【感想】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3

大森藤ノ, ヤスダスズヒト / GA文庫
(24件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
8
9
5
2
0
  • 分岐点と決断

    ・オンラインRPGのような世界観における、少年の成長を描いた王道ファンタジー。追い求める目標に追い付くために、冒険者として命をかけて冒険するか、冒険者として冒険せず命を大切にするのか、という選択肢を、主人公は周りの人物との関わりの中で与えられる。ファンタジーではあるが、実際にこのような世界があったら、断然命を大切にするはずであり、その分岐に対する迷いといった心情も描かれている。大げさに考えず、「安定」を求めるか、安定を捨てて「冒険」を求めるのか、という視点で読むと、モチベーションの大切さが実感できる。1巻・2巻同様、主人公は純真であり、その純真さが王道ながら大いに感動できる。

    ・じっくり読んで、2時間くらいの読書時間でした。

    ・ファンタジーの世界で、ストレートで実直な感動を味わいたい人にとっては、作品名で避けてしまうのはもったいない作品です。ただし、周りで助けてくれる人々含めてほとんどが女性(雌?)であり、ラブコメ要素もあるのでそういったあざとさが嫌いな人には受け付けにくいかもしれません。
    1~3巻で一区切りのようで、感動もひとしおでした。
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    投稿日:2014.06.28

  • 一つの区切り

    破竹の勢いで成長を続けるベル。彼のいく末は明るいと感じさせる展開が続きましたが、やはりうち破らねばならない壁は存在するわけで。その壁を打破する姿を描いたのがこの巻だと思います。

    少年漫画的なパワーアップのための修行シーンがあり、憧憬の対象であるアイズがこれまで以上に物語に絡んできたり、王道的な路線は相変わらずです。ここまで楽しんできた方には、この巻も間違いなく楽しめるでしょう。

    はっきりと格上の相手に挑んでいく勇気、萎えそうになる体を叱咤して戦うその姿、1巻のモンスターフェスタでの戦いを思い起こしますが、今までの集大成的な部分が違うところでしょうか。

    この巻で一区切りとなり、次からは新章となるようです。どんな展開になるのか目が離せません。
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    投稿日:2016.04.02

  • 3巻まででは一番よかった!

    ベル君がついにあの敵と戦う話。
    何と戦うのかは序盤で既に分かっていましたが、なぜ戦わなければいけないのかという気持ちの変化が見事だったと感じます。特にベル君があの敵を本気で倒そうとした瞬間の台詞などはかっこよくて、痺れました!
    この一冊はこれまでより断然面白く感じたので、前2読んで買うか迷っている人も是非読んでみて下さい!
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    投稿日:2016.12.23

  • アニメを観ている方。

    内容には触れませんがアニメを視聴したことがある方ならグイグイ読み進んでいける、そんな魅力のある内容です。アニメではカットされてるやりとりなどがわかってとても楽しく読ませていただきました。

    個人的には最後の先生の受け売りの言葉がとても響きました。現実でも冒険をしたいと感じました。続きを読む

    投稿日:2015.05.19

  • 主人公が冒険者として一皮剥けた

    この巻で第一部終了のようです、主人公がかつて憧れた英雄譚の登場人物と重なるシーンもあり成長がとても感じられる話でしたまだまだ憧れの彼女には届かないけど着実に一歩一歩近づいているので次巻に期待します

    投稿日:2015.08.29

  • 英雄を夢見る話

    ベルがトラウマと対峙する話。
    改めてパーティーを組み順調に稼ぎを増やしていく中、ある神様がちょっかいをかけてきます。
    また、今までの経緯から普段あまり関わらないアイズとガッツリ関わることになり彼女の人となりがわかる巻になっています。
    修業を得て仕組まれたトラウマと対峙するベルがかっこいい巻でしたw
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    投稿日:2019.03.10

ブクログレビュー

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  • ゆうだい

    ゆうだい

    ダンまち3巻。ファンタジー世界で駆け出し冒険者のベル君が成長していく話。新キャラが出るのではなく、2巻までに出てきたキャラが交錯していく感じ。ベル君は憧れの剣姫アイズさんに稽古をつけてもらうことに。
    それにしても、イラストはスタイリッシュな方向性であまりラノベっぽい萌え感を前面に出していない印象ですね。やっぱり燃え小説かな。

    RPGではよく、レベル40だったり99だったりという世界が多い中、本著ではほとんどの冒険者はレベル1、最高ランクでも6とかそんなもん。
    レベルが1違うだけで次元が違うという本著の世界は、スライムをちょいと倒しただけでレベルが上がるドラクエ的世界と大きく違います。
    確かに、ゲームだとプレイヤーのモチベーションを保つためにすぐレベルが上がるようになってますが、ストーリーものであればホイホイレベルを上げてあげる必要は無いのかもしれません。
    ※逆に言うと、四谷学院の55段階指導というのは受講生のモチベーションを保つためには意味があるのかも(笑

    ということで、3巻末にして強敵を何とか倒して、レベル2が見えてきたベル君。本人のひたむきさに加え、周囲の優しさ(といっても、叱咤激励込み)もあって、相変わらず微笑ましく読み進められます。
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    投稿日:2021.03.07

  • まさし

    まさし

    このレビューはネタバレを含みます

    真のパーティ仲間としてリリとダンジョンに挑むようになる第三巻。
    憧れのアイズ・ヴァレンシュタインに手解きを受ける機会に恵まれて、いよいよ、本格的に冒険者としての成長を遂げることになります。
    その成長ぶりを知らしめる事となるのは、ミノタウロス。死を覚悟した窮地を救われ「トマト野郎」とバカにさることとなった、因縁のモンスターを相手にした戦いは、痺れるような激闘でした。
    偶然居合わせることとなった、ロキ・ファミリアの面々が英雄譚を思い起こすの頷けます。
    最速でLv2に到達したベルくんが、どんな冒険者となり、この先、どんな業績の残して行くことになるのか、今から楽しみです。

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    投稿日:2019.06.24

  • vellstar

    vellstar

    このレビューはネタバレを含みます

    熱いミノタウロス戦でした。
    戦闘シーンの疾走感が好きですね。まさに手に汗握る、です。
    アイズとの特訓はアニメではあまり印象に残っていなかったのですが、ベルはあのなかで様々なことを学びとっていたんですね。
    アニメも再観賞したくなりました。

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    投稿日:2017.06.25

  • 七祈

    七祈

    主人公ベルにとって因縁の相手であるミノタウロスとの決闘が軸に描かれる第3弾。

    いわゆる修行回ですね。今回は女神ヘスティアの出番は少なめで、代わりにこれまであまりスポットのあたっていなかったアイズが目立っていました。

    強くなろうとする理由が「リリのため」ではなく、あくまでも当初の目的通り「アイズの立つ域に近づこうとするため」であったのがよかったです。普段はアレですが、ここぞというところでブレないベルの姿勢がいいですね。

    ミノタウロスとの決着が、勝つにせよ負けるにせよ簡単につかなかったところも良かったです。どっちに転ぶか最後の最後まで分からない、ギリギリ限界バトルというものを久々に読ませていただきました。
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    投稿日:2016.07.20

  • エプロンパパ

    エプロンパパ

    このレビューはネタバレを含みます

    第3巻では、ミノタウロスとの再戦が待っていた。剣姫アルスに鍛えられ、力を増したベルだが、いざミノタウロスと見えると恐怖に縮こまってしまった。そこで勇気を振り絞った理由が、アルスの前でみっともない姿を見せたくないという意地だったのが可愛い?

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    投稿日:2016.05.08

  • taka_2

    taka_2

    今回はなかなかステータス更新の描写が出てこなかったので、先を急いで読んだ。
    主人公が順当に強くなって成長して乗り越える。物語としては普通のような気もするけど、ぐいぐい読ませるのは、やっぱりキャラクターの魅力が溢れているからだろうか。
    とりあえず第一部完とのことだが、これから先の世界観の広がりも楽しみ。
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    投稿日:2015.07.29

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