
ダンジョン飯 1巻
九井諒子
HARTA COMIX
その発想はなかった
ダンジョンを攻略する人のごはんってどうしているんだろうって、昔からぼんやり思ってはいたのですが (子供心に、ドラクエなどをやっていて、不思議に思っていました。昼夜があったりすると特に) それをついに漫画という形にしてくれた人がいる!と思って、感動しました。 ・・・ですが、まさか、魔物を食べるとは。 それはさすがに考えていなかったのですが、言われてみればなるほど。 内容は説明文にある通り、そのままです。 ですが、ライオスの魔物を食べることに対する情熱と、 それ以外のメンバーの引き具合や、やむを得ず食べる中で意外なおいしさとの出会い、 ボケとツッコミ具合など、くすりと笑える要素が随所にあり、 かつ、「まったく実用性のないレシピ」なのに、しっかり調理法から書いてあって、 こういう部分がザ・娯楽漫画という様相を呈していて、非常に面白いです。 彼らは果たして、仲間が消化される前に目的地にたどり着けるのか、 たどり着いた後、どうなっていくのかなど、今後も楽しみです。
19投稿日: 2015.02.03
王国の子(1)
びっけ
ITAN
今後の展開が気になります
前から気になっていましたが、1巻無料になっていたので、読んでみました。 影武者と一口に言っても、色んな思惑、策略があり、影を頼む方も頼まれる方も等しくつらいものがあるのだと、また、純粋に人を信じるだけでは生きていけない、「王族ならではの苦しみ」が描かれていて、なかなか面白かったです。 絵柄も丁寧できれいで個人的に好きです。 今後の展開も気になるし、続きも読みたいです。 蛇足ですが、この作者さん、アマチュアでやられていた頃、ファンでした。 水彩画が特に好きで、カラー絵が大好物でした。 なので、こうやって商業誌で活躍されているのを見れて、うれしかったり。
2投稿日: 2015.01.19
監視官 常守朱 6
三好輝,サイコパス製作委員会,天野明,虚淵玄(ニトロプラス)
ジャンプSQ.WEB
一期分完結
ようやく、アニメ一期分が完結しました。 概ねアニメ通り、一部オリジナルエピソードあり。 ただ、若干駆け足のような感じも…。 アニメでたびたび強調されていた槙島VS狡噛の対比、 お互いがお互いを理解しつつも相容れない、というあの関係性の描写が 薄いような気がします。 もちろん主人公は朱ちゃんなんでしょうけど、 どちらも重要人物であるだけに、ちょっと残念です。 コミカライズとしては、総合的にはよかったと思います。 アニメもぜひ見てほしいです。
0投稿日: 2015.01.07
六花の勇者 5
山形石雄
ダッシュエックス文庫DIGITAL
ようやくここまできました
前巻から、だいぶ待ちました……ようやく! それはさておき。 4巻で黒の徒花の正体のヒント(=ほぼ答え)が明かされたわけですが、今回はそこにさらに踏み込んでいきます。 そのうえで、「七人目は誰なのか」という問いに対して、近づいていきます。 アドレット視点、ハンス視点、フレミー視点、テグネウ視点。これらが中心に進みますが、どうもそれぞれで話が噛み合わない。 それが最後にひとつの答えにまとまるのは、凄いと思います。 これから六花たちはどう戦うのか、ナッシェタニアは本当は何を考えているのか、テグネウは今後さらにどんな罠を仕掛けているのかなど、まだまだ今後が気になる展開でした。
3投稿日: 2014.12.20
サムライファイト!
樋口大輔
コミックバーズ
ま、まさかの!!
自分の青春ど真ん中だった「ホイッスル!」 年齢が主人公たちとほぼ同じころに連載していたというのもあって、そんな彼らが大人になった姿が見れる日が来るなど、思ってもみませんでした。 基本的に、ヒット作品の続編は、ヒット作にあやかるような感じがあって好きではなかったのですが、これに関してはそんな感情吹き飛ぶくらいに嬉しかったです。 それくらい、ホイッスルが大好きなのです。 風祭くんの子供が中心ですが、最後はこれはもはやただのファンサービスかというくらいに出るわ出るわ桜上水のみんな、ナショナルトレセン組、東京選抜組。 樋口先生は、ホイッスルはサッカー漫画ではなく、サッカーを通して子どもたちが成長していく物語だと言っていましたが、本作もまさしくそのとおりで、サッカーの内容というよりも、サッカーを通して深められる絆や友情が描かれています。 ホイッスル好きなら、読んで間違いなし。1冊完結なところも、ファンサービス的な感じで好感があります。 1984年生まれの風祭くんたちは、今年30歳。 成長した彼らをちょっぴり覗ける、楽しい1冊でした。
1投稿日: 2014.12.05
機巧少女は傷つかない 14 Facing "Violet Silver"
海冬レイジ,るろお
MF文庫J
夜会の行方は?
今回は、夜会は進まず、薔薇との戦いがメインです。 また、いつもは戦いの中心には雷真がいますが、今回の中心は……(それは読んでご確認ください!) 自分たちの欲のためにはどんな手段も選ばない薔薇との戦いは相変わらず壮絶で、どうやってこの危機を乗り越えるのだろうと、毎回ハラハラします。 また、思わぬ人物の裏切りもあり。 そして、いよいよマグナスの秘密にも迫り。 裏切りの理由と行方は? 赤羽一門に下った惨劇の、マグナスの、赤羽天全の秘密と目的とは? 夜々は助かるのか? 次も期待して待ってます。 ところで、完全に前巻からの続きです。 前巻を忘れてしまった場合は、軽くおさらいしてから読むのをおすすめします。
1投稿日: 2014.12.03
Another エピソード S
綾辻行人
角川書店単行本
本編とは別物
Anotherのスピンオフという位置づけですが、基本的には全く別の物語ととらえて良いと思います。 住んでいる世界は同じですが、シチュエーションが違えば、ストーリーの内容も全く違います。 これをあえてAnotherのスピンオフとしてもってくるのは、うーん。。?という感じ。 単体で出ていても面白かったと思いますが、綾辻先生お得意の最後のどんでん返しは少し弱いです。
4投稿日: 2014.11.14
北斗の拳 イチゴ味 1巻
武論尊,原哲夫,河田雄志,行徒妹
月刊コミックゼノン
笑って許せる人にはおすすめ
表紙のとおり(?)サウザーが中心です。 サウザーがただの萌えキャラになっています。 カットはほぼ原作本編にでてきたものを模写しているため、同じような表情やポーズが多いですが、それでもよくここまで、新たなギャグマンガとして進化させたなと思います。 DD北斗でもそうでしたが、基本的にはキャラ崩壊を起こしています。 それでも許せるのであれば、読んでみていいと思います。 とりあえず笑えます。
6投稿日: 2014.11.14
うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%(1)
雪広うたこ,紅ノ月歌音,ブロッコリー,倉花千夏,うた☆プリ2製作委員会,森光恵
シルフコミックス
アニメファンも納得のコミカライズ
うたこ先生によるアニメ2期のコミカライズです。 1巻の展開は、ほぼアニメと同じです。 カラー絵も収録されていますし、表紙を見ても分かるとおり、うたこ先生による可愛らしいプリンスたちが見れるので、プリンス好き、うたこ先生好き、アニメ好きな方は読んで損はありません。 表紙の子たちが可愛すぎてこれだけでもおなかいっぱい…!
2投稿日: 2014.10.24
七つの大罪(10)
鈴木央
週刊少年マガジン
キングとディアンヌの過去
この巻の個人的な一番の見どころは、やはりキングとディアンヌの過去についてかと思います。 二人がどのように出会ったのか、どんなことがあったのか… 読むと、キングが何故、ディアンヌを大切に思っているのかが分かります。 涙なしには読めません!><
3投稿日: 2014.09.17
