hamarikkoさんのレビュー
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30
このユーザーのレビュー
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うちの執事が言うことには
高里椎奈 / 角川文庫
続きが読みたくなりました。
7
18歳の若き当主と22歳の執事。未熟な2人が成長していく過程がベースになっている。当主の花頴は、大好きな老執事の鳳に褒められると、とっても可愛く喜びます。新しい執事の衣更月に、早く当主として認められる…よう頑張っています。屋敷の使用人の事も好きだし大切にしている。お土産にいただいた入手困難なケーキも、屋敷のみんなで食べたら美味しいだろう。喜ぶだろうなぁと思い、独り占めするなんて考えない素直で、心優しい男の子だと思う。対する執事の衣更月も成長途中。執事としての仕事を完璧にこなすことに重きをおいていて、時として、優しさに欠ける態度をとったり、執事にあるまじき暴言をはいたりする。こんな2人が、上流階級の世界の中で起こる問題に直面して、解決していく中で、少しずつ歩み寄り、互いを理解し、成長していくストーリー。収録されている3篇のお話は、物凄くドラマチックという内容ではないけれど、展開が気になって、途中で止められない。最後まで一気読みしたくなります。2人の成長を温かく見守ってあげたくなりました。 続きを読む
投稿日:2014.11.29
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スープジャー 野菜たっぷり 3分レシピ
ももせいづみ, 竹内冨貴子 / 角川SSC
試してみました。
3
今、流行りのスープジャー、温かい汁物を持ち運ぶしか思いつかなかったけど、朝、具材を入れたら、お昼にはスープや、麺類、炊き込み御飯まで出来ているなんてビックリ!
載ってるレシピも、みんな簡単なので、本を…読んでから、スープジャーを買いました。あれ、順序逆?
でも、楽しいですよ!! 続きを読む投稿日:2014.07.26
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給食のおにいさん 受験
遠藤彩見 / 幻冬舎文庫
読んでてくたびれました~!
3
超お嬢様学校のホテル給食のお話です。重要な顧客であるホテル給食を成功させる為に奔走、努力するホテルの調理スタッフと、子供達の食育を育む栄養教諭対、わがまま、理解難解の超お嬢様との戦い。如何にお嬢様達に…、給食を楽しく、残さず食べてもらうかに、大人たちが奮闘努力しています。でも、私には、ちょっと理解できません。食べ物(食事)は、作物を育て、調理した人に感謝し、残さず食べると、教えられて育った人間には、理解できません。ましてや、行儀作法や、マナー、奉仕など心の授業をしている先生たち、特に生徒や教師、校長にも絶大なる力を持つシスターが、子供達に食べ物の大切さを教えず、食べ残しを許していることが理解できません。お嬢様たちに、大人がみんな振り回されているのが、嫌です。最後まで読んでも、結果が出ないので、物足りない。読んでて疲れました。ごめんなさい。 続きを読む
投稿日:2015.09.05
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うちの執事が言うことには 8
高里椎奈 / 角川文庫
頼長君カワイイ~!
3
斎姫頼長君。若干5歳にして、我が身の失態を、「若気の至り」と反省し、5歳でも、気持ちは大人の騎士の男の子。花穎の事が大好きなのです。彼の短編が収録されています。壱葉とともに烏丸家で迷子になったお話です…。自分も怖くてたまらないのに壱葉を護る為、奮闘している姿は、可愛くて、いじらしくて、思わずポッケに入れてお持ち帰りしたくなりました。皆さんも、頼長君に会いに来てください。 続きを読む
投稿日:2016.08.02
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空飛ぶ広報室
有川浩 / 幻冬舎文庫
泣いてばっかり
2
ドラマで毎週感動の涙を流して、原作本を購入。物語の展開や、設定が、多少ドラマとは違っているが、やっぱり感動の涙。何回読んでも、泣いちゃいます。
ドラマは、毎回盛り上げが必要なので、ドラマチックな展開で…すが、原作本は、ちょっと抑えた感じがします。
でも、本を読んでいると、どうしてもドラマのキャストの顔が出てきます。これってよくないのかなぁ~ 有川さんの本って、映像化されるものが多いので、他の本でもそうだけど、どうしても、いろんなキャストの顔が浮かびます。
主人公の職業職種が抱える問題の大きさ、厚くてなかなか崩せない世間の壁。そんな問題を据えながらも、やっぱり、ラブドラマのところが好きです。 続きを読む投稿日:2014.07.27
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うちの執事が言うことには 3
高里椎奈 / 角川文庫
成長著しい!!
2
3巻まで読み終えて、ようやく最後のところで初めて物語が1巻から3巻まで繋がっていた事が判って、納得。当主の花頴や執事の衣更月、烏丸家を守る使用人達に降りかかったいろんなトラブルも、みんなお見通しで、前…当主の花頴のパパと家令の鳳の手の中で、見守られていたとは、いやはや、お見事!物語が進む毎に、若輩、未熟だった花頴が、だんだん当主らしくしっかりして、頼もしくなる。執事の衣更月も、完璧な仕事だけではない、執事の本当の使命がようやく解ってきて、発展途上コンビが、だんだん歯車が噛み合い、頼もしく成長していく過程が、面白かった。それにしても、花頴のパパと鳳には脱帽。「敵を欺くには、味方から」を実践していたなんて。何も知らされず、不安なまま、懸命に立派な当主になろうと努力していた花頴が、ちょっぴりいじらしく、同情しちゃいました。花頴パパと鳳の狸!! 4巻の発売が待ち遠しい! 続きを読む
投稿日:2015.01.03