【感想】植物図鑑【幻冬舎文庫版】

有川浩 / 幻冬舎文庫
(1316件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
497
433
230
38
9
  • 新ジャンル!?道草冒険恋愛(グルメ)小説

    表紙は乙女チックですが、ヒロインはちょっとずぼらだったり、ヒーローは草食系…というか普通にカッコ良く、頼りになる感じなので(ヘタれ具合もありますが)、イラストが可愛すぎるかも~…とためらっている方は、読んでみたら意外ですよ。
    身近なところに生えている植物名を章タイトルに、採取したり料理したり、また、それが美味しそうで…これから道ばたの植生を見たくなりますw
    有川浩作品ならではの、甘酸っぱいというか、時々悶絶しそうになるベタ甘さもあり、ちょっとゴロゴロしてしまいました!(7.ノイチゴ あたりで…)
    でもその後で思いきり泣かされましたが…(;ω;)泣きの山は三回ありました。
    もちろん、ハッピーエンドを信じていたので読み進めましたが。
    幸せって、こういうことなんだ、って思えます。

    ※巻末には作中に出てくる料理のレシピもあって、作りたくなっちゃいます。何より、狩りに行きたくなる。
    続きを読む

    投稿日:2014.05.24

  • 最高の恋愛小説です!

    2016年6月14日読了。これまた最高の恋愛小説がやってきましたね。映画化されると聞いて手に取ったんだけど、私最後まで涙涙で読みました。イツキがほんと犬っころで可愛いったらありゃしない。さやかがブチ切れるところに同情してこれまた涙。2人が喧嘩するシーンは三度読み返しました。おかげで前に進まない(笑)そしてイツキの決断のシーンで涙腺崩壊(笑)その後のさやかの強さ純情さに感動。甘々の恋愛小説ですが、男性には支持されないかもしれませんが、女性にはぜひ読んでもらいたい作品です。続きを読む

    投稿日:2016.06.14

  • あり得ない!でも楽しい物語

    「それ絶対あり得ない!」という最初の設定さえ乗り越えてしまえば、有川さん流の「人間力高め」の登場人物と、この作品ではほぼ「食べる」事に特化された沢山の「植物」のトリビアで彩られる、彼と彼女の「ラブコメ」全開の物語があなたをお待ちしています、という作品でした。有川さんは最近は余りこういう作品は書かなくなってきているのかもしれませんが、今作は「自分の土俵」という盤石さが感じられ、安心して楽しく読める物語でした。樹のような人間がいればな~という女性の方は多いのではないでしょうか。道で拾うかどうかは別として(笑)続きを読む

    投稿日:2016.06.09

  • 心地よい恋愛小説

    イケメンな彼を拾うところから物語が始まる。題名である植物図鑑のような彼に主人公が知らず知らずに心引かれていく物語。心和み、時に悲しみや感動もある一冊です。読んでいて心が温まりました。とても読みやすい本でもあります。恋愛ものではありますがつい引きこまれてしまう植物の知識もこの本の魅力です。まだ読んだことのない人には自信もっておすすめできる一冊です。ぜひ読んでみてください。読み終えてたらきっと幾つかの植物があなたの心に残ると思います。続きを読む

    投稿日:2015.02.19

  • 野草や山菜てんこもりの恋愛もの!

    作者は山菜や野草を食べるのが好きなのだそうだが、その趣味が全面的に押し出された作品で、出てくる野草は普段良く目にするものからちょっとマニアックなもの、スタンダードなものまでバラエティに富んでいる。
    草の見つけ方から狩りのし方、美味しく食べる料理法まで一連の物語の中で魅力的に紹介される。ただし、本格的な図鑑でもなければレシピ本でもないため、より深く知りたくなったら自分で調べてね、という意図も見え隠れする。ちゃんと知ってる人にちゃんと教えてもらえるなら、確かに野草狩りとそれを使った料理を楽しみたくなる。
    冒頭に書いたように、本作は恋愛ものなので、ラブラブで甘々な展開はもちろん、いきなりの失踪とそれを勝手に待つ女というシチュエーションもある。そもそも、行き倒れた男を一人暮らしの女が拾うというトンデモな設定で物語が幕を開けるだけに、現実にはありえねー!といいながらもニヤニヤしながら読んでしまうあたりは作者にしてやられている感じもする。
    続きを読む

    投稿日:2014.10.05

  • 散歩に行きたくなるなる

    まず、どこにこんなステキな"草食男子"がいるだろうか?是非、教えてもらいたいものである。
    有川浩の描く男子はズルイ!!必ず何か一芸(?)に秀でていて、でも押しつけがましくなく、結局、女の方から手を伸ばしてしまうでは無いか...
    本書では、軽ーくご近所探検をしながら、さりげなく知識を披露し、そのうえ女子の胃袋を掴む。
    これで惚れるなという方が無理である。
    ちょっと胸キュンな恋愛グルメアウトドア小説がここにあります。
    続きを読む

    投稿日:2014.07.21

Loading...

ブクログレビュー

"powered by"

  • 皆愛す

    皆愛す

    自分を大切にしてくれる男好きすぎる ご飯自炊一緒にできる暮らし理想すぎる 女の子の性格が勢いOL!みたいな感じで、ホタルノヒカリっぽいのかな?こういうのめっちゃ好き

    投稿日:2024.04.10

  • 恵瑠

    恵瑠

    こちらもブクログのおすすめから本棚に入れていて、見つけたので購入。

    有川浩氏はレインツリーの国から2冊目かな?
    知らなかったのだけれど、有川浩氏はラブストーリー系の作家さん?なのでしょうか。

    本作は今どき珍しいくらいピュアな2人が出会い(出会いは漫画ちっくだなと思いました)平凡な日常を過ごすうちに……というありふれたストーリーではある。
    ただ、その日常に、野花や食べられる草の要素が加わることで、さらにピュア度が増し、羨ましい気持ちになってしまう。

    ラブストーリーが主軸の作品はあまり好んでは読まないので、読みながらなんだかこそばゆく、恥ずかしい気持ちになった。

    可愛らしいストーリーでした。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.02

  • ささかまん

    ささかまん

    野草と料理を介して育まれていくさやかとイツキの関係性にほっこり。味濃いめ、肉魚が大好きな自分ですが、イツキの精進料理も食べたくなりました。あんまり手に取らない恋愛小説ですが、読んで良かった一冊です。

    投稿日:2024.03.28

  • amatoking

    amatoking

    素敵なお話。恋愛もそうだけど2人の時間の過ごし方が。今は植物の名前覚えてる途中だけどどんどん知識をつけていきたいと思った

    投稿日:2024.03.24

  • さり

    さり

    こんな狩りをしながらのお散歩、楽しいだろうなぁ。
    最後のレシピ、作ってみたいけど材料の見分けがつく自信がないから作れないのが悲しい。

    投稿日:2024.03.21

  • フィドラー

    フィドラー

    読んでる途中です。
     植物には興味があります。しかもそれを料理しておいしく食べるなんて粋だねぇ。でも、なんか退屈。小説なんだから何かドラマがないと。と、それがハンカチ事件で少し波風が立つ。そう来なくっちゃ。
     有川さん何冊読んだかなぁ…「阪急電車」以外あまり内容覚えていないけど。ま、まだ途中なんで、読み続けますね。
     読み終えました。その後の事件(?)が起きてからはぐんと読書モードが上がりました。最後も良かったです。植物がいろいろ出てくるのは興味深くも少しリポートっぽくてしんどかったけれど最終的には面白くていい展開でした。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.11

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。