実験のために監禁されたハルピュイアのグウェン ハルピュイアの特殊なルール。盗んだもの、報酬で受けたものしか口にできない彼女。ぶっとんだ彼女の行動に笑いつつ、彼の中の”疑念”の魔物の声を聞き分け、振り回されない彼女の強さに引かれる彼です。 疑念に渦巻いてドロドロした展開を予想していたが、疑念でズタズタの展開ではなく、お互いの理解を深めて行く過程と、互いを傷つけず守りたいと思いやる気持ちが素敵だった。

内なる魔物は、自傷行為を求める”苦痛”。SM系の関係を持った今までの女は、人を傷つけることに目覚めたことから、彼女もおなじようになってしまったらと、関係の進展をおもい留まろうとする彼。 ダニカはハンターのスパイとして潜入したが彼女にはある力があった。 ダニカの、絵に隠された秘密とは…？ M系の彼で、いつも血だらけでス。毎度、凄惨ですが、そんな彼らのかいがいしい優しい一面に毎度メロメロ。

無秩序の女神アニヤ。 瞬間移動を使いこなし、戦う二人。南極で氷り、南の海辺で、血を流す。 互角の戦いをする二人の火花は、至福と苦悶、激しく熱い。 ルシアンの話は、アローンは、今もダニカを殺せという命令に苦悩し我を忘れ砦の地下に幽閉しておくしかない状態など、話のつながりが複雑なので、一巻から読むことをおすすめ。

悪魔を封じた箱の番人パンドラを殺したために、神々は、解き放たれた悪魔を彼ら自信を檻とし、呪いをかけた。 悪魔を体に封じ込められた男達が、内に棲む悪魔と葛藤しながら、愛を見つけるまでの熱いロマンスのシリーズ。 ぶっとんだ世界観に驚かされるが、ロマンスの基本はきっちり押さえている所は大好き。 アシュリンはその土地での過去の声が全て聞こえると言う特殊能力を持つ娘。ただ一人マドクスの側にいる時だけは静寂が保たれる。 しかし、マドクスは毎夜死ななければならない定めがあった… 破壊の衝動で凄まじい世界を見せてくれるわりには、とても世話焼きで、心配性で、豆な男で、ニマッと笑

アリスンの漫画だからハマった人も多いのではないだろうか。そして、全部のシリーズをアリスンが書いて欲しかったと今も思っている人もいるだろう。そのくらいカッコいい。 原作もおもしろいので読んでみて。

狐・紅尾の嫁入りを見てしまった小春は、身代わり花嫁をすることに。 小春のふりをして高校生活を楽しむ紅尾の我が儘に困りつつも、青月に協力する素直な小春。 しかし、青月霊力の少ない花婿の妖狐・青月は、霊力の強い花嫁・紅尾に狢（狸）から社を守ってもらう必要があったが、たとえ姿が紅尾でも中身が人間の身代わりの小春では… 話は、王道でありがちだが、ねぎししょうこ様の絵と、苦悩する青月の朴念仁ぶりが、私的には壺にハマってしまった作品。

誰もが夢見る異国の国の王子様とのデート。 なのに、彼の国内財政は破産寸前。 国のために、花嫁は持参金つきの富豪でなければ… ツインテイルとデートの時のヒロインのギャップに驚き。 そして、漫画でもエルビスの変装をしたのか…

誰もが夢見る異国の国の王子様とのデート。 なのに、彼の国内財政は破産寸前。 そんな世知辛さや、妙にズレたデビーのユーモアが気に入っている。 鈍いプリンスにヤキモキしながらのロマンテックな背中痒いお話。

子育てに忙しい産婦人科医のパトリック。 子供のイタズラで再会することのできたヘイリーとパトリックは、クリスマスからの二週間、妊婦を相手に奮闘しながら、恋を育てようとするが… 『再会は雪の舞う中で』のダニエルの双子のスピンオフ 家政婦として来たヘイリーですが、助産師。水中出産、妊娠中毒症の境界高血圧など、妊婦関連の医療話が充実しております。 息子のアルフィーがとってもいい子。 子供の言葉にうるっときてしまった。

ダニエルとパトリックの兄弟の連作 兄パトリックのお話は『クリスマス狂想曲』 不幸な子供時代のトラウマで結婚に逃げ腰なダニエルは、クリスマスで兄夫婦の破局を目にし、プロポーズをした５分後に婚約を解消というトホホな過去を持つ彼が、兄の子供達を預かったことで成長するお話。 子供が泣くと、もれなくもらい泣きしてしまう自分としては、息子アルフィーの言葉はぐっときた