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上海かんすけさんのレビュー
いいね!された数45
  • アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

    アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

    深町秋生

    幻冬舎文庫

    瑛子さんの生存本能と言うか生命力がはんぱない

    他の方が書いているように、普通の男(特定の職業も含む)が太刀打ちできないダイ・ハードな主人公。 彼女の行動原理には狂気が含まれていますが、突き動かすエネルギーは復讐。 何しろくじけない彼女に誰もが惚れてしまう事でしょう。  シリーズ全巻読了しました

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    投稿日: 2016.12.09
  • 洞窟オジさん

    洞窟オジさん

    加村一馬

    小学館

    淡々と読み進めてしまいました

    凄く感動する内容ではなく、また、悲劇でもない。 ただ、当時、彼には逃げる場所や助けてくれる人がいなくて「社会」から逃げた。 でも、野生にはならず、良心も捨てなかった。オジサンには南の島で発見された旧日本軍の兵士が人間性を捨ててゲリラ化しメディアによって「神格化」された悲劇とは真逆な人間臭さと希望があります。 私は心温まる事はなかったのですが、人は必ず人と関わらなければならないし、幸せのあり方はやはり人によって違うとあらためて感じました。

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    投稿日: 2016.12.09
  • 太陽の村

    太陽の村

    朱川湊人

    小学館

    情けない主人公がすごろくの世界でがんばり・・・・・

    ちょっとだけボーイミーツガールなお話です。 と言っても、引きこもりのあんちゃん。 外界(異世界)に引きづりこまれて日々を過ごすうちに内面が変わっていきます。 最後の決断はどのようにも取れます。 恐らく、作者が決断を読者にゆだねているのでしょう。

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    投稿日: 2016.12.09
  • 津軽百年食堂

    津軽百年食堂

    森沢明夫

    小学館

    こうして、男女はわかれるんだろうな

    とまあ、そういう風に思いながら読みましたが。 各時代の主人公達、今を生きる人達を綴りながら、物語は終局(新しい一歩)へと向かいます。 投げやりで後ろめたかった主人公(現代)がだんだんと自分を取り戻していきます。 読後、家族に電話をかけてみました。とても暖かいお話です。

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    投稿日: 2016.12.09
  • 罪

    カーリン・アルヴテーゲン,柳沢由実子

    小学館

    サイコ女の狙いは何だ!!

    イカレタ女に狙われる社長と反撃に出ますが、反撃に出るまでがつらく、反撃に出た後も厳しい。。。。。。。 イカレタ奴に追い込まれると大変だ!と言う、巻き込まれる前から人世不当たりな主人公がいかにしてその状況を回避するか。 人間再生の物語。ジェットコースター小説です。

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    投稿日: 2016.12.09
  • 消滅のリスト

    消滅のリスト

    五條瑛

    小学館

    推理小説と思いましたが・・・・・

    これは冒険小説です。 登場人物の数名がミステリアスですが、行動して謎を解き、真相に迫ろうとする話の流れはさながら冒険小説。 ミステリーの枠にとらわれない作品です。一度作られたシステムは年をおうごとに肥大化し権威化する。保守をする勢力、それに真っ向勝負をかける人達。

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    投稿日: 2016.12.09
  • 震える牛

    震える牛

    相場英雄

    小学館

    小説のカギは食の安全ですが・・・・

    面白かった。 事件を追う登場人物たちとともに社会の闇の部分を垣間見ます。 小説の主題は食の安全の様に見えて、実は都市破壊を描いています。これは先のソーラパネル問題による「不動産転売と環境破壊」に近く、もしかしたらそういう事が繰り返されているのではないかと・・・・・・・

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    投稿日: 2016.12.09
  • 絶品! 海軍グルメ物語

    絶品! 海軍グルメ物語

    平間洋一,高森直史,齋藤義朗

    新人物文庫

    調理方法が複雑ではない

    最近のグルメ本やサイトに出ている調理よりも、こちらの方が断然らくちんに感じました。 雑学も身に付きお得です。また、調理写真や当時の資料などもあり、参考になります。

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    投稿日: 2016.12.09
  • 蛇神

    蛇神

    今邑彩

    角川ホラー文庫

    運命の連鎖

    いやはや、それにしたっておぞましい。 逃げられない運命と運命を管理する人達。 郷土の神の長い手。 ・・・・・・なのですが、この一冊では全く話が完結していません。どうやらシリーズ揃えないと謎の答えや結末を見ることが出来ない模様。 もやもやします!

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    投稿日: 2016.12.09
  • 墓地を見おろす家

    墓地を見おろす家

    小池真理子

    角川ホラー文庫

    スチーブンキングの霧?の様な

    最初はライトなホラーかと思いながら読み進めましたが、中盤から絶対に逃げられない罠?と言う環境。 主人公が女性なのですが、男性達が笑ってしまうほど頼りない。 追い詰められていく、と言うよりも行き場をなくしていく恐怖。ジワジワです。ワンコ、もっと頑張れ!!

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    投稿日: 2016.12.09