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shigehachimanさんのレビュー
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  • 韓国併合への道 完全版

    韓国併合への道 完全版

    呉善花

    文春新書

    半島国家の近代史

    西には中国、北にはロシアと接する半島国は、中国の中華思想にどっぷりとつからざるを得なかったことが想像できる。 一方、日本が聖徳太子の時代に、中華主義など無縁の独立国家だと中国に言い渡せたのは、海を隔てていたからなのかと想像する。 しかし、日本での黒船来航以降からの展開は、明らかに日本が西洋に比する「国家」として認められるよう邁進したのに対し、朝鮮は民度が低すぎて開国さえもままならなかった。 ここに国家としての歴史の違いがうかがえる。その後は、推して知るべしだ。 グローバルスタンダードな民主国家を戦後20年ほどで作り上げた日本と、言論の自由さえ理解できずに感情的に国家を維持する朝鮮(南北両方ともだ)。 民度が低い故に、国家や政権を維持させる手段として、反日を煽り、ナショナリズムを高揚させる韓国。そうしないと民族の誇りを維持できない情けない国。 人の下に人を作り、それを蔑むことによってしか誇りを持てない民族。自己反省もできず、責任を他人に押しつけ、金をゆするたかり国家(南北とも)。 なぜそうなったのかは、この本を読めば理解できる。そして、この国は放っておくしかないなとの思いを深く感じさせる。 他の嫌韓本と違い、反感を煽るような分かりやすい論点だけを述べるような書き方はしておらず、朝鮮の歴史を延々と語るので、歴史に興味のない方は、途中で飽きてしまうかもしれません。

    1
    投稿日: 2015.04.01
  • イスラム国の野望

    イスラム国の野望

    高橋和夫

    幻冬舎新書

    中東を難しくしたのは誰か?

    おそらく、この本の原稿ができあがった時には、日本人が誘拐され、殺されるという事件もおきていなかったのではなかろうか。 ゆえに、あとがきにも「中東に関する本の出版は、めまぐるしい情勢の展開に追い抜かれてしまう危険と隣り合わせです」と書かれているような状況が生まれてしまう。 中東の歴史を知るほど、現在の状況を生み出している元凶は英仏露にあるという気分させられる。戦後は、東西のパワーバランスのために、米露に翻弄されてきたとも感じる。 これらの欧米露へのいわれなき反発がイスラム国を生み、人々を戦闘に駆り立てているのかもしれない。 けれども、結局「野望」は分からない。現在と未来を語ることは、推論でしかないし、人文科学も社会科学も結局、人間が行ってきた歴史にしかその答えを見いだすことができないからだ。 中東の過激派の「野望」が何かという答えが出るには、もう少し時間が必要だろう。 我々が気をつけねばならないのは、、中東でおきる戦争やイスラム過激派のテロは、宗教戦争ではないし、イスラム教徒=過激派というステレオタイプ的なレッテルを中東に貼ってしまうことである。 中東に生きる人々も我々と同じ人間であり、おそらく平和に幸せに暮らしたいと願っているはずである。

    3
    投稿日: 2015.03.22
  • ひとりぼっちを笑うな

    ひとりぼっちを笑うな

    蛭子能収

    角川oneテーマ21

    自由に生きよう

    2014年にNHKラジオで行っていたビブリオバトルで、アンガールズの田中が勧めていて、興味があったので購入しました。 冒頭では、漫画家というひとりでもできる職業の引きこもりジジィが、人付き合いに意味ある?なんていう調子で進んでいきます。 そのため、「なんでこんな本買ってしまったんだろう?読むの止めようかな?」なんて思っていたのですが、それを超えると、調子が変わってきます。 おそらくテーマは、「自由に生きよう」ということ。誰かが決めた枠組みを取っ払って、肩の荷を下ろして、自分の思うことを思うようにやってみようよということだと思いました。 「何々しないといけない」「友達は多い方がいい」「勝ち組に入らなければならない」といった自分を縛る生き方は止めようということ。 「したいことをやる」「友達が多くなくても、気楽に話せる人がいればいい」「自分が幸せを感じられればいい」という生き方で十分ではないかということ。 同感を感じつつ、なかなかできないことでもあります。 ただ、この手の個人の人生論やいろいろな自己啓発本は、あくまでその個人の考え方であって、まねしようと思って読んではいけないということ。 自分は著者ではないので、著者にはなれないですし、すでに実践されている生き方をまねするのは疲れるだけで目新しさもないですから。

    5
    投稿日: 2015.03.18
  • 黒字化せよ! 出向社長最後の勝負

    黒字化せよ! 出向社長最後の勝負

    猿谷雅治,五十嵐英憲

    ダイヤモンド社

    ポジティブにいこう

    会社に入り、与えられた仕事をこなしていく。 いつしか仕事はルーチンワークとなり、給料のために働くようになっていませんか? 何で自分がこの仕事やらないといけないの?なんて思うようになっていませんか? オレがやる、明るくする、協力するをスローガンに万年赤字会社を1年で黒字化した手法をストーリーに仕立ててあります。 これらは、日本のどの会社でも行えると思います。けれど、最近の会社も政治も株主重視ばかりを強調し、利益確保の保身に走っているように見えます。 アメリカの経営学や会計学の最新理論を取り入れお茶を濁しているようにも思います。けれど、日本には日本のやり方、理論があるはずです。 アメリカの学者の理論を援用、実践し成功するストーリですが、この成功は、日本企業だからこそできることのような気がします。 日本の経営学者は、日本企業の経営についてもっと研究すべきです。 そして、何より、オレがやる精神は、自分の仕事を面白くしてくれるでしょう。

    0
    投稿日: 2015.03.07
  • グラゼニ(17)

    グラゼニ(17)

    森高夕次,アダチケイジ

    モーニング

    華やかな世界に蠢くビジネス

    プロでやっていくことの厳しさを感じます。 野球はほとんど知らないのですが、プロであり続けることの厳しさ、 プロ選手の周辺に蠢くカネを巧く書いています。 こんなに厳しい世界では、自分はやっていけないでしょう。 サラリーマンでよかったと思ってしまいます。

    1
    投稿日: 2015.03.01
  • 深夜食堂(1)

    深夜食堂(1)

    安倍夜郎

    ビッグオリジナル

    あっさり味です

    ドラマから入りました。原作もドラマもは1話完結ですが、原作の方がドラマより短く、あっさりしています。 ドラマの方も時間が短いため、あっさりしているのですが、原作はもっとあっさりしてます。もう少し1話のページが欲しいかな。 小林薫のマスターの方が原作よりいい味出してる気がします。ドラマは取り上げた料理の仕方を放送したり、楽しいです。 あれ?ドラマのオススメ文になってる!

    0
    投稿日: 2015.03.01
  • 月魚

    月魚

    三浦しをん

    角川文庫

    文学ですね

    これを書いている現在の時点で、著者の作品を読んだのは、「舟を編む」「神去なあなあ日常」「神去なあなあ夜話」の3冊だけです。 そのため、私が思う著者のイメージは、ある業界に対する矜持を分かりやすく、面白おかしく紡ぎ出す人だったのですが、これは少 し違いました。 教科書に出てきそうな「文学」のような作品で、はっきりしない終わり方をする(考えさせられる?)小説だったので、意外でした。 最初は、ホモの物語か?と思ったのですが、そういうわけではなく、古書業界に身を置く2人の若者のあるわだかまりについて、 描いています。本は好きに読んだらいいのだろうけど、答えがなくてもどかしいです。決して読みにくいわけではなく、むしろ 重めのテーマを一気に読ませてしまう筆力は凄いと思います。 軽めの小説が好きなので、星三つにしました。読み応えはあると思いますので、重めのものが好きな方には、いいと思います。

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    投稿日: 2015.03.01
  • 限界集落株式会社

    限界集落株式会社

    黒野伸一

    小学館

    上手く事が運び過ぎ

    何もかも上手く事が運びすぎですが、素直に楽しめる本です。 何もかもがハッピーエンド。個々人の感情描写が詳細に描かれることはなく、農業で過疎化した村をどう救えるのかというテーマに重きが置かれていると思いました。 現在放映されているドラマよりは、成功していく様が自然に描かれています。ドラマは、小説と設定自体も異なり、五回に納める必要があるためか、小説よりも早く成功し、ドラマだけの問題もおきます。 けれども、個人の設定に無理がない分、ドラマよりこちらがオススメします(とはいえドラマをきっかけに読んだのですが)。

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    投稿日: 2015.02.25
  • 鈴木ちなみファースト写真集『ちなみに…。』

    鈴木ちなみ, 唐木貴央

    鈴木ちなみファースト写真集『ちなみに…。』

    鈴木ちなみ,唐木貴央

    集英社

    この笑顔で頑張れます

    週プレの写真集を見て以来、すっかりファンになってしまいました。 どのページも彼女の魅力を良く引き出していると思います。 特に笑顔が良く撮れていて、出勤前にも閲覧し、元気をもらってます!電車の中で、女の子の写真見て、ニヤニヤしてる危ないオッサンはわたしです!電子書籍サイコーです!

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    投稿日: 2015.02.22
  • <デジタル週プレ写真集> 鈴木ちなみ「美人モデル!初水着の衝撃」

    鈴木ちなみ, 唐木貴央

    <デジタル週プレ写真集> 鈴木ちなみ「美人モデル!初水着の衝撃」

    鈴木ちなみ,唐木貴央

    集英社

    サイコーです

    表紙の写真が新聞広告に出た時に、惹きつけられて購入。 すっかり、ファンになってしまいました。 「書籍説明」とおり「愛でたい人」です。 幾度となく癒やされております。

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    投稿日: 2015.02.22
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