 続きを読む
投稿日:2024.02.17
neko_ga_ski
本格的なミステリ好きには面白いと思うが、ミステリ好きとは言えない自分にとっては「謎解きのために作った殺人事件」という感じがして、そこまで盛り上がらずに終わってしまった。
投稿日:2024.02.14
久能整
作家アリスシリーズ第一作。日本のディクスン・カーと呼ばれる大物推理作家が密室で殺され、別の場所でも死体が見つかり、火村英生と有栖川有栖のコンビがその謎を解いていくストーリー。足跡のトリックや密室の作…り方がオーソドックスでありながら論理的に構築されていて面白かった。犯人の動機は物悲しいものだった。続きを読む
投稿日:2024.02.05
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