ダークゾーン(上)

貴志祐介 / 祥伝社文庫
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
2
15
12
3
0
  • 貴志祐介、待望の新刊!!

    お前は、赤い軍団の王だ。味方の戦士を指揮して、戦いに勝利せよ。

    唐突な始まりから、一気にこの特異な世界観に引き込まれる。
    最近では、人気俳優が主演した悪の教典、の作者として有名な
    貴志祐介氏であるが、こうした不思議な舞台装置での活劇は、
    名作クリムゾンの迷宮(未読の方はこちらも必見)以来、おそらく
    氏の最も得意とする分野であろうと推察する。

    本作は将棋世界を具現化し、将棋のコマを異形の生命体に置換した、閉鎖空間での予断を許さないリアルタイムの戦闘に描き起こしたもので、
    この辺りにゾクゾクできる向きには、非常に満足感の高い作品と言える。互いの軍に、それぞれ非常に攻撃力の高い駒・生命体が
    配備されており、これらは将棋の飛車、角を連想させる。また雑兵
    でありながら、一定時間の戦闘に耐えると昇格する(歩の成り)
    など、細かいルールもなかなかに面白い。
    戦闘開始時は、戦力はまったく互角なのに、時に一方的な
    展開になったり、劣勢であっても、一気に王を討ち取れば、
    それで勝利になったり。将棋は、指す人の棋力で決まる、という
    当たり前の世界が本作によってゲーム感覚で、すんなり理解できる。

    上巻では、敵味方、手探りの緒戦における混乱が描かれる。
    もっとも大切なのは、現在の状況、敵味方の戦力、その展開、について
    限られた手段で、”情報収集”する事、というメッセージが感じられる。
    これは、現実社会でもまったくその通り、と実感できる。

    新社会人にとっては、まさに異空間な環境、組織で、なにを目標に、
    どんな手段で、誰と連携して、働くのか(戦うのか)これを組み立てるには、
    正確な”情報”こそ命。

    現実世界も、またダーク・ゾーン。














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    投稿日:2013.11.05

  • ちょっと分かりづらい

    将棋に模したバーチャルな世界でx回戦の戦いが繰り広げられる。構想は良いのだが、個々の戦い(作戦)が分かりづらい。将棋を知っている人だったら面白いのかな?各回戦の合間に挟まっているリアルな世界の話も捻りが欲しかった。後、主人公に色目を使う女の役割がよく分からん。続きを読む

    投稿日:2013.11.16

  • 情報非公開のゼロサムゲーム

    冒頭、何の説明もなく異世界からスタートし戦いを強要される。
    貴志祐介氏のクリムゾンの迷宮のようなスタート展開で繰り広げられるファンタジー。

    まるで将棋のようなゲームで4勝をしなければ存在が消えてしまう(かもしれない)。
    逆に4勝すれば無事に現実世界に帰れる(かもしれない)

    全てが謎、ゲームが進む中で主人公も情報を得、同時に読者も情報を得ていく・・・。
    深く考える作品ではなく、単純娯楽として面白い作品でした。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.16

  • クリムゾンを思い出させる!

    ゲームの世界だがそうではないようなリアルを感じさせるとても面白い内容です。長編ですが一気に最後まで読んでしまうと思います。

    投稿日:2013.11.19

  • 内容に入り込む迄に

    登場人物把握に時間がかかるので、タブレットで読むに適していないように感じました。

    投稿日:2013.11.28

  • また新しい世界に出会ってしまった・・

    この作家さんの頭の中って、どんなことになっているんだろ・・!?
    と、思わず呻かずにはいられない作品。また新しい発想の本に逢ったな、と思ったら、大概この人の作品のような気がします。
    もちろん、設定だけなら奇抜なものは沢山あるでしょう。けどこの方の作品の驚くべきところは、きちんとミステリーという根底を抑えたままで、我々に未知の世界の冒険心とか不気味さとかをくすぐってくれているところなのではないでしょうか。
    ・・と、この感想はちょっと早かったですね。後半、信頼はしてますけど、どんな結末が待っているかは分からないですから。
    いざ下巻!
    続きを読む

    投稿日:2013.12.28

ブクログレビュー

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  • ポテトフライ・カーリー

    ポテトフライ・カーリー

    まず感じたのは、シチュエーションが貴志さんっぽい作品だな、と。
    戦闘編、現実編が交互に描かれ、現実編で描かれる主人公の思いが戦闘編に色を付けていくといった構成になっており、とても読みやすく上下巻ではあるが一気に読めた。

    戦闘編はどうしても『クリムゾンの迷宮』を彷彿とさせるが、7戦という前提からか、クリムゾンほどの臨場感は得られなかった。
    また、繰り返す戦闘は、毎回異なった戦略ではあるものの少し間延びした感があり、現実編の内容ももっと戦闘編に色濃く反映してもよかったのでは?と思う。

    結果として、上下巻のわりには少し内容が薄いなと感じた。
    貴志さんの作品ということで期待していた分、少し残念。
    続きを読む

    投稿日:2021.07.28

  • kaori930

    kaori930

    このレビューはネタバレを含みます

     将棋・ゼロサムゲーム・異次元設定に造詣の深い人はもっと楽しめるかな?
     恋人も駒になるのに駒として扱わないところは、序盤は素敵だと思って読んだが、後半は腹が立ってきた。
     下巻でどう決着がつくのか、決着がついたとき、どうなっていくのかを考えると、ワクワクする!
    あと、将棋がやりたくなる。チェスと囲碁もやりたい。

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    投稿日:2021.06.17

  • popongataro

    popongataro

    このレビューはネタバレを含みます

    将棋が全く分からず、キャラクターの数が多くて、頭に入りにくかったが、戦いはスリルがあって、読んでいて楽しかった。
    塚田の視点で読み進めたためか、最後まで読み進めると、塚田がかなり身勝手なことをしていることが分かるが、不思議と嫌な人物だとは思わなかった。

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    投稿日:2021.06.12

  • あるてみす

    あるてみす

    異世界に招かれたプロ棋士の卵の青年が、軍艦島を舞台に、異形と化した恋人や知人を駒にしたゲームを繰り広げることを余儀なくされる。
    将棋の知識ありきでないと理解出来ない部分も多いが、充分面白い。

    投稿日:2021.06.05

  • ラザフォード

    ラザフォード

    このレビューはネタバレを含みます

    まず、人間将棋というゲームが話のベースになっていて、自分の趣味に合った。雰囲気は、暗さが目立ち、最終的に不思議な世界の謎はすっきりと現実的な解答ではなかったのが少し残念だったが、面白く読み進められた。【満足度75点】

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    投稿日:2021.02.10

  • shihoshi417

    shihoshi417

    このレビューはネタバレを含みます

    将棋に明るくなくて中々入り込みずらい。。。
    転生ファンタジーバトルと言う様相だが、敵方も顔見知りと言うのは中々キツイ設定だなぁ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.10.27

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