【感想】ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁

櫛木理宇, ヤマウチシズ / 角川ホラー文庫
(31件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
7
14
7
0
0
  • シリーズで一番好き

    これまではこよみというヒロインの無口キャラなので、主人公描写がなければヒロインの魅力がいまいち伝わってこないという感じ(それでもヒロインはかわいいの)ですが、今回はヒロインがしゃべるし、行動をとるので読んでても面白い。次が楽しみなんですが、電子書籍で揃えてきたけど、値段が書籍と同価格というのがなんとも・・・しかしホラー文庫なのに、あまり怖くないから恋愛要素を求めてしまうのでしょうか続きを読む

    投稿日:2013.12.12

  • ホラーというより恋愛要素でドキドキしました。

    まさか、こよみちゃんがあんな反応をしてくれるとは!ホラーというより恋愛要素でドキドキしました。
    面白かったから良いのですけどね。
    田舎とか家とか女の妄執とか…怖いというか面倒くさい…。

    投稿日:2014.03.31

  • 合宿の夏、幽霊の夏

    シリーズ第4弾のメインは、オカ研メンバーで行く夏合宿です。連作短編5編のうち、第3話までが合宿前、第4話からは合宿中の話になります。海沿いの別荘、浴衣、枝豆……と季節感満点ですが、オカ研の夏にはやはり幽霊が欠かせません。
    巻が進むにつれて、サークルメンバーの抱える事情も明らかになってきました。キャラに馴染んできたところにこういうエピソードが入ると、ますます愛着が湧きますね。
    それにしても、黒沼部長はどうしてあんなマニアックなことばかり知っているのでしょうか……。
    続きを読む

    投稿日:2014.05.14

  • ホラーと謎解き要素が低めでサクサク読めます

    いままでの巻よりホラーと謎解き要素は低めで、麟太郎と泉水の幼少時代、オカ研の夏合宿に大きなウェイトが置かれています。オカ研メンバーをいままでより少し深く知ることができて、さらに愛着がわきました。藍については、次巻以降なのかな?楽しみです。

    表題となっている「死者の花嫁」は、古い家族制度の中でのかなしいお話なのですが、こよみの家族が登場してこよみの別の一面がみられたり、暗くなりすぎないあたりはこのシリーズっぽさがあってよかったです。大叔母さんはまた登場するのかなあ。

    個人的に好きなシーンは、幼少の麟太郎が泉水に「ぼくたちってなかよしなのかなあ?」と、とぼけたことを聞くシーンと、あわてたこよみが顔が見えないほど高速で手を振るシーン。くすりと笑ってしまう可笑しさがありました。「俺から離れるな」と森司が男気を見せるシーンもよかった。

    しかし、この作者さんは宴会が好きなんですね!いつも描写が楽しげで混ざりたくなります(笑)。
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    投稿日:2016.05.01

ブクログレビュー

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  • ポム

    ポム

    シリーズ第4弾。
    5話からなる短編集。

    部長と泉水の子供時代のお話と灘の家族も登場。
    いよいよ部員の過去へと話が進みだした。
    特別ハラハラ盛り上がるタイプのシリーズではないが、落ち着いて読み進められる。
    この先のシリーズもしばらくおもしろくなりそう。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.09

  • 豆腐@読書垢

    豆腐@読書垢

    #読了

    オカルト研究会、初めての?夏合宿!という事で、合宿行ってオカルトと遭遇(笑)
    こよみちゃんの大叔母様の話は、なんかなんとも言えない気持ちになったなぁ
    他に考え事しながら読んだからなんか重たかった( ´ ཫ ` )続きを読む

    投稿日:2022.03.04

  • 出雲一寸

    出雲一寸

    読書録「ホーンテッド・キャンパス死者の花
    嫁」4

    著者 櫛木理宇
    出版 角川ホラー文庫

    p69より引用
    “「もちろん、すべて一次審査落ちでした。
    小柳は『既定の賞なんかではおれの才能は推
    しはかれない』と主張し、各出版社の編集者
    宛に抜き打ちで送りつけたようですが、当然
    返事が来るわけもなく」”

    目次より抜粋引用
    “さいなむ記憶
     追想へつづく川のほとり
     ファイアワークス
     うつろな来訪者
     死者の花嫁”

     見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
    を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
    テリ。シリーズ第四弾。
     部室もカビる梅雨の長雨、いきなり大声を
    出したオカルト研究会部員・三田村藍。大学
    生活最後の夏を楽しむために、海での合宿を
    提案するのだった…。

     上記の引用は、困ったちゃんな義理の弟を
    持つ文芸サークル部長の台詞。
    ネットの発達していなかった時代は、編集者
    の目にかなわなければ、日の目を見ることが
    出来ない作品が沢山あったのでしょうね。
    そう思うと、読者やファンがいなくても、作
    品を手軽に発表することだけはしやすい世の
    中になっています。ただ読む側としては、自
    分に合う作品や良い作品に出会うまでの苦行
    は増えているのかもしれません。
     主人公・森司と意中の相手との仲も少しず
    つ進展し、良い感じになりつつあります。
    部長と従妹の過去話や、主人公の想い人の少
    しずれている理由など、登場人物の人間像に
    深みを持たせるエピソードのある巻となって
    います。

    ーーーーー
    続きを読む

    投稿日:2021.12.08

  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    段々面白くなってきた
    部長の薀蓄がヤバイくらい聞いた事がない件
    サバトと黒ミサの違い(物語に絡む話)
    人体自然発火からのムカサリ絵馬
    これらの話が主人公のくっそ歯がゆい恋心に
    絡むのである(´・ω・`)面白いよー

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.10.31

  • 座敷婆

    座敷婆

    相変わらずじれったい森司とこよみ。
    あれだけこよみの事を助けていれば、もう普通の彼氏以上だと思うけど。
    オカ研は安定の5人のままがいいな。

    投稿日:2021.05.13

  • 可不可@the beautiful world

    可不可@the beautiful world

    シリーズ4作品目。森司とこよみの恋が夏合宿と2つの怪異のおかげでぐっと近づく。イベントサークルの発火現象の話しは動きもあり面白くラストのどんでん返しもあり秀作だが、やはり、表題作の死者の花嫁の話しが飛び抜けて優秀だった。民俗学がベースにあるので湿気がある時代錯誤した雰囲気があるのだが、死人の花嫁になったことで生じる怪異現象の正体が人災だったというオチはびっくりだった。ラストでこよみに死者の花嫁こと大叔母が憑依するところが良い。続きを読む

    投稿日:2019.08.08

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