まるちゃんさんのレビュー
参考にされた数
52
このユーザーのレビュー
-
雀蜂
貴志祐介 / 角川ホラー文庫
あれれ
2
ネタバレにならないように努めるが、途中まで読み進めて、蜂の描写はリアルで怖いのだけど、とある違和感を覚えつつ読み進んだ。他のレビューでも言及されているラストは、この違和感を誘発している伏線の回収なのだ…と考えるとしっくりくる。
他の作品にあるような緊迫感や疾走感はまったくなかった。ホラーじゃなくてミステリーなんだと思う。
続きを読む投稿日:2013.11.24
-
バースデイ
鈴木光司 / 角川ホラー文庫
リングシリーズ第4作(完結)
1
ループで完結したかと思いきや、エピローグとしてこれまで語られていなかった細部が書かれている。
こういった作品ではよく蛇足に思えてしまう場合も多いが、ループの読後感がますます冴え渡ること間違いなし。投稿日:2013.11.10
-
刑事のまなざし
薬丸岳 / 講談社文庫
-
死命
薬丸岳 / 文春文庫
死に際
1
自分自身が死に迫った時、どのような環境におかれていて、何を求め、何を嘆くのだろうかと考えながらページをめくる手がとまりませんでした。この作者の本を読み進めることになった決め手の一作です。
投稿日:2017.04.18
-
殺人勤務医
大石圭 / 角川ホラー文庫
-
地下牢の女王
大石圭 / 光文社文庫
こうゆうのもありなのか
1
大石圭の別の作品に関する心中だとか、出版社からの期待というものが書いてある。個人的には、うだつのあがらない男が事業ではそこそこ成功して金の力で願望成就、もしくは、うだつのあがらない男がやっぱり人生失敗…・・という定石ストーリーが好きなのだが、作者自身も殺人とか性描写という味の素に頼らない味付けを模索しているということを感じる本筋とは別の所で興味深い作品だった。 続きを読む
投稿日:2015.01.06