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森博嗣 / 講談社文庫 (1899件のレビュー)
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総合評価:
アトムヘアー
14
題名に込められた意味は深い
ご存知かもしれませんが、森博嗣先生は題名に深い意味を込めることが多いです。(勿論、多くの作家が題名にこだわりを持っていると思いますが) そして、この「すべてがFになる THE PERFECT INSI…DER」というのも、読み終えた後で見返すと「なるほど!」と思うに違いありません。 「題名はそういう意味だったのか!!」という感動を味わう為だけでも読む価値は大きいです。勿論それ以外にも、独特のトリックや特異なキャラクターも非常に魅力的です。 (別の学者の御得意フレーズになりますが)読後に題名を読み返して、AHA体験してください。続きを読む
投稿日:2013.10.16
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kirakagura
11
森博嗣先生の代表作
多く出ている森博嗣先生の代表作と言っても良いと思う作品です。 初めて読んだときは20歳でしたが衝撃的で忘れられません。 内容的には今読むと時代を感じる部分もありますが、トリックなどがよく考えられていて…謎を考えるだけでも楽しい。 理系的な物の見方をしているので数字、理系など苦手という方には合わないかもしれませんが、 ミステリ好きな方にはぜひ試してほしい作品です。 これにはまればこの他の森博嗣先生の作品も楽しめるはずです。続きを読む
投稿日:2014.06.14
naotan
8
タイトルにニヤリとできたらちょっとうれしい
孤島の密室殺人という、ミステリとしてはありふれたモチーフを扱いながら、強烈な個性を持った登場人物から目が離せなくなる一冊。黎明期を思い起こさせるインターネットの描写には、懐かしい印象を抱く人もいるかも…。続きを読む
投稿日:2013.09.24
たえちゃん
7
天才って面白い
始まりの天才と呼ばれる女性の会話で一気にテンションが上がります。 そして登場人物のほとんどが並みの人間よりはかなり頭がいい!とくれば、何か難しいんじゃない?と心配しましたが、なんのなんの、一気に読んで…しまいました。 最後の結末も二転三転しさらに理数系の読者をも満足させるなんて、この作者、只者ではありません。 決めた!今からシリーズ制覇します!続きを読む
投稿日:2014.03.08
でんきぶらん
緻密で難解なトリック
20年経って初めて読むと今の時代と遜色のないネットを駆使したコミュニケーションなどが形成されてることに驚く。一般化し始めたのはその5年後の2000年あたりからだと考えると、当時はリアルタイムで本紙を読…んだ方は驚きだったのだろう。 ミステリー小説として読むと正直物足りない。確かに緻密で難解なトリックを駆使してはいるんだけどイマイチ感情移入出来なかった。続きを読む
投稿日:2014.08.15
kiwi
5
改めて実感する「密室」ミステリーの面白さ
孤島、研究所、天才博士の謎の死!現代ミステリーではなかなか無いシチュエーションに胸がワクワクさせられました。約20年前の作品なので技術的な描写は確かに古さを感じますが、懐かしさと相まって夢中で読んでし…まいました。厳重なセキュリティに守られた研究所と部屋、しかも孤島ときたら密室ミステリー好きにはたまりません。本作品は、S&Mシリーズの第1作目とされている作品で、シリーズ名は主人公の犀川創平と西之園萌絵のイニシャルから取っていますが、この二人の付かず離れずの距離感も気になり、後続シリーズもつい読み進んでしまう面白さです。続きを読む
投稿日:2014.10.19
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AT
なんで今まで積読してたのだろう……。 めちゃくちゃ面白かった! ところどころ人物描写に違和感というか……凡人の発想ではない……会話や思考が有ったが、そこは天才×天才×お嬢様という設定が解決してくれた…。 天才×お嬢様は最強だわ。続きを読む
投稿日:2024.04.21
Saotome_Machi
96年くらいの作品。メフィスト賞はこの作品のために創設された!?第1回メフィスト賞受賞作。 有名な作品だったが分厚かったので積読してた。天才、理系の話は好きなので楽しく読んだが、やはり時代が古臭く感じ…てしまった。結局、真賀田博士はどうなったんだろう。続編あるのかな。S&Mシリーズはあと9冊あるのか…読もうか悩みどころ。個人的にはこの2人より博士が出てくる作品があれば読みたい。続きを読む
投稿日:2024.04.20
み
久々のミステリー、読みやすくて1日で読了。 ラストの展開を読むことはできなかったけど 普段からSFに齧りすぎてて"脳波をハッキングされたトロイの木馬では"という自分の妄想が暴走した。 娘設定からの脱出…の執念には感心するもののそこまで四季が魅力的に見えなかったのでスッキリしつつも 前半の期待を超えることはなかった。続きを読む
投稿日:2024.04.18
1761173番目の読書家
大満足の一冊です!とっっってもよかった! コンピュータのことはあまり分からないので森博嗣先生が書いていることの半分も理解できていないと思いますがそれでも面白かったです!! ラストがあぁあってなりました…私は! 天才で美人な女性っていいですよね... もう一回最初から読みたいと思います♪続きを読む
投稿日:2024.04.16
てわ
全体的に面白さを感じることができなかった。理系の話についていけず、読むのが苦痛になってしまった。ミステリーとしても前提の部分が長すぎる気がした。
投稿日:2024.04.11
ゴムボール
このレビューはネタバレを含みます
なにか鼻持ちならないみたいな勝手な人物像、冒頭の意味不明な会話などから、見え透いた感じで大した作品ではないと過小評価していたが間違いだった、これがどうして面白いではないか そして世間はまだ過小評価しているだろう 何気に世界観のベースとなっているのは研究所とゼミの人々の人間性で変人、閉鎖的というが皆気の良い人たちだ この基礎が盤石なので他の要素が活躍できるし 理系の特殊な世界を描いているというけど純朴な市井の人々も同じである 文体は最初硬く感じたが徐々にこなれてくるようだ とにかく作者は内容と無関係な会話や知識を挟み込むのが抜きんでて上手い うざったくならない丁度いい感じのスノッブさなのだ それらが織り成す調和の取れた作品世界にはぬるま湯的な依存性がある 外部から警察が侵入するとこの一種の秩序だった世界が壊されたようで残念ですらあった 事件が起きてからはほぼ進展はなく、明確な発見も特にないのにぶらついて会話しているだけで面白く すぐ追い出されそうなのにのらりくらりとかわしながら滞在し続ける様子が実にいい 作者の才能について色々説明しているが、本当に真似できないのはそのような雰囲気づくり、作品観調整の部分にあると思う これは技巧を超えたセンスとしか言いようがない ある面、牧歌的な世界からは犯人だけが除外され 背後にある残虐な事実が明かされた時の衝撃は倍増する 原始的な犀川は急すぎて笑ってしまうが、全体的に地味なトーンで統一しているぶん、そういった局面での大ネタが生きている 最初から核心を突いたり、逆に離れていったりと真相の周りを楕円軌道のように周回する巧みな構成 やりすぎても薄くもない絶妙にコントラストが調整されたキャラクター これがデビュー作とは90年代の奇蹟か 被害者は良い人ばかりなのが辛い 所長は議論の余地ありだが外面的にはそうだし、なにか含みがありそうだ ただ、犯人については、頭のイカれた邪教の倒錯した教祖にしか見えない 能力的にも行為的にも人から外れている者が、人の何事かを語っても、はぁそうですかとしか思わないし どんなに天才だろうと、1人の人間に命を捧げるまでの代償を払う価値があるわけがない 15年かけた完璧な計画のゲームを実行しクリアする それを天才だとか言われても、カルト信者の妄言としか思えないのではあるが シリーズ化ということなので、この一作だけでは判断できないだろう
投稿日:2024.04.08
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