慟哭

貫井徳郎 / 東京創元社
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
8
8
5
1
0
  • 謎が解けたと思ったら、、、

    ネタバレにならない範囲でのレビューです。
    二つの無関係な話が交錯し、その謎がだんだん解けていき、話に引き込まれます。
    結末は、私には予想できませんでした。

    投稿日:2017.11.03

  • 貫井徳郎といえばまずは慟哭。

    お堅いイメージの題名と新興宗教というテーマに
    手を出しにくい小説と感じる方もいるかと思いますが
    読みやすい文章。
    20年以上も前の作品で当時は新興宗教がテーマって斬新だったのでしょうが、今読んでもあまり古さは感じません。

    この作品はレビューより何より、まず読んでみてください。
    続きを読む

    投稿日:2015.11.29

  • 面白かった

    最後に大どんでん返し系です。そういうのが好きな方にはオススメです。イニシエーションラブだったかあんな本よりはよっぽど面白い

    投稿日:2015.09.28

  • 戻れない道に入ってしまった男

    悲しい事件により道を踏み外す男。
    もう以前の日々戻れないのか。
    そんな時目の前に現れた女性。
    この人は、何か違う、私の道標かもしれないと思い込み闇を蛇行していく。
    闇を突き進み道標の女性さえも目に入らなくなり凶行だけが闇で異音をたててそこから離れることができない。
    彼は救われるのか???

    誰もが堕ちるかもしれない暗い狂気の世界を垣間見ることが出来る作品です。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.02

  • 哭くより虚しさがこみ上げる

    2005年3月5日読了。この話の最後らへん、私の目から感動でも悲観でもない涙がでてしまった。なんで泣いたのかその時はわからなかったけれど、時間をおいたらなんとなくわかった。むなしい気持ちでいっぱいだったからだ。あとでわかったことだけど、慟哭って大泣きすることなんやね。でも虚しさの方が勝っていた。最後は想像通りだったけれども、佐伯の最後を見届けようという気持ちになった。続きを読む

    投稿日:2015.01.27

  • 自分で推理せずに素直に読むのが楽しむコツ。面白いのは間違いない。

    作家がテクニックを駆使して、読み手をもてなしてくれる感じがすごく良く伝わる作品。この作品は、あれこれ裏を推理したり構成を深読みせず、文章が流れるままに受け身に楽しむのがよいと思える。そうやって読めば、非常に面白いミステリーであるのは間違いなし。序盤から2人の主人公が交互に登場して話が展開していき、ちょっと不思議に思うが、最後に「そう来るか!」という展開。まさに書誌説明にある「驚天動地」というのおおげさではなかった。貫井作品は初めて読んだが、他の作品でもこのように書き手のテクニックでおもてなししてくれるのだろうか?是非読んでみたいと思わせる。続きを読む

    投稿日:2014.11.17

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ブクログレビュー

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  • kata86t

    kata86t

     連続して幼女誘拐殺害事件が発生。捜査一課長の佐伯は犯人を追う。
    一方娘を殺害され人生の希望をなくした松本は宗教団体に入り希望を追う。
    その中で黒魔術を経験し、人間の体に娘を復活させる事が可能と思いこみ、
    次々と上記事件を起こす。
     ある時捕まった、松本は佐伯だった。1年前に自分の娘を殺された佐伯が、
    離婚後旧姓に戻り、連続事件を起こしたのを、最後には同僚に発見され逮捕された。
     別々の事件が、実は時間がずれており同一犯人だったという話。
    続きを読む

    投稿日:2019.05.13

  • sarubobo-papa

    sarubobo-papa

    デビュー作で、鮎川哲也賞最終候補作品です。

    幼女連続殺人事件を捜査する捜査一課長の佐伯のストーリーと、心に穴のあいた新興宗教にはまっていく一人の中年男性のストーリーが、時間軸をずらして進行していく

    読み始め、この中年男性「彼」が幼女殺人事件の犯人かと思いながら読んでいくが、最後には仰天の結末が。

    佐伯の出生の背景や、政治的圧力、エリートなどのキャラ設定に、新興宗教や殺人、復活などの興味をそそられるキーワードで一気読みでした。

    これを書いたのが25歳の時とは驚きです。
    間違いなく貫井作品の代表作といえると思います。
    続きを読む

    投稿日:2018.11.12

  • kuchiyama

    kuchiyama

    附属図書館にて。桜さんのおすすめ。

    またしても新興宗教もの。松本が金持ちな無職であることから、まさかとは思っていたが。

    しばらく本を広げられる心境ではなかったが、テスト期間は読書を始めるよいきっかけである。続きを読む

    投稿日:2016.02.08

  • 館長

    館長

    イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387160487.html)

    投稿日:2014.07.06

  • Yuki

    Yuki

    エンディングにかなり衝撃を受けました。「えっ!これで終わり?」と思ったことを覚えています。なんともやりきれない、救いのない話だけに、効果的とも言える終わり方だったのではないでしょうか。タイトルの「慟哭」という言葉も納得です。続きを読む

    投稿日:2013.04.27

  • i0u0i

    i0u0i

    正直、仕掛けはすぐ分かると思う。
    探偵が犯人なのは、よくあるパターン。
    意図的に伏せられた、女の子たちの名前などの情報も気づいてしまった。
    でも、この文章力は読んでて気持ちいいなー。
    心理描写に引き込まれる。
    トリック分かってるのに先が気になる。

    この人の他の本だと、どれが評価高いのかな。
    違う本も読んでみたい。
    続きを読む

    投稿日:2013.03.16

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