間 文理さんのレビュー
参考にされた数
19
このユーザーのレビュー
-
NHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのか―法・ルール・規範なきガバナンスに支配される日本
上村達男 / 東洋経済新報社
ちょっとくどいかなと思いつつ
0
がんばって読みました。わたしたちの社会を、よりよいものにしたいと思う人たちが、知っていなければならないことをしっかりと書いているので、確かに勧めないといけない。けど、ちょっと。。。陰性感情が目立つなあ…、読むのが辛いなあ、と、三ツ星にしようかなと思ったのですが。「おわりに」を読んで心が安らぎましたので、四つ星にします。
「・・・・・は、人工的な一神教でした。しかし日本は本来、一神教の国ではありません。日本人が慣れ親しんできた神道は、身の回りの自然の中に神を感じる、自然信仰に近いものです。」 続きを読む投稿日:2016.02.04
-
火花
又吉直樹 / 文春文庫
元気があって、よろしい。
0
遅ればせながらの、購読。
元気があって、よろしい。理系と見なされている文系の世界に生きている私には、ちょっと、違和感が拭えませんでしたが。小説に、不条理を期待する人と、納得を期待する人で、感想はかわる…かも。
(追記)最初三ツ星にしていたのですが、理系の血が半分の悲しさ、みんな三つ星〜五つ星では、役に立たんやろ、と情緒ではなく理屈が頭をもたげてきました。私の個人的評価として二つ星にしますが、先に書いたように、読む人で感想がかわると思います。ご自身で、読んでみてください!? 続きを読む投稿日:2016.02.03
-
パリ行ったことないの(フィガロブックス)
山内マリコ / CCCメディアハウス
なんとなく、落ち着いた気分になれる、一杯。
0
よく覚えていないけど、たぶん新聞の書評で読んで。
興味をそそられたのだけど、本棚に飾るようなものではないかな、と電子書籍で購入。
淡々とすすみ、と思っていたら、段々とあったかくなっていきます。いくつか…の人々の組み合わせが、予定調和のように。結構、うまいかも。 続きを読む投稿日:2016.02.03
-
ネアンデルタール人は私たちと交配した
スヴァンテ・ペーボ, 野中香方子 / 文藝春秋
面白い! 知的な興奮をもたらしてくれます。
1
考えようによっては、ゴシップのような事象を、根気よく、科学の段階を追って、綿密に証明していく。
一時の名声を目標とし、科学の段階を無視し、花火をあげればよい、という科学的ではない"科学者"、には耳が痛…いかも。
読み物としても、最先端の科学をかいま見る窓としても、Jurassic Parkのアンチテーゼとしても、激しい競争の場に身を置く賢人の心の葛藤の記述としても、楽しめます。
ほんのちょっぴり、LGBTの風味もついています。 続きを読む投稿日:2016.01.21