
やわらかい。課長 起田総司(1)
カレー沢薫
週刊Dモーニング
センスと悪ノリの波乗りジョニー
電子連載?ああ、なるほどね! 下品になり過ぎないところが講談社って感じでたいへんよろしい。 絵柄もうまく描きすぎると問題になるからわざと画力を落としているんではと勘ぐってしまう。 最近ですと、ナゾ野菜も傑作ですね。 この作者さんは信頼できます。おもしろい。
7投稿日: 2016.08.25
こち亀ジャンプ
週刊少年ジャンプ編集部
こち亀ジャンプ
今期の日暮熟睡男は別冊出張
1ページ目は予定調和。 いつも四年に一度目覚める男を探すところから始まるのだけど、時代が進むにつれガジェットを駆使したものになったり、価格や税率が変わり缶ジュースが100円でなくて怒ってる回などもあり、時代変遷を見る上でも大変面白い。 4年に一度のキャラクターも10回目となり(12回)、最早レアキャラでもなくなってるのですが、この作品でしかできない事でしょう。 試し読みでWJのミニコラムで連載されていた特別寄稿イラストが見れてしまうのはお得。 中ほどにある荒木先生、尾田先生などのページは見れないですが。。 ポスターが入っていれば見れたのに、と思いました。
7投稿日: 2016.08.25
戦闘破壊学園ダンゲロス(1)
架神恭介,横田卓馬
ヤングマガジン
これが”真”能力バトルの一極
謎を前提とした能力バトルに於いて、肝要なのが一撃必殺の緊迫感。 ナレーションを巧みに使い、横田演出が冴える冴える。 シリアスの温度感が難しい本原作を、横田先生が上手いこと調理しました。面白い。 横田演出のもうひとつの面であるあとがきマンガが収録されていないので、★1つ減点。 あの数ページで登場人物の人間関係に深みが出てるんですよ。是非、収録してもらいたい。 付け加えれば、ダンゲロスの特色であるところの二次創作フリーのテキストも入って欲しい。 あと、帯でも遊んでいるので付けてほしいですね。★1つ減。あー。
5投稿日: 2016.08.16
鬼滅の刃 1
吾峠呼世晴
週刊少年ジャンプ
WJで始まった異色の純和風物の怪譚
人の世に巣食う鬼とそれを滅する者たちの戦いを描いた時代譚。 ある日突然変わってしまった日常、半鬼となった妹を救うため強くなり旅に出る主人公、という鉄板のプロットながら、随所に漂う異色感。 拙さすら感じるような筆致だったり、トーンを使わない画風だったり、ペンネーム含むネーミングセンスだったり、要因は数多有れど、これがWJで連載されているという一点。そこはかとなくアフタヌーン臭を感じる。 王道雑誌で異色をやる姿勢はジョジョに通じるものがある。 それでいてストーリーラインは王道というのも共通。 その根幹は紛れもなくジャンプ作品。注目していきたい一作。
9投稿日: 2016.08.10
ファイアパンチ 1
藤本タツキ
少年ジャンプ+
コンセプト以上に構図と画ヂカラがすごい
ジャンプ+で始まった異色作。世界観は未だ不明な部分が多いが、舞台設定に合わせたリアリティが作品に引き込ませてくれる。 主人公は死ぬまで絶対に消えない炎を体に受けた超回復能力者。つまるところの、燃えるウルヴァリン。 体を焼かれる苦痛に四六時中苛まれながら、人にも寄り添えず、ただひたすらに復讐を遂げようとする青年・アグニ。既に神格化するレベルの主人公格である。 タイトルがシンプル過ぎて意識の温度差を覚えたが、そこも含めて屋宜知宏さんのアイアンナイトを彷彿とさせられた。
6投稿日: 2016.08.08
彼方のアストラ 1
篠原健太
少年ジャンプ+
学園モノから宇宙へ
SKET DANCEの篠原先生がジャンプ+で新連載。 日常から冒険譚へ。でもやっぱり日常感。 本誌連載でも遜色ない出来栄えだが、今後Web連載ならではの描写をしてくれるのか楽しみです。
6投稿日: 2016.08.08
放課後ウィザード倶楽部 1
架神恭介,渡辺義彦
週刊少年チャンピオン
ようこそ”ハイカキン”へ
ゲーム世界へのリアルトリップものだが、ゲームっぽい設定は数えるほどで驚くほどリアル寄り。高い所から落ちたら死ぬ世界感。 まだ序章だが世界の広さ、謎の片鱗は伺える。が、目前の驚異がテンポ良く飽きさせない。現実世界とのリンクもありそうで、スケールは大きそうです。
4投稿日: 2016.08.08
魔王の始め方 THE COMIC 1
笑うヤカン,小宮利公,新堂アラタ
コミックヴァルキリー
オラ、エロワクワクしてきたぞ!
ストーリーラインは巨乳ファンタジー、勃興はドリフターズ、ご都合のようでいてその実リアリスティック。 最初に使役するのがサキュバスであるが、その理由がいちいち理に適っていて好感が持てる。 いろいろフックがあってハマる人はハマるでしょう。 キルタイムもなかなかやる。 アニメ化するくらいならゲーム化して欲しいです。
7投稿日: 2016.08.08
実は私は(17)
増田英二
週刊少年チャンピオン
ラブコメしてぇよ!!
という岡田の叫びとは裏腹に、全力で青春ラブコメった本巻。全力すぎる。 スパイスのひとつとはいえ、岡田のサトリ設定は人外との線引きを曖昧にした感があったが、真のキャラ崩壊を前にしてそんなことは霞の如く消し飛んだ。 これにてひとまず朝陽周りの三バカ身辺整理が完了か。丁寧な仕事です。
4投稿日: 2016.06.29
亜人(8)
桜井画門
good!アフタヌーン
人は死ぬから人なのだ
不死人の闘い方をガッチリ本気で描いてくれる姿勢はさすが。 人はなんだかんだで死という平等さの上に存在してたんだと考えさせられる。そこから外れた生物は何を拠り所とするのか。 佐藤の考え方も、今まで全く主人公然としていなかった永井の考え方も、今なら腑に落ちる。
7投稿日: 2016.06.07
