巷説百物語

京極夏彦 / 角川文庫
(232件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
73
95
41
6
1
  • 必殺…です!

    妖怪になぞらえて、晴らせぬ恨みや厄介事を金で請け負い解決する。小悪党たちの物語。
    必殺…ですね。主な登場人物は小股潜りの又市、考物の百介、山猫廻しのおぎん、事触れの治平。ある仕掛けに巻き込まれるようにして又市達に関わるようになった百介の目を通して、その仕掛けの内容は語られるのですが、どの話も短編なので仕掛けから結末までのスパンが短く、大変にテンポが良い。そういう面では百鬼夜行シリーズよりも読みやすいかもしれません。
    個人的には『芝右衛門狸』が面白く、『帷子辻』は哀しかったです。
    続きを読む

    投稿日:2014.11.24

  • むしろ『妖怪なんていない!』な妖怪の物語

    江戸時代が背景のミステリ。
    てっきり妖怪やら魑魅魍魎やらが跋扈する妖しげな世界観の物語と思い込んでいましたが、実は180度真逆。
    物の怪の仕業と噂をされる難事件怪事件を、全て人の業が起こしたものであることを解き明かしていく様の物語でした。
    京極作品は初めてでしたが、一見取っ付きにくそうな文章も実はテンポも良くするすると頭に入ってきて読み易い。
    作者の博識も垣間見える。
    成程愛好家が多いというのも頷けます。
    ただキャラもストーリーも先が気になるという程ではなかったような。
    世界観に浸るのが目的の物語という感じでしょうか。
    続きを読む

    投稿日:2015.02.08

  • 素晴らしき御行渡世!第一弾

    札売り御行稼業の又市が小悪党仲間達と依頼を受けて色んな事件を四方丸く収めるというお話。
    その収め方が妖怪の仕業に見せかける仕掛けで、
    その仕掛けや依頼の全貌が最後に明かされるという形なので、
    ミステリーの様でもあり仕事人的な痛快時代劇でもありと読み応えのある作品ですね。
    短編なので非常にテンポもよく、小悪党仲間もいいキャラ揃いです。

    実は紙の本で全作読了済ですが電子版を再購入したので読み直しました。
    何度読んでも面白い!おすすめですよ^^
    続きを読む

    投稿日:2015.07.14

  • シリーズ1作目。

    又市が出てくるものとしては二作目。京極が好きでも回りくどい言い回しに飽きてきたなら巷説シリーズを。

    投稿日:2013.10.06

ブクログレビュー

"powered by"

  • shushu

    shushu

    戯作者志望の青年、山岡百介が、雨宿り先で偶然出会った
    謎の3人組。

    闇に葬られる事件をヒソカに決着させる裏世界の仕置き人。
    騙るは妖し。業への制裁

    時間をかけて仕組んでいくカラクリ世界のようで
    んでいてわくわく。シリーズ読んでみます続きを読む

    投稿日:2020.01.19

  • 酔歩

    酔歩

    魅力的なキャラクターと各話のバックグラウンドにある妖怪譚に惹き込まれる。言葉遣いは古臭いもののとても読み易く、時代物の入門編としても良さそう。

    『嗤う伊右衛門』を先に読んでいたことで、特に最終話は又市の心中に抱える翳りが手に取るように分かった。続きを読む

    投稿日:2020.01.10

  • 花嵐

    花嵐

    再読。作者の別作品の百鬼夜行シリーズも好きなんだがこっちのシリーズも好きなんだよなぁ。どの話も闇に葬られるべき事件を怪異に見立ててそれらしい形へと収めていく時代小説。色んな小悪党が登場するがどのキャラも個性的で面白い。それでいて京極夏彦らしく妖怪を上手く事件に当て嵌めていくものだから読んでいて気持ちがいい。続編もまた再読したいと思う。続きを読む

    投稿日:2020.01.02

  • hs19501112

    hs19501112

    再読。
    初読は図書館にて。再読は文庫を購入。

    うん。2度読んでも面白いね、この世界観。
    この愛すべき小悪党ども。

    御行の又市……小説好きになって10年強の間に出会った、様々な作品のキャラクター達の中でも5指に入るくらいに好きだわぁ。

    巷説、続巷説、前巷説、後巷説……と読んで、シリーズは完結してるらしいのが残念。

    ★4つ、9ポイント。
    2019.11.03.古、再読。

    ※番外編?で「西巷説…」の存在はもちろん知っている。知ってはおるけど……(番外編ではあっても)それを読んでしまうと文字通り完全に「巷説…」の世界を読み尽くしてしまうのだと思うと、なかなか手に取れない・・・。

    京極さん、、、、
    人気の出た連ドラみたいに「2匹目のドジョウを狙いやがって」とか思ったりしないから、、、
    IWGPのように、secondシーズンを描いてくれぇ~。
    続きを読む

    投稿日:2019.11.05

  • キじばと。

    キじばと。

    シリーズ第一弾。

    江戸の蝋燭問屋の若隠居である「考物の百介」こと山岡百介は、怪異譚を収集して諸国をめぐっています。そんな彼が、旅先で偶然出会った「小股潜りの又市」と「山猫廻しのおぎん」という二人の人物の策略によってもたらされた怪事件に巻き込まれ、それ以来三人は協力しながらさまざまな事件を解決にみちびくことになります。

    著者特有の語り口で物語られる怪異譚の背後に、人間世界の闇にまつわる事件がひそんでいることが明かされ、最後に百介がワトソンの役割を演じるかたちで、一連の奇妙な出来事はそれを解決するために又市たちの仕組んだ策略であることが種明かしされるという形式で書かれた連作短編集となっています。

    著者ならではの作品世界がしっかり構築されており、江戸時代を舞台にした物語とキャラクター性の強い人物造形がそのなかにうまく収められています。著者のストーリー・テラーとしての手腕が存分に発揮されているシリーズであるように思います。
    続きを読む

    投稿日:2019.10.12

  • みずたま

    みずたま

    再読。時代小説や怪談、あまり得意ではないのに何故か読めてしまう。古い言葉を使っていても、リズムが良いから頭に入ってきやすいのかな?巷説百物語シリーズ一作目。又市さんや百介さん達の細かいところは出てこないけど、この先いろんなしがらみが出てきて面白かった気がします。スッカリ忘れてしまっているので楽しみ。続きを読む

    投稿日:2019.06.12

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。