【感想】ヒストリエ(1)

岩明均 / アフタヌーン
(131件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
65
39
16
1
1
  • 寄生獣でおなじみの…

    寄生獣を書いている方がこのヒストリエを書いています。

    この漫画は作者が寄生獣よりも前に構想していて、ずっと漫画にしたいと思っていた作品だそうです。

    内容は、紀元前4世紀頃のギリシャ時代の古代オリエントを描いた作品です。
    初めは寄生獣のシンイチにしか見えませんが徐々になれていきます。

    主人公がただの凡人なのですが、頭の切れる男で、様々な王国を渡り歩いていきどんどん出世していきます。
    登場人物の殆どが実在する人物で話自体は多分ノンフィクションなのでしょうが、非常に面白い作品です。

    上にも書きましたが主人公エウメネスの頭のキレ具合がとても新鮮で毎回突飛な行動をとるため非常にワクワクさせられます。

    中でも、小さな村に大きな王国が攻め込むというお話があるのですが、その小さな村で奉仕していた主人公が、
    思いもよらぬ方法で王国に撤退させます。このシーンはとても印象深く今でも覚えています。

    ただの歴史漫画とは思わず一度手に取って1巻を読んでみてください。
    この作品に少しでも関心を寄せているのなら、あなたもきっと虜になるのではないかと思います。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.25

  • 波乱に満ちた世界と1人の天才

    『寄生獣』で一世を風靡した岩明均氏が送る、紀元前の古代オリエント世界を描いた作品。物語の主人公となるのは、アレクサンドロス大王に仕えた書記官、エウメネス。このエウメネスが、実に魅力的なんです。見た目は特にカリスマ性を感じさせない優男なのですが、鋭い観察、常識にとらわれないアイディア、そして大胆な行動によって幾多もの修羅場を乗り越えていきます。村の篭城戦で誰一人死なせず相手を殲滅させる場面では、思わずその手腕に惚れ惚れ。波乱の歴史の中エウメネスがどのように活躍していくのか。壮大な物語の始まりです。(スタッフI)続きを読む

    投稿日:2013.09.20

  • カタルシス。。。 脳汁出まくり

    紀元前のギリシャやマケドニアが舞台です。主人公は歴史上の実在の人物であるエウメネス。アレクサンドリア大王に書記官として仕え、活躍する物語。
    その生い立ちは重く辛いものですが、それを物ともせず、努力と才能で難題を解決し出世していく様に、カタルシスを味わうことができます。読みながら思わず手に力が入ります。
    レビュー時点で8巻まで出ていますが、まだまだ物語の勢いは衰えず、早く続きを読みたい。でも刊行スピード遅い!
    続きを読む

    投稿日:2013.11.23

  • 漫画として面白い

    紀元前のギリシャとかの世界を緻密に描く、戦争だけを描写するのではなく、日々の生活や人々の考え方などまですごく細かく描写していて、歴史だけで収まらない漫画です。
    雑誌アフタヌーンでは不定期に掲載されているので、広げた風呂敷の大きさから、このペースだと本当に終わるのか?でも気になる!
    あと、一時期流行った「よくもよくもだましたな」「ばーっかじゃねーの」のネタ画像にもされてました。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.30

  • 人は過去か未来に向かう…。

    寄生獣の奇妙な想像力の果てが歴史だったのか…。
    表現者は書くものが無くなると、現実と確実なものに向かうものです。
    あるいはこの作者は最初から歴史に惹かれていたのか…。
    と、悟ったようなことを書きますが、どちらにしても、内容は非常によいです。大体、私、歴史漫画好きですし…。
    ヘロドドスの歴史を読んだ後なので、この時代における大王としてクセルクセス王を超えたアレキサンダー大王の登場が楽しみです。お金に余裕ができたら続きも買いたいものです。
    歴史漫画は、フィクション成分と史実的ファンタジーの割合が絶妙なのが良いですね!
    続きを読む

    投稿日:2016.09.19

  • 歴史モノが苦手な方にもオススメ!!

    「歴史モノというと、どうしても身構えてしまう・・・」
    そんな方にも「ヒストリエ」、オススメします!

    舞台は紀元前のギリシャやマケドニア王国。
    主人公のエウメネスをはじめとして、
    登場人物は歴史上実在した人物ばかりです。

    なんといってもストーリーが面白い!
    登場人物の思い・考えの交錯、
    予想だにしなかった事実の判明(伏線)等等・・・
    巻をまたいで話が繋がる、読み応え十分です!

    ぜひ一気読みしていただきたい作品です。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.25

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ブクログレビュー

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  • しんがみ

    しんがみ

    11巻まで一気読みしました。早く続きが読みたい!惨殺シーンが度々出てくるけれど、寄生獣は古代ギリシャに通じるものがあるのかしらとふと思いました。

    投稿日:2024.01.21

  • g2alt

    g2alt

    自分が実の子供ではない
    母が街の人間と戦って街の人を殺した
    自分が人質にとられ観念して剣をおき
    殺された
    自分を人質にとった男が自分の世話をしてくれた男
    母の一族は剣の達人
    自分も徐々にその能力を発揮

    投稿日:2023.05.04

  • tsukasa26

    tsukasa26

    宦官 トロイの木馬 アリストテレスはペルシア帝国に追われていた 櫂になりそうな長い木 戒厳下 広い穀倉地を持つマケドニア エウメネス私書録 バルバロイ土着民達を奴隷として 夢はその人の「記憶」だけを材料に組み立てられてゆくという項 遊牧民族スキタイ 矢筒の覆い 忠勤に励んだ 拳格闘パンクラテイオン続きを読む

    投稿日:2021.12.11

  • ただ

    ただ

    このレビューはネタバレを含みます

    カルディアで実家跡にたどり着いてから、長い回想シーンが始まる。
    バルシネとか何者なんだろうね、鋭いというかなんというか。

    なんていうか、名前が覚えられないので、再読時はメモしながら読んだ。すると結構気が付いてなかった同一人物とかがいて関係把握が捗った。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.05.25

  • Gun

    Gun

    『寄生獣』で有名な岩明均さんがデビュー前から温めていた、古代ギリシャ時代の書記官エウメネスを描いた作品。エウメネスほど優秀ではないけど彼の考え方に共感できる部分が多々あって、感情移入してしまう。マケドニアでアレクサンドロス大王とどのような関係性を築いていくのか楽しみすぎる!自分が生きているうちに終わってくれー!続きを読む

    投稿日:2020.01.02

  • ゆ

    紀元前343年
    ペルシア帝国の西端 アッソスの町からはじまる。

    蛮族みたいな登場をしたエウメネスは何者?
    王宮日記 エウメネス私書録とは。

    13歳になるハルバゴスの一人息子のあれはタイタスアンドロニカスのあの場面を思い出した!おぇ。続きを読む

    投稿日:2019.07.18

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