
グラゼニ~東京ドーム編~(6)
森高夕次,アダチケイジ
モーニング
復帰!
ケガからの復帰の過程が描かれています。 日本では車が売れない時代っていわれているのに、高給取りのステータスは車なんですかね。 カネが余るほど稼げると、いいところに住んで、いい車買って、子どもを私立学校に行かせてっていうことくらいにしか 使うところがないということなんでしょうかね。なんか、淋しい価値観です。 リリーフ投手が先発で起用され、じっくり復帰させるという破格の対応で迎える新シーズンどうなっていくのでしょうか?
0投稿日: 2016.08.27
グラゼニ~東京ドーム編~(5)
森高夕次,アダチケイジ
モーニング
現実
ケガをした後の契約の現実。一年遅れでやってくる税金対策。 そして、自分と入れ替わりに活躍した選手の大幅年俸アップ──。 そして、ギプスが取れ、待望の第一子誕生! この巻は、途中で高校時代の回想が出てきますが、これは、野球好きじゃないと分からないかな。 私は野球がよく分からないので、先発がどれくらい投げ、リリーフがどれくらい投げるのが妥当かなんてさっぱり分からないので・・・。 高校時代の回想が長い割に面白くなかった印象です。
0投稿日: 2016.08.27
グラゼニ~東京ドーム編~(4)
森高夕次,アダチケイジ
モーニング
どうなる!
結婚し、子どもを授かった凡田──。優勝争いに絡み、凡打を使いまくる監督──。その先に待っていたのは、ケガだった。 ケガをするとスポーツ選手は本当に大変だと思う。来季の年棒、そもそも契約されるのかといった不安。 使いすぎた監督に、恨み節をぶつけたくなるようなこともあるのだろうか? また、光が当たらなくなった選手の行き先──。 華やかな世界の一方、去る者、しがみつく者、悲喜こもごもが毎巻感じられます。よくこのネタで、巧く話を作るなぁと感心。 野球が分からなくても、何とか読めますし、想像もできます。
0投稿日: 2016.08.27
富士山さんは思春期 8
オジロマコト
漫画アクション
付き合うってって何したらいいんだっけ?
恋愛まではいかないけれど、「好き」とか「付き合う」とか意識する中学生の頃──。 どうにも照れくさくて、「好き」とも言えなかったり、好き同士でもかくしてこそこそ合っていたり──。 そして、そんな物語が修学旅行を機会に終了です。そういえば、修学旅行って告白するいい機会だったような気が・・・。 そんな思春期の甘酸っぱい物語の中で、告白された高木という男の子が言った「付き合うってって何したらいいんだっけ?」には、共感──。 実は大人になって結婚して、子どもを持った今も、未だになんなのか、よく分かってません・・・。
0投稿日: 2016.08.27
左ハンドル国産車が日本を救う
小森正智,小森正隆
プレジデント社
左7割、右3割
上記の比率は、左ハンドル車と右ハンドル車の世界での比率という。 そして、日本では、輸入車が左ハンドルで輸入でき、そのまま走行しても法律違反でないならば、 日本車も左ハンドルを選択できるようにしようというのが著者たちの提言である。 それでなんのメリットがあるか? ・世界の国々に中古車を輸出することができるため、下取り価格が高くなり、買い替えがしやすなる ・日本国内での買い替えが進むことにより、日本の自動車工場とその周辺産業の稼働率を上げることができる ・世界の国々では、自動車の使用年数が長いため、整備用部品が必要となり、部品産業が潤う といったことがメリットに挙げられている。 確かに中古市場という概念はあまりなく、この提言は新しく感じる。 また、左ハンドル左通行は、安全性には全く問題がないどころか、左折時に歩行者や自転車の確認が 行い易いメリットがあり、右ハンドルよりむしろ安全だという。 非常に面白い提言だ。著者の言うようにうまく中古車市場が機能するかどうかは別にして、 左ハンドルを運転した身からすれば、何ら安全性に問題がないという著書の主張は頷ける。 私が左ハンドルに乗っていた時には、ETCがなかったため、高速道路での料金受け渡しに 苦労したものだが、現在は、ETCの普及もあって、パーキングチケットを取るときに不便な くらいじゃなかろうか。 私も、左ハンドル車開放は賛成だ。日本車の右ハンドルは、ウインカーレバーやワイパーレバーが 国際標準に準拠しておらず、左ハンドルでは、タイヤハウスをフットレストにできるのだが、右ハン ドルではわざわざ設置する必要がある。安い軽自動車や小型車の安いグレードでは、フットレスト は、オプションだったりする。こんな非合理的なものであるならば、いっそ、国産左ハンドル車があり っていうのは、新しい考え方だ。 ただ、左ハンドル左通行の国は、ないのが実情ではないだろうか。左ハンドル右通行より、左ハンドル 左通行が合理的と著者は言うが、このあたりは、科学的に証明されていない。いろいろな点で、客観的 ではなく、主観的な部分が見受けられるが、面白い考え方だと思った。 ただ、国産左ハンドルを購入するかといえば・・・・多分買わない。 輸入車の左ハンドル(これも珍しくなってきている)だったら、買います。 なぜなら、国産左ハンドルが標準でない限り、輸入車気取りで、貧乏臭く感じてしまうからです。 自動車は、時計やブランドバッグと同じく「見栄」という要素が非常に重要な製品の一つだと思います。 著者の提言は、この辺が考慮されていないかなぁと思います。 でも、考え方は賛成で、いっそ法制化すれば、国産車左ハンドルも、貧乏臭さを感じないんですけどねぇ。
1投稿日: 2016.08.19
新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論2
小林よしのり
幻冬舎単行本
共感できるなら・・・
9.11で、民間航空機がWTCのビルに衝突させられたところから話しが始まります。 おそらくその頃に書かれたものなのでしょう。 テロが起きたのは、アメリカの責任で、イスラム教徒がアイデンティティーを守るためのテロリズムを起こすのは当然という論調から始まります。 はたしてそうなのでしょうか? 中東とアフリカの地図の国境を、見たことがありますか? (アメリカが、イスラエルを支援しているのは否定しませんが)民族や宗教を無視し、あの直線(国境)を引いたのは、アメリカでしょうか? なぜ、中東の民族ではなく「イスラム教徒」がアイデンティティーを守るのでしょうか? 民族のアイデンティティーを守るのなら分かるのですが、「イスラム教」のアイデンティティーなんてあるのでしょうか? イスラム教にも宗派があって、宗派がアイデンティティーなのに、「イスラム教」という単一の宗教がアイデンティティーを 守る戦いをしているように描いている時点で、中東のことは何も分かっていないのではないでしょうか? 日本のアイデンティティーを取り戻すとかいっていますが、日本は「日本人」ということがすでにアイデンティティーです。 同じ民族で、植民地支配を受けたこともなく、どこの国の干渉も受けていないということが既にアイデンティティーです。 そのアイデンティティーを確認するために、過去の戦争を美化して振り返る必要はありません。 過去の戦争は、日本人のアイデンティティーを守る戦いだったはずです。その事実を語ればいいのであって、 その戦争を、美化する必要はありません。 翻って現代は、他国からの脅威に対して、我々はどう対処していくか、先の大戦での出来事として誤って広がった慰安婦や南京大虐殺を 実際はそれらのようなことはなかったのだと、どのように世界に広げていくかというような前向きな話しをすべきと思います。 「サヨク」(説明がないのでなんだかよく分かりません)「右翼」「左翼」「極左」とか、新聞社(朝日、毎日、産経、読売)の社説とか どうでもいいんです。だいたい、新聞社の社説ってそんなにありがたいものなのでしょうか? 常識知らずで申し訳ないですが、社説読んでる人って、マスコミ関係者だけなんじゃないでしょうか。 社説が世の中を動かしたなんてことがあったのでしょうか。 もしあなたが、テロや国防に興味があるのなら、もっと幅広く読書する必要があると思います。 第1話で、上記のような疑問が沢山湧いてしまったため、先に進めませんでした。 結局マンガは、誇張して描かなければ面白くないからか、感情論だけになってしまっているのが残念でした。 こういう感情に共感できるなら、あるいは、あくまでマンガとして(フィクションとして)楽しむのなら、面白いかもしれません。
0投稿日: 2016.08.17
本屋さんで待ちあわせ
三浦しをん
大和書房
ゆっくり読もう
基本的には、三浦しをんさんが書いた書評集ということになっています。 秀逸なのは、第1章。第1章は、エッセイのほうに重点があって、 「こんな感じ方って面白い!」 「本好きな人でも読みにくい本って、やっぱりあるんだ(安心)」 「積ん読もあるんだ」 っていう発見と面白さがあります。 第2章と第3章は、読売新聞での書評集。これは、意外にきつい。 書評自体の分量は多くないので、スイスイ読めます。 だけど、書評は当然ながらその「本」の紹介が主となるので、「三浦しをんの考え」というものがあまり前面に出てこないんです。 そうすると、何か新しい発見だとかその人独特の視点とかがあまり感じられないので、消化不良な感じになってしまします。 第4章は、『東海道四谷怪談』についてのエッセイ。歌舞伎や文楽、能といった芸能を見たことがない私には、読む前から拒否感が・・・。 第5章も、書評です。「はじめに」によると、2,3章が読売新聞の書評委員をしていたのもので、5章は主に雑誌から集めたものだと 思います。 ・・・で、この本は一気に読んではいけません。第4章以外は、どこから読んでも構わないので、少しずつ読めば、楽しめると思います。 もしくは、興味のある本の書評だけ読むとか・・・。未読の本の書評を一気読みすることが、意外に苦痛なことを知りました。 さて、しをんさんは、ピンとこなかった本に対する、批判的な書評はしないそうです。それが好きな人に対して、否定する権利はないだからとか・・・。 これは、深い。そんなことを考えたこともなかったから、私のレビューには、★1つとか否定しまくりとか結構あって、ちょっと胸が痛みました。
1投稿日: 2016.08.17
命の足あと~遺品整理業社ヒューマンズ~ 2巻
みきさえ
嫁と姑デラックス
少しマシになった
第1巻では、ストーリーというストーリーもなく、本当にひどいマンガだったが、多少マシになった。 少しだけ、亡くなった方が残そうとしたものを描こうとしている(全く物足りないが)。 2巻からは新しいキャラクターも出てくるのだが、あり得ない設定で、全く現実味がなくて辟易する。 まだ読んでいる途中だが、次を見たい(読みたい)!と感じさせない希有なマンガ。
0投稿日: 2016.08.17
命の足あと~遺品整理業社ヒューマンズ~ 1巻
みきさえ
嫁と姑デラックス
足あとが全く残っていない・・・
勝手な想像で、亡くなった方の遺品整理をとおして、(ホロリとくる)人生が語られたり、 遺品の意味を探っていたら、(ホロリとする)人生が垣間見られるとか、孤独死は決して孤独じゃないよ ・・・という展開がある話なのだと想像して全巻買ったんです。 だけど、書かれていることは、孤独死した遺体は、腐ると液化して床の下まで人型が残るといった話だけ。 作者にとって、孤独死すると死臭がきついとか、蛆がものすごくわくとか、腐ったら液化するとかだけが 衝撃的だったんだろうか・・・と思えるほど、その3つしか書かれていません。 少しホロリとしたい気分だったので、全く期待はずれ。 時間の無駄と思いつつも、盆休みで暇なため、第2巻も読んでいますが、ほぼ内容が同じでびっくりです。 伝わったことは、「死んだら液化する」です。 でも、死体の液化の話は、「大家さん引退します。主婦がアパート3棟+家2戸、12年目の決断!」 に書かれていたので、あんまり新鮮味がないです。星1つでも、付け過ぎです。
0投稿日: 2016.08.16
「絶対離婚!」と決めたら読む本
岡野あつこ
impress QuickBooks
決めた後も女性向けです
「離婚を考え始めたら読む本」から少し進んで、離婚を決めた人をターゲットに書いている本。 なので、夫婦関係の修復を考えましょうといったことよりも、いかに有利に物事を進めるかを 女性側に立って説明している。 ・生活費をどうするか ・子どもをどうするか(養育費や親権、改姓など) ・弁護士に頼むべきか ・財産分与をどうするか といった事がアドバイスされています。 役に立つ人は役に立つでしょうし、そうでない人もいるでしょう。 この本を読んで離婚を有利に進めるっていうのは、初めて離婚する人には無理なんじゃないかな。 やっぱり経験がないと、法律関係や残3分与のことは分からないでしょうし。 結局こういう本は、自分の職業の客寄せ用なんだよなぁって、斜に構えて読んでしまいました。 私は男性なので、いかに妻から財産を隠すのかが重要なんだと感じました(笑)。 早く、妻に渡しているキャッシュカードを取り返せねば!
0投稿日: 2016.08.16
