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三森雪さんのレビュー
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  • 春日坂高校漫画研究部 第2号 夏は短しハジケヨ乙女!

    春日坂高校漫画研究部 第2号 夏は短しハジケヨ乙女!

    あずまの章,ヤマコ

    角川ビーンズ文庫

    青春的甘酸っぱさは別に、恋愛が必須条件ではありません。

    二次元ライフなリホコさんがリア充時空に巻き込まれ、夏のプールに同級生と男女混合で行ってみたり避暑地夏合宿したり恋人未満デートしたりする話。ヤンキー同士の乱闘騒動とか入院もオプションでつきます。 地味系文学少女が振り回されているように見えて案外計算高く振り・・・回せてない系青春どたばたコメディ。あらすじだと三角関係っぽく書かれてますが、これはどう考えてもお姉ちゃん子でツンデレなギャル妹と、無愛想カリスマヤンキーな兄の家族萌えです。あと友情萌え。教室カースト最上位的あか抜けてる系女子力高めな真柴さんたちと仲良くなっちゃってるリホコちゃんにきゅん。 そしてちょっと気まずくなった妹や真柴さんの間を取り持ってくれる正統派ヒーローな岩迫くんも良い子だよなー!「キスは、本当に好きな事だけする大切なもの」とか言えちゃうイケメン力にひれ伏す(言わせたのはリホコさんです。)

    2
    投稿日: 2014.10.04
  • 春日坂高校漫画研究部 第1号 弱小文化部に幸あれ!

    春日坂高校漫画研究部 第1号 弱小文化部に幸あれ!

    あずまの章,ヤマコ

    角川ビーンズ文庫

    ときめけば、ときめくとき、ときめかれ。

    漫画研究部に所属する、恋もオシャレも無関心の二次元大好きっ子な主人公が、突然現れたリア充ボーイズに振り回される話。 なんか表紙とあらすじのせいで今少女小説界では流行の逆ハー的様相を呈してますが、いやいやこれは部活青春ものです。部活の修羅場(同人誌入稿〆)を乗り越えたり、部活消滅の危機に文化部共々立ち向かったり。 主人公リホコちゃんは、必死さと地味系女子特有の斜め下目線が可愛かったり、吹っ切れると不良相手に他の不良をけしかけたりする気風の良さが素敵。ジャンル分けすると定番の「鈍感系主人公」ですが、ちょっと鈍感成分が間違ってる。 主人公カップル(たぶん) の初々しさが2周回って王道っぽいのもなんか好きです。文学少女と爽やかスポーツ少年。胸キュン必至のドタバタ青春ラブコメディです。あと通称「残念なイケメン」の後輩・五味くんが定期的に「※ただしイケメンに限る。」力を発揮しているのがツボ。

    5
    投稿日: 2014.10.04
  • あめのちはれ 1

    あめのちはれ 1

    びっけ

    B's-LOG COMICS

    思春期少年の揺れ動く繊細な心をTSなギミックで上手く料理した青春群像劇です。

    白状します。思春期男子がわちゃわちゃ仲が良いのと、恋に恋する少女がきゃっきゃうふふと戯れるのが好きです。萌えるのもあるけど癒される。ちなみ中学生の頃からそういうシチュエーションが好きだったんで、母性本能とは別だと思われ。 そんなわけで、男子高校生5人が春の嵐をきっかけに「雨が降ると女の子の体になる」体質になってしまった、とてんやわんやする青春群像劇です。 いわゆるTS(性転換)モノというやつですね。TSは、男(女)なのばれちゃうとどうしよう!?とか、気になる女の子(男の子)と同性の友達になっちゃったよえぇっ?、みたいな心の揺れが醍醐味ですが、「あめのちはれ」もそんなパニック感を表現しつつ、集団TSならではのテンパってる者同士の共感や友情が描かれていて2倍愉しい。しかも、普段男子校なのに女体化する時は女子校に通う、という素晴らしいシチュエーションにじったんばったん萌え転げれます。

    4
    投稿日: 2014.09.29
  • 読むだけであなたの仕事が変わる 「強い文章力」養成講座

    読むだけであなたの仕事が変わる 「強い文章力」養成講座

    川上徹也

    ダイヤモンド社

    ブログやレビューの「タイトル」で毎回悩める同志とシェアしたい、キャッチコピー力の本!

    このレビュー自体、本文よりタイトルで時間かかってます。 コピーライター著者による、受け手に「刺さる」キャッチコピー力の基礎と応用。具体的な手法と豊富な事例に、かぶりつきで読みました。すごく良いです。 読まれる文章には、受け手が「自分ごと」と認識してくれる、短く的確で"ベネフィット"のあるキャッチコピーが必要です、にまず目から鱗。 かばん1つとっても、「当社比15%軽量化」というファクト(事実)、「軽い」というメリット(一般的利点)では足りなくて、「あなたを肩こりから解放する」というベネフィット(受け手の利益)まで踏み込んでこそ、に納得と衝撃。AppleのCMはこれが上手いのだそうな。 応用編では、読まれる企画書、メール、プレスリリースなどの文章術で、こちらも電子書籍にマーカー引きまくりでした。企画書はタイトルが9割、構成は起承転結でなく序破急、とか。プレスリリースはマスコミが記事にしやすい大義やニュース性を先読みする、とか。本気で、職場の新人研修で参考書籍に推薦したい気分。

    10
    投稿日: 2014.09.27
  • 僕らはいつも 1

    僕らはいつも 1

    藤宮あゆ

    マーガレット

    ママレード・ボーイ世代が手に取ると、耳の奥であのBGMが流れる青春恋愛マンガ。

    ママレード・ボーイをご存知でしょうか。両親の離婚&再婚でイケメンな同級生と一つ屋根の下で暮らす事になった元気少女を中心とする恋愛マンガです。主人公の親友で、茗子さんという大人びた美少女がいるんですが、こっそり先生とおつき合いしてるのですよ。 当時、「先生と恋仲になる女子生徒」にカルチャーショックを受けた純な女性陣も多いんじゃないかなー。このマンガにも「先生を慕う女子生徒」が出てきます。主人公の親友・冴花さんです。しかも先生とのやり取りは手紙です、メールのご時世に。遠距離なんです。 そんなわけで、幼馴染み3人の元に昔一時滞在した男の子が家庭の事情で田舎町に帰ってきて・・・から始まる青春な恋物語。恋愛ベクトル行ったり来たり、秘密とすれ違い、甘酸っぱい高校生活、みたいなベタ要素が相まって、日曜朝のあのメロディが蘇ります。

    0
    投稿日: 2014.09.27
  • 執事が教える 相手の気持ちを察する技術

    執事が教える 相手の気持ちを察する技術

    新井直之

    中経出版

    水曜日午後1時半からのアポイントの成約率はどれくらいか、という「察する技術」の話。

    執事な櫻井翔さんが眩しいドラマ「謎解きはディナーのあとで」で、執事監修を担当したプロが説く「察する技術」の本。 本のエッセンスとしては「察する技術には観察力、分析力、仮説力が必要」という目新しさのないものですが、そこに至るセレブエピソードが面白い。あーお金持ちってこう考えるのかーとか、セレブすらそこに気を使うのかーとか。執事と言う立場柄、主観ではなく客観、第三者的な「気づき」が28場面にまとめられて、興味深く新鮮に読めます。 自分が特に気になったのは「アポイントの曜日と時間で相手の真剣度を探る」「成功者は日記をつけている」「別れ際こそがゴールデンタイム」「本棚はその人のプレゼンテーションの場である」の4つ。3つ目、打ち合わせ後に出口まで見送りする間の会話こそ、相手の本音が垣間見える、だから何を話すかは事前準備が有効、は次から早速実践する心づもり。

    5
    投稿日: 2014.09.23
  • 片恋トライアングル 1巻

    片恋トライアングル 1巻

    天乃忍

    LaLaDX

    じれっじれのてれってれなぴゅあっぴゅあ。

    これはとても良い一方通行すれ違いトライアングルですね!メーターまっくすに癒されるる。 恋愛初心者感満載の関谷さんと結城くんのじれじれ照れテレ鈍感ぶりはそれはもう「ごちそうさまでした!」なんです。ですがですね、ここはねー、学校一のモテ男なくせに気になる子をイジめちゃう上に無自覚ラブな不憫男子、葛西くんに萌え転がる系漫画です。何たるぴゅあ。3人とも、それぞれ必死に青春を生きていて、何この可愛い生き物!と叫ばざるを得ない。 設定も、作者さんが乙女の萌えツボ狙って突いて来たな!という王道ぶりです。出逢いも王道、それぞれの立場でぐるぐる悩んでモタモタすれ違うのも王道、あ、でもラストはちょっと変化球、かもー、かな。でも、これぞ正しく「王道は愛されてこその王道なんです」感!はー・・・良いもの見さしてもらいました。

    4
    投稿日: 2014.09.23
  • メールはすぐに返信するな。

    メールはすぐに返信するな。

    若林雅樹

    中経出版

    3年目の部下が身に付いていたら「こいつ…デキル!」と思う仕事効率化スキル。

    逆に言えば、5年目の部下がここら辺でもたつくと、ちょっと不安になる仕事効率化"ノウハウ"の本。メールの仕分け、文書整理、会議の下準備と後処理等々。網羅的なので、中堅ベテランも錆び落とし的な"スキル"の見直しチェックリストに使うのに良いと思います。 私的に本書でクリアになった気がするのは、仕事の優先順位マトリクス「重要度×緊急度」で、重要度をさらに因数分解すると「影響度×影響範囲」又は「ボトルネック」である、という部分。他人依存度、将来影響度の高い仕事を優先せよ、という意味ですが、焦るとしばし順位が狂うので気をつけないと、と再確認。 また、付加価値を生む「稼働時間」以外は圧縮せよ=メールを返信して仕事をしたと思うな、あたりは自戒として付箋にしてPCに貼ろうと思います。たまに手段の目的化するのですよ、メール。

    5
    投稿日: 2014.09.22
  • 嫌われる勇気

    嫌われる勇気

    岸見一郎,古賀史健

    ダイヤモンド社

    私は誰かを「ほめる」ことで、権力争いを仕掛けてたようです。

    「本屋さんで売れてる本」ベスト5常連で、何となく敬遠してたアドラー心理学の本。対話形式でアドラー心理学のエッセンスを解いてく内容で、噛み砕いた説明、要所要所でのおさらいなど、導入本的な仕上がり。「何があったか」ではなく「どう解釈するか」のパラダイムシフト(認識の転換)は、結構衝撃です。 すごく耳に痛いなと思ったのが「ほめるという行為には『能力のある人が、能力のない人に下す評価』という側面が含まれています」。ほめるのもぶん殴るのと一緒で、相手にマウンティングする、縦の関係を強いる行為です、というアドラー心理学的解釈。 承認欲求を使った動機付けって当然有効で、私も部下や直属の上司に対して意図的にやります。が、確かにこれは権力争いをソフトに仕掛けてるってことで。対人関係のカードを相手に握らせない、アドラー心理学的考え方からはネガティブな行為であるという"気づき"が、本書一番の自分的ハイライトでした。 ただこの「ほめる」の手法、善意悪意に関わらずやってる人は相当いますよね。そういった意味で、他者に悪用されて、気づかぬうちに縦の関係を強いられないための、自己防衛的心理学本でもあります。

    28
    投稿日: 2014.09.20
  • 思考を広げる まとめる 深める技術

    思考を広げる まとめる 深める技術

    太田薫正

    中経出版

    これから卒論を書こうとする過去の自分に渡してあげたい。

    "一から理論を組み立てる"経験を初めてする時、側にあってほしかった本です。卒論の書き方に迷える学生さん用に、大学の生協へそっと忍ばせておきたい本。定評のあるマッキンゼー印、事例交えてビックリするほど平易で丁寧に書かれてます。 卒論とか、新規開拓型プロジェクトの企画書とか、最初に何をするべきか、迷いませんでしたか。"人が作った文章を組み直し・更新する"経験は日常的にあっても、"一から理論を組み立てる"経験って中々ないものです。 まず何をやって、どう削ぎ落として組み立てて、それを他人から見ても穴がない形に纏め上げるか。本から引用すれば「拡散=広げる力、集約=まとめる力、検証=深める力」の三段階での思考力の鍛え方。こうした思考力って、フレームワークとか仮説力とかより前に鍛える必要がある、基礎体力だと感じます。

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    投稿日: 2014.09.14
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