【感想】ゴルフ場殺人事件

アガサ・クリスティー, 田村義進 / クリスティー文庫
(48件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
11
17
16
1
0
  • またしてもすぐ惚れるヘイスティングズ

    ポアロシリーズ2作目。前作に続き今回もヘイスティングズとのコンビ。終盤、あれれ、これで事件解決?と思いきや、んなわけなかった。今回は最後にみんなを集めて名推理を披露するというお馴染みのパターンではなく、ちょっと珍しいパターンで事件解決。鑑識捜査員ばりのジロー刑事との対決も見もの。それにしてもヘイスティングズがダサすぎてあきれる。前作に引き続き、またしても美女に入れ込んで翻弄されてる。そんな彼を怒りもせずに温かく見守るポワロは実に寛大な人だなぁ。ヘイスティングズと彼女のその後が気になる。続きを読む

    投稿日:2018.09.23

  • あまり想像していなかった犯人!

    あらすじ
    大富豪のルノー氏から依頼の手紙をもらったポワロだったが、ルノー氏のもとへ行くとルノー氏はすでに死んでいた。事件で起こったことは一見明らかだったが捜査を進めていくと次から次に謎がでてくる。ポワロは名探偵のジローと競うように捜査を進めていく。


    ポワロ作品の2作目です。
    犯人は個人的には少し意表をつかれた感じでした。言われてみるとそんな意外な犯人でもないのだけど、個人的にけっこうビックリさせられました。
    他にも事件とは別にポワロとジローの競いあいやヘイスティングズと事件に関係ある人物の出会いなどもけっこう面白かったように思います。
    ぜひ読んでみて下さい。
    続きを読む

    投稿日:2014.09.28

ブクログレビュー

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  • orangeboc

    orangeboc

    このレビューはネタバレを含みます

    第一の殺人の被害者であるルノーが実は…というところまではなんとなくわかったのに、まさかマルトが真犯人だったとはーーーー!!!!

    クリスティーの小説では書かれていること全てに何かしらの意味があるので、例えば「女性はこうこうこういうものだ」という話が事件の鍵を握っていたりする。
    そういうことをちゃんと頭に入れて登場人物をさらってみると、読んでいる途中でももう少し真相に近づける気がする…

    物語全体の満足度はすごく高い。
    途中でヘイスティングスの行動に呆れたりもしたけど、ポアロがいいならいいんだろう…と考えて乗り越えた。
    久しぶりにポアロとヘイスティングスのコンビの話を読んだけど、やっぱり友人視点のポアロは良いなあ。
    ポアロの頭脳の鋭さと親しみやすさ両方が感じられる。
    ジローを負かしたところは気持ちよかった。

    あとがきでドラマ版のポアロの吹き替えをやっていた方の話が読めたのがすごくよかった。
    ポアロのおしゃれを丁寧で行き届いたおしゃれと表現したり、物語の登場人物たちの人臭さ、ポアロを演じた役者たちの演技、どれも役者さんならではの視点だ〜と思った。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.28

  • a-symmetry

    a-symmetry

    展開が…どんでんどんでんし過ぎてびっくり…
    もっと緻密に静かに推理が展開される印象だったのだが…
    こんなエンタメ感?あるのは初期だからなのか、筆者がエネルギーに満ちていた時期なのか…

    お間抜け極まりないヘイスティングスの行動に途中までぶちギレていたが、それを超えるどんでんによって「おおぅ…」となり、最後は有耶無耶に掻き消されてしまった。


    とは言え展開が怒涛で斜め一気読み。いつもの雰囲気があるのだから、いい加減自分も犯人を予測できるはずなのだが…。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.17

  • 香月

    香月

    1.おすすめする人
    →探偵小説がすき

    2.感想
    →ポアロの相棒、ヘイスティングズの活躍が
     今回はあまり好きではない、、、
     ジローが出てくるが、ポアロに敵意剥き出しで
     登場人物も微妙だと感じた。

    投稿日:2023.10.21

  • ポレポレ

    ポレポレ

    このレビューはネタバレを含みます

     <名探偵ポワロ>シリーズ長篇2作め。南アメリカの富豪ルノーから助けを求める依頼状が届き、ポワロとヘイスティングズは彼の滞在先のフランスへ渡るも既に殺されていて、その真相解明に挑む、という内容。
     ドラマ視聴を機に読み始めたが、デイヴィッド・スーシェ版よりも言い回しは面倒臭いが紳士然としている点がいい。ポワロを目の敵にするパリ警視庁のジロー刑事とも変に張り合ったりせず、あくまでも“大人の対応”をする姿が好ましかった。一方で事件関係者の一人でヘイスティングズが一目惚れする某女性の設定がやや煩わしく、ドラマ版のほうがすっきりとしていた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.07.12

  • tomo

    tomo

    ヘイスティングスの恋愛脳が流石に違和感を感じざるを得ない。真相もなんとなくスッキリしないというかどんでん返ししとけばいい的な雑さがある。

    投稿日:2023.06.16

  • meme

    meme

    小中学生の時に好きだったクリスティー作品を久しぶりに読み返したいと思い、手に取った1冊目。

    ポアロシリーズ2作目。

    ヘイスティングスって少し頼りないワトソン君と思っていたけど、ここまで容姿に優れた女性に弱くて、情けない人だったっけ?という印象を受けた。

    ミステリー要素は少なくても、いけ好かない(主観)ジロー警部との推理対決や後半の展開のテンポの良さなど、最後まで楽しく読めた。

    ヘイスティングスに対してのポアロの愛情深さが感じられるところも好きな作品。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.24

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