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hamarikkoさんのレビュー
いいね!された数29
  • うちの執事が言うことには

    うちの執事が言うことには

    高里椎奈

    角川文庫

    続きが読みたくなりました。

    18歳の若き当主と22歳の執事。未熟な2人が成長していく過程がベースになっている。当主の花頴は、大好きな老執事の鳳に褒められると、とっても可愛く喜びます。新しい執事の衣更月に、早く当主として認められるよう頑張っています。屋敷の使用人の事も好きだし大切にしている。お土産にいただいた入手困難なケーキも、屋敷のみんなで食べたら美味しいだろう。喜ぶだろうなぁと思い、独り占めするなんて考えない素直で、心優しい男の子だと思う。対する執事の衣更月も成長途中。執事としての仕事を完璧にこなすことに重きをおいていて、時として、優しさに欠ける態度をとったり、執事にあるまじき暴言をはいたりする。こんな2人が、上流階級の世界の中で起こる問題に直面して、解決していく中で、少しずつ歩み寄り、互いを理解し、成長していくストーリー。収録されている3篇のお話は、物凄くドラマチックという内容ではないけれど、展開が気になって、途中で止められない。最後まで一気読みしたくなります。2人の成長を温かく見守ってあげたくなりました。

    7
    投稿日: 2014.11.29
  • 和菓子のアン

    和菓子のアン

    坂木司

    光文社文庫

    和菓子が食べたくなります。

    18歳のポッチャリちゃんのアンちゃん、とっても愛嬌が良く、明るい女の子。アンちゃんが、デパ地下の和菓子屋さんでスタートした、お仕事初めて物語です。嫌な人が出てこないから、読んでいて楽しいです。和菓子の奥深さや、名前のいわれ、古典との繋がりなど、知らなかったこともたくさんあって、興味深かった。本に出てくる和菓子は、どれも豊かな描写で、とっても美味しそう、思わず買いに行きたくなりました。デパ地下が舞台なので、デパートのお家事情も垣間見えて、面白かったです。アンちゃんは、性格が良く、探究心旺盛、美味しいもの大好きな食いしん坊。だから、和菓子を、とっても美味しそうに紹介してくれるので、お客さんも思わず買ってしまう。お客さんの和菓子への疑問も、フ~ンって聞き流さず、旺盛な探究心で解明しようとする。とっても可愛い店員さんですよ!

    0
    投稿日: 2014.11.15
  • 星間商事株式会社社史編纂室

    星間商事株式会社社史編纂室

    三浦しをん

    ちくま文庫

    面白かったけど...

    社史編纂室と言うある意味閑職に置かれた面々が、会社の繁栄の闇の秘密に気づき追求していく、と言うお話なので、「悪を倒す」のかと思ったら、緩〜い追求の仕方で、結末も緩い。悪は倒れない。会社の体制に変化もない。で、ちょっとがっかり。主人公のコミケのオタクが書く、男の同性愛の話や、社編の課長が書く時代設定無視の時代小説もどきなどが、盛り込まれている。ちょっとエッチな表現や、描写もあり、そこは好きではありません。だから、星3つにしました。

    0
    投稿日: 2014.11.11
  • 有頂天家族

    有頂天家族

    森見登美彦

    幻冬舎文庫

    面白くない( ̄0 ̄)

    アニメでも好評で、レビューや、売れてるカウントで上位なので、期待して購入しました。 頑張って読んでいますが、なかなか読み進めません。 話が同じようなところを、グルグル回っている感じで、遅々として、進んだ感じがしない。読んでいても、ワクワク感もなければ、次の展開への期待感も、湧いて来ない。我慢出来なくて、途中飛ばしで、ラストを読んだが、盛り上がりに欠けて、やっぱり期待外れ。 ごめんなさい。この本の面白さが、私には、理解できませんでした。

    0
    投稿日: 2014.09.28
  • 空飛ぶ広報室

    空飛ぶ広報室

    有川浩

    幻冬舎文庫

    泣いてばっかり

    ドラマで毎週感動の涙を流して、原作本を購入。物語の展開や、設定が、多少ドラマとは違っているが、やっぱり感動の涙。何回読んでも、泣いちゃいます。 ドラマは、毎回盛り上げが必要なので、ドラマチックな展開ですが、原作本は、ちょっと抑えた感じがします。 でも、本を読んでいると、どうしてもドラマのキャストの顔が出てきます。これってよくないのかなぁ~ 有川さんの本って、映像化されるものが多いので、他の本でもそうだけど、どうしても、いろんなキャストの顔が浮かびます。 主人公の職業職種が抱える問題の大きさ、厚くてなかなか崩せない世間の壁。そんな問題を据えながらも、やっぱり、ラブドラマのところが好きです。

    2
    投稿日: 2014.07.27
  • 海の底

    海の底

    有川浩

    角川文庫

    適材適所

    警察、消防、機動隊、そして自衛隊。この本を読んで思ったのは、適材適所が有ると言うこと。くだらない権力争いや、頑なな拒否反応や嫌悪感。いざという時、この判断の間違いや、決断の遅さが、尊い命を脅かす事を、思いました。事実、阪神大震災や、東北大地震の時に、私達は、歯痒く、思い知ったのです。それぞれに、専門の分野が有ること、そこを上手く配置すれば、早期の解決、被害の拡大を防げること。考えました。

    0
    投稿日: 2014.07.26
  • スープジャー 野菜たっぷり 3分レシピ

    スープジャー 野菜たっぷり 3分レシピ

    ももせいづみ,竹内冨貴子

    角川SSC

    試してみました。

    今、流行りのスープジャー、温かい汁物を持ち運ぶしか思いつかなかったけど、朝、具材を入れたら、お昼にはスープや、麺類、炊き込み御飯まで出来ているなんてビックリ! 載ってるレシピも、みんな簡単なので、本を読んでから、スープジャーを買いました。あれ、順序逆? でも、楽しいですよ!!

    3
    投稿日: 2014.07.26
  • 毎日食べたいむすびすし 誰かに教えたくなる、とっておきの“お酢ごはん”

    毎日食べたいむすびすし 誰かに教えたくなる、とっておきの“お酢ごはん”

    株式会社ミツカン

    幻冬舎単行本

    美味しい、可愛い

    ページをめくるだけで、美味しくて、可愛いおにぎりが、いろいろ登場。 季節やシーンごとにいろいろ掲載。 しかも、どれも、簡単ですぐ出来る。 酢飯で作る本だけど、いつものご飯でも、OK。美味しいですよ! 読んでるだけでも、お腹が空いてきます。 1ページずつ、制覇していくのも、楽しいかも!!

    0
    投稿日: 2014.07.19